JPH08199719A - 集成木材梁とrc造り床スラブの接合方法 - Google Patents
集成木材梁とrc造り床スラブの接合方法Info
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- JPH08199719A JPH08199719A JP806695A JP806695A JPH08199719A JP H08199719 A JPH08199719 A JP H08199719A JP 806695 A JP806695 A JP 806695A JP 806695 A JP806695 A JP 806695A JP H08199719 A JPH08199719 A JP H08199719A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 中低層建築物において、集成木材を梁とし、
床スラブをRC造りとする際の両者の接合方法の提供。 【構成】 上面にシアコネクターおよび/またはコッタ
ーを設けた集成木材梁間にプレキャスト鉄筋コンクリー
ト板を架け渡し、梁筋およびスラブ筋を配筋してコンク
リートを打設する。
床スラブをRC造りとする際の両者の接合方法の提供。 【構成】 上面にシアコネクターおよび/またはコッタ
ーを設けた集成木材梁間にプレキャスト鉄筋コンクリー
ト板を架け渡し、梁筋およびスラブ筋を配筋してコンク
リートを打設する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中低層建築物の梁とし
て集成木材を使用し、床スラブをRC造りとする際の両
者の接合方法に関するものである。
て集成木材を使用し、床スラブをRC造りとする際の両
者の接合方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】中低層建築物においては、木造であれば
躯体全体が木材で構築され、RC造りであれば全体がR
Cで構築されるのが一般的である。近年の大型集成木材
の開発により木造での大型建築物の構築が可能になって
きている。
躯体全体が木材で構築され、RC造りであれば全体がR
Cで構築されるのが一般的である。近年の大型集成木材
の開発により木造での大型建築物の構築が可能になって
きている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、木造での大型
建築物の構築が可能になってきているとはいっても、全
体を集成木材のみで構成する木造では大型化に限度があ
り、大型になればなる程RC造りに移行する傾向があ
る。そして、RC造りは大重量となりそれに伴った基礎
工事を必要とし、完成後の外観が冷たいので木材などで
の化粧仕上げを必要とする。などの問題がある。
建築物の構築が可能になってきているとはいっても、全
体を集成木材のみで構成する木造では大型化に限度があ
り、大型になればなる程RC造りに移行する傾向があ
る。そして、RC造りは大重量となりそれに伴った基礎
工事を必要とし、完成後の外観が冷たいので木材などで
の化粧仕上げを必要とする。などの問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、梁を集成木材
とし、床スラブをプレキャスト鉄筋コンクリート板を使
用したRC造りとした複合構造とすることによって、そ
れぞれの長所を生かしながら、外観が温かく、化粧仕上
げが少なく、軽量化した中低層建築物の構築を目的と
し、その際の集成木材と床スラブとの接合方法を提供す
るものである。
とし、床スラブをプレキャスト鉄筋コンクリート板を使
用したRC造りとした複合構造とすることによって、そ
れぞれの長所を生かしながら、外観が温かく、化粧仕上
げが少なく、軽量化した中低層建築物の構築を目的と
し、その際の集成木材と床スラブとの接合方法を提供す
るものである。
【0005】即ち、本発明は、(1)上面にシアコネク
