JPH08200557A - 複合管 - Google Patents

複合管

Info

Publication number
JPH08200557A
JPH08200557A JP555795A JP555795A JPH08200557A JP H08200557 A JPH08200557 A JP H08200557A JP 555795 A JP555795 A JP 555795A JP 555795 A JP555795 A JP 555795A JP H08200557 A JPH08200557 A JP H08200557A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synthetic resin
pipe
composite pipe
peripheral surface
outer peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP555795A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Take
克己 武
Takashi Kusano
隆 草野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP555795A priority Critical patent/JPH08200557A/ja
Publication of JPH08200557A publication Critical patent/JPH08200557A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermal Insulation (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 屋内露出配管用の断熱性があり、施工が簡単
で建物内の各部に納まりがよい外観意匠性が優れた複合
管を提供する。 【構成】 少なくとも1本、或いは複数本が並列された
合成樹脂管11の外周面に当接して、外周面にスキン層
13を有する発泡合成樹脂層12が設けられ、断面外形
が多角形である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外周に発泡合成樹脂層
が設けられた断熱性がある合成樹脂製の複合管に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、合成樹脂パイプの外周面に断熱層
となる発泡合成樹脂よりなるパイプカバーを一体に成形
する方法が、特公平1−27848号公報に記載されて
いる。又、当出願者においては、特願平5−14910
3号において、内外周面にスキン層を設けた発泡塩化ビ
ニル樹脂管製の排水管、排水管用管継手を出願済みであ
る。一方、実開平5−79164号公報においては、簡
単な作業で屋内露出配管材を確実に固定でき、併せて屋
内露出配管材の固定部を外側から覆って隠すことができ
る屋内露出配管材用の固定具が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
公平1−27848号公報記載の方法により製造された
パイプや、特願平5−149103号の発泡塩化ビニル
樹脂管製の排水管は断面外形が円形であるため、屋内露
出配管にそのまま用いられた場合、明らかに配管である
ことが外観的に分かり、外観意匠性に欠けるといった問
題がある。
【0004】又、上記実開平5−79164号公報に記
載された固定具は、外形が多角形であるため、丸形の配
管が納まりよくカバーされて固定されるので、建物内の
各部の配管としては外観がよく、意匠性が優れている
が、多くの固定具を用いて施工することが必要であるか
ら、部材コストと施工費用が多くかかるといった問題が
ある。
【0005】本発明は、上記のこのような問題点に着眼
してなされたものであり、その目的とするところは、こ
れらの問題点を解消し、屋内露出配管用の断熱性があ
り、施工が簡単で建物内の各部に納まりがよい外観意匠
性が優れた複合管を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の複合管において
は、少なくとも1本、或いは複数本が並列された合成樹
脂管の外周面に当接して、外周面にスキン層を有する発
泡合成樹脂層が設けられ、断面外形が多角形であること
を特徴とする。
【0007】本発明の複合管において、合成樹脂管の内
径は10〜30mm、肉厚が1〜3mmが好適であり、
発泡合成樹脂層の厚さは最も薄い部分で3〜8mm、発
泡倍率を1.5 〜7倍とするのが好適である。又、外周面
のスキン層は、肉厚0.1 〜1.0 mmが好適である。
【0008】本発明の複合管の製造方法は、合成樹脂
管、発泡合成樹脂層とも硬質塩化ビニル樹脂が用いられ
る場合には、同時押出成形が可能な金型を用い、合成樹
脂管を押出しながら外側より発泡用の合成樹脂層を被覆
するように押出し、金型から押出された直後に発泡させ
ることにより発泡合成樹脂層を形成し、更に、水冷槽内
で外面を急冷することにより外周面をスキン層とするこ
とができ、複合管が製造される。
【0009】又、合成樹脂管、発泡合成樹脂層をそれぞ
れ別個に成形しておき、後から複合管とすることもでき
る。この場合、外周面にスキン層を有する発泡合成樹脂
層は、一体成形による筒状体となされたものの他、一箇
所に半部の切込みが入れられた状態のものを押し開いて
合成樹脂管に被せるようにしてもよく、更には、半割れ
のものを2本使って合成樹脂管に被せるようにすること
もできる。
【0010】
【作用】本発明の複合管においては、少なくとも1本、
或いは複数本が並列された合成樹脂管の外周面に当接し
て、外周面にスキン層を有する発泡合成樹脂層が設けら
れ、断面外形が多角形であることにより、建物内の廻り
縁、壁、柱、梁、或いは天井等の各部やコーナー部に配
管されても納まりがよく、表面がスキン層となっている
ことと相まって外観意匠性が優れたものとすることがで
きる。又、パイプと多角形の断熱層が一体となった複合
管であるから、余分なカバー部品等を用いる必要がな
く、コストと施工工数が低減される。
【0011】更に、複数本が並列された複合管において
は、給水・給湯等の配管が少ないスペースで一度に行
え、大幅なコストと施工工数が削減でき、外観意匠性が
優れたものとすることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、本発明の複合管の一例を示す斜視図であ
