JPH08198370A - 記録媒体の包装容器 - Google Patents

記録媒体の包装容器

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JPH08198370A
JPH08198370A JP3280595A JP3280595A JPH08198370A JP H08198370 A JPH08198370 A JP H08198370A JP 3280595 A JP3280595 A JP 3280595A JP 3280595 A JP3280595 A JP 3280595A JP H08198370 A JPH08198370 A JP H08198370A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
packaging container
container
center
rib
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3280595A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimio Tanaka
公男 田中
Masaya Tomizawa
真矢 富沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
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Publication of JPH08198370A publication Critical patent/JPH08198370A/ja
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  • Packaging Of Machine Parts And Wound Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、従来の包装容器の返却輸送
時に必要であった段ボールを不要にして段ボール等の包
装資材のコストを削減でき、結果として使用後用済みと
なった段ボールを廃棄処分するコストも削減できるとい
う包装容器を提供することである。 【構成】 本発明の矩形の包装容器10は、ブロー成形
又は射出成形によって形成される箱部材20及び蓋部材
30から構成され、箱部材20と蓋部材30との少なく
とも一方に、複数の中芯40を取り付け固定できるよう
に対角線上に複数のリブ22が設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オーディオ及びビデオ
テープのパンケーキ等の記録媒体を輸送する際に使用す
る包装容器に関する。
【0002】
【従来技術と解決課題】従来から、ビデオディスク、デ
ータディスク及び磁気テープ等のような記録媒体を運搬
あるいは保管するのに、種々の包装容器が使用されてい
る。一般的に、使用されているパンケーキ輸送用の包装
容器は、その多くは簡易的な発泡材質の容器本体と蓋部
と中芯で梱包されている。例えば、特開昭57−135
486号公報に開示される包装容器は、発泡材質から成
る蓋部と底部とから構成されてケーキ箱のような形状を
有する。しかし、この構成は、折目ノッチが刻んである
ことからもわかるように、使用後に容易に粉砕できるよ
うに構成したものであって、輸送コストを低減しようと
して強度を持たせて通い化に耐え得る構造でない。ま
た、通い化を可能にしたものとして、特開平2−242
774号公報により開示された包装容器は、射出成形あ
るいは発泡材質からなる同一形状の蓋部と底部とから構
成されている。これは、蓋部と底部とを同一形状にする
ことで製造コストを抑えることができるというものでも
ある。
【0003】しかし、上記の両タイプにおいて、パンケ
ーキ使用後の梱包資材の戻り輸送時のコンテナへの積載
は、容器本体、中芯、ハブそれぞれを戻り輸送用として
別々に纏めて段ボール等に収納した後、行う必要があ
り、このため、輸送コストの中に戻り輸送用の段ボール
等の包装資材のコストが入るためコストアップとなって
いた。さらに、戻り輸送で使用された段ボール等は繰り
返し使用できないために廃棄処分するコストがさらに追
加されるという欠点があった。
【0004】そこで、本発明の目的は、従来の包装容器
の返却輸送時に必要であった段ボールを不要にして段ボ
ール等の包装資材のコストを削減でき、結果として使用
後の用済みとなった段ボールを廃棄処分するコストも削
減できるという包装容器を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の記録媒体を輸送
する際に使用する包装容器は、ブロー成形又は射出成形
により形成される箱部材及び蓋部材を有する矩形状の包
装容器であって、前記箱部材あるいは前記蓋部材の少な
くとも一方の内面中央に中央中芯取付け手段を有し、前
記中央中芯取付け手段と略同形状の中芯取付け手段を、
前記中央中芯取付け手段の中心と前記矩形の各隅部とを
結ぶ線上に設けて複数個としたことを特徴とする構成で
ある。この構成であれば、使用後のハブ及び中芯を包装
容器に収容して搬送するので、段ボールの代わりに繰り
返し使用できるパレットでの搬送が可能になる。その結
果、段ボールから生じた問題が解消し、上記目的が達成