ターおよび/またはコッターを設けた集成木材梁間にハ
ーフ・プレキャスト鉄筋コンクリート板を架け渡し、そ
の上に少なくともスラブ筋を配筋してコンクリートを打
設することを特徴とする集成木材梁とRC造り床スラブ
の接合方法。もしくは(2)上面にシアコネクターおよ
び/またはコッターを設けた集成木材梁間にフル・プレ
キャスト鉄筋コンクリート板を架け渡し、梁上に梁筋を
配筋してコンクリートまたはモルタルを充填することを
特徴とする集成木材梁とRC造り床スラブの接合方法。
である。
ターおよび/またはコッターを設けた集成木材梁間にハ
ーフ・プレキャスト鉄筋コンクリート板を架け渡し、そ
の上に少なくともスラブ筋を配筋してコンクリートを打
設することを特徴とする集成木材梁とRC造り床スラブ
の接合方法。もしくは(2)上面にシアコネクターおよ
び/またはコッターを設けた集成木材梁間にフル・プレ
キャスト鉄筋コンクリート板を架け渡し、梁上に梁筋を
配筋してコンクリートまたはモルタルを充填することを
特徴とする集成木材梁とRC造り床スラブの接合方法。
である。
【0006】本発明の要点は、集成木材をその長所を生
かす梁部材とし、床スラブをプレキャスト鉄筋コンクリ
ート板を使用したRC造りとし、梁上面もRC造りとし
て、集成木材・RC造り合成梁を形成しながら、合成梁
とRC造り床スラブを一体に接合する点である。
かす梁部材とし、床スラブをプレキャスト鉄筋コンクリ
ート板を使用したRC造りとし、梁上面もRC造りとし
て、集成木材・RC造り合成梁を形成しながら、合成梁
とRC造り床スラブを一体に接合する点である。
【0007】本発明において集成木材梁上面に設けられ
るシアコネクターは通常のシアコネクターのみでなくス
タッドボルトやスタッドジベルなどを含めた広義のシア
コネクターである。また、コッターは集成木材梁自体が
持つ凹凸で凹形と凸形とがあり、凹形は集成木材表面に
部分的に任意の形状の切り欠きを設けた形成し、凸形は
集成木材表面に部分的に任意の形状の木片を釘打ちや接
着で取りつけて形成する。コッターも広義のシアコネク
ターと言えるかも知れないが、本発明では明確にするた
め別のものとして区別した。コッターは通常は集成木材
製造後に設けられるが集成木材製造時に表面に凹凸を設
けコッターの形状を形成しておくことが好ましい。シア
コネクターとコッターとは何れか一方のみでもよいが剪
断力の伝達をより確実にするため両者を併用することが
好ましい。
るシアコネクターは通常のシアコネクターのみでなくス
タッドボルトやスタッドジベルなどを含めた広義のシア
コネクターである。また、コッターは集成木材梁自体が
持つ凹凸で凹形と凸形とがあり、凹形は集成木材表面に
部分的に任意の形状の切り欠きを設けた形成し、凸形は
集成木材表面に部分的に任意の形状の木片を釘打ちや接
着で取りつけて形成する。コッターも広義のシアコネク
ターと言えるかも知れないが、本発明では明確にするた
め別のものとして区別した。コッターは通常は集成木材
製造後に設けられるが集成木材製造時に表面に凹凸を設
けコッターの形状を形成しておくことが好ましい。シア
コネクターとコッターとは何れか一方のみでもよいが剪
断力の伝達をより確実にするため両者を併用することが
好ましい。
【0008】本発明の接合方法はRC造り床スラブの形
成に使用するプレキャスト鉄筋コンクリート板の種類に
より前記(1)、(2)に大別される。
成に使用するプレキャスト鉄筋コンクリート板の種類に
より前記(1)、(2)に大別される。
【0009】(1)の方法では、プレキャスト鉄筋コン
クリート板として合成床スラブ用途を主目的に製造され
たもので補強筋が一層に埋設され表面に種々の形状のコ
ッターが設けられた比較的薄い製品を使用する。(本発
明ではこの製品を便宜上、ハーフ・プレキャスト鉄筋コ
ンクリート板と呼ぶ。)このハーフ・プレキャスト鉄筋
コンクリート板を集成木材梁間に架け渡し、梁上も含め
