JPH08202136A - 現像装置、並びに現像装置のトナー残量検知手段における発光部及び受光部の位置設定方法 - Google Patents

現像装置、並びに現像装置のトナー残量検知手段における発光部及び受光部の位置設定方法

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JPH08202136A
JPH08202136A JP7031400A JP3140095A JPH08202136A JP H08202136 A JPH08202136 A JP H08202136A JP 7031400 A JP7031400 A JP 7031400A JP 3140095 A JP3140095 A JP 3140095A JP H08202136 A JPH08202136 A JP H08202136A
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JP
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toner
light
side wall
cartridge
light emitting
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Application number
JP7031400A
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English (en)
Inventor
Masashi Shinohara
賢史 篠原
Hidekazu Sasaki
英一 佐々木
Mitsugi Sugiyama
貢 杉山
Koichi Irie
孝一 入江
Yutaka Shio
豊 塩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トナー残量検知を確実に行なうことができる
現像装置を提供する。 【構成】 トナーカートリッジの両側壁を挟むように赤
外LED50とフォトダイオード52とを対向させる。
そして、LED50に対向するカートリッジ側壁とLE
D50との距離d1を設定したとき、LED50の光
が、カートリッジの肉厚部分を伝播することによってフ
ォトダイオード52で受光されたときの光量が、所定の
閾値以下となるようにする。例えば、LED50の光軸
から15°の角度で放射した光とカートリッジ側壁との
交点c1における光量が、該カートリッジ側壁と光軸と
の交点c2における光量の半分となるようなc1とc2
の距離d2を求め、この距離よりも、カートリッジ側壁
の端部から交点c2までの距離d3が大きくして、比較的
強い光がカートリッジ底面に入射しないようにLED5
0を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは、像
担持体に形成された潜像を可視像化する現像器と、該現
像器に補給するトナーを収容する透明又は半透明の部材
で構成したトナーカートリッジと、該トナーカートリッ
ジの側壁に対向するように配設した発光部から発せら
れ、該側壁を透過し、かつ該トナーカートリッジ内を通
過した光を、受光部で受光することによってトナー残量
を検知するトナー残量検知手段とを備えた現像装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】
〔従来技術1〕従来、上記トナー残量検知手段として
は、トナーカートリッジの内部を透過する透過光を利用
したものが知られており、このような手段を用いる現像
装置としては、トナーカートリッジを透明または半透明
の部材で形成し、例えば、トナーカートリッジの一方の
側面に設けた発光部材からの光を、他方の側面に設けた
受光部材で検知することによって、トナー残量の有無を
判断するものが知られている(例えば、特開昭63−2
087、特開平1−316765号公報参照)。
【0003】〔従来技術2〕また、従来技術1のような
透過光を利用するトナー残量検知手段を採用する現像装
置においては、トナーカートリッジ内にトナーが存在し
ない場合であっても、カートリッジ側壁にトナーが付着
し、このトナーによって該透過光の光路が遮られてしま
うと、トナー残量を誤検知してしまうことから、発光部
材の発光強度をトナー残量検知時に瞬間的に強くするこ
とによって、該発光部材からの発光を完全に遮らないよ
うにしてトナー残量を正確に検知するとともに、常時こ
のような強い強度の光を発光させることによる発光部材
の短寿命化を回避したものが知られている(例えば、特
開平2−114281号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
〔課題1〕ところが、従来技術1の構成によれば、トナ
ーカートリッジが透明または半透明であるため、発光部
からの発光が、この発光部と対向するトナーカートリッ
ジの側壁を透過する際に屈折し、カートリッジ側壁の肉
厚部内を伝播してしまうことがあった。このため、この
ような光が、例えば図18に示すように、トナーカート
リッジ42Yの底部を全反射しながら伝播した場合、受
光部ではトナーがカートリッジ42Y内に十分存在する
場合であっても、トナーエンドとして誤検知されてしま
うことがあり、トナーエンドを正確に検知できないとい
う問題点があった。
【0005】〔課題2〕また、従来技術2の現像装置で
は、カートリッジ内壁に付着したトナーによるトナー残
量の誤検知を防止するために、発光部における発光素子
の発光強度を上げるようにしているが、瞬時とはいえ、
発光強度を上げると発光素子の寿命を短くしてしまうと