る。図1において、10は断面外形が四角形の複合管で
あり、この複合管10は中心部の合成樹脂管11と、こ
の合成樹脂管11の外周面に密着した発泡合成樹脂層1
2より構成されており、更に、発泡合成樹脂層12の外
周面にスキン層13が形成されている。このスキン層1
3は、押出成形時に急冷されることにより形成され、表
面は硬質で平坦性があり、強度、外観ともに優れてたも
のである。
【0013】又、合成樹脂管11の直径、更に、この合
成樹脂管11の外周に一体に設けられる発泡合成樹脂層
12の厚さは、目的や用途に応じてその性能が得られ、
保持されるように任意に設定することが可能である。
【0014】図2〜図3は、本発明の複合管の他の例を
示す斜視図である。図2は断面外形が八角形の複合管1
0aであり、図3は断面外形が三角形の複合管10bを
示している。上記複合管10a、10bは断面外形が異
なるのみで、上記実施例と全く同様の構成となってい
る。
【0015】これらの複合管10、10a、及び10b
は、建物内の各部において用いられる場合、スペースや
外観意匠性を配慮した上で、更には、収まり具合等の施
工性を考慮して、最も適する形状のものを選定して用い
ることができる。又、配管の途中より形状の異なるもの
を接続して用いることも可能である。
【0016】図4は、本発明の複合管の他の例を示す斜
視図であり、合成樹脂管が2本並列された複合管を示す
ものである。図4において、20は断面外形が長方形の
複合管であり、この複合管20は2本の並列に設けられ
た合成樹脂管21a、21bと、この合成樹脂管21
a、21bの外周面に密着した発泡合成樹脂層22より
構成されており、合成樹脂管21a、21bとの間にも
発泡合成樹脂層が形成されて、合成樹脂管21a、21
bが互いに干渉することなく断熱性が確保されている。
更に、発泡合成樹脂層22の外周面にスキン層23が形
成されている。このスキン層23は、押出成形時に急冷
されることにより形成され、表面は硬質で平坦性があ
り、強度、外観ともに優れてたものである。
【0017】又、合成樹脂管21a、21bの直径は、
同一であっても、或いは異なった直径であってもよく、
目的用途に応じた選定が可能である。更に、この合成樹
脂管21a、21bの外周に一体に設けられる発泡合成
樹脂層22の厚さは、目的や用途に応じてその性能が得
られ、保持されるように任意に設定することが可能であ
る。
【0018】図5〜図7は、本発明の複合管の更に他の
例を示す斜視図である。図5は断面外形が角部が欠落さ
れた八角形の複合管20aであり、図6は断面外形が四
角形であり、2本の合成樹脂管が四角形の対角線上に配
列された例を示す複合管20bである。更に、図7は1
種の多角形であり、2本の並列された合成樹脂管の間に
対向して凹部が設けられた四角形の変形例を示すもので
ある。上記複合管20a、20b、及び20cは断面外
形が異なるのみで、上記実施例と全く同様の構成となっ
ている。
【0019】これらの複合管20、20a、20b及び
10cは、建物内の給水・給湯等の配管が平行して設け
られる場合に、非常に効率よく施工することができ、
又、コストの削減効果を期待できる。又、建物内各部に
おいて用いられる場合、上記実施例と同様、スペースや
外観意匠性を配慮した上で、更には、収まり具合等の施
工性を考慮して、最も適する形状のものを選定して用い
ることができる。又、配管の途中より形状の異なるもの
を接続して用いることも可能である。
【0020】図8は、本発明の複合管の使用例を示す斜
視図である。図8において、1、2、及び3は建物内の
仕切りとなる壁体であり、壁体1の壁面に沿って実施例
に示す四角形の複合管10が施工された態様を示すもの
である。
【0021】外部配管と接続された複合管10が、壁体
2に沿って配管され、一端途中で立ち上げられた上、壁
体3の上端を貫通して直進配管され、壁体2と壁体1と
の角部でほぼ直角に方向を変えられた上、更に直進して
配管され、一方この配管の途中より壁体1の壁面に沿っ
て下方に分岐された複合管10が配管されている態様を
示している。
【0022】上記のようにして配管された各居室内に露
呈された複合管10は、外観が四角形状をしているた
め、従来のように丸形と違って外観上の安定性があると
ともに、複合管10の1面が壁面に密着した状態となる
ので、出っ張り感が少なく外観意匠性が優れたものとす
ることができる。
【0023】
【発明の効果】本発明の複合管においては、少なくとも
1本、或いは複数本が並列された合成樹脂管の外周面に
当接して、外周面にスキン層を有する発泡合成樹脂層が
設けられ、断面外形が多角形であることにより、建物内
の廻り縁、壁、柱、梁、或いは天井等の各部やコーナー
部に配管されても納まりがよく、表面がスキン層となっ
ていることと相まって外観意匠性が優れたものとするこ
とができる。又、パイプと多角形の断熱層が一体となっ
た複合管であるから、余分なカバー部品等を用いる必要
がなく、コストと施工工数が低減される。
【0024】更に、複数本が並列された複合管において
は、給水・給湯等の配管が少ないスペースで一度に行
え、大幅なコストと施工工数が削減でき、外観意匠性が
優れたものとすることができる。従って、複合管として
好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合管の一例を示す斜視図。
【図2】本発明の複合管の他の例を示す斜視図。
【図3】本発明の複合管の他の例を示す斜視図。
【図4】本発明の複合管の他の例を示す斜視図。
【図5】本発明の複合管の更に他の例を示す斜視図。
【図6】本発明の複合管の更に他の例を示す斜視図。
【図7】本発明の複合管の他の例を示す斜視図。
【図8】本発明の複合管の使用例を示す斜視図。
【符号の説明】
1、2、3 壁体 10、10a、10b、20、20a、20b、20c
複合管 11、21 合成樹脂管 12、22 発泡合成樹脂層 13、23 スキン層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1本、或いは複数本が並列さ
    れた合成樹脂管の外周面に当接して、外周面にスキン層
    を有する発泡合成樹脂層が設けられ、断面外形が多角形
    であることを特徴とする複合管。
JP555795A 1995-01-18 1995-01-18 複合管 Pending JPH08200557A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP555795A JPH08200557A (ja) 1995-01-18 1995-01-18 複合管

