JPH08204160A - 不揮発性半導体メモリ装置 - Google Patents

不揮発性半導体メモリ装置

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JPH08204160A
JPH08204160A JP1192095A JP1192095A JPH08204160A JP H08204160 A JPH08204160 A JP H08204160A JP 1192095 A JP1192095 A JP 1192095A JP 1192095 A JP1192095 A JP 1192095A JP H08204160 A JPH08204160 A JP H08204160A
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cell transistor
dummy
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floating gate
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Masanori Kajitani
雅典 梶谷
Minoru Hamada
稔 浜田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フローティングゲートを有する不揮発性半導
体メモリ装置の読み出しデータの判定動作を安定にす
る。 【構成】 行列配置されるメモリセルトランジスタ21
と共に、第1及び第2のダミーセルトランジスタ29、
30を配置する。第1のダミーセルトランジスタ29
は、奇数行のメモリセルトランジスタ21と同じ向きに
配置し、第2のダミーセルトランジスタ30は、偶数行
のメモリセルトランジスタ21と同じ向きに配置する。
各ダミーセルトランジスタ29、30のドレインにダミ
ービット線31を接続し、アドレス情報に基づいて特定
のメモリセルトランジスタ21及びダミーセルトランジ
スタ29、30の一方が選択されたときに、ダミービッ
ト線31に表れる基準電位VBとビット線23に表れる
電位VDとの差を差動アンプ28で取り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フローティングゲート
とこのフローティングゲートに重なって配置されるコン
トロールゲートとを有する不揮発性半導体メモリ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】メモリセルが単一のトランジスタからな
る電気的に消去可能なプログラマブルROM(EEPROM:El
ectrically Erasable Programmable ROM)においては、
フローティングゲートとコントロールゲートとを有する
2重ゲート構造のトランジスタによって各メモリセルが
形成される。このような2重ゲート構造のメモリセルト
ランジスタの場合、フローティングゲートのドレイン領
域側で発生したホットエレクトロンを加速してフローテ
ィングゲートに注入することでデータの書き込みが行わ
れる。そして、FN伝導(Fowler-Nordheim tunnelling)
によってフローティングゲートからコントルールゲート
へ電荷を引き抜くことでデータの消去が行われる。
【0003】図4は、フローティングゲートを有する不
揮発性半導体メモリ装置のメモリセル部分の平面図で、
図5は、そのX−X線の断面図である。この図において
は、コントロールゲートがフローティングゲートと並ん
で配置されるスプリットゲート構造を示している。P型
のシリコン基板1の表面領域に、選択的に厚く形成され
る酸化膜(LOCOS)よりなる複数の分離領域2が短冊状に
形成され、素子領域が区画される。シリコン基板1上
に、酸化膜3を介し、隣り合う分離領域2の間に跨るよ
うにしてフローティングゲート4が配置される。このフ
ローティングゲート4は、1つのメモリセル毎に独立し
て配置される。また、フローティングゲート4上の酸化
膜5は、フローティングゲート4の中央部で厚く形成さ
れ、フローティングゲート4の端部を鋭角にしている。
これにより、データの消去動作時にフローティングゲー
ト4の端部で電界集中が生じ易いようにしている。複数
のフローティングゲート4が配置されたシリコン基板1
上に、フローティングゲート4の各列毎に対応してコン
トロールゲート6が配置される。このコントロールゲー
ト6は、一部がフローティングゲート4上に重なり、残
りの部分が酸化膜3を介してシリコン基板1に接するよ
うに配置される。また、これらのフローティングゲート
4及びコントロールゲート6は、それぞれ隣り合う列が
