JPH08236650A - 不揮発性半導体記憶装置及びその書き込み方法 - Google Patents
不揮発性半導体記憶装置及びその書き込み方法Info
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- JPH08236650A JPH08236650A JP35008795A JP35008795A JPH08236650A JP H08236650 A JPH08236650 A JP H08236650A JP 35008795 A JP35008795 A JP 35008795A JP 35008795 A JP35008795 A JP 35008795A JP H08236650 A JPH08236650 A JP H08236650A
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Abstract
作時に他のメモリセルの誤書き込みを防止する。 【解決手段】メモリセルM(3,6) に書き込みを行う場
合、このメモリセルM(3,6) とドレインを共有するメモ
リセルM(3,7) のソースにドレインと同じ6Vを印加
し、そのメモリセルM(3,7) とソースを共有するメモリ
セルM(3,8) のドレイン及びそのメモリセルM(3,8) と
ドレインを共有するメモリセルM(3,9) のソースに夫々
3Vを印加し、他のビット線及びソース線を総て0Vと
する。 【効果】通常誤書き込みが起こりやすいメモリセルM
(3,10)を含む総てのメモリセルの誤書き込みが防止でき
る。
Description
憶装置およびその書き込み方法に関し、特にフラッシュ
型EEPROM等の不揮発性半導体記憶装置およびその
書き込み方法に関する。
and Programmable Read Only Memory)は、電気的に書き
込み及び消去することが可能であるとともに、電源を切
ってもデータが消えない不揮発性を有する。特に、全ビ
ット一括又はブロック単位でデータの消去を行うように
したフラッシュ型EEPROM(「フラッシュメモリ」
と称する。)は、様々な分野で利用され、より大きな記
憶容量を持つ製品が期待されている。
高容量化するための方式の1つとして、"A 1.28 μm2 C
ontactless Memory Cell Technology for a 3V-Only 64
MbitEEPROM" (久米他:IEDM 92, pp.991-993 : 1992 IE
EE)に記載されているようないわゆる「コンタクトレス
方式」が提案されている。このコンタクトレス方式で
は、各メモリセルのソース/ドレイン拡散層がそのまま
ソース線/ビット線を兼ねるように、行(columns )、
列(rows)のマトリックスに配列されたメモリセルアレ
イの各行の複数のメモリセルのソース/ドレイン拡散層
を基板内に連続して形成しており、この種のNOR型の
セルアレイにそれまで必要であったメモリセル毎のドレ
インコンタクトを省くことで、セルサイズの縮小を可能
としている。但し、この文献に記載の方式では、各行の
メモリセルにソース拡散層とドレイン拡散層の一対が必
要であった。
リでは、各メモリセルのソース/ドレイン拡散層がその
ままソース線/ビット線を兼ねるように上述の如く構成
するとともに、列方向に延びるワード線に沿った方向で
隣接する各一対のメモリセルで拡散層を共有するように
構成することにより、ビット線方向の各行のメモリセル
に1本のソース/ドレイン拡散層を設けるようにして高
集積化を図るようにしたいわゆる「仮想接地方式」が提
案されている(日経マイクロデバイス1993年12月
号128〜129頁)。
d(NVG) - A New Scaling Concept for Very Hight Dens
ity FLASH EEPROM and its Implementation in a 0.5um
process:IEDM 92, pp.15-18 :1993 IEEE)に記載され
ているように、フラッシュメモリに対しても提案されて
いる。以下、この文献に記載のフラッシュメモリにおけ
る仮想接地方式について説明する。
ッシュメモリのメモリセルアレイの部分的な等価回路図
である。この図15に示すフラッシュメモリの書き込み
動作を説明する。
き込む場合、ワード線W2 を12V、他のワード線を0
V、ビット線B3 を6V、ビット線B4 をフローティン
グ(開放状態)、他のビット線を0V、ソース線S3 を
6V、ソース線S4 をフローティング、他のソース線を
0Vに夫々バイアスする。その結果、メモリセルM(3,
6) の制御ゲートに12V、ドレインに6V、ソースに
0Vが夫々印加され、メモリセルM(3,6) の浮遊ゲート
にホットエレクトロンが注入されて、このメモリセルM
(3,6) は書き込まれた状態になる。
ことによって、メモリセルM(3,6)とビット線B3 を挟
んで右側に隣接するメモリセルM(3,7) の誤書き込みが
防止される。また、ビット線B4 がフローティングとさ
れることによって、ソースに6Vが印加される更に右の
メモリセルM(3,8) の誤書き込みが防止される。
地方式を採用した従来のフラッシュメモリの書き込み方
法においては、例えば、メモリセルM(3,6) にデータを
書き込む場合、4つ隣のメモリセルM(3,10)は、制御ゲ
ートに12V及びドレインに0Vが夫々印加され、ソー
スがフローティングである。この条件は、データを書き
込まれていないメモリセルが、その浮遊ゲートとドレイ
ンとの電位差によるファウラー・ノードハイム(FN)
トンネル現象のためにデータ書き込みを起こしやすい条
件である。即ち、上述した従来の書き込み方法では、或
るメモリセルに書き込みを行う際に他のメモリセルに誤
書き込みが起こる可能性が高いという問題があった。
式を採用した不揮発性半導体記憶装置において、選択さ
れたメモリセルへのデータ書き込み動作時に他のメモリ
セルに誤書き込みされることのない信頼性の高い不揮発
性半導体記憶装置の書き込み方法を提供することであ
る。
に、本発明では、半導体基板上に行および列のマトリッ
クスに配置されるように形成され、各メモリセルがソー
ス、ドレイン及び浮遊ゲートと制御ゲートを含む複合ゲ
ート構造を有するメモリセルアレイを備えた不揮発性半
導体記憶装置であって、各列に配置されたメモリセルの
隣接する2つが、それぞれのソース又はドレインとなる
1つの不純物拡散層を共有し、各列に配置された上記メ
モリセルの上記制御ゲートを含んでワード線が構成され
ており、列方向に交互に複数のビット線及び複数のソー
ス線が配列されており、上記メモリセルのソース又はド
レインである上記不純物拡散層が上記半導体基板内で行
方向に連続的に形成されてソース線又はビット線の少な
くとも一部を構成している不揮発性半導体記憶装置にお
いて、各ビット線を、隣接する2つのソース線の一方に
選択的に接続する選択的接続手段を備えている。
隣接する2つのソース線の一方に接続する第1の選択ト
ランジスタと、上記隣接する2つのソース線の他方に接
続する第2の選択トランジスタとを有していてよい。
ランジスタの導通を制御する第1の制御手段と、上記第
2の選択トランジスタの導通を制御する第2の制御手段
とを有していてよい。
つの行に含まれるメモリセルの数が同じになるように、
行方向に複数のブロックに分割され、上記第1の選択ト
ランジスタと上記第2の選択トランジスタは、各ブロッ
ク毎に独立に設けられてよい。
のマトリックスに配置されるように形成され、各メモリ
セルがソース、ドレイン及び浮遊ゲートと制御ゲートを
含む複合ゲート構造を有するメモリセルアレイを備えた
不揮発性半導体記憶装置であって、各列に配置されたメ
モリセルの隣接する2つが、それぞれのソース又はドレ
インとなる1つの不純物拡散層を共有し、各列に配置さ
れた上記メモリセルの上記制御ゲートを含んでワード線
が構成されており、上記メモリセルアレイが、各ブロッ
クの各行が2n(nは正の整数)のメモリセルを含むよ
うに複数のブロックに分割された不揮発性半導体記憶装
置において、各ブロックに設けられた複数の副ビット線
のそれぞれが、上記半導体基板内に形成された連続した
1つの層を含み、その連続した1つの層により該ブロッ
クの行方向に配置されたメモリセルのドレインとなる不
純物拡散層が連続的に接続されており、隣接する2つの
ブロックに跨がるように形成された複数の副ソース線の
それぞれが、上記半導体基板内に形成された連続した1
つの層を含み、その連続した1つの層により上記2つの
ブロックの行方向に配置された2n個のメモリセルのソ
ースとなる不純物拡散層が連続的に接続されており、各
