JPH08198254A - 液体収容容器の注口開封装置 - Google Patents

液体収容容器の注口開封装置

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JPH08198254A
JPH08198254A JP7155419A JP15541995A JPH08198254A JP H08198254 A JPH08198254 A JP H08198254A JP 7155419 A JP7155419 A JP 7155419A JP 15541995 A JP15541995 A JP 15541995A JP H08198254 A JPH08198254 A JP H08198254A
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Hiruta Patoritsuku
パトリック・ヒルタ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 紙又はプラスチックを主たる素材として形成
された液体収容容器の注口開封装置を提供すること。 【構成】 樹脂材からなり、開封部11、操作部12、
支持部13とを有し、開封部11と操作部12と支持部
13は同一平面状に配置され、開封部11と操作部12
はそれらの対向する一端の間にV字状溝14を設けるこ
とにより下部に形成された薄肉部14aで連結されてお
り、操作部12は支持棒部材15で支持部13に回動可
能に支持され、操作部12の端部を持ち上げると、操作
部12の端部は支持棒部材15を中心に回動し、開封部
11を薄肉部14aを中心に回動させ、開封部の下面に
位置する注口を密封する密封部材を開封する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙又はプラスチックを
主たる素材として形成された液体収容容器の注口に、該
注口を覆ってこれを密封するフィルム状のシート等の密
封部材の上に配置され該密封部材を開封する液体収容容
器の注口開封装置に関し、特に一度開封した場合、再度
密封されることのない、所謂飲み切り型の液体収容容器
の注口の開封に好適な注口開封装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術】紙又はプラスチックを主たる素材として形
成された液体収容容器の注口にはフィルム状のシートや
樹脂製のプルタブが取り付けられ密封されている。そし
て開封する時は、該シートやプルタブを剥がし取った
り、該シートにストローを突き差し込んだりして行って
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シート
やプルタブを剥がし取ったり、該シートにストローを突
き差したりする方法は、該シート、プルタブ及びストロ
ーが液体収容容器とは別のゴミとなり、これを安易に捨
てることによりゴミ問題を招いてしまう。
【0004】シートやプルタブの一部分のみを剥がすよ
うにして、シートやプルタブが液体収容容器から離脱し
ないようにしたものもあるが、これらのものはシートや
プルタブから手を離すと、該シートやプルタブが液体収
容容器の注口が閉塞されてしまうという問題がある。ア
ルミニウム等の金属材からなる液体収容容器において
は、一度開封すると開封した状態のままを保持する注口
の構造もあるが、紙又はプラスチックを主たる素材とし
て形成された液体収容容器にはこのようなものは無く、
その開発が要望されている。
【0005】本願発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、上記問題点を除去し、一度開封した場合、手を離し
ても再び注口が閉塞されることの無い、紙又はプラスチ
ックを主たる素材として形成された液体収容容器の注口
開封装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、紙又はプラスチックを主たる素材として形成
された液体収容容器の注口に、該注口を覆ってこれを密
封する密封部材上に配置され該密封部材を開封する液体
収容容器の注口開封装置であって、注口開封装置10は
図1に示すように、樹脂材からなり、密封部材を開封す
る注口開封部11と、開封部11を操作する操作部12
と、操作部12を支持し該開封装置10を液体収容容器
に固定する支持部13とを有し、開封部11と操作部1
2と支持部13は同一平面状に配置され、開封部11と
操作部12はそれらの対向する一端の間にV字状溝14
を設けることにより下部に形成された薄肉部14aで連
結されており、支持部13は開封部11と該開封部11
に連続する操作部12の所定部分を囲繞して配置され、
操作部はV字状溝14から所定寸法離れた位置の両側部
