JPH0339611B2 - - Google Patents

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JPH0339611B2
JPH0339611B2 JP60063093A JP6309385A JPH0339611B2 JP H0339611 B2 JPH0339611 B2 JP H0339611B2 JP 60063093 A JP60063093 A JP 60063093A JP 6309385 A JP6309385 A JP 6309385A JP H0339611 B2 JPH0339611 B2 JP H0339611B2
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JP
Japan
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circuit
reference value
digital display
elastic member
pressure switch
Prior art date
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JP60063093A
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JPS61219820A (ja
Inventor
Kazuma Oohara
Tsutomu Kanda
Takamitsu Shibata
Seigo Takahashi
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPS61219820A publication Critical patent/JPS61219820A/ja
Publication of JPH0339611B2 publication Critical patent/JPH0339611B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B3/00Measuring instruments characterised by the use of mechanical techniques
    • G01B3/002Details
    • G01B3/008Arrangements for controlling the measuring force
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B3/00Measuring instruments characterised by the use of mechanical techniques
    • G01B3/20Slide gauges
    • G01B3/205Slide gauges provided with a counter for digital indication of the measured dimension

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Indicating Measured Values (AREA)
  • Length-Measuring Instruments Using Mechanical Means (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、デジタル表示型測定器に係り、特に
ノギス、マイクロメータ、デプスゲージ等の測定
子を被測定物に当接させ、内蔵するエンコーダで
検出した測定子の移動変位量から測定値を求めて
これをデジタル表示する測定器において、測定力
の安定化および消費電力の節減に利用できる。
[背景技術とその問題点] 従来の測定器、例えば一方の測定子を有する本
尺に他方の測定子を有するスライダを装着した周
知のノギスに、スライダの移動変位量を検出する
エンコーダを内蔵させ、このエンコーダによつて
検出された測定値を一体的または別個に設けた表
示器にデジタル表示するようにした、いわゆるデ
ジタル表示型測定器は、高精度および取扱い容易
等の有利さからほとんどの産業分野で利用されて
