JPH08202358A - 自動演奏装置 - Google Patents

自動演奏装置

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JPH08202358A
JPH08202358A JP7026113A JP2611395A JPH08202358A JP H08202358 A JPH08202358 A JP H08202358A JP 7026113 A JP7026113 A JP 7026113A JP 2611395 A JP2611395 A JP 2611395A JP H08202358 A JPH08202358 A JP H08202358A
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わたる 倉田
Tatsuya Senoo
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Abstract

(57)【要約】 【目的】演奏データを記憶する際に、シングル・チャン
ク方式とマルチ・チャンク方式とを選択して演奏データ
を記憶するようにして、例えば、再生用の記憶手段に演
奏データを記憶する際にはシングル・チャンク方式で記
憶し、編集用の記憶手段に演奏データを記憶する際には
マルチ・チャンク方式で記憶する。 【構成】複数トラックからなる演奏データを記憶すると
ともに、複数トラックからなる演奏データを再生/編集
することのできる自動演奏装置において、複数トラック
からなる演奏データを第1の形式で記憶する第1の記憶
手段と、複数トラックからなる演奏データを第2の形式
で記憶する第2の記憶手段と、第1の記憶手段に第1の
形式で記憶された演奏データを第2の形式に変換して第
2の記憶手段に記憶するとともに、第2の記憶手段に第
2の形式で記憶された演奏データを第1の形式に変換し
て第1の記憶手段に記憶する変換手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動演奏装置に関し、
さらに詳細には、複数トラックの演奏データを処理する
ことのできる自動演奏装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
の自動演奏装置において、複数トラックの演奏データを
記憶手段に記憶する際には、シングル・チャンク方式あ
るいはマルチ・チャンク方式のどちらか一方の方式によ
り記憶するようにしていた。
【0003】ここにおいて、シングル・チャンク方式と
は、全てのトラックの演奏データを、それぞれトラック
番号のタグを付して演奏される順番に並べる方式であ
る。従って、このシングル・チャンク方式により演奏デ
ータを記憶すると、記憶した演奏データを先頭から単純
に再生する際には、再生用ヘッドの動きが少なくなり、
安定した再生を行うことができるという有利点がある。
【0004】しかしながら、その反面、各トラックを個
別にレコーディングし直したり、あるいは編集したりす
るときなどにおいては、トラック毎に演奏データが記憶
されているわけではなく、各トラックの演奏データが演
奏順に混在しているので、演奏データへのアクセスやそ
の変更の処理の負荷が高くなり、時間がかかるという不
利点がある。
【0005】一方、マルチ・チャンク方式とは、各トラ
ック毎に演奏順に演奏データを並べ、それらのトラック
を、例えば、トラック番号の若い順に並べる方式であ
る。従って、このマルチ・チャンク方式により演奏デー
タを記憶すると、各トラックを個別にレコーディングし
直したり、あるいは編集したりする処理の負荷を、シン
グル・チャンク方式に比べて著しく軽減することができ
るという有利点がある。
【0006】しかしながら、その反面、マルチ・チャン
ク方式で記憶された演奏データを再生するには、演奏デ
ータの読み出しポインタがトラックの数だけ必要となる
ので、再生用ヘッドの動きが大きくなり、安定した再生
を行うことができ難くなるとともに、再生系の負荷が高
くなるという不利点がある。
【0007】本発明は、従来の技術の有するこのような
不利点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、演奏データを記憶する際に、シングル・チャン
ク方式とマルチ・チャンク方式とを選択して演奏データ
を記憶するようにして、例えば、再生用の記憶手段に演
奏データを記憶する際にはシングル・チャンク方式で記
憶するとともに、編集用の記憶手段に演奏データを記憶
