JPH0820435A - 自動切り出し装置 - Google Patents

自動切り出し装置

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JPH0820435A
JPH0820435A JP17769594A JP17769594A JPH0820435A JP H0820435 A JPH0820435 A JP H0820435A JP 17769594 A JP17769594 A JP 17769594A JP 17769594 A JP17769594 A JP 17769594A JP H0820435 A JPH0820435 A JP H0820435A
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JP
Japan
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belt conveyor
conveyor
cutting
belt
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JP17769594A
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English (en)
Inventor
Shigeyuki Tanaka
重行 田中
Mitsunori Nakajima
満徳 中島
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Sanki Engineering Co Ltd
Original Assignee
Sanki Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 段積みされた複数種類の厚みを有する物品
を、トレイ等を使用せず段積みされた状態のまま、自動
的、且つ、連続的に切り出す。 【構成】 段積み物品100を搬入する搬入コンベヤ2
1と、切り出し方向後方へ俯仰するベルトコンベヤ23
と、当該ベルトコンベヤ23のベルト30上面に設けら
れた最下段物品切り出し用のプッシャ31と、前記ベル
トコンベヤ23上部に設けられ、段積み物品100を当
該俯仰の際に、当該段積み物品100の切り出し方向後
方側面で保持する保持板79と、切り出された1個単位
の物品を搬出する搬出コンベヤ22とから成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、段積みされた雑誌、書
籍、ビデオテープ、カセットテープ等の1個単位の物品
を、1個ずつ切り出す装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、段積みされた物品の切り出し装置
として、例えば、特開昭58−188205号公報に開
示されているような装置が知られている。当該装置は、
傾斜した状態で配置され、傾斜下端側の短面と下面との
各1部分及び上面とが開口した形状のトレイと、当該ト
レイ内から物品を切り出すための爪を装着したベルトコ
ンベヤを有し、当該爪によってトレイ最下段の物品の下
端を保持し、当該物品を1つずつトレイ開口部上方へ切
り出すというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来装置で
は、人手によって、特殊なトレイ内に物品を立てた状態
で、かつ、整列した状態で収納しなければならないとい
う問題点があった。また、トレイの傾斜角が小さいと、
切り出される物品の直上に位置する第2の物品が、当該
切り出される物品の上面と当該第2の物品の下面の摩擦
力によって、当該切り出される物品と共に切り出されて
しまうという問題点があった。当該問題点を解決する手
段として、トレイから物品が切り出される切り出し口
に、物品が1個だけ通り抜けられる1定の高さを有する
間隙を設ける方法が知られている。この手段によれば、