いう不具合を生じる。よって、この現像装置でも発光強
度は発光素子の寿命低下を防止するために、できるだけ
低い発光強度に設定できることが望ましい。
【0006】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その第一の目的とするところは、トナーカート
リッジ側壁へ回り込む光の影響によるトナー残量の誤検
知を防ぎ、正確なトナー残量検知ができる現像装置を提
供することである。また、その第二の目的とするところ
は、できるだけ低い発光強度でトナー残量検知を行なう
ことができるようにして発光部材の寿命低下を防止する
ことができる新規な現像装置を提供することである。ま
た、その第三の目的とするところは、所望の透過率を得
られるようなトナー残量検知手段の発光部及び受光部の
位置設定方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第一の目的を達成す
るために、請求項1の現像装置は、像担持体に形成され
た潜像を可視像化する現像器と、該現像器に補給するト
ナーを収容する透明又は半透明の部材で構成したトナー
カートリッジと、該トナーカートリッジの側壁に対向す
るように配設した発光部から発せられ、該側壁を透過
し、かつ該トナーカートリッジ内を通過した光を、受光
部で受光することによってトナー残量を検知するトナー
残量検知手段とを備えた現像装置において、該発光部と
対向する該トナーカートリッジ側壁の端部から該側壁上
の光軸までの距離、及び該発光部の光が該側壁に入射す
る入射角度を、該発光部からの光が該発光部に対向する
カートリッジ側壁を透過する際に該側壁で屈折し、側壁
の肉厚部を伝播して該受光部で受光される光量が、トナ
ー残量検知用の所定の閾値よりも小さくなるように設定
したことを特徴とするものである。
【0008】また、上記第二の目的を達成するために、
請求項2の現像装置は、請求項1の現像装置において、
上記発光部及び受光部で挟まれる上記カートリッジ幅
を、他の部分よりも狭く形成したことを特徴とするもの
である。
【0009】また、上記第三の目的を達成するために、
請求項3の現像装置のトナー残量検知手段における発光
部及び受光部の位置設定方法は、像担持体に形成された
潜像を可視像化する現像器と、該現像器に補給するトナ
ーを収容する透明又は半透明の部材で構成したトナーカ
ートリッジと、該トナーカートリッジの側壁に対向する
ように配設した発光部から発せられ、該側壁を透過し、
かつ該トナーカートリッジ内を通過した光を、受光部で
受光することによってトナー残量を検知するトナー残量
検知手段とを備えた現像装置のトナー残量検知手段にお
ける発光部及び受光部の位置設定方法において、該発光
部からトナーカートリッジ側壁に対して0°から90°
まで変化させた入射角θaと、該発光部から発せられた
光が側壁を透過し、かつカートリッジ内部を通過して該
受光部で受光されたときの発光光量に対する受光光量の
割合である透過率との関係を求め、この関係に基づいて
所望の透過率が得られる入射角となるように、該発光部
及び受光部の位置を設定したことを特徴とするものであ
る。
【0010】請求項4の現像装置は、像担持体に形成さ
れた潜像を可視像化する現像器と、該現像器に補給する
トナーを収容する透明又は半透明の部材で構成したトナ
ーカートリッジと、該トナーカートリッジの側壁に対向
するように配設した発光部から発せられ、該側壁を透過
し、かつ該トナーカートリッジ内を通過した光を、受光
部で受光することによってトナー残量を検知するトナー
残量検知手段とを備えた現像装置において、該発光部に
対向する側壁と該受光部に対向する側壁とが角度θc
交差するとき、該発光部からトナーカートリッジ側壁に
対して入射する入射角θbがθc/2となるように発光部
及び受光部を配設したことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】請求項1の現像装置においては、トナーカート
リッジの側壁を伝播する光の光量が、受光部の所定の閾
値よりも小さくなるようにトナー残量検知手段を配設し
ているため、側壁を伝播する光が受光部で受光されて
も、この光は所定の閾値以下となるためトナー残量が不
足したと判断することがない。このため、該受光部で
は、該発光部から直進してきた閾値以上の光のみを検知
することによってトナー残量不足と判断する。
【0012】請求項2の現像装置においては、発光部及
び受光部に挟まれたカートリッジの幅を他の部分よりも
狭く形成することによって、該カートリッジ幅が該発光
部及び受光部に挟まれていない部分の幅と同じである場
合に比して、発光部から受光部までの距離を短くするこ
とができる。よって、発光強度が同じであっても該受光
部で受光される光の光量が大きくなり、受光効率が向上
する。これにより、トナー残量検知を行なうことができ
る程度のできるだけ低い発光強度に設定することができ
る。
【0013】請求項3の現像装置においては、入射角と
透過率との関係に基づいて、所望の透過率を得られるよ
うな入射角の範囲内にトナー残量検知手段の発光部及び
受光部を設定している。このため、トナーカートリッジ
側壁に対する光の入射角を該範囲外に設定して該発光部
及び受光部を設定した場合に比して、該カートリッジ内
部を透過する光の透過率を大きくすることができる。よ
って、発光部の発光強度が一定であっても受光部におけ
る受光効率を向上させることができる。これにより、ト
ナー残量検知を行なうことができる程度に発光強度を低
く設定することができる。
【0014】請求項4の現像装置においては、発光部か
らトナーカートリッジ側壁に対して入射する光の入射角
