JP2018131852A - 建材 - Google Patents

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Abstract

【課題】芯材を被覆部で被覆した建材において、軽量化でかつ強度の高い建材を提供する。【解決手段】合成樹脂製で長尺の発泡体20と、発泡体20の幅方向の両側端に配置された金属製の端部材30とからなる芯材10と、芯材10の外表面を被覆する合成樹脂製の被覆部40とを備えるように構成すれば、発泡体20により軽量化を図りつつ、両側端部の端部材30によって、建材Pの長さ方向の撓みを抑えて強度を高めることができるので、例えば、建材Pをデッキ材として使用する場合に、デッキ材が取付けられる根太のピッチを広げても強度を保持することができる。【選択図】 図1

Description

本発明は、ルーバー材、床材、デッキ材等として用いられ芯材の外表面を被覆する被覆部を備えた建材に関する。
従来、例えば、遊歩道や公園施設、休憩スペース等において設置されるベンチ、テーブル、八ツ橋、ボードウォークの他、競技場の観覧席、或いは住宅のベランダやテラスのデッキ等に用いられる床材、外装材として主にプライバシーの確保や視線遮蔽等のためのルーバー構造に用いられるルーバー材等については、天然木が用いられていたが、長期耐久性や表面の変色を考慮して、金属型材の外表面を樹脂被覆した成形体が利用されるようになっている。
例えば、特許文献1には、アルミニウム製芯材の外表面に合成樹脂からなる2層以上の被覆層が形成されてなり、上記被覆層は、芯材と接触する合成樹脂層がポリエステル系樹脂層であり、上記芯材は、少なくとも被覆層形成領域において封孔処理を伴わないアルマイト処理が施された一体押出成形体が開示されている。
また、本出願人においても、特許文献2に示すように、内方に凹んだ凹み面が長手方向に沿って外面に形成された筒体と、該芯材の前記凹み面を含む外面に被覆された被覆樹脂層とを備え、前記芯材の凹み面に蟻溝状の抜け止め溝が該芯材の内方に向けて形成され、前記抜け止め溝に被覆樹脂層の一部が入り込んだ樹脂被覆長尺体を提案している。
特開2008−080753号公報 特開2013−227777号公報
ところで、このような芯材に樹脂を被覆する場合は、一般には押出成形によって成形されるが、アルミニウム製の形材では、中空部を設けたとしても芯材の軽量化に限界があり、形材を極端に薄肉とすると樹脂被覆時の成形圧に耐えられず変形等を起こすおそれがあった。
本発明は上記の如き課題に鑑みてなされたものであり、芯材を被覆部で被覆した建材において、軽量化でかつ強度の高い建材を提供せんとするものである。
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成としている。
すなわち、本発明に係る建材は、合成樹脂製で長尺の発泡体と、前記発泡体の幅方向の両側端に配置された金属製の端部材とからなる芯材と、前記芯材の外表面を被覆する合成樹脂製の被覆部とを備えていることを特徴とするものである。
また、本発明に係る建材は、合成樹脂製で長尺の発泡体と、前記発泡体の幅方向の両側端に配置された金属製の端部材とからなる芯材が、幅方向及び厚さ方向の少なくともいずれか一方に向けて複数配置されて形成された芯材ユニットと、前記芯材ユニットの外表面を被覆する合成樹脂製の被覆部とを備えていることを特徴とするものである。
本発明において、発泡体は、熱成形法により得られた成形体であって、少なくとも上面部及び下面部は、前記成形体の表面の平滑面が配置されており、側面部の少なくとも一方は、前記成形体の一部を切断して形成された切断面を有するものとしてもよい。
本発明に係る建材によれば、合成樹脂製で長尺の発泡体と、前記発泡体の幅方向の両側端に配置された金属製の端部材とからなる芯材と、前記芯材の外表面を被覆する合成樹脂製の被覆部とを備えているので、芯材によって建材としての軽量化を図るとともに、端部材によって建材の長さ方向への撓みを抑えることができる。
また、本発明に係る建材によれば、合成樹脂製で長尺の発泡体と、前記発泡体の幅方向の両側端に配置された金属製の端部材とからなる芯材が、幅方向及び厚さ方向の少なくともいずれか一方に向けて複数配置されて形成された芯材ユニットと、前記芯材ユニットの外表面を被覆する合成樹脂製の被覆部とを備えているので、芯材を組み合わせて様々な形状の芯材ユニットからなる建材を作製することができる。