最下段の物品が切り出される時に、当該物品のみが切り
出され、直上に位置する第2の物品が、同時に切り出さ
れることが無い。
【0004】しかし、例えば、書店等から雑誌が、出版
社あるいは取次店へ返品されてきた場合には、当該返品
の切り出し作業は、段積みされた厚みの異なる複数種類
の雑誌を切り出さなければならない。この場合、段積み
された雑誌は、各々厚みが異なるため、1定の高さを有
する間隙によっては、上記第2の物品の切り出しの防止
に対応できないという問題点があった。
【0005】本発明は、従来の切り出し装置が有するこ
のような問題点に鑑みて為されたものであり、その目的
とするところは、段積みされた複数種類の厚みを有する
物品を、トレイ等を使用せず段積みされた状態のまま、
自動的、且つ、連続的に切り出す自動切り出し装置を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る自動切り出し装置は、段積み物品を搬
入する搬入コンベヤと、切り出し方向後方へ俯仰するベ
ルトコンベヤと、該ベルトコンベヤのベルト上面に設け
られた最下段物品切り出し用のプッシャと、前記ベルト
コンベヤ上部に設けられ、段積み物品を俯仰の際に、当
該段積み物品の切り出し方向後方側面で保持する保持板
と、切り出された1個単位の物品を搬出する搬出コンベ
ヤとから成ることを特徴とする。さらに、本発明に係る
自動切り出し装置は、ベルトコンベヤが複数条のベルト
を有し、当該複数条のベルト間の1または複数の間隙
に、段積み物品の最下段物品切り出し時に当該ベルト上
面から突出して最下段から2段目以上の物品の切り出し
を防止する逆転ローラを設けたことを特徴とする。さら
に、本発明に係る自動切り出し装置は、逆転ローラに、
切欠が設けられていることを特徴とする。
【0007】さらに、本発明に係る自動切り出し装置
は、逆転ローラが、当該逆転ローラを昇降する昇降部材
に装着されており、当該昇降部材は、ベルトコンベヤと
共に俯仰する当該ベルトコンベヤの取付台に装着されて
いることを特徴とする。さらに、本発明に係る自動切り
出し装置は、複数のローラが、前記複数条のベルト間の
1または複数の間隙に、縦列配置されて成ることを特徴
とする。さらに、本発明に係る自動切り出し装置は、上
記保持板が、ベルトコンベヤの左右両側部に垂直に設け
られた枢軸を中心に、左右対称に開閉する2枚のゲート
であることを特徴とする。
【0008】さらに、本発明に係る自動切り出し装置
は、上記保持板は、ベルトコンベヤの搬入口に垂直に設
けられた保持枠に沿って上下方向にスライド可能に設け
られたスライド板であることを特徴とする。さらに、本
発明に係る自動切り出し装置は、ベルトコンベヤ上の切
り出し位置の両側に、内側に向かって傾斜する左右対称
の整列板を有することを特徴とする。
【0009】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例に
係る切り出し装置について、最初に、本装置の概要を明
らかにし、次に、本装置の全体構成並びに各機構につき
詳細に説明する。尚、本実施例は、後述する逆転ローラ
機構の作用を、図面上、容易に理解できるように、段積
みされた雑誌を例に説明しているが、段積みされた書
籍、ビデオテープ、あるいは、カセットテープ等の硬質
の表装や、ハードケースの外装を有する物品であって
も、1個ずつ切り出すことが可能である。
【0010】(本装置の概要)図1乃至図6は、本実施
例に係る切り出し装置の概念図である。なお、図2は、
図1の正面図であり、また、図4は、図3の正面図であ
る。本装置は、搬入コンベヤ2と、当該搬入コンベヤ2
と同1平面上に連続して配置した切り出し機構1と、当
該平面の上方に配置した搬出コンベヤ3から構成されて
いる。上記切り出し機構1は、6本のエンドレスベルト
5を掛け渡して成るベルトコンベヤ4と、当該6本のベ
ルトの間隙に3個づつ縦列配置された硬質プラスチック
製の逆転ローラ7と、当該ベルトコンベヤ4の上面両側