ブロックにおいて、上記副ビット線と上記副ソース線と
が交互に配置されており、複数の主ビット線が上記行方
向に形成されており、各ブロックに設けられた上記複数
の副ビット線のそれぞれを、該ブロックに形成されたビ
ットコンタクトを介して上記複数の主ビット線の少なく
とも1つに接続するためのスイッチング手段を有してい
る。
段をさらに有していてよい。
ット線のそれぞれを、隣接する2つの上記主ビット線の
いずれか1つに接続する手段を有していてよい。
ット線のそれぞれを、1つの上記主ビット線に接続する
第1の選択トランジスタと、この主ビット線に隣接する
他の主ビット線に接続する第2の選択トランジスタとを
有していてよい。
の選択トランジスタの導通を制御する手段をさらに有し
ていてよい。
の主ビット線と交互に配置された複数の主ソース線と、
上記複数の副ソース線のそれぞれを、関連する上記2つ
のブロック間に設けられたソースコンタクトを介して上
記主ソース線の1つに接続する手段とをさらに有してい
てよい。
書き込み方法は、半導体基板上に行および列のマトリッ
クスに配置されるように形成され、各メモリセルがソー
ス、ドレイン及び浮遊ゲートと制御ゲートを含む複合ゲ
ート構造を有するメモリセルアレイを備えた不揮発性半
導体記憶装置であって、各列に配置されたメモリセルの
隣接する2つが、それぞれのソース又はドレインとなる
1つの不純物拡散層を共有し、各列に配置された上記メ
モリセルの上記制御ゲートを含んでワード線が構成され
ており、列方向に交互に複数のビット線及び複数のソー
ス線が配列されており、上記メモリセルのソース又はド
レインである上記不純物拡散層が上記半導体基板内で行
方向に連続的に形成されて上記ソース線又は上記ビット
線の少なくとも一部を構成している不揮発性半導体記憶
装置の書き込み方法において、書き込むべき第1のメモ
リセルの制御ゲートに第1の電圧、ドレインに第2の電
圧、ソースに上記第2の電圧より小さい第3の電圧を印
加して、該メモリセルの浮遊ゲートにホットエレクトロ
ンを注入し、上記第1のメモリセルとドレインを共有
し、ソースを共有しない第2のメモリセルのソースに上
記第2の電圧を印加し、上記第2のメモリセルとソース
を共有し、ドレインを共有しない第3のメモリセルのド
レイン、及び、上記第3のメモリセルとドレインを共有
し、ソースを共有しない第4のメモリセルのソースに、
上記第2の電圧より小さく、上記第3の電圧より大きい
第4の電圧を印加する。
それぞれ12V、6V、0V及び3Vであってよい。
のマトリックスに配置されるように形成され、各メモリ
セルがソース、ドレイン及び浮遊ゲートと制御ゲートを
含む複合ゲート構造を有するメモリセルアレイを備えた
不揮発性半導体記憶装置であって、各列に配置されたメ
モリセルの隣接する2つが、それぞれのソース又はドレ
インとなる1つの不純物拡散層を共有し、各列に配置さ
れた上記メモリセルの上記制御ゲートを含んでワード線
が構成されており、列方向に交互に複数のビット線及び
複数のソース線が配列されており、上記メモリセルのソ
ース又はドレインである上記不純物拡散層が上記半導体
基板内で行方向に連続的に形成されて上記ソース線又は
上記ビット線の少なくとも一部を構成している不揮発性
半導体記憶装置の書き込み方法において、書き込むべき
第1のメモリセルの制御ゲートに第1の電圧、ドレイン
に第2の電圧、ソースに上記第2の電圧より小さい第3
の電圧を印加して、該メモリセルの浮遊ゲートにホット
エレクトロンを注入し、上記第1のメモリセルとドレイ
ンを共有し、ソースを共有しない第2のメモリセルのソ
ースに上記第3の電圧より大きく、上記第2の電圧より
小さい第4の電圧を印加する。
それぞれ12V、6V、0V及び3Vであってよい。
のマトリックスに配置されるように形成され、各メモリ
セルがソース、ドレイン及び浮遊ゲートと制御ゲートを
含む複合ゲート構造を有するメモリセルアレイを備えた
不揮発性半導体記憶装置であって、各列に配置されたメ
モリセルの隣接する2つが、それぞれのソース又はドレ
インとなる1つの不純物拡散層を共有し、各列に配置さ
れた上記メモリセルの上記制御ゲートを含んでワード線
が構成されており、列方向に交互に複数のビット線及び
複数のソース線が配列されており、上記メモリセルのソ
ース又はドレインである上記不純物拡散層が上記半導体
基板内で行方向に連続的に形成されて上記ソース線又は
上記ビット線の少なくとも一部を構成している不揮発性
半導体記憶装置の書き込み方法において、書き込むべき
第1のメモリセルの制御ゲートに第1の電圧、ドレイン
に第2の電圧、ソースに上記第2の電圧より小さい第3
の電圧を印加して、該メモリセルの浮遊ゲートにホット
エレクトロンを注入し、上記第1のメモリセルとドレイ
ンを共有し、ソースを共有しない第2のメモリセルのソ
ースを開放状態にする。
れ12V、6V及び0Vであってよい。
は、半導体基板に形成され且つ浮遊ゲートと制御ゲート
の複合ゲート構造を有するメモリセルがマトリックス状
に配列されたメモリセルアレイを備えた不揮発性半導体
記憶装置であって、上記制御ゲートで構成されるワード
線の方向に隣接する各2つの上記メモリセルがソース又
はドレインである不純物拡散層を共有し、上記ワード線
と直交する方向に配列した上記メモリセルが2n個
(n:自然数)毎のブロックに分割され、上記ワード線
と直交する方向に配列した上記メモリセルのドレインで
ある上記不純物拡散層が上記ブロック毎に上記半導体基
板内に連続的に形成されて、副ビット線を構成し、上記
ワード線と直交する方向に配列した上記メモリセルのソ
ースである上記不純物拡散層が、隣接する各2つのブロ
ックに跨がった2n個の上記メモリセルにおいて上記半
導体基板内に連続的に形成されて、副ソース線を構成
し、上記各副ビット線が、上記ブロック毎に設けられた
ビット選択トランジスタ及びビットコンタクトを介して
主ビット線に接続し、上記ビット選択トランジスタのゲ
ートがビット選択ワード線に接続し、上記各副ソース線
が、上記各ブロック間に設けられたソースコンタクトを
介して主ソース線に接続している。
設けられたソース選択トランジスタ及び上記ソースコン
タクトを介して上記主ソース線に接続し、上記ソース選
択トランジスタのゲートがソース選択ワード線に接続し
ていてよい。
び上記ソース選択ワード線が夫々接続されたワード線デ
コーダと、上記主ビット線が接続されたビット線デコー
ダと、上記主ソース線が接続されたソース線デコーダと
を有してもよい。
み方法は、書き込むべきメモリセルの上記制御ゲートに
第1の電圧、ドレインに第2の電圧及びソースに上記第
2の電圧よりも小さい第3の電圧を印加するとともに、
上記書き込むべきメモリセルとドレインを共有し且つソ
ースを共有しないメモリセルのソースに上記第3の電圧
よりも大きく上記第2の電圧よりも小さい第4の電圧を
印加する。
み方法は、書き込むべきメモリセルの上記制御ゲートに
第1の電圧、ドレインに第2の電圧及びソースに上記第
2の電圧よりも小さい第3の電圧を印加するとともに、
上記書き込むべきメモリセルとドレインを共有し且つソ
ースを共有しないメモリセルのソースを開放状態にす
る。
み方法は、書き込むべきメモリセルの上記制御ゲートに
第1の電圧、ドレインに第2の電圧及びソースに上記第
2の電圧よりも小さい第3の電圧を印加するとともに、
上記書き込むべきメモリセルとドレインを共有し且つソ
ースを共有しない第2のメモリセルのソースに上記第2
の電圧を印加し、上記第2のメモリセルとソースを共有
し且つドレインを共有しない第3のメモリセルのドレイ
ン及び上記第3のメモリセルとドレインを共有し且つソ
ースを共有しない第4のメモリセルのソースに上記第3
の電圧よりも大きく上記第2の電圧よりも小さい第4の
電圧を夫々印加する。
の上記浮遊ゲートへのホットエレクトロン注入により行
われてもよい。
ータを書き込むとき、第1のメモリセルと同じ列に配置
されるメモリセルが誤書き込みされないようにすること
が可能である。つまり、書き込むべきメモリセルとドレ
インを共有して隣接する第2のメモリセルのソースにド
レインと同じ高電圧を印加してその誤書き込みを防止す
るとともに、この第2のメモリセルとソースを共有して
隣接する第3のメモリセルのドレイン及びこの第3のメ
モリセルとドレインを共有して隣接する第4のメモリセ
ルのソースに所定の電圧を夫々印加することにより、こ
の第4のメモリセルとソースを共有して隣接する第5の
メモリセル(例えば、従来のメモリセルM(3,10))を含
めた全てのメモリセルの誤書き込みを防止することがで
きる。
よると、このような書き込み方法による各メモリセルの
制御ゲート、ドレイン、ソースへの電圧印加を容易にで
きる。