て全面にスラブ筋を配筋してコンクリートを打設する。
RC造り合成床スラブが形成されると同時に集成木材・
RC造り合成梁が形成され、合成梁とRC造り合成床ス
ラブが一体に接合される。小梁の場合はスラブ筋の配筋
のみで十分床スラブを支持可能であるが、大スパンの小
梁や大梁の場合でスラブ筋の配筋のみでは床スラブの支
持に不安が感じられる場合にはスラブ筋に加えて梁筋を
梁上に配筋し合成梁の機械的強度や剛性を高めておく。
クリート板として合成床スラブ用途を主目的に製造され
たもので補強筋が一層に埋設され表面に種々の形状のコ
ッターが設けられた比較的薄い製品を使用する。(本発
明ではこの製品を便宜上、ハーフ・プレキャスト鉄筋コ
ンクリート板と呼ぶ。)このハーフ・プレキャスト鉄筋
コンクリート板を集成木材梁間に架け渡し、梁上も含め
て全面にスラブ筋を配筋してコンクリートを打設する。
RC造り合成床スラブが形成されると同時に集成木材・
RC造り合成梁が形成され、合成梁とRC造り合成床ス
ラブが一体に接合される。小梁の場合はスラブ筋の配筋
のみで十分床スラブを支持可能であるが、大スパンの小
梁や大梁の場合でスラブ筋の配筋のみでは床スラブの支
持に不安が感じられる場合にはスラブ筋に加えて梁筋を
梁上に配筋し合成梁の機械的強度や剛性を高めておく。
【0010】(2)の方法では、プレキャスト鉄筋コン
クリート板として、それ自体で床板や壁となるように製
造されたもので補強筋が二層に埋設された比較的厚い製
品を使用する。(本発明ではこの製品を便宜上、フル・
プレキャスト鉄筋コンクリート板と呼ぶ。)このフル・
プレキャスト鉄筋コンクリート板を集成木材梁間に架け
渡し、梁上に梁を配筋して目地部にコンクリートまたは
モルタルを充填する。
クリート板として、それ自体で床板や壁となるように製
造されたもので補強筋が二層に埋設された比較的厚い製
品を使用する。(本発明ではこの製品を便宜上、フル・
プレキャスト鉄筋コンクリート板と呼ぶ。)このフル・
プレキャスト鉄筋コンクリート板を集成木材梁間に架け
渡し、梁上に梁を配筋して目地部にコンクリートまたは
モルタルを充填する。
【0011】集成木材・RC造り合成梁が形成され、合
成梁とフル・プレキャスト鉄筋コンクリート板とが一体
に接合される。
成梁とフル・プレキャスト鉄筋コンクリート板とが一体
に接合される。
【0012】本発明を実施する際の柱部材としてはプレ
キャスト鉄筋コンクリート製品か集成木材の何れかが使
用される。集成木材を使用する場合は通常のほぞ継ぎに
従って、集成木材梁の両端にはほぞが設け、集成木材柱
にほぞ孔を穿孔して接合すればよい。しかし、プレキャ
スト鉄筋コンクリート製品を使用する場合はプレキャス
ト鉄筋コンクリート柱にほぞ孔を穿孔することは容易で
はない。そのため、プレキャスト鉄筋コンクリート柱に
は、その製造時に側面上端にほぞ穴に該当する切り欠き
を設け、その切り欠きに集成木材梁のほぞを嵌合して接
合することが必要となる。
キャスト鉄筋コンクリート製品か集成木材の何れかが使
用される。集成木材を使用する場合は通常のほぞ継ぎに
従って、集成木材梁の両端にはほぞが設け、集成木材柱
にほぞ孔を穿孔して接合すればよい。しかし、プレキャ
スト鉄筋コンクリート製品を使用する場合はプレキャス
ト鉄筋コンクリート柱にほぞ孔を穿孔することは容易で
はない。そのため、プレキャスト鉄筋コンクリート柱に
は、その製造時に側面上端にほぞ穴に該当する切り欠き
を設け、その切り欠きに集成木材梁のほぞを嵌合して接
合することが必要となる。
【0013】
【実施例】以下本発明の実施例を示す図面を参照しなが
ら本発明を説明する。
ら本発明を説明する。
【0014】図1(a)、(b)はプレキャスト鉄筋コ
ンクリート板としてハーフ・プレキャスト鉄筋コンクリ
ート板を使用した本発明の一例を示すもので、(a)は
接合部の縦断面図、(b)は接合部の平面図である。図
1(c)は同じくプレキャスト鉄筋コンクリート板とし
