JPH08200039A - 内燃機関の排気消音装置 - Google Patents

内燃機関の排気消音装置

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JPH08200039A
JPH08200039A JP1141895A JP1141895A JPH08200039A JP H08200039 A JPH08200039 A JP H08200039A JP 1141895 A JP1141895 A JP 1141895A JP 1141895 A JP1141895 A JP 1141895A JP H08200039 A JPH08200039 A JP H08200039A
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秀徳 小澤
Kazuhiro Tsuda
和宏 津田
Isao Hirokawa
功 広川
Katsunori Muramatsu
勝則 村松
Ryoichi Matsushima
良一 松島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】消音器のシェル内でインナーパイプの出口側に
流通量調整弁が取付けられる内燃機関の排気消音装置に
おいて、流通量調整弁の排気圧に対する流通抵抗を比較
的自由に設定可能とする。 【構成】流入室49を弁ハウジング38との間に形成す
るとともに弁ハウジング38の内面に外縁を近接対向さ
せた弁体40が、流入室49の容積を最小とする位置
と、流入室49の容積を最大とする位置との間での作動
を可能として弁ハウジング38内に収納され、弁ハウジ
ング38には、インナーパイプ28に連なって流入室4
9内に突入するとともにその内端開口部を弁体40に対
向させる入口管50が設けられるとともに、弁体40の
作動範囲内に設定された連通開始点P C から流入室49
の容積増大側への弁体40の作動に応じて流入室49に
臨む面積を次第に大とする出口窓53が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流通抵抗を小とする側
に排気圧を受けるとともに流通抵抗を大とする側にばね
付勢された弁体が、弁ハウジング内に作動可能に収納さ
れて成る流通量調整弁が、消音器のシェル内に形成され
た複数の消音室のうち2つの消音室間を結ぶインナーパ
イプの出口側に取付けられる内燃機関の排気消音装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる装置は、たとえば特開平6
−221130号公報等により既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ものの流通量調整弁は、パイプ状である弁ハウジング内
にバタフライ形の弁体が回動可能に収納されて成るもの
であり、弁体の作動位置すなわち回動角が定まれば流通
抵抗が一義的に定まってしまうものであり、排気圧に対
する流通量の設定自由度が比較的小さい。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、流通量調整弁の排気圧に対する流通抵抗を比
較的自由に設定し得るようにした内燃機関の排気消音装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、流通抵抗を小となる側に排気圧を受ける
とともに流通面積を大とする側にばね付勢された弁体
が、弁ハウジング内に作動可能に収納されて成る流通量
調整弁が、消音器のシェル内に形成された複数の消音室
のうち2つの消音室間を結ぶインナーパイプの出口側に
取付けられる内燃機関の排気消音装置において、流入室
を弁ハウジングとの間に形成するとともに弁ハウジング
の内面に外縁を近接対向させた弁体が、流入室の容積を
最小とする位置と、流入室の容積を最大とする位置との
間での作動を可能として弁ハウジング内に収納され、弁
ハウジングには、インナーパイプに連なって流入室内に
突入するとともにその内端開口部を弁体に対向させる入
口管が設けられるとともに、弁体の作動範囲内に設定さ
れた連通開始点から流入室の容積増大側への弁体の作動
に応じて流入室に臨む面積を大とする出口窓が設けられ
ることを特徴とする。
【0006】
【作用】上記発明の構成によれば、弁体が流入室の容積
を最小とした位置から連通開始点まで作動する間には、
インナーパイプ内から入口管を経て流入室内に流入した
排気は弁ハウジングの内面および弁体外縁間の間隙を経
て出口窓に流通することになり、また弁体が連通開始点
から流入室の容積を最大とする位置まで移動する間に
