JP2551924B2 - 蓄氷式冷水供給装置 - Google Patents

蓄氷式冷水供給装置

Info

Publication number
JP2551924B2
JP2551924B2 JP7123702A JP12370295A JP2551924B2 JP 2551924 B2 JP2551924 B2 JP 2551924B2 JP 7123702 A JP7123702 A JP 7123702A JP 12370295 A JP12370295 A JP 12370295A JP 2551924 B2 JP2551924 B2 JP 2551924B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
tank
cold water
relay
tanks
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7123702A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07310973A (ja
Inventor
智之 西尾
茂雄 水野
信也 鈴木
誓 葵
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoshizaki Electric Co Ltd filed Critical Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority to JP7123702A priority Critical patent/JP2551924B2/ja
Publication of JPH07310973A publication Critical patent/JPH07310973A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2551924B2 publication Critical patent/JP2551924B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スーパーマーケットの
バックヤード等において生鮮食品の冷塩水処理、魚のド
レス処理等の各種冷水処理にあたり必要とされる冷水を
供給するための冷水供給装置に係り、特に氷の蓄熱を利
用して冷水を供給するのに適した蓄氷式冷水供給装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の蓄氷式冷水供給装置にお
いては、外部給水源から給水される水槽内に冷凍サイク
ルの冷却素子であるエバポレータを配設し、このエバポ
レータの外周に氷結する氷により水槽内の水を冷却して
冷水として同水槽内に蓄え、この冷水を必要に応じて外
部配管系統を通し外部水栓から流出させて上述のような
各種の冷水処理に利用するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の装
置にあっては、水槽内の水はエバポレータによって直接
的に冷却されるので、同水槽内の水温が低くなり過ぎる
場合がある。また、水槽には外部給水源から直接的に給
水されるので、水槽内の水が多量に利用されて外部給水
源からの給水を行った場合には、同水槽内の冷水の温度
が急激に上がったりする。その結果、上記従来装置によ
れば、作業者が前記冷水を使って作業をするには同冷水
が冷た過ぎたり、各種冷水処理のためには冷水の温度が
高過ぎたりして、外部配管系統に適切な温度の冷水を安
定して供給することができないという問題がある。本発
明は上記問題に対処するためになされたもので、その目
的は作業者にとって作業し得る程度の温度の冷水を安定
して供給できるようにした蓄氷式冷水供給装置を提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の構成上の特徴は、内外2槽(20a,
20b)からなり両槽を上部にて連通させた水槽(20)
と、内外2槽のうちの一方の槽内に収容されたエバポレ
ータ(40)を有し同一方の槽内の水を同エバポレータに
より冷却する冷凍サイクル(Un)と、前記一方の槽に外
部から給水する給水手段(31,WV)と、内外2槽のうち
の他方の槽内の水を外方に導出し同他方の槽内に還流さ
せるとともに同還流途中に水を選択的に流出させる外部
水栓手段(FC)を有する外部還流系統(P7,Po,P8)とを
備えたことにある。
【0005】また、本発明の第2の構成上の特徴は、第
1の構成上の特徴において、内槽(20b)の周壁(22)
の上部に両槽を連通させる連通孔(22b)を設けるとと
もに、前記一方の槽内の水位が前記連通孔よりも共に高
い位置の上限及び下限レベルよりそれぞれ高いか低いか
を検出する水位検出手段(80)と、水位検出手段により
前記一方の槽内の水位が前記下限レベルより低いことが
検出されたとき前記給水手段を作動状態におきかつ同水
位検出手段により同一方の槽内の水位が前記上限レベル
より高いことが検出されたとき前記給水手段の作動状態
を解除するように制御する制御手段(Va,Rw,Wb,V
c,Rv,Wa,Vb)とを設けたことにある。
【0006】
【発明の作用・効果】上記のように構成した本発明の第
1の特徴によれば、水槽を上部にて連通した内外2槽で
構成し、一方の槽内の水をエバポレータで冷却するとと
もに同一方の槽に外部から給水するようにし、かつ他方
の槽内の水を外部還流系統に導くようにするとともに外
部水栓から外部に流出させるようにしたので、他方の槽
