JPH0820396B2 - バイオセンサチツプ - Google Patents

バイオセンサチツプ

Info

Publication number
JPH0820396B2
JPH0820396B2 JP62113929A JP11392987A JPH0820396B2 JP H0820396 B2 JPH0820396 B2 JP H0820396B2 JP 62113929 A JP62113929 A JP 62113929A JP 11392987 A JP11392987 A JP 11392987A JP H0820396 B2 JPH0820396 B2 JP H0820396B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
biosensor
liquid
flat plate
biosensors
flow path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62113929A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63279153A (ja
Inventor
博章 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP62113929A priority Critical patent/JPH0820396B2/ja
Publication of JPS63279153A publication Critical patent/JPS63279153A/ja
Publication of JPH0820396B2 publication Critical patent/JPH0820396B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 平板状体の1面に、おゝむね同一の流路条件を有する
複数の液状被検体の流路をなす溝が形成され、この溝に
連通して形成された凹部中にバイオセンサ本体が収容さ
れ、このバイオセンサ本体と前記の溝とは第2の平板状
体によってカバーされており、バイオセンサ本体にそれ
ぞれには、液体被検体が、おゝむね同一の条件で接触す
るようにされているバイオセンサチップである。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、バイオセンサチップに関する。特に、生体
触媒等のバイオセンサを使用して、単一の液状被検体の
各種の化学的性質を検出するバイオセンサチップに関す
る。
〔従来の技術〕
近来、生体触媒等のバイオセンサを使用して、血液・
尿等の生体液の液状被検体に含まれる各種イオンの濃度
を一括して同時に測定する集合型バイオセンサが開発さ
れている。たゞ、この集合型バイオセンサは、未だ開発
途上にあるため、その構造は実験室的構造である。例え
ば、球体状の容器の外面に、棒状のバイオセンサが放射
状に取り付けられた構造等が一般である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来技術に係る集合型バイオセンサは、上記のとお
り、その構造が工業的に未成熟であり、使用上取り扱い
上不便であり、単一の集合型バイオセンサに取り付けら
れた複数のバイオセンサのすべてに同一の条件で液状被
検体が接触するようにすることが困難であり、また、近
接するバイオセンサが相互に干渉するおそれがあり、検
出精度が劣るという欠点がある。
本発明の目的は、これらの欠点を解消することにあ
り、取り扱いが便利でありすべてのバイオセンサに同一
の条件(液圧・流速・流れの方向・撹拌の状態・温度等
の条件)で液状被検体を接触させることができ、各バイ
オセンサが相互に干渉することがなく、検出精度がすぐ
れている集合型バイオセンサたるバイオセンサチップを
提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本発明が採った手段は、
平板状体(1)の1面に、複数に分岐しておりおゝむね
同一の流路条件を有する液状被検体流路をなす複数の溝
(4)を形成し、この分岐した複数の流路のそれぞれに
連通して凹部(3)を形成し、この凹部(3)のそれぞ
れの中に相互に異なるバイオセンサ本体(7)を収容
し、この複数種類のバイオセンサ本体(7)と前記の溝
(4)とを第2の平板状体(9)をもってカバーして、
前記の複数種類の相互に異なるバイオセンサ本体(7)
のそれぞれに、液状被検体が、おゝむね同一の条件(液
圧・流速・流れの方向・撹拌の状態・温度等の条件)で
接触することゝなるようにバイオセンサチップを構成す
ることにある。
なお、上記平板状体(1)の材料は、工業用プラスチ
ック等の高分子化合物でも、ガラス等でも、また、シリ
コン等の半導体でもよい。エッチングをなしうる材料で
あればよい。
〔作用〕
本発明に係るバイオセンサチップにあっては、複数の
バイオセンサチップが相互に平行に配置されて単一の平
板状部材に埋め込まれ、各バイオセンサは、上記の平板
状部材に設けられた液圧・流速・流れの方向・撹拌の状
体・温度等の流路条件が相互に同一にされた溝を介して
液状被検体が供給されることにされている。そのため、
従来技術の場合と異なり、球状容器の外周に複数のバイ
オセンサを取り付ける必要はなく、取り扱いが便利であ
り、各バイオセンサには、おゝむね同一条件の液状被検
体が供給されることになり、精度は向上し、しかも、各