部に垂直に設けられたゲート機構9から成る。
【0011】各ベルト5の搬送面側には、段積み物品の
最下段物品を切り出すための2個のプッシャ6を等間隔
に装着する。該各プッシャ6は、隣接する各ベルトの幅
方向の位置において、相互に同期するように配置されて
いる。また、前記各ベルト5の間隙には、最下段から2
段目以上の物品の切り出しを防止する逆転ローラ7が複
数個配置されている。各逆転ローラ7には、円周面の1
部に切欠8が施され、当該各切欠8は、各逆転ローラ7
の回転位置において、相互に同期する。この逆転ローラ
7の回転軸の軸受は、1の台座(図示せず)に装着され
ており、当該台座は、昇降シリンダ(図示せず)により
上下方向に昇降する。当該台座が上昇時には、逆転ロー
ラ7の円周面が、ベルト5の上面から若干突出し、ま
た、下降時には、逆転ローラ7の円周面が、ベルト5上
面に突出しない位置まで降下する。
【0012】最初に、図2に示すように、9冊の雑誌1
3A〜13Iが段積みされた段積み雑誌13が、搬入コ
ンベヤ2により、切り出し機構1へ搬入される。このと
き、逆転ローラ7は、降下位置にあり、また、図1に示
すように、ゲート機構9は開放状態である。段積み雑誌
13が、切り出し機構1のベルトコンベヤ4上の所定位
置まで搬入されると、搬入コンベヤ2、及び、ベルトコ
ンベヤ4が停止する。同時に、図3に示す矢印の方向に
ゲート機構9が閉鎖し、段積み雑誌13の進行方向後方
が閉鎖される(図4参照)。
【0013】次に、切り出し機構1を、軸12を支点と
して、エアシリンダ(図示せず)により段積み雑誌13
の進行方向側を上方へ持ち上げ、傾斜する。(図5参
照)。当該傾斜により、段積み雑誌13は、自重により
ゲート機構9のゲート板11の内側面を押圧しつつ整列
する。次に、図6に示すように、台座(図示せず)が上
昇し、雑誌切り出し方向に対し逆方向に回転する逆転ロ
ーラ7の円周面が、ベルト5の上面から若干突出する。
同時に、切り出し機構1のベルトコンベヤ4が作動し、
ベルト5上に設けられたプッシャ6が、段積み雑誌13
の最下段に位置する雑誌13Aを、搬出コンベヤ3へ押
し出す。この時、雑誌13Aの直上に位置する雑誌13
Bが、雑誌13Aの上面と雑誌13Bの下面との摩擦力
により切り出し方向に移動しようとする。しかし、各逆
転ローラ7の円周面に設けられている切欠8のエッジ
が、雑誌13Bの下面を、切り出し方向の逆方向へ引き
戻すため、雑誌13Bは、雑誌13Aの切り出しにもか
かわらず、切り出し方向には移動しない。このようにし
て、順次、段積み雑誌13の最下段に位置する雑誌が、
1冊づつ切り出され、搬出コンベヤ3上へと搬送され
る。図6は、雑誌13Aが、搬出コンベヤ3上へ搬送さ
れた後、雑誌13Bが切り出されている状態を示す。な
お、同図において、雑誌13Cは、逆転ローラ7により
切り出し方向へ移動していない。
【0014】(全体構成)本装置は、図7に示すよう
に、搬入コンベヤ22と、当該搬入コンベヤ22と同1
平面上に連続して配置した切り出し機構21と、当該平
面の上方に配置した搬出コンベヤ23から構成されてい
る。図7において、当該搬入コンベヤ22、切り出し機
構21、及び、搬出コンベヤ23は、左側から右側へ順
に配設されている。上記切り出し機構21は、中空金属
角材で構成されたフレーム27と、金属板を箱状に形成
した俯仰部28により構成されている。当該俯仰部28
は、後述する軸35と、フレーム27の上端に固定され
た軸受36により、当該フレームに対し切り出し方向後
方に俯仰可能に保持されている。上記切り出し機構21
は、ベルトコンベヤ機構23、逆転ローラ機構24、ゲ
ート機構25、及び、リフト機構26から成る。
【0015】ベルトコンベヤ機構23は、俯仰部28の
上面に固定されており、段積みされた雑誌の最下段の雑
誌を1冊ずつ切り出す機構である。逆転ローラ機構24
は、俯仰部28の下面に固定されており、最下段の雑誌
を切り出す際に、当該最下段の雑誌の直上に位置する雑