互いに面対称となるように配置される。コントロールゲ
ート6の間の基板領域及びフローティングゲート4の間
の基板領域に、N型のドレイン領域7及びソース領域8
が形成される。ドレイン領域7は、コントロールゲート
6の間で分離領域2に囲まれてそれぞれが独立し、ソー
ス領域8は、コントロールゲート6の延在する方向に連
続する。これらのフローティングゲート4、コントロー
ルゲート6、ドレイン領域7及びソース領域8によりメ
モリセルトランジスタが構成される。そして、コントロ
ールゲート6上に、酸化膜9を介して、アルミニウム配
線10がコントロールゲート6と交差する方向に配置さ
れる。このアルミニウム配線10は、コンタクトホール
11を通して、ドレイン領域7に接続される。
【0004】このような2重ゲート構造のメモリセルト
ランジスタの場合、フローティングゲート4に注入され
る電荷の量によってソース、ドレイン間のオン抵抗値が
変動する。そこで、フローティングゲート4に選択的に
電荷を注入することにより、特定のメモリセルトランジ
スタのオン抵抗値を変動させ、これによって生じる各メ
モリセルトランジスタの動作特性の差を記憶するデータ
に対応付けるようにしている。
【0005】図6は、図4に示したメモリセル部分の回
路図である。例えば、3行×3列配置された2重ゲート
構造のメモリセルトランジスタ12は、コントロールゲ
ートがワード線13に接続され、ドレイン及びソースが
それぞれビット線14及びソース線15に接続される。
通常は、各メモリセルトランジスタ12のコントロール
ゲート6自体をワード線13とし、コントロールゲート
6の方向に連続するソース領域8自体をソース線15と
して動作させるようにしている。そして、ドレイン領域
7に接続されるアルミニウム配線10がビット線14と
なる。ビット線14の一端は、抵抗16を介して電源に
接続され、他端は、選択トランジスタ17を介してデー
タ線18に接続される。そして、データ線18は、差動
アンプ19の一方の入力に接続される。差動アンプ19
の他方の入力には、一対のMOSトランジスタを直列に
接続した基準電位発生回路20から出力される基準電位
VR1が与えられる。
【0006】ワード線13には、ロウデコーダから供給
される行選択信号DXが印加され、ワード線13の内の
1つがアドレスデータの指定に基づいて選択されると、
そのワード線13に接続されるメモリセルトランジスタ
12が1行単位で活性化される。選択トランジスタ17
のゲートには、カラムデコーダから供給される列選択信
号DYが印加され、特定の選択トランジスタ17がアド
レスデータに応じて選択的にオンすると、ビット線14
の内の1つがデータ線18に接続される。これにより、
行選択信号DX及び列選択信号DYに応答して、特定の
メモリセルトランジスタ12が選択されてデータ線18
に接続される。
【0007】データの読み出し動作時には、各ソース線
15が接地されるため、特定のメモリセルトランジスタ
12が選択されると、電源から抵抗16及びメモリセル
トランジスタ12を通して接地側へ電流が流れる。この
とき、ビット線14に表れる電位VBは、電源電位を抵
抗16の抵抗値とメモリセルトランジスタ12のオン抵
抗値とで分圧した値となる。そこで、このビット線14
に表れる電位VBをデータ線18に読み出し、基準電圧
VR1と比較することにより、メモリセルトランジスタ1
2のオン抵抗値、即ち、メモリセルトランジスタ12に
記憶されたデータの判定を行っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のメモリセルトラ
ンジスタ12においては、製造工程でのばらつきやフロ
ーティングゲート4とコントロールゲート6との位置ず
れ等により、均一な特性を得られない場合がある。特
に、コントロールゲート6の位置がビット線14の方向
にずれると、コントロールゲート6が半導体基板1に接
する部分の長さ、即ち、コントロールゲート6のゲート
長が変わるため、各メモリセルトランジスタ12の動作
特性が変化する。このとき、各メモリセルトランジスタ
12は、奇数行と偶数行とでフローティングゲート4と
コントロールゲート6との位置関係が反転しているた
め、奇数行と偶数行とで互いの動作特性の差が拡大され
ることになる。例えば、コントロールゲート6が図4で
上方向にずれたとすると、1行目のメモリセルトランジ
スタ12ではコントロールゲート6のゲート長が長くな
ってオン抵抗値が大きくなるのに対して、2行目のメモ
リセルトランジスタ12ではコントロールゲート6のゲ
ート長が短くなってオン抵抗値が小さくなる。
【0009】従って、フローティングゲート4とコント
ロールゲート5との位置ずれが生じると、奇数行を選択