内の水はエバポレータにより直接的に冷却されることは
なく、一方の槽内の冷水と混合されて間接的に冷却さ
れ、作業者は上記従来装置に比べて温度の高い冷水を用
いて冷塩水処理、魚のドレス処理などの冷水処理作業を
することができ、同作業がし易くなる。また、他方の槽
内の冷水すなわち外部還流系統に供給される冷水の温度
も安定する。
【0007】また、上記のように構成した第2の特徴に
よれば、前記第1の特徴による作動に加えて、前記一方
の槽内の水位が低下し、前記一方の槽内の水位が下限レ
ベルより低いことが水位検出手段によって検出される
と、制御手段が給水手段を作動状態におく。この給水手
段の作動により前記一方の槽内の水位が上昇し、同一方
の槽内の水位が上限レベルより高いことが検出手段によ
って検出されると、制御手段は給水手段の作動状態を解
除する。この場合、上限及び下限レベルは共に内外2槽
間を連通させる連通孔よりも高い位置にあるので、一方
の槽内の水すなわちエバポレータにより冷却された冷水
の一部は常に連通孔を介して他方の槽内に流入するの
で、この第2の特徴によれば、前記第1の特徴による効
果に加えて同他方の槽内の冷水を長時間使用しなくても
同他方の槽内の冷水の温度が高くなることを防止でき
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
ると、図1及び図2は本発明に係る蓄氷式冷水供給装置
の装置全体を示している。この装置本体は、箱状基台1
0と、この基台10上に垂設固定した水槽20とを備え
ており、水槽20は、円筒状外槽20aと、この外槽2
0a内にてその底壁中央部に立設した円筒状内槽20b
とによって構成されている。かかる場合、外槽20aの
周壁並びに底壁は、断熱槽21により被覆されており、
一方、内槽20bの周壁22は断熱性の良い断熱材料に
より形成されている。なお、外槽20aの上端開口部の
高さは、内槽20bの上端開口部のそれよりも高くなっ
ている(図1参照)。
【0009】内槽20bの周壁22には、その全周に沿
い、上下各一対の連通孔22a,22bが内槽20bの
上端開口部近傍にて図1に示すごとく穿設されており、
これら各一対の連通孔22a,22bは内槽20bの内
部を外槽20aの内部に連通させる。外槽20aの上端
開口部内には、自動給水装置30がその給水管31を蓋
20cを介しL形状に延出させてなり、この自動給水装
置30は、その給水源32からの水(約20℃の温度に
ある)を、給水管31中に介装した給水弁Wvの選択的
開成下にて給水管31を通し外槽20a内に供給する。
【0010】外槽20a内には、中空柱状エバポレータ
40が、内槽20bを外方から同心的に包囲するように
配設されており、このエバポレータ40は、螺旋状に同
心的に配管した三層の冷却管41,42及び43により
構成されている。エバポレータ40の各冷却管41,4
2及び43の流出上端部は、これら各流出上端部から上
方へ蓋20cを介しそれぞれ延出する各配管41a,4
2a,43a、コネクタ44及び配管P1 を通り、基台
10内の冷凍サイクルユニットUnに内蔵のコンプレッ
サ50に接続されている。
【0011】コンプレッサ50は、その内蔵のモータC
M(図3参照)により駆動されて配管P1 内の冷媒を吸
入圧縮し高温高圧の圧縮冷媒として冷凍サイクルユニッ
トUn内のコンデンサに付与する。このコンデンサはフ
ァンモータFM(図3参照)の空冷作用のもとにコンプ
レッサ50からの圧縮冷媒を凝縮しレシーバ(図示せ
ず)及び配管P2 を通し膨張弁60に付与する。膨張弁
60は、その流入冷媒を膨張させて、同膨張冷媒を、各
配管61,62,63を通しエバポレータ40の各冷却
管41,42,43内にその各流入端部から流入させ
る。このことは、エバポレータ40がその流入冷媒に応
じ外槽20a内の水を冷却し各冷却管41,42,43
の外周に氷結41b,42b,43bさせることを意味
する。なお、各配管61,62,63は蓋20cを通し
外槽20a内に延出している。
【0012】内部循環ポンプPiaは、基台10に配置さ
れており、この内槽循環ポンプPiaは、その内蔵のモー
タMia(図3参照)により駆動されて、内槽20b内の
冷水を、同内槽20bの底壁から基台10内にその上壁
を介し延出する配管P3 を通して汲出し配管P4 内に圧
送する。かかる場合、配管P4 は、基台10の上壁を介
し外槽20aの外周に沿い上方へ延出してなるもので、
この配管P4 の先端部は、外槽20a内に蓋20cを介
しU形状に延出し、噴射管70の上端部に接続されてい
る。噴射管70は、外槽20a内にその内周面とエバポ
レータ40の外周面との間に立設されているもので、こ
の噴射管70の周壁には、その上下方向に沿い複数の噴
射孔71,・・・,71が間隔を付与して穿設されてい
る。かかる場合、各噴射管71,・・・,71はエバポ
レータ40の外周面に対し鋭角(図2にて図示矢印Aと
エバポレータ40の外周面とのなす角をいう)でもって
対向している。しかして、噴射管70は、配管P4 から
の圧送冷水を各噴射管71を通しエバポレータ40の外
周面に向けて噴射する。
【0013】内部循環ポンプPibは、基台10内に配設
されており、この内部循環ポンプPibは、その内蔵のモ
ータMib(図3参照)により駆動されて、外槽20aの
冷水を、同外槽20aの底壁(内槽20bの底壁の外側
に相当)から基台10内にその上壁を介し延出する配管
5 を通して汲出し配管P6 内に圧送する。かかる場
合、配管P6 は、基台10の上壁を介し外槽20aの外
周に沿い上方へ延出してなるもので、この配管P6 の先