θbが、発光部に対向するカートリッジ側壁と、受光部
に対向するカートリッジ側壁とがなす角θcの1/2と
なるように該発光部の位置を設定する。これにより、こ
の角度から外れた角度に設定してトナー残量検知手段を
取り付けた場合に比して、該カートリッジ内部を透過す
る光の透過率が大きくなるので、該受光部における受光
効率が向上する。よって、トナー残量検知を行なうこと
ができる程度に発光強度を低く設定することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を画像形成装置であるフルカラ
ープリンタ(以下、プリンタという)に採用される現像
装置に適用した一実施例について説明する。図1は本実
施例に係る現像装置を採用したプリンタの概略構成図で
ある。図1のプリンタにおいて、潜像担持体としてのベ
ルト状の感光体(以下、感光体ベルトという)1は、帯
電ローラ2により一様に帯電された後、レーザ光学装置
3により画像情報に基づき走査露光されて表面に静電潜
像が形成される。ここで、露光する画像情報は所望のフ
ルカラー画像をイエロー、マゼンタ、シアン、及び黒の
色情報に分解した単色の画像情報である。形成された静
電潜像は、後述の回転型現像装置4により各々所定の現
像剤としてのイエロー、マゼンタ、シアン、及び黒トナ
ーで現像され、これにより感光体ベルト1上に各色画像
が形成される。
【0016】図中矢印A方向に回転する感光体ベルト1
上に形成された各色画像は、感光体ベルト1と同期して
図中矢印B方向に回転する中間転写ベルト5上に、イエ
ロー、マゼンタ、シアン、及び黒の単色毎に順次重ね転
写される。中間転写ベルト5上に重ね合わされたイエロ
ー、マゼンタ、シアン、及び黒の画像は、給紙台8から
給紙ローラ9、レジストローラ10を経て転写部へ搬送
された転写紙11上に、転写ローラ6により一括転写さ
れる。転写終了後、転写紙11は定着装置7により定着
されてフルカラー画像が完成する。なお、中間転写ベル
ト5上に転写されなかった感光体ベルト1上のトナー
は、感光体クリーナ12により感光体ベルト1から除去
される。また、転写紙11上に転写されなかった中間転
写ベルト5上のトナーは、中間転写ベルトクリーナ13
により中間転写ベルト5から除去される。
【0017】次に、本実施例に係る現像装置について説
明する。図2は本実施例に係る回転型現像装置の断面概
略構成図である。なお、図2は一つの現像ユニット、例
えば後述するイエロー現像ユニットが現像位置にある状
態を示している。図2に示すように、上述の感光体ベル
ト1の近傍に回転型(リボルバー型、ロータリー型とも
言う)の現像装置(以下、現像装置という)4が配置さ
れている。この現像装置4においては、回転体としての
ケーシング20が本図には図示しない回転中心軸Oを中
心に回転自在に設けられ、該ケーシング20は図示を省
略した駆動機構により矢印C方向に回転される。また、
ケーシング20は、現像装置4を4分割するよう一体形
状を成し、これによりイエロー現像ユニット22Y、マ
ゼンタ現像ユニット22M、シアン現像ユニット22
C、及び黒現像ユニット22Kの各色現像ユニットが形
成されている。
【0018】本実施例の現像ユニット22Y,22M,
22C,22Kは、非磁性一成分現像剤を用いた現像ユ
ニットで、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、及び
黒トナーを収納する。また、各現像ユニット22Y,2
2M,22C,22Kには現像剤担持体としての円筒状
の現像ローラ23Y,23M,23C,23Kがそれぞ
れ設けられている。この各現像ローラ23Y,23M,
23C,23Kは、上記ケーシング20に設けられた開
口部22aからそれぞれその一部が外部に露出するよう
に配置されている。
【0019】上記各色現像ユニット22Y,22M,2
2C,22Kは同一形態及び同一動作をとるので、以下
の説明においてはイエロー現像ユニット22Yを例に説
明し、他の現像ユニット22M,22C,22Kについ
ての説明は省略する。なお、各現像ユニット22Y,2
2M,22C,22Kにおいて対応する同一の部材につ
いては、図2中符号の末尾の英文字のみを変えて示して
いる。
【0020】図2において現像ユニット22Yは、現像
に使用されるときは感光体ベルト1下方に配置され、感
光体ベルト1に形成された静電潜像に非磁性一成分現像
剤としてのイエロートナーを供給する。現像位置におけ
るイエロー現像ユニット22Yのケーシング20上部に
は開口部22aが形成されている。該開口部22aに
は、感光体ベルト1に対向するように現像ローラ23Y
が、感光体ベルト1と所定の周速比をもって、かつ感光
体ベルト1との対向部において感光体ベルト1移動方向
と同方向に回転するように配設されている。この現像ロ
ーラ23Yの感光体ベルト1との対向部よりも回転方向
下流側の表面部分には、遮蔽部材38Yの端部が当接し
ており、開口部22aからのトナーの漏出や飛散を防止
している。
【0021】また、現像ローラ23Y下方には、発泡ポ
リウレタン等の弾性体からなるトナー供給部材としての
供給ローラ31Yが現像ローラ23Yと摺擦し、かつ、
現像ローラ23Yに対し所定の周速比をもって、現像ロ
ーラ23Yとの摺擦部において現像ローラ23Yの回転
方向と同方向に回転するように設けられている。
【0022】また、供給ローラ31Yの配設位置よりも
現像ローラ23Yの回転方向下流側で、かつ、上記開口
22a近傍には、ウレタンゴム等の弾性体からなる現像
剤規制部材としての現像ブレード32Yが、その自由端
部近傍が現像ローラ23Yに接するように設けられてい
る。