に設けられた所定長さの支持棒部材15で支持部13に
回動可能に支持され、操作部12の開封部11とは反対
側の端部を持ち上げると、操作部12の開封部11の側
の端部は支持棒部材15を中心に回動し、該開封部11
を薄肉部14aを中心に回動させ、該開封部の下面に位
置する密封部材を開封することを特徴とする。
【0007】また、開封部11の操作部12とは反対側
の端部には支持部13に形成された係合段部13aに係
合する係合段部11aが設けられ、支持棒部材15は開
封部11の側に且つ下方に所定角度傾斜しており、操作
部12の開封部11とは反対側端部を持ち上げると、操
作部12の開封部11の側の端部は支持棒部材15を中
心に回動し、該開封部11の係合段部11aが支持部材
の係合段部からはずれ、開封部11を薄肉部14aを中
心に回動させ、開封部11の下面に位置する密封部材を
開封することを特徴とする。
【0008】また、開封部11の操作部12の側の端部
で且つ両側には開封部11を薄肉部14aを中心に下方
に回動した際、支持部材13の側部に設けた鍔部13b
に係合し、操作部12を元の位置に戻した場合、開封部
11をその位置に停止させる係合爪16を設けたことを
特徴とする。
【0009】また、注口開封装置10の底部には図7及
び図11に示すように、液体収容容器20の注口及びそ
の近傍に位置する凸状部を収容できる凹部17を設けた
ことを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明は上記構成を採用することにより、操作
部12の開封部11とは反対側の端部を持ち上げると、
操作部12と開封部11を連結する薄肉部14aは図3
に示すように支持棒部材15の支持部材13側の支点G
を中心に矢印Iのように回動する。これにより薄肉部1
4aが屈曲し、初め開封部11を操作部12の方向に引
っ張り、更に回動が進むと下方に回動する。即ち、開封
部11の反操作部側端部は矢印Jに示すような動作をし
て下方に回動する。これにより、開封部11の下面に位
置する注口を密封しているフィルム状のシート等の密封
部材は破られ開封される。
【0011】初め開封部11が操作部12の方向に引っ
張られることにより、開封部11の係合段部11aが支
持部13の係合段部13aからはずれ、その後開封部1
1を薄肉部14aを中心に下方に回動させる。このよう
に操作部12の端部を持ち上げた場合、操作部12には
開封部11を該操作部12とは反対側に押す力が作用
し、開封部11を押そうとする。この時、支持棒部材1
5を開封部11の側に且つ下方に所定角度傾斜させて配
設すると、該支持棒部材15で開封部11を押す力は阻
止されると共に、該支持棒部材15の操作部12の側の
支点Hは支持部13側の支点Gより斜め下方に離れた位
置にあるから、前記薄肉部14aの屈曲と重なって、開
封部11の反操作部側端部は矢印Jのようにスムーズに
移動する。
【0012】上記のように操作部12の端部の僅かな持
ち上げによっても、開封部11の係合段部11aが支持
部13の係合段部13aからはずれ、他人が何らかの理
由で操作部12を持ち上げたことが容易に判別できるか
ら、例えば、液体収容容器に本来の液体を封入後、他人
が注口から有害物の混入した恐れのある場合を容易に識
別できる。
【0013】また、開封部11の操作部12側の端部で
且つ両側に係合爪16を設けたことにより開封部11の
回動が進み、反転状態に近づくと該係合爪16は支持部
13の側部に設けた鍔部13bを超えて下降し、操作部
12を元の位置に戻した場合、該係合爪16は鍔部13
bに係合し、開封部11が元の位置に戻ろうとするのを
止めるから、図4及び図9に示すように液体収容容器の
注口に開口Kが維持される。
【0014】また、注口開封装置の底部には凹部17を
設けるので、液体収容容器20の注口及びその近傍に凸
状部があっても、注口開封装置10を安定した状態で取
り付けることができ、液体収容容器20の注口を設ける
位置の制限が少なくなる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の液体収容容器の注口開封装置の構
造を示す平面図であり、同図(a)は平面図、同図
(b)はA−A断面図、同図(c)はB−B断面図、同
図(d)はC−C断面図である。図1に示すように、注
口開封装置10は板状の樹脂材からなり、液体収容容器
の注口を密封するフィルム状のシート等の密封部材を開
封する開封部11と、該開封部11を操作(作動させ
る)する操作部12と、操作部12を支持し該注口開封
装置10を液体収容容器の注口近傍に固定する支持部1
3とを有している。
【0016】図示するように、開封部11と操作部12
と支持部13は同一平面状に配置され、開封部11と操
作部13はそれらの対向する一端の間にV字状溝14を
設け、V字状溝14の下部に形成された薄肉部14aで