する場合と、偶数行を選択する場合とでビット線14に
表れる電位VBが一致しなくなり、差動アンプ19が誤
動作して誤った判定出力を出力するおそれがある。そこ
で本発明は、フローティングゲートとコントロールゲー
トとの位置ずれが生じてメモリセルトランジスタの動作
特性が変わった場合でも、各メモリセルトランジスタに
記憶されたデータを正しく読み出すことができるように
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために成されたもので、第1の特徴とするとこ
ろは、半導体基板上に電気的に独立した状態で配置され
るフローティングゲートと、このフローティングゲート
に隣接して一部分が重なり合って配置されるコントロー
ルゲートと、上記フローティングゲートの上記コントロ
ールゲートに対向する側とは反対側の基板領域に形成さ
れる第1の半導体領域と、上記コントロールゲートの上
記フローティングゲートに対向する側とは反対側の基板
領域に形成される第2の半導体領域と、からなるメモリ
セルトランジスタが、奇数行と偶数行とで上記第1の半
導体領域または上記第2の半導体領域を共有して面対称
となるように複数個行列配置される不揮発性半導体メモ
リ装置において、上記メモリセルトランジスタと同一構
造の第1のダミーセルトランジスタ及び第2のダミーセ
ルトランジスタが奇数行に配置される上記メモリセルト
ランジスタ及び偶数行に配置される上記メモリセルトラ
ンジスタとそれぞれ同じ向きに配置され、上記メモリセ
ルトランジスタの行選択に対応して上記第1のダミーセ
ルトランジスタまたは上記第2のダミーセルトランジス
タの一方が選択され、選択されたダミーセルトランジス
タから読み出される情報と、アドレス情報に応じて指定
される特定のメモリセルトランジスタから読み出される
情報との差が判定出力として取り出されることにある。
【0011】そして、第2の特徴とするところは、メモ
リセルトランジスタが奇数行と偶数行とで上記第1の半
導体領域または上記第2の半導体領域を共有して面対称
となるように複数個行列配置される不揮発性半導体メモ
リ装置において、上記メモリセルトランジスタの各行毎
に同一構造のダミーセルトランジスタがそれぞれの行の
メモリセルトランジスタと同じ向きに配置され、上記メ
モリセルトランジスタの行選択と同時に選択される同一
行のダミーセルトランジスタから読み出される情報と、
アドレス情報に応じて指定される特定のメモリセルトラ
ンジスタから読み出される情報との差が判定出力として
取り出されることにある。
【0012】
【作用】本発明の第1の特徴によれば、奇数行のメモリ
セルトランジスタと同じ向きに第1のダミーセルトラン
ジスタを配置し、偶数行のメモリセルトランジスタと同
じ向きに第2のダミーセルトランジスタを配置したこと
で、フローティングゲートとコントロールゲートとの位
置ずれが、奇数行のメモリセルトランジスタと第1のダ
ミーセルトランジスタとで一致し、偶数行のメモリセル
トランジスタと第2のダミーセルトランジスタとで一致
するようになる。そして、メモリセルトランジスタの行
選択に対応して選択される第1のダミーセルトランジス
タまたは第2のダミーセルトランジスタの一方から読み
出される情報とメモリセルトランジスタから読み出され
る情報との差を取り出すことにより、位置ずれに起因す
る情報の誤差が相殺され、正確な情報として読み出され
るようになる。
【0013】本発明の第2の特徴によれば、メモリセル
トランジスタの各行毎にそれぞれの行のメモリセルトラ
ンジスタと同じ向きにダミーセルトランジスタを配置し
たことで、フローティングゲートとコントロールゲート
との位置ずれが、各行のメモリセルトランジスタとダミ
ーセルトランジスタとで一致するようになる。そして、
ダミーセルトランジスタから読み出される情報とメモリ
セルトランジスタから読み出される情報との差を取り出
すことにより、位置ずれに起因する情報の誤差が相殺さ
れ、正確な情報として読み出されるようになる。
【0014】
【実施例】第1図は、本発明の一実施例を示す回路図で
ある。2重ゲート構造のメモリセルトランジスタ21
は、例えば、3行×3列配置され、コントロールゲート
がワード線22に接続され、ドレイン及びソースがそれ
ぞれビット線23及びソース線24に接続される。この
メモリセルトランジスタ21は、図4と同一構造のもの
であり、電気的に独立したフローティングゲート、この
フローティングゲートに隣接して配置されるコントロー
ルゲート、コントロールゲートに隣接するドレイン領域
及びフローティングゲートに隣接するソース領域より構
成される。このメモリセルトランジスタ21において