【0023】また、摺擦部の左側には紙面手前側から奥
側に向けてトナーを搬送するスクリュウ状の第1のトナ
ー搬送部材(以下、第1トナー搬送スクリュウという)
33Yが、また、供給ローラ31Yの下方には紙面奥側
から手前側に向けてトナーを搬送するスクリュウ状の第
2のトナー搬送部材(以下、第2トナー搬送スクリュウ
という)35Yが設けられている。そして、イエロー現
像ユニット22Yの長手方向端部には、図3に示すよう
に、トナー収容部40Yが設けられている。ここで、上
記トナー搬送スクリュウ33Yは、該トナー収容部40
Yから現像ユニット22Yの長手方向他端部まで現像ロ
ーラ23Y及び供給ローラ31Yと並行に配設されてい
る。そして、トナー収容部40Yからイエロー現像ユニ
ット22Yの他端部に向けてトナーを搬送するように、
現像ローラ23Y及び供給ローラ31Yと連動し、か
つ、所定の周速比をもって回転される。また、イエロー
現像ユニット22Y内の下部には、第2トナー搬送スク
リュウ35Yが現像ローラ23Y、供給ローラ31Y及
び第1トナー搬送スクリュウ33Yと並行に配設されて
いる。そして、第1トナー搬送スクリュウ33Yとは逆
方向にトナーを搬送するように回動される。
【0024】また、ケーシング20は、図2に示すよう
にその一部が供給ローラ31Yに接するように形成され
ており、上記現像ローラ23Y、供給ローラ31Y及び
ケーシング20により、第1トナー搬送スクリュウ33
Yを取り巻くトナー搬送スペースが形成される。
【0025】また、図3中の符号42Y,42M,42
C,42Kはそれぞれ各現像ユニット22Y,22M,
22C,22Kのトナー収容部40Y,40M,40
C,40Kに着脱自在に構成されたトナーカートリッジ
であり、このトナーカートリッジ42Y,42M,42
C,42Kが現像装置4の新規装着時及びトナーエンド
時に装着、交換されることで、常にトナー収容部40
Y,40M,40C,40K内に必要量のトナーが収容
される。
【0026】上記構成の現像装置4において、第1トナ
ー搬送スクリュウ33Yは、所定方向に回転することに
よりトナー収容部40から上記トナー搬送スペース内に
トナーを搬送し、供給ローラ31Y上にトナーを供給す
る。供給ローラ31Y上に供給されたトナーは、供給ロ
ーラ31Yと現像ローラ23Yとで摺擦されて帯電され
ながら現像ローラ23Y表面に供給され、現像ローラ2
3Y表面に担持される。現像ローラ23Y表面に担持さ
れたトナーは、現像ブレード32Yにより均一、かつ、
所定厚みのトナー薄層にされ、感光体ベルト1表面に形
成された静電潜像を接触あるいは、非接触現像にて現像
する。
【0027】上記現像工程で使用されなかったトナー
は、第1トナー搬送スクリュウ33Yによりトナー収容
部40Yと逆側の現像ユニット端部に搬送される。第1
トナー搬送スクリュウ33Yでトナー循環部まで搬送さ
れたトナーは、重力によりイエロー現像ユニット22Y
下部に落下する。そして、イエロー現像ユニット22Y
内の下部に落下したトナーは、第2トナー搬送スクリュ
ウ35Yによって第1トナー搬送スクリュウ33Yとは
逆方向に搬送される。これにより、上記現像工程で使用
されなかったトナーがトナー収容部40Yに戻される。
【0028】以上の構成に係る現像装置4は色情報に同
期して各現像ユニット22Y,22M,22C,22K
を選択的に現像位置に配置するように上記回転中心軸O
を中心に回動し、各現像ユニット22Y,22M,22
C,22Kは、現像位置において現像ローラ23Y,2
3M,23C,23Kを図中矢印D方向に回転させて、
順次感光体ベルト1上に形成された対応する静電潜像を
現像する。そして、各現像像は上述のように中間転写ベ
ルト5、及び転写紙11上に重ね合わされることによ
り、フルカラー画像を形成する。 (以下、余白)
【0029】ところで、上記現像装置4には、トナーカ
ートリッジ42のトナー残量を検知するトナー残量検知
手段としてのトナー検知ユニット53が設けられてい
る。このトナー検知ユニット53は、図4に示すよう
に、トナーカートリッジ42の重力方向下部に配置され
ており、発光部に備えた赤外LED50と受光部に備え
たフォトダイオード52とを、トナーカートリッジ42
を挾み込むようにして所定の間隔をもって対向させ、ト
ナーカートリッジ42が回転しても、トナー検知ユニッ
ト53がトナーカートリッジ42の外周に対して非接触
になるように配置されている。
【0030】そして、LED50とフォトダイオード5
2との間に光を遮るトナーが存在しなくなると、LED
50からの光が透明のトナーカートリッジ42側壁を透
過し、かつトナーカートリッジ42内部を通過してフォ
トダイオード52で受光される。これにより、トナーカ
ートリッジ42内のトナー残量が不足していること(以
下、トナーエンドという)がわかる。そして、このトナ
ー検知ユニット53によってトナーエンドが検知される
と、トナーカートリッジ42の交換を促す信号を出力す
るようになっている。なお、本実施例においては、トナ
ーカートリッジ42内のそれぞれのトナー残量を光で検
知するため、カートリッジ42を構成する透明材料とし
て、ポリカーボネートを用いているが、トナーカートリ
ッジ42として成形できる材料であればポリカーボネー
トに限るものではない。
【0031】次に、トナーエンド検知を行なうための信
号処理について説明する。図5(a),(b)に、現像
ユニット22のステッピングモータ(不図示)による駆
動パルス、LED50の発光駆動信号の波形、及びフォ
トダイオード52による検知信号の波形のタイミングチ
ャートと、LED50の発光駆動信号の波形の拡大図を
示す。例えば、図3に示すように、検知ユニット53の