本発明において、発泡体は、熱成形法により得られた成形体であって、少なくとも上面部及び下面部は、前記成形体の表面の平滑面が配置されており、側面部の少なくとも一方は、前記成形体の一部を切断して形成された切断面を有するものとすれば、芯材の外表面を被覆部で熱成形により被覆する場合、発泡体に二次発泡が生じるおそれがあるところ、厚さ方向は上面部及び下面部の平滑面により外方への膨らみが抑えられ、幅方向は、切断面から外方に膨らみやすいところ、端部材によってその膨らみを抑えることができる。
本発明に係る押出成形体の実施の一形態を示す斜視図である。 図1のA−A線の主要部の拡大断面図である。 図2に示された建材の変形例を示す主要部の断面図である。 本発明に係る建材の他の実施形態を示す主要部の断面図である。 図4に示された建材の変形例を示す主要部の断面図である。 図5に示された建材の変形例を示す主要部の断面図である。 図4に示された建材の別の変形例を示す主要部の断面図である。 図4に示された建材の更に別の変形例を示す主要部の断面図である。 図6に示された建材の変形例を示す主要部の断面図である。 図6に示された建材の別の変形例を示す主要部の断面図である。 本発明に係る建材の更に他の実施形態を示す主要部の断面図である。 本発明に係る建材の更に他の実施形態を示す主要部の断面図である 図12に示された建材の変形を示す主要部の断面図である。 中間部材の他の実施形態を示す断面図である。 図13に示された建材の変形を示す主要部の断面図である。 本発明に係る建材の更に他の実施形態を示す主要部の断面図である。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照し、具体的に説明する。
図1は本発明に係る建材の実施の一形態を示す斜視図、図2は図1のA−A線の主要部の拡大断面図である。本形態に係る建材Pは、芯材10とその外表面を被覆する合成樹脂製の被覆部40とを備えている。芯材10は、合成樹脂製で長尺の発泡体20と、発泡体20の幅方向の両側端に配置された金属製の端部材30を有している。発泡体20は、本形態では、所定の厚さのポリスチレンの発泡体からなるシート状物を長さ方向及び幅方向に対して適宜切断して用いられたものである。
これにより、建材Pの軽量化を図ることができる。また、建材Pは、両端部材30によって長手方向に対する撓みを抑えることができるので、例えば、建材Pをデッキ材に利用する場合に、両端部材30を用いない場合と比べて、デッキ材を支える根太の設置間隔を広げても十分な強度を得ることができる。
発泡体20の材質は、本形態に示されたポリスチレンに限定されるものではなく、ABS樹脂、AAS樹脂、AES樹脂等のスチロール系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリウレタン、塩化ビニル樹脂を挙げることができるが、比較的安価で吸水率の低いポリスチレン製の合成樹脂製の発泡体が好適に用いられる。
また発泡体20は、本形態では、熱成形法によって得られたシート状の成形体を適宜大きさに切断して用いたものであって、厚さ方向に当たる上下両面は、成形体の表面に形成された平滑面をそのまま利用し、幅方向に当たる両側面は、所定の幅に切断したものであって、少なくとも一方の側面はその切断面となされている。
これにより、発泡体20の上面部21及び下面部22は外表面に平滑面を有し、側面部23の少なくとも一方は外表面に切断面を有することとなるので、被覆部40を形成する際に熱成形により発泡体20に熱がかかると二次発泡が起こるところ、厚さ方向に対しては、平滑面を有する上面部21及び下面部22によって膨らみが抑えられやすく、相対的に切断面を有する側面部23から外方に向けて膨らみ易いところ、端部材30により発泡体20の膨らみを抑えることができる。
端部材30は、金属製であり、アルミニウム合金、ステンレス鋼、鋼材、銅、チタン等が用いられるが、中でも軽量で成型しやすいアルミニウム合金が好適に用いられる。また、本形態では、内部に中空部を有する薄肉部からなる断面矩形状のアルミ形材であり、軽量化を図りつつ、建材Pの強度を高めることができる。
端部材30は、本形態では、発泡体20と連結されたものではなく、単に発泡体20の側端部23、23にそれぞれ配置されたものであるが、例えば、図示しないが、接着剤による接着層を介して発泡体20の側面部23、23に取付けられたものでもよい。
被覆部40は、発泡体20及び端部材30において、互いに重ね合された箇所を除く外表面に形成されており、発泡体20において発泡体20に由来する外表面を被覆する第一被覆部41と端部材30に由来する外表面を被覆する第二被覆部42とを備えており、第一被覆部41と第二被覆部42とが連続して形成されている。