いる。
しかしながら、この種のデジタル表示型測定器
は、高精度および高分解能故に、測定力の測定値
に与える影響は機械的目盛読取方式等に比べ、は
るかに大きいという問題がある。特に、ノギス等
の如く測定子(ジヨー)が長寸のものでは、その
撓みも加重されるのでより深刻である。また、被
測定物の材質が例えばゴムやプラスチツク等の軟
弱物の場合には、測定圧によつて被測定物が変形
しやすいので、測定誤差が生じやすい。従つて、
一定でかつ軽微な測定力での計測を保障する測定
手段が望まれていた。
ところで、一定の測定力での計測を可能とする
測定手段を確立する上で、測定器全体としての機
能縮小や使用態様の制限等の犠牲を前提としては
ならない。例えば、測定力が一定となつたときの
変位検出信号から測定値を求めるための絶対原点
を固定してしまつては比較測定が不能となつてし
まうからである。
ここに、本出願人は、前記絶対原点は、測定時
における測定力と同一の圧力の下、測定子がいず
れの位置にあつても設定できるよう構成すべきこ
とをその1つの問題と認識した。
更に、上述した測定器を確立するには、これに
よつて電力消費を増大させない必要がある。特
に、電源内蔵の携帯式測定器では、電源の交換を
頻繁に行なうことは全体として測定作業能率を低
下させる一方、電源容量を大きくしたのでは大型
となり携帯に不便となつてしまう問題があるから
である。
[発明の目的] ここに、本発明の目的は、前記従来の問題点を
解消すべくなされたもので、一定の測定力での測
定作業を保障する高精度、高分解能かつ取扱性に
優れた節電型のデジタル表示型測定器を提供する
ことにある。
[問題点を解決するための手段および作用] 本発明は、従来測定器において、作業者が予め
一定の測定力に応じた測定子の位置を定めて測定
すること、更に一定の測定力以上の押圧力を被測
定物に与えることなく測定子を止めることが取扱
いの実際上至難であることに鑑み、従来測定器の
場合と同様の測定作業をすれば自動的に可変所定
測定力における測定値を表示できるように構成す
る一方、同様の作業をすれば測定子の任意の位置
において絶対原点が設定できるよう構成し、人間
の工学的作業態様に改変を加えることなく所定の
測定力での測定を可能とするとともに、この作業
中に必要に応じ電源の投入、遮断が自動的に行う
ことができるよう構成し、前記問題を解決するよ
うにしたものである。
具体的には、一方の測定子を有する本体と、こ
の本体に移動自在に装着されかつ前記一方の測定
子とともに被測定物の測定部位間に当接される他
方の測定子を有する可動部材と、この可動部材の
移動変位量を検出するためのエンコーダおよびエ
ンコーダによつて検出された測定値をデジタル表
示するためのデジタル表示器を有する計測手段と
を備えたデジタル表示型測定器において、前記可
動部材にその可動部材の移動方向へ変形特性を有
する弾性部材を介して取付けられた指掛部材と、
前記弾性部材が所定の変形量に達したときに作動
する第1の圧力スイツチおよび前記弾性部材が所
定の変形量より更に変形したときに作動する第2
の圧力スイツチと、前記第1の圧力スイツチが作
動したことを条件として前記計測手段に電力を供
給する電源回路と、前記エンコーダからの信号が
一定時間継続して出力されなかつたことを条件と
して前記電源回路を遮断する電源遮断回路と、前
記デジタル表示器に表示されている表示値を強制
的に基準値にセツトし、以後この基準値を基準に
前記エンコーダによつて検出された測定値をデジ
タル表示器に表示させる基準値セツト回路と、前
記デジタル表示器の表示値をホールドしてそのま
ま表示させるためのホールド回路と、このホール
ド回路によつて表示値がホールドされている状態
において前記エンコーダからの信号が反転したこ
とを条件として前記ホールド回路を解除する解除
回路と、前記第2の圧力スイツチが作動したとき
前記基準値セツト回路によつて基準値がセツトさ
れているかを判別し、基準値がセツトされていな
いとき基準値セツト回路を働かせる一方、基準値
がセツトされているときホールド回路を働かせる
切換回路と、をそれぞれ設けたことを特徴として
いる。
[実施例] 第1図は本実施例のデジタル表示型ノギスを示
している。同図において、本体としての本尺1に
は、可動部材としてのスライダ2がその長手方向