位置にトナーカートリッジ42Yが回転してきたとき
に、符号aで示したタイミングチャートにおいて、現像
ユニット22を回転させるための駆動パルスがなくなる
と、現像ユニット22の回転が停止して現像を終了した
と判断し、1/4回転ごとに各現像ユニット22のトナ
ーエンド検知を行う。これらの検知に使う信号として
は、発光波長ピークが950nmであるLEDを用い、符
号bに示すような、いわゆるバースト点滅をさせるパル
ス信号を使用する。図5(b)は、符号bのタイミング
チャートにおいて、符号Bで示す部分を拡大した図であ
り、基本周波数38kHzを1/64に分周した周期の
半分の時間、すなわち842μsの間隔でON/OFF
を繰り返すことによって点滅発光させている。なお、こ
のパルス発生の具体的な方法については後述する。ま
た、このとき、フォトダイオード52で検知される検知
信号は、符号cに示すように、カートリッジ内のトナー
が十分存在している場合には常に一定レベルHの信号を
出力しているが、カートリッジ42内のトナーがLED
50の光軸レベルよりも少なくなっている場合、すなわ
ちトナーエンドのときは、LED50の光を検知する
と、出力はレベルLに低下する。
【0032】図6は、トナー検知ユニット53のうち、
検知信号を制御する制御手段としての電装部のブロック
図を示す。主制御部は、CPU,RAM(不図示),R
OM(不図示),I/Oインターフェース(不図示)等
で構成されている。ここで、CPUのI/Oポートのう
ち、ポートA(PA0〜PA7)、ポートB(PB0〜P
7)、及びポートC下位(PC4〜PC7)は出力ポー
トであり、ポートC上位(PC0〜PC3)は入力ポート
に設定されている。そして、LED50の発光強度及び
発光のタイミングは、主制御部のCPUで次のように制
御される。LED50は、方形発振回路からの38kH
z方形波信号(以下、PC0という)をCPU内のプロ
グラムにより64分周し、1.684ms周期のゲート信
号を得る。また、CPUはステッピングモータの駆動パ
ルス(以下、PC2という)をモニタしており、現像ユ
ニット22の回転が停止してパルス信号がなくなった時
点で、ゲート信号をLED50を点滅させるための信号
(以下、PC4という)のポートからパルスAND回路
に出力し、LEDドライバを介してLED50を点滅さ
せ、20回のバースト点滅をさせる。一方、フォトダイ
オード52で検知された信号は、アンプ、リミッタ、バ
ンドパスフィルタで信号形状が整えられ、復調器で復調
された後、積分器及び比較器を介してCPUに受光信号
として入力され、他の制御に用いられる。また、CPU
は、上記検知信号が該ゲート信号に追従したバースト点
滅を20回検知すると、トナーエンド信号PC5を出力
し、表示部等に所定の表示を行なう。
【0033】次に、上記CPUで行なわれるトナーエン
ド検知信号の制御を示したフローチャートについて説明
する。図7は、トナーエンド検知制御のメインルーチ
ン、図8はLEDの点滅を制御するサブルーチン、図9
は図8の処理において38kHzの周波数を1/64に
分周するサブルーチンである。まず、図7ステップS1
で現像ユニット22を回転させるステッピングモータの
駆動パルスの有無から、現像ユニット22が停止したか
否かを判断する。駆動パルスが有れば、停止していない
と判断して処理を終了させ、駆動パルスがなければ停止
していると判断して、後述するステップS2の点滅・判
定ルーチンに移行する。次に、ステップS3,S4で、
フォトダイオード52からの信号が発光信号にともなっ
てLレベルとなった回数を示す変数N2、及びフォトダ
イオード52からの信号が発光信号にともなってHレベ
ルに戻った回数を示す変数N3が20になったか否かを
それぞれ判断し、NOであれば処理を終了し、YESで
あれば次のステップS5でトナーEND表示をして、ス
テップS6で画像形成動作を停止させた後、処理を終了
する。
【0034】図8に示した点滅・判定ルーチンでは、ス
テップS10でLED50の点滅及びフォトダイオード
52で受光された信号のH/Lの判定(すなわち、上記
ステップS11からステップS20までの処理)を実行
した回数を示す変数N1と、上記N2,N3を0に初期
設定する。次にステップS11でPC4のレベルをHに
する。そして、後述する分周ルーチン(ステップS1
2)に移行する。そして、ステップS13でフォトダイ
オード52で受光された光に対応して出力される信号
(以下、PC1という)がLレベルであるか否かを判断
し、NOであればメインルーチンに戻り、YESであれ
ば次のステップS14に移行し、N2をインクリメント
し、ステップS15においてPC4をLレベルにする。
次に、ステップS16で再び分周ルーチンに移行する。
分周ルーチンから戻ると、PC1がHレベルならステッ
プS18に移行し、Hレベルでなければメインルーチン
に戻る(ステップS17)。次に、ステップS18,S
19でN3,N1をそれぞれインクリメントする。そし
て、ステップS20において、N1が20未満であれば
ステップS11に戻り、20以上となったらメインルー
チンに戻る。
【0035】また、図9に示した分周ルーチンでは、ス
テップS30においてHとLとの間で状態が変化した回
数を示す変数N4を0に初期設定し、ステップS31で
PC0の状態を判定し、HならばステップS32に移行
し、再びPC0の状態を判定する。そして、PC0がLレ
ベルとなったらステップS33に移行し、ステップS3
4でN4が32以上か否かを判断し、32以上でなけれ
ばステップS31に戻り、32以上あれば、点滅・判定
ルーチンに戻る。なお、図示を省略したが、点滅・判定
ルーチンに戻る前には、ステップ12とステップ16と
