JPH0432404Y2 - - Google Patents

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JPH0432404Y2
JPH0432404Y2 JP1987122902U JP12290287U JPH0432404Y2 JP H0432404 Y2 JPH0432404 Y2 JP H0432404Y2 JP 1987122902 U JP1987122902 U JP 1987122902U JP 12290287 U JP12290287 U JP 12290287U JP H0432404 Y2 JPH0432404 Y2 JP H0432404Y2
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JP
Japan
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blocks
reinforcing
partition wall
thickness direction
block
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JP1987122902U
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  • Connection Of Plates (AREA)
  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
  • Building Environments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、建築物の間仕切壁体に係るもので、
特に組立てブロツクを利用した間仕切壁体の改良
に関するものである。
[従来技術] 従来の間仕切壁体には、固定間仕切壁体と可動
間仕切壁体があるが、夫々に下記のような問題点
がある。
固定間仕切壁体の問題点 a 遮音性は良好となるが、室内のレイアウト変
更時には壁を壊して作り直さなければならな
い。
b 現場での間仕切壁体の施工時に、特別な技
術、熟練を必要とし、専門職が必要である。
c 施工に手間がかかり、施工期間が長い。
d 経費、コストが高い。
可動間仕切壁体の問題点 a 可動させることが目的であるから、室内のレ
イアウト変更時には便利であるが、一般に遮音
性が悪い。
b 現場での間仕切壁体の施工時に、ある程度の
技術、知識が必要である。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は、前述した固定間仕切壁体及び可動間
仕切壁体の全ての欠点を解消するためになされた
ものであつて、隙間がなくて遮音性が良好であ
り、また現場での間仕切壁体の施工時には特別な
熟練した技術を必要とせず、施工が簡単で素人で
も施工でき、さらに施工期間の大幅な短縮がで
き、しかも間仕切壁体仕上り後のレイアウト変更
時の取外しも簡単にでき、再び連結させれば即座
に再使用に供することのできる間仕切壁体を提供
することを目的としているものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、積み上げられる立方体ブロツク相互
の接合面に設けられた厚み方向に通る蟻溝形断面
の嵌合穴に、それに見合う断面を有する楔部材を
嵌入し、上下左右のブロツクを相互に連結して構
成する間仕切壁体において、上下のブロツクの位
置合わせと厚み方向の位置づれ防止のためのコツ
ターをブロツクの上下面に設けた凹部に嵌合し、
ブロツクの積み上げ方向の強度を補強するための
補強用鉄筋をブロツクおよび楔部材に設けられた
受溝に挿入する構成により、前述した欠点の改良
を図つたものである。
さらに具体的に説明すると、コツターは立方体
ブロツクに蟻溝形断面の嵌合穴とは別に設けられ
た凹部に嵌合され、補強用鉄筋はブロツクおよび
楔部材に設けられた受溝に挿入されるいう手段で
使用するのである。コツターを嵌入する凹部は前
述のようにブロツクの上下面に設ければよいが、
第3図に示すように、ブロツクの上下面と側面が
交わる稜の部分に設けてもよい。
こうした一方で、簡単に組立て分解ができる組
立てブロツクを間仕切壁として用いる方法もあ
り、実開昭48−31009号には、蟻溝を設けたブロ
ツクを断面蟻溝形のバーを用いて相互に連結させ
て構成する壁体が開示されている。
上記構成によりブロツク相互を連結させる場合
の蟻溝の設け方はいろいろ考えられるが、実際に
間仕切壁として施工する場合には、ブロツク相互
の接合面に厚さ方向に通る蟻溝を設けた方が施工
が行ない易く、上下左右のブロツク相互の結合に
ついても、大きな結合力が得られる。
しかし、蟻溝を設ける方向を厚さ方向に限定し
た場合にも、以下のような欠点がある。
(a) 施工の際、上下のブロツクの位置合わせが面
倒である。
(b) 厚さ方向の位置づれが生ずる可能性があり、
その調整も必要となる。
(c) 間仕切壁の高さ方向の強度が必ずしも十分と
はいえない。
[作用] 上記構成の間仕切壁体においては、コツターは
ブロツクの左右方向および厚さ方向の動きを拘束
する役割りをするため、施工時にはコツターによ
つてブロツクの位置が決まるので、位置決めに神
経を使う必要がなくなる。また、補強用鉄筋は間
仕切壁体の高さ方向の強度を補強する役割りを果
たす。