に沿つて移動自在に装着されている。本尺1の一
端側下部およびスライダ2の一端側下部には測定
子取付部3がそれぞれ一体的に形成され、この各
測定子取付部3に止めねじ4を介して測定子5
A,5Bがそれぞれ着脱自在に取付けられてい
る。測定子5A,5Bは、前記測定子取付部3に
止めねじ4を介して固定される取付軸6と、この
取付軸6の下端に一体形成されたジヨー7とから
構成され、両ジヨー7が互いに同一軸線上で離隔
接近できるように取付けられている。
前記スライダ2には、その正面側に前記一対の
測定子5A,5B間の移動量をデジタル値として
表示するデジタル表示器21が設けられていると
ともに、内部にスライダ2の移動変位量つまり一
方の測定子5Aに対する他方の測定子5Bの移動
変位量を検出しそれを前記デジタル表示器21へ
表示する静電容量型のエンコーダ23が内蔵され
ている。ここにおいて、エンコーダ23とデジタ
ル表示器21とにより、スライダ2の移動変位量
から被測定物の寸法を読取る計測手段30が構成
されている。
また、スライダ2の他端面側には、その上下方
向位置に第1および第2の圧力スイツチ24A,
24Bが設けられているとともに、連結手段とし
ての線材25を介して前記本尺1に対して移動自
在な指掛部材26が連結されている。指掛部材2
6のスライダ2の対向面には、前記第1、第2の
圧力スイツチ24A,24Bを除く位置にスライ
ダ2の移動方向へ変形可能な弾性部材28が設け
られているとともに、第1、第2の圧力スイツチ
24A,24Bと対向する位置に弾性部材28の
変形量に応じてそれらを作動させるピン、プツシ
ヤまたはプランジヤ等の押圧子27A,27Bが
設けられている。
前記弾性部材28は、本尺1とスライダ2との
摺動抵抗より大きい圧縮力が加わつたとき変形
し、かつ外力が解除されたとき復帰できるような
材料によつて構成されている。また、前記線材2
5は、両端がスライダ2と指掛部材26とにそれ
ぞれ連結され、かつ弾性部材28の変形を許容で
きる可撓性材料により構成されている。更に、前
記各押圧子27A,27Bは、前記指掛部材26
にスライダ2の移動方向へ進退自在に収納され、
かつばね29A,29Bにより突出する方向へ付
勢されている。しかも、押圧子27Aと第1の圧
力スイツチ24Aとの間隔が、押圧子27Bと第
2の圧力スイツチ24Bとの間隔よりも小さくな
るように位置決めされている。従つて、弾性部材
28が変形されていくと、まず第1の圧力スイツ
チ24Aが作動され、続いて第2の圧力スイツチ
24Bが作動されるようになつている。
前記エンコーダ23には、第2図に示す如く、
前記本尺1の長手方向に沿つて設けられたスケー
ル31に対して摺動し前記本尺1とスライダ2と
の相対移動変位量を気気信号として検出する検出
部32が設けられている。検出部32からの出力
信号は、信号処理回路33で処理され、アツプま
たはダウン信号UDSとして計数回路34へ送ら
れ、そこでカウントされる。計数回路34のカウ
ント値は、切換回路35を介して前記デジタル表
示器21を駆動させる表示器駆動回路38に与え
られる。
前記切換回路35は、前記第1の圧力スイツチ
24Aのオンにより計測手段30に電源が投入さ
れた状態において、前記第2の圧力スイツチ24
Bがオンしたとき、基準値がセツトされているか
否かを判断し、基準値がセツトされていない場合
は基準値セツト回路36を、基準値がセツトされ
ている場合はホールド回路37を選択的に作動さ
せる。基準値セツト回路36は、予め設定された
基準値(ここでは、零)を前記表示器駆動回路3
8を介してデジタル表示器21へ表示させ、以後
この基準値からのカウント値をデジタル表示器2
1に表示させる。また、ホールド回路37は、デ
ジタル表示器21に表示されている表示値をホー
ルドしそれをそのまま表示させるとともに、解除
回路39からのホールド解除信号によりホールド
を解除する。解除回路39は、前記信号処理回路
33からのアツプまたはダウン信号UDSが反転
し、つまりスライダ2の移動方向が逆方向になつ
てから所定時間経過後に、ホールド解除信号をホ
ールド回路37へ与え、そのホールド状態を解除
させる。
また、これら計測手段30には、電源回路40
により電力が供給されるようになつている。電源
