JPH0820165B2 - 蓄氷式冷水供給装置 - Google Patents

蓄氷式冷水供給装置

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JPH0820165B2
JPH0820165B2 JP10198389A JP10198389A JPH0820165B2 JP H0820165 B2 JPH0820165 B2 JP H0820165B2 JP 10198389 A JP10198389 A JP 10198389A JP 10198389 A JP10198389 A JP 10198389A JP H0820165 B2 JPH0820165 B2 JP H0820165B2
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智乏 西尾
茂雄 水野
信也 鈴木
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、スーパーマーケットのバックヤード等にお
いて生鮮食品の冷塩水処理、魚のドレス処理等の各種処
理にあたり必要とされる冷水を供給するための冷水供給
装置に係り、特に、氷の蓄熱を利用して冷水を供給する
に適した蓄氷式冷水供給装置に関する。
(従来技術) 従来、この種の蓄氷式冷水供給装置においては、外部
給水源から給水される水槽内に冷凍サイクルの冷却素子
たるエバポレータを配設し、このエバポレータの外周に
氷結する氷により水槽内の水を冷却し冷水として同水槽
内に貯え、この冷水を、必要に応じ、外部配管系統を通
し外部水栓から流入させて上述のような各種の処理に利
用するようになっている。
(発明が解決しようとする課題) しかし、上記従来の装置にあっては、水槽内の水はエ
バポレータによって直接的に冷却されるので、同水槽内
の水の温度が低くなり過ぎる場合がある。また、水槽に
は直接的に外部給水源から給水されるので、水槽内の水
が多量に利用されて外部給水源から給水を行った場合に
は、同水槽内の冷水の温度が急激に上がったりする。そ
の結果、上記従来の装置によれば、作業者が前記冷水を
使って作業をするには同冷水が冷た過ぎたり、外部配管
系統に安定した温度の冷水を供給できないという問題が
ある。
本発明は上記問題に対処するためになされもので、そ
の目的は作業者にとって作業し得る程度の温度の冷水を
安定して供給できるようにした蓄氷式冷水供給装置を提
供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明の構成上の特徴
は、内外2槽(20a,20b)からなり両槽を上部にて連通
させた水槽(20)と、内外2槽のうちの一方の槽内に収
容されたエバポレータ(40)を有し同一方の槽内の水を
同エバポレータにより冷却する冷凍サイクル(Un)と、
前記一方の槽に外部から給水する給水手段(31,Wv
と、外部循環ポンプ(Po)を介装してなり前記内外2槽
のうちの他方の槽内の水を外方に導出するとともに同他
方の槽内に還流させる還流配管(P7,P8)と、還流配管
の途中に接続されて同還流配管内の水を選択的に流出さ
せる外部水栓手段(Fc)とを備えた蓄氷式冷水供給装置
であって、前記還流配管の一端を前記他方の槽内の底面
に接続するとともに、同還流配管の他端を前記一端と対
向しない位置にて同他方の槽内に上方から侵入させたこ
とにある。
(発明の作用効果) 上記のように構成した本発明の特徴によれば、水槽を
上部にて連通した内外2槽で構成し、一方の槽内の水を
エバポレータで冷却するとともに同一方の槽に外部から
給水するようにし、かつ他方の槽内の水を外部還流系統
に導くようにするとともに外部水栓から外部に流出させ
るようにしたので、他方の槽内の水はエバポレータによ
り直接的に冷却されることはなく、一方の槽内の冷水と
混合されて間接的に冷却され、作業者は上記従来装置に
比べて温度の高い冷水を用いて冷塩水処理、魚のドレス
処理などの冷水処理作業をすることができ、同作業がし
易くなる。また、他方の槽内の冷水すなわち外部還流系
統に供給される冷水の温度も安定する。
さらに、還流配管の一端を他方の槽内の底面に接続す
るとともに同還流配管の他端を前記一端と対向しない位
置にて同他方の槽内に上方から侵入させるようにしたの
で、還流配管を介して循環してきた水が前記一方の槽の
底面から還流配管に直接的に流出することがなくなると
ともに、同循環してきた水が同他方の槽内の冷水と効率
よく円滑に混ざり合うので、外部水栓手段に供給される
冷水が安定した低い温度に保たれる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面により説明すると、第
1図及び第2図は本発明に係る蓄氷式冷水供給装置の装
置本体を示している。この装置本体は、箱状基台10と、
この基台10上に垂設固定した水槽20を備えており、水槽
20は、円筒状外槽20aと、この外槽20a内にてその底壁中
央部に立設した円筒状内槽20bとによって構成されてい
る。かかる場合、外槽20aの周壁並びに底壁は、断熱層2