バイオセンサは相互に遮断されているから、相互に干渉
することもなく、この点からも精度が向上する。
〔実施例〕
以下、図面を参照しつゝ、本発明の一実施例に係るバ
イオセンサチップについてさらに説明する。
第2図参照 シリコン基板1を熱酸化し、その面上に約1μm厚の
二酸化シリコン膜2を形成する。
第3図参照 リングラフィー法を使用して、バイオセンサ収容領域
3及び液状被検体用流路をなす溝4を形成する。この工
程はレジストをスピンコートしてレジスト膜(図示せ
ず)を形成した後、所望のパターンを有するフォトマス
クを使用して露光・現像して所望のパターンを有するエ
ッチング用レジストマスクを形成し、このエッチング用
レジストマスクを使用し、フッ酸とフッ化アンモニウム
との混合液をエッチャントとして使用して二酸化シリコ
ン膜2をパターニングし、このパターニングされた二酸
化シリコン膜2をマスクとし、35%水酸化カリウムをエ
ッチャントとしてシリコン基板1をエッチングすればよ
い。
その後、再び熱酸化して、上記のバイオセンサ収容領
域3及び液状被検体用流路をなす溝4の内面を5,000Å
厚の二酸化シリコン膜(符号3、4と重畳して、いずれ
を指すか不明瞭になるので、図に記入せず)5をもって
カバーする。完成したチップの典型的な大きさは5mm×5
mm程度であり、これを1枚のウェーハ上に多数形成す
る。
第4図参照 再びリングラフィー法を使用して、バイオセンサ用電
極・配線6を形成する。この工程は、エッチング法を使
用してもリフトオフ法を使用してもなしうるが、リフト
オフ法を使用することを前提として述べると、まず、上
記と同様にしてバイオセンサ用電極・配線6のパターン
を有するレジストマスク(図示せず)を形成し、クロム
を500Å厚に蒸着した後、金を1μm厚に蒸着し、その
後、レジストマスク(図示せず)を除去して、バイオセ
ンサ用電極・配線6を完成する。
第5図参照 生体触媒等のバイオセンサ本体7をバイオセンサ収容
領域3に固定する。例えばグリコースオキシダーゼを、
例えば牛血清アルブミンを使用して、1のバイオセンサ
収容領域3に固定し、次に、例えばウレアーゼを、例え
ばグルタルアルデヒドを使用して、他のバイオセンサ収
容領域3に固定する。
第1図参照 電極パッド領域に電極リード線用開口8を有するガラ
ス板9をカバーし、エポキシ系接着材をもって固定す
る。10は電極リード線用開口8を貫通した電極リード線
である。
〔発明の効果〕 以上説明せるとおり、本発明に係るバイオセンサチッ
プは、複数のバイオセンサが相互に平行に配置されて単
一の平板状部材に埋め込まれ、各バイオセンサは、上記
の平板状部材に設けられ液圧・流速・流れの方向・撹拌
の状体・温度等の流路条件が相互に同一になるように分
岐している溝を介して液状被検体が供給されることにさ
れているので、従来技術の場合と異なり、球状容器の外
周に複数のバイオセンサを取り付ける等のことをする必
要はなく、取り扱いが便利であり、各バイオセンサに
は、おゝむね同一条件の液状被検体が供給されることに
なり、精度は向上し、しかも、各バイオセンサは相互に
遮断されているから、相互に干渉することもなく、この
点からも精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例に係るバイオセンサチップ
の平面図である。 第2〜5図は、本発明の一実施例に係るバイオセンサチ
ップの製造工程図である。 1……平板状体(シリコン基板)、2……二酸化シリコ
ン膜、3……バイオセンサ収容領域、4……液状被検体
の流路をなす溝、6……バイオセンサ用電極・配線、7
……バイオセンサ本体、8……バイオセンサ電極リード
線用開口、9……カバー(ガラス板)、10……バイオセ
ンサ電極リード線用リード線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平板状体(1)の1面に、複数に分岐して
    なり、おゝむね同一の流路条件を有する液状被検体流路
    をなす複数の溝(4)が形成され、 該分岐した複数の流路のそれぞれに連通して凹部(3)
    が形成され、該凹部(3)のそれぞれの中に相互に異な
    るバイオセンサ本体(7)が収容され、 該複数種類のバイオセンサ本体(7)と前記溝(4)と
    は第2の平板状体(9)によってカバーされてなり、 前記複数種類の相互に異なるバイオセンサ本体(7)の
    それぞれには、液状被検体が、おゝむね同一の条件で接
    触することゝされてなる ことを特徴とするバイオセンサチップ。
JP62113929A 1987-05-11 1987-05-11 バイオセンサチツプ Expired - Lifetime JPH0820396B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62113929A JPH0820396B2 (ja) 1987-05-11 1987-05-11 バイオセンサチツプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62113929A JPH0820396B2 (ja) 1987-05-11 1987-05-11 バイオセンサチツプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63279153A JPS63279153A (ja) 1988-11-16
JPH0820396B2 true JPH0820396B2 (ja) 1996-03-04