回路40は、前記第1の圧力スイツチ24Aによ
つてオンされ計測手段30に電力を供給する一
方、電源自動遮断回路41からの遮断信号によつ
てオフされる。電源自動遮断回路41は、前記信
号処理回路33からのアツプまたはダウン信号
UDSが一定時間継続して与えられなかつたとき、
遮断信号を電源回路40へ与え、それをオフさせ
る。
次に、本実施例の測定方法を第3図を参照して
説明する。測定に当つて、一対の測定子5A,5
B間に基準体を位置させた後、スライダ2に連結
された指掛部材26を第1図中左方へ押圧する
と、弾性部材28を介してスライダ2も同方向へ
移動される。スライダ2の移動によつて測定子5
Bが基準体に当接した後、更に指掛部材26を同
方向へ押圧すると、スライダ2は移動することが
できないので、指掛部材26の押圧力により弾性
部材28が変形しはじめる。これにより、弾性部
材28が所定量変形すると、まず指掛部材26の
押圧子27Aにより第1の圧力スイツチ24Aが
オンされる。すると、電源回路40がオンされ、
これによつて計測手段30に電源が投入され、デ
ジタル表示器21に零が表示される。以後、スラ
イダ2の移動変位量は、エンコーダ23で検出さ
れ、デジタル表示器21に表示され得る状態とな
る。
この状態から更に指掛部材26を同方向へ押圧
すると、弾性部材28が更に圧縮されていき、次
に指掛部材26の押圧子27Bにより第2の圧力
スイツチ24Bがオンされる。第2の圧力スイツ
チ24Bがオンすると、切換回路35において、
基準値がセツトされているか否かが判断される。
この場合、基準値がセツトされていないので、基
準値セツト回路36にプリセツトされた基準値
(零)が表示器駆動回路38を介してデジタル表
示器21に表示される。つまり、デジタル表示器
21の表示値は、そのときの表示内容に拘らず強
制的に零にクリアされる。これにより、絶対原点
が設定される。
この絶対原点設定後、スライダ2を一旦第1図
中右方へ移動させると、デジタル表示器21の表
示値が零から増大していく。スライダ2が所定量
移動した時点で、両測定子5A,5B間に基準体
に変えて被測定物を位置させた後、スライダ2を
再び第1図中左方へ移動させると、デジタル表示
器21の表示値は減少されていく。
やがて、両測定子5A,5Bが被測定物に当接
した後、更に指掛部材26を同方向へ押圧する
と、前記と同様にまず第1の圧力スイツチ24A
がオンされる。しかし、この時点では、既に電源
が投入されているので、第1の圧力スイツチ24
Aがオンしても、何ら意味がない。続いて、第2
の圧力スイツチ24Bがオンされる。すると、こ
の状態では基準値が既にセツトされているから、
ホールド回路37によつてそのときデジタル表示
器21に表示されている表示値がホールドされ
る。従つて、基準値つまり零をセツトしたときと
同じ測定力での測定値が得られることになる。
この後、指掛部材26を第1図中右方へ移動さ
せると、信号処理回路33からの出力が反転、つ
まりダウン信号からアツプ信号へ反転するので、
その反転時点から所定時間経過後に解除回路39
から出力される解除信号によつてホールド回路3
7によるホールド状態が自動的に解除され、次の
測定に備えられる。
一方、これらの工程中において、信号処理回路
33からアツプまたはダウン信号が一定時間出力
されなければ、つまりスライダ2が一定時間変位
しなければ、電源自動遮断回路41が働き、その
遮断信号によつて電源回路40は自動的に遮断さ
れる。
従つて、本実施例によれば、スライダ2の移動
を、スライダ2に弾性部材28を介して連結され
た指掛部材26を押圧するようにしたので、両測
定子5A,5Bが被測定物に当接した瞬間の衝撃
力は弾性部材28によつて吸収されるので、スラ
イダ2の移動速度を早めても測定力を軽微に抑え
ることができる。このため、迅速な作業ができ、
かつ測定子5A,5Bの撓みもないのでそれによ
る誤差がなく、また被測定物の材質がゴム等の軟
弱物であつても高精度な測定が可能である。
このことは、一対の測定子5A,5Bを本尺1
およびスライダ2のそれぞれに対し着脱自在に構
成した測定器にあつても、測定子5A,5Bが本
尺1およびスライダ2に対して位置的づれを生じ
るという問題もなく、常に正確な測定値が得られ
る。
ちなみに、測定子5A,5Bを交換できるよう