1により被覆されており、一方、内槽20bの周壁22は断熱
性の良い断熱材料により形成されている。なお、外槽20
aの上端開口部の高さは、内槽20bの上端開口部のそれよ
りも高くなっている(第1図参照)。
内槽20bの周壁22には、その全周に沿い、上下各一対
の連通孔22a,22bが内槽20bの上端開口部近傍にて第1図
に示すごとく穿設されており、これら各一対の連通孔22
a,22bは内槽20bの内部を外槽20aの内部に連通させる。
外槽20aの上端開口部内には、自動給水装置30がその給
水管31を蓋20cを介しL形状に延出させてなり、この自
動給水装置30は、その給水源32からの水(約20℃の温度
にある)を、給水管31中に介装した給水弁Wvの選択的開
成下にて給水管31を通し外槽20a内に供給する。
外槽20a内には、中空柱状エバポレータ40が、内槽20b
を外方から同心的に包囲するように配設されており、こ
のエバポレータ40は、螺施状に同心的に配管した三層の
冷却管41,42及び43により構成されている。エバポレー
タ40の各冷却管41,42及び43の流出上端部は、これら各
流出上端部から上方へ蓋20cを介しそれぞれ延出する各
配管41a,42a,43a、コネクタ44及び配管P1を通り、基台1
0内の冷凍サイクルユニットUnに内蔵のコンプレッサ50
に接続されている。
コンプレッサ50は、その内蔵のモータCM(第3図参
照)により駆動されて配管P1内の冷媒を吸入圧縮し高温
高圧の圧縮冷媒として冷凍サイクルユニットUn内のコン
デンサに付与する。このコンデンサはファンモータFM
(第3図参照)の空冷作用のもとにコンプレッサ50から
の圧縮冷媒を凝縮しレシーバ(図示せず)及び配管P2
通し膨張弁60に付与する。膨張弁60は、その流入冷媒を
膨張させて、同膨張冷媒を、各配管61,62,63を通しエバ
ポレータ40の各冷却管41,42,43内にその各流入端部から
流入させる。このことは、エバポレータ40がその流入冷
媒に応じ外槽20a内の水を冷却し各冷却管41,42,43の外
周に氷結41b,42b,43bさせることを意味する。なお、各
配管61,62,63は蓋20cを通し外槽20a内に延出している。
内部循環ポンプPiaは、基台10に配設されており、こ
の内部循環ポンプPiaは、その内蔵のモータMia(第3図
参照)により駆動されて、内槽20b内の冷水を、同内槽2
0bの底壁から基台10内にその上壁を介し延出する配管P3
を通して汲出し配管P4内に圧送する。かかる場合、配管
P4は、基台10の上壁を介し外槽20aの外周に沿い上方へ
延出してなるもので、この配管P4の先端部は、外層20a
内に蓋20cを介しU形状に延出し、噴射管70の上端部に
接続されている。噴射管70は、外槽20a内にその内周面
とエバポレータ40の外周面との間に立設されているもの
で、この噴射管70の周壁には、その上下方向に沿い複数
の噴射孔71,・・・,71が間隔を付与して穿設されてい
る。かかる場合、各噴射孔71,・・・.71はエバポレータ
40の外周面に対し鋭角(第2図にて図示矢印Aとエバポ
レータ40の外周面とのなす角をいう)でもって対向して
いる。しかして、噴射管70は、配管P4からの圧送冷水を
各噴射孔71を通しエバポレータ40の外周面に向けて噴射
する。
内部循環ポンプPibは、基台10内に配設されており、
この内部循環ポンプPibは、その内蔵のモータMib(第3
図参照)により駆動されて、外槽20aの冷水を、同外槽2
0aの底壁(内槽20bの底壁の外側に相当)から基台10内
にその上壁を介し延出する配管P5を通して汲出し配管P6
内に圧送する。かかる場合、配管P6は、基台10の上壁を
介し外槽20aの外周に沿い上方へ延出してなるもので、
この配管P6の先端部は、内槽20bの上端開口部直上に蓋2
0cを介しU形状に延出し同内槽20b内に内部循環ポンプP
ibからの冷水を流下させる。
外部循環ポンプPoは、基台10内に配設されており、こ
の外部循環ポンプPoは、その内蔵のモータMo(第3図参
照)により駆動されて、内槽20b内の冷水を、同内槽20b
の底壁から基台10内にその上壁を介し延出する配管P7
通して汲出し配管P8内に圧送する。かかる場合、配管P8
は、基台10の側壁を通し外方へ延出し適所(例えば、ス
ーパーマーケットのバックヤード)に配設されているも
ので、この配管P8の先端部は、蓋20cを介し内槽20b内に
その上端開口部からU形状に垂下して外部循環ポンプPo
からの冷水を同内槽20b内に還流させる。また、配管P8
の中間部位には複数の外部水栓Fc,・・・,Fcが接続され
ており、これら各外部水栓Fc,・・・,Fcは、選択的に開
成操作されて配管P8内の冷水を流出させる。配管P8の全
長は、例えば、50(m)程である。
次に、冷水供給装置の電気回路構成を第3図を参照し
て説明する。単巻変圧器Tは、三相200Vの商用電源の二
線間から単相200Vを受けて変圧電圧を発生しサーキット
ブレーカCBを介し両共通導線Ta,Tb間に付与する。かか
る場合、サーキットブレーカCBは電源スイッチとしての
役割をも果す。リレーコイルRuは常閉型氷結検出スイッ