誌が、同時に切り出されることを防止する機構である。
ゲート機構25は、俯仰部28の上部に固定されてお
り、搬入コンベヤ22から搬入された段積み雑誌を整列
し、上記俯仰部28と共に俯仰した際に、段積み雑誌を
切り出し方向後方で保持する。リフト機構26は、フレ
ーム27と俯仰部28の中板44と連結しており、俯仰
部28のベルトコンベヤ機構23、逆転ローラ機構2
4、及び、俯仰部28上部のゲート機構25を、フレー
ム27に対して俯仰させる機構である。
【0016】以下、上記切り出し機構の各機構について
分説する。 (ベルトコンベヤ機構)ベルトコンベヤ機構23は、6
対のコンベヤプーリ32、33に、6本のベルト30
が、各々、装着されたベルトコンベヤと、2本のローラ
50、51から成るローラコンベヤから構成されてい
る。上記ベルトコンベヤの6個のコンベヤプーリ33の
各々の軸42は、俯仰部28の中板44に固定されてい
るガイド板43に、各々保持されている。また、上記ベ
ルトコンベヤの6個のコンベヤプーリ32の駆動軸34
と同軸に配設された外軸35が、フレーム27上端に固
定されている軸受36に保持されている。また、この外
軸35は、同時に、俯仰部28の側板を貫通保持してい
る。
【0017】1方、上記ローラコンベヤの2本のローラ
50、51は、各々の両端において、俯仰部28側板に
回転可能に保持されている。上記ベルトコンベヤの各ベ
ルト30の外周面には、雑誌を切り出すための2個のプ
ッシャ31が等間隔で装着されており、当該各プッシャ
31は、6本の各ベルト上での任意の位置において、相
互に同期するように配置されている。尚、当該プッシャ
31の突起の高さ長は、切り出される物品の内、最も厚
みの薄い物品の厚み長よりも小さい。各コンベヤプーリ
32の駆動軸34の軸端には、プーリ38が装着されて
いる。このプーリ38には、タイミングベルト37を介
して、プーリ39が連結しており、当該プーリ39は、
クラッチブレーキ40を介して、モータ41によって駆
動される。1方、ローラコンベヤの2本のローラ50、
51は、ベルト52によりプーリを介して連動し、ベル
ト53を介して俯仰部28側板に固定されたモータ54
と連結されている。
【0018】(逆転ローラ機構)逆転ローラ機構は、5
組の縦列配置した逆転ローラ60、61、62と、当該
逆転ローラを昇降させる昇降シリンダ等から構成され
る。当該各逆転ローラ60、61、62のローラ軸6
6、67、68は、当該軸両端において、ガイド板69
に各々保持され、また、当該ガイド板69は、昇降板7
0の上面に垂直に固定されている。この昇降板70は、
当該昇降板のの下面において、俯仰部底面74の上面に
配設された昇降シリンダ71、及び、正確な昇降動作を
維持するガイドシャフト73により昇降自在に保持され
ている。また、昇降板70は、俯仰部28の両側板に2
本ずつ装着された4本の昇降シリンダ72によって、保
持されている。
【0019】上記各逆転ローラ60、61、62には、
切欠63、64、65が設けられている。この切欠6
3、64、65は、ローラの外周の円弧を直線状に切り
欠いたものであり、各逆転ローラの円弧上の2箇所にエ
ッジを形成している。尚、当該切欠の代わりに、逆転ロ
ーラ円周面に、ギャザー状の突起を設けでもよい。逆転
ローラ60は、ベルト55により、逆転ローラ61と連
動し、また、逆転ローラ62は、ベルト56により、逆
転ローラ61と連動する。逆転ローラの回転軸端部に設
けられたプーリ58は、ベルト57を介して、駆動軸3
4の端部に設けられたプーリ59と連動する。尚、図9
に示すように、昇降板70の両側端部上面には、2枚の
整列板75が、下方に向かって狭まるように対称に装着
されており、当該2枚の整列板75は、昇降板70の昇
降と共に、昇降する。上記ガイド板69に保持された5
組の逆転ローラ60、61、62は、ベルトコンベヤ機
構の6本のベルト30の間に位置する。また、昇降シリ
ンダ71、72の作動により、昇降板70が上昇した場