する際にはマルチ・チャンク方式で記憶し、単一の自動
演奏装置において、再生用ヘッドの動きの少ない安定し
た再生を行うことができるようにするとともに、各トラ
ックを個別にレコーディングし直したり、あるいは編集
したりする処理の負荷が増大することのない自動演奏装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による自動演奏装置は、複数トラックからな
る演奏データを記憶するとともに、上記複数トラックか
らなる演奏データを再生/編集することのできる自動演
奏装置において、複数トラックからなる演奏データを第
1の形式で記憶する第1の記憶手段と、複数トラックか
らなる演奏データを第2の形式で記憶する第2の記憶手
段と、上記第1の記憶手段に上記第1の形式で記憶され
た演奏データを上記第2の形式に変換して上記第2の記
憶手段に記憶するとともに、上記第2の記憶手段に上記
第2の形式で記憶された演奏データを上記第1の形式に
変換して上記第1の記憶手段に記憶する変換手段とを有
するようにしたものである。
【0009】
【作用】変換手段によって、第1の記憶手段に第1の形
式で記憶された演奏データが第2の形式に変換されて第
2の記憶手段に記憶され、第2の記憶手段に第2の形式
で記憶された演奏データが第1の形式に変換されて第1
の記憶手段に記憶されることになる。
【0010】従って、第1の記憶手段を再生用の記憶手
段とし、第1の形式として演奏データをシングル・チャ
ンク方式で記憶するとともに、第2の記憶手段を編集用
の記憶手段とし、第2の形式として演奏データをマルチ
・チャンク方式で記憶するようにすれば、単一の自動演
奏装置において、再生用ヘッドの動きの少ない安定した
再生を行うことができるようになるとともに、各トラッ
クを個別にレコーディングし直したり、あるいは編集し
たりする処理の負荷が増大することを防止できる。
【0011】
【実施例】以下、添付の図面を参照しながら、本発明に
よる自動演奏装置の実施例を詳細に説明する。
【0012】図1には、本発明の一実施例による自動演
奏装置のブロック構成図が示されている。
【0013】この自動演奏装置は、その全体の動作の制
御を中央処理装置(CPU)10を用いて制御するよう
に構成されている。このCPU10には、バス12を介
して、後述するロード・ルーチンやセーブ・ルーチンあ
るいは演奏データを再生したり編集したりする処理など
のルーチンを実行するための所定のプログラムなどが格
納されたROM14と、ロード・ルーチンによってフロ
ッピー・ディスクからロードされた演奏データを記憶す
る演奏データ記憶領域や後述するようなCPU10によ
るプログラムの実行に必要な各種システム変数を記憶す
るレジスタ群などが設定されたワーキング・エリアとし
てのランダム・アクセス・メモリ(RAM)16と、後
述する本発明の実施に関連する各種操作子ならびに各種
操作子の設定状態などを表示する各種表示装置などを備
えた操作パネル部18と、外部装置としての音源40な
どへMIDI出力端子20を介してMIDI規格に基づ
く演奏データを出力するMIDI出力装置22と、演奏
データを記憶したフロッピー・ディスク42から演奏デ
ータを読み出したりあるいは演奏データをフロッピー・
ディスク42へセーブしたりするためのフロッピー・デ
ィスク装置24の制御を行うためのフロッピー・ディス
ク制御装置26と、メトロノーム音を発生するためのメ
トロノーム音発生装置28とが接続されている。なお、
メトロノーム音発生装置28にはスピーカー30が接続
されていて、メトロノーム音発生装置28によって発生
されたメトロノーム音が空間に放音されるようになされ
ている。
【0014】なお、操作パネル部18には、従来の自動
演奏装置において必要とされる演奏開始指示操作子、演
奏停止指示操作子ならびに各種編集用操作子などの他
に、本発明の実施に関連する操作子として、フロッピー
・ディスク装置24ならびにフロッピー・ディスク制御
装置26を介してフロッピー・ディスク42から演奏デ
ータをロードしてRAM16の演奏データ記憶領域に記
憶させる処理の実行を指示するためのロード・ボタン
と、RAM16の演奏データ記憶領域に記憶されている
演奏データをフロッピー・ディスク装置24ならびにフ
ロッピー・ディスク制御装置26を介してフロッピー・
ディスク42へセーブする処理の実行を指示するための
セーブ・ボタンと、ロード・ボタンによりロードする演
奏データを選択する際などに用いる曲目指定用のテン・
キーなどが配設されている。
【0015】図2には、本自動演奏装置で扱う演奏デー