チSの閉成下にてのみ両共通導線Ta,Tbから変圧電圧を
受けて励磁される。このリレーコイルRuは常開型リレー
スイッチUと共にリレーを構成するもので、同リレーコ
イルRuはその選択的励磁によりリレースイッチUを閉成
する。ガスバルブGVはコンプレッサ50の出口側配管中に
介装してなるもので、このガスバルブGVは、リレースイ
ッチUの閉成下にのみ、両共通導線Ta,Tbから変圧電圧
を受けて開成しコンプレッサ50から前記コンデンサへの
冷媒供給を許容する。なお、氷結検出スイッチSは、エ
バポレータ40の氷結完了時にこれを検出し開成する。ま
た、符号Lはパイロットランプを示す。
リレーコイルRvは両常閉型リレースイッチVa,Vc及び
両常開型リレースイッチVb,Vdと共にリレーを構成する
もので、このリレーコイルRvは水位センサ80の常開型リ
ードスイッチ80aの選択的閉成下にのみ両共通導線Ta,Tb
から変圧電圧を受けて励磁される。リレースイッチVaは
リレーコイルRvの消磁のもとに閉成し両共通導線Ta,Tb
からの変圧電圧を給水弁Wvに付与してこれを開成させ
る。また、このリレースイッチVaはリレーコイルRvの励
磁により開成し給水弁Wvを閉成させる。リレースイッチ
Vbは、リレーコイルRvの励磁により閉成し、リレースイ
ッチWaの閉成下にて両共通導線Ta,Tbからの変圧電圧を
リレーコイルRvに付与し自己保持する。リレースイッチ
VcはリレーコイルRvの選択的励磁下にのみ開成し、また
リレースイッチVdはリレーコイルRvの選択的励磁下にの
み閉成する。
水位センサ80は、第2図及び第4図に示すごとく外槽
20aの外周壁上端部に付設した円筒状補助槽20d内に配設
されている。補助槽20dは、その周壁底部を、外槽20aの
外周壁上端部から外方へ延出する接続支持管23の外端部
に嵌着して、垂設支持されていて、この補助槽20d内に
は外槽20a内の冷水が接続管23を通して流入するように
なっている。水位センサ80は、補助槽20dの内周面に上
下のスティ81a,81bを介し垂直状に支持したロッド82
(第4図及び第5図参照)を有しており、このロッド82
には、上下各一対の環状ストッパ片82a,82b及び82c,82d
が同軸的に嵌着されている。
ロッド82のストッパ片82aの中空部に対応する部分に
はリードスイッチ80aが内蔵されており、一方、ロッド8
2のストッパ片82cの中空部に対応する部分には常閉型リ
ードスイッチ80b(第3図参照)が内蔵されている。ま
た、ロッド82の両ストッパ片82a、82b間の部分には、環
状フロート83が補助槽20d内の冷水の表面レベルに応じ
上下動自在に遊嵌されており、このフロート83の内部に
は永久磁石が内蔵されている。しかして、フロート83
が、第4図及び第5図に示すごとく、ストッパ片82b上
に係止しているときリードスイッチ80aは開成状態を維
持する。また、フロート83がその上動によりストッパ片
82aに係止すると、リードスイッチ80aがフロート83内の
永久磁石により閉成される。
一方、ロッド82の両ストッパ82c,82d間の部分には、
環状フロート84が補助槽20d内の冷水の表面レベルに応
じ上下動自在に遊嵌されており、このフロート84の内部
には永久磁石が内蔵されている。しかして、フロート84
が第4図及び第5図に示すごとくストッパ片82d上に係
止しているときリードスイッチ80bが閉成状態を維持す
る。フロート84がその上動によりストッパ片82cに係止
するとリードスイッチ80bが開成する。但し、水槽20内
の冷水の表面レベル、即ち補助槽20d内の冷水の表面レ
ベルが第4図及び第5図に示すように二点鎖線Laに一致
しているときフロート83がストッパ82b上に係止するよ
うになっている。また、補助槽20d内の冷水の表面レベ
ルが、第4図及び第5図に示すように、内槽20bの周壁2
2の両連通孔22a、22b間の位置(二点鎖線Lbで示す)に
一致しているとき、フロート84がストッパ82d上に係止
するようになっている。なお、第4図にて符号24は断熱
層を示す。
リレーコイルRwは、各常閉型リレースイッチWa,Wc,Wd
及び常開型リレースイッチWbと共にリレーを構成するも
ので、このリレーコイルRwはリレースイッチ80bの閉成
下にてのみ両共通導線Ta,Tb間から変圧電圧を受けて励
磁される。リレースイッチWaはリレーコイルRwの励磁下
にてのみ開成する。リレースイッチWbは、リレーコイル
Rwの励磁下にてのみ閉成し、リレースイッチVcの閉成下
にて両共通導線Ta,Tb間からの変圧電圧をリレーコイルR
wに付与しこれを自己保持させる。両リレースイッチWc,
WdはリレーコイルRwの励磁下にてのみ開成する。
リレーコイルRxは常開型リレースイッチXと共にリレ
ーを構成するもので、このリレーコイルRxは水位センサ
90の常開型リードスイッチ90aの閉成下にてのみ両共通
導線Ta,Tb間から変圧電圧を受けて励磁される。リレー
スイッチXはリレーコイルRxの選択的励磁により閉成す
る。水位センサ90は、第1図に示すごとく、内槽20bの