によると、基板内のドレイン拡散層で構成される副ビッ
ト線をブロック毎に分割して、書き込みたいメモリセル
が属するブロックの副ビット線にのみ高電圧を印加する
ことにより、ドレインに高電圧が印加されるメモリセル
の数を従来よりも大幅に減少させている。従って、或る
メモリセルの書き込み時に誤消去の起こる可能性のある
メモリセルの数が減少して、装置の信頼性が向上すると
ともに、書き込み時に他のメモリセルの誤消去検出を行
うように構成したときには、検出の必要なメモリセルの
数が少なくなることにより、誤消去検出に要する時間が
短くなる。
面を参照して説明する。
仮想接地方式によるフラッシュメモリのメモリセルアレ
イの部分的な等価回路図である。図1には、3つのメモ
リセルブロック(以下、単に「ブロック」という。)
1、2、3が描かれており、各ブロックには、縦8×横
13=104個のメモリセル(夫々をM(p,q) という記
号で表す。ここで、p は1から8までの自然数、q は1
から13までの自然数を夫々表すものとする。)がマト
リックス状に配列され且つNOR型に接続されている。
メモリセルアレイ内には、このようなブロックが行列夫
々の方向に多数配列されている。各メモリセルM(p,q)
は、半導体基板の表面部分に互いに離隔して形成された
一対の不純物拡散層であるソース及びドレインと、これ
ら不純物拡散層の間の半導体基板上に絶縁膜を介して形
成された浮遊ゲートと、この浮遊ゲート上に絶縁膜を介
して形成された制御ゲートとを有する不揮発性のメモリ
セルである。
制御ゲートの夫々は、列方向に隣接するメモリセルの制
御ゲートと連続して形成されることによって8本のワー
ド線W0 〜W7 を構成している。また、メモリセルM
(p,q) の夫々は、列方向(ワード線方向)で隣接するメ
モリセルとソース又はドレインを共有している。例え
ば、図中央に示すメモリセルM(3,6) は、右側のメモリ
セルM(3,7) とドレインを共有し、左側のメモリセルM
(3,5) とソースを共有している。
線W0 〜W7 と7本のビット線B0〜B6 と7本のソー
ス線S0 〜S6 が夫々接続されている。そして、各ブロ
ック1、2、3のワード線W0 〜W7 は夫々13個のメ
モリセルM(1,1) 〜M(1,13)、M(2,1) 〜M(2,13)、‥
‥、M(8,1) 〜M(8,13)のゲートに接続されている。ま
た、ビット線B0 〜B6 及びソース線S0 〜S6 の夫々
は、ワード線W0 〜W7 と直交する方向(行方向)に配
列したメモリセルのドレイン拡散層及びソース拡散層が
夫々基板内で連続して形成されることにより構成されて
いる。また、メモリセルアレイ内で複数のビット線B0
〜B6 と複数のソース線S0 〜S6 は列方向に交互に配
置されている。
トランジスタST0 〜ST13のうち、選択トランジスタ
ST1 、ST3 、ST5 、ST7 、ST9 、ST11、S
T13のソース及びドレインには、ビット線B0 及びソー
ス線S0 、ビット線B1 及びソース線S1 、‥‥、ビッ
ト線B6 及びソース線S6 が夫々接続されているととも
に、ゲートには総てのブロックに共通の選択ワード線S
W1 が接続されている。一方、選択トランジスタST
2 、ST4 、ST6 、ST8 、ST10、ST12のソース
及びドレインには、ビット線B1 及びソース線S0 、ビ
ット線B2 及びソース線S1 、‥‥、ビット線B6 及び
ソース線S5 が夫々接続されているとともに、ゲートに
は総てのブロックに共通の選択ワード線SW2 が接続さ
れている。また、ゲートに選択ワード線SW2 が接続さ
れている選択トランジスタST0 のドレインはビット線
B1 に接続され、ソースは図外の隣のブロックのソース
線S6 に接続されている。
トBC1 〜BC7 の夫々は、基板内に形成されたビット
線B0 〜B6 と基板上に絶縁膜を介して例えばアルミニ
ウム等の金属で形成された主ビット線231(図2参
照)とを接続している。尚、ソース線S0 〜S6 の夫々
はフローティング(開放状態)になっている。
成を示すブロック図である。図2において、メモリセル
アレイ21は、図1に示したようにマトリックス状に配
列されたメモリセルを多数有している。列デコーダ22
には、メモリセルアレイ21のブロック毎に設けられた
ワード線W0 〜W7 が夫々接続され、制御回路25から
の信号によりワード線の1つを選択する。第1行デコー
ダ23及びこれとメモリセルアレイ21を挟んで反対側
に示された第2行デコーダ24には、メモリセルアレイ
21の主ビット線231が夫々接続されている。制御回
路25は、入力端子INから入力バッファ回路26を介
して送られたアドレス信号の内容に応じて、データ書き
換え及び読み出しのための命令(書き換え又は読み出し
のために選択されたメモリセルのアドレスに基づき選択
されたビット線、ワード線を示す信号を含む)を列デコ
ーダ22、選択ワード線SW1 並びにSW2 、第1行デ
コーダ23及び第2行デコーダ24に夫々送る。
源電圧5Vから昇圧された電圧)及び5V(電源電圧)
を夫々供給されており、その内部において3V及び6V
の電圧を発生し、3V、5V、6V及び12Vの電圧
は、電圧制御回路29から制御回路25を介して列デコ
ーダ22、選択ワード線SW1 並びにSW2 、第1行デ
コーダ23及び第2行デコーダ24に夫々供給される。
そして、列デコーダ22は0V、5V又は12Vの電圧
を、第1行デコーダ23は0V又は6Vの電圧を、第2
行デコーダ24は0V又は3Vの電圧を、データ書き換
え又は読み出しの各動作に応じて各メモリセルの制御ゲ
ート、ドレイン及びソースに夫々印加する。このよう
に、2つの行デコーダ23、24を用いるのは、1つの
行デコーダによって3Vと6Vの2種類の電圧をビット
線群に同時に供給することが困難だからである。第2行
デコーダ24に接続されたマルチプレクサ27は、制御
回路25からの命令に応じて第2行デコーダ24からの
信号のいずれかを選択し、これをソース線に接続された
センスアンプ28に向けて出力する。センスアンプ28
において増幅された信号は、出力バッファ回路30を介
して出力端子OUTから出力される。
示す部分的な平面図である。図3においては、図1のメ
モリセルアレイのうち、1つのブロックのメモリセルM
(1,5) 〜M(1,12)、M(2,5) 〜M(2,12)、‥‥、M(8,
5) 〜M(8,12)の64個のメモリセルを示している。メ
モリセルM(1,5) 〜M(1,12)、‥‥、M(8,5) 〜M(8,1
2)の制御ゲートの夫々はワード線W0 、‥‥、W7 と一
体に形成されており、ワード線W0 、‥‥、W7 の夫々
の下には各メモリセルに対応して8つの浮遊ゲート31
が形成されている。また、ワード線と直交する方向に延
びたビット線B3〜B 5及びソース線S2 〜S 5は、シ
リコン基板の内部の浮遊ゲート31に挟まれる位置に交
互に形成されている。本例のメモリセルでは、ワード線
方向での1つのメモリセル当たりの最小寸法が、ビット
コンタクトBCを介してビット線に接続される主ビット
線である例えばアルミ配線のピッチで決められるととも
に、ビット線方向での1つのメモリセル当たりの最小寸
法が、制御ゲートであるワード線W0 、‥‥、W7 のピ
ッチで決められ、個々のメモリセルのサイズを極めて小
さくすることができる。
セルの製造方法を工程順に示す断面図である。尚、図4
の各図はメモリセルのワード線方向に沿った断面図であ
る。
コン基板41上の全面にシリコン窒化膜42を形成した
後、メモリセルを形成すべき領域にのみシリコン窒化膜
42が残存するように、フォトレジスト(図示せず)を
用いた微細加工によってシリコン窒化膜42を選択的に
エッチング除去し、シリコン窒化膜42に開口部43を
形成する。しかる後、開口部43底部のシリコン基板4
1に交互にN- 拡散層44及びP+ 拡散層45が形成さ
れるように、シリコン窒化膜42及びパターニングした
フォトレジスト(図示せず)をマスクとして、シリコン
基板41にホウ素(B)及びリン(P)を夫々イオン注
入する。
窒化膜42をマスクとして、シリコン基板41に砒素
(AS )をイオン注入し、N- 拡散層44及びP+ 拡散
層45に夫々包含されるようにN+ 拡散層46を形成す
る。
窒化膜42をマスクとしてLOCOS法によりシリコン
基板41を熱酸化し、フィールド酸化膜47を形成す
る。
窒化膜42を除去する。
酸化膜48を形成した後、シリコン基板41上の全面に
多結晶シリコン膜を形成する。そして、フォトレジスト
(図示せず)を用いた微細加工によってこの多結晶シリ
コン膜を選択的にエッチング除去し、浮遊ゲート49を
形成する。
