JPH08201259A - 弾性体用硬度計 - Google Patents

弾性体用硬度計

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JPH08201259A
JPH08201259A JP7011941A JP1194195A JPH08201259A JP H08201259 A JPH08201259 A JP H08201259A JP 7011941 A JP7011941 A JP 7011941A JP 1194195 A JP1194195 A JP 1194195A JP H08201259 A JPH08201259 A JP H08201259A
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JP
Japan
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pressing
needle
hardness meter
hardness
base frame
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JP7011941A
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Inventor
Yoshiaki Hayashi
美昭 林
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Akashi Corp
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Akashi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】弾性体用硬度計に係り、一旦組み上がった硬度
計の外部から、加圧面に対する押針の突出量を調整でき
るようにすることを目的とする。 【構成】硬度計基枠2と、硬度計基枠2の下部に設けら
れ開口部4を有する加圧面3と、加圧面3の開口部4か
ら予め定めた寸法dだけ突出した押針5と、押針5及び
硬度計基枠2の間に設けられ押針5を所定の荷重で下方
に押下する押圧ばね6と、加圧面3を弾性被検体に接触
するまで押しつけたときの押針5の加圧面3に対する変
位量を測定する変位量測定手段7と有し、この変位量に
基づいて弾性被検体の硬度を表示する弾性体用硬度計1
において、上記加圧面3を形成する加圧面形成部材8を
上記硬度計基枠2とは別体として構成すると共に、加圧
面形成部材8を硬度計基枠2に位置設定手段9を介して
上下位置可変に取り付け、加圧面3から突出する押針5
の突出量を調節できる構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴム、プラスチック等
の弾性体の硬度を測定する弾性体用硬度計に係り、特
に、硬度計基枠と、該硬度計基枠の下部に設けられ、開
口部を有する加圧面と、該加圧面の開口部から予め定め
た寸法だけ突出した押針と、該押針及び硬度計基枠の間
に設けられ押針を所定の荷重で下方に押下する押圧ばね
と、加圧面を弾性被検体に接触するまで押しつけたとき
の押針の加圧面に対する変位量を測定する変位量測定手
段と有し、この変位量に基づいて被検体の硬度を表示す
る弾性体用硬度計に関する。
【0002】
【従来の技術】このような弾性被検体の硬度を測定する
硬度計であるデュロメータは、日本工業規格において、
「JIS K 6301」、「JIS K 6253
加硫ゴムの硬さ試験方法」、「JIS K 7215
プラスチックのデュロメータ硬さ試験方法」等に定めら
れている。
【0003】そして、このような従来の硬度計の基本的
な構造は、図8に示すようになっている。即ち、この硬
度計51の基本的な構造は、硬度計基枠を構成するロー
ドフレーム52と、このロードフレーム52の下部に設
けた加圧面53(JIS K 6253では「加圧
面」、JIS K 7215では「加圧基準面」、と呼
ぶ。以下加圧面という。)に開設された開口部54から
予め定めた寸法dだけ突出した押針55(JIS K
6253では「押針」、JIS K 7215では「加
圧圧子」、と呼ぶ。以下押針という。)と、この押針5
5及びロードフレーム52の間に設けられ、押針55を
所定の荷重で下方に押下する押圧ばね56と、加圧面5
3を弾性被検体に接触するまで押しつけたときの押針5
5の加圧面53に対する変位量を測定する変位量測定手
段であるダイヤルゲージ57とを有し、この変位量に基
づいて被検体の硬度をダイヤルゲージの指針で「0」か
ら「100」までの値として表示するものである。
【0004】そして、上記押針55は、押針55の上部