タのデータ・フォーマットが示されているが、ここに示
すデータ・フォーマットは、説明を簡略化して本発明の
理解を容易にするために、本発明の実施に関連するデー
タのみをフォーマット化したものであり、トラック番号
と、ステップ・タイムと、ノート番号(発音する楽音の
音高を表す。例えば、「C3」は第3オクターブのC
(ド)を表す。)と、音符長(発音する楽音の長さを表
す。本実施例においては、「4分音符」は「96クロッ
ク」の音符長を有するものとする。)とにより1つのイ
ベントが構成される。なお、ステップ・タイムとは、次
のイベントが発生するまでの時間である。
【0016】また、本実施例においては、ノート番号
「−1」は、当該ノート番号が位置するトラックの末尾
であることを示し、ノート番号「0」は休符を示す。
【0017】なお、上記したように本実施例においては
説明を簡略化するために、音量や音色などのデータに関
する説明を省略したが、これらのデータを設定するよう
にしてもよいことは勿論である。
【0018】図3には、ト音記号を付された五線譜とヘ
音記号を付された五線譜との上下2段の五線譜よりな
る、例えば、ピアノ用の楽譜の一例が示されており、下
段のヘ音記号を付された五線譜をトラック番号0のトラ
ックの演奏データとして、また上段のト音記号を付され
た五線譜をトラック番号1のトラックの演奏データとし
て表すこととする。
【0019】本実施例においては、上記したような楽譜
を構成する演奏データを記憶する際に、フロッピー・デ
ィスク42においては図4に示すようにシングル・チャ
ンク方式により記憶し、RAM16の演奏データ記憶領
域においては図5に示すようにマルチ・チャンク方式に
より記憶するようにしたものである。
【0020】即ち、本実施例においては、ロード・ルー
チンの実行により、フロッピー・ディスク装置24なら
びにフロッピー・ディスク制御装置26を介してフロッ
ピー・ディスク42から演奏データをロードしてRAM
16の演奏データ記憶領域に記憶させる場合には、演奏
データの記憶方式をシングル・チャンク方式からマルチ
・チャンク方式に変換して記憶する。一方で、セーブ・
ルーチンの実行により、RAM16の演奏データ記憶領
域に記憶されている演奏データをフロッピー・ディスク
装置24ならびにフロッピー・ディスク制御装置26を
介してフロッピー・ディスク42へセーブする場合に
は、演奏データの記憶方式をマルチ・チャンク方式から
シングル・チャンク方式に変換して記憶するようにした
ものである。
【0021】ここで、図4を参照すると、シングル・チ
ャンク方式では、トラック番号0およびトラック番号1
の演奏データが発音順に並べられており(同じ発音タイ
ミングのときには、トラック番号0の演奏データを先に
並べるようにした。)、演奏データを再生するには極め
て都合がよいデータ配列となっている。従って、フロッ
ピー・ディスク42から演奏データを再生する際には、
再生用ヘッドの動きの少ない安定した再生を行うことが
できるようになる。なお、このシングル・チャンク方式
では、各トラック別の演奏データの挿入、削除などの録
音/編集処理を行う際には、その負荷が高くなる。
【0022】一方、図5を参照すると、マルチ・チャン
ク方式では、トラック番号0の演奏データとトラック番
号1の演奏データとは、各トラック番号の示す領域にそ
れぞれ分離されて並べられており、各トラック別の挿
入、削除などの録音/編集処理における負荷をシングル
・チャンク方式に比べて著しく軽減することができる。
従って、RAM16の演奏データ記憶領域上での録音/
編集処理の負荷を軽減することができるようになる。な
お、このマルチ・チャンク方式では、演奏データを再生
する時には、トラック番号0およびトラック番号1によ
り指定される2つのトラックに読み出しポインタをセッ
トし、演奏データの送出の順序を管理しなければならな
いので、再生処理を行う際にはその負荷が高くなる。
【0023】次に、本自動演奏装置におけるロード・ル
ーチン(図6)ならびにセーブ・ルーチン(図7)を説
明することとするが、この自動演奏装置においては、電
源が投入されるとシステムの初期化が行われ、操作パネ
ル部18に配設された各種操作子の操作の検出待ちの状
態となる。そして、各種操作子の操作が検出されたとき
には、当該操作子の操作に応じた処理が行われることに
なる。
【0024】即ち、例えば、演奏開始指示操作子が操作
された場合には、公知の技術に基づいて、曲目指定用の
テン・キーにより指定されたフロッピー・ディスク42
に記憶された演奏データの再生処理がフロッピー・ディ