できる。
【0006】
【実施例】図1は、本発明の包装容器10の分解斜視図
である。図2は、包装容器10の構成要素である箱部材
20の平面図である。図3は、図2の線A−Aによる縦
断面図である。本発明の包装容器10は、図1及び2の
ように、五本の中芯40を取り付け固定できるようにそ
の底面21に五つのリブ22をもつ底壁23とこれら底
壁23の四辺から鉛直方向に延長する側壁24とからな
る箱部材20と、蓋部材30とから構成される。
【0007】本発明の包装容器は、ブロー成形又は射出
成形によって形成されるものであり、パンケーキの輸送
及び梱包資材の戻し輸送を繰り返し行うものを対象とし
ている。本発明は、対象となるパンケーキのハブはその
形状が各々の凹凸部によって互いに係合し、ズレ止め効
果を有するスタッカーハブ使用のパンケーキ輸送に最も
適している。本発明の包装容器は、箱部材(容器本体)
及び蓋部材の一体型でも良いし、図1のように分離型で
も良い。
【0008】箱部材20は、パンケーキ最大径より僅か
に大きく寸法設定された略矩形状であり、その底面21
には、図2のように、中芯40を保持するための四片の
突起一組からなるリブ22がサイコロの五の目状に配列
されている。このリブ22を構成する四片の突起は、そ
れぞれ離間して配設されて、中芯40と係合する際にい
ずれもその上部が内側へ適度に変形するような弾性を持
つ。この図では、リブ22は一つの円にしか図示されて
ないが、他の四つの円内にも同様のリブ22が配置され
ているものとする。このとき、五つのリブは、四隅のリ
ブに取り付けられた中芯に保持されるハブが中央のハブ
と側面24、24’とから影響を受けないような位置関
係に設定される。好ましくは、四隅のリブの中心P2
は、中央リブの中心点P1 と側壁の交点P3 とを結ぶ直
線上で、P12 :P23 =3:2の位置にある。
【0009】図3は、中芯40を取り付けたリブ部分の
拡大断面図であり、ハブ50を中芯40に保持した状態
を図示する。リブ22の外径は、中芯40の内径よりも
いくらか大きく形成される。また、この図からわかるよ
うに、リブ22の外側には凹部25が設けてあって、中
芯40の端部41が侵入できるようになっている。その
ため、中芯40の端部41が侵入すると、リブ22は、
円筒状中芯40の内面を外側へ向けて押圧固定して中芯
40を位置決めする。中芯の係合手段は、圧入リブ式の
他に中芯収容部にスライドコアにより形成される位置決
めリブに中芯を回転によって固定する方式であってもよ
い。また、中芯40の箱部材20への係合手段に関し
て、必要となる保持力を考えれば、中央円26内のもの
と四隅円内のものとを別種の手段にしてもよい。また、
箱部材20の各リブ22とともに協働してハブ50を保
持するために、蓋部材30の内面にもそれぞれ対応した
位置に同様のリブを設けることもできるし、あるいは箱
部材20には設けず蓋部材30にのみリブを設けること
もできる。
【0010】箱部材20は、また、図1のような升型と
は別に、図4のように、側壁24及び24’を矢印a及
びbのように折たたみ可能な構成にすることもできる。
この構成であれば、返却時に、折りたたんで、包装容器
の占有体積を使用時の半分以下(つまり、底壁23の厚
さ+側壁24の厚さ+側壁24’の厚さ+蓋部材30の
厚さ)に縮小できる。以降、箱部材20は、折畳式とし
て話を進める。ここで、つけ加えると、図3のように、
リブ22の頂端面が底面21と同じ高さなのは、この折
畳式の場合に都合がよい。
【0011】ところで、パンケーキ輸送時には、図2の
中央の円26内にあるリブのみを使用するので、他の四
つの円内のリブは、使用せずパンケーキによって覆われ
ているだけである。そして、返却時に至って初めて、他
の同様の包装容器四個分の中芯とハブとをこの覆われて
いた四つのリブ22それぞれで保持する。その結果、中
芯とハブとを取り出した他の四つの包装容器は、空にな
るから、上記のように、折りたたんで搬送できる。これ
らの構成であれば、パンケーキ輸送後は、ハブ50及び
中芯40を包装容器10に収容して搬送できるので、段
ボールの代わりにパレットの使用が可能となる。それ
に、中芯とハブを上記のように整理し、空にした容器を
折りたためば搬送効率も向上する。
【0012】従って、パンケーキ輸送時においては、箱
部材20の中央の円26のリブ22に中芯40を圧入し
て固定し、パンケーキを所定数挿入した後、上から蓋部
材30を被せて固定し、さらに容器全体をPPバンド等
により緊密に結束する。輸送方法としては、梱包を完了
したパンケーキ容器を所定数輸送用パレットに積載し、
ストレッチフィルム等で荷姿を整えた後、コンテナ単位
で輸送を行う。基本的には、容器を含む梱包資材の戻し
輸送も同様の方法で行う。
【0013】図5及び6の(a)及び(b)は、一つの
パレット60に積載された包装容器の状態を例示する平
面図と側面図である。例えば、パンケーキ搬送時には、
一つのパレットに9個の容器(図5(a))を7段(図
5(b))積んで積載する。従って、一つのパレットで
63個の容器を積載する。それで、一個の容器当たり3
0のパンケーキを収容するとなると、一つのパレット当
たりのハブの数は1890個、中芯は63本となる。一
方、返却時には、一個の容器10’に他の容器4個分の
内容物(ハブと中芯)も収容でき、空になった容器1