も、図1と同様に、コントロールゲート自体をワード線
22とし、各行で共通に形成されるソース領域自体をソ
ース線24としている。ビット線23は、一端が抵抗2
5を介して電源に接続され、他端が選択トランジスタ2
6を介してデータ線27に接続される。データ線27
は、差動アンプ28の一方の入力に接続される。
【0015】第1のダミーセルトランジスタ29は、奇
数行に配置されるメモリセルトランジスタ21と同一の
構造で同じ向きに配置される。また、第2のダミーセル
トランジスタ30は、偶数行に配置されるメモリセルト
ランジスタ21と同一の構造で同じ向きに配置される。
この第1のダミーセルトランジスタ29及び第2のダミ
ーセルトランジスタ30は、ドレインがダミービット線
31に接続され、ソースがメモリセルトランジスタ21
と共通のソース線24に接続される。このダミービット
線31は、一端が抵抗32を介して電源に接続され、他
端が差動アンプ28の他方の入力に接続される。第1の
ダミーセルトランジスタ29及び第2のダミーセルトラ
ンジスタ30は、フローティングゲートに一定の電荷を
保持しており、コントロールゲートが選択状態となった
ときにオンして電源から抵抗32及びダミービット線3
1を通してソース線24へ電流を流す。このとき、第1
のダミーセルトランジスタ29及び第2のダミーセルト
ランジスタ30は一定のオン抵抗値を示し、そのオン抵
抗値と抵抗32の抵抗値とで電源電位を分圧した電位が
基準電圧VR2として差動アンプ28に供給される。
【0016】ワード線22には、ロウデコーダから供給
される行選択信号DXが印加され、ワード線22の内の
1つがアドレスデータの指定に基づいて選択され、その
ワード線22に接続されるメモリセルトランジスタ21
が1行単位で活性化される。同時に、第1のダミーセル
トランジスタ29及び第2のダミーセルトランジスタ3
0のコントロールゲートには、行選択信号DXがワード
線22の奇数行または偶数行の何れを指定しているかを
示す選択信号DZが印加される。これにより、奇数行の
ワード線22が指定されるときには第1のダミーセルト
ランジスタ29が選択され、偶数行のワード線22が指
定されるときには第2のダミーセルトランジスタ30が
選択されるように構成される。この選択信号DZは、ロ
ウデコーダにおいてアドレス情報から行選択信号DXを
生成する過程で、アドレス情報の最下位ビットの信号と
その反転信号とを取り出すようにして得ることができ
る。また、選択トランジスタ26のゲートには、カラム
デコーダから供給される列選択信号DYが印加され、特
定の選択トランジスタ26がアドレスデータに応じて選
択的にオンしてビット線23の内の1つがデータ線27
に接続される。従って、行選択信号DX及び列選択信号
DYに応答して、行列配置された複数のメモリセルトラ
ンジスタ21の中の1つが指定されると共に、選択信号
DZに応答して第1のダミーセルトランジスタ29また
は第2のダミーセルトランジスタ30の一方が指定され
る。そして、データの読み出し動作時には、ソース線2
4が接地され、ビット線23から選択されたメモリセル
トランジスタ21を通して接地側に電流が流れる。この
ときビット線23に表れる電位VBが、データ線27を
介して差動アンプ28に入力されてダミービット線31
から取り出される基準電位VR2と比較され、その比較結
果が判定出力となる。
【0017】続いて、フローティングゲートとコントロ
ールゲートとの位置ずれによりメモリセルトランジスタ
21の動作特性が変わった場合について説明する。図2
は、メモリセルトランジスタ21及び各ダミーセルトラ
ンジスタ29、30のフローティングゲートへの注入電
荷量と、コントロールゲートを選択状態にしたときに流
れるドレイン電流との関係を示す図である。各メモリセ
ルトランジスタ21あるいは各ダミーセルトランジスタ
29、30においては、通常、フローティングゲートへ
の注入電荷量が多くなると、選択状態でのオン抵抗が大
きくなり、ドレイン電流は小さくなる。
【0018】標準の動作特性では、メモリセルトランジ
スタ21が消去状態において、フローティングゲートへ
の電荷注入量がQ1でドレイン電流がI1であり、書き込
み状態において、フローティングゲートへの電荷注入量
がQ2でドレイン電流がI2であるとする。このときの動
作特性は、破線で示すようになる。そこで、コントロー
ルゲートの位置ずれが生じると、動作特性は実線aまた
は実線bに示すように変化する。この動作特性の変化
は、メモリセルトランジスタ21の奇数列と偶数列とで
互いに異なり、例えば、奇数列のメモリセルトランジス
タ21の動作特性が実線aに示すように変化すると、偶
数列のメモリセルトランジスタ21の動作特性は実線b