スク制御装置26ならびにフロッピー・ディスク装置2
4を介して行われ、演奏停止指示操作子が操作された場
合には、上記再生処理を中止する処理が行われたりなど
する。
【0025】そして、ロード・ボタンが押されると、フ
ロッピー・ディスク制御装置26ならびにフロッピー・
ディスク装置24を介して、曲目指定用のテン・キーに
より指定されたシングル・チャンク方式でフロッピー・
ディスク42に記憶された演奏データをロードして、R
AM16の演奏データ記憶領域にマルチ・チャンク方式
で記憶する処理たるロード・ルーチン(図6)が実行さ
れることになる。
【0026】また、セーブ・ボタンが押されると、フロ
ッピー・ディスク制御装置26ならびにフロッピー・デ
ィスク装置24を介して、マルチ・チャンク方式でRA
M16の演奏データ記憶領域に記憶された演奏データ
を、フロッピー・ディスク42にシングル・チャンク方
式で記憶する処理たるセーブ・ルーチン(図7)が実行
されるものである。
【0027】以下に、ロード・ルーチンならびにセーブ
・ルーチンを詳細に説明することとするが、まず、ロー
ド・ルーチンならびにセーブ・ルーチンにおいて使用さ
れるシステム変数を記憶するレジスタやフラグなどの説
明を行う。なお、以下の説明においては、各レジスタな
どの内容(データなど)は、特に断らない限り、同一の
ラベル名で表すものとする。
【0028】(1)NT 演奏データが記憶されているトラック数を記憶するレジ
スタである。
【0029】(2)lastClk[1]〜lastC
lk[NT] トラック数分設けられており、各トラックの最終イベン
ト時刻を記憶するレジスタである。
【0030】(3)nEvt[1]〜nEvt[NT] トラック数分設けられており、各トラックのイベント数
を記憶するレジスタである。
【0031】(4)CurClk 現在時刻を記憶するレジスタである。
【0032】(5)Chunk[NT][] RAM16の演奏データ記憶領域におけるマルチ・チャ
ンク配列を記憶するレジスタである。
【0033】(6)restTrk 残存するトラック数を記憶するレジスタである。
【0034】(7)trk トラック番号を記憶するレジスタである。
【0035】(8)EVT イベントを記憶するレジスタである。
【0036】(9)delta[1]〜delta[N
T] トラック数分設けられており、各トラックの次のイベン
トまでの時間を記憶するレジスタである。
【0037】(10)done[1]〜done[N
T] トラック数分設けられており、初期状態では「0」にセ
ットされているが、トラックのイベントを全て読み出し
終えると「1」がセットされるフラグである。
【0038】(11)src[1]〜src[NT] トラック数分設けられており、各トラック読み出しポイ
ンタをそれぞれ記憶するレジスタである。
【0039】(12)min 最小値を記憶するレジスタである。
【0040】(13)imin 最小値をもつトラックを記憶するレジスタである。
【0041】次に、図6を参照しながら、ロード・ルー
チンについて説明する。即ち、操作パネル部18のロー
ド・ボタンを押す操作を行うと、その操作が検出され
て、ロード・ルーチンが実行されることになり、まずス
テップS602において、初期化処理が行われる。この
初期化処理においては、CurClkと、lastCl
k[1]〜lastClk[NT]と、nEvt[1]
〜nEvt[NT]とが「0」に初期化され、また、演
奏データの読み出しポインタが先頭にセットされる。
【0042】ステップS602の処理を終了すると、ス
テップS604へ進み、restTrkにNTをセット
する。
【0043】ステップS604の処理を終了すると、ス
テップS606へ進み、restTrkが「0」より大
きいか否かを判断する。
【0044】ステップS606の判断結果が否定
(N)、即ち、restTrkが「0」以下である場合
には、以降の処理を行うことなく、このロード・ルーチ
ンを終了する。
【0045】一方、ステップS606の判断結果が肯定
(Y)、即ち、restTrkが「0」より大きい場合
には、ステップS608へ進み、フロッピー・ディスク
42にシングル・チャンク方式で記憶されている演奏デ
ータの処理対象のイベントを、EVTに書き込み、演奏
データの読み出しポインタをインクリメントする。
【0046】ステップS608の処理を終了すると、ス
テップS610へ進み、EVTに記憶されたイベントの
トラック番号を、trkにセットする。
【0047】ステップS610の処理を終了すると、ス