は、排気が流入室から出口窓に直接流通することにな
る。而して弁体の作動範囲内のいずれの位置に連通開始
点を定めるかによって、また出口窓の形状をどのように
定めるかによって、弁体の作動位置に応じた流通抵抗す
なわち流通量を任意に設定可能となる。
【0007】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例について
説明する。
【0008】図1ないし図8は本発明の一実施例を示す
ものであり、図1は消音器の平面図、図2は図1の2−
2線拡大断面図、図3は図2の3−3線に沿う消音器の
縦断面図、図4は図2の4−4線に沿う消音器の縦断面
図、図5は図4の5−5線拡大断面図、図6は図2の6
−6線断面図、図7は図6の7−7線断面図、図8は図
2の8−8線断面図である。
【0009】先ず図1ないし図4において、内燃機関の
排気系の途中に介設される消音器11のシェル12は筒
状に形成されており、該シェル12の一端壁12aには
機関本体(図示せず)からの排気を導く単一の排気導入
管13が接続され、またシェル12の他端壁12bには
一対の排気導出管141 ,142 が相互に並列にして接
続される。
【0010】シェル12内には、その一端壁12a側か
ら他端壁12b側にかけて順に間隔をあけた位置に、第
1、第2、第3および第4隔壁15,16,17,18
が、それら15〜18の外縁をシェル12の内周面に溶
接するようにして固定的に配設される。これにより一端
壁12aおよび第1隔壁15間の第1消音室19と、第
1および第2隔壁15,16間の第2消音室20と、第
2および第3隔壁16,17間の第3消音室21と、第
3および第4隔壁17,18間の第3消音室22と、第
4隔壁18および他端壁12b間の第5消音室23と
が、シェル12内に形成される。而して第1隔壁15
は、シェル12の一端壁12aに比較的近接して配置さ
れるものであり、この第1隔壁15には、そのほぼ全面
にわたって均等に多数の小孔(図示せず)が設けられて
いる。
【0011】排気導入管13には第1、第2および第3
隔壁15,16,17を貫通する第1インナーパイプ2
4の一端が接続されており、この第1インナーパイプ2
4の他端は第4消音室22に開口される。しかも第1イ
ンナーパイプ24の第3消音室21に対応する部分の周
壁には多数の透孔25,25…が穿設される。第4およ
び第5消音室22,23間にわたっては、第4消音室2
2内で第1インナーパイプ24の他端開口部に間隔をあ
けて一端を対向させた第2インナーパイプ26が第4隔
壁18を貫通するようにして配設される。
【0012】また第4消音室22と第2消音室20との
間にわたっては、比較的小径である第3インナーパイプ
27と、比較的大径である第4インナーパイプ28とが
並列に設けられており、第2消音室20内で第4インナ
ーパイプ28の端部には、第4インナーパイプ28から
第2消音室20に至る排気流路の排気流通量を調整する
流通量調整弁30が取付けられる。この流通量調整弁3
0は、排気圧に応じて流通抵抗を可変とするものであ
り、内燃機関が低速回転状態で排気圧が比較的低いとき
には流通抵抗を大きくして排気流通量を絞ることにより
排気騒音を低減し、内燃機関が高速回転状態で排気圧が
比較的高くなったときには流通抵抗を小さくして排気流
通量を増大し、排気抵抗の低減による出力増大を図るよ
うにするものである。
【0013】さらに第2消音室20に一端を開口させる
一対の第5インナーパイプ311 ,312 が第2、第3
および第4隔壁16,17,18を貫通して並列に配設
されており、これらのインナーパイプ311 ,312
他端は、シェル12の他端壁12bに固着され、両排気
導出管141 ,142 は第5インナーパイプ311 ,3
2 の他端に個別に接続される。
【0014】しかも第5インナーパイプ311 ,312
の一端部には、図5で示すように、多数の透孔32,3
2…を有する内管部33と、該内管部33を同軸に囲撓
する外管部34との間に吸音材35が充填されて成る吸
音部36,36が設けられている。
【0015】図6、図7および図8を併せて参照して、
流通量調整弁30は、弁ハウジング38と、該弁ハウジ
ング38に回動可能に支承される回動軸39と、弁ハウ
ジング38内に収納されて回動軸39に固着される弁体
40と、回動軸39をその軸線まわりの一方側に付勢す
る回動付勢ばね41と、回動軸39をその軸方向一側に
付勢する軸方向付勢ばね42とを備え、消音器11のシ
ェル12で固定的に支持される。
【0016】弁ハウジング38は、それぞれ皿状に形成
された第1および第2ハウジング半体381 ,382