合には、逆転ローラ60、61、62の円周面が、ベル
ト30の上面から若干突出し、また、昇降板70が下降
した場合には、逆転ローラ60、61、62の円周面
が、ベルト30の上面に突出しない位置まで降下する。
【0020】(ゲート機構)ゲート機構は、L字型の金
属製アーム80と、上下のアーム80間に装着された4
本の保持枠により構成された左右対称の1対のゲート7
9と、当該ゲート79を、開閉するシリンダ等により構
成される。上記ゲート79は、アーム80の基部におい
て、俯仰部側板29の上部に延在する両側のゲート部側
板86の外側に、ヒンジ軸83により揺動可能に装着さ
れている。このヒンジ軸83には、クランク82の1端
が固定されており、他端には、ゲート部側板86に装着
された開閉シリンダ84のロッドが連結されている。
尚、ゲート部側板86の側面には、断積みされた物品を
確認するための確認扉85が設けられている。開閉シリ
ンダ84のロッドが、当該シリンダ内に引き込まれる
と、クランク82が、ヒンジ軸83を回転し、アーム8
0をゲート部側板86へ引き寄せることにより両ゲート
79が閉鎖する。また、開閉シリンダ84のロッドが、
当該シリンダ内から押し出されると、クランク82が、
ヒンジ軸83を回転し、アーム80をゲート部側板から
外側に押し広げることにより両ゲートが開かれる。図8
において、開放された両ゲートは、破線で示されてい
る。
【0021】尚、当該ゲート機構は、ベルトコンベヤ機
構の書籍を搬入する搬入口に垂直に設けられた保持枠
と、当該保持枠の内側に垂直に穿設されたガイド溝と、
当該ガイド溝に沿って上下方向にスライド可能に設けら
れたスライド板で構成されるものであってもよい。この
スライド板によるゲート機構は、上記の2枚のゲート7
9によるゲート機構に比べ、切り出し機構20の左右方
向への張り出し動作が無いため、作業員の安全性が向上
するという利点がある。
【0022】(リフト機構)リフト機構26は、リフト
用シリンダ90等から構成される。当該リフト用シリン
ダ90は、当該シリンダの本体が、フレーム27に固定
された台座94に、揺動軸93により、揺動可能に装着
されており、また、当該シリンダのシャフトの端部に接
続されたナックルジョイント92が、俯仰部28の中板
44の下面に取り付けられたベース91に枢軸可能に連
結している。リフト用シリンダ90に、高圧エア供給装
置(図示せず)高圧エアが供給されると、当該シリンダ
のシャフトが伸長し、俯仰部28の中板44を押し上げ
る。当該作動により、俯仰部28が、外軸35を支点と
して切り出し方向後方に俯仰し、また同時に、俯仰部2
8に固定されているベルトコンベヤ機構23、逆転ロー
ラ機構24、及び、俯仰部28上部のゲート機構25
が、フレーム27に対して俯仰する。図10は、当該俯
仰状態を示している。リフト用シリンダ90から、高圧
エアを排出すると、当該シリンダのシャフトが、俯仰部
28、及び、俯仰部28の上部のゲート機構25の自重
により、当該シリンダ内に押し込まれ、俯仰部27は、
元の水平位置まで下降する。
【0023】(作用)最初に、13冊の段積みされた雑
誌100が、搬入コンベヤ21により、切り出し機構2
1へ搬入される。この時、逆転ローラ機構24は、降下
位置にあり、また、ゲート機構25は開放状態である。
次に、段積みされた雑誌100を、切り出し機構21上
の所定位置まで搬入するために、制御盤(図示せず)
が、クラッチブレーキ40を接続し、モータ41の駆動
力を伝達することでベルトコンベヤ機構23のベルト3
0、及び、逆転ローラ機構24の逆転ローラ60、6
1、62が回転する。しかし、逆転ローラ機構24は、
下降位置にあるため、逆転ローラ60、61、62は、
段積みされた雑誌の最下段に位置する雑誌の底面に干渉
することはない。尚、上記搬入コンベヤ21には、複数
の段積み雑誌が搭載されており、1の段積み雑誌が切り
出し機構21に搬入されると、センサ(図示せず)が感
知し、当該感知信号を制御盤(図示せず)に送信して、