連結されている。支持部13は開封部11と該開封部1
1に連続する操作部12の所定部分を囲繞して配置され
ている。操作部12はV字状溝14から所定寸法離れた
位置の両側部に設けられた所定長さの支持棒部材15で
支持部13に回動可能に支持されている。
【0017】図2(a)は図1(a)のD部分の拡大図
であり、図2(b)はE−E断面図である。図示するよ
うに、支持棒部材15は一端が支持部13に連結され、
他端は操作部12の側に下方に向かって所定角度傾斜し
て配置連結されている。また、開封部11の操作部12
側の端部で且つ両側には、係合爪16が設けられてい
る。該係合爪16の先端側部には傾斜面16aを設けて
いる。該傾斜面16aは後述するように、開封部11が
回動し係合爪16が支持部13の鍔部13bを超える際
スムーズに超えることができるようにするためで、必ず
しも必要なものではない。
【0018】開封部11の先端部(操作部12とは反対
側の端部)には、図1(a)、(b)に示すように、係
合段部11aが設けられ、支持部13の対応する位置に
も該係合段部11aに係合する係合段部13aが設けら
れている。また、開封部11の両側に対向する支持部1
3の側部には図1(d)に示すように薄肉の鍔部13b
が設けられている。
【0019】上記構造の注口開封装置10を図5に示す
ように、紙又はプラスチックを主たる素材として形成さ
れた液体収容容器の注口(図示は省略)の上部に、該注
口を密封するフィルム状のシート等の密封部材の上に開
封部11が位置するように配置し固定し、操作部12を
引き上げることにより、開封部11は下方に回動し、密
封部材を破り、注口を開封する。以下、上記注口開封装
置10の動作を説明する。
【0020】図3は注口開封装置10の動作を説明する
ための図で、同図において、Gは支持棒部材15の支持
部13側の支点(支持棒部材15と支持部13との連結
中心)であり、Hは支持棒部材15の操作部12側の支
点(支持棒部材15と操作部12との連結中心)であ
る。
【0021】操作部12の後端(開封部11とは反対側
の端部)を矢印Lに示すように持ち上げると、開封部1
1と操作部12を連結する薄肉部14aは支点Gを中心
に矢印Iのように回動する。これにより該薄肉部14a
は屈曲し、開封部11に操作部12の方向に引っ張る力
が作用する。これにより、開封部11には操作部12の
方向に引っ張られ、開封部11の係合段部11aが支持
部13の係合段部13aからはずれると、開封部11は
上記引っ張り力と薄肉部14aの屈曲により、V字状溝
14の操作部12の側部が開封部11の側部に当接し、
開封部11を押すから開封部11は支点Gを中心に回動
し、その先端(操作部12とは反対側の端部)が矢印J
に示すように下方に移動する。
【0022】上記開封部11の移動により、その下面に
配置されている注口を密封する密封部材は破られ、注口
は開封される。回動が進むと下方に回動する。即ち、開
封部11の反操作部側端部は矢印Jに示すような動作を
して下方に回動する。これにより、開封部11の下面に
位置する注口を密封している密封部材は破られ開封され
る。
【0023】開封部11の回動が進み、反転状態(底面
が上を向くようになる状態)に近づくと係合爪16が支
持部13の鍔部13bを超えて下降する。即ち、係合爪
6は弾力性を有する樹脂材からなり、且つ薄肉で幅細に
なっているから、操作部12からの回転力で鍔部13b
を超えて下降する。この時係合爪16の先端側部には上
記のように傾斜面16aを設けておくと、係合爪16が
鍔部13bをスムーズに超える。
【0024】この状態で操作部12を引っ張り上げる前
の状態に戻すと、開封部11も戻り、開口を閉じようと
するが、図4に示すように係合爪16の先端部が支持部
13の鍔部13bに係止され、開封部11はこれ以上戻
れなくなり、その位置に停止する。これにより、液体収
容容器の注口に同図に示すように開封部11と略同じ形
状の開口Kが維持される。
【0025】操作部12の後端部を矢印L方向に引っ張
ることにより、該操作部12には開封部11を押すよう
な力が作用し、開封部11の係合段部11aが支持部1
3の係合段部13aからはずれにくくなる場合がある。
これに対処するため、本実施例では支持棒部材15を開
封部11の側で且つ下方に所定角度傾斜して配置されて
いるから、この開封部11を押す力を効果的に阻止し、
更に支持棒部材15の支点Hは支点Gより斜め下方に離
れた位置にあるから、薄肉部14aの屈曲と重なって、
開封部11の先端(操作部12とは反対側の端部)は矢
印Jに示すような軌跡でスムーズに移動する。
【0026】上記の開封部11の係合段部11aが支持
部13の係合段部13aからはずれるのは、操作部12
の端部(開封部11とは反対側の端部)の僅かな持ち上
げによっても起こり、外れた後係合段部11aは係合段
