JPH082029Y2 - 四輪操舵装置 - Google Patents

四輪操舵装置

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JPH082029Y2
JPH082029Y2 JP1989095482U JP9548289U JPH082029Y2 JP H082029 Y2 JPH082029 Y2 JP H082029Y2 JP 1989095482 U JP1989095482 U JP 1989095482U JP 9548289 U JP9548289 U JP 9548289U JP H082029 Y2 JPH082029 Y2 JP H082029Y2
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JP
Japan
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wheel
rear wheel
control valve
steering
power cylinder
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JP1989095482U
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JPH0334974U (ja
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和男 福山
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、車両の四輪操舵装置に関する。
(従来の技術) 第3図において、四輪操舵装置の一例を説明すると、
前輪1,1は、前輪パワー・ステアリング・ギヤ・リンケ
ージ2のパワー・シリンダ3に連結されている。前輪パ
ワー・ステアリング・ギヤ・リンケージ2は、パワー・
ステアリング・オイル・ポンプ4,オイル・リザーバ5と
パワー・シリンダ3との間の作動油通路上に配置されて
いて、ステアリング・ホイール6の前輪操舵力に応じた
油圧をパワー・シリンダ3に向けて発生するようになっ
ている。後輪7,7は、トレーリング・アームの関節部を
連結した後輪用パワー・シリンダ8に連結されている。
図示しないデファレンシャル・ギヤ・キャリヤに設けら
れた後輪用オイル・ポンプ9は、オイル・リザーバ5と
後輪用コントロール・バルブ10に連通されている。後輪
用コントロール・バルブ10の各左右の圧力室は、パワー
・シリンダ3の左右の圧力室と油圧通路11L,11Rで互い
に接続されている。コントロール・バルブ9を作動させ
る制御油圧を伝達する油圧通路11L,11Rの途中には、そ
れぞれ高圧ゴム・ホース12,12が設けられている。第3
図において、コントロール・バルブ9は、図示の都合
上、その大きさを誇張して示してある。
そして、例えば、ステアリング・ホイール6を左に回
すと、前輪パワー・ステアリング・ギヤ・リンケージ2
は、パワー・ステアリング・オイル・ポンプ4の作動油
をパワー・シリンダ3の左圧力室に加え、操舵力に応じ
た油圧を発生して、前輪1を左に向ける。一方、パワー
・シリンダ3の油圧は、矢印で示すように、油圧通路11
Lを介して後輪用コントロール・バルブ10の左圧力室に
も伝達されて、後輪用オイル・ポンプ9の油圧を後輪用
パワー・シリンダ8を作動させ後輪7を左方に向かせ
る。ステアリング・ホイール6を右回転させると、前後
輪共に右方をむく。以上は前後輪を同位相で操舵する例
であるが、油圧通路の配管の仕方によっては逆位相操舵
方式となる。
(考案が解決しようとする課題) ところで、従来は、後輪用オイル・ポンプ9を独立し
て設けているため配管が複雑になると共にコスト高とな
る問題がある。後輪用オイル・ポンプ9を廃止すると、
ポンプのコストは下がるも、後輪近傍に配置されたコン
トロール・バルブ10とパワー・シリンダ3との間の配管
抵抗によりポンプ負荷が増大するという問題が発生す
る。また、後輪用コントロール・バルブ10とパワー・シ
リンダ3は、その途中を高圧ゴム・ホースで接続されて
いて、前輪と後輪との間を長い配管で連通されているた
め、ゴム・ホースの膨張収縮による油圧の逃げが発生
し、後輪の応答遅れという問題がある。
本考案の目的は、ポンプの負荷が増大せず、しかもコ
スト・ダウンが図れて、跳ね石等からコントロール・バ
ルブを防護しつつ走行風による冷却が行われる四輪操舵
装置の提供にある。
(課題を解決するための手段) 本考案は、ステアリング・ホイールの回動に応じて油
圧を発生する前輪パワー・ステアリング・ギヤ・リンケ
ージと、この前輪パワー・ステアリング・ギヤ・リンケ
ージに発生させられた制御油圧で開閉制御される後輪用
コントロール・バルブと、上記後輪用コントロールバル
ブで制御され、後輪の操舵角を変化させる後輪用パワー
・シリンダとを備えた四輪操舵装置において、上記後輪
用コントロール・バルブを、上記パワー・ステアリング
・ギヤ・リンケージのパワー・シリンダ下部に、導風用
スリットを有し上記後輪用コントロール・バルブの下部
を保護するプロテクタと共に取付バンドにより取り付け
たことを特徴とする。
(作用) ステアリング・ホイールを回転すると、前輪パワー・
ステアリング・ギヤ・リンケージに油圧が発生し、この
油圧はパワー・シリンダを介して前輪の向きを変える力
となると共に、パワー・シリンダに装着された後輪用コ
ントロール・バルブに伝達されて、後輪用パワー・シリ
ンダを駆動し後輪の向きが変えられる。後輪用コントロ
ール・バルブは、パワー・シリンダ下部に取り付けられ
た導風用スリットを有するプロテクタにより跳ね石等か
ら防護されると共に、走行風により冷却される。
(実施例) 以下、図示の一実施例に基づいて本考案を説明する。