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP555795A JPH08200557A (ja) 1995-01-18 1995-01-18 複合管

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08200557A true JPH08200557A (ja) 1996-08-06

Family

ID=11614508

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP555795A Pending JPH08200557A (ja) 1995-01-18 1995-01-18 複合管

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08200557A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016156650A (ja) * 2015-02-23 2016-09-01 サーパス工業株式会社 熱式流量計およびその製造方法
JP2020186810A (ja) * 2019-05-15 2020-11-19 茂己 西 建物内外配管用略長方形管及びその継手の部品

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016156650A (ja) * 2015-02-23 2016-09-01 サーパス工業株式会社 熱式流量計およびその製造方法
JP2020186810A (ja) * 2019-05-15 2020-11-19 茂己 西 建物内外配管用略長方形管及びその継手の部品

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3707165A (en) Plastic plumbing wall
JPH08200557A (ja) 複合管
JP2992508B2 (ja) 複合管の製造方法
JP6758106B2 (ja) 骨格材およびこれを用いた建屋
JP2003214563A (ja) 可撓部を有する合成樹脂製剛性管
KR101737214B1 (ko) 노출형 텐트 아답터, 노출형 텐트 튜브, 노출형 텐트 프레임, 노출형 텐트 및 노출형 텐트를 조립하기 위한 방법
JPH0110539Y2 (ja)
JP2005076302A (ja) 金属構造材を用いた外断熱構造
JP2795485B2 (ja) 屋内配管材とその接続部材並びに配管工法
JP2009007819A (ja)
JP3525579B2 (ja) 立体トラス構造体
JP2018131852A (ja) 建材
JP3862269B2 (ja) 鉄筋コンクリート造建物のフラット床スラブ
JPH07279332A (ja) 竪 樋
US20040159052A1 (en) Building block
US20070130880A1 (en) Prefabricated wall panel
KR200306787Y1 (ko) 건축 내장용 벽체 패널
JPH0626592A (ja) 配管・配線用ダクト
KR20160077476A (ko) 건축용 내벽체 및 건축용 내벽체의 시공방법
KR100463691B1 (ko) 다목적 패널
JP2008274700A (ja) 支柱取付用シース管
JP2020117872A (ja) 建材パネル
JP2002061426A (ja) フェンス用柱材
JP3622143B2 (ja) 合成樹脂製中空パネル構成体の配管構造
JPS627774Y2 (ja)