端部は、内槽20bの上端開口部直上に蓋20cを介し
U形状に延出し同内槽20b内に内部循環ポンプPibか
らの冷水を流下させる。
【0014】外部循環ポンプPoは、基台10内に配設
されており、この外部循環ポンプPoは、その内蔵のモ
ータMo(図3参照)により駆動されて、内槽20b内
の冷水を、同内槽20bの底壁から基台10内にその上
壁を介し延出する配管P7 を通して汲出し配管P8内に
圧送する。かかる場合、配管P8は、基台10の側壁を
通し外方へ延出し適所(例えば、スーパーマーケットの
バックヤード)に配設されているもので、この配管P8
の先端部は、蓋20cを介し内槽20b内にその上端開
口部からU形状に垂下して外部循環ポンプPoからの冷
水を同内槽20b内に還流させる。また、配管P8の中
間部位には複数の外部水柱Fc,・・・,Fcが接続さ
せており、これら各外部水柱Fc,・・・,Fcは、選
択的に開成操作されて配管P8内の冷水を流出される。
配管P8の全長は、例えば、50(m)程である。
【0015】次に、冷水供給装置の電気回路構成を図3
を参照して説明する。単巻変圧器Tは、三相200Vの
商用電源の二線間から単相200Vを受けて変圧電圧を
発生しサーキットブレーカCBを介し両共通導線Ta,
Tb間に付与する。かかる場合、サーキットブレーカC
Bは電源スイッチとしての役割をも果す。リレーコイル
Ruは常閉型氷結検出スイッチSの閉成果にてのみ両共
通導線Ta,Tbから変圧電圧を受けて励磁される。こ
のリレーコイルRuは常開型リレースイッチUと共にリ
レーを構成するもので、同リレーコイルRuはその選択
的励磁によりリレースイッチUを閉成する。ガスバルブ
GVはコンプレッサ50の出口側配管中に介装してなる
もので、このガスバルブGVは、リレースイッチUの閉
成下にのみ、両共通導線Ta,Tbから変圧電圧を受け
て開成しコンプレッサ50から前記コンデンサへの冷媒
供給を許容する。なお、氷結検出スイッチSは、エバポ
レータ40の氷結完了時にこれを検出し開成する。ま
た、符号Lはパイロットランプを示す。
【0016】リレーコイルRvは両常閉型リレースイッ
チVa,Vc及び両常開型リレースイッチVb,Vdと
共にリレーを構成するもので、このリレーコイルRvは
水位センサ80の常開型リードスイッチ80aの選択的
閉成下にのみ両共通導線Ta,Tbから変圧電圧を受け
て励磁される。リレースイッチVaはリレーコイルRv
の消磁のもとに閉成し両共通導線Ta,Tbからの変圧
電圧を供給弁Wvに付与してこれを開成させる。また、
このリレースイッチVaはリレーコイルRvの励磁によ
り開成し給水弁Wvを閉成させる。リレースイッチVb
は、リレーコイルRvの励磁により閉成し、リレースイ
ッチWaの閉成下にて両共通導線Ta,Tbからの変圧
電圧をリレーコイルRvに付与し自己保持する。リレー
スイッチVcはリレーコイルRvの選択的励磁下にのみ
開成し、またリレースイッチVdはリレーコイルRvの
選択的励磁下にのみ閉成する。
【0017】水位センサ80は、図2及び図4に示すご
とく外槽20aの外周壁上端部に付設した円筒状補助槽
20d内に配設されている。補助槽20dは、その周壁
底部を、外槽20aの外周壁上端部から外方へ延出する
接続支持管23の外端部に嵌着して、垂設支持されてい
て、この補助槽20d内には外槽20a内の冷水が接続
管23を通して流入するようになっている。水位センサ
80は、補助槽20dの内周面に上下のステイ81a,
81bを介して垂直状に支持したロッド82(図4及び
図5参照)を有しており、このロッド82には、上下一
対の環状ストッパ片82a,82b及び82c,82d
が同軸的に嵌着されている。
【0018】ロッド82のストッパ片82aの中空部に
対応する部分には常開型リードスイッチ80aが内蔵さ
れており、一方、ロッド82のストッパ片82cの中空
部に対応する部分には常閉型リードスイッチ80b(図
3参照)が内蔵されている。また、ロッド82の両スト
ッパ片82a,82b間の部分には、環状フロート83
が補助槽20d内の冷水の表面レベルに応じ上下動自在
に遊嵌されており、このフロート83の内部には永久磁
石が内蔵されている。しかして、フロート83が、図4
及び図5に示すごとく、ストッパ片82b上に係止して
いるときリードスイッチ80aは開成状態を維持する。
また、フロート83がその上動によりストッパ片82a
に係止すると、リードスイッチ80aがフロート83内
に永久磁石により閉成される。一方、ロッド82の両ス
トッパ82c,82d間の部分には、環状フロート84
が補助槽20d内の冷水の表面レベルに応じ上下動自在
に遊嵌されており、このフロート84の内部には永久磁
石が内蔵されている。しかして、フロート84が図4及
び図5に示すごとくストッパ片82d上に係止している
ときリードスイッチ80bが閉成状態を維持する。フロ
ート84がその上動によりストッパ片82cに係止する
とリードスイッチ80bが開成する。但し、水槽20内
の冷水の表面レベル、即ち補助槽20d内の冷水の表面
レベルが図4及び図5に示すように二点鎖線Laに一致
しているときフロート83がストッパ82b上に係止す
るようになっている。また、補助槽20d内の冷水の表
面レベルが、図4及び図5に示すように、内槽20bの
周壁22の両連通孔22a、22b間の位置(二点鎖線
Lbで示す)に一致しているとき、フロート84がスト
ッパ82d上に係止するようになっている。なお、図4
にて符号24は断熱層を示す。
【0019】リレーコイルRwは、各常閉型リレースイ
ッチWa,Wc,Wd及び常開型リレースイッチWbと