テップS612へ進み、trkの示すトラック番号のイ
ベント数が「0」より大きいか否かを判断する。
【0048】ステップS612の判断結果が肯定、即
ち、trkの示すトラック番号のイベント数が「0」よ
り大きい場合には、ステップS614へ進み、「Chu
nk[trk][nEVT[trk]−1]」のステッ
プ・タイムを、「CurClk[trk]−lastC
lk[trk]」に書き換える処理を行う。
【0049】ステップS614の処理を終了すると、ス
テップS616へ進み、現在時刻をtrkの示すトラッ
ク番号の最終イベント時刻としてセットする。
【0050】ステップS616の処理を終了すると、ス
テップS618へ進む。また、ステップS612の判断
結果が否定、即ち、trkの示すトラック番号のイベン
ト数が「0」以下であった場合には、そのままステップ
S618へ進む。
【0051】ステップS618では、EVTに記憶され
ているイベントを、RAM16の演奏データ記憶領域の
なかのtrkの示すトラック番号のマルチ・チャンク配
列に書き込む。即ち、各トラック毎に演奏データを記憶
するマルチ・チャンク方式で、イベントを記憶すること
になる。
【0052】ステップS618の処理を終了すると、ス
テップS620へ進み、trkの示すトラック番号のイ
ベント数を「1」インクリメントする。
【0053】ステップS620の処理を終了すると、ス
テップS622へ進み、現在時刻にEVTに記憶されて
いるイベントのステップ・タイムを加算する。
【0054】ステップS622の処理を終了すると、ス
テップS624へ進み、EVTに記憶されているイベン
トは、そのイベントが記憶されたトラックの最終データ
であるか否かを判断する。
【0055】ステップS624の判断結果が否定、即
ち、EVTに記憶されているイベントがトラックの最終
データでない場合には、ステップS606へ戻り、以降
の処理を繰り返す。
【0056】一方、ステップS624の判断結果が肯
定、即ち、EVTに記憶されているイベントがトラック
の最終データである場合には、ステップS626へ進
み、restTrkを「1」デクリメントした後にステ
ップS606へ戻る。
【0057】以上において説明したロード・ルーチンに
より、図4に示すようにシングル・チャンク方式でフロ
ッピー・ディスク42に記憶されていた演奏データが、
図5に示すようにマルチ・チャンク方式でRAM16の
演奏データ記憶領域に記憶されるようになる。
【0058】従って、RAM16上で各トラック毎の演
奏データの録音/編集処理などを、高い負荷をかけるこ
となしに行うことができるようになる。
【0059】次に、図7を参照しながら、セーブ・ルー
チンについて説明する。即ち、操作パネル部18のセー
ブ・ボタンを押す操作を行うと、その操作が検出され
て、セーブ・ルーチンが実行されることになり、まずス
テップ702において、初期化処理が行われる。この初
期化処理においては、src[1]〜src[NT」
と、done[1]〜done[NT]と、delta
[1]〜delta[NT]と、minと、iminと
が「0」に初期化される。
【0060】ステップS702の処理を終了すると、ス
テップS704へ進み、restTrkにNTをセット
する。
【0061】ステップS704の処理を終了すると、ス
テップS706へ進み、restTrkが「0」より大
きいか否かを判断する。
【0062】ステップS706の判断結果が否定
(N)、即ち、restTrkが「0」以下である場合
には、以降の処理を行うことなく、このセーブ・ルーチ
ンを終了する。
【0063】一方、ステップS706の判断結果が肯定
(Y)、即ち、restTrkが「0」より大きい場合
には、ステップS708へ進み、RAM16の演奏デー
タ記憶領域にマルチ・チャンク方式で記憶されているイ
ベントを、EVTに書き込む。
【0064】ステップS708の処理を終了すると、ス
テップS710へ進み、EVTに書き込まれたイベント
のステップ・タイムを、delta[imin]に書き
込む。
【0065】ステップS710の処理を終了すると、ス
テップS712へ進み、EVTに記憶されているイベン
トは、そのイベントが記憶されたトラックの最終データ
であるか否かを判断する。
【0066】ステップS712の判断結果が肯定、即
ち、EVTに記憶されているイベントがトラックの最終
データである場合には、ステップS714へ進み、do
ne[imin]に「1」をセットして、当該トラック
を読み終えたことを示すとともに、restTrack
を「1」デクリメントする。
