JPH08200105A - スロットルバルブ - Google Patents
スロットルバルブInfo
- Publication number
- JPH08200105A JPH08200105A JP7009292A JP929295A JPH08200105A JP H08200105 A JPH08200105 A JP H08200105A JP 7009292 A JP7009292 A JP 7009292A JP 929295 A JP929295 A JP 929295A JP H08200105 A JPH08200105 A JP H08200105A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- throttle valve
- valve
- throttle
- valve portion
- flow direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D9/00—Controlling engines by throttling air or fuel-and-air induction conduits or exhaust conduits
- F02D9/08—Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits
- F02D9/10—Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits having pivotally-mounted flaps
- F02D9/1005—Details of the flap
- F02D9/102—Details of the flap the flap having movable parts fixed onto it
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スロットルバルブ固着時の開き出しトルクを
小にする。 【構成】 スロットルバルブ1をスロットルシャフト2
より下方位置にて2分割し、下側バルブ部分1bを上側
バルブ1aに、吸気流れ方向上流側に可動に連結し、中
折れ構造とした。これにより、スロットルバルブ固着発
生時、開き出しトルクをかけた時に、せん断抵抗がキャ
ンセルされ、開き出しトルクが極端に小さくなる。
小にする。 【構成】 スロットルバルブ1をスロットルシャフト2
より下方位置にて2分割し、下側バルブ部分1bを上側
バルブ1aに、吸気流れ方向上流側に可動に連結し、中
折れ構造とした。これにより、スロットルバルブ固着発
生時、開き出しトルクをかけた時に、せん断抵抗がキャ
ンセルされ、開き出しトルクが極端に小さくなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関の吸気通路に設
けられるスロットルバルブに関する。
けられるスロットルバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関のスロットルバルブ11は、図
6に示すように、全閉状態において上端が吸気流れ方向
上流側に傾いた状態でスロットルシャフト12に取付け
られている。スロットルバルブ11はスロットルシャフ
ト12からトルクが伝わることにより、図6中の矢印の
方向に開く。しかし、図7〜図9に示すように、エンジ
ン運転中において、ブローバイガス14およびEGR
(排気再循環)ガス15は吸気の乱れ16により、主と
してスロットルバルブ11の吸気流れ方向後方側の表面
に多く当る。これにより、上記各ガス中に含まれている
ミスト状のスラッジがスロットルバルブ後方側表面に付
着する。エンジン停止中に、スラッジ17は重力により
スロットルバルブ表面を伝わって落ち、スロットルバル
ブ下端に溜まる。スラッジ17は周囲の熱により酸化
し、さらに長時間停止中に温度が下ることにより固ま
り、樹脂状18となる。この樹脂18は粘着力を有す
る。エンジンの運転、停止の繰返しにより、スロットル
バルブ下端の樹脂状スラッジの堆積量は増加し、スロッ
トルバルブ11とスロットルボア13間のクリアランス
を埋め尽くし、相当大きな固着力を発生する。この固着
が生じてもスロットルバルブを開くことができるよう
に、特開昭62−135624号公報は、通常時はモー
タによりスロットルバルブを開閉駆動し、スロットルバ
ルブ固着時はモータによるトルク以外に外力をかけてス
ロットルバルブを開くようにした開閉構造を提案してい
る。
6に示すように、全閉状態において上端が吸気流れ方向
上流側に傾いた状態でスロットルシャフト12に取付け
られている。スロットルバルブ11はスロットルシャフ
ト12からトルクが伝わることにより、図6中の矢印の
方向に開く。しかし、図7〜図9に示すように、エンジ
