JPH08198663A - 電極焼付用トレイ - Google Patents
電極焼付用トレイInfo
- Publication number
- JPH08198663A JPH08198663A JP7005692A JP569295A JPH08198663A JP H08198663 A JPH08198663 A JP H08198663A JP 7005692 A JP7005692 A JP 7005692A JP 569295 A JP569295 A JP 569295A JP H08198663 A JPH08198663 A JP H08198663A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ceramic bodies
- holding
- tray
- apertures
- electrode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Furnace Charging Or Discharging (AREA)
- Apparatuses And Processes For Manufacturing Resistors (AREA)
- Thermistors And Varistors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 バリスタ素子などのセラミック素体の電極焼
付用トレイに関するもので、電極焼付の生産性を良くす
るのと電極の剥離を防止することを目的とする。 【構成】 板状体のトレイにセラミック素体を収納保持
する複数の開口部5を設ける。セラミック素体の両平面
が前記板状体と垂直となるようにセラミック素子の外周
部で保持し、さらに保持したときにセラミック素体の電
極部が板状体と接しない様に開口部下部にてセラミック
素体の板面端部を支持したものである。
付用トレイに関するもので、電極焼付の生産性を良くす
るのと電極の剥離を防止することを目的とする。 【構成】 板状体のトレイにセラミック素体を収納保持
する複数の開口部5を設ける。セラミック素体の両平面
が前記板状体と垂直となるようにセラミック素子の外周
部で保持し、さらに保持したときにセラミック素体の電
極部が板状体と接しない様に開口部下部にてセラミック
素体の板面端部を支持したものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えばバリスタ素子など
の円板状セラミック素体の電極焼付用トレイに関するも
のである。
の円板状セラミック素体の電極焼付用トレイに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】バリスタ素子などのセラミック素体は、
図8に斜視図を示すごとく円板状セラミック素体1の
上、下両面に電極2が設けられている。この電極2はセ
ラミック素体1の上、下両面に電極ペーストを印刷塗布
し、乾燥した後、図7に斜視図を示す如く金網よりなる
トレイ3の上面に複数個並べられ、さらにこのトレイを
複数個積み重ね、焼付炉の中で加熱され、これによって
電極2が焼き付けられるようになっている。
図8に斜視図を示すごとく円板状セラミック素体1の
上、下両面に電極2が設けられている。この電極2はセ
ラミック素体1の上、下両面に電極ペーストを印刷塗布
し、乾燥した後、図7に斜視図を示す如く金網よりなる
トレイ3の上面に複数個並べられ、さらにこのトレイを
複数個積み重ね、焼付炉の中で加熱され、これによって
電極2が焼き付けられるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成において問題
となるのは、図7に示す如く金網よりなるトレイ3の上
面に、セラミック素体1を平面状に並べるために一定体
積の焼付炉の中で焼付出来る数量が少量に限られ、生産
性が悪い。さらに焼付数量を増やすためにはトレイの数
量を増やすことになり、コストアップの要因にもなる。
となるのは、図7に示す如く金網よりなるトレイ3の上
面に、セラミック素体1を平面状に並べるために一定体
積の焼付炉の中で焼付出来る数量が少量に限られ、生産
性が悪い。さらに焼付数量を増やすためにはトレイの数
量を増やすことになり、コストアップの要因にもなる。
【0004】また、図8に示すごとく電極2の一部に剥
離部2aができてしまうこともある。これは、下面の電
極2とトレイ3の金網が接触した状態で加熱焼付が行わ
れ、電極2の一部が金網に焼き付いてしまうのである。
離部2aができてしまうこともある。これは、下面の電
極2とトレイ3の金網が接触した状態で加熱焼付が行わ
れ、電極2の一部が金網に焼き付いてしまうのである。
【0005】そこで本発明は電極焼付の生産性を良くす
るのと電極の剥離を防止する電極焼付用トレイを提供す
ることを目的とするものである。
るのと電極の剥離を防止する電極焼付用トレイを提供す
ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は板状のトレイにセラミック素体を収納保持す
る複数の開口部を設け、セラミック素体の両平面が前記
トレイの板と垂直になるように素体の外周部とトレイ板
面端部で保持するようにし、さらに保持したときにセラ
ミック素体の電極部が板状体と接しない構造に開口部を
設けたものである。
に本発明は板状のトレイにセラミック素体を収納保持す
る複数の開口部を設け、セラミック素体の両平面が前記
トレイの板と垂直になるように素体の外周部とトレイ板
面端部で保持するようにし、さらに保持したときにセラ
ミック素体の電極部が板状体と接しない構造に開口部を
設けたものである。
【0007】
【作用】以上の構成にすれば、従来のトレイの上にセラ
ミック素体を平面状に並べた場合と比べ、一枚のトレイ
の上に多くのセラミック素体を収納保持でき生産性は大
幅に改善される。さらに電極面がトレイと接しないた
め、電極面の剥離も起きない。
ミック素体を平面状に並べた場合と比べ、一枚のトレイ
の上に多くのセラミック素体を収納保持でき生産性は大
幅に改善される。さらに電極面がトレイと接しないた
め、電極面の剥離も起きない。
【0008】
(実施例1)図1は本発明の第1の実施例のトレイにセ
ラミック素体を充填した斜視図、図2はそのトレイの斜
視図、図3はトレイにセラミック素体を充填した断面図
である。図4は図3の断面と直交する断面図である。図
1、図2、図3、図4において4は例えばニッケル板で