[実施例] 第1図及び第2図は、本考案の一実施例を示す
間仕切壁体の構成図であつて、Aは壁体の構成に
使われている基本的な立方体ブロツク、Bはブロ
ツク相互を連結する楔部材、Cは床ランナー、D
は天井ランナー、Eはコツター、Fは補強鉄筋で
ある。
前記立方体のブロツクAは、基本的には、第3
図及び第4図に示すように、ブロツク相互の接合
面部分に、厚み方向に通る蟻溝形断面の嵌合穴1
を有する形状とされている。また、ブロツクAに
は、左右接合面部分に、前記コツターEを嵌合さ
せるための小さな凹部2が設けられている。さら
にまた、若干のブロツクAには、左右接合面部分
に、前記補強鉄筋Fを沿わせるための細い受溝3
が形成されている。
第5図は前記楔部材Bの形状を示したもので、
前記ブロツク相互の接合面部分で向かい合う蟻溝
形断面の嵌合穴1,1に見合う断面を有し、長さ
はブロツクの厚み分とされている。
第6図及び第7図に示した楔部材Bは、前記補
強鉄筋Fを入れる部分に用いられるもので、その
一部に鉄筋を通すための受溝4が形成されてい
る。
前記ブロツクの材質は、無機質系としては、珪
酸カルシウム、軽量発泡コンクリート、発泡石
膏、ロツクウール成形体、グラスウール成形体等
があり、また、有機質系としては、プラスチツク
発泡体、木材、集成材、発泡ゴム体等があり、さ
らにその複合体も使用可能である。
前記楔部材及びコツター等の使用材料も前記ブ
ロツクと同種のものが好ましい。
上記立方体ブロツクAを用いて間仕切壁体を構
成するには、第1図及び第2図に示すように、床
ランナーCを配置し、そのうえにブロツクAを順
次に積み上げ、ブロツク相互の向かい合う嵌合穴
1,1内に楔部材Bを嵌入し、上下左右のブロツ
ク相互を連結する。また、ブロツクの積み上げに
おいては、層ごとに、ブロツク相互の接合面部分
に設けた凹部2,2にコツターEを嵌合し、上下
のブロツクの位置合わせ、厚み方向の位置づれ防
止を行う。第2図に示すように、適当な部位で、
ブロツクの接合面部分に設けてある受溝3に鉄筋
を挿入して補強する。この鉄筋を入れる部分に
は、第6図に示す楔部材Bを使用し、受溝4を鉄
筋の挿通溝とする。積み上げた最上位のブロツク
層には天井ランナーDを装着して間仕切壁体は完
成する。
[考案の効果] 以上に述べたように、本考案においては、積み
上げられる立方体ブロツク相互の接合面に設けら
れた厚み方向に通る蟻溝形断面の嵌合穴に、それ
に見合う断面を有する楔部材を嵌入し、上下左右
のブロツクを相互に連結して構成する間仕切壁体
において、コツターの使用により上下のブロツク
の位置合わせが容易になり、また、厚さ方向の位
置づれが防止されるため、施工手順がより簡単に
なる。
さらに、補強用鉄筋の使用により間仕切壁体の
高さ方向の強度が補強されるため、耐衝撃性が向
上する。この補強鉄筋の使用はブロツクの材質が
発泡コンクリートなどのブロツク単体の強度があ
まり大きくないものである場合に特に有効であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す間仕切壁体の
斜視図、第2図は一部の斜視図、第3図及び第4
図はブロツクの斜視図、第5図及び第6図は楔部
材の斜視図、第7図は平面図、第8図はコツター
の斜視図である。 A……立方体ブロツク、1……蟻溝形嵌合溝、
2……コツター嵌入凹部、3……受溝、B……楔
部材、4……受溝、C……床ランナー、D……天
井ランナー、E……コツター、F……補強鉄筋。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 積み上げられる立方体ブロツク相互の接合面に
    設けられた厚み方向に通る蟻溝形断面の嵌合穴
    に、それに見合う断面を有する楔部材を嵌入し、
    上下左右のブロツクを相互に連結して構成する間
    仕切壁体において、上下のブロツクの位置合わせ
    と厚み方向の位置づれ防止のためのコツターがブ
    ロツクの上下面に設けた凹部に嵌合され、ブロツ
    クの積み上げ方向の強度を補強するための補強用
    鉄筋がブロツクおよび楔部材に設けられた受溝に
    挿入されていることを特徴とする間仕切壁体。
JP1987122902U 1987-08-11 1987-08-11 Expired JPH0432404Y2 (ja)

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JP1987122902U JPH0432404Y2 (ja) 1987-08-11 1987-08-11

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JP1987122902U JPH0432404Y2 (ja) 1987-08-11 1987-08-11

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JPS6427313U JPS6427313U (ja) 1989-02-16
JPH0432404Y2 true JPH0432404Y2 (ja) 1992-08-04

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JPS6427313U (ja) 1989-02-16

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