なお、第3図に示す従来の構成と同一の部材については
同一符号を付すにとどめ個々の説明は割愛する。
第1図および第2図において、前輪パワー・ステアリ
ング・ギヤ・リンケージ2のパワー・シリンダ3の下部
には、後輪用コントロール・バルブ80が、取付バンド30
と固定ネジ42により、マウント・ラバー41を介して装着
されている。従来の長い高油圧通路をなくすためには、
後輪用コントロール・バルブをエンジン・ルームに設け
ることも考えられるが、エンジンの放熱回避と配管の容
易性を考えるとパワー・シリンダ3の下部に装着するこ
との意義は大きい。
取付バンド30の脚部には、プロテクタ40の上部が固定
ネジ42により、マウント・ラバー41と共に固定されてい
る。プロテクタ40は、エンジンの放射熱による油温の上
昇を防ぐために、エンジン・ルームに近接する部分は閉
塞されるも、走行風による冷却効果を維持するために導
風用スリット40aが形成されており、パワー・シリンダ
3の下部周辺に配置されている後輪用コントロール・バ
ルブ80や配管を跳ね石から守ると共に、作動油のエンジ
ンからの放射熱による油温上昇を防ぐ。マウント・ラバ
ー41は、常用車速域でのステアリング系のハンドル・シ
ミーを軽減するのに役立つ。後輪用コントロール・バル
ブ80の左右の圧力室は、制御油が流通する油圧通路21L,
21Rを介してパワー・シリンダ3の左右の圧力室に接続
されている。パワー・シリンダ3の下部周辺に配置され
ている後輪用コントロール・バルブ80は、油圧通路21L,
21Rが走行風にさらされるので、パワー・ステアリング
作動油の昇温を防止する効果がある。後輪用コントロー
ル・バルブ80は、後輪用パワー・シリンダ(第3図の符
号8参照)に接続される。本考案では、独立した後輪用
オイル・ポンプは不要となり、パワー・ステアリング用
のオイル・ポンプで発生した油圧が用いられる。
(効果) 以上述べたように、後輪用コントロール・バルブを前
輪パワー・ステアリング・ギヤ・リンケージのパワー・
シリンダ下部に、導風用スリットを有し後輪用コントロ
ール・バルブの下部を保護するプロテクタと共に取付バ
ンドにより取り付けた本考案によれば、後輪用コントロ
ール・バルブと前輪用のパワー・シリンダとが一体で動
くのでゴム・ホース部分が不要になると共に、オイル・
ポンプと後輪用コントロール・バルブ間の配管を短くす
ることが可能となり圧力損失を低減でき、しかも、プロ
テクタによりエンジン放熱、跳み石等からコントロール
・バルブを防護しつつ走行風による冷却が行われるので
パワー・ステアリング作動油の昇温を防止できる。
また、コントロール・バルブは、パワー・シリンダに
取付バンドにより取り付けられているので、コントロー
ル・バルブを故障等により交換する必要がある場合、そ
の取外し・取付けが容易である。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本考案の一実施例を示す四輪操舵装置の要部
を示す背面図、第2図は、第1図のA−A断面図、第3
図は、従来の四輪操舵装置のシステムの一例を示す概略
構成図である。 2……前輪パワー・ステアリング・ギヤ・リンケージ、
3……パワー・シリンダ、80……後輪用コントロール・
バルブ、6……ステアリング・ホイール、1……前輪、
7……後輪、8……後輪用パワー・シリンダ、4……パ
ワー・ステアリング用オイル・ポンプ、21L,21R……油
圧通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステアリング・ホイールの回動に応じて油
    圧を発生する前輪パワー・ステアリング・ギヤ・リンケ
    ージと、この前輪パワー・ステアリング・ギヤ・リンケ
    ージに発生させられた制御油圧で開閉制御される後輪用
    コントロール・バルブと、上記後輪用コントロールバル
    ブで制御され、後輪の操舵角を変化させる後輪用パワー
    ・シリンダとを備えた四輪操舵装置において、 上記後輪用コントロール・バルブを、上記パワー・ステ
    アリング・ギヤ・リンケージのパワー・シリンダ下部
    に、導風用スリットを有し上記後輪用コントロール・バ
    ルブの下部を保護するプロテクタと共に取付バンドによ
    り取り付けたことを特徴とする四輪操舵装置。
JP1989095482U 1989-08-14 1989-08-14 四輪操舵装置 Expired - Lifetime JPH082029Y2 (ja)

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JP1989095482U JPH082029Y2 (ja) 1989-08-14 1989-08-14 四輪操舵装置

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JPH0334974U JPH0334974U (ja) 1991-04-05
JPH082029Y2 true JPH082029Y2 (ja) 1996-01-24

Family

ID=31644742

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH062376Y2 (ja) * 1986-05-26 1994-01-19 カシオ計算機株式会社 カメラの再生装置
JPS6441477A (en) * 1987-08-08 1989-02-13 Kayaba Industry Co Ltd Four-wheel steering device

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JPH0334974U (ja) 1991-04-05

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