に設けた雄ねじ部59をスピンドル61の雌ねじ部60
にねじ込み、スピンドル61の上部で上記押圧ばね56
で荷重を負荷するようにしていると共に、押針55の変
位はこのスピンドル61において上記ダイヤルゲージ5
7の測定子57aを接触させて測定するものとしてい
る。
【0005】なお、図中符号62は押針55の雄ねじ部
59とスピンドル61との固定ナット、符号63は押針
55と加圧面との位置基準ナット、64は該位置基準ナ
ット63の固定ナットを示している。
【0006】ここで、上記押針55の加圧面53からの
突出量dを「JIS K 6253」、「JIS K
7215」は共に、d=2.5±0.04mmと定めて
いる。そして、このデュロメータ51では、押針55に
何も接触しない、「変位0mm」のときを「硬度0」、
押針55の先端と加圧面53とが一致したとき、即ち
「変位2.5mm」のときを「硬度100」として、そ
の間の変位量を0から100まで等分に割りふり、デュ
ロメータ硬さとしている。
【0007】このため、硬度計の製造工程中における押
針の取付時や、硬度計使用中の押針交換時において、ダ
イヤルゲージ57のゼロ点調節と、硬度計の加圧面53
に対する押針55の突出量の調整とを行なう必要があ
る。
【0008】なお、「JIS K 6253」において
は、デュロメータのタイプにはタイプA及びタイプDが
あり、押針の形状が異なる他、ばねとデュロメータ硬さ
との関係はタイプAデュロメータでは、 WA =550+75HA {wA =56.1+7.65H
A } である。 ここに、WA :タイプAデュロメータのばねの力(m
N) wA :タイプAデュロメータのばねの力(gf) HA :タイプAデュロメータのばねの硬さ また、タイプAデュロメータでは、 WA =444.5HD {wD =45.33HD } である。 ここに、WD :タイプDデュロメータのばねの力(m
N) wD :タイプDデュロメータのばねの力(gf) HD :タイプDデュロメータのばねの硬さ としている。
【0009】さらに、「JIS K 7215」では、
タイプA,タイプDの区別があり、圧子の形状及び試験
荷重と硬さ算出式が定められている。硬さ算出式は、く
ぼみの深さをhmmとして100−40hであり、試験荷
重は、タイプAでは、 549+75.12(100−40h)mN 56+7.66(100−40h)gf である。また、試験荷重はタイプDでは、 444.83(100−40h)mN 45.36(100−40h)gf である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このような硬度計にお
いて、ダイヤルゲージ57の0点の調整及び押針55の
突出量の調整は次のように行っている。先ず、ダイヤル
ゲージの0点調整は、固定ナット64を緩めて、基準位
置ナット63を調整することで、スピンドル61を加圧
面に対して上下に移動させて、ダイヤルゲージ57の指
針が0を示すようにする。
【0011】そして、押針55の加圧面53に対する突
出量の調節は、固定ナット61を緩めて押針55をスピ
ンドル61に対して回転して、加圧面53に対して、押
針55が上述した寸法d(2.5±0.04mm)とな
るように調整する。
【0012】しかし、この押針55の突出量を調整する
ときには、スピンドル61の位置がダイヤルゲージ57
に対して移動しないように、スピンドル61と押針55
との位置を調節する必要がある。
【0013】また、上記の各調節のための機構は、ロー
ドフレーム52内に配置されているものであるから、硬
度計の外部から位置基準ナット63及び固定ナット6
2,64を回転させたり、押針55をスピンドル62に
対して回転させたりする操作を行なうことができない。
このため、上記のような調整操作は、調整が必要な部分
をロードフレーム52の外に取り出してから行う必要が
ある。
【0014】ここで、押針55の加圧面に対する突出量
dは、全ての部品をロードフレームに組付けた状態でし
か測定できないため、ダイヤルゲージ57の0点調節
と、加圧面53に対する押針55の突出量を調節して
は、デュロメータを組み立て、押針の突出量dを測定
し、この測定値に基づいて必要に応じてさらに調節を行
うという操作を繰り返す必要がある。従って、これらの
調節は手間がかかり面倒なものであった。
【0015】そこで本発明は、一旦組み上がった硬度計
の外部から、加圧面に対する押針の突出量を調整するこ
とができる弾性体用硬度計を提供することを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明において、上記の
課題を解決するための第1の手段は、図1に示したよう