【0067】ステップS714の処理を終了すると、ス
テップS716へ進む。また、ステップS712の判断
結果が否定、即ち、EVTに記憶されているイベントが
トラックの最終データでない場合にも、そのままステッ
プS716へ進む。
【0068】ステップS716では、読み出しポインタ
を進めて、ステップS718へ進み、ステップS718
では、残存イベントがある他の全てのトラックのdel
ta[]からminを減算する。
【0069】ステップS718の処理を終了すると、ス
テップS720へ進み、残存イベントがある他のすべて
のトラックのdelta[]から最小値を求め、それを
minにセットし、さらにそのトラック番号をimin
にセットする。
【0070】ステップS720の処理を終了すると、ス
テップS722へ進み、EVTに記憶されているイベン
トのステップ・タイムをminで更新する。
【0071】ステップS722の処理を終了すると、ス
テップS724へ進み、EVTに記憶されているイベン
トを、フロッピー・ディスク制御装置26およびフロッ
ピー・ディスク装置24を介してフロッピー・ディスク
42へ出力し、シングル・チャンク方式で記憶する。
【0072】ステップS724の処理を終了すると、ス
テップS706へ戻り、以降の処理を繰り返す。
【0073】以上において説明したセーブ・ルーチンに
より、図5に示すようにマルチ・チャンク方式でRAM
16の演奏データ記憶領域に記憶されていた演奏データ
が、図4に示すようにシングル・チャンク方式でフロッ
ピー・ディスク42に記憶されるようになる。
【0074】従って、フロッピー・ディスク42上に記
憶された演奏データを再生する際には、再生用ヘッドの
動きの少ない安定した再生することができるようにな
る。
【0075】また、本自動演奏装置は、メトロノーム音
発生装置28とスピーカー30とを備えていて、演奏デ
ータの再生/録音の停止中、演奏データの再生中、演奏
データの録音中の各状態において、メトロノーム音の音
量と音色とを自動的に変化することができるようになさ
れている。
【0076】即ち、本自動演奏装置におけるメトロノー
ム音の発生モードとしては、オフ・モードと、録音時音
量大モードと、録音および再生時音量大モードと、常時
音量大モードとが設定されており、それぞれのモードに
おいて図8に示すようにメトロノーム音が発生される。
これらのモードは、操作パネル部18に配設されたモー
ド設定用の操作子(図示せず)によって選択される。
【0077】即ち、オフ・モードにおいては、演奏デー
タの再生/録音の停止中、演奏データの再生中、演奏デ
ータの録音中の全ての状態において、メトロノーム音は
オフされて発音されない。
【0078】また、録音時音量大モードにおいては、演
奏データの再生/録音の停止中においてはメトロノーム
音はオフされて発音されないが、演奏データの再生中に
おいてはメトロノーム音は小音量で発音され、演奏デー
タの録音中においてはメトロノーム音は大音量で発音さ
れる。
【0079】さらに、録音および再生時音量大モードに
おいては、演奏データの再生/録音の停止中においては
メトロノーム音はオフされて発音されないが、演奏デー
タの再生中においてはメトロノーム音は大音量で発音さ
れ、演奏データの録音中においてはメトロノーム音は大
音量で発音される。
【0080】さらにまた、常時音量大モードにおいて
は、演奏データの再生/録音の停止中、演奏データの再
生中、演奏データの録音中の全ての状態において、メト
ロノーム音は大音量で発音される。
【0081】なお、上記した実施例においては、フロッ
ピー・ディスク42からRAM16の演奏データ記憶領
域への演奏データのロードの処理ならびにRAM16の
演奏データ記憶領域からフロッピー・ディスク42への
演奏データのセーブの処理を、演奏データの再生や編集
などの処理とは別の処理体系で行っているが、演奏デー
タの再生や編集などの処理と並行して処理するようにし
てもよいことは勿論である。
【0082】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、演奏データを記憶する際に、シングル・チ
ャンク方式とマルチ・チャンク方式とを選択して演奏デ
ータを記憶し、例えば、再生用の記憶手段に演奏データ
を記憶する際にはシングル・チャンク方式で記憶すると
ともに、編集用の記憶手段に演奏データを記憶する際に
はマルチ・チャンク方式で記憶することができるように
なり、単一の自動演奏装置において、再生用ヘッドの動
きの少ない安定した再生を行うことができるようになる