ン運転中において、ブローバイガス14およびEGR
(排気再循環)ガス15は吸気の乱れ16により、主と
してスロットルバルブ11の吸気流れ方向後方側の表面
に多く当る。これにより、上記各ガス中に含まれている
ミスト状のスラッジがスロットルバルブ後方側表面に付
着する。エンジン停止中に、スラッジ17は重力により
スロットルバルブ表面を伝わって落ち、スロットルバル
ブ下端に溜まる。スラッジ17は周囲の熱により酸化
し、さらに長時間停止中に温度が下ることにより固ま
り、樹脂状18となる。この樹脂18は粘着力を有す
る。エンジンの運転、停止の繰返しにより、スロットル
バルブ下端の樹脂状スラッジの堆積量は増加し、スロッ
トルバルブ11とスロットルボア13間のクリアランス
を埋め尽くし、相当大きな固着力を発生する。この固着
が生じてもスロットルバルブを開くことができるよう
に、特開昭62−135624号公報は、通常時はモー
タによりスロットルバルブを開閉駆動し、スロットルバ
ルブ固着時はモータによるトルク以外に外力をかけてス
ロットルバルブを開くようにした開閉構造を提案してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開昭62−
135624号公報の構造を含み従来構造では、スロッ
トルバルブがスロットルボア壁に固着しはじめた場合、
ドライバーはアクセルペダルを踏み込む際強い抵抗を感
じるようになり、それに打ち勝とうと強く踏み込むが、
この強い踏み込みにより車両がオーバーランしてしま
う。本発明の目的は、スロットルバルブが固着しはじめ
ても従来に比べてはるかに小さい開き出しトルクで開く
ことができるスロットルバルブを提供することにある。
135624号公報の構造を含み従来構造では、スロッ
トルバルブがスロットルボア壁に固着しはじめた場合、
ドライバーはアクセルペダルを踏み込む際強い抵抗を感
じるようになり、それに打ち勝とうと強く踏み込むが、
この強い踏み込みにより車両がオーバーランしてしま
う。本発明の目的は、スロットルバルブが固着しはじめ
ても従来に比べてはるかに小さい開き出しトルクで開く
ことができるスロットルバルブを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のスロットルバルブは、次の通りである。全閉
状態で上端を吸気流れ方向上流側に傾けてスロットルシ
ャフトに取付けられるスロットルバルブにおいて、スロ
ットルバルブをスロットルバルブ全閉時にスロットルシ
ャフトより下方の位置で上下に上側バルブ部分と下側バ
ルブ部分とに2分割し、下側バルブ部分を、上側バルブ
部分に対して吸気流れ方向上流側に可動に、上側バルブ
部分に保持したスロットルバルブ。
の本発明のスロットルバルブは、次の通りである。全閉
状態で上端を吸気流れ方向上流側に傾けてスロットルシ
ャフトに取付けられるスロットルバルブにおいて、スロ
ットルバルブをスロットルバルブ全閉時にスロットルシ
ャフトより下方の位置で上下に上側バルブ部分と下側バ
ルブ部分とに2分割し、下側バルブ部分を、上側バルブ
部分に対して吸気流れ方向上流側に可動に、上側バルブ
部分に保持したスロットルバルブ。
【0005】
【作用】従来のスロットルバルブ構造では、固着が生じ
た場合、下方向への接着力に加え横方向のせん断抵抗に
打ち勝って開き出さなければならないのに対し、上記本
発明のスロットルバルブでは、中折れ構造として下側バ
ルブ部分が吸気流れ方向上流側に可動となっているた
め、開き時のせん断抵抗がキャンセルされ、従来の開き
出しトルクに比べて非常に小さい(たとえば、4%の)
開き出しトルクで開くことができる。
た場合、下方向への接着力に加え横方向のせん断抵抗に
打ち勝って開き出さなければならないのに対し、上記本
発明のスロットルバルブでは、中折れ構造として下側バ
ルブ部分が吸気流れ方向上流側に可動となっているた
め、開き時のせん断抵抗がキャンセルされ、従来の開き
出しトルクに比べて非常に小さい(たとえば、4%の)
開き出しトルクで開くことができる。
【0006】
【実施例】図1〜図3は本発明の一実施例に係る内燃機
関のスロットルバルブ1を示している。スロットルバル
ブ1は、全閉状態にて上端が吸気流れ方向上流側に傾い
た姿勢でスロットルシャフト2に取付けられている。ス
ロットルバルブ1は、スロットルバルブ全閉時にスロッ
トルシャフト2より下方の位置にて、上下に2分割され
ている。図3では、矢印6の方向が吸気流れ方向であ
る。スロットルバルブ全閉姿勢において、分割部より上
側のスロットルバルブ部分を上側バルブ部分1aと呼
び、分割部より下側のスロットルバルブ部分を下側バル
ブ部分1bと呼ぶことにする。上側バルブ部分1aと下
側バルブ部分1bは、分割部にてピン連結(回動可能の
連結)されており、これによってスロットルバルブ1は