周壁22の内周面下方部に設けられているもので、この水
位センサ90は水位センサ80と同様の構成を有する。かか
る場合、水位センサ90の各スティ91a,91b,ロッド92,各
ストッパ片92a,92b,92c,92d,各フロート93,94が水位セ
ンサ80の各スティ81a,81b,ロッド82,各ストッパ片82a,8
2b,82c,82d,各フロート83,84にそれぞれ対応する。但
し、内槽20b内の冷水の表面レベルが第1図及び第6図
に示すごとく二点鎖線Lcに一致するときフロート93がス
トッパ92b上に係止し、また同表面レベルが二点鎖線Ld
に一致するときフロート94がストッパ92d上に係止する
ようになっている。なお、ロッド92のストッパ92aの中
空部に対応する部分にリードスイッチ90aが内蔵され、
また、ロッド92のストッパ92cの中空部に対応する部分
に常閉型リードスイッチ90b(第3図参照)が内蔵され
ている。
リレーコイルRyは常閉型リレースイッチYと共にリレ
ーを構成するもので、このリレーコイルRyはリードスイ
ッチ90bの閉成下にてのみ両共通導線Ta,Tb間から変圧電
圧を受けて励磁される。リレースイッチYはリレーコイ
ルRyの励磁下にのみ開成する。リレーコイルRzは常開型
リレースイッチZa及び常閉型リレースイッチZbと共にリ
レーを構成するもので、このリレーコイルRzはリレース
イッチVdの閉成下にて両共通導線Ta,Tb間から変圧電圧
を受け励磁される。リレースイッチZaは、リレーコイル
Rzの励磁により閉成し、リレースイッチXの閉成下にて
両共通導線Ta,Tb間からの変圧電圧をリレーコイルRzに
付与しこれに自己保持させる。リレースイッチZbはリレ
ーコイルRzの励磁により開成する。
常閉型サーモスイッチThは配管P7(第1図参照)に付
設されており、このサーモスイッチThは、配管P7内の冷
水の温度が所定設定温(例えば、10(℃))より低くな
ると開成する。但し、サーモスイッチThはリレースイッ
チZbに接続されている。電磁接触器100は、コイル100a
と、常開型マグネットスイッチ100b〜100bを有してお
り、コイル100aは、常閉型圧力スイッチPSの閉成下にて
のみ、両共通導線Ta,Tb間の変圧電圧を受けて励磁され
る。各マグネットスイッチ100b〜100bは、コイル100aの
励磁により閉成し商用電源からの三相商用電圧200Vを両
モータCM,FMに付与して駆動する。なお、圧力スイッチP
Sは、コンプレッサ50の吐出圧の異常上昇時に開成す
る。
電磁接触器110は、コイル110aと、常開型マグネット
スイッチ110b〜110bを有しており、コイル110aは、両リ
レースイッチY,Zb及びサーモスイッチThの各閉成下にて
両共通導線Ta,Tb間の変圧電圧を受けて励磁される。各
マグネットスイッチ110b〜110bは、コイル110aの励磁下
でのみ閉成し、商用電源からの三相商用電圧をモータMi
bに付与してこれを駆動し、また、同三相商用電圧を両
リレースイッチWc,Wdの閉成下にてモータMibに付与して
これを駆動する。
電磁接触器120は、コイル120aと、常開型マグネット
スイッチ120b〜120bを有しており、コイル120aは、リレ
ースイッチYの閉成下にてのみ両共通導線Ta,Tb間の変
圧電圧を受けて励磁される。各マグネットスイッチ120b
〜120bは、コイル120aの励磁のもとにのみ閉成し商用電
源からの三相商用電圧をモータMoに付与してこれを駆動
する。
以上のように構成した本実施例において、水槽20内の
水が存在しない状態において、単巻変圧器Tから両共通
導線Ta,Tb間に変圧電圧を生じさせるとともにサーキッ
トブレーカCBを閉成する。すると、パイロットランプL
が点灯し、ガスバルブGVが、氷結検出スイッチSの閉成
下でのリレーコイルRuの励磁によるリレースイッチUの
閉成により開成し、電磁接触器100が圧力スイッチPSの
閉成下にて各マグネットスイッチ100b〜100bを閉成し商
用電源からの三相商用電圧を両モータCM,FMに付与して
これらを駆動し、給水源WvがリレースイッチVaの閉成の
もとに開成し、リレーコイルRwが水位センサ80のリード
スイッチ80bの閉成下にて励磁されてリレースイッチWb
を閉じるとともに各リレースイッチWa,Wc,Wdを開く。こ
のとき、リレーコイルRwがリレースイッチWbの閉成によ
り自己保持作用を発揮し、モータMiaが両リレースイッ
チWc,Wdの開成によりその始動を禁止される。また、リ
レーコイルRxがリレースイッチ90aの開成のもとに消磁
状態にあり、リレーコイルRyがリレースイッチ90bの閉
成のもとに励磁されてリレースイッチYを開き電磁接触
器120のコイル120aを消磁状態におき、かつリレーコイ
ルRzが各リレースイッチVd,Za,Xの開成のもとに消磁状
態にある。なお、両水位センサ80,90は第7図(A)に
示す状態にある。
上述のようにガスバルブGVの開成のもとに両モータC
M,FMが駆動させると、コンプレッサ50が、エバポレータ
40から各配管41a,42a,43a、コネクタ44及び配管P1を通
し冷媒を吸入して圧縮し、前記コンデンサがコンプレッ