それらの開口端を相互に溶接、結合して構成されるもの
であり、中空の函状に形成される。しかも両ハウジング
半体381 ,382 の相互に対応する位置には、支持孔
43,44が同軸上に設けられる。而して第1ハウジン
グ半体381 の外面には、シェル12側に開口した皿状
に形成されたケース部材45が溶接により固着されてお
り、このケース部材45と第1ハウジング半体381
の間には支持孔43に臨むメタル軸受46が挟持され
る。一方、第2ハウジング半体382 の外面には、第2
ハウジング半体382 側に開口した皿状の支持部材47
が溶接されており、この支持部材47と第2ハウジング
半体382との間には支持孔44に臨むメタル軸受48
が挟持される。
【0017】回動軸39は、両メタル軸受46,48で
回動自在に支承されるものであり、弁ハウジング38内
に収納される大径軸部39aと、軸方向一側に向かうに
つれて小径となるテーパ状に形成される当接面39bを
介して大径軸部39aの一端に同軸に連なる小径軸部3
9cと、大径軸部39aの他端に同軸に連なる小径軸部
39dとから成り、軸方向一側の小径軸部39cが軸線
まわりの滑動を可能として軸受メタル46に貫通され、
また軸方向他側の小径軸部39dが軸線まわりの滑動を
可能として軸受メタル48に貫通される。しかも軸受メ
タル46には、回動軸39の当接面39bに当接して回
動軸39の軸方向一側への移動を規制するためのテーパ
状の規制部46aが設けられる。
【0018】回動軸39における大径軸部39aには、
弁ハウジング38の内面に外縁を近接対向させて弁ハウ
ジング38内に収納される弁体40が、弁ハウジング3
8の内面との間に流入室49を形成するようにして固着
される。一方、弁ハウジング38には、内端開口部を流
入室49に突入して弁体40に対向させるとともに外端
を外部に突出させた入口管50が固設されており、入口
管50の外端部には、金属製メッシュをリング状に形成
して成るスペーサ51を相互間に介在させて第4インナ
ーパイプ28の出口側端部が嵌合される。
【0019】而して弁体40は、図8の実線で示すよう
に、流入室49の容積が最小となる流量最小位置P
1 と、図8の鎖線で示すように流入室49の容積が最大
となる流量最大位置P2 との間での回動作動が可能なも
のであり、流量最小位置P1 は、弁体40が入口管50
の内端開口部に当接して該入口管50の内端開口部を閉
鎖することにより定まり、また流量最大位置P2 は、弁
体40に連設されたストッパ40aが入口管50の内端
部側壁に当接することにより定まる。
【0020】ところで、弁体40には入口管50の内端
開口部からの排気圧が、流入室49の容積を増大させる
側に弁体40を作動せしめる方向に作用するものであ
り、弁体40の入口管50側の面の中央部には、前記排
気圧を受けるべく凹部40bが設けられており、該凹部
40bの背面と回動軸39の大径軸部39aとの間には
補強部材52が設けられる。
【0021】また弁ハウジング38には、流量最小位置
1 から流量最大位置P2 までの弁体40の作動範囲内
に設定された連通開始点PC (図8参照)を流量最大位
置P 2 側に弁体40が通過したときに流入室49に直接
連通する出口窓53が、連通開始点PC から流量最大位
置P2 側に弁体40が作動するのに応じて流入室49に
臨む面積を次第に大きくするようにして設けられる。
【0022】而して弁体40の流量最小位置P1 から流
量最大位置P2 までの作動過程において、流量最小位置
1 から連通開始点PC までは入口管50から流入室4
9に流入した排気が弁体40の外縁および弁ハウジング
38の内面間の間隙を経て出口窓53に流通するのに対
し、連通開始点PC から流量最大位置P2 までは、流入
室49から出口窓53に排気が直接流れることになる。
【0023】シェル12側に開口した皿状に形成されて
弁ハウジング38のハウジング半体381 に連設されて
いるケース部材45の開口端には四角形状のフランジ4
5aが一体に設けられる。一方、シェル12には、ケー
ス部材45に対応した孔54が設けられており、前記フ
ランジ45aは孔54の周囲でシェル12の内面に当接
される。しかもフランジ45aには複数たとえば4個の
挿通孔55…が設けられ、それらの挿通孔55…にそれ
ぞれ連なるナット56…がシェル12との当接面とは反
対側の面でフランジ45aに固着される。
【0024】シェル12には、前記孔54を覆うカバー
57がシェル12の外面との間にガスケット58を介在
させて着脱可能に固着される。すなわちカバー57は、
該カバー57、ガスケット58、シェル12を貫通して
前記挿通孔55…からナット56…にそれぞれ螺合され