スロットルシャフト2より下方位置にて中折れ構造とな
っている。さらに詳しくは、上側バルブ部分1aおよび
下側バルブ部分1bは、それぞれ相手側に向って突出す
るステー4a、4bをもち、ステー4a、4bを挿通す
るピン5を介して回動可能に連結されている。
関のスロットルバルブ1を示している。スロットルバル
ブ1は、全閉状態にて上端が吸気流れ方向上流側に傾い
た姿勢でスロットルシャフト2に取付けられている。ス
ロットルバルブ1は、スロットルバルブ全閉時にスロッ
トルシャフト2より下方の位置にて、上下に2分割され
ている。図3では、矢印6の方向が吸気流れ方向であ
る。スロットルバルブ全閉姿勢において、分割部より上
側のスロットルバルブ部分を上側バルブ部分1aと呼
び、分割部より下側のスロットルバルブ部分を下側バル
ブ部分1bと呼ぶことにする。上側バルブ部分1aと下
側バルブ部分1bは、分割部にてピン連結(回動可能の
連結)されており、これによってスロットルバルブ1は
スロットルシャフト2より下方位置にて中折れ構造とな
っている。さらに詳しくは、上側バルブ部分1aおよび
下側バルブ部分1bは、それぞれ相手側に向って突出す
るステー4a、4bをもち、ステー4a、4bを挿通す
るピン5を介して回動可能に連結されている。
【0007】下側バルブ部分1bは上側バルブ部分1a
に、下側バルブ部分1bが上側バルブ部分1aに対して
吸気流れ方向上流側に可動に(たとえば、回動可能に)
保持されている。さらに詳しくは、下側バルブ部分1b
は上側バルブ部分1aに対して、側方から見て(図2、
図3の方向から見て)直線状になった状態(図3の状
態)で両バルブ部分1a、1bの分割部対向面は突き当
り、それ以上は下側バルブ部分1bは吸気流れ方向下流
側に、上側バルブ部分1aに対して相対回動することは
できない。図3に示すように、エンジン運転時には、吸
気の押す力(バルブ前後の差圧による力)により、上側
バルブ1aと下側バルブ部分1bは直線状となる状態が
維持される。図3の状態においては、スロットルバルブ
1の外周形状は、従来と同じである。下側バルブ部分1
bは、上記の直線状態(図3の状態)から、図2に示す
ように、吸気流れ方向上流側に(図2中、左方向に)上
側バルブ部分1aに対して開き出すことが可能である。
図2に示すように、エンジン停止時には、下側バルブ部
分1bは自重により、垂直より下側バルブ部分上端がや
や右倒れの状態で垂れ下っている。この状態で、下側バ
ルブ部分1bの下端部とスロットルボア3間にはクリア
ランスを保つ。
に、下側バルブ部分1bが上側バルブ部分1aに対して
吸気流れ方向上流側に可動に(たとえば、回動可能に)
保持されている。さらに詳しくは、下側バルブ部分1b
は上側バルブ部分1aに対して、側方から見て(図2、
図3の方向から見て)直線状になった状態(図3の状
態)で両バルブ部分1a、1bの分割部対向面は突き当
り、それ以上は下側バルブ部分1bは吸気流れ方向下流
側に、上側バルブ部分1aに対して相対回動することは
できない。図3に示すように、エンジン運転時には、吸
気の押す力(バルブ前後の差圧による力)により、上側
バルブ1aと下側バルブ部分1bは直線状となる状態が
維持される。図3の状態においては、スロットルバルブ
1の外周形状は、従来と同じである。下側バルブ部分1
bは、上記の直線状態(図3の状態)から、図2に示す
ように、吸気流れ方向上流側に(図2中、左方向に)上
側バルブ部分1aに対して開き出すことが可能である。
図2に示すように、エンジン停止時には、下側バルブ部
分1bは自重により、垂直より下側バルブ部分上端がや
や右倒れの状態で垂れ下っている。この状態で、下側バ
ルブ部分1bの下端部とスロットルボア3間にはクリア
ランスを保つ。
【0008】つぎに、作用を説明する。スロットルバル
ブ1の下端にスラッジが溜まり、固着力が生じた時、従
来では、図5に示すように、下方向への接着力bに加
え、横方向へのせん断抵抗aに打ち勝って開き出さなけ
ればならないのに対し、本発明実施例では、図4に示す
ように、中折れリンク機構となっているため、せん断抵
抗についてはキャンセルされる。下方への接着力bは存
在するが、接着力bの作用線から力の作用点(ピン5)
までの距離W2 が短くなるなどの理由により、従来の開
き出しトルクに比べて本発明実施例では開き出しトルク
が極端に小さくなる(たとえば、従来の開き出しトルク
の約4%になる)。
ブ1の下端にスラッジが溜まり、固着力が生じた時、従
来では、図5に示すように、下方向への接着力bに加
え、横方向へのせん断抵抗aに打ち勝って開き出さなけ
ればならないのに対し、本発明実施例では、図4に示す
ように、中折れリンク機構となっているため、せん断抵
抗についてはキャンセルされる。下方への接着力bは存
在するが、接着力bの作用線から力の作用点(ピン5)