サ50からの圧縮冷媒をファンモータFMによる空冷作用の
もとに凝縮し凝縮冷媒として前記レシーバ及び配管P2
通し膨張弁60に付与する。すると、この膨張弁60が配管
P2からの冷媒を膨張冷媒として各配管61,62,63を通しエ
バポレータ40に流入させる。一方、上述のように給水弁
Wvが開くと、給水源32から配管31を通し外槽20a内に給
水される。従って、外槽20a内の水がエバポレータ40に
よりその流入冷媒に応じ冷却される。その結果、エバポ
レータ470の各冷却管41〜43の外周面には、第1図及び
第2図にて二点鎖線により示すごとく外槽20a内の冷水
が氷結41b、42b、43bされてゆく。
このような状態において外槽20a内の冷水の表面レベ
ルが同外槽20a内への給水に伴い上昇し内槽20bの各連通
孔22bの高さに達すると、外槽20a内の冷水が各連通孔22
bを通り内槽20b内に流入し始める。然る後、外槽20a内
の冷水の表面レベルが更に上昇し二点鎖線Lbの位置を超
えて内槽20bの各連通孔22aの高さに達すると、水位セン
サ80のフロート84が第7図(B)にて示すごとく上動し
てストッパ82cに当接しリードスイッチ80bを開く。この
とき、リレーコイルRwはリレースイッチWbの閉成のもと
に自己保持状態のままである。
然る後、内槽20b内の冷水の表面レベルが内槽20b内へ
の各連通孔22a,22bを介する外槽20aからの冷水の流入に
伴い上昇し二点鎖線Ld(第1図参照)の位置より高くな
ると、水位センサ90のフロート94が第7図(A)(B)
にて示す位置から上動して第7図(C)に示すごとくス
トッパ92cに当接しリードスイッチ90bを開く。すると、
リレーコイルRyがリードスイッチ90bの開成により消磁
されてリレースイッチYを閉じ、電磁接触器110がリレ
ースイッチZbの閉成下におけるリレースイッチYの閉成
に伴うコイル110aの励磁により各マグネットスイッチ11
0bを閉じてモータMibを駆動する。このため、内部循環
ポンプPibが駆動されて外槽20a内の冷水を配管P5を通し
て汲出し配管P6から内槽20b内にその上端開口部から流
下させる。このとき、両リレースイッチwc,Wdは開いた
ままである。また、サーモスイッチThは開状態にあるも
のとする。
内槽20bの冷水の表面レベルがさらに上昇し二点鎖線L
cの位置よりも高くなると、水位センサ90のフロート93
が上動して第7図(D)に示すごとくストッパ92aに当
接し、リードスイッチ90aが閉じ、リードコイルRxが励
磁されてリードスイッチXを閉じる。ついで、内槽20b
内の冷水の表面レベルがさらに上昇して内槽20bの上端
開口部に達した後、外槽20a及び内槽20bに共通の冷水の
表面レベルが二点鎖線La(第4図参照)の位置よりも高
くなると、水位センサ80のフロート83が上昇して第7図
(E)に示すごとくストッパ82aに当接しリードスイッ
チ80aを閉じる。すると、リレーコイルRvがリードスイ
ッチ80aの閉成に応答し励磁されて両リレースイッチVa,
Vcを開くとともに両リレースイッチVb,Vdを閉じる。
しかして、給水弁WvがリレースイッチVaの開成に応答
して閉じ配管31を介する給水源32から外槽20a内への給
水を遮断し、リレーコイルRwがリレースイッチVcの開成
により自己保持から解除されてリレースイッチWbを開く
とともに、各リレースイッチWa,Wc,Wdを閉じ、リレーコ
イルRzがリレースイッチVdの閉成により励磁されてリレ
ースイッチZaを閉じるとともにリレースイッチZbを開
く。かかる場合、リレーコイルRvが両リレースイッチW
a,Wbの閉成のもとに自己保持状態となり、また、リレー
コイルRzが両リレースイッチX,Zaの閉成のもとに自己保
持状態となる。なお、サーモスイッチThの開状態にて両
リレースイッチWc,Wdが閉じてもリレースイッチZbが開
くため、電磁接触器110が、各マグネットスイッチ110b
の開成により、モータMiaの始動を禁止しつつ、モータM
ib即ち内部循環ポンプPibを停止させる。これにより、
外槽20a及び内槽20b内への給水が終了する。かかる場
合、外槽20a及び内槽20b内の各冷水はエバポレータ40の
冷却作用及び各冷却管41〜43の結氷の冷却作用でもって
低温(サーモスイッチThの開状態に対応)に維持され
る。なお、電磁接触器120は、上述のようなリレースイ
ッチYの閉成に伴うコイル120aの励磁により各マグネッ
トスイッチ120bを閉成するので、外部循環ポンプPoが、
モータMoにより駆動されて内槽20b内の冷水を配管P7
通し汲出して配管P8を通し内槽20b内に還流させてい
る。なお、氷結検出スイッチSが開成したとき、リレー
コイルRuがその消磁によりリレースイッチUを開成し、
ガスバルブGVが閉成し、圧力スイッチPSがコンプレッサ
50の吐出側配管の内圧上昇により開く。
このような状態において、生鮮食品の冷塩水処理、魚
のドレス処理等の各種処理にあたり、各外部水栓Fcを共
に開けば、外部循環ポンプPoにより内槽20bから配管P7
を通し配管p8の上流部内に圧送される冷水が各外部水栓