部13aの下面に係止するから、この状態は外部から容
易に判別できる。従って、例えば、液体収容容器に本来
の液体を封入後、他人が注口から有害物の混入した恐れ
のある場合を容易に識別できる。
【0027】なお、上記開封部11、操作部12及び支
持部13の形状配置は上記実施例に限定されるものでは
なく、要は樹脂材からなり、開封部、操作部及び支持部
を有し、開封部と操作部と支持部は同一平面状に配置さ
れ、開封部と操作部はそれらの対向する一端の間にV字
状溝を設けることにより形成された薄肉部で連結されて
おり、支持部は開封部と該開封部に連続する操作部の所
定部分を囲繞して配置されていれば、その形状及び配置
はどのようなものであっても良い。
【0028】また、上記実施例では液体収容容器の注口
をフィルム状のシートで覆い、該シートを開封部11で
破る場合を例に説明したが、注口を覆う密封部材はこれ
に限定されるものではなく、例えば注口と同じ形状寸法
の板状の栓を用い、その周囲と注口との間をシールした
ものや、容器自体の注口に細溝を形成し、注口を打ち抜
き易くしたものでもよい。要は開封部11の下降により
容易に開封ができ且つ密封性のよい密封部材であれば良
いことは当然である。
【0029】図6は本発明の液体収容容器の他の注口開
封装置の構造を示す図で、同図(a)は正面図、同図
(b)は平面図、同図(c)はL−L断面図、同図
(d)は右側面図である。また、図7は本発明の注口開
封装置の外観図である。なお、図6及び図7において、
図1乃至図5と同一符号を付した部分は同一又は相当部
分を示す。また他の図面においても同様とする。
【0030】図6及び図7に示す注口開封装置10が図
1に示す注口開封装置10と相違する点は、図6及び図
7の注口開封装置10においては底部に溝状の凹部17
を設けている点であり、他の部分は形状に若干の相違が
あるのみで、その構造及び機能は同一であるからその詳
細な説明は省略する。
【0031】上記構造の注口開封装置10は底部に溝状
の凹部17を設けているため、該溝状の凹部17に図8
に示すように8角筒状の液体収容容器20の頂部の注口
を横切る包装シール折り込み凸部20aが収まるように
該注口開封装置10を配設することにより、該注口開封
装置10を安定した状態で取り付けることが可能にな
る。即ち、注口開封装置10の底部に溝状の凹部17を
設けることにより、該注口開封装置10の取り付け位置
が平坦部でも、凸部があっても該凸部が該凹部17に収
まるものであれば良く、注口開封装置10の取り付け位
置の制限が少なくなる。言い替えれば液体収容容器20
の頂部に注口を設けることができる範囲が広くなる。
【0032】上記構造の注口開封装置10を、図8に示
すように液体収容容器20の頂部に設けた注口(図示せ
ず)の上面に開封部11が位置するように配置して取り
付ける。開封時は操作部12を持ち上げることにより、
図9に示すように開封部11の下面に位置する注口を密
封する密封部材は破られ、注口は開封される。
【0033】図10は本発明の液体収容容器の他の注口
開封装置の構造を示す図で、同図(a)は正面図、同図
(b)は平面図、同図(c)はM−M断面図である。ま
た、図11は本注口開封装置の外観図である。図10及
び図11に示す注口開封装置10が図1に示す注口開封
装置10と相違する点は、図6及び図7の場合と同様、
図10及び図11の注口開封装置10においては底部に
溝状の凹部17を設けている点であり、他の部分は形状
に若干の相違があるのみで、その構造及び機能は同一で
あるからその詳細な説明は省略する。
【0034】図12は8角筒状の液体収容容器20の頂
部の注口に上記構造の注口開封装置10を取り付けた状
態を示す図である。8角筒状の液体収容容器20の頂部
には包装シールの折り込み凸部20aがあり、該折り込
み凸部20aが溝状の凹部17に収容されるように注口
開封装置10を取り付けることにより、該注口開封装置
10は安定した状態で取り付けられる。注口の開封は図
8及び図9の場合と略同じであるからその説明は省略す
る。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、下
記のような優れた効果が得られる。 (1)紙又はプラスチックを主たる素材として形成され
た液体収容容器に固定した注口開封装置の操作部の端部
を持ち上げるだけで、該操作部に連結された開封部を回
動させ、該開封部の下面に位置する注口を密封する密封
部材を破り開封できるので、液体収容容器と別にゴミが
発生することはない。
【0036】(2)開封前の状態では開封部の係合段部
が支持部の係合段部に係合しているが、操作部を僅かに
引き上げる開封操作をしただけで該係合が外れた状態と
なるから、他人が操作部を操作したことを外部から容易
に識別することができる。
【0037】(3)開封後、操作部を元の位置に戻した