に構成したことは、測定部分の形状にあつた測定
子2A,5Bを選択すれば、いかなる特殊な形状
の測定にも1つの測定器で対応することができ、
上記実施例で述べた外径測定のほか、雌ねじの各
種寸法、歯車のオーバー押圧子径、或いは軸のフ
イレツト部寸法をさぐり作業や複数回測定を必要
とせず、正確に測定することができる。
例えば、第4図および第5図に示す如く、測定
子取付部3に雌ねじ測定用の測定子15A,15
Bを取付け、指掛部材26をスライダ2の内端面
側に位置させ、指掛部材26を介してスライダ2
を第4図中右方向へ移動させるようにすれば、雌
ねじの各種寸法を測定することができる。この場
合の測定子15A,15Bは、測定子取付部3に
取付けられる取付軸16と、この取付軸16の下
端に一体形成されかつ外周面に雄ねじ部17を有
する接触部18とから構成されている。
また、第2の圧力スイツチ24Bがオンしたと
き、つまり弾性部材28の変形が所定量に達した
とき、ホールド回路37を作動させるようにした
ので、従来と同様な測定作業をすれば、常に一定
の測定力での測定値を取込むことができる。
更に、第2の圧力スイツチ24Bのオンによ
り、基準値セツト回路36とホールド回路37と
を選択的に作動させるようにしたので、つまり基
準値設定時の測定圧と実際に被測定物を測定する
ときの測定圧とを同一にしたので、両者を同一測
定条件の下で測定できるため、この点からも高精
度の測定が可能である。
その上、基準値セツト回路36とホールド回路
37との切替えを、切換回路35によつて自動的
に行なうようにしたので、切替えのためにスイツ
チ等を設ける必要がなく、従つて取扱いも容易で
ある。
また、第1の圧力スイツチ24Aが第2の圧力
スイツチ24Bより先に作動するようにし、この
第1の圧力スイツチ24Aのオンにより電源回路
40をオンさせるようにしたので、始めから電源
をオンしておく場合に比べ節電できる。また、信
号処理回路33からアツプまたはダウン信号
UDSが一定時間出力されなかつたとき、電源自
動遮断回路41により電源回路40をオフするよ
うにしたので、作業終了後に電源スイツチを切り
忘れてしまつても、無駄に電力が消費されること
がなく、従つて特に電源内蔵の携帯式測定器に好
適である。
また、信号処理回路33からの出力が反転して
から所定時間経過するまで表示のホールド状態が
解除されないので、例えば表示部が見にくい測定
姿勢や測定箇所等でも、そこから取出して表示値
を容易に確認することができる。
また、構造的には、従来のノギス構造に大幅な
改変を加えることなく、多少の構成要素を付加す
ればよいので、極めて簡単でかつ安価である。
なお、実施に当つて、弾性部材28を所望弾性
特性を有するものに交換可能とすれば、例えば被
測定物の材質等によつて最適な測定力を選択する
ことができる。更に、指掛部材26に設けられた
押圧子27A,27Bと第1、第2の圧力スイツ
チ24A,24Bとの間隔を調整可能に構成すれ
ば、本尺1とスライダ2との摺動抵抗の経時的変
動による不具合も解消できる。従つて、これらの
機能を備えるようにすれば、測定子交換型測定器
の確立が極めて容易である。
また、線材25を、スライダ2と指掛部材26
との間に多少の遊びをもつて設定すれば、必要以
上に弾性部材28を変形させず、被測定物や測定
器等の破損を招くことがない。
また、圧力スイツチとしては、指掛部材26の
押圧動作中に作動するものであればいずれでもよ
く、例えば歪ゲージ等も利用することができる。
しかも、第1、第2の圧力スイツチ24A,24
Bが作動したとき、例えばブザー等によつて音を
発するようにすれば、作業者に測定値の読取り時
点を聴覚によつて知らせることができる。
また、基準値設定用のプリセツト手段を設け、
これにより基準値セツト回路36に任意の基準値
をプリセツトできるようにすれば、絶対測定も可
能である。
また、エンコーダ23としては、上記実施例で
述べた静電容量型エンコーダに限らず、例えば光
電型、接点型、電磁型等いずれでもよく、要する
に本尺1とスライダ2との移動変位量を電気的に
検出できるものであればよい。
更に、本発明は、上記実施例で説明したデジタ
ル表示型ノギスに限らず、マイクロメータ或いは
デプスゲージ等のデジタル表示型測定器一般に適
用することができる。