Fcから外部に流出する。かかる場合、各外部水栓Fcから
流出する冷水は、上述のように10(℃)近傍の温度に維
持されているので、同冷水の温度は作業者の手作業に適
した温度になっている。従って、作業者は、当該冷水を
使用して上述の各種処理を容易に行ない得る。また、外
部水栓Fcからの流出冷水の温度は上述のように自動的に
10(℃)近傍の温度に調整されているので、各外部水栓
Fcに混合水栓を付加して水道水の混合量を手動調整する
というような面倒な作業が不要になるとともに、前記混
合水栓及びその配管系統の不要となりこの種冷水供給装
置のコスト低減に有効である。
上述のような各外部水栓Fcからの冷水の流出に伴い水
槽20内の冷水の表面レベルが二点鎖線Laまで低下する
と、水位センサ80のフロート83が降下して第7図(D)
(F)に示すごとくストッパ82bに当接してリードスイ
ッチ80aを開く。このとき、リレーコイルRvは両リレー
スイッチWa,Vbの閉成下にて自己保持状態のままであ
る。水槽20内の冷水の表面レベルが内槽20bの上端開口
部まで低下した後内槽20b内の冷水の表面レベルが二点
鎖線Lbまで低下すると、水位センサ80のフロート84が降
下し第7図(F)に示すごとくストッパ82dに当接しリ
ードスイッチ80bを閉じる。なお、内槽20bの冷水の表面
が各連通孔22aよりも低下したときから外槽20a内の冷水
が各連通孔22aを通り内槽20b内に流入し始める。
上述のようにリードスイッチ80bが閉じると、リレー
コイルRwが励磁されてリレースイッチWbを閉じるととも
に各リレースイッチWa,Wc,Wdを開く。すると、リレーコ
イルRvがリレースイッチWaの開成により自己保持状態か
ら解除されて消磁し両リレースイッチVa,Vcを閉じると
ともに両リレースイッチVb,Vdを開き、リレーコイルRw
が両リレースイッチWb,Vcの閉成により自己保持状態と
なり、モータMiaが両リレースイッチWc,Wdの開成により
作動禁止状態におかれる。また、給水弁Wvがリレースイ
ッチVaの閉成により開成されて配管31を介する給水源32
から外槽20a内への給水を開始させる。なお、リレーコ
イルRzはリレースイッチVdの開成前から自己保持状態に
ある。
上述のように給水が開始された場合において、同給水
により内槽20a内に流入する水量が、外部循環ポンプP0
により内槽20bから配管P7内に吸引される冷水の量より
も多いときには、内槽20b内の冷水の表面レベルが、余
り低下することなく、上昇し始め、水位センサ80の状態
が第7図(F)の状態から第7図(D)の状態を経て第
7図(E)の状態となるように上述と同様に変化して外
槽20a内への給水の補充が上述と同様に終了する。かか
る場合、外槽20a内に上述のように給水補給されても、
この補給水量がそれ程多くないので、補給水が、外槽20
a内の既存の冷水に、この冷水の温度を殆ど上昇させる
ことなく混ざり合って内槽20b内に各連通孔22a、22bを
通り流入する。従って、内槽20b内の冷水の量を10℃近
傍の温度にて常に十分に自動的に確保しつつ各外部水栓
Fcからの流出冷水を使用し得ることとなるので、作業者
の作業に必要な冷水の量を絶えず適温にて確保できる。
また、上述のように給水が開始された場合において、
同給水により内槽20a内に流入する水量が、外部循環ポ
ンプP0により内槽20bから配管P7内に吸引される冷水の
量に比べて少ない場合には、内槽20b内の冷水の表面レ
ベルが各外部水栓Fcからの冷水の流出量に応じ低下して
ゆく。然る後、内槽20b内の冷水の表面レベルが二点鎖
線Lcの位置に達すると、水位センサ90のフロート93が降
下し第9図(G)に示すごとくストッパ92bに当接して
リードスイッチ90aを開く。すると、リードコイルRxが
同リードスイッチ90aの開成に応答して消磁されてリレ
ースイッチXを開きリレーコイルRzの自己保持状態を解
除する。
ついで、リレーコイルRzが自己保持状態からの解除に
より消磁されてリレースイッチZaを開くとともにリレー
スイッチZbを閉じると、電磁接触器110がリレースイッ
チYの閉成下でのコイル110aの励磁により各マグネット
スイッチ110bを閉じてモータMibを駆動する。このと
き、モータMiaは両リレースイッチWc,Wdの開成下にて停
止状態を維持する。しかして、上述のようにモータMib
が駆動されると、内部循環ポンプPibが、外槽20a内の底
部側の冷水を配管P5を通して吸引し配管P6から内槽20b
内に流下させ同内槽内の冷水と混合することにより温度
上昇を極力抑制しつつ急速補給する。
然る後、内槽20b内の冷水の表面レベルが二点鎖線Lc
を超えて上昇すると、水位センサ90のフロート93が上昇
してストッパ92aに当接しリードスイッチ90aを閉じ、こ
れに応答してリレーコイルRxが励磁されてリレースイッ
チXを閉じる。このような状態にて外槽20a内の冷水の
表面レベルが上昇し水位センサ80のリードスイッチ80b
を上述と同様に開成させた後リードスイッチ80aを閉成
させると、リレーコイルRvが消磁されて両リレースイッ