ここで、被覆部40として、発泡体20及び端部材30の少なくとも一方に対して接着又は溶着する合成樹脂を用いることにより、被覆部40は、第一被覆部41及び第二被覆部42のいずれか一方が発泡体20及び端部材30のいずれか一方と接着した状態となるので、他方とは接着していない状態であっても、被覆部40の熱膨張・熱収縮による発泡体20又は端部材30からの剥離を抑えることができる。
被覆部40の材質は、特に限定されるものではなく、例えば、ポリプロピレン等のポリオレフィン、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン−アクリル酸共重合樹脂、エチレン−メタクリル酸共重合樹脂等の変性ポリオレフィン、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、アクリル樹脂、ABS樹脂、AAS樹脂、ウレタン樹脂等の熱可塑性合成樹脂や熱硬化性合成樹脂を挙げることができる。この中でも、押出成形や射出成形等の熱成形により、ポリスチレンを用いれば発泡体20と溶着しやすくなり、変性ポリオレフィンを用いれば金属製の端部材30に接着しやすくなるため、これらを好適に利用することができる。本形態では、被覆部40の材質として、比較的低温で熱成形することができる変性ポリオレフィンにおいて、エチレン−アクリル酸共重合体樹脂を用いている。本形態に対して、発泡体20の材質としてポリスチレンの代わりにポリエチレンを用いれば、被覆部40は芯材20と端部材30とのどちらにも接着しやすくなる。
被覆部40は、本形態では、押出成形法により芯材10の外表面に形成したものである。すなわち、発泡体20の両側端に端部材30を配置した状態で、熱成形用の金型に投入し、金型内で被覆部40を形成するようにしたものであるので、発泡体20と端部材30とは必ずしも連結した状態とする必要はなく、芯材10として金型内に連続的に供給できるものであればよいので、建材Pの作製が容易である。
また被覆部40は、フィラー等の添加剤を含むものであってもよい。フィラーとしては、炭酸カルシウム、タルク、マイカ、シリカ、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、ガラスまたはガラス繊維、クレー、木粉、炭素繊維、モンモリロナイト、フライアッシュの群の中から少なくとも1種類以上選択すればよい。また、芯部材も同様なフィラー等の添加物を含むものであってもよい。
図3は、図2に示された建材の変形例を示す主要部の断面図であって、本形態では、図2に示された端部材30のように内部に中空部を有する形態ではなく、縦板状に形成されている点が異なるものである。
図4は、本発明に係る建材の他の実施形態を示す主要部の断面図である。図2に示された建材Pと比べて、主に端部材30の形態が異なるものであり、その異なる箇所を主に説明し、既に説明した内容と同じ構成要素には同じ符号を付し、その説明は省略する。
本形態では、端部材30は、発泡体20の側面部23を覆う縦板状の基部31と、発泡体20と嵌合する嵌合部32と、基部31と嵌合部32とを接続する接続部33とを備えたものである。更に具体的には、嵌合部32は、基部31の上下両端部から接続部33を介して間隔をあけて同方向に向けて形成された上片部34と下片部35とを備えた断面コ字状であって、上片部34と下片部35との間に発泡体20の側端部を嵌合して、発泡体20と端部材30とを一体化することができる。また、熱成形により芯材10の外表面に被覆部40を形成する場合に、発泡体20の二次発泡の影響により発泡体20の側面部23と基部31との間から上下方向に膨らみが生じる可能性があるところ、基部31には接続部33を介して上片部34と下片部35が接続されているので、前述の上下方向の膨らみを抑えることができる。
図5は、図4に示された建材の別の変形例を示す主要部の断面図であって、本形態では、発泡体20の上面部21及び下面部22の幅方向の両側端部の長手方向に沿って形成された上段部24及び下段部25が、端部材30の嵌合部32である上片部34と下片部35と嵌合することによって、発泡体20と端部材30とを一体化したものである。本形態では、上面部21と上片部34との外表面と、下面部22と下片部35との外表面は略面一となされており、被覆部40に偏肉が生じにくく薄肉化しやすくなる。