Family

ID=14624730

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62113929A Expired - Lifetime JPH0820396B2 (ja) 1987-05-11 1987-05-11 バイオセンサチツプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0820396B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011133402A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Asahi Rubber Inc バイオチップ基板の製造方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101198447B1 (ko) 2010-10-13 2012-11-06 한국과학기술원 플라스틱 기반 바이오 센서 및 그 제조방법
KR101198460B1 (ko) 2010-10-15 2012-11-06 한국과학기술원 플라스틱 바이오 센서 및 그 제조방법

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DK429682A (da) * 1982-09-28 1984-03-29 Inflow Aps Integrerede mikroroersystemer til kontinuerlig gennemstroemningsanalyse

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011133402A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Asahi Rubber Inc バイオチップ基板の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63279153A (ja) 1988-11-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0175917B1 (ko) 전체가 마이크로 제작된 바이오센서 및 그 생산 방법과 동 센서의 용도
EP0228259B1 (en) Enzyme immobilized membrane for a semiconductor sensor and method for producing same
US7074610B2 (en) System and method of microdispensing and arrays of biolayers provided by same
US5212050A (en) Method of forming a permselective layer
US5445920A (en) Fabrication process of biosensor
US5747669A (en) Oxygen electrode and its manufacture
Suzuki et al. Fabrication of an oxygen electrode using semiconductor technology
Hanazato et al. Integrated multi-biosensors based on an ion-sensitive field-effect transistor using photolithographic techniques
KR100484489B1 (ko) 바이오 센서, 그의 어레이 구조 및 다수의 바이오 센서를제조하는 방법
JPS6188135A (ja) 半導体バイオセンサの製造方法
JPH0820396B2 (ja) バイオセンサチツプ
JPH102875A (ja) 酵素反応センサー及びその製造方法
Hiratsuka et al. A Self‐Contained Glucose Sensor Chip with Arrayed Capillaries
JPH059740B2 (ja)
JPS63111454A (ja) 固定化酵素膜の製造方法
JPH0519948B2 (ja)
JPH0584860B2 (ja)
JPS6275346A (ja) 酵素センサ−
JPH02263480A (ja) オプティカルバイオセンサ
JPH09182738A (ja) 酸素電極およびその製造方法
JPS61245051A (ja) 半導体マルチバイオセンサの製造方法
Shiono et al. Advances in enzymatically coupled field effect transistors
JPH0519654B2 (ja)
Van der Spiegel et al. Characteristics Of Microfabricated Ion Selective Electrodes
JPS63241346A (ja) プレ−ナ型バイオセンサの製造方法