リコン酸化膜/シリコン窒化膜/シリコン酸化膜からな
るONO膜50を形成した後、全面に多結晶シリコン膜
を形成する。そして、フォトレジスト(図示せず)を用
いた微細加工によってこの多結晶シリコン膜を選択的に
エッチング除去し、ワード線である制御ゲート51を形
成する。
間絶縁膜52を形成した後、この層間絶縁膜52の所定
位置に開口したコンタクト孔(図示せず)においてN+
拡散層46と接続されるように、アルミニウムからなる
主ビット線53及び主ソース線54を基板上に形成す
る。以上の工程により、図1に示したメモリセルアレイ
が製造できる。
拡散層44に包含されるN+ 拡散層46が基板内でソー
ス線を構成しており、P+ 拡散層45に包含されるN+
拡散層46が基板内でビット線を構成している。従っ
て、基板内ソース線においてはN- 拡散層44の存在に
より接合耐圧が高くなるとともに、基板内ビット線にお
いてはP+ 拡散層45の存在によりチャネルホットエレ
クトロンの発生効率が向上して書き込み速度が速くな
る。
込み動作を図5及び図6を参照して説明する。
(3,6) にデータを書き込む場合、図1及び図5に示すよ
うに、ブロック2のワード線W2 を12V、他のワード
線を0V、ビット線B3 に接続された主ビット線を6
V、ビット線B4 に接続された主ビット線を3V、他の
主ビット線を0V、選択ワード線SW1 を5V及び選択
ワード線SW2 を0Vに夫々バイアスする。すると、図
1に示す選択トランジスタST1 、ST3 、ST5 、S
T7 、ST9 、ST11、ST13が夫々オンになり、ビッ
ト線B0 とソース線S0 、ビット線B1 とソース線S
1 、…、ビット線B6 とソース線S6 とが夫々導通して
同電位になる。この結果、ブロック2のメモリセルM
(3,6) の制御ゲートに12V、ドレインに6V、ソース
に0Vが夫々印加され、メモリセルM(3,6) の浮遊ゲー
トにホットエレクトロンが注入されて、このメモリセル
M(3,6) は書き込まれた状態になる。
3 に6Vを印加するので、メモリセルM(3,6) とビット
線B3 を挟んで隣接するメモリセルM(3,7) は、ソース
及びドレインに夫々6Vが印加されることになり、誤書
き込みが起こらない。また、ビット線B4 に3Vを印加
するので、ソースに6Vが印加されるメモリセルM(3,
8) の誤書き込みも起こらない。
で、メモリセルM(3,8) とビット線B4 を挟んで隣接す
るメモリセルM(3,9) は、ソース及びドレインに夫々3
Vが印加されることになり、誤書き込みが起こらない。
更に、このメモリセルM(3,9)とソース線S4 を挟んで
隣接するメモリセルM(3,10)は、ソースに3V及びドレ
インに0Vが夫々印加されることになり、誤書き込みが
起こらない。
する3Vという値は、メモリセルM(3,8) 及びメモリセ
ルM(3,10)のいずれの浮遊ゲートにもホットエレクトロ
ン注入やFNトンネル現象により電荷が注入されないよ
うに0〜6Vの範囲で適宜変更が可能である。
(3,7) にデータを書き込む場合には、図1及び図6に示
すように、ブロック2のワード線W2 を12V、他のワ
ード線を0V、ビット線B3 に接続された主ビット線を
6V、ビット線B2 に接続された主ビット線を3V、他
の主ビット線を0V、選択ワード線SW1 を0V及び選
択ワード線SW2 を5Vに夫々バイアスする。すると、
図1に示す選択トランジスタST0 、ST2 、ST4 、
ST6 、ST8 、ST10、ST12が夫々オンになり、ビ
ット線B1 とソース線S0 、ビット線B2 とソース線S
1 、…、ビット線B6 とソース線S5 とが夫々導通して
同電位になる。また、ソース線S6 は、隣のブロックの
選択トランジスタST0 を介してそのブロックのビット
線B0 により0Vに制御される。この結果、ブロック2
のメモリセルM(3,7) の制御ゲートに12V、ドレイン
に6V、ソースに0Vが夫々印加され、メモリセルM
(3,7) の浮遊ゲートにホットエレクトロンが注入され
て、このメモリセルM(3,7) は書き込まれた状態にな
る。
2 に6Vを印加するので、メモリセルM(3,7) とビット
線B3 を挟んで隣接するメモリセルM(3,6) は、ソース
及びドレインに夫々6Vが印加されることになり、誤書
き込みが起こらない。また、ビット線B2 に3Vを印加
するので、ソースに6Vが印加されるメモリセルM(3,
5) の誤書き込みも起こらない。
で、メモリセルM(3,5) とビット線B2 を挟んで隣接す
るメモリセルM(3,4) は、ソース及びドレインに夫々3
Vが印加されることになり、誤書き込みが起こらない。
更に、このメモリセルM(3,4)とソース線S1 を挟んで
隣接するメモリセルM(3,3) は、ソースに3V及びドレ
インに0Vが夫々印加されることになり、誤書き込みが
起こらない。
出し動作を説明する。例えば、ブロック2のメモリセル
M(3,6) からデータを読み出す場合、ブロック2のワー
ド線W2 を5V、他のワード線を0V、ビット線B3 に
接続された主ビット線を3V、他の主ビット線を0V、
選択ワード線SW1 を5V及び選択ワード線SW2 を0
Vに夫々バイアスする。すると、選択トランジスタST
1 、ST3 、ST5 、ST7 、ST9 、ST11、ST13
が夫々オンになって、ビット線B3 とソース線S3 が夫
々3Vになるとともに、他のビット線及びソース線が総
て0Vになる。この結果、ブロック2のメモリセルM
(3,6) の制御ゲートに5V、ドレインに3V、ソースに
0Vが夫々印加される。このとき、ビット線B3 に電流
が流れるか否かによって、メモリセルM(3,6) が書き込
み状態又は消去状態のいずれであるかを判定する。
動作を説明する。本例では、メモリセルアレイの全メモ
リセルの記憶内容を一括して消去する。そのために、総
てのブロックのワード線W0 〜W7 を−12Vにバイア
スする。この結果、書き込み状態にあるメモリセルの浮
遊ゲートからFNトンネル現象により電子が引き抜か
れ、メモリセルに書き込まれたデータは消去される。
尚、或るワード線にのみ−12Vをバイアスすることに
よって、そのワード線に接続されたメモリセルのみを消
去することもできる。
したが、仮想接地方式を採用したフラッシュメモリにお
いては、1本のビット線が、行方向に配列された非常に
多くのメモリセルに接続されているため、例えば、ブロ
ック2のメモリセルM(3,6)にデータを書き込む場合、
副ビット線B3 に接続された総てのブロックのメモリセ
ルM(1,6) 、M(2,6) 等のきわめて多くのメモリセルに
関して、その制御ゲートに0V、ソースに0V及びドレ
インに6Vが印加されることになる。この条件は、デー
タを書き込まれたメモリセルが、浮遊ゲートとドレイン
との電位差によるファウラー・ノルドハイム(FN)ト
ンネル現象のためにデータ消去を起こしやすい条件であ
る。即ち、上述の仮想接地方式を採用したフラッシュメ
モリでは、書き込み時に他のメモリセルに誤消去が起こ
る可能性が高いという問題がある。
M(3,6) にデータを書き込んだ後に誤消去検出を行って
装置の信頼性を高めようとする場合には、ビット線B3
に接続された総てのブロックのメモリセルに関して誤消
去検出動作を行う必要があり、その誤消去検出のために
長時間を要するという問題がある。
記憶装置は、この問題を解決するため、1つのビット線
に接続されるメモリセルの数を少なくするように構成さ
れている。以下、第2の実施形態につき図面を参照して
説明する。
ラッシュメモリのメモリセルアレイの部分的な等価回路
図である。図7には、2つのメモリセルブロック(以
下、単に「ブロック」という。)1、2が描かれており
(尚、ブロック1は、紙面の都合上、下側半分だけを示
した。)、各ブロックには縦16×横13=208個の
メモリセル(夫々をM(p,q) という記号で表す。ここ
で、p は1から16までの自然数、q は1から13まで
の自然数を夫々表すものとする。)がマトリックス状に
配列され且つNOR型に接続されている。メモリセルア
レイ内には、このようなブロックが縦横夫々の方向に多
数配列されている。各メモリセルM(p,q) は、半導体基
板の表面部分に互いに離隔して形成された一対の不純物
拡散層であるソース及びドレインと、これら不純物拡散
層の間の半導体基板上に絶縁膜を介して形成された浮遊
ゲートと、この浮遊ゲート上に絶縁膜を介して形成され
た制御ゲートとを有する不揮発性のメモリセルである。
制御ゲートの夫々は、図中列方向に隣接するメモリセル
の制御ゲートと連続して形成されることによって16本
のワード線W0 〜W15を構成している。また、メモリセ
ルM(p,q) の夫々は、図中列方向(ワード線方向)に隣