共にリレーを構成するもので、このリレーコイルRwは
リレースイッチ80bの閉成下にてのみ両共通導線T
a,Tb間から変圧電圧を受けて励磁される。リレース
イッチWaはリレーコイルRwの励磁下にてのみ開成す
る。リレースイッチWbは、リレーコイルRwの励磁下
にてのみ閉成しリレースイッチVcの閉成下にて両共通
導線Ta,Tb間からの変圧電圧をリレーコイルRwに
付与しこれを自己保持させる。両リレースイッチWc,
WdはリレーコイルRwの励磁下にてのみ開成する。
【0020】リレーコイルRxは常開型リレースイッチ
Xと共にリレーを構成するもので、このリレーコイルR
xは水位センサ90の常開型リレースイッチ90aの閉
成下にてのみ両共通導線Ta,Tb間から変圧電圧を受
けて励磁される。リレースイッチXはリレーコイルRx
の選択的励磁により閉成する。水位センサ90は、図1
及び図6に示すごとく、内槽20bの周壁22の内周面
下方部に設けられているもので、この水位センサ90は
水位センサ80と同様の構成を有する。かかる場合、水
位センサ90の各ステイ91a,91b,ロッド92,
各ストッパ片92a,92b,92c,92d,各フロ
ート93,94が水位センサ80の各スティ81a,8
1b,ロッド82,各ストッパ片82a,82b,82
c,82d,各フロート83,84にそれぞれ対応す
る。但し、内槽20b内の冷水の表面レベルが図1及び
図6に示すごとく二点鎖線Lcに一致するときフロート
93がストッパ92b上に係止し、また同表面レベルが
二点鎖線Ldに一致するときフロート94がストッパ9
2d上に係止するようになっている。なお、ロッド92
のストッパ92aの中空部に対応する部分にリードスイ
ッチ90aが内蔵され、また、ロッド92のストッパ9
2cの中空部に対応する部分に常閉型リードスイッチ9
0b(図3参照)が内蔵されている。
【0021】リレーコイルRyは常閉型リレースイッチ
Yと共にリレーを構成するもので、このリレーコイルR
yはリードスイッチ90bの閉成下にてのみ両共通導線
Ta,Tb間から変圧電圧を受けて励磁される。リレー
スイッチYはリレーコイルRyの励磁下にのみ開成す
る。リレーコイルRzは常開型リレースイッチZa及び
常閉型リレースイッチZbと共にリレーを構成するもの
で、このリレーコイルRzはリレースイッチVdの閉成
下にて両共通導線Ta,Tb間から変圧電圧を受け励磁
される。リレースイッチZaは、リレーコイルRzの励
磁により閉成し、リレースイッチXの閉成下にて両共通
導線Ta,Tb間からの変圧電圧をリレーコイルRzに
付与しこれに自己保持させる。リレースイッチZbはリ
レーコイルRzの励磁により開成する。
【0022】常閉型サーモスイッチThは配管P7(図
1参照)に付設されており、このサーモスイッチTh
は、配管P7内の冷水の温度が所定設定温(例えば、1
0(℃))より低くなると開成する。但し、サーモスイ
ッチThはリレースイッチZbに接続されている。電磁
接触器100は、コイル100aと、常開型マグネット
スイッチ100b〜100bを有しており、コイル10
0aは、常閉型圧力スイッチPSの閉成下にてのみ、両
共通導線Ta,Tb間の変圧電圧を受けて励磁される。
各マグネットスイッチ100b〜100bは、コイル1
00aの励磁により閉成し商用電源からの三相商用電圧
200Vを両モータCM、FMに付与して駆動する。な
お、圧力スイッチPSは、コンプレッサ50の吐出圧の
異常上昇時に開成する。
【0023】電磁接触器110は、コイル110aと、
常開型マグネットスイッチ110b〜110bを有して
おり、コイル110aは、両リレースイッチY,Zb及
びサーモスイッチThの各閉成下にて両共通導線Ta,
Tb間の変圧電圧を受けて励磁される。各マグネットス
イッチ110b〜110bは、コイル110aの励磁下
でのみ閉成し、商用電源からの三相商用電圧をモータM
ibに付与してこれを駆動し、また、同三相商用電圧を両
リレースイッチWc,Wdの閉成下にてモータMibに付
与してこれを駆動する。
【0024】電磁接触器120は、コイル120aと、
常開型マグネットスイッチ120b〜120bを有して
おり、コイル120aはリレースイッチYの閉成下にて
のみ両共通導線Ta,Tb間の変圧電圧を受けて励磁さ
れる。各マグネットスイッチ120b〜120bは、コ
イル120aの励磁のもとにのみ閉成し商用電源からの
三相商用電圧をモータMoに付与してこれを駆動する。
【0025】以上のように構成した本実施例において、
水槽20内の水が存在しない状態において、単巻変圧器
Tから両共通導線Ta,Tb間に変圧電圧を生じさせる
とともにサーキットブレーカCBを閉成する。すると、
パイロットランプLが点灯し、ガスバルブGVが、氷結
検出スイッチSの閉成下でのリレーコイルRuの励磁に
よるリレースイッチUの閉成により開成し、電磁接触器
100が圧力スイッチPSの閉成下にて各マグネットス
イッチ100b〜100bを閉成し商用電源からの三相
商用電圧を両モータCM,FMに付与してこれらを駆動
し、給水弁WvがリレースイッチVaの閉成のもとに開
成し、リレーコイルRwが水位センサ80のリードスイ
ッチ80bの閉成下にて励磁されてリレースイッチWb
を閉じるとともに各リレースイッチWa,Wc,Wdを
開く。このとき、リレーコイルRwがリレースイッチW
bの閉成により自己保持作用を発揮し、モータMiaが両
リレースイッチWc,Wdの閉成によりその始動を禁止
される。また、リレーコイルRxがリレースイッチ90
aの開成のもとに消磁状態にあり、リレーコイルRyが