自動的に、搬入コンベヤ21は停止する。
【0024】さらに、ベルトコンベヤ機構23上に搬入
された段積み雑誌100の段積み状態が不揃いであって
も、整列板75により、段積み雑誌100の最下段の雑
誌は、切り出し方向の左右方向において、所定の位置に
配置させられる。段積み雑誌100が、切り出し機構2
1のベルトコンベヤ機構23上の所定位置まで搬入され
ると、センサ(図示せず)が、感知信号を制御盤(図示
せず)に送信し、当該制御盤が、搬入コンベヤ22を停
止させると共に、ベルトコンベヤ機構23のクラッチブ
レーキ40を切り離し、ベルト30と、逆転ローラ6
0、61、62を停止させる。この制御盤は、同時に、
ゲート機構25の開閉シリンダ84から、高圧エアを高
圧エア供給装置(図示せず)により吸引し、段積み雑誌
100の切り出し方向後方面の直後において、ゲート7
9を閉鎖する。図7は、上記のゲート79が閉鎖した状
態を示している。
【0025】次に、上記制御盤(図示せず)が、リフト
用シリンダ90へ、高圧エアを高圧エア供給装置(図示
せず)から供給し、当該シリンダのロッドを伸長させ
る。当該ロッドの伸長により、俯仰部28及び俯仰部2
8の上部のゲート機構25は、外軸35を支点として、
切り出し方向後方へと俯仰し、傾斜する。同時に、当該
傾斜により、ベルトコンベヤ機構23上に搬入されてい
る段積み雑誌100は、自重によって、ゲート79の内
側面を押圧しつつ整列する。従って、ベルトコンベヤ機
構23上に搬入された段積み雑誌100の段積み状態が
不揃いであっても、切り出し方向の前後方向において、
自動的に整列させられる。
【0026】次に、上記制御盤(図示せず)が、昇降シ
リンダ71、72、高圧エアを高圧エア供給装置(図示
せず)から供給し、当該シリンダのロッドを伸長させ
る。当該ロッドの伸長により、昇降板70が上昇し、逆
転ローラ60、61、62の円周面が、ベルト30の上
面から若干突出する。次に、クラッチブレーキ40の接
続により、ベルトコンベヤ機構23のベルト30の作動
を開始する。また、クラッチブレーキ40の接続は、逆
転ローラ60、61、62を、切り出し方向の逆方向に
回転させる。同時に、制御盤(図示せず)により、モー
タ54を作動させ、ローラ50、51を、切り出し方向
へ回転させる。
【0027】ベルト30上に設けられたプッシャ31
が、切り出し方向へ移動して行き、段積み雑誌100の
最下段に位置する雑誌100Aの切り出し方向後方の側
面に接触し、当該雑誌を搬出コンベヤ22へ押し出す。
この時、雑誌100Aの直上に位置する雑誌100B
が、雑誌100Aの上面と雑誌100Bの下面との摩擦
力により切り出し方向に移動しようとする。しかし、段
積み雑誌100は、傾斜して保持されており、また、各
逆転ローラ60、61、62の円周面に設けられている
切欠63のエッジが、雑誌100Bの下面を、切り出し
方向の逆方向へ引き戻すため、雑誌100Bは、雑誌1
00Aの切り出しにもかかわらず、切り出し方向には移
動しない。
【0028】当該逆転ローラ機構24による上記切り出
し防止機能により、俯仰部28及び俯仰部28の上部の
ゲート機構25の傾斜角度を、大きくする必要が無い。
従って、リフト機構26の俯仰動作時間が短縮され、単
位時間当りの切り出し物品数を多くできるという利点が
ある。また、傾斜角度が小さくて済むことは、本装置の
重心移動が少ないため、装置全体が安定し、安全である
だけではなく、有害な振動・騒音の点においても格別の
利点がある。
【0029】さらに、逆転ローラ機構は、3個の逆転ロ
ーラ60、61、62が、ベルト30間の間隙に、縦列
配置されていることにより、雑誌下面を、切り出し方向
において、広い範囲で捕らえることが可能となり、より
確実な切り出し防止の効果がある。尚、逆転ローラ6
0、61、62の引き戻し動作により、雑誌100B
が、切り出し方向に対して左右方向にずれても、整列板
75が、当該雑誌100Bの上記左右方向のずれを修正