に示すように変化する。そして、第1のダミーセルトラ
ンジスタ29及び第2のダミーセルトランジスタ30の
動作特性についても、奇数列のメモリセルトランジスタ
21及び偶数列のメモリセルトランジスタ21と同様に
動作特性が変化する。このため、メモリセルトランジス
タ21の動作特性が変化してビット線23に表れる電圧
VBが高く(あるいは低く)なると、各ダミーセルトラ
ンジスタ29、30の動作特性が同様に変化してダミー
ビット線31から取り出される基準電圧VR2が同様に高
く(あるいは低く)なる。従って、ビット線23に表れ
る電位VBの変化分と基準電位VR2の変化分とが差動ア
ンプ28で相殺されるため、常に正確な判定出力を得る
ことができるようになる。
【0019】図3は、本発明の他の実施例を示す回路図
である。メモリセルトランジスタ21、ワード線22、
ビット線23及びソース線24の構成は、図1と同一で
あり、メモリセルトランジスタ21のゲートがワード線
22に接続され、ドレイン及びソースがビット線23及
びソース線24にそれぞれ接続される。また、データ線
27は、選択トランジスタ26を介してビット線23の
他方が接続されると共に、差動アンプ28の一方の入力
に接続される。
【0020】ダミーセルトランジスタ33は、メモリセ
ルトランジスタ21の各行毎に対応して配置される。こ
のダミーセルトランジスタ33は、各メモリセルトラン
ジスタ21と同一の構造を有し、それぞれの行のメモリ
セルトランジスタ21と同じ向きに配置される。即ち、
奇数行と偶数行とでドレインまたはソースを共通にして
面対称に配置される。各ダミーセルトランジスタ33の
コントロールゲート及びソースは、メモリセルトランジ
スタ21と共通のワード線22及びソース線24にそれ
ぞれ接続され、ドレインは、ダミービット線34に接続
される。このダミービット線34は、ビット線25と並
列に配置され、一端が抵抗35を介して電源に接続さ
れ、他端が差動アンプ28の他方の入力に接続される。
【0021】各ダミーセルトランジスタ33のコントロ
ールゲートには、メモリセルトランジスタ21と共通の
列選択信号DXが印加され、列選択信号DXに応答して
特定の行のメモリセルトランジスタ21が活性化される
と、同一行のダミーセルトランジスタ33が同時に活性
化される。ダミーセルトランジスタ33は一定のオン抵
抗値を示し、そのオン抵抗値と抵抗35の抵抗値とで電
源電位を分圧した電位が基準電圧VR3として差動アンプ
28に供給される。ダミーセルトランジスタ33は、同
一行のメモリセルトランジスタ21と同じ向きに配置さ
れており、コントロールゲートの位置ずれが生じたとき
には同じように動作特性が変化する。従って、ビット線
23に表れる電位VBの変化分とダミービット線34に
表れる基準電圧VR3の変化分とが差動アンプ28で相殺
されるようになる。この差動アンプ28の判定動作に関
しては、図1と同一である。
【0022】以上の実施例においては、メモリセルトラ
ンジスタ21を3行×3列配置した場合を例示している
が、メモリセルトランジスタ21を4行以上、あるいは
4列以上配置することも容易である。この場合には、ダ
ミーセルトランジスタ33もメモリセルトランジスタ2
1と並列して4個以上配置するようにすればよい。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、フローティングゲート
とコントロールゲートとを有するメモリセルトランジス
タにおいて、フローティングゲートとコントロールゲー
トとの位置ずれによって動作特性に変化が生じた場合で
も、その動作特性の変化をダミーセルトランジスタから
得られる基準電圧の変化で相殺することができる。従っ
て、メモリセルトランジスタから読み出されるデータの
判定動作が安定し、読み出し動作時の動作マージンを大
きくすることができる。また、センスアンプとして働く
差動アンプの入力レベルを大きくすることが可能にな
り、動作速度の高速化に有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の不揮発性半導体メモリ装置の一実施例
を示す回路図である。
【図2】メモリセルトランジスタのフローティングゲー
トへの電荷の注入量とドレイン電流との関係を示す特性
図である。
【図3】本発明の不揮発性半導体メモリ装置の他の実施
例を示す回路図である。
【図4】従来の不揮発性半導体メモリ装置のメモリセル
の構造を示す平面図である。
【図5】図4のX−X線の断面図である。
【図6】従来の不揮発性半導体メモリ装置の構成を示す