る複数のボルト59…により、シェル12に着脱可能に
固着される。しかもカバー57は、外方側に膨らんだ断
面形状を有してキャップ状に形成されている。
【0025】カバー57およびケース部材45間には、
シェル12内および弁ハウジング38内とは隔絶される
とともにシェル12の外部とも遮断されたばね室60が
形成されることになり、このばね室60内に、回動付勢
ばね41および軸方向付勢ばね42がともに収納され
る。
【0026】すなわち回動軸39の一端側である小径軸
部39cはばね室60内に突入されており、この小径軸
部39cの端部に固着されたばね受け部材61と、ばね
室60内でケース部材45の内端側に溶接された皿状の
係止部材62との間に、回動付勢ばね41および軸方向
付勢ばね42が配置される。而して回動付勢ばね42は
小径軸部39cの周囲で螺旋状に巻かれたねじりばねで
あり、弁体40を流量最小位置P1 側に向けて回動付勢
するばね力を発揮すべく回動付勢ばね41の両端がばね
受け部材61および係止部材62にそれぞれ係合され
る。また軸方向付勢ばね42は、小径軸部39cを囲撓
するコイルばねであり、回動軸39を軸方向一側に付勢
するばね力を発揮すべくばね受け部材61および係止部
材62間に縮設される。しかも回動付勢ばね41は、軸
方向付勢ばね42を囲撓するようにして配置される。
【0027】次にこの実施例の作用について説明する
と、消音器11内に配設された流通量調整弁30の弁ハ
ウジング38には、弁体40の作動範囲内に設定された
連通開始点PC から流量最大位置P2 側への弁体40の
作動に応じて流入室49に臨む面積を次第に大とする出
口窓53が設けられている。このため、流量最小位置P
1 から連通開始点PC までの弁体40の作動時には、流
入室49および出口窓53間で弁体40の外縁および弁
ハウジング38の内面間に形成された間隙によって流通
抵抗が定まり、連通開始点PC から流量最大位置P2
での弁体40の作動時には流入室49が出口窓53に直
接通じることになり、流量最大位置P2 に近づくにつれ
て出口窓53の流入室49に臨む面積が大きくなる。し
たがって弁体40が流量最小位置P1 から流量最大位置
2 まで作動する間に、第4インナーパイプ28と第2
消音室20間の排気流路の流通抵抗が小さくなることに
なる。
【0028】而して回動軸39の回動位置すなわち弁体
40の作動位置に応じた流通抵抗は、出口窓53が流入
室49に直接連通し始める連通開始点PC の位置、なら
びに出口窓53が流入室49に直接連通している状態で
の出口窓53の流入室49に臨む面積により定まること
になるが、連通開始点PC を弁体40の作動範囲のいず
れの位置に定めるか、また出口窓53の流入室49に臨
む面積すなわち出口窓53の形状をどのように定めるか
は任意に設定可能であり、回動軸39の回動位置すなわ
ち弁体40の作動位置に応じた流通抵抗すなわち流通量
を任意に設定することが可能となる。
【0029】このような流通量調整弁30において、回
動軸39は、回動付勢ばね41により流通抵抗を大きく
する側に付勢されているが、軸方向付勢ばね42により
軸方向一側にも付勢されている。このため、回動軸39
に設けられた当接面39bが弁ハウジング38側に設け
られている規制部46aに押付けられることになり、回
動軸39がその軸方向に沿ってがたつくことが回避さ
れ、がたつきによる異音の発生が防止される。
【0030】しかもばね室60内の回動軸39の周囲
で、回動付勢ばね41は軸方向付勢ばね42を囲むよう
に配置されるものであり、2つのばね41,42を用い
ているにもかかわらず両ばね41,42の配置スペース
を最小限とすることができる。またばね室60は、シェ
ル12内および弁ハウジング38内とは隔絶されるとと
もにシェル12の外部とも遮断されるものであり、この
ばね室60内に両ばね41,42が収納されることによ
り、両ばね41,42がシェル12の外部に剥き出しと
なることがないので、両ばね41,42に錆が発生する
ことや、撥ね飛ばされた小石等で両ばね41,42が損
傷することもない。しかも回動軸39の当接面39bが
メタル軸受46の規制部46aに押付けられていること
により、弁ハウジング38内からばね室60内にガスが
リークすることは極力避けられるが、ばね室60内への
ガスリークがたとえあったとしても、ばね室60が外部
と遮断されていることによりシェル12の外部にガスが
漏れることはなく、カバー57が外気で冷やされること
によりばね室60内が過熱されることを極力回避し、両
ばね41,42が熱害を被ることも極力防止される。特
にカバー57が外方に膨らんだ断面形状を有することに