場合、開封部に設けた係合爪が支持部の鍔部に係止し、
開封部を開封したままの状態に保持するから、一度開封
された注口が再び閉塞されるということがない。
【0038】(4)また、注口開封装置の底部には凹部
を設けたので、液体収容容器の注口及びその近傍に凸状
部があっても、注口開封装置を安定した状態で取り付け
ることができ、液体収容容器の注口を設ける位置の制限
が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液体収容容器の注口開封装置の構造を
示す平面図であり、図1(a)は平面図、図1(b)は
A−A断面図、図1(c)はB−B断面図、図1(d)
はC−C断面図である。
【図2】図1(a)のD部分の拡大図で、図2(a)は
平面図、図2(b)はE−E断面図である。
【図3】本発明の液体収容容器の注口開封装置の動作を
説明するための図である。
【図4】本発明の液体収容容器の注口開封装置が開封し
た状態を示す平面図である。
【図5】本発明の注口開封装置を液体収容容器の注口に
取付けた状態を示す外観図である。
【図6】本発明の液体収容容器の他の注口開封装置の構
造を示す図で、図6(a)は正面図、図6(b)は平面
図、図6(c)はL−L断面図、図6(d)は右側面図
である。
【図7】本発明の注口開封装置の外観図である。
【図8】本発明の注口開封装置を液体収容容器の注口に
取付けた状態を示す外観図である。
【図9】本発明の注口開封装置の開封状態を示す外観図
である。
【図10】本発明の液体収容容器の他の注口開封装置の
構造を示す図で、図10(a)は正面図、図10(b)
は平面図、図10(c)はM−M断面図である。
【図11】本発明の注口開封装置の外観図である。
【図12】本発明の注口開封装置を液体収容容器の注口
に取付けた状態を示す外観図である。
【符号の説明】
10 注口開封装置 11 開封部 12 操作部 13 支持部 14 V字状溝 15 支持棒部材 16 係合爪 17 溝状の凹部 20 液体収容容器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙又はプラスチックを主たる素材として
    形成された液体収容容器の注口に、該注口を覆ってこれ
    を密封する密封部材上に配置され該密封部材を開封する
    液体収容容器の注口開封装置であって、 前記開封装置は樹脂材からなり、前記密封部材を開封す
    る開封部と、該開封部を操作する操作部と、該操作部を
    支持し該開封装置を前記液体収容容器に固定する支持部
    とを有し、 前記開封部と操作部と支持部は同一平面状に配置され、
    該開封部と操作部はそれらが対向する一端の間にV字状
    溝を設けることにより下部に形成された薄肉部で連結さ
    れており、該支持部は開封部と該開封部に連続する操作
    部の所定部分を囲繞して配置され、 前記操作部はV字状溝から所定寸法離れた位置の両側部
    に設けられた所定長さの支持棒部材で前記支持部材に回
    動可能に支持され、 前記操作部の反開封部側端部を持ち上げると、該操作部
    の開封部側端部は前記支持棒部材を中心に回動し、該開
    封部を前記薄肉部を中心に回動させ、該開封部の下面に
    位置する前記密封部材を開封することを特徴とする液体
    収容容器の注口開封装置。
  2. 【請求項2】 前記開封部の反操作部側端部には前記支
    持部材に形成された係合段部に係合する係合段部が設け
    られ、前記支持棒部材は開封部側に且つ下方に所定角度
    傾斜しており、前記操作部の反開封部側端部を持ち上げ
    ると、該操作部開封部側端部は前記支持棒部を中心に回
    動し、該開封部の係合段部が該支持部の係合段部からは
    ずれ、該開封部を前記薄肉部を中心に回動させ、該開封
    部の下面に位置する前記密封部材を開封することを特徴
    とする請求項1に記載の液体収容容器の注口開封装置。
  3. 【請求項3】 前記開封部の操作部側端部で且つ両側に
    は該開封部を前記薄肉部を中心に下方に回動した際、前
    記支持部材の側部に設けた鍔部に係合し、該操作部を元
    の位置に戻した場合、該開封部をその位置に停止させる
    係合爪を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載
    の液体収容容器の注口開封装置。
  4. 【請求項4】 前記注口開封装置の底部には液体収容容
    器の注口及びその近傍に位置する凸状部を収容できる凹
    部を設けたことを特徴とする請求項1又は2又は3に記
    載の液体収容容器の注口開封装置。
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