接するメモリセルとソース又はドレインを共有してい
る。例えば、メモリセルM(4,5) は、左側のメモリセル
M(4,4) とドレインを共有し、右側のメモリセルM(4,
6) とソースを共有している。
W0 〜W15と7本の副ビット線B0〜B6 と7本の副ソ
ース線S0 〜S6 とが夫々接続されている。各ブロック
のワード線W0 〜W15は夫々13個のメモリセルM(1,
1) 〜M(1,13)、M(2,1) 〜M(2,13)、‥‥、M(16,1)
〜M(16,13) のゲートに接続されている。また、副ビッ
ト線B0 〜B6 及び副ソース線S0 〜S6 の夫々は、ワ
ード線W0 〜W15と直交する方向(行方向、即ち、ビッ
ト線方向)に配列したメモリセルのドレイン拡散層及び
ソース拡散層が夫々連続して形成されることによって構
成されている。
毎に、即ち、1つのブロックに属する16個のメモリセ
ルM(1,q) 〜M(16,q)毎に分断され、他のブロックの副
ビット線とは独立に制御可能になっている。一方、副ソ
ース線S0 〜S6 の夫々は、副ビット線方向に隣接する
2つのブロックに跨がって、即ち、1つのブロックに属
する8個のメモリセルM(9,q) 〜M(16,q)及び当該ブロ
ックと副ビット線方向に隣接するブロックに属する8個
のメモリセルM(1,q) 〜M(8,q) の計16個のメモリセ
ル毎に分断されている。
メモリセルM(9,q) との間に形成された各ビットコンタ
クトBC1 〜BC6 は、各一対のビット選択トランジス
タST1 とST2 、ST3 とST4 、ST5 とST6 、
ST7 とST8 、ST9 とST10、並びに、ST11とS
T12のドレインと図示しない絶縁膜を介して基板上に例
えばアルミニウム等の金属で形成された主ビット線12
31(図8参照)とを接続している。また、ビットコン
タクトBC7 は、ビット選択トランジスタST13のドレ
インと図示しない絶縁膜を介して基板上に例えばアルミ
ニウム等の金属で形成された主ビット線1231(図8
参照)とを接続している。
ST5 、ST7 、ST9 、ST11、ST13のソースに
は、副ビット線B0 、副ビット線B1 、‥‥、副ビット
線B6が夫々接続されているとともに、ゲートには、ワ
ード線方向に延びたビット選択ワード線SW2 が接続さ
れている。一方、ビット選択トランジスタST2 、ST
4 、ST6 、ST8 、ST10、ST12のソースには、副
ビット線B1 、副ビット線B2 、‥‥、副ビット線B6
が夫々接続されているとともに、ゲートには、ワード線
方向に延びたビット選択ワード線SW1 が接続されてい
る。
たソースコンタクトSC1 〜SC7は、副ソース線S0
〜S6 と図示しない絶縁膜を介して基板上に例えばアル
ミニウム等の金属で形成された主ソース線1241(図
8参照)とを接続している。
置にビットコンタクトBCを設け、ブロック間にソース
コンタクトSCを設けることにより、メモリセルアレイ
中のコンタクトの分布が均一となって、素子の集積度を
高めることができる。
回路構成を示すブロック図である。図2において、メモ
リセルアレイ21は、図7に示したようにマトリックス
状に配列されたメモリセルを多数有している。ワード線
デコーダ122には、メモリセルアレイ21のブロック
毎に設けられたワード線W0 〜W15とビット選択ワード
線SW1 、SW2 が夫々接続されている。ビット線デコ
ーダ123及びこれとメモリセルアレイ21を挟んで反
対側に示されたソース線デコーダ124には、メモリセ
ルアレイ21の主ビット線1231及び主ソース線12
41が夫々接続されている。チップ制御回路25は、入
力端子INから入力バッファ回路26を介して送られた
アドレス信号の内容に応じて、データ書き換え及び読み
出しのための命令をワード線デコーダ122、ビット線
デコーダ123及びソース線デコーダ124に夫々送
る。
源電圧5Vから昇圧された電圧)及び5V(電源電圧)
を夫々供給されており、その内部において3V及び6V
の電圧を発生する。これらの電圧(3V、5V、6V、
12V)は、電圧制御回路29からチップ制御回路25
を介してワード線デコーダ122、ビット線デコーダ1
23及びソース線デコーダ124に夫々供給される。そ
して、ワード線デコーダ122は0V、5V又は12V
の電圧を、ビット線デコーダ123は0V又は6Vの電
圧を、ソース線デコーダ124は0V又は3Vの電圧
を、データ書き換え又は読み出しの各動作に応じて各メ
モリセルの制御ゲート、ドレイン及びソースに夫々印加
する。ソース線デコーダ124に接続されたマルチプレ
クサ27は、チップ制御回路25からの命令に応じてソ
ース線デコーダ124からの信号のいずれかを選択し、
これをセンスアンプ28に向けて出力する。センスアン
プ28において増幅された信号は、出力バッファ回路3
0を介して出力端子OUTから出力される。
レイの概略を示す部分的な平面図である。図9において
は、図7のメモリセルアレイのうち、ブロック2のメモ
リセルM(1,5) 〜M(1,12)、M(2,5) 〜M(2,12)、‥
‥、M(8,5) 〜M(8,12)の64個のメモリセルを示して
いる。メモリセルM(1,5) 〜M(1,12)、‥‥、M(8,5)
〜M(8,12)の制御ゲートの夫々はワード線W0 、‥‥、
W7 と一体に形成されており、ワード線W0 、‥‥、W
7 の夫々の下には各メモリセルに対応して8つの浮遊ゲ
ート31が形成されている。また、ワード線と直交する
方向に延びた副ビット線B3 〜B 5及び副ソース線S2
〜S 5は、シリコン基板の内部の隣接する浮遊ゲート3
1に挟まれる位置に交互に形成されている。本実施形態
のメモリセルでは、ワード線方向での1つのメモリセル
当たりの最小寸法が、ソースコンタクトSC及びビット
コンタクトBCを介して副ビット線及び副ソース線に接
続される主ビット線及び主ソース線である例えばアルミ
配線のピッチで決められるとともに、ビット線方向での
1つのメモリセル当たりの最小寸法が、制御ゲートであ
るワード線W0 、‥‥、W7 のピッチで決められ、個々
のメモリセルのサイズを極めて小さくすることができ
る。
ルは、基本的には図4で説明した第1の実施形態のフラ
ッシュメモリと同じ製造方法で製造される。
込み動作を図12を参照して説明する。例えば、ブロッ
ク2のメモリセルM(4,5) にデータを書き込む場合、ブ
ロック2のワード線W3 を12V、他のワード線を0
V、ビットコンタクトBC3 に接続された主ビット線を
6V、他の主ビット線を0V、ソースコンタクトSC2
に接続された主ソース線を3V、他の主ソース線を0
V、ブロック2のビット選択ワード線SW2 を5V及び
他のビット選択ワード線を0Vに夫々バイアスする。す
ると、図7に示すブロック2のビット選択トランジスタ
ST1 、ST3 、ST5 、ST7 、ST9 、ST11、S
T13が夫々オンになって、副ビット線B0 、B1 、B
3 、B4 、B5 、B6 の電位が夫々0Vになるととも
に、副ビット線B2 の電位が6Vになる。また、副ソー
ス線S0 、S2 、S3 、S4 、S5 、S6の電位が夫々
0Vになるとともに、副ソース線S1 の電位が3Vにな
る。この結果、ブロック2のメモリセルM(4,5) の制御
ゲートに12V、ドレインに6V、ソースに0Vが夫々
印加され、メモリセルM(4,5) の浮遊ゲートにホットエ
レクトロンが注入されて、このメモリセルM(4,5) は書
き込まれた状態になる。
副ビット線B2 のみに6Vが印加され、他のブロックの
副ビット線B2 には6Vが印加されない。従って、第1
の実施形態に比べてドレインに6Vが印加されるメモリ
セルの数が大幅に減少する。即ち、書き込み時に誤消去
の虞のあるメモリセルの数が大幅に少なくなる。また、
副ソース線S1 に3Vを印加することにより、図7に示
すように、メモリセルM(4,4) のドレインには6V、ソ
ースには3Vが印加されるとともに、メモリセルM(4,
3) のドレインには0V、ソースには3Vが印加され
る。このため、従来のようにソースが開放状態であると
きに比べて誤書き込みを起こしにくくしている。尚、こ
の副ソース線S1 に与える電圧は、0Vと6Vの中間の
電圧であって、メモリセルM(4,4) とメモリセルM(4,
3) のいずれのメモリセルの浮遊ゲートに対してもホッ
トエレクトロン注入が起こらない電圧であれば、3Vに
限られるものではない。
(4,6) にデータを書き込む場合には、図7に示すブロッ
ク2のワード線W3 を12V、他のワード線を0V、ビ
ットコンタクトBC3 に接続された主ビット線を6V、
他の主ビット線を0V、ソースコンタクトSC4 に接続