上段部24及び下段部25は、発泡体20の一部を切り欠いて形成したものでもよく、発泡体20の成形時に形成したものでもよい。
図6は、図5に示された建材の変形例を示す主要部の断面図であって、本形態では、端部材30は、基部31の下端部から接続部33を介して接続された下片部35のみを備えた断面L字状であり、発泡体20には下段部25が形成されているが上段部24は形成されていないものであって、下段部25が下片部35と嵌合することによって、発泡体20と端部材30とを一体化したものである。
図7は、図4に示された建材Pの別の変形例を示す主要部の断面図であって、端部材30は、図4に示された端部材30と比べて、上片部34を備えておらず、断面L字状の形態のものである。
図8は、図4に示された建材Pの更に別の変形例を示す主要部の断面図であって、端部材30は、図4に示された端部材30と比べて、発泡体20の一方の側端部に配置された端部材30は上片部34を備えておらず、断面L字状の形態であり、発泡体20の他方の側端部に配置された端部材30は下片部35を備えておらず、断面倒L字状の形態である。
図9は、図6に示された建材Pの変形例を示す主要部の断面図であって、発泡体20の一方の側端部は、下面部22に下段部25を備え、基部31と下片部35とを備えた側端部30が嵌合されており、他方の側端部は、下段部25の代わりに、上面部21に上段部24を備え、基部31と上片部34とを備えた端部材30が嵌合された形態である。
図10は、図6に示された建材の別の変形例を示す主要部の断面図であって、発泡体20は両側面部23の上下方向中間部から発泡体20の中央部に向けて形成されて長手方向に延びる嵌合溝部26を備え、端部材30は基部31から接続部33を介して嵌合溝部26に対応する位置に接続された嵌合部32である嵌合片部36を有する断面倒T字状に形成されたものである。
これにより、熱成形により芯材10の外表面に被覆部40を形成する場合に、発泡体20の二次発泡の影響により嵌合溝部26の上下方向の開口幅は狭くなる方向に変形しやすいので、嵌合溝部26内で嵌合する嵌合片部36は発泡体20から外れにくくなり、発泡体20と端部材30とを一体化しやすく、被覆層40の熱成形が容易となる。
図11は、本発明に係る建材の更に他の実施形態を示す主要部の断面図である。図2に示された建材Pと比べて、主に端部材30の形態が異なるものであり、その異なる箇所を主に説明し、既に説明した内容と同じ構成要素には同じ符号を付し、その説明は省略する。
本形態に係る建材Pは、端部材30同士が横板材50によって連結されて、横長断面H字状に形成されており、端部材30間の空間は横板材50によって上下に分割され、分割された上下の空間にそれぞれ発泡体20が配置されることにより、発泡体20の両側端に端部材30が配置されたものである。
これにより、熱成形により芯材10の外表面に被覆部40を形成する場合に、本形態のように、幅広の横長長方形状の発泡体20の場合においては、発泡体20の二次発泡の影響により、厚さ方向に比べて幅方向により大きく膨張しやすいところ、端部材30同士が連結されているので、発泡体20の横方向の膨張を効果的に抑えることができる。
図12は、本発明に係る建材の更に他の実施形態を示す主要部の断面図である。図4に示された建材Pと比べて、主に発泡体20を幅方向に複数配列した点が異なるものであり、その異なる箇所を主に説明し、既に説明した内容と同じ構成要素には同じ符号を付し、その説明は省略する。
本形態に係る建材Pは、幅方向に複数配置された発泡体20において、隣り合う発泡体20の対向する側面部23に両発泡体20を嵌合する嵌合部61を備えた中間部材60が配置され、発泡体20の他の側面部23に端部材30が配置されたものである。中間部材60は、本形態では、縦板状の基部62の両面部から接続部63を介して上下方向に間隔をあけて形成された上片部64と下片部65とを備えた断面エ字状であって、それぞれの上片部64と下片部65との間に発泡体20をそれぞれ嵌合することによって、発泡体20同士を連結して芯材10を形成したものである。これにより、発泡体20と一対の端部材30と中間部材60とを組み合わせることで、芯材10の幅方向の寸法を任意に設定することが可能となり、また長手方向に対する撓みを更に抑えることができる。
図13は、図12に示された建材の変形を示す主要部の断面図であって、隣り合う発泡体20の上段部24及び下段部25に、中間部材60の上片部64及び下片部65が嵌合したものである。