とともに、各トラックを個別にレコーディングし直した
り、あるいは編集したりする処理の負荷の増大を防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による自動演奏装置のブロッ
ク構成図である。
【図2】本発明による自動演奏装置で扱う演奏データの
データ・フォーマットを図表的に示す説明図である。
【図3】トラック番号0およびトラック番号1のトラッ
クよりなる演奏データの一例を示す楽譜である。
【図4】図3に示す楽譜を図2に示すデータ・フォーマ
ットに従ってシングル・チャンク方式で表した演奏デー
タである。
【図5】図3に示す楽譜を図2に示すデータ・フォーマ
ットに従ってマルチ・チャンク方式で表した演奏データ
である。
【図6】ロード・ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図7】セーブ・ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図8】メトロノーム音の発生モードと自動演奏装置の
動作状態との関係におけるメトロノーム音の音量を示す
図表である。
【符号の説明】
10 CPU 12 バス 14 ROM 16 RAM 18 操作パネル部 20 MIDI出力装置 22 MIDI出力端子 24 フロッピー・ディスク装置 26 フロッピー・ディスク制御装置 28 メトロノーム音発生装置 30 スピーカー 40 音源 42 フロッピー・ディスク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数トラックからなる演奏データを記憶
    するとともに、前記複数トラックからなる演奏データを
    再生/編集することのできる自動演奏装置において、 複数トラックからなる演奏データを第1の形式で記憶す
    る第1の記憶手段と、 複数トラックからなる演奏データを第2の形式で記憶す
    る第2の記憶手段と、 前記第1の記憶手段に前記第1の形式で記憶された演奏
    データを前記第2の形式に変換して前記第2の記憶手段
    に記憶するとともに、前記第2の記憶手段に前記第2の
    形式で記憶された演奏データを前記第1の形式に変換し
    て前記第1の記憶手段に記憶する変換手段とを有するこ
    とを特徴とする自動演奏装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の記憶手段は前記第1の形式と
    してシングル・チャンク方式で複数トラックからなる演
    奏データを記憶し、前記第2の記憶手段は前記第2の形
    式としてマルチ・チャンク方式で複数トラックからなる
    演奏データを記憶する請求項1記載の自動演奏装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の記憶手段は外部記憶装置であ
    り、前記第2の記憶手段は内部記憶装置である請求項2
    記載の自動演奏装置。
  4. 【請求項4】 前記変換手段は、複数トラックからなる
    演奏データ内のトラック・データを検出し、前記トラッ
    ク・データに基づき変換を行う請求項1、2または3記
    載の自動演奏装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003098593A1 (fr) * 2002-05-17 2003-11-27 Crimson Technology, Inc. Dispositif de compression de donnees de caracteristiques musicales, dispositif de decompression desdites donnees, programme de compression de donnees de caracteristiques musicales et programme de decompression desdites donnees
US7081578B2 (en) 2002-05-17 2006-07-25 Crimson Technology, Inc. Musical performance information compression apparatus, and musical performance information decoding apparatus

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