のどちらに戻るかを判別するためのフラッグを立て、こ
のフラッグを判別する処理を行なっているので、確実に
所定のステップに移行するようになっている。このよう
に、分周ルーチンを2回繰り返すことによって、38k
Hzのパルスを64分周した593.75Hzのパルス
を発生させているので、方形波発振回路からのパルスを
分周するための分周回路を必要としない分、コスト低減
を図ることができる。
【0036】以下に、上記トナー検知ユニット53の具
体的な取付け例について説明する。なお、上記トナーカ
ートリッジ42Y,42M,42C,42Kに対する検
知は、すべて同様の方法であるので、イエロートナーを
収容するトナーカートリッジ42Yのトナー残量を検知
する場合を例に説明し、他のトナーカートリッジについ
ては説明を省略する。
【0037】図10は、図4において矢印A方向から見
た赤外LED50近傍の拡大図であり、赤外LED50
に対向する検知面であるカートリッジ側壁とカートリッ
ジ底面とが垂直に形成されている。本実施例では、トナ
ーカートリッジ42Yの材質に、透過性の高いポリカー
ボネイトを用い、発光部には指向角半値幅15°(すな
わち、光軸上の光量の1/2となる範囲)の赤外LED
50を使用している。なお、指向角半値幅はLEDの種
類によって異なる値となる。LED50とカートリッジ
側壁との距離d1は10mmに設定されている。また、ト
ナー検知ユニット53のフォトダイオード52には、現
像装置外からの光の影響を排除するために、所定の閾値
が設けられている。ここで、LED50は、カートリッ
ジ側壁を透過して直進してくる光以外の光をフォトダイ
オード52が検知しても、この光量があらかじめ設定し
たフォトダイオード52の閾値よりも小さくなるよう
に、以下のように配設している。すなわち、LED50
の光軸と15°の角度をもって放射した光とカートリッ
ジ側壁との交点c1における光量が、該カートリッジ側
壁と光軸との交点c2における光量の1/2の光量とな
るようなc1とc2との距離d2は2.68mmとなるの
で、この範囲内の比較的強い光がカートリッジ底面に入
射しないように、該カートリッジ側壁の端部から交点c
2までの距離d3を、図11中符号51に示す位置に光軸
がくるような位置、つまりd3が5mmとなる位置にLE
D50を設定している。
【0038】上記構成においては、カートリッジ側壁に
おける光軸を中心として、半径2.68mm以内の領域に
照射される光量の大きい光をカートリッジ底面から遠ざ
けることによって、光軸の光量よりも比較的光量の小さ
い光がカートリッジ底面に入射することになる。そし
て、この光は該底面を伝播する間に材質中の吸収や散乱
等によって減衰しながらフォトダイオード52に到達す
る。しかし、この時の光量は所定の閾値よりも小さいた
めに、検知されたとしてもトナーエンドと判断されるこ
とはない。よって、フォトダイオード52はカートリッ
ジ42内部を直進して通過してきたLED50の光、す
なわち、閾値よりも光量の大きい光のみを検知すること
になるので、トナーエンドを確実に検知することができ
る。
【0039】なお、図10に示すトナーカートリッジ4
2Yでは、底部が平面であったが、例えば、図12に示
すように、曲率を持っている場合にも適用できる。ただ
し、この場合はカートリッジ側壁とカートリッジ底部と
の境界を該カートリッジ側壁の端部とし、この端部に光
量の大きい光が入射しないような位置d3にLED50
を配置することによって、トナーエンドを確実に検知す
ることができる。
【0040】また、図13(a)に示すように、トナー
カートリッジ42Yの底部形状を重力方向下部に凸型に
形成してもよい。図13(b)は、図13(a)を矢印
C方向から見た図である。これによれば、通常、LED
50とカートリッジ側壁との距離、及びフォトダイオー
ド52とカートリッジ側壁との距離は種々の条件のもと
に定められているので、カートリッジ42Yの底部形状
を重力方向下部に凸型に形成して本体の幅よりも狭くす
れば、その分LED50とフォトダイオード52との距
離が縮まることになる。したがって、LED50の発光
強度を大きくすることなしに、フォトダイオード52に
おける受光光量を大きくすることができるので、上記形
状にしない場合に比して受光効率を向上させることがで
きる。よって、カートリッジ42内部を直進して通過し
てくる光以外の光の影響を受ることがなく、より確実に
トナーエンド検知を行なうことができる。
【0041】次に、上記フォトダイオード52の受光効
率を向上させ、LED50の発光強度をトナーエンドの
検知ができる程度に弱くすることができるための構成に
ついて説明する。図14は、上記検知ユニット53のL
ED50とフォトダイオード52とを、トナーカートリ
ッジ42Yの両側壁を挟むように対向させ、更に、LE
D50からの光がトナーカートリッジ42Yへある入射
角θaをもって入射するように取り付けた状態を示して
いる。ここで、図15は、トナー検知ユニット53を図
14中矢印D方向に変化させ、LED50からの光の光
軸がカートリッジ側壁に入射するときの入射角θaと透
過率との関係を示したものである。縦軸は透過率(%)
を示し、横軸に入射角θa(度)を示している。例え
ば、所望の透過率を70%以上と規定した場合、この特
性線によれば、0°すなわち光軸とカートリッジ側壁と
が垂直のときに透過率が最大となっているが、0°≦θ
a≦55°の範囲内であれば規定の条件を満たすので、
この角度範囲内で検知ユニット53を取り付ければ、受
光効率を著しく低下させることなく、確実にトナーエン
ドを検知できるように検知ユニット53を配設すること
ができる。