までの距離W2 が短くなるなどの理由により、従来の開
き出しトルクに比べて本発明実施例では開き出しトルク
が極端に小さくなる(たとえば、従来の開き出しトルク
の約4%になる)。
【0009】演算例を示す。図5に示す従来例におい
て、諸元を次のように設定してみる。 全閉時バルブ開度=5° せん断抵抗:a=1kgf 接着力:b=1kgf スロットルシャフト中心〜バルブ下端までの距離:L c:aとbの合力 c′:開き出すために必要な力 W:バルブ下端の開き出し方向に必要な力 P:スロットルシャフト軸受にかかる力(WとPの合力
=c′) 開き出しに必要なトルク:T1 (ただし、スロットルス
プリングによるトルク分は除く) T1 =L×W1 =L×c′×cos(45°−5°) =L×c′×cos40° =1.08L
て、諸元を次のように設定してみる。 全閉時バルブ開度=5° せん断抵抗:a=1kgf 接着力:b=1kgf スロットルシャフト中心〜バルブ下端までの距離:L c:aとbの合力 c′:開き出すために必要な力 W:バルブ下端の開き出し方向に必要な力 P:スロットルシャフト軸受にかかる力(WとPの合力
=c′) 開き出しに必要なトルク:T1 (ただし、スロットルス
プリングによるトルク分は除く) T1 =L×W1 =L×c′×cos(45°−5°) =L×c′×cos40° =1.08L
【0010】これに対し、図6に示す本発明実施例にお
いて、諸元を次のように(図5に対応させて)設定して
みる。 全閉時バルブ開度=下側バルブ部分の開度=5° スプリングシャフト中心〜ピン5の中心長さ:L/2と
して算出 バルブの開き出しに対する抵抗は、下方向への接着力b
のみに集約されるため、開き出しに必要なトルク:T2
は、 T2 =(L/2)×W2 =(L/2)×b×sin5° =0.0436L したがって、 T2 /T1 =0.04 となり、本発明実施例の開き出しトルクT2 は従来の開
き出しトルクT1 の約4%に減少することがわかる。
いて、諸元を次のように(図5に対応させて)設定して
みる。 全閉時バルブ開度=下側バルブ部分の開度=5° スプリングシャフト中心〜ピン5の中心長さ:L/2と
して算出 バルブの開き出しに対する抵抗は、下方向への接着力b
のみに集約されるため、開き出しに必要なトルク:T2
は、 T2 =(L/2)×W2 =(L/2)×b×sin5° =0.0436L したがって、 T2 /T1 =0.04 となり、本発明実施例の開き出しトルクT2 は従来の開
き出しトルクT1 の約4%に減少することがわかる。
【0011】本発明実施例のスロットルバルブ1には、
上記の開き出しトルク減少の作用、効果以外に、次の作
用、効果もある。スロットルバルブにブローバイガスや
EGRガスが当らないようにするために、従来の対策
は、各ガスの吸気通路への取込み口にフェンスを設け、
ガスの流れを限定することによっていたが、本発明実施
例では、固着が生じてもスロットルバルブは容易に開く
ため従来のフェンスが不要となる。また、従来は各ガス
の吸気通路への取込み口をスロットルバルブからできる
だけ遠ざけていたが、本発明実施例では、遠ざける必要
がなくなり、設計の自由度が増える。また、本発明実施
例では、エンジン停止状態における上側バルブ部分1a
と下側バルブ部分1bとの隙間を多目にとることによ
り、始動時における吸入空気量を確保できる。これによ
り、スロットルオープナが不要になり、コスト低減が可
能になる。
上記の開き出しトルク減少の作用、効果以外に、次の作
用、効果もある。スロットルバルブにブローバイガスや
EGRガスが当らないようにするために、従来の対策
は、各ガスの吸気通路への取込み口にフェンスを設け、
ガスの流れを限定することによっていたが、本発明実施
例では、固着が生じてもスロットルバルブは容易に開く
ため従来のフェンスが不要となる。また、従来は各ガス
の吸気通路への取込み口をスロットルバルブからできる
だけ遠ざけていたが、本発明実施例では、遠ざける必要
がなくなり、設計の自由度が増える。また、本発明実施
例では、エンジン停止状態における上側バルブ部分1a
と下側バルブ部分1bとの隙間を多目にとることによ
り、始動時における吸入空気量を確保できる。これによ
り、スロットルオープナが不要になり、コスト低減が可
能になる。
【0012】
【発明の効果】本発明のスロットルバルブによれば、ス
ロットルバルブをスロットルシャフト下方位置にて2分
割にし、下側バルブ部分を吸気流れ方向上流側に可動に
上側バルブ部分に保持したため、スロットルバルブのス
ロットルボアへの固着発生時、開くときにせん断抵抗を
実質的に無くさせ、開き出し抵抗を小さくすることがで
きる。これによって強い踏み込みによる車両のオーバー
ランを無くすことができる。
ロットルバルブをスロットルシャフト下方位置にて2分
割にし、下側バルブ部分を吸気流れ方向上流側に可動に