回路図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 分離領域 3、5、9 酸化膜 4 フローティングゲート 6 制御ゲート 7 ドレイン領域 8 ソース領域 10 アルミニウム配線 11 コンタクトホール 12、21 メモリセルトランジスタ 13、22 ワードト線 14、23 ビット線 15、24 ソース線 16、25、32、35 抵抗 17、26 選択トランジスタ 18、27 データ線 19、28 差動アンプ 20 基準電位発生回路 29、30、33 ダミーセルトランジスタ 31、34 ダミービット線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/8247 29/788 29/792 H01L 29/78 371

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に電気的に独立した状態で
    配置されるフローティングゲートと、このフローティン
    グゲートに隣接して一部分が重なり合って配置されるコ
    ントロールゲートと、上記フローティングゲートの上記
    コントロールゲートに対向する側とは反対側の基板領域
    に形成される第1の半導体領域と、上記コントロールゲ
    ートの上記フローティングゲートに対向する側とは反対
    側の基板領域に形成される第2の半導体領域と、からな
    るメモリセルトランジスタが、奇数行と偶数行とで上記
    第1の半導体領域または上記第2の半導体領域を共有し
    て面対称となるように複数個行列配置される不揮発性半
    導体メモリ装置において、上記メモリセルトランジスタ
    と同一構造の第1のダミーセルトランジスタ及び第2の
    ダミーセルトランジスタが奇数行に配置される上記メモ
    リセルトランジスタ及び偶数行に配置される上記メモリ
    セルトランジスタとそれぞれ同じ向きに配置され、上記
    メモリセルトランジスタの行選択に対応して上記第1の
    ダミーセルトランジスタまたは上記第2のダミーセルト
    ランジスタの一方が選択され、選択されたダミーセルト
    ランジスタから読み出される情報と、アドレス情報に応
    じて指定される特定のメモリセルトランジスタから読み
    出される情報との差が判定出力として取り出されること
    を特徴とする不揮発性半導体メモリ装置。
  2. 【請求項2】 半導体基板上に電気的に独立した状態で
    配置されるフローティングゲートと、このフローティン
    グゲートに隣接して一部分が重なり合って配置されるコ
    ントロールゲートと、上記フローティングゲートの上記
    コントロールゲートに対向する側とは反対側の基板領域
    に形成される第1の半導体領域と、上記コントロールゲ
    ートの上記フローティングゲートに対向する側とは反対
    側の基板領域に形成される第2の半導体領域と、からな
    るメモリセルトランジスタが、奇数行と偶数行とで上記
    第1の半導体領域または上記第2の半導体領域を共有し
    て面対称となるように複数個行列配置される不揮発性半
    導体メモリ装置において、上記メモリセルトランジスタ
    の各行毎に同一構造のダミーセルトランジスタがそれぞ
    れの行のメモリセルトランジスタと同じ向きに配置さ
    れ、上記メモリセルトランジスタの行選択と同時に選択
    される同一行のダミーセルトランジスタから読み出され
    る情報と、アドレス情報に応じて指定される特定のメモ
    リセルトランジスタから読み出される情報との差が判定
    出力として取り出されることを特徴とする不揮発性半導
    体メモリ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100308132B1 (ko) * 1999-10-07 2001-11-02 김영환 비휘발성 메모리소자와 그의 셀어레이 및 그의 데이타 센싱방법
JP2005078698A (ja) * 2003-08-29 2005-03-24 Mentor Graphics Corp 不揮発性半導体記憶装置
JP2008210503A (ja) * 2007-02-27 2008-09-11 Samsung Electronics Co Ltd 不揮発性メモリ装置及びその駆動方法
JP2013080948A (ja) * 2005-10-31 2013-05-02 Hewlett-Packard Development Company L P 二重層フローティングゲートを備えているepromセル

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