に、硬度計基枠2と、該硬度計基枠2の下部に設けら
れ、開口部4を有する加圧面3と、該加圧面3の開口部
4から予め定めた寸法dだけ突出した押針5と、該押針
5及び硬度計基枠2の間に設けられた押針5を所定の荷
重で下方に押下する押圧ばね6と、加圧面3を弾性被検
体に接触するまで押しつけたときの押針5の加圧面3に
対する変位量を測定する変位量測定手段7とを有し、こ
の変位量に基づいて被検体の硬度を表示する弾性体用硬
度計において、上記加圧面3を形成する加圧面形成部材
8を上記硬度計基枠2とは別体として構成すると共に、
加圧面形成部材8を硬度計基枠2に位置設定手段9を介
して上下位置可変に取り付け、該加圧面3から突出する
押針5の突出量を調節できるものとした弾性体用硬度計
である。
【0017】本発明の第2の手段は、上記第1の手段の
位置設定手段9は、硬度計基枠2に設けたねじ部9a
と、加圧面形成部材3に設けられて上記硬度計基枠2の
ねじ部9aにねじ込まれるねじ部9bと、上記硬度計基
枠2のねじ部9aと加圧面形成部材8のねじ部9bとの
位置関係を固定する固定手段10とで構成した弾性体用
硬度計である。
【0018】
【作用】本発明によれば、押針5の加圧面3からの突出
量dは、押針5と変位量測定手段7との0点の調節が終
了して、押針5の硬度計基枠7との位置関係が決定した
後、偏位量測定手段7の0点調節とは別に、加圧面形成
部材8を位置設定手段9を介して硬度計基枠2に対して
位置調整することにより行なうことができる。よって、
押針5の加圧面3に対する突出量の調整を硬度計の外部
から独立して行なうことができ、押針5の加圧面3から
の突出量の調節を容易且つ確実に行なうことができる。
【0019】また本願の第2の手段によれば、位置設定
手段9は硬度計基枠2のねじ部9aと、加圧面形成部材
8に設けたねじ部9bを有するものとして構成したか
ら、加圧面形成部材8を硬度計基枠2に対して回動調整
することにより、硬度計基枠3と加圧面形成部材8との
位置、即ち押針5の加圧面3に対する突出量を変化させ
ることができ、調節が終了した後には、硬度計基枠2と
加圧面形成部材8との位置関係を固定手段10で固定す
ることができ、容易かつ確実に押針5の加圧面3に対す
る突出量を調節することができる。
【0020】
【実施例】以下本発明に係る弾性体用硬度計の実施例で
あるデュロメータを図面に基づいて説明する。図2乃至
図4は本発明に係るデュロメータの実施例を示すもので
ある。
【0021】図2は本発明に係る弾性体用硬度計の第1
の実施例であるデュロメータ11を示すものである。本
実施例において、このデュロメータ11は「JIS K
6253」の加硫ゴムの硬さを測定するタイプDのも
のである。
【0022】本実施例では、デュロメータ11は、図2
に示すように、機械式アナログ表示のダイヤルゲージ1
2のステム13に硬度計基部である外筒14を円筒中空
形状のクランプホルダ15を介して取り付けて構成する
ものとしている。このクランプホルダ15は、ダイヤル
ゲージ12のステム13に止めねじ28で固定され、ま
た、外筒14に外筒14の上側に形成した上側雌ねじ部
14aに、クランプホルダ15にの外周に形成した上側
雄ねじ部15aをねじ込み、止めねじ(図示していな
い)を外筒14の側面から開設したねじ孔16にねじ込
むことにより固定し、全体形状を構成している。
【0023】そして、この外筒14は円筒形状で、その
軸線に沿って空洞部16が形成されており、この空洞部
16には、ダイヤルゲージ12の接続側(上側)に上述
した上側雌ねじ部14aを、下側には下側雌ねじ部14
bを形成している他、先端に押針18が取付られ他端が
上記ダイヤルゲージ17の測定子17aに接触する棒状
のドライバロッド19を貫通させている。
【0024】本実施例では、上記クランプホルダ15の
下部にはリン青銅製のブッシュ20が嵌入されており、
上記ドライバロッド19を摺動可能に保持している。さ
らに、このクランプホルダ15の下端面には、押圧ばね
21を設け、ばね調整ねじ22を介してドライバロッド
19を下方に所定の押圧力で押し下げている。
【0025】このばね定数整ネジ22は、有底円筒形の
部材で、側方からねじ孔30が形成され上記ドライバロ
ッド19に止めねじで固定されて、ドライバロッドと一
体となって移動する一方、その内側面にはばね保持ねじ
部22aが形成されており、このばね保持ねじ部22a
に上記押圧ばね21の下部をねじ込み、押圧ばね21の
有効長さを変更してばね定数を調整する。即ち、このば
ね定数変更ねじ22をばね保持ねじ部22aにねり込
み、上記押圧ばね21のねじ込み寸法を変更することに
より、上述したJIS規格に定めた押圧力でドライバロ
ッド19に取り付けられた押針18を押圧するように調