された主ソース線を3V、他の主ソース線を0V、ブロ
ック2のビット選択ワード線SW1 を5V及び他のビッ
ト選択ワード線を0Vに夫々バイアスする。すると、ブ
ロック2のビット選択トランジスタST2 、ST4 、S
T6 、ST8 、ST10、ST12が夫々オンになって、副
ビット線B0 、B1 、B2 、B4 、B5 、B6 の電位が
夫々0Vになるとともに、副ビット線B3 の電位が6V
になる。また、副ソース線S0 、S1 、S2 、S4 、S
5 、S6の電位が夫々0Vになるとともに、副ソース線
S3 の電位が3Vになる。この結果、ブロック2のメモ
リセルM(4,6) の制御ゲートに12V、ドレインに6
V、ソースに0Vが夫々印加され、メモリセルM(4,6)
の浮遊ゲートにホットエレクトロンが注入されて、この
メモリセルM(4,6) は書き込まれた状態になる。
にデータを書き込む場合と同様、ブロック2の副ビット
線B3 に接続されたメモリセルのドレインのみに6Vが
印加されるので、第1の実施形態比べてドレインに6V
が印加されるメモリセルの数が大幅に減少する。また、
副ソース線S3 に3Vを印加することにより、メモリセ
ルM(4,7) のドレインには6V、ソースには3Vが印加
されるとともに、メモリセルM(4,8) のドレインには0
V、ソースには3Vが印加される。これらの条件は、従
来のようにソースが開放状態であるときに比べて誤書き
込みを起こしにくい条件である。
出し動作を説明する。例えば、ブロック2のメモリセル
M(4,5) からデータを読み出す場合、ブロック2のワー
ド線W3 を5V、他のワード線を0V、ビットコンタク
トBC3 に接続された主ビット線を3V、他の主ビット
線を0V、総ての主ソース線を0V、ブロック2のビッ
ト選択ワード線SW2 を5V及び他のビット選択ワード
線を0Vに夫々バイアスする。すると、ビット選択トラ
ンジスタST1 、ST3 、ST5 、ST7 、ST9 、S
T11、ST13が夫々オンになって、副ビット線B0 、B
1 、B3 、B4、B5 、B6 の電位が夫々0Vになると
ともに、副ビット線B2 の電位が3Vになる。また、総
ての副ソース線の電位が0Vになる。この結果、ブロッ
ク2のメモリセルM(4,5) の制御ゲートに5V、ドレイ
ンに3V、ソースに0Vが夫々印加される。このとき、
主ソース線に電流が流れるか否かによって、メモリセル
M(4,5) が書き込み状態又は消去状態のいずれであるか
を判定する。
動作を説明する。本実施形態では、メモリセルアレイの
全メモリセルの記憶内容を一括して消去する。そのため
に、総てのブロックのワード線W0 〜W15を−12V、
総ての主ビット線をフローティング、総ての主ソース線
を0V及び総てのブロックのビット選択ワード線SW2
(又はSW1 )を0Vに夫々バイアスする。この結果、
書き込み状態にあるメモリセルの浮遊ゲートからFNト
ンネル現象により電子が引き抜かれ、メモリセルに書き
込まれたデータは消去される。尚、或るワード線にのみ
−12Vをバイアスすることによって、そのワード線に
接続されたメモリセルのみを消去することもできる。
フラッシュメモリの構成を示す図であり、図7と共通す
る部位には同じ符号を付す。図10に示す例は、副ソー
ス線S0 〜S6 が対応する主ソース線(図示せず)とソ
ースコンタクトSC1 〜SC 7 及びソース選択トランジ
スタST14〜ST20を夫々介して接続されており、ま
た、ブロック毎に設けられ且つワード線方向に延びたソ
ース選択ワード線SW3とソース選択トランジスタST
11〜ST17の夫々のゲートとが接続されている点におい
てのみ図7の例と異なる。本実施形態によると、例え
ば、ブロック2のメモリセルM(4,5) にデータを書き込
む場合、第2の実施形態の場合と同様にメモリセルの誤
消去及び誤書き込みを防止できるとともに、ソース選択
ワード線SW3 に選択的に5Vを印加することによって
ブロック1とブロック2に跨がって形成された副ソース
線S2 にのみ3Vを印加することができるので、誤書き
込み等がより起こりにくくなって、一層信頼性が高い。
尚、本実施形態において、ソース選択ワード線SW3
は、図8に示すワード線デコーダ122に接続されてい
る。
フラッシュメモリの構成を示す図であり、図7と共通す
る部位には同じ符号を付す。図11に示す例は、副ビッ
ト線B0 がビット選択トランジスタST21及びビットコ
ンタクトBC1 を夫々介し、副ビット線B1 がビット選
択トランジスタST22及びビットコンタクトBC2 を夫
々介し、‥‥、副ビット線B6 がビット選択トランジス
タST27及びビットコンタクトBC7 を夫々介して対応
する主ビット線1231(図8参照)に接続されてお
り、また、ブロック毎に設けられ且つワード線方向に延
びたビット選択ワード線SW11とビット選択トランジス
タST21〜ST27の夫々のゲートとが接続されている点
においてのみ図7の例と異なる。本実施形態によると、
例えば、ブロック2のメモリセルM(4,5) にデータを書
き込む場合、第2の実施形態の場合と同様にメモリセル
の誤消去及び誤書き込みを防止できるとともに、第2の
実施形態の構成と比較して、主ビット線と副ビット線の
組み合わせを変えられないという短所はあるものの(第
1実施形態の構成では、1本の主ビット線に対し2本の
副ビット線のいずれかを対応させることが可能)、ビッ
ト選択ワード線及びビット選択トランジスタを夫々少な
くすることができるので、より高集積化に適しており且
つ制御が容易である。
フラッシュメモリの書き換え動作の他の例について図1
3を参照して説明する。
ブロック2の下側部分を示す等価回路図である。その他
の構成は図7の第2の実施形態において説明したものと
同様であり、その構造等の説明はここでは省略する。ま
た、本実施形態では、記述を簡略化するために、図13
に示された範囲内においてのみ電圧の印加等の状態を説
明することとし、主ビット線、主ソース線及び選択ワー
ド線に印加する電圧については、その説明を省略する。
1,4)にデータを書き込む場合、ワード線W10を12V、
他のワード線を0V、副ビット線B2 を6V、他の副ビ
ット線を0V、副ソース線S2 をフローティング及び他
の副ソース線を0Vに夫々バイアスする。この結果、メ
モリセルM(11,4)の制御ゲートに12V、ドレインに6
V、ソースに0Vが夫々印加され、メモリセルM(11,4)
の浮遊ゲートにホットエレクトロンが注入されて、この
メモリセルM(11,4)は書き込まれた状態になる。また、
副ソース線S2 をフローティングとすることにより、メ
モリセルM(11,5)の書き込みを防止できる。
6)は、制御ゲートに12V及びドレインに0Vが夫々印
加され、ソースがフローティングである。しかしなが
ら、開放状態の副ソース線S2 の電位は、隣のメモリセ
ルM(11,5)を介して制御されるので、従来のように誤書
き込みが起こることはない。
られるが、ソース線デコーダ124は、データ書き換え
又は読み出しの夫々の動作に応じて各メモリセルのソー
スに0Vの電圧を印加する又はフローティング(開放状
態)にするようにしている。
フラッシュメモリの書き換え動作のさらに他の例につい
て図14を参照して説明する。
ブロック2の下側部分を示す等価回路図である。その他
の構成は図7の第2の実施形態において説明したものと
同様であり、その構造等の説明はここでは省略する。ま
た、本実施形態では、記述を簡略化するために、図14
に示された範囲内においてのみ電圧の印加等の状態を説
明することとし、主ビット線、主ソース線及び選択ワー
ド線に印加する電圧については、その説明を省略する。
M(11,4)にデータを書き込む場合、ワード線W10を12
V、他のワード線を0V、副ビット線B2 を6V、副ビ
ット線B3 を3V、他の副ビット線を0V、副ソース線
S2 を6V、副ソース線S3を3V、他の副ソース線を
0Vに夫々バイアスする。この結果、メモリセルM(11,
4)の制御ゲートに12V、ドレインに6V、ソースに0
Vが夫々印加され、メモリセルM(11,4)の浮遊ゲートに
ホットエレクトロンが注入されて、このメモリセルM(1
1,4)は書き込まれた状態になる。このとき、副ソース線
S2 に6Vを印加することによりメモリセルM(11,5)の
誤書き込みを防止し、副ビット線B3 に3Vを印加する
ことによりメモリセルM(11,6)の誤書き込みを防止し、
更に、副ソース線S3 に3Vを印加することによりメモ
リセルM(11,7)の誤書き込みを防止している。
トエレクトロン注入により書き込みを行うようにした
が、ソースからのホットエレクトロン注入により書き込