てハーフ・プレキャスト鉄筋コンクリート板を使用した
他の例を示す接合部の縦断面図である。
ンクリート板としてハーフ・プレキャスト鉄筋コンクリ
ート板を使用した本発明の一例を示すもので、(a)は
接合部の縦断面図、(b)は接合部の平面図である。図
1(c)は同じくプレキャスト鉄筋コンクリート板とし
てハーフ・プレキャスト鉄筋コンクリート板を使用した
他の例を示す接合部の縦断面図である。
【0015】図1(a)、(b)に示される例ではシア
コネクターとしてスタッドボルト5を打込んだ集成木材
梁1にハーフ・プレキャスト鉄筋コンクリート板2を架
け渡し、その上にスラブ筋4を縦横に配筋した後スラブ
コンクリート3Aを打設して合成梁とRC造り合成床ス
ラブとを形成し両者を一体に接合したものである。この
例では配筋はスラブ筋4についてのみ行い、梁筋の配筋
は行っていない。
コネクターとしてスタッドボルト5を打込んだ集成木材
梁1にハーフ・プレキャスト鉄筋コンクリート板2を架
け渡し、その上にスラブ筋4を縦横に配筋した後スラブ
コンクリート3Aを打設して合成梁とRC造り合成床ス
ラブとを形成し両者を一体に接合したものである。この
例では配筋はスラブ筋4についてのみ行い、梁筋の配筋
は行っていない。
【0016】図1(c)に示される例では凹形のコッタ
ー8を設けた集成木材梁1の上に梁筋7を配筋し、その
梁筋7を押さえる形で閂かすがい6をシアコネクターと
して打込んだ集成木材梁1にハーフ・プレキャスト鉄筋
コンクリート板2Aを架け渡し、その上にスラブ筋4を
縦横に配筋した後スラブコンクリート3Aを打設して合
成梁とRC造り合成床スラブとを形成し両者を一体に接
合したものである。この例ではスラブ筋4に加えて、梁
筋7も配筋している。
ー8を設けた集成木材梁1の上に梁筋7を配筋し、その
梁筋7を押さえる形で閂かすがい6をシアコネクターと
して打込んだ集成木材梁1にハーフ・プレキャスト鉄筋
コンクリート板2Aを架け渡し、その上にスラブ筋4を
縦横に配筋した後スラブコンクリート3Aを打設して合
成梁とRC造り合成床スラブとを形成し両者を一体に接
合したものである。この例ではスラブ筋4に加えて、梁
筋7も配筋している。
【0017】図2はプレキャスト鉄筋コンクリート板と
してフル・プレキャスト鉄筋コンクリート板を使用した
本発明の一例を示す接合部の縦断面図である。
してフル・プレキャスト鉄筋コンクリート板を使用した
本発明の一例を示す接合部の縦断面図である。
【0018】図1(c)の場合と同様に凹形のコッター
8を設けた集成木材梁1の上に梁筋7を配筋し、その梁
筋7を押さえる形で閂かすがい6をシアコネクターとし
て打込んだ集成木材梁1にフル・プレキャスト鉄筋コン
クリート板2Bを架け渡し、梁上の目地部に梁上コンク
リートまたはモルタル3Bを充填する。集成木材・RC
造り合成梁が形成され、合成梁とフル・プレキャスト鉄
筋コンクリート板とが一体に接合される。
8を設けた集成木材梁1の上に梁筋7を配筋し、その梁
筋7を押さえる形で閂かすがい6をシアコネクターとし
て打込んだ集成木材梁1にフル・プレキャスト鉄筋コン
クリート板2Bを架け渡し、梁上の目地部に梁上コンク
リートまたはモルタル3Bを充填する。集成木材・RC
造り合成梁が形成され、合成梁とフル・プレキャスト鉄
筋コンクリート板とが一体に接合される。
【0019】図3は本発明で集成木材梁1の上面に設け
られるコッター8の数例を示す立面図と平面図である。
られるコッター8の数例を示す立面図と平面図である。
【0020】(a)、(b)は集成木材1上面に部分的
に長方形の木片を釘打ちや接着で取りつけてコッター8
とした例であり、(c)は集成木材1上面を部分的に長
方形に削り取り凹形のコッター8とした例である。
(d)は使用するハーフ・プレキャスト鉄筋コンクリー
ト板がリブ付き製品である場合にそのリブを集成木材1
上の定位置に設置し易いようにそのリブ位置に対応する
箇所にリブ幅に等しい幅の切り込みをコッター8を兼ね