リレースイッチ90bの閉成のもとに励磁されてリレー
スイッチYを開き電磁接触器120のコイル120aを
消磁状態におき、かつリレーコイルRzが各リレースイ
ッチVd,Za,Xの開成のもとに消磁状態にある。な
お、両水位センサ80,90は図7(A)に示す状態に
ある。
【0026】上述のようにガスバルブGVの開成のもと
に両モータCM,FMが駆動されると、コンプレッサ5
0が、エバポレータ40から各配管41a,42a,4
3a、コネクタ44及び配管P1を通し冷媒を吸入して
圧縮し、前記コンデンサがコンプレッサ50からの圧縮
冷媒をファンモータFMによる空冷作用のもとに凝縮し
凝縮冷媒として前記レシーバ及び配管P2を通し膨張弁
60に付与する。すると、この膨張弁60が配管P2
らの冷媒を膨張冷媒として各配管61,62,63を通
しエバポレータ40に流入させる。一方、上述のように
給水弁Wvが開くと、給水源32から配管31を通し外
槽20a内に給水される。従って、外槽20a内の水が
エバポレータ40によりその流水冷媒に応じ冷却され
る。その結果、エバポレータ40の各冷却管41〜43
の外周面には、図1及び図2にて二点鎖線により示すご
とく外槽20a内の冷水が氷結41b,42b,43b
されてゆく。
【0027】このような状態において外槽20a内の冷
水の表面レベルが同外槽20a内への給水に伴い上昇し
内槽20bの各連通孔22bの高さに達すると、外槽2
0a内の冷水が各連通孔22bを通り内槽20b内に流
入し始める。然る後、外槽20a内の冷水の表面レベル
が更に上昇し二点鎖線Lbの位置を越えて内槽20bの
各連通孔22aの高さに達すると、水位センサ80のフ
ロート84が図7(B)にて示すごとく上動してストッ
パ82cに当接しリードスイッチ80bを開く。このと
き、リレーコイルRwはリレースイッチWbの閉成のも
とに自己保持状態のままである。
【0028】然る後、内槽20b内の冷水の表面レベル
が内槽20b内への各連通孔22a,22bを介する外
槽20aからの冷水の流入に伴い上昇し二点鎖線Ld
(図1参照)の位置より高くなると、水位センサ90の
フロート94が図7(A)(B)にて示す位置から上動
して図7(C)に示すごとくストッパ92cに当接しリ
ードスイッチ90bを開く。すると、リレーコイルRy
がリレースイッチ90bの開成により消磁されてリレー
スイッチYを閉じ、電磁接触器110がリレースイッチ
Zbの閉成下におけるリレースイッチYの閉成に伴うコ
イル110aの励磁により各マグネットスイッチ110
bを閉じてモータMibを駆動する。このため、内部循環
ポンプPibが駆動されて外槽20a内の冷水を配管P5
を通して汲出し配管P6から内槽20b内にその上端開
口部から流下させる。このとき、両リレースイッチW
c,Wdは開いたままである。また、サーモスイッチT
hは開状態にあるものとする。
【0029】内槽20bの冷水の表面レベルがさらに上
昇し二点鎖線Lcの位置よりも高くなると、水位センサ
90のフロート93が上動して図7(D)に示すごとく
ストッパ92aに当接し、リードスイッチ90aが閉
じ、リレーコイルRxが励磁されてリードスイッチXを
閉じる。ついで、内槽20b内の冷水の表面レベルがさ
らに上昇して内槽20bの上端開口部に達した後、外槽
20a及び内槽20bに共通の冷水の表面レベルが二点
鎖線La(図4参照)の位置よりも高くなると、水位セ
ンサ80のフロート83が上昇して図7(E)に示すご
とくストッパ82aに当接しリードスイッチ80aを閉
じる。すると、リレーコイルRvがリードスイッチ80
aの閉成に応答し励磁されて両リードスイッチVa,V
cを開くとともに両リレースイッチVb,Vdを閉じ
る。
【0030】しかして、給水弁WvがリレースイッチV
aの開成に応答して閉じ配管31を介する給水源32か
ら外槽20a内への給水を遮断し、リレーコイルRwが
リレースイッチVcの開成により自己保持から解除され
てリレースイッチWbを開くとともに、各リレースイッ
チWa,Wc,Wdを閉じ、リレーコイルRzがリレー
スイッチVdの閉成により励磁されてリレースイッチZ
aを閉じるとともにリレースイッチZbを開く。かかる
場合、リレーコイルRvが両リレースイッチWa,Wb
の閉成のもとに自己保持状態となり、また、リレーコイ
ルRzが両リレースイッチX,Zaの閉成のもとに自己
保持状態となる。なお、サーモスイッチThの開状態に
て両リレースイッチWc,Wdが閉じてもリレースイッ
チZbが開くため、電磁接触器110が、各マグネット
スイッチ110bの開成により、モータMiaの始動を禁
止しつつ、モータMib即ち内部循環ポンプPibを停止さ
せる。これにより、外槽20a及び内槽20b内への給
水が終了する。かかる場合、外槽20a及び内槽20b
内の各冷水はエバポレータ40の冷却作用及び各冷却管
41〜43の結氷の冷却作用でもって低温(サーモスイ
ッチThの開状態に対応)に維持される。なお、電磁接
触器120は、上述のようなリレースイッチYの閉成に
伴うコイル120aの励磁により各マグネットスイッチ
120bを閉成するので、外部循環ポンプPoが、モー
タMoにより駆動されて内槽20b内の冷水を配管P7
を通し汲出して配管P8を通し内槽20b内に還流され
ている。なお、氷結検出スイッチSが開成したとき、リ
レーコイルRuがその消磁によりリレースイッチUを開
成し、ガスバルブGVが閉成し、圧力スイッチPSがコ
ンプレッサ50の吐出側配管の内圧上昇により開く。
【0031】このような状態において、生鮮食品の冷塩