【0042】また、検知ユニット53は、例えば、図1
6(a),(b)に示すように、トナーカートリッジ4
2Yの側壁の交差する角θcを挟むように対向させ、更
に、LED50からの光がトナーカートリッジ42Yへ
ある入射角θaをもって入射するように取り付けてもよ
い。ここで、図17はθcを60°、90°、135°
に設定し、LEDから照射された光がトナーカートリッ
ジ42Yの壁面に入射するときの入射角θbと、このと
きの透過率との関係を示したものである。縦軸は、壁面
を透過する光の透過率を示し、横軸にLEDの光がカー
トリッジ側壁に入射するときの入射角θb(度)をとっ
ている。図13における各特性線a,b,cでは、θc
のそれぞれの設定角度において、θbがθc/2のときの
透過率が最大となっている。したがって、例えば、θc
が60°のときはθb=30°、θcが90°ではθb
45°、θcが135°のときはθb=67.5°となる
ように検知ユニット53を配設すれば、これ以外の角度
で配設した場合に比して、受光効率を向上させることが
できる。
【0043】
【発明の効果】請求項1の現像装置によれば、受光部は
トナーがカートリッジ内に存在している状態で、所定の
閾値以上の光を受光することがないので、カートリッジ
内のトナーが不足し、発光部から直進してきた閾値以上
の光を受光したときにのみ、トナー残量不足と判断する
ことができる。したがって、トナーが該カートリッジ内
に存在しているにも関わらず、存在していないと判断す
る誤検知を防止できる。よって、トナー残量検知を確実
に行なうことができる。
【0044】請求項2の現像装置によれば、発光強度が
同じであっても、発光部と受光部とで挟まれた部分のカ
ートリッジ幅が、該発光部と受光部とで挟まれていない
部分の幅と同じである場合に比して、受光される光の光
量が大きくなり、受光効率が向上する。このため、トナ
ー残量検知を行なうことができる程度に発光強度を低く
設定することができる。よって、該発光部で使用する発
光素子の寿命の低下を防止することができる。
【0045】請求項3の現像装置のトナー残量検知手段
における発光部及び受光部の位置設定方法によれば、ト
ナーカートリッジ側壁に対する光の入射角を該範囲外に
設定して該発光部及び受光部を設定した場合に比して、
該カートリッジ内部を透過する光の透過率を大きくする
ことができる。このため、発光部の発光強度が一定であ
っても受光部における受光効率を向上させることができ
るので、トナー残量検知を行なうことができる程度に発
光強度を低く設定することができる。よって、該発光部
で使用する発光素子の寿命の低下を防止することができ
る。
【0046】請求項4の現像装置によれば、発光部から
トナーカートリッジ側壁に対して入射する光の入射角θ
bを、該カートリッジ内部を透過する光の透過率が最大
となるように設定することにより、該受光部における受
光効率が向上するので、トナー残量検知を行なうことが
できる程度に発光強度を低く設定することができる。よ
って、該発光部で使用する発光素子の寿命の低下を防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る現像装置を採用した電子写真複写
機の概略構成図。
【図2】実施例に係る現像装置の断面概略構成図。
【図3】同現像装置の概略構成を示す斜視図。
【図4】同現像装置のトナーカートリッジの斜視図。
【図5】(a)は、トナーエンド検知に使用する信号の
タイミングチャート。(b)は、図5(a)中、記号B
で示したLEDの発光駆動信号の波形を示す拡大図。
【図6】実施例に係る検知ユニットの電装部のブロック
図。
【図7】トナーエンド検知及び表示を行なうメインルー
チンを示すフローチャート。
【図8】LEDの点滅を制御するサブルーチンを示すフ
ローチャート。
【図9】38kHzの周波数を分周するサブルーチンを
示すフローチャート。
【図10】赤外LEDの取り付け位置を示す説明図。
【図11】トナーカートリッジ側壁における光軸の位置
を示す説明図。
【図12】トナーカートリッジの底面形状が曲率を持っ
ている場合のカートリッジ側壁端部を示す説明図。
【図13】(a)は、検知部分を凸型に形成したカート
リッジの斜視図。(b)は、図13(a)の右側面図。
【図14】検知ユニットをトナーカートリッジの両側壁
を挟むように対向させ、更に、LEDからの光がトナー
カートリッジへある入射角θaをもって入射するように
取り付けた状態を示す説明図。
【図15】LEDに対向するカートリッジ側壁に対する
入射角θaと、該カートリッジ側壁を透過してフォトダ
イオードで検知された光の透過率との関係を示すグラ
フ。
【図16】(a)は、LEDに対向するカートリッジ側
壁とフォトダイオードに対向するカートリッジ側壁とが
交差する角θcが90°であるときのトナーカートリッ
ジにおいて、LEDから対向するカートリッジ側壁への
入射角θbを67.5°に設定した状態を示す説明図。
(b)は、LEDに対向するカートリッジ側壁とフォト
ダイオードに対向するカートリッジ側壁とが交差する角
θcが135°であるときのトナーカートリッジにおい
て、LEDから対向するカートリッジ側壁への入射角θ
bを67.5°に設定した状態を示す説明図。
【図17】θcの異なるそれぞれのカートリッジについ
て、入射角θbと透過率との関係を示すグラフ。
【図18】従来例に係る、トナーカートリッジ側壁の肉
厚部分を伝播する光による不具合を示す説明図。
【符号の説明】