しつつコンベヤ機構23上の切り出し所定位置に落下す
る。このようにして、順次、段積み雑誌100の最下段
に位置する雑誌が、1冊づつ切り出され、ローラ50、
51上を通過して、搬出コンベヤ22上へと搬送され
る。図10は、雑誌100Aが、搬出コンベヤ22上へ
搬送された後、雑誌100Bが切り出されている状態を
示す。なお、同図において、雑誌100Cは、逆転ロー
ラ60により切り出し方向へ移動していない。
【0030】段積み雑誌100が、全て切り出され、切
り出し作業が終了すると、ゲート機構25内に雑誌が存
在しないことを、センサ(図示せず)が検知する。当該
センサの検知信号が、制御盤(図示せず)に送信される
と、当該制御盤は、ゲート機構25の開閉シリンダ84
に、高圧エア供給装置(図示せず)から高圧エアを供給
し、ゲート79を閉鎖する。また、当該制御盤は、逆転
ローラ機構24の昇降シリンダ71、72内の高圧エア
を、高圧エア供給装置により吸引し、逆転ローラ機構2
4を下降位置に戻す。また、当該制御盤は、リフト機構
26のリフト用シリンダ90内の高圧エアを、高圧エア
供給装置により吸引し、俯仰部28及び俯仰部28の上
方に位置するゲート機構25を下降させ、水平位置に戻
す。上記行程の後に、当該制御盤は、搬入コンベヤ21
を作動し、次の段積みされた雑誌をベルトコンベヤ機構
21上に搬入し、当該次の段積み雑誌の切り出しを自動
的に開始する。
【0031】
【発明の効果】本発明においては、搬入コンベヤ上に段
積み物品を搬入するだけで、自動的、且つ、連続的に切
り出し作業を行うことができる。さらに、本発明では、
逆転ローラ機構により、様々な厚みを有する物品が段積
みされていても、確実に1物品ずつ切り出すことが可能
であり、段積み物品の最下方の直上に位置する物品が誤
って切り出されることがない。さらに、本発明では、搬
入コンベヤ上に段積みされた物品が、正確に積み上げら
れていない場合であっても、コンベヤ機構の俯仰及び整
列板によって、確実に1物品ずつ切り出すことが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る自動切り出し装置の概念
図であり、搬入コンベヤ2から、切り出し機構1上へ、
段積み雑誌を搬入している状態を示した平面図である。
【図2】図1に示されている概念図の正面図である。
【図3】本発明の実施例に係る自動切り出し装置の概念
図であり、段積み雑誌が、切り出し機構1上に搬入され
た状態を示した平面図である。
【図4】図3に示されている概念図の正面図である。
【図5】本発明の実施例に係る自動切り出し装置の概念
図であり、切り出し機構1を、俯仰させた状態を示す正
面図であり、
【図6】本発明の実施例に係る自動切り出し装置の概念
図であり、段積み雑誌の切り出し行程を示す正面図であ
る。
【図7】本発明の実施例に係る自動切り出し装置の正面
図である。
【図8】図7に示されている切り出し機構20の平面図
である。
【図9】図7に示されている切り出し機構20の左側面
図である。
【図10】図7の自動切り出し装置であって、図7に示
されている切り出し機構20が、俯仰した状態を示す正
面図である。
【符号の説明】
1 切り出し機構 2 搬入コンベヤ 3 搬出コンベヤ 4 ベルトコンベヤ 5 ベルト 6 プッシャ 7 逆転ローラ 8 切欠 9 ゲート機構 10 ゲート板 12 軸 13 雑誌 20 切り出し機構 21 搬入コンベヤ 22 搬出コンベヤ 23 ベルトコンベヤ機構 24 逆転ローラ機構 25 ゲート機構 26 リフト機構 27 フレーム 28 俯仰部 29 俯仰部側板 30 ベルト 31 プッシャ 32、33 コンベヤプーリ 34 駆動軸 35 外軸 36 軸受 37 タイミングベルト 38、39 プーリ 40 クラッチブレーキ 41 モータ 42 軸 43 ガイド板 44 中板 50、51 ローラ 52、53 ベルト 54 モータ 55、56、57 ベルト 58、59 プーリ 60、61、62 逆転ローラ 63、64、65 切欠 66、67、68 ローラ軸 69 ガイド板 70 昇降板 71、72 昇降シリンダ 73 ガイドシャフト 74 俯仰部底板 75 整列板 79 ゲート 80 アーム 81 保持枠 82 クランク 83 ヒンジ軸 84 開閉シリンダ 85 確認扉 86 ゲート部側板 90 リフト用シリンダ 91 ベース 92 ナックルジョイント 93 揺動軸 94 台座