水処理、魚のドレス処理等の各種処理にあたり、各外部
水柱Fcを共に開けば、外部循環ポンプPoにより内槽
20bから配管P7を通し配管P8の上流部内に圧送され
る冷水が各外部水柱Fcから外部に流出する。かかる場
合、各外部水柱Fcから流出する冷水は、上述のように
10(℃)近傍の温度で保持されているので、同冷水の
温度は作業者の手作業に適した温度になっている。従っ
て、作業者は、当該冷水を使用して上述の各種処理を容
易に行ない得る。また、外部水柱Fcからの流出冷水の
温度は上述のように自動的に10(℃)近傍の温度に調
整されているので、各外部水柱Fcに混合水柱を付加し
て水道水の混合量を手動調整するというような面倒な作
業が不要になるとともに、前記混合水栓及びその配管系
統も不要となりこの種冷水供給装置のコスト低減に有効
である。
【0032】上述のような各外部水柱Fcからの冷水の
流出に伴い水槽20内の冷水の表面レベルが二点鎖線L
aまで低下すると、水位センサ80のフロート83が降
下して図7(D)(F)に示すごとくストッパ82bに
当接してリードスイッチ80aを開く。このとき、リレ
ーコイルRvは両リレースイッチWa,Vbの閉成下に
て自己保持状態のままである。水槽20内の冷水の表面
レベルが内槽20bの上端開口部まで低下した後内槽2
0b内の冷水の表面レベルが二点鎖線Lbまで低下する
と、水位センサ80のフロート84が降下し図7(A)
(F)に示すごとくストッパ82dに当接しリードスイ
ッチ80bを閉じる。なお、内槽20bの冷水の表面が
各連通孔22aよりも低下したときから外槽20a内の
冷水が各連通孔22aを通り内槽20b内に流入し始め
る。
【0033】上述のようにリードスイッチ80bが閉じ
ると、リレーコイルRwが励磁されてリレースイッチW
bを閉じるとともに各リレースイッチWa,Wc,Wd
を開く。すると、リレーコイルRvがリレースイッチW
aの開成により自己保持状態から解除されて消磁し両リ
レースイッチVa,Vcを閉じるとともに両リレースイ
ッチVb,Vdを開き、リレーコイルRwが両リレース
イッチWb,Vcの閉成により自己保持状態となり、モ
ータMiaが両リレースイッチWc,Wdの開成により作
動禁止状態におかれる。また、給水弁Wvがリレースイ
ッチVaの閉成により開成されて配管31を介する給水
源32から外槽20a内への給水を開始させる。なお、
リレーコイルRzはリレースイッチVdの開成前から自
己保持状態にある。
【0034】上述のように給水が開始された場合におい
て、同給水により内槽20b内に流入する水量が、外部
循環ポンプPoにより内槽20bから配管P7内に吸引
される冷水の量よりも多いときには、内槽20b内の冷
水の表面レベルが、余り低下することなく、上昇し始
め、水位センサ80の状態が図7(F)の状態から図7
(D)の状態を経て図7(E)の状態となるように上述
と同様に変化して外槽20a内への給水の補充が上述と
同様に終了する。かかる場合、外槽20a内に上述のよ
うに給水補充されても、この補給水量がそれ程多くない
ので、補給水が、外槽20a内の既存の冷水に、この冷
水の温度を殆ど上昇させることなく混ざり合って内槽2
0b内に各連通孔22a,22bを通り流入する。従っ
て、内槽20b内の冷水の量を10℃近傍の温度にて常
に充分に自動的に確保しつつ各外部水柱Fcからの流出
冷水を使用し得ることとなるので、作業者の作業に必要
な冷水の量を絶えず適温にて確保できる。
【0035】また、上述のように給水が開始された場合
において、同給水により内槽20b内に流入する水量
が、外部循環ポンプPoにより内槽20bから配管P7
内に吸引される冷水の量に比べて少ない場合には、内槽
20b内の冷水の表面レベルが各外部水柱Fcからの冷
水の流出量に応じ低下してゆく。然る後、内槽20b内
の冷水の表面レベルが二点鎖線Lcの位置に達すると、
水位センサ90のフロート93が降下し図7(G)に示
すごとくストッパ92bに当接してリードスイッチ90
aを開く。すると、リレーコイルRxが同リードスイッ
チ90aに開成に応答して消磁されてリレースイッチX
を開きリレーコイルRzの自己保持状態を解除する。
【0036】ついで、リレーコイルRzが自己保持状態
からの解除により消磁されてリレースイッチZaを開く
とともにリレースイッチZbを閉じると、電磁接触器1
10がリレースイッチYの閉成下でのコイル110aの
励磁により各マグネットスイッチ110bを閉じてモー
タMibを駆動する。このとき、モータMiaは両リレース
イッチWc,Wdの開成下にて停止状態を維持する。し
かして、上述のようにモータMibが駆動されると、内部
循環ポンプPibが、外槽20a内の底部側の冷水を配管
5を通して吸引し配管P6から内槽20b内に流下させ
同内槽内の冷水と混合することにより温度上昇を極力抑
制しつつ急速補給する。
【0037】然る後、内槽20b内の冷水の表面レベル
が二点鎖線Lcを超えて上昇すると、水位センサ90の
フロート93が上昇してストッパ92aに当接しリード
スイッチ90aを閉じ、これに応答してリレーコイルR
xが励磁されてリレースイッチXを閉じる。このような
状態にて外槽20a内の冷水の表面レベルが上昇し水位
センサ80のリードスイッチ80bを上述と同様に開成
させた後リードスイッチ80aを閉成させると、リレー
コイルRvが消磁されて両リレースイッチVa,Vcを
開くとともに両リレースイッチVb,Vdを閉じ、給水
弁WvがリレースイッチVaの開成により閉じて上述の
給水作用を停止し、リレーコイルRwがリレースイッチ
Vcの開成により自己保持から解除されてリレースイッ