上側バルブ部分に保持したため、スロットルバルブのス
ロットルボアへの固着発生時、開くときにせん断抵抗を
実質的に無くさせ、開き出し抵抗を小さくすることがで
きる。これによって強い踏み込みによる車両のオーバー
ランを無くすことができる。
【図1】本発明の一実施例のスロットルバルブの正面図
である。
である。
【図2】図1のスロットルバルブのエンジン停止時の側
面図である。
面図である。
【図3】図1のスロットルバルブのエンジン運転時の側
面図である。
面図である。
【図4】本発明実施例のスロットルバルブにおける開き
出しトルクの演算諸元を示す側面図である。
出しトルクの演算諸元を示す側面図である。
【図5】従来のスロットルバルブにおける開き出しトル
クの演算諸元を示す側面図である。
クの演算諸元を示す側面図である。
【図6】従来のスロットルバルブとスロットルボアの断
面図である。
面図である。
【図7】図6においてさらにブローバイガス取込み口、
EGRガス取込み口を示した断面図である。
EGRガス取込み口を示した断面図である。
【図8】図6においてスロットルバルブの固着が生じる
メカニズムを示す部分断面図である。
メカニズムを示す部分断面図である。
【図9】図8においてスロットルバルブの固着が生じた
状態を示す部分断面図である。
状態を示す部分断面図である。
【符号の説明】 1 スロットルバルブ 1a 上側バルブ部分 1b 下側バルブ部分 2 スロットルシャフト 3 スロットルボア 4a、4b ステー 5 ピン
Claims (1)
- 【請求項1】 全閉状態で上端を吸気流れ方向上流側に
傾けてスロットルシャフトに取付けられるスロットルバ
ルブにおいて、スロットルバルブをスロットルバルブ全
閉時にスロットルシャフトより下方の位置で上下に上側
バルブ部分と下側バルブ部分とに2分割し、下側バルブ
部分を、上側バルブ部分に対して吸気流れ方向上流側に
可動に、上側バルブ部分に保持したことを特徴とするス
ロットルバルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7009292A JPH08200105A (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | スロットルバルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7009292A JPH08200105A (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | スロットルバルブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08200105A true JPH08200105A (ja) | 1996-08-06 |
Family
ID=11716410
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7009292A Pending JPH08200105A (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | スロットルバルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08200105A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011157887A (ja) * | 2010-02-02 | 2011-08-18 | Denso Corp | 吸気用バルブ装置 |
JP2017150366A (ja) * | 2016-02-23 | 2017-08-31 | 株式会社Subaru | エンジンの吸気構造 |
CN108397295A (zh) * | 2018-05-12 | 2018-08-14 | 潍柴西港新能源动力有限公司 | 发动机可变截面节气门 |
-
1995
- 1995-01-24 JP JP7009292A patent/JPH08200105A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011157887A (ja) * | 2010-02-02 | 2011-08-18 | Denso Corp | 吸気用バルブ装置 |
JP2017150366A (ja) * | 2016-02-23 | 2017-08-31 | 株式会社Subaru | エンジンの吸気構造 |
CN108397295A (zh) * | 2018-05-12 | 2018-08-14 | 潍柴西港新能源动力有限公司 | 发动机可变截面节气门 |
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