[発明の効果] 以上の通り、本発明によれば、一定の測定力で
の測定を保障する高精度、高分解能、取扱いに優
れた節電型のデジタル表示型測定器を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す正面図、第2
図はその回路図、第3図は動作説明図、第4図は
異なる測定子を取付けた状態の正面図、第5図は
第4図の−線断面図である。 1…本体としての本尺、2…可動部材としての
スライダ、5A,5B…測定子、21…デジタル
表示器、23…エンコーダ、24A,24B…第
1、第2の圧力スイツチ、25…連結手段として
の線材、26…指掛部材、27A,27B…押圧
子、28…弾性部材、30…計測手段、36…基
準値セツト回路、37…ホールド回路、41…電
源回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一方の測定子を有する本体と、この本体に移
    動自在に装着されかつ前記一方の測定子とともに
    被測定物の測定部位間に当接される他方の測定子
    を有する可動部材と、この可動部材の移動変位量
    を検出するためのエンコーダおよびエンコーダに
    よつて検出された測定値をデジタル表示するため
    のデジタル表示器を有する計測手段とを備えたデ
    ジタル表示型測定器において、 前記可動部材にその可動部材の移動方向へ変形
    特性を有する弾性部材を介して取付けられた指掛
    部材と、 前記弾性部材が所定の変形量に達したときに作
    動する第1の圧力スイツチおよび前記弾性部材が
    所定の変形量より更に変形したときに作動する第
    2の圧力スイツチと、 前記第1の圧力スイツチが作動したことを条件
    として前記計測手段に電力を供給する電源回路
    と、 前記エンコーダからの信号が一定時間継続して
    出力されなかつたことを条件として前記電源回路
    を遮断する電源遮断回路と、 前記デジタル表示器に表示されている表示値を
    強制的に基準値にセツトし、以後この基準値を基
    準に前記エンコーダによつて検出された測定値を
    デジタル表示器に表示させる基準値セツト回路
    と、 前記デジタル表示器の表示値をホールドしてそ
    のまま表示させるためのホールド回路と、 このホールド回路によつて表示値がホールドさ
    れている状態において前記エンコーダからの信号
    が反転したことを条件として前記ホールド回路を
    解除する解除回路と、 前記第2の圧力スイツチが作動したとき前記基
    準値セツト回路によつて基準値がセツトされてい
    るかを判別し、基準値がセツトされていないとき
    基準値セツト回路を働かせる一方、基準値がセツ
    トされているときホールド回路を働かせる切換回
    路と、 をそれぞれ設けたことを特徴とするデジタル表示
    型測定器。 2 特許請求の範囲第1項において、前記指掛部
    材は前記本体に移動自在に装着され、かつ、指掛
    部材には、前記弾性部材と、この弾性部材が所定
    の変形量に達したときに前記第1の圧力スイツチ
    を作動させる第1の押圧子および前記弾性部材が
    所定の変形量より更に変形したときに前記第2の
    圧力スイツチを作動させる第2の押圧子とが設け
    られていることを特徴とするデジタル表示型測定
    器。 3 特許請求の範囲第1項または第2項におい
    て、前記指掛部材は、前記可動部材に対して、前
    記弾性部材の変形を許容しかつ可動部材と一体的
    に前記本体に沿つて移動可能な連結手段で結合さ
    れていることを特徴とするデジタル表示型測定
    器。
JP6309385A 1985-03-26 1985-03-26 デジタル表示型測定器 Granted JPS61219820A (ja)

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JP6309385A JPS61219820A (ja) 1985-03-26 1985-03-26 デジタル表示型測定器

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