チWbを開くとともに各リレースイッチWa,Wc,W
dを閉じ、リレーコイルRzがリレースイッチVdの閉
成によりリレースイッチXの閉成下にてリレースイッチ
Zaを閉じるとともにリレースイッチZbを開く。
【0038】かかる階段において、サーモスイッチTh
が既に開いておれば、電磁接触器110がリレースイッ
チZbの開成により各マグネット110bを開きモータ
Mib、即ち内部循環ポンプMibを停止させるとともにモ
ータMiaの始動を禁止する。一方、リレースイッチZb
の上述のような開成時においてサーモスイッチThが閉
じておれば、モータMiaが、モータMibの作動下にて、
両リレースイッチWc,Wdの上述のような閉成に応答
して始動し、内部循環ポンプPibが、内槽20b内の底
部側冷水を配管P3を通して吸入し配管P4を介し噴射管
70内に圧送し、噴射管70が同圧送冷水を各噴射孔7
1〜71から図2にて図示矢印A方向に噴出する。
【0039】すると、噴射管70の各噴射孔71〜71
からの噴射冷水が、外槽20aの内周壁とエバポレータ
40との間に存在する冷水を図2にて図示反時計方向に
流動させながらエバポレータ40の外周に衝突する。か
かる場合、エバポレータ40の冷水管43に付着した結
氷43bが、上述のような冷水の反時計方向への流動に
応じ溶解して冷水となり前記流動冷水に円滑に混ざり合
ってゆき、エバポレータ40のみの冷却作用と相俟って
外槽20a内の冷水により一層迅速に冷却するので、内
部循環ポンプPibにより外槽20aから両配管P5,P6
を通し内槽20b内に補給される冷水が迅速に冷却され
ながら内槽20b内の冷水に混入する。従って、内槽2
0b内の冷水の温度が、各外部水柱Fcからの冷水の流
出量が多くても、約10℃近傍の値に迅速に低下するの
で、常に適正温の冷水でもって各種処理作業をなし得
る。
【0040】以上説明したように、各外部水柱Fcから
流出する冷水の量が、給水源32から内槽20b内への
給水量よりも多い場合には、内槽20b内の冷水の表面
レベルが二点鎖線Lcの位置まで低下したときに、外槽
20a内底部の冷水を、内部循環ポンプPibにより、両
配管P5,P6を通し内槽20b内にその上端開口部から
流下させて、同内槽20b内に各連通孔22a,22b
を通り流入する水を効果的に冷却しつつ自動的に補給す
る。そして、この補給完了時において内槽20b内の冷
水の温度が高くサーモスイッチThが閉じている場合に
は、内部循環ポンプPibを内部循環ポンプPiaの作動下
にて駆動して、内槽20b内の冷水を噴射管70から外
槽20a内に噴射させることにより、同外槽20a内の
冷水を同方向に流動させてエバポレータ40の外周側結
氷を溶解させ低温の冷水とし、この低温の冷水を前記流
動冷水に円滑に混合させて、エバポレータ40の冷却作
用と相俟って外槽20a内の冷水の温度を迅速に低下さ
せながら同外槽20a内の冷水を内槽20b内に自動的
に補給する。従って、内槽20b内の冷水の温度が、一
時的に高くなっても、迅速に低下するので、各外部水柱
Fcからの流出冷水の温度は常に適温に自動的に維持さ
れるので、各種の冷水処理に支障をきたすことはない。
【0041】また、上述のような冷水の温度の自動調整
にあたり、内槽20bの周壁が断熱材料で形成されてい
るので、内槽20b内の冷水の温度の低下をより一層適
確に防止できる。また、上述のような作用効果の達成に
あたり、外槽20a内に設けた内槽20bの外周を包囲
するように、エバポレータ40を外槽20a内にて配設
するようにしたので、この種の冷水供給装置の水槽をコ
ンパクトに構成できる。
【0042】また、上述のように内槽20b内の冷水の
表面レベルが二点鎖線Lcまで低下した後、同レベルが
さらに二点鎖線Ldまで低下した場合には、水位センサ
90のフロート94が降下してストッパ92dに当接し
てリレースイッチ90bを閉じ、リレーコイルRyがそ
の励磁によりリレースイッチYを開き、電磁接触器11
0が各マグネットスイッチ110bの開成により各モー
タMia,Mib,Moを停止させる。これにより、内槽2
0b内の冷水不足下での本発明装置の作動の防止でき
る。
【0043】また、本発明の実施にあたっては、サーモ
スイッチThの作動温度は。10(℃)に限ることな
く、必要に応じ適宜変更してもよい。また、サーモスイ
ッチThの取付位置は、配管P7 に限ることなく、内槽
20b内の冷水の温度を検出できる位置であればよい。
また、サーモスイッチThに代えて、各種温度センサを
採用してもよい。
【0044】また、本発明の実施にあたっては、外部循
環ポンプPoは、基台10内に限ることなく、基台10
の外側、例えば、各外部水栓Fcの近くに配設してもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る冷水供給装置の装置本体の概略
断面図である。
【図2】 同装置本体の平面図である。
【図3】 図1の各種電気素子のための電気制御回路図
である。
【図4】 装置本体の補助槽に対する水位センサの取付
構造図である。
【図5】 同水位センサの拡大図である。
【図6】 内槽内に取付けた水位センサの拡大図であ
る。
【図7】 (A)〜(G)は両水位センサの動作説明図
である。
【符号の説明】
20…水槽、20a…外槽、20b…内槽、32…給水
源、40…エバポレータ、50…コンプレッサ、80…
水位センサ、Fc…外部水栓、Mib,Mo…モータ、P
o…外部循環ポンプ、Pib…内部循環ポンプ、P5 ,P
6 ,P7 ,P8 …配管、Rv,Rw,Rx,Ry,Rz