チVa,Vcを開くとともに両リレースイッチVb,Vdを閉じ、
給水弁WvがリレースイッチVaの開成により閉じて上述の
給水作用を停止し、リレーコイルRwがリレースイッチVc
の開成により自己保持から解除されてリレースイッチWb
を開くとともに各リレースイッチWa,Wc,Wdを閉じ、リレ
ーコイルRzがリレースイッチVdの閉成によりリレースイ
ッチXの閉成下にてリレースイッチZaと閉じるとともに
リレースイッチZbを開く。
かかる段階において、サーモスイッチThが既に開いて
おれば、電磁接触器110がリレースイッチZbの開成によ
り各マグネット110bを開きモータMib、即ち内部循環ポ
ンプPibを停止させるとともにモータMiaの始動を禁止す
る。一方、リレースイッチZbの上述のような開成時にお
いてサーモスイッチThが閉じておれば、モータMiaが、
モータMibの作動下にて、両リレースイッチWc,Wdの上述
のような閉成に応答して始動し、内部循環ポンプPia
が、内槽20b内の底部側冷水を配管P3を通して吸入し配
管P4を介し噴射管70内に圧送し、噴射管70が同圧送冷水
を各噴射孔71〜71から第2図にて図示矢印A方向に噴出
する。
すると、噴射管70の各噴射孔71〜71からの噴射冷水
が、外槽20aの内周壁とエバポレータ40との間に存在す
る冷水を第2図にて図示反時計方向に流動させなかせら
エバポレータ40の外周に衝突する。かかる場合、エバポ
レータ40の冷水管43に付着した結氷43bが、上述のよう
な冷水の反時計方向への流動に応じ溶解して冷水となり
前記流動冷水に円滑に混ざり合ってゆき、エバポレータ
40のみの冷却作用と相俟って外槽20a内の冷水をより一
層迅速に冷却するので、内部循環ポンプPiaにより外槽2
0aから両配管P5,P6を通し内槽20b内に補給される冷水
が迅速に冷却されながら内槽20b内の冷水に混入する。
従って、内槽20b内の冷水の温度が、各外部水栓Fcから
の冷水の流出量が多くても、約10℃近傍の値に迅速に低
下するので、常に適正温の冷水でもって各種処理作業を
なし得る。
以上説明したように、各外部水栓Fcから流出する冷水
の量が、給水源32から内槽20b内への給水量よりも多い
場合には、内槽20b内の冷水の表面レベルが二点鎖線Lc
の位置まで低下したときに、外槽20a内底部の冷水を、
内部循環ポンプPibにより、両配管P5,P6を通し内槽20b
内にその上端開口部から流下させて、同内槽20b内に各
連通孔22a,22bを通り流入する水を効果的に冷却しつつ
自動的に補給する。そして、この補給完了時において内
槽20b内の冷水の温度が高くサーモスイッチThが閉じて
いる場合には、内部循環ポンプPibを内部循環ポンプPia
の作動下にて駆動して、内槽20b内の冷水を噴射管70か
ら外槽20a内に噴射させることにより、同外槽20a内の冷
水を同方向に流動させてエバポレータ40の外周側結氷を
溶解させ低温の冷水とし、この低温の冷水を前記流動冷
水に円滑に混合させて、エバポレータ40の冷却作用と相
俟って外槽20aの冷水の温度を迅速に低下させながら同
外槽20a内の冷水を内槽20b内に自動的に補給する。従っ
て、内槽20b内の冷水の温度が、一時的に高くなって
も、迅速に低下するので、各外部水栓Fcからの流出冷水
の温度は常に適温に自動的に維持されるので、各種の冷
水処理に支障をきたすことはない。
また、上述のような冷水の温度の自動調整にあたり、
内槽20bの周壁が断熱材料で形成されているので、内槽2
0b内の冷水の温度の低下をより一層適確に防止できる。
また、上述のような作用効果の達成にあたり、外槽20a
内に設けた内槽20bの外周を包囲するように、エバポレ
ータ40を外槽20a内にて配設するようにしたので、この
種の冷水供給装置の水槽をコンパクトに構成できる。
また、上述のように内槽20b内の冷水の表面レベルが
二点鎖線Lcまで低下した後、同レベルがさらに二点鎖線
Ldまで低下した場合には、水位センサ90のフロート94が
降下してストッパ92dに当接してリードスイッチ90bを閉
じ、リレーコイルRyがその励磁によりリレースイッチY
を開き、電磁接触器110が各マグネットスイッチ110bの
開成により各モータMia,Mib,Moを停止させる。これによ
り、内槽20b内の冷水不足下での本発明装置の作動を防
止できる。
また、本発明の実施にあたっては、サーモスイッチTh
の作動温度は。10(℃)に限ることなく、必要に応じ適
宜変更してもよい。また、サーモスイッチThの取付位置
は、配管P7に限ることなく、内槽20b内の冷水の温度を
検出できる位置であればよい。また、サーモスイッチTh
に代えて、各種温度センサを採用してもよい。
また、本発明の実施にあたっては、外部循環ポンプPo
は、基台10内に限ることなく、基台10の外側、例えば、
各外部水栓Fcの近くに配設してもよい。
また、本発明の実施にあたり、配管P8の先端開口部を
内槽20b内に深く延入させるようにして実施してもよ
い。かかる場合には、配管P8の先端開口部からの冷水が
内槽20b内の冷水中に流出して同冷水と円滑に混ざり合