て設けた例である。
に長方形の木片を釘打ちや接着で取りつけてコッター8
とした例であり、(c)は集成木材1上面を部分的に長
方形に削り取り凹形のコッター8とした例である。
(d)は使用するハーフ・プレキャスト鉄筋コンクリー
ト板がリブ付き製品である場合にそのリブを集成木材1
上の定位置に設置し易いようにそのリブ位置に対応する
箇所にリブ幅に等しい幅の切り込みをコッター8を兼ね
て設けた例である。
【0021】図4は本発明を実施する際の柱部材として
はプレキャスト鉄筋コンクリート製品を使用する場合の
集成木材梁とプレキャスト鉄筋コンクリート柱との接合
例を示すもので、(a)、(b)はそれぞれ、集成木材
梁の端部、プレキャスト鉄筋コンクリート柱上端部の斜
視図であり、(c)は接合部の平面図、(d)は接合部
の立断面図である。
はプレキャスト鉄筋コンクリート製品を使用する場合の
集成木材梁とプレキャスト鉄筋コンクリート柱との接合
例を示すもので、(a)、(b)はそれぞれ、集成木材
梁の端部、プレキャスト鉄筋コンクリート柱上端部の斜
視図であり、(c)は接合部の平面図、(d)は接合部
の立断面図である。
【0022】集成木材梁1の両端には(a)に示すよう
に、ほぞ9が設けられ、プレキャスト鉄筋コンクリート
柱10の側面上端には(b)に示すように、ほぞ穴11
が設けられている。ほぞ9をほぞ穴11に上から落とし
込む形で嵌合して集成木材梁1をほぞ継ぎによってプレ
キャスト鉄筋コンクリート柱10の頂部に接合する。
に、ほぞ9が設けられ、プレキャスト鉄筋コンクリート
柱10の側面上端には(b)に示すように、ほぞ穴11
が設けられている。ほぞ9をほぞ穴11に上から落とし
込む形で嵌合して集成木材梁1をほぞ継ぎによってプレ
キャスト鉄筋コンクリート柱10の頂部に接合する。
【0023】集成木材梁1とRC造り合成床スラブとの
接合は図1(c)と同じ方法で行う。
接合は図1(c)と同じ方法で行う。
【0024】(図4(c)、(d)では見づらくなるの
でスラブ筋4の図示は省略した。)なお、上下のプレキ
ャスト鉄筋コンクリート柱10相互の接合は通常の方法
に従って柱主筋12をネジ付スリーブ継手13によって
継ぐことによって行う。
でスラブ筋4の図示は省略した。)なお、上下のプレキ
ャスト鉄筋コンクリート柱10相互の接合は通常の方法
に従って柱主筋12をネジ付スリーブ継手13によって
継ぐことによって行う。
【0025】図5は柱部材として集成木材を使用する場
合の集成木材梁と集成木材柱との接合例を示すもので、
接合部の立断面図である。
合の集成木材梁と集成木材柱との接合例を示すもので、
接合部の立断面図である。
【0026】図4の場合と同様に集成木材梁1をほぞ継
ぎによって集成木材柱14の頂部に接合する。集成木材
梁1とRC造り合成床スラブとの接合は図1(c)と同
じ方法で行う。(図5では見づらくなるのでスラブ筋4
の図示は省略した。)なお、上下の集成木材柱14の接
合は接合用鉄筋15の下部を下階集成木材柱14の頂部
の孔に押し込んで接着しておき、その接合用鉄筋15の
上部を上階集成木材柱の下端に穿孔した接合孔16に挿
入し、接合孔16に接着剤注入孔17より接着剤を注入
して行う。(符号18は接着剤確認孔である。)
ぎによって集成木材柱14の頂部に接合する。集成木材
梁1とRC造り合成床スラブとの接合は図1(c)と同
じ方法で行う。(図5では見づらくなるのでスラブ筋4
の図示は省略した。)なお、上下の集成木材柱14の接
合は接合用鉄筋15の下部を下階集成木材柱14の頂部
の孔に押し込んで接着しておき、その接合用鉄筋15の
上部を上階集成木材柱の下端に穿孔した接合孔16に挿
入し、接合孔16に接着剤注入孔17より接着剤を注入
して行う。(符号18は接着剤確認孔である。)
【0027】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されているの
で、次のような効果を奏する。