みを行うように構成することもできる。
い集積度を維持しつつ、書き込み動作時に他のメモリセ
ルの誤消去及び誤書き込みの少ない信頼性の高いフラッ
シュメモリ等の不揮発性半導体記憶装置及びその書き込
み方法を実現できる。
メモリのメモリセルアレイの部分的な等価回路図であ
る。
る。
順に示す断面図である。
す概念図である。
す概念図である。
メモリセルアレイの部分的な等価回路図である。
ブロック図である。
のメモリセルアレイの部分的な等価回路図である。
のメモリセルアレイの部分的な等価回路図である。
イへの印加電圧を示す概念図である。
イへの印加電圧を示す概念図である。
イへの印加電圧を示す概念図である。
のメモリセルアレイの部分的な等価回路図である。
Claims (23)
- 【請求項1】 半導体基板上に行および列のマトリック
スに配置されるように形成され、各メモリセルがソー
ス、ドレイン及び浮遊ゲートと制御ゲートを含む複合ゲ
ート構造を有するメモリセルアレイを備えた不揮発性半
導体記憶装置であって、各列に配置されたメモリセルの
隣接する2つが、それぞれのソース又はドレインとなる
1つの不純物拡散層を共有し、各列に配置された上記メ
モリセルの上記制御ゲートを含んでワード線が構成され
ており、列方向に交互に複数のビット線及び複数のソー
ス線が配列されており、上記メモリセルのソース又はド
レインである上記不純物拡散層が上記半導体基板内で行
方向に連続的に形成されてソース線又はビット線の少な
くとも一部を構成している不揮発性半導体記憶装置にお
いて、 各ビット線を、隣接する2つのソース線の一方に選択的
に接続する選択的接続手段を備えていることを特徴とす
る不揮発性半導体記憶装置。 - 【請求項2】 上記選択的接続手段は、各ビット線を上
記隣接する2つのソース線の一方に接続する第1の選択
トランジスタと、上記隣接する2つのソース線の他方に
接続する第2の選択トランジスタとを有していることを
特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 【請求項3】 上記選択的接続手段は、上記第1の選択
トランジスタの導通を制御する第1の制御手段と、上記
第2の選択トランジスタの導通を制御する第2の制御手
段とを有していることを特徴とする請求項2に記載の不
揮発性半導体記憶装置。 - 【請求項4】 上記メモリセルアレイは、各ブロックの
1つの行に含まれるメモリセルの数が同じになるよう
に、行方向に複数のブロックに分割され、 上記第1の選択トランジスタと上記第2の選択トランジ
スタは、各ブロック毎に独立に設けられていることを特
徴とする請求項2に記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 【請求項5】 半導体基板上に行および列のマトリック
スに配置されるように形成され、各メモリセルがソー
ス、ドレイン及び浮遊ゲートと制御ゲートを含む複合ゲ
ート構造を有するメモリセルアレイを備えた不揮発性半
導体記憶装置であって、各列に配置されたメモリセルの
隣接する2つが、それぞれのソース又はドレインとなる
1つの不純物拡散層を共有し、各列に配置された上記メ
モリセルの上記制御ゲートを含んでワード線が構成され
ており、上記メモリセルアレイが、各ブロックの各行が
2n(nは正の整数)のメモリセルを含むように複数の
ブロックに分割された不揮発性半導体記憶装置におい
て、 各ブロックに設けられた複数の副ビット線のそれぞれ
が、上記半導体基板内に形成された連続した1つの層を
含み、その連続した1つの層により該ブロックの行方向
に配置されたメモリセルのドレインとなる不純物拡散層
が連続的に接続されており、 隣接する2つのブロックに跨がるように形成された複数
の副ソース線のそれぞれが、上記半導体基板内に形成さ
れた連続した1つの層を含み、その連続した1つの層に
より上記2つのブロックの行方向に配置された2n個の
メモリセルのソースとなる不純物拡散層が連続的に接続
されており、 各ブロックにおいて、上記副ビット線と上記副ソース線
とが交互に配置されており、 複数の主ビット線が上記行方向に形成されており、 各ブロックに設けられた上記複数の副ビット線のそれぞ
れを、該ブロックに形成されたビットコンタクトを介し
て上記複数の主ビット線の少なくとも1つに接続するた
めのスイッチング手段を有していることを特徴とする不
揮発性半導体記憶装置。 - 【請求項6】 上記スイッチング手段の導通を制御する
手段をさらに有していることを特徴とする請求項5に記
載の不揮発性半導体記憶装置。 - 【請求項7】 上記スイッチング手段は、上記複数の副
ビット線のそれぞれを、隣接する2つの上記主ビット線
のいずれか1つに接続する手段を有していることを特徴
とする請求項5に記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 【請求項8】 上記スイッチング手段は、上記複数の副
ビット線のそれぞれを、1つの上記主ビット線に接続す
る第1の選択トランジスタと、この主ビット線に隣接す
る他の主ビット線に接続する第2の選択トランジスタと
を有していることを特徴とする請求項7に記載の不揮発
性半導体記憶装置。 - 【請求項9】 上記第1の選択トランジスタ及び上記第
2の選択トランジスタの導通を制御する手段をさらに有
していることを特徴とする請求項8に記載の不揮発性半
導体記憶装置。 - 【請求項10】 上記行方向にそれぞれ形成され、上記
複数の主ビット線と交互に配置された複数の主ソース線
と、 上記複数の副ソース線のそれぞれを、関連する上記2つ
のブロック間に設けられたソースコンタクトを介して上
記主ソース線の1つに接続する手段とをさらに有してい
ることを特徴とする請求項5に記載の不揮発性半導体記
憶装置。 - 【請求項11】 半導体基板上に行および列のマトリッ
クスに配置されるように形成され、各メモリセルがソー
ス、ドレイン及び浮遊ゲートと制御ゲートを含む複合ゲ
ート構造を有するメモリセルアレイを備えた不揮発性半
導体記憶装置であって、各列に配置されたメモリセルの
隣接する2つが、それぞれのソース又はドレインとなる
1つの不純物拡散層を共有し、各列に配置された上記メ
モリセルの上記制御ゲートを含んでワード線が構成され
ており、列方向に交互に複数のビット線及び複数のソー
ス線が配列されており、上記メモリセルのソース又はド
レインである上記不純物拡散層が上記半導体基板内で行
方向に連続的に形成されて上記ソース線又は上記ビット
線の少なくとも一部を構成している不揮発性半導体記憶
装置の書き込み方法において、 書き込むべき第1のメモリセルの制御ゲートに第1の電
圧、ドレインに第2の電圧、ソースに上記第2の電圧よ
り小さい第3の電圧を印加して、該メモリセルの浮遊ゲ
ートにホットエレクトロンを注入し、 上記第1のメモリセルとドレインを共有し、ソースを共
有しない第2のメモリセルのソースに上記第2の電圧を
印加し、 上記第2のメモリセルとソースを共有し、ドレインを共
有しない第3のメモリセルのドレイン、及び、上記第3
のメモリセルとドレインを共有し、ソースを共有しない
第4のメモリセルのソースに、上記第2の電圧より小さ
く、上記第3の電圧より大きい第4の電圧を印加するこ
とを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の書き込み方
法。 - 【請求項12】 上記第1、第2、第3及び第4の電圧
は、それぞれ12V、6V、0V及び3Vであることを
特徴とする請求項11に記載の不揮発性半導体記憶装置
の書き込み方法。 - 【請求項13】 半導体基板上に行および列のマトリッ
クスに配置されるように形成され、各メモリセルがソー
ス、ドレイン及び浮遊ゲートと制御ゲートを含む複合ゲ
ート構造を有するメモリセルアレイを備えた不揮発性半
導体記憶装置であって、各列に配置されたメモリセルの
隣接する2つが、それぞれのソース又はドレインとなる
1つの不純物拡散層を共有し、各列に配置された上記メ
モリセルの上記制御ゲートを含んでワード線が構成され
ており、列方向に交互に複数のビット線及び複数のソー
ス線が配列されており、上記メモリセルのソース又はド
レインである上記不純物拡散層が上記半導体基板内で行
方向に連続的に形成されて上記ソース線又は上記ビット
線の少なくとも一部を構成している不揮発性半導体記憶
装置の書き込み方法において、 書き込むべき第1のメモリセルの制御ゲートに第1の電
圧、ドレインに第2の電圧、ソースに上記第2の電圧よ
り小さい第3の電圧を印加して、該メモリセルの浮遊ゲ
ートにホットエレクトロンを注入し、 上記第1のメモリセルとドレインを共有し、ソースを共
有しない第2のメモリセルのソースに上記第3の電圧よ