…リレーコイル、Th…サーモスイッチ、Va〜Vd,
Wa,Wb,X,Y,Za,Zb…リレースイッチ、W
v…給水弁。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内外2槽からなり両槽を上部にて連通させ
    た水槽と、 前記内外2槽のうちの一方の槽内に収容されたエバポレ
    ータを有し同一方の槽内の水を同エバポレータにより冷
    却する冷凍サイクルと、 前記一方の槽に外部から給水する給水手段と、 前記内外2槽のうちの他方の槽内の水を外方に導出し同
    他方の槽内に還流させるとともに同還流途中に水を選択
    的に流出させる外部水栓手段を有する外部還流系統とを
    備えたことを特徴とする蓄氷式冷水供給装置。
  2. 【請求項2】内外2槽からなり内槽の周壁の上部に設け
    た連通孔を介して両槽を連通させた水槽と、 前記内外2槽のうちの一方の槽内に収容されたエバポレ
    ータを有し同一方の槽内の水を同エバポレータにより冷
    却する冷凍サイクルと、 前記一方の槽内の水位が前記連通孔よりも共に高い位置
    の上限及び下限レベルよりそれぞれ高いか低いかを検出
    する水位検出手段と、 選択的に作動され作動時に前記一方の槽に外部から給水
    する給水手段と、 前記水位検出手段により前記一方の槽内の水位が前記下
    限レベルより低いことが検出されたとき前記給水手段を
    作動状態におきかつ同水位検出手段により同一方の槽内
    の水位が前記上限レベルより高いことが検出されたとき
    前記給水手段の作動状態を解除するように制御する制御
    手段と、 前記内外2槽の他方の槽内の水を外方に導出し同他方の
    槽内に還流させるとともに同還流途中に水を選択的に流
    出させる外部水栓手段を有する外部還流系統とを備えた
    ことを特徴とする蓄氷式冷水供給装置。
JP7123702A 1995-05-23 1995-05-23 蓄氷式冷水供給装置 Expired - Lifetime JP2551924B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7123702A JP2551924B2 (ja) 1995-05-23 1995-05-23 蓄氷式冷水供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7123702A JP2551924B2 (ja) 1995-05-23 1995-05-23 蓄氷式冷水供給装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1082858A Division JPH0638016B2 (ja) 1989-03-31 1989-03-31 蓄氷式冷水供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07310973A JPH07310973A (ja) 1995-11-28
JP2551924B2 true JP2551924B2 (ja) 1996-11-06

Family

ID=14867236

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7123702A Expired - Lifetime JP2551924B2 (ja) 1995-05-23 1995-05-23 蓄氷式冷水供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2551924B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07310973A (ja) 1995-11-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100886987B1 (ko) 과냉각 장치
KR20130044988A (ko) 탄산수 정수기
KR200472919Y1 (ko) 탄산수 정수기
JP2551924B2 (ja) 蓄氷式冷水供給装置
JPH0820165B2 (ja) 蓄氷式冷水供給装置
JP2551841B2 (ja) 蓄氷式冷水供給装置
JPH0820166B2 (ja) 蓄氷式冷水供給装置
JPH086219Y2 (ja) 蓄氷式冷水供給装置
JPH0820164B2 (ja) 蓄氷式冷水供給装置
JPH0820167B2 (ja) 蓄氷式冷水供給装置
JPH0816574B2 (ja) 蓄氷式冷水供給装置
JPH0638016B2 (ja) 蓄氷式冷水供給装置
JP2512886Y2 (ja) 蓄氷式冷水供給装置
JP3226427B2 (ja) 蓄氷式冷水供給装置
JP2573976Y2 (ja) 蓄氷式冷水供給装置
JPH02503465A (ja) 保冷タンクコンテナ
JP2003192097A (ja) 冷飲料供給装置
CN110537839B (zh) 苏打水机的控制方法、苏打水机和计算机可读存储介质
JP2002302198A (ja) 飲料ディスペンサ
JPH0545034A (ja) 製氷機のための電気制御装置
JPH08156997A (ja) 飲料ディスペンサー
JP2001130697A (ja) 炭酸水ディスペンサおよびその運転方法
JP4477792B2 (ja) カーボネータ付き蓄氷冷水機
JP3319991B2 (ja) 蓄氷式冷水供給装置
KR200160598Y1 (ko) 자동 판매기의 냉수조 자동 급 배수 장치