0”も半分(実際はもっと縮小できる)に縮小できるの
で、一つのパレット60で、図6(a)及び(b)のよ
うに、積載できるようになる。つまり、図6(a)及び
(b)の左側の一つの容器に右側の四つの容器が対応す
るから、二個の容器分の容器及び内容物(ハブと中芯)
がパンケーキ搬送時に比べ余計に積載できることにな
る。単純計算で数字を出せば、一つのパレット当り、容
器42個、中芯42本、ハブ1260個が、パンケーキ
搬送時より余分に積載できる。しかし、これはあくま
で、空になった容器の縮小率を半分として計算したもの
であって、実際にはこれよりはるかに小さく縮小できる
から、これよりもっと積載能力は増大する。
【0014】
【発明の効果】従来、戻し輸送の際には、容器及び中芯
及びハブ等それぞれについて専用の段ボールが必要であ
ったが、以上の構成により、中芯及びハブを容器に収容
して輸送できるので、パレットでの搬送が可能になり、
段ボールを不要にして段ボール等の製作コスト及びその
廃棄コストを削減することができる。また、空の容器は
折りたたんで占有体積を縮小できるので、上記構成と組
み合わせれば、輸送コストの削減も図れる。
【0015】本発明の好ましい実施例と現在考えられる
ものを図示し説明してきたけれども、当業者であれば、
本発明の技術思想から逸脱することなく種々の変更及び
修正が可能であることは明白であろう。かかる変更及び
修正は全て本発明の技術思想に包含されるべきものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の包装容器10の分解斜視図である。
【図2】包装容器10の構成要素である箱部材20の平
面図である。
【図3】図2の線A−Aによる縦断面図である。
【図4】折畳可能であることを図示する箱部材20の斜
視図である。
【図5】(a)は、パンケーキ輸送時のパレットに積載
された包装容器の状態を例示する平面図であり、(b)
は(a)の状態の側面図である。
【図6】(a)は、パンケーキ輸送後返却時のパレット
に積載された包装容器の状態を例示する平面図であり、
(b)は(a)の状態の側面図である。
【符号の説明】
10、10’、10” 包装容器 20 箱部材 21 箱部材の底面 22 リブ 23 底壁 24、24’ 側壁 25 凹部 26 底面中央の円 30 蓋部材 40 中芯 41 中芯の端部 50 ハブ 60 パレット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロー成形又は射出成形により形成され
    る箱部材及び蓋部材を有する矩形状の包装容器であっ
    て、前記箱部材あるいは前記蓋部材の少なくとも一方の
    内面中央に中央中芯取付け手段を有する前記包装容器に
    おいて、 前記中央中芯取付け手段と略同形状の中芯取付け手段
    を、前記中央中芯取付け手段の中心と前記矩形の各隅部
    とを結ぶ線上に設けて複数個としたことを特徴とする、
    記録媒体を輸送する際に使用する前記包装容器。
  2. 【請求項2】 前記中央中芯取付け手段及び前記中芯取
    付け手段が、離間して配置される複数のリブ状突起から
    構成され、該リブ状突起の各々が協働して中芯を圧接し
    固定するように配列された請求項1に記載の包装容器。
JP3280595A 1995-01-31 1995-01-31 記録媒体の包装容器 Withdrawn JPH08198370A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3280595A JPH08198370A (ja) 1995-01-31 1995-01-31 記録媒体の包装容器

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JP3280595A JPH08198370A (ja) 1995-01-31 1995-01-31 記録媒体の包装容器

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JPH08198370A true JPH08198370A (ja) 1996-08-06

Family

ID=12369062

Family Applications (1)

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JP3280595A Withdrawn JPH08198370A (ja) 1995-01-31 1995-01-31 記録媒体の包装容器

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JP (1) JPH08198370A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009001287A (ja) * 2007-06-19 2009-01-08 Sanko Co Ltd 運搬用容器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009001287A (ja) * 2007-06-19 2009-01-08 Sanko Co Ltd 運搬用容器

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020402