り大きく、上記第2の電圧より小さい第4の電圧を印加
することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の書き込
み方法。 - 【請求項14】 上記第1、第2、第3及び第4の電圧
は、それぞれ12V、6V、0V及び3Vであることを
特徴とする請求項13に記載の不揮発性半導体記憶装置
の書き込み方法。 - 【請求項15】 半導体基板上に行および列のマトリッ
クスに配置されるように形成され、各メモリセルがソー
ス、ドレイン及び浮遊ゲートと制御ゲートを含む複合ゲ
ート構造を有するメモリセルアレイを備えた不揮発性半
導体記憶装置であって、各列に配置されたメモリセルの
隣接する2つが、それぞれのソース又はドレインとなる
1つの不純物拡散層を共有し、各列に配置された上記メ
モリセルの上記制御ゲートを含んでワード線が構成され
ており、列方向に交互に複数のビット線及び複数のソー
ス線が配列されており、上記メモリセルのソース又はド
レインである上記不純物拡散層が上記半導体基板内で行
方向に連続的に形成されて上記ソース線又は上記ビット
線の少なくとも一部を構成している不揮発性半導体記憶
装置の書き込み方法において、 書き込むべき第1のメモリセルの制御ゲートに第1の電
圧、ドレインに第2の電圧、ソースに上記第2の電圧よ
り小さい第3の電圧を印加して、該メモリセルの浮遊ゲ
ートにホットエレクトロンを注入し、 上記第1のメモリセルとドレインを共有し、ソースを共
有しない第2のメモリセルのソースを開放状態にするこ
とを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の書き込み方
法。 - 【請求項16】 上記第1、第2及び第3の電圧は、そ
れぞれ12V、6V及び0Vであることを特徴とする請
求項15に記載の不揮発性半導体記憶装置の書き込み方
法。 - 【請求項17】 半導体基板に形成され且つ浮遊ゲート
と制御ゲートの複合ゲート構造を有するメモリセルがマ
トリックス状に配列されたメモリセルアレイを備えた不
揮発性半導体記憶装置であって、 上記制御ゲートで構成されるワード線の方向に隣接する
各2つの上記メモリセルがソース又はドレインである不
純物拡散層を共有し、 上記ワード線と直交する方向に配列した上記メモリセル
が2n個(n:自然数)毎のブロックに分割され、 上記ワード線と直交する方向に配列した上記メモリセル
のドレインである上記不純物拡散層が上記ブロック毎に
上記半導体基板内に連続的に形成されて、副ビット線を
構成し、 上記ワード線と直交する方向に配列した上記メモリセル
のソースである上記不純物拡散層が、隣接する各2つの
ブロックに跨がった2n個の上記メモリセルにおいて上
記半導体基板内に連続的に形成されて、副ソース線を構
成し、 上記各副ビット線が、上記ブロック毎に設けられたビッ
ト選択トランジスタ及びビットコンタクトを介して主ビ
ット線に接続し、 上記ビット選択トランジスタのゲートがビット選択ワー
ド線に接続し、 上記各副ソース線が、上記各ブロック間に設けられたソ
ースコンタクトを介して主ソース線に接続していること
を特徴とする不揮発性半導体記憶装置。 - 【請求項18】 上記各副ソース線が、上記各ブロック
間に設けられたソース選択トランジスタ及び上記ソース
コンタクトを介して上記主ソース線に接続し、上記ソー
ス選択トランジスタのゲートがソース選択ワード線に接
続していることを特徴とする請求項17に記載の不揮発
性半導体記憶装置。 - 【請求項19】 上記ワード線、上記ビット選択ワード
線及び上記ソース選択ワード線が夫々接続されたワード
線デコーダと、上記主ビット線が接続されたビット線デ
コーダと、上記主ソース線が接続されたソース線デコー
ダとを有することを特徴とする請求項18に記載の不揮
発性半導体記憶装置。 - 【請求項20】 請求項17〜19のいずれかに記載の
不揮発性半導体記憶装置の書き込み方法において、 書き込むべきメモリセルの上記制御ゲートに第1の電
圧、ドレインに第2の電圧及びソースに上記第2の電圧
よりも小さい第3の電圧を印加するとともに、上記書き
込むべきメモリセルとドレインを共有し且つソースを共
有しないメモリセルのソースに上記第3の電圧よりも大
きく上記第2の電圧よりも小さい第4の電圧を印加する
ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の書き込み方
法。 - 【請求項21】 請求項17〜19のいずれかに記載の
不揮発性半導体記憶装置の書き込み方法において、 書き込むべきメモリセルの上記制御ゲートに第1の電
圧、ドレインに第2の電圧及びソースに上記第2の電圧
よりも小さい第3の電圧を印加するとともに、上記書き
込むべきメモリセルとドレインを共有し且つソースを共
有しないメモリセルのソースを開放状態にすることを特
徴とする不揮発性半導体記憶装置の書き込み方法。 - 【請求項22】 請求項17〜19のいずれかに記載の
不揮発性半導体記憶装置の書き込み方法において、 書き込むべきメモリセルの上記制御ゲートに第1の電
圧、ドレインに第2の電圧及びソースに上記第2の電圧
よりも小さい第3の電圧を印加するとともに、上記書き
込むべきメモリセルとドレインを共有し且つソースを共
有しない第2のメモリセルのソースに上記第2の電圧を
印加し、上記第2のメモリセルとソースを共有し且つド
レインを共有しない第3のメモリセルのドレイン及び上
記第3のメモリセルとドレインを共有し且つソースを共
有しない第4のメモリセルのソースに上記第3の電圧よ
りも大きく上記第2の電圧よりも小さい第4の電圧を夫
々印加することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の
書き込み方法。 - 【請求項23】 メモリセルへの書き込みがそのメモリ
セルの上記浮遊ゲートへのホットエレクトロン注入によ
り行われることを特徴とする請求項20〜22のいずれ
か1項に記載の不揮発性半導体記憶装置の書き込み方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35008795A JP3540881B2 (ja) | 1994-12-26 | 1995-12-22 | 不揮発性半導体記憶装置の書き込み方法 |
Applications Claiming Priority (5)
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JP33722194 | 1994-12-26 | ||
JP33722294 | 1994-12-26 | ||
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JP6-337221 | 1994-12-26 | ||
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JPH08236650A true JPH08236650A (ja) | 1996-09-13 |
JP3540881B2 JP3540881B2 (ja) | 2004-07-07 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007052684A1 (ja) * | 2005-11-02 | 2007-05-10 | Sharp Kabushiki Kaisha | 不揮発性半導体記憶装置 |
CN113674786A (zh) * | 2021-08-20 | 2021-11-19 | 广东省大湾区集成电路与系统应用研究院 | 存内计算单元、模块和系统 |
-
1995
- 1995-12-22 JP JP35008795A patent/JP3540881B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2007052684A1 (ja) * | 2005-11-02 | 2007-05-10 | Sharp Kabushiki Kaisha | 不揮発性半導体記憶装置 |
US7800948B2 (en) | 2005-11-02 | 2010-09-21 | Sharp Kabushiki Kaisha | Nonvolatile semiconductor memory device |
CN113674786A (zh) * | 2021-08-20 | 2021-11-19 | 广东省大湾区集成电路与系统应用研究院 | 存内计算单元、模块和系统 |
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