形成した板状のトレイで、このトレイには電極2を両平
面に印刷塗布したセラミック素体1を収納保持する開口
部5が複数個設けられている。開口部5にセラミック素
体1が垂直縦型に収納保持され、開口部の上辺の両端
に、セラミック素体1の外周部が当たっている。このま
までは不安定なので、セラミック素体をやや傾け、開口
部の内下部6(図3中)に当てて安定させる。また、円
板の直径がやや小さいセラミック素体については、開口
部の裏側の開口部下辺7(図3中)にセラミック素体の
板面端部を当てる。いずれにしても銀の電極2にはトレ
イは当たっていない。
ラミック素体を充填した斜視図、図2はそのトレイの斜
視図、図3はトレイにセラミック素体を充填した断面図
である。図4は図3の断面と直交する断面図である。図
1、図2、図3、図4において4は例えばニッケル板で
形成した板状のトレイで、このトレイには電極2を両平
面に印刷塗布したセラミック素体1を収納保持する開口
部5が複数個設けられている。開口部5にセラミック素
体1が垂直縦型に収納保持され、開口部の上辺の両端
に、セラミック素体1の外周部が当たっている。このま
までは不安定なので、セラミック素体をやや傾け、開口
部の内下部6(図3中)に当てて安定させる。また、円
板の直径がやや小さいセラミック素体については、開口
部の裏側の開口部下辺7(図3中)にセラミック素体の
板面端部を当てる。いずれにしても銀の電極2にはトレ
イは当たっていない。
【0009】(実施例2)図5は本発明の他の実施例の
電極焼付用トレイの斜視図、図6はそれにセラミック素
子を充填した断面図である。図中の符号は実施例1と同
じである。図5、図6では開口部5が一つで複数個のセ
ラミック素体1を収納できるようになっており、実施例
1の場合と同じように開口部5の深さはセラミック素体
1が垂直縦型に収納保持でき、電極2がトレイ4に接し
ない深さまで切削されている。これでも電極2はトレイ
に接しない。また実施例1より更に多量のセラミック素
子を充填できる。
電極焼付用トレイの斜視図、図6はそれにセラミック素
子を充填した断面図である。図中の符号は実施例1と同
じである。図5、図6では開口部5が一つで複数個のセ
ラミック素体1を収納できるようになっており、実施例
1の場合と同じように開口部5の深さはセラミック素体
1が垂直縦型に収納保持でき、電極2がトレイ4に接し
ない深さまで切削されている。これでも電極2はトレイ
に接しない。また実施例1より更に多量のセラミック素
子を充填できる。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明の開口構造を
持った電極焼付用トレイによれば、セラミック素体の電
極焼付の生産性が大幅に向上し、電極面の剥離が起こら
ないという、コストダウンと品質向上の2つの効果を併
せ持つものである。
持った電極焼付用トレイによれば、セラミック素体の電
極焼付の生産性が大幅に向上し、電極面の剥離が起こら
ないという、コストダウンと品質向上の2つの効果を併
せ持つものである。
【図1】本発明の実施例1のトレイにセラミック素子を
充填した斜視図
充填した斜視図
【図2】本発明の実施例1のトレイの斜視図
【図3】本発明の実施例1のトレイとセラミック素子の
断面図
断面図
【図4】本発明の実施例1のトレイとセラミック素子の
別の断面図
別の断面図
【図5】本発明の実施例2のトレイの斜視図
【図6】本発明の実施例2のトレイとセラミック素子の
断面図
断面図
【図7】従来例のトレイにセラミック素子を充填した斜
視図
視図
【図8】従来のセラミック素体の斜視図
【符号の説明】 1 セラミック素体 2 電極 4 板状トレイ 5 開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01C 17/28
Claims (3)
- 【請求項1】 両平面に電極ペーストを印刷塗布した円
板状セラミック素体の外周部を保持する開口部と、この
開口部の内下部に前記セラミック素体の板面端部を保持
する保持部とを複数形成した板状の電極焼付用トレイ。 - 【請求項2】 両平面に電極ペーストを印刷塗布した円
板状セラミック素体の外周部を保持する開口部上辺と、
この開口部の裏側で前記セラミック素体の板面端部を保
持する開口部下辺とを複数有する板状の電極焼付用トレ
イ。 - 【請求項3】 一つの開口部に複数のセラミック素体を
一列に収納保持する請求項1に記載の電極焼付用トレ
イ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7005692A JPH08198663A (ja) | 1995-01-18 | 1995-01-18 | 電極焼付用トレイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7005692A JPH08198663A (ja) | 1995-01-18 | 1995-01-18 | 電極焼付用トレイ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08198663A true JPH08198663A (ja) | 1996-08-06 |
Family
ID=11618162
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7005692A Pending JPH08198663A (ja) | 1995-01-18 | 1995-01-18 | 電極焼付用トレイ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08198663A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111116234A (zh) * | 2019-12-31 | 2020-05-08 | 中电国基南方集团有限公司 | 一种高温共烧陶瓷生瓷框的侧面印刷方法 |
-
1995
- 1995-01-18 JP JP7005692A patent/JPH08198663A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111116234A (zh) * | 2019-12-31 | 2020-05-08 | 中电国基南方集团有限公司 | 一种高温共烧陶瓷生瓷框的侧面印刷方法 |
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