1 感光体ベルト 2 帯電ローラ 3 レーザ光学装置 4 回転型現像装置 5 中間転写ベルト 6 転写ローラ 7 定着装置 8 給紙台 9 給紙ローラ 10 レジストローラ 11 転写紙 12 感光体クリーナ 20 ケーシング 22 現像ユニット 22a 開口部 23 現像ローラ 31 供給ローラ 33 第1トナー搬送スクリュウ 35 第2トナー搬送スクリュウ 38 遮蔽部材 40 トナー収容部 42 トナーカートリッジ 50 赤外発光LED 51 カートリッジ側壁を透過する光軸の位置 52 フォトダイオード 53 トナー検知ユニット c1,c2 カートリッジに光が入射するときの交点 d1 LED50とカートリッジ側壁との距離 d2 カートリッジ側壁における光軸の光量の1/2
となる位置までの距離 d3 カートリッジ側壁の端部から交点c2までの距離
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 入江 孝一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 塩 豊 鳥取県鳥取市北村10−3 リコーマイクロ エレクトロニクス内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体に形成された潜像を可視像化する
    現像器と、該現像器に補給するトナーを収容する透明又
    は半透明の部材で構成したトナーカートリッジと、該ト
    ナーカートリッジの側壁に対向するように配設した発光
    部から発せられ、該側壁を透過し、かつ該トナーカート
    リッジ内を通過した光を、受光部で受光することによっ
    てトナー残量を検知するトナー残量検知手段とを備えた
    現像装置において、 該発光部と対向する該トナーカートリッジ側壁の端部か
    ら該側壁上の光軸までの距離、及び該発光部の光が該側
    壁に入射する入射角度を、該発光部からの光が該発光部
    に対向するカートリッジ側壁を透過する際に該側壁で屈
    折し、側壁の肉厚部を伝播して該受光部で受光される光
    量が、トナー残量検知用の所定の閾値よりも小さくなる
    ように設定したことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】上記発光部及び受光部で挟まれる上記カー
    トリッジ幅を、他の部分よりも狭く形成したことを特徴
    とする請求項1の現像装置。
  3. 【請求項3】像担持体に形成された潜像を可視像化する
    現像器と、該現像器に補給するトナーを収容する透明又
    は半透明の部材で構成したトナーカートリッジと、該ト
    ナーカートリッジの側壁に対向するように配設した発光
    部から発せられ、該側壁を透過し、かつ該トナーカート
    リッジ内を通過した光を、受光部で受光することによっ
    てトナー残量を検知するトナー残量検知手段とを備えた
    現像装置のトナー残量検知手段における発光部及び受光
    部の位置設定方法において、 該発光部からトナーカートリッジ側壁に対して0°から
    90°まで変化させた入射角θaと、該発光部から発せ
    られた光が側壁を透過し、かつカートリッジ内部を通過
    して該受光部で受光されたときの発光光量に対する受光
    光量の割合である透過率との関係を求め、この関係に基
    づいて所望の透過率が得られる入射角となるように、該
    発光部及び受光部の位置を設定したことを特徴とする現
    像装置のトナー残量検知手段における発光部及び受光部
    の位置設定方法。
  4. 【請求項4】像担持体に形成された潜像を可視像化する
    現像器と、該現像器に補給するトナーを収容する透明又
    は半透明の部材で構成したトナーカートリッジと、該ト
    ナーカートリッジの側壁に対向するように配設した発光
    部から発せられ、該側壁を透過し、かつ該トナーカート
    リッジ内を通過した光を、受光部で受光することによっ
    てトナー残量を検知するトナー残量検知手段とを備えた
    現像装置において、 該発光部に対向する側壁と該受光部に対向する側壁とが
    角度θcで交差するとき、該発光部からトナーカートリ
    ッジ側壁に対して入射する入射角θbがθc/2となるよ
    うに発光部及び受光部を配設したことを特徴とする現像
    装置。
JP7031400A 1995-01-27 1995-01-27 現像装置、並びに現像装置のトナー残量検知手段における発光部及び受光部の位置設定方法 Pending JPH08202136A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6061535A (en) * 1997-07-03 2000-05-09 Canon Kabushiki Kaisha Developing cartridge, for a revolver type developing device, with sensing means for sensing the remaining toner
JP2010266893A (ja) * 2010-07-23 2010-11-25 Brother Ind Ltd プロセスカートリッジ、現像カートリッジおよび画像形成装置
US7957669B2 (en) 2004-08-06 2011-06-07 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Photosensitive member cartridge, developer cartridge and process cartridge

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