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 段積み物品を搬入する搬入コンベヤと、
    切り出し方向後方へ俯仰するベルトコンベヤと、該ベル
    トコンベヤのベルト上面に設けられた最下段物品切り出
    し用のプッシャと、前記ベルトコンベヤ上部に設けら
    れ、段積み物品を俯仰の際に、当該段積み物品の切り出
    し方向後方側面で保持する保持板と、切り出された1個
    単位の物品を搬出する搬出コンベヤとから成ることを特
    徴とする自動切り出し装置。
  2. 【請求項2】 前記ベルトコンベヤは、複数条の前記ベ
    ルトを有し、当該複数条のベルト間の1または複数の間
    隙に、段積み物品の最下段物品切り出し時に当該ベルト
    上面から突出して最下段から2段目以上の物品の切り出
    しを防止する逆転ローラを設けたことを特徴とする請求
    項1記載の自動切り出し装置。
  3. 【請求項3】 前記逆転ローラには、切欠が設けられて
    いることを特徴とする請求項2記載の自動切り出し装
    置。
  4. 【請求項4】 前記逆転ローラは、当該逆転ローラを昇
    降させる昇降部材に装着されており、当該昇降部材は、
    前記ベルトコンベヤと共に俯仰する当該ベルトコンベヤ
    の取付台に装着されていることを特徴とする請求項2ま
    たは請求項3のいずれかの項に記載の自動切り出し装
    置。
  5. 【請求項5】 前記逆転ローラは、複数のローラが、前
    記複数条のベルト間の1または複数の間隙に、縦列配置
    されて成ることを特徴とする請求項2乃至請求項4のい
    ずれかの項に記載の自動切り出し装置。
  6. 【請求項6】 前記保持板は、前記ベルトコンベヤの左
    右両側部に垂直に設けられた枢軸を中心に、左右対称に
    開閉する2枚のゲートであることを特徴とする請求項1
    乃至請求項5のいずれかの項に記載の自動切り出し装
    置。
  7. 【請求項7】 前記保持板は、前記ベルトコンベヤの搬
    入口に垂直に設けられた保持枠に沿って上下方向にスラ
    イド可能に設けられたスライド板であることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項5のいずれかの項に記載の自動切
    り出し装置。
  8. 【請求項8】 前記ベルトコンベヤ上の切り出し位置の
    両側に、内側に向かって傾斜する左右対称の整列板を有
    することを特徴とする請求項1乃至請求項7記載の自動
    切り出し装置。
JP17769594A 1994-07-07 1994-07-07 自動切り出し装置 Pending JPH0820435A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5616419A (en) * 1995-06-07 1997-04-01 Rohm And Haas Company Method of producing coating on reconstituted wood substrate
US7704037B2 (en) * 2005-12-23 2010-04-27 Kolbus Gmbh & Co. Kg Device for destacking cubic printed products

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