図12及び図13に示された建材Pにおいて、中間部材60は、本形態では、基部62と上片部64と下片部65とを一体的に形成したアルミニウム合金の形材であるが、例えば、二個の端部材30の基部31同士を連結して、中間部材60としたものでもよい。
図14は中間部材60の他の実施形態を示す断面図である。中間部材60の形状は、図12、図13に示された限定されるものではなく、図14の(a)に示すように、基部62に対して両面部に嵌合部61として上片部64のみを備えた断面T字状としたものでもよく、図14の(b)に示すように、基部62に対して、嵌合部61として、一方の面部には上片部64を備え、他方の面部には下片部65を備えた、断面Z字状としてもよく、図14の(c)に示すように、基部62の両面部の上下方向中央部付近に嵌合部61として嵌合片部66を備えた断面十字状としてもよい。また、図14の(a)、(b)に示された中間部材60が嵌合される発泡体20は、上面部21に上段部24を設けてもよく、設けなくてもよく、下面部22も同様に、下面部25を設けてもよく、設けなくてもよい。更に、図14の(c)に示された中間部材60を用いる場合は、発泡体20は、図10に示された嵌合溝部26を備えたものとすればよい。
また、図12及び図13に示された建材Pに用いられる発泡体20及び端部材30は、本形態に限定されるものではなく、例えば、図2、図3、図6〜図10に示された発泡体20及び端部材30を用いてもよい。
図15は、図13に示された建材の変形を示す主要部の断面図であって、隣り合う発泡体20の両側面部23同士が重ねあわされたものである。これにより、図13に示された中間部材60を用いずにすむので、発泡体20の幅方向の寸法の設定がより容易になすことができる。
図16は、本発明に係る建材の更に他の実施形態を示す主要部の断面図である。図10に示された建材Pと比べて、両側端に端部材30を配置した発泡体20を複数用いて建材Pを作製した点が異なるものであり、その異なる箇所を主に説明する。
本形態に係る建材Pは、図6に示された芯材10を幅方向に複数配置するとともに、厚さ方向にも複数配置して形成した芯材ユニット70の外表面を合成樹脂製の被覆部40で被覆したものである。
これにより、発泡体20及び端部材30が一種類ずつあれば、芯材10を一単位として、芯材10を組み合わせて様々な形状の芯材ユニット70からなる建材Pを作製することができる。なお、発泡体20及び端部材30は本形態に限定されるものではなく、例えば、図5、図6、図9、図10、図11、図13及び図15に示された発泡体20及び端部材30を用いてもよい。
以上、本発明の建材Pについて、実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲内で当業者が思いつく各種変形を施したものも本発明の範囲内に含まれる。
本発明によれば、芯材を被覆してなる建材において、芯材は、発泡体と、その両端に金属製の端部材とを備えているので、軽量化させつつ、建材の撓みを防止することが可能となり、床材や壁材、ベンチの座部や背もたれ、柱材、手摺材等に好適に利用できる。
10 芯材
20 発泡体
21 上面部
22 下面部
23 側面部
24 上段部
25 下段部
26 嵌合溝部
30 端部材
31 基部
32 嵌合部
33 接続部
34 上片部
35 下片部
36 嵌合片部
40 被覆部
41 第一被覆部
42 第二被覆部
50 横板材
60 中間部材
61 嵌合部
62 基部
63 接続部
64 上片部
65 下片部
70 芯材ユニット
P 建材

Claims (3)

  1. 合成樹脂製で長尺の発泡体と、
    前記発泡体の幅方向の両側端に配置された金属製の端部材とを有する芯材と、
    前記芯材の外表面を被覆する合成樹脂製の被覆部とを備えていることを特徴とする建材。
  2. 前記発泡体は、熱成形法により得られた成形体であって、
    少なくとも上面部及び下面部は、前記成形体の表面の平滑面が配置されており、
    側面部の少なくとも一方は、前記成形体の一部を切断して形成された切断面を有していることを特徴とする請求項1に記載の建材。
  3. 合成樹脂製で長尺の発泡体と、前記発泡体の幅方向の両側端に配置された金属製の端部材とを有する芯材が、幅方向及び厚さ方向の少なくともいずれか一方に向けて複数配置されて形成された芯材ユニットと、
    前記芯材ユニットの外表面を被覆する合成樹脂製の被覆部とを備えていることを特徴とする建材。

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