より、外気による冷却面積を比較的大きくして冷却効果
をより向上することが可能である。
【0031】さらにカバー57は、シェル12に設けら
れた孔54を塞ぐようにしてシェル12に着脱可能に固
着されるものであり、カバー57をシェル12から取り
外してばね41,42の保守、点検を行うことが可能で
ある。
【0032】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行うことが可能である。
【0033】たとえば、入口管に対向するとともに該入
口管に近接する方向にばね付勢された弁体が入口管の軸
線に沿う方向に直線的に移動するように弁ハウジング内
に収納されるようにして流通量調整弁が構成されるよう
にしてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、流入室を
弁ハウジングとの間に形成するとともに弁ハウジングの
内面に外縁を近接対向させた弁体が、流入室の容積を最
小とする位置と、流入室の容積を最大とする位置との間
での作動を可能として弁ハウジング内に収納され、弁ハ
ウジングには、インナーパイプに連なって流入室内に突
入するとともにその内端開口部を弁体に対向させる入口
管が設けられるとともに、弁体の作動範囲内に設定され
た連通開始点から流入室の容積増大側への弁体の作動に
応じて流入室に臨む面積を大とする出口窓が設けられる
ので、連通開始点をいずれの位置に定めるか、また出口
窓の形状をどのように定めるかによって、弁体の作動位
置に応じた流通抵抗すなわち流通量を任意に設定可能で
あり、排気圧に対する流通抵抗を比較的自由に設定する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】消音器の平面図である。
【図2】図1の2−2線拡大断面図である。
【図3】図2の3−3線に沿う消音器の縦断面図であ
る。
【図4】図2の4−4線に沿う消音器の縦断面図であ
る。
【図5】図4の5−5線拡大断面図である。
【図6】図2の6−6線断面図である。
【図7】図6の7−7線断面図である。
【図8】図2の8−8線断面図である。
【符号の説明】
11・・・消音器 12・・・シェル 19,20,21,22,23・・・消音室 28・・・インナーパイプ 30・・・流通量調整弁 38・・・弁ハウジング 40・・・弁体 49・・・流入室 50・・・入口管 53・・・出口窓 PC ・・・連通開始点
フロントページの続き (72)発明者 広川 功 栃木県塩谷郡喜連川町鷲宿4480−17 株式 会社ユタカ技研栃木技術センター内 (72)発明者 村松 勝則 栃木県塩谷郡喜連川町鷲宿4480−17 株式 会社ユタカ技研栃木技術センター内 (72)発明者 松島 良一 栃木県塩谷郡喜連川町鷲宿4480−17 株式 会社ユタカ技研栃木技術センター内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流通抵抗を小とする側に排気圧を受ける
    とともに流通抵抗を大とする側にばね付勢された弁体
    (40)が、弁ハウジング(38)内に作動可能に収納
    されて成る流通量調整弁(30)が、消音器(11)の
    シェル(12)内に形成された複数の消音室(19,2
    0,21,22,23)のうち2つの消音室(20,2
    2)間を結ぶインナーパイプ(28)の出口側に取付け
    られる内燃機関の排気消音装置において、流入室(4
    9)を弁ハウジング(38)との間に形成するとともに
    弁ハウジング(38)の内面に外縁を近接対向させた弁
    体(40)が、流入室(49)の容積を最小とする位置
    と、流入室(49)の容積を最大とする位置との間での
    作動を可能として弁ハウジング(38)内に収納され、
    弁ハウジング(38)には、インナーパイプ(28)に
    連なって流入室(49)内に突入するとともにその内端
    開口部を弁体(40)に対向させる入口管(50)が設
    けられるとともに、弁体(40)の作動範囲内に設定さ
    れた連通開始点(PC )から流入室(49)の容積増大
    側への弁体(40)の作動に応じて流入室(49)に臨
    む面積を次第に大とする出口窓(53)が設けられるこ
    とを特徴とする内燃機関の排気消音装置。
JP01141895A 1995-01-27 1995-01-27 内燃機関の排気消音装置 Expired - Fee Related JP3432931B2 (ja)

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