うので、配管P8を通る冷水の還流時において、内槽20b
内の冷水全体の平均温度が10℃前後に適正に維持され得
る。
かかる場合、配管P8の先端開口部を、同配管p8の内槽
20bの底部からの延出基端開口部と内槽20b内にて対向し
ない位置で開口させるようにすれば、配管p8から内槽20
b内への流出冷水が、直接、同配管p8の延出基端開口部
内に流入することなく、内槽20b内の冷水とより一層効
率よく円滑に混ざり合う。従って、内槽20b内の冷水全
体の平均温度をより一層適正に10℃前後に維持できる。
かかる場合、配管P8の先端開口部を、内槽20bの半径方
向にL字状に曲折させたり、さらにU字状に曲折させて
実施しても、実質的に同様の作用効果を達成できる。
また、本発明の実施にあたり、配管P6の先端開口部を
内槽20b内に深く延入させて実施してもよい。かかる場
合、外槽20aから内槽20b内への冷水の補給時において、
配管P6からの冷水が内槽20b内の冷水中に流出して円滑
に混ざり合うので、配管P8の先端開口部を内槽20b内に
深く延入させた場合と実質的に同様に内槽20b内の冷水
の温度を適正に維持し得る。かかる場合、両配管P8,P6
の各先端開口部を共に内槽20bに深く延入させれば、配
管P8による還流時及び配管P6による補給時の双方で内槽
20b内の冷水混合が円滑になされるので、同内槽20b内の
冷水の温度の10℃前後における維持がより一層確実とな
る。
かかる場合、配管P6の先端開口部を、配管P8の内槽20
bの底部からの延出基端開口部と同内槽20b内にて対向し
ない位置に開口させるようにすれば、配管P6からの冷水
が、直接、配管P8の延出基端開口部に流入することな
く、内槽20b内にてより一層効率よく円滑に混ざり合う
ので、内槽20b内の冷水全体の平均温度をより一層確実
に10℃前後に維持できる。また、このような作用効果
は、配管P6の先端開口部を、内槽20bの半径方向に曲折
させたり、さらにU字状に曲折させて実施しても、確保
できる。
また、本発明の実施にあたっては、配管P3を、内槽20
bの底壁に代えて、外槽20aの底壁から延出させてもよ
い。かかる場合、両ポンプPia,Pibを共に駆動すれば、
ポンプPiaの容量をかなり小さくできる。
また、本発明の実施にあたっては、内槽20bの上下各
一対の連通孔22a,22bのうち、下側の各連通項22bの径を
大きくして上側の各連通項22aを省略するようにしても
よい。
また、本発明の実施にあたっては、外部循環ポンプPo
を各外部水栓Fcの近傍に配設するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る冷水供給装置の装置本体の概略断
面図、第2図は同平面図、第3図は第1図の各種電気素
子のための電気制御回路図、第4図は装置本体の補助槽
に対する水位センサの取付構造図、第5図は同水位セン
サの拡大図、第6図は内槽内に取付けた水位センサの拡
大図、及び第7図(A)〜(G)は両水位センサの動作
説明図である。 符号の説明 20……水槽、20a……外槽、20b……内槽、32……給水
源、40……エバポレータ、50……コンプレッサ、80……
水位センサ、Fc……外部水栓、Mib,Mo……モータ、P0
…外部循環ポンプ、Pia,Pib……内部循環ポンプ、P3,P
5,P6,P8……配管、Rv,Rw,Rx,Ry,Rz……リレーコイ
ル、Th……サーモスイッチ、Va〜Vd,Wa,Wb,X,Y,Za,Zb…
…リレースイッチ、Wv……給水弁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内外2槽(20a,20b)からなり両槽を上部
    にて連通させた水槽(20)と、 前記内外2槽のうちの一方の槽内に収容されたエバポレ
    ータ(40)を有し同一方の槽内の水を同エバポレータに
    より冷却する冷凍サイクル(Un)と、 前記一方の槽に外部から給水する給水手段(31,Wv
    と、 外部循環ポンプ(Po)を介装してなり前記内外2槽のう
    ちの他方の槽内の水を外方に導出するとともに同他方の
    槽内に還流させる還流配管(P7,P8)と、 前記還流配管の途中に接続されて同還流配管内の水を選
    択的に流出させる外部水栓手段(Fc)と を備えた蓄氷式冷水供給装置であって、 前記還流配管の一端を前記他方の槽内の底面に接続する
    とともに、同還流配管の他端を前記一端と対向しない位
    置にて同他方の槽内に上方から侵入させたことを特徴と
    する蓄氷式冷水供給装置。
JP10198389A 1989-04-21 1989-04-21 蓄氷式冷水供給装置 Expired - Lifetime JPH0820165B2 (ja)

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CN103938290A (zh) * 2014-02-28 2014-07-23 苏州恒光化纤有限公司 中空粘胶短纤维的制备方法

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