で、次のような効果を奏する。
【0028】(1)梁に集成木材を用いることで、建築
物の軽量化に寄与し梁の化粧仕上げは不要となり施工性
は向上し外観は温かくなる。また、梁は集成木材とRC
造りの合成梁であるので、梁部材の機械的強度や剛性は
向上する。
物の軽量化に寄与し梁の化粧仕上げは不要となり施工性
は向上し外観は温かくなる。また、梁は集成木材とRC
造りの合成梁であるので、梁部材の機械的強度や剛性は
向上する。
【0029】(2)RC造り床スラブにプレキャスト鉄
筋コンクリート板を用いることで、無型枠工法が可能と
なる。また、床がRC造りであるので建築物の音に対す
る性能が向上し居住環境が改善される。
筋コンクリート板を用いることで、無型枠工法が可能と
なる。また、床がRC造りであるので建築物の音に対す
る性能が向上し居住環境が改善される。
【0030】(3)柱部材として上端にほぞ穴を設けた
プレキャスト鉄筋コンクリート製品を用いれば、簡便か
つ確実に梁部材である集成木材と接合可能となる。
プレキャスト鉄筋コンクリート製品を用いれば、簡便か
つ確実に梁部材である集成木材と接合可能となる。
【図1】(a)、(b)はプレキャスト鉄筋コンクリー
ト板としてハーフ・プレキャスト鉄筋コンクリート板を
使用した本発明の一例を示すもので、(a)は接合部の
縦断面図、(b)は接合部の平面図である。(c)は同
じくプレキャスト鉄筋コンクリート板としてハーフ・プ
レキャスト鉄筋コンクリート板を使用した他の例を示す
接合部の縦断面図である。
ト板としてハーフ・プレキャスト鉄筋コンクリート板を
使用した本発明の一例を示すもので、(a)は接合部の
縦断面図、(b)は接合部の平面図である。(c)は同
じくプレキャスト鉄筋コンクリート板としてハーフ・プ
レキャスト鉄筋コンクリート板を使用した他の例を示す
接合部の縦断面図である。
【図2】プレキャスト鉄筋コンクリート板としてフル・
プレキャスト鉄筋コンクリート板を使用した本発明の一
例を示す接合部の縦断面図である。
プレキャスト鉄筋コンクリート板を使用した本発明の一
例を示す接合部の縦断面図である。
【図3】本発明で集成木材梁の上面に設けられるコッタ
ーの数例を示す立面図と平面図である。
ーの数例を示す立面図と平面図である。
【図4】本発明を実施する際の柱部材としてはプレキャ
スト鉄筋コンクリート製品を使用する場合の集成木材梁
とプレキャスト鉄筋コンクリート柱との接合例を示すも
ので、(a)、(b)はそれぞれ、集成木材梁の端部、
プレキャスト鉄筋コンクリート柱上端部の斜視図であ
り、(c)は接合部の平面図、(d)は接合部の立断面
図である。
スト鉄筋コンクリート製品を使用する場合の集成木材梁
とプレキャスト鉄筋コンクリート柱との接合例を示すも
ので、(a)、(b)はそれぞれ、集成木材梁の端部、
プレキャスト鉄筋コンクリート柱上端部の斜視図であ
り、(c)は接合部の平面図、(d)は接合部の立断面
図である。
【図5】柱部材として集成木材を使用する場合の集成木
材梁と集成木材柱との接合例を示すもので、接合部の立
断面図である。
材梁と集成木材柱との接合例を示すもので、接合部の立
断面図である。
1・・集成木材梁、2A・・ハーフ・プレキャスト鉄筋
コンクリート板、2B・・フル・プレキャスト鉄筋コン
クリート板、3A・・スラブコンクリート、3B・・梁
上コンクリートまたはモルタル、4・・スラブ筋、5・
・スタッドボルト、6・・閂かすがい、7・・梁筋、8
・・コッター、9・・ほぞ、10・・プレキャスト鉄筋
コンクリート柱、11・・ほぞ穴、12・・柱主筋、1
3・・ネジ付スリーブ継手、14・・集成木材柱、15
・・接合用鉄筋、16・・接合孔、17・・接着剤注入
孔、18・・接着剤確認孔。
コンクリート板、2B・・フル・プレキャスト鉄筋コン
クリート板、3A・・スラブコンクリート、3B・・梁
上コンクリートまたはモルタル、4・・スラブ筋、5・
・スタッドボルト、6・・閂かすがい、7・・梁筋、8