節する。
【0026】また、この下側ねじ部14bには、上記ド
ライバロッド19が貫通する孔部を形成した底部を有
し、外周に雄ねじ部26aを形成した高さ調整ねじ26
をねじ込んでおり、外筒14の側部から形成されたねじ
孔27にねじ込まれる固定手段としての止めねじ(図示
していない)でその取付位置を所定の位置で固定できる
ものとしている。
【0027】そして、上記ばね定数変更ねじの下端部
は、上記高さ調整ねじに接触して、外筒に対するドライ
バロッドの下端方向への移動の最端位置を決定する。従
って、上記高さ調整ねじの外筒の下側ねじ部ヘの取付位
置を変えることにより、ドライバロッドとこのドライバ
ロッドに接触しているダイヤルゲージとの位置関係が変
更され、ダイヤルゲージの0調整を行なうことができ
る。
【0028】また、下側ねじ部14bには、上記外筒1
4とは別体に形成し、上記ドライバロッド19先端の押
針18が突出すると共に、ドライバロッド19を摺動可
能に保持する開口部22を開設した加圧面形成部23が
ねじ込まれ、加圧面24の位置を上下に可変に構成して
いる。
【0029】そして、この加圧面形成部23は、外筒1
4の側部から形成されたねじ孔25にねじ込まれる固定
手段としての止めねじ(図示していない)でその取付位
置を所定の位置で固定できるものとしている。
【0030】本実施例に係るデュロメータ11の組立を
行なうには、先ず、ダイヤルゲージ12と外筒14とを
クランプホルダ15を介して組付け、止めねじ28でダ
イヤルゲージ12とクランプホルダ15とを固定し、ま
た止めねじをネジ孔16にねじ込み、クランプホルダ1
5と外筒14とを固定する。
【0031】そして、外筒14の外部でばね定数調整ね
じ22に押圧ばね21をねじ込み、押圧ばね21を所定
のばね定数に調節し、また、押圧ばね21の上端がクラ
ンプホルダ15の下端面に接触するようにして、止めね
じをねじ孔30にねじ込み、ばね定数調整ねじ26とド
ライバロッド19とを固定する。これでドライバロッド
19と、ばね定数調整ねじ22とは一体で移動すること
となる。次に、このドライバロッド19と押圧ばね21
が取り付けられたばね定数調整ねじ22とを外筒14内
に挿入して、ドライバロッド19を上記ブシュ20に挿
入し、ドライバロッド19の先端をダイヤルゲージ12
の測定子12aに接触させる。
【0032】さらに、高さ調整ねじ26を外筒14内の
下側雌ねじ部14bにねじ込み、回転して外筒17内で
の位置を調節し、ばね定数調整ねじ22及びドライバロ
ッド19を外筒14に対して位置調整する。これによ
り、ドライバロッド19上端部のダイヤルゲージ12の
測定子12aへの当接位置の状態を調節してダイヤルゲ
ージ12の0点調節を行なうことができる。
【0033】ついで、押針18の加圧面24に対する突
出量の調整を行なうには、加圧面形成部材23を外筒1
4の下方雌ねじ部14bにねじ込み、押針18が加圧面
24に対して所定の寸法(2.5±0.04mm)だけ
突出するよう、加圧面形成部材23のねじ込み量を調整
し、止めねじをねじ孔25にねじ込んで、加圧面形成部
材23を外筒14に固定する
【0034】これらの組立操作及び調整によりデュロメ
ータの組立は終了する。また、使用中において、押針1
8を交換する際にも上述した手順と同様の手順で新しい
押針18が付いたドライバロッド19を取り付け、ダイ
ヤルゲージの0点調整及び押針の加圧面に対する突出量
を調整すればよい。従って、本実施例によれば、外筒の
外側から、内部の調整機構を触れることなく押針の加圧
面に対する突出量を調整することができ、押針の加圧面
からの突出量の調節を容易且つ確実に行なうことができ
る。
【0035】図3は、「JIS K 6253」の加硫
ゴムの硬さを測定するタイプAのものの外筒41、クラ
ンプホルダ42、ブッシュ43、押圧ばね44、ドライ
バロッド45、バネ定数調整ねじ46、高さ調整ネジ4
7、加圧面形成部材48を示したものである。
【0036】本例では、ドライバロッド45の先端に設
けられた押針49の形状が上述したタイプDのものと異
なり、また、押圧ばね44としてばね定数が所定のもの
を使用し、さらに、押針49の押圧特性に合わせて高さ
調整ねじ47の取り付け方向を上述したタイプDのもの
と反対としている他は上記第1の実施例の構成と同一で
あり、その組立、調整の手順も同一である。
【0037】なお、上記各実施例では、硬度計基枠であ
る外筒と、加圧面構成部材との間に設けられる位置設定
手段として、両者に設けた雄ねじ部及び雌ねじとし、ま
た、固定手段として、止めねじを使用した場合を説明し
たが、位置設定手段及び固定手段として種々のものを採
用することができる。
【0038】例えば、図4に示すように、位置設定手段