・・コッター、9・・ほぞ、10・・プレキャスト鉄筋
コンクリート柱、11・・ほぞ穴、12・・柱主筋、1
3・・ネジ付スリーブ継手、14・・集成木材柱、15
・・接合用鉄筋、16・・接合孔、17・・接着剤注入
孔、18・・接着剤確認孔。
Claims (3)
- 【請求項1】 上面にシアコネクターおよび/またはコ
ッターを設けた集成木材梁間にハーフ・プレキャスト鉄
筋コンクリート板を架け渡し、その上に少なくともスラ
ブ筋を配筋してコンクリートを打設することを特徴とす
る集成木材梁とRC造り床スラブの接合方法。 - 【請求項2】 上面にシアコネクターおよび/またはコ
ッターを設けた集成木材梁間にフル・プレキャスト鉄筋
コンクリート板を架け渡し、梁上に梁筋を配筋してコン
クリートまたはモルタルを充填することを特徴とする集
成木材梁とRC造り床スラブの接合方法。 - 【請求項3】 集成木材梁の両端にはほぞが設けられ、
プレキャスト鉄筋コンクリート柱の側面上端に設けられ
たほぞ穴を介して、集成木材梁がプレキャスト鉄筋コン
クリート柱にほぞ継ぎされている請求項1または請求項
2記載の集成木材梁とRC造り床スラブの接合方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP806695A JPH08199719A (ja) | 1995-01-23 | 1995-01-23 | 集成木材梁とrc造り床スラブの接合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP806695A JPH08199719A (ja) | 1995-01-23 | 1995-01-23 | 集成木材梁とrc造り床スラブの接合方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08199719A true JPH08199719A (ja) | 1996-08-06 |
Family
ID=11682982
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP806695A Withdrawn JPH08199719A (ja) | 1995-01-23 | 1995-01-23 | 集成木材梁とrc造り床スラブの接合方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08199719A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012241506A (ja) * | 2011-05-24 | 2012-12-10 | Takenaka Komuten Co Ltd | 梁床接合構造 |
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JP2014114671A (ja) * | 2012-12-12 | 2014-06-26 | Takenaka Komuten Co Ltd | 柱部材の接合構造 |
JP2015151841A (ja) * | 2014-02-19 | 2015-08-24 | Jfe建材株式会社 | 合成床構造 |
JP2016037797A (ja) * | 2014-08-08 | 2016-03-22 | 清水建設株式会社 | 柱梁接合構造 |
CN106639091A (zh) * | 2017-02-28 | 2017-05-10 | 苏州昆仑绿建木结构科技股份有限公司 | 一种胶合木‑混凝土组合楼盖 |
-
1995
- 1995-01-23 JP JP806695A patent/JPH08199719A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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