として加圧面構成部材62にラック63、また硬度計基
枠61側にピニオン64を備えて、ラックピニオン構造
を備えるものによって位置調整を行なうようにしてもよ
い。
【0039】また、図5に示すように、加圧面構成部材
66を硬度計基枠65に対してスライドするだけの構造
としてもよい。
【0040】さらに、固定手段としては、上記実施例で
使用した止めねじの外、図6に示すように、加圧面構成
部材68のネジ部分にロックナット69を備えて、硬度
計基枠67に対して固定することや、図7に示すように
硬度計基枠70と加圧面構成部材71とを接着剤72に
より固定することができる。
【0041】なお、上記各実施例において、変位量測定
手段として、機械式アナログ表示のダイヤルゲージを使
用する例を説明したが、変位量測定手段として、電子式
デジタル表示の測定器を使用することもでき、この場合
アナログの表示を硬度を表示するように、変位量を硬度
に変換して表示するようにすればよい。
【0042】
【効果】本発明の弾性体用硬度計によれば、押針の加圧
面からの突出量dを押針と変位量測定手段との0点の調
節が終了して、押針の硬度計基枠との位置関係が決定し
た後、偏位量測定手段の0点調節とは別に、加圧面形成
部材を位置調整手段を介して硬度計基枠に対して位置調
整することにより行なうこととしたから、硬度計基枠の
外側からの押針の突出量調整ができ、弾性体用硬度計の
組立が容易且つ確実に行え、組立作業が迅速に行える
他、押針が破損した際に、ユーザが押針交換後に硬度計
内部に触れることなく、押針の突出量調整を容易に行な
うことができという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る弾性体用硬度計の原理を示す構成
図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係るデュロメータを示
す一部断面平面図である。
【図3】図2に示したデュロメータの他の規格の製品を
示す一部断面平面図である。
【図4】本発明に係るデュロメータの他の例を示す部分
断面図である。
【図5】本発明に係るデュロメータの他の例を示す部分
断面図である。
【図6】本発明に係るデュロメータの他の例を示す部分
断面図である。
【図7】本発明に係るデュロメータの他の例を示す部分
断面図である。
【図8】従来の弾性体用硬度計の構成を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
1 弾性体用硬度計 2 硬度計基枠 3 加圧面 4 開口部 5 押針 6 押圧ばね 7 変位量測定手段 8 加圧面形成部材 9 位置設定手段 10 固定手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬度計基枠(2)と、該硬度計基枠
    (2)の下部に設けられ開口部(4)を有する加圧面
    (3)と、該加圧面(3)の開口部(4)から予め定め
    た寸法(d)だけ突出した押針(5)と、該押針(5)
    及び硬度計基枠(2)の間に設けられた押針(5)を所
    定の荷重で下方に押下する押圧ばね(6)と、加圧面
    (3)を弾性被検体に接触するまで押しつけたときの押
    針(5)の加圧面(3)に対する変位量を測定する変位
    量測定手段(7)とを有し、この変位量に基づいて弾性
    被検体の硬度を表示する弾性体用硬度計(1)におい
    て、 上記加圧面(3)を形成する加圧面形成部材(8)を上
    記硬度計基枠(2)とは別体として構成すると共に、該
    加圧面形成部材(8)を硬度計基枠(2)に位置設定手
    段(9)を介して上下位置可変に取り付け、加圧面
    (3)から突出する押針(5)の突出量を調節できるも
    のとした弾性体用硬度計。
  2. 【請求項2】 上記位置設定手段(9)は、硬度計基枠
    (2)に設けたねじ部(9a)と、加圧面形成部材
    (3)に設けられて上記硬度計基枠のねじ部にねじ込ま
    れるねじ部(9b)と、上記硬度計基枠(2)のねじ部
    (9a)と加圧面形成部材(8)のねじ部(9b)との
    位置関係を固定する固定手段(10)とで構成した請求
    項1記載の弾性体用硬度計。
JP7011941A 1995-01-27 1995-01-27 弾性体用硬度計 Pending JPH08201259A (ja)

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Cited By (7)

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