JPH08198048A - 膨張可能な乗車人拘束具を膨張させるための装置 - Google Patents

膨張可能な乗車人拘束具を膨張させるための装置

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JPH08198048A
JPH08198048A JP7268341A JP26834195A JPH08198048A JP H08198048 A JPH08198048 A JP H08198048A JP 7268341 A JP7268341 A JP 7268341A JP 26834195 A JP26834195 A JP 26834195A JP H08198048 A JPH08198048 A JP H08198048A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動発火パケットが、エアバッグによって、
乗物の内部から熱絶縁されない、インフレータを提供す
る。 【解決手段】 エアバッグを膨張させるためのインフレ
ータ10は、外側ハウジング40を備えている。ガス発
生材料から成るディスク110を収容する気密シールさ
れた容器90が、外側ハウジング40の中に設けられ
る。容器90は、ディスク110のガス発生材料の発火
温度よりも低い発火温度を有する自動発火材料164を
収容する、環状の自動発火パケット150も備えてい
る。自動発火パケット150は、イグナイタ99のベー
ス138の周囲を伸長する。自動発火パケット150
は、折り畳まれたエアバッグが横断するハウジングの上
端壁54に対向するハウジングの下端壁46に隣接して
配置されている。従って、エアバッグは、インフレータ
10が設けられている乗物の内部の熱から、自動発火パ
ケット150を絶縁しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗車人を拘束する
ための装置に関し、より詳細には、膨張可能な乗車人拘
束具用のインフレータに関する。
【0002】
【従来の技術】エアバッグの如き膨張可能な乗車人拘束
具用のインフレータは、膨張流体源を収容するハウジン
グを備えている。膨張流体源は、発火性のガス発生材料
を含むことができる。インフレータは、エアバッグを膨
張させる必要がある衝突が起こったことを示す状態が乗
物に生じた時に、作動する。そのような衝突を示す状態
は、例えば、所定量の乗物の減速度が生じた場合を含む
ことができる。
【0003】エアバッグ用のインフレータは一般に、イ
グナイタを含み、該イグナイタは、このイグナイタが作
動した時に発火する、イグナイタ材料を有する。イグナ
イタ材料が発火すると、ガス発生材料が発火する。この
ガス発生材料は、発火すると、エアバッグを膨張させる
ガスを発生する。上記ガス発生材料は一般に、約343
°C(約650°F)あるいはそれ以上の温度で発火し
て燃焼する。
【0004】上記インフレータは、異常に高い温度を受
けることがある。例えば、乗物に火災が生じた場合に
は、インフレータ付近の乗物の温度は、約343°C
(650°F)あるいはそれ以上の温度に達することが
ある。そのような状況においては、上記ガス発生材料
は、発火するに十分な温度になるかも知れない。
【0005】乗物の周囲温度が過度に高くなった時に、
上記ガス発生材料が発火することを防止するために、あ
る量の自動発火材料が、インフレータの中に設けられ
る。この自動発火材料は、上記ガス発生材料が発火する
温度よりも低い温度で発火するように、特別に設計され
ている。代表的な自動発火材料は、約177°C(35
0°F)付近で発火する。自動発火材料が発火すると、
ガス発生材料が発火する。従って、上記ガス発生材料
は、周囲温度が約177°C(350°F)になった時
に、発火する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題及び課題を解決するため
の手段】エアバッグを膨張させるための改善された装置
は、インフレータハウジングの中に設けられた自動発火
パケットを備える。この自動発火パケットは、インフレ
ータハウジングの中に設けられたガス発生材料の発火温
度よりも低い発火温度を有する材料を収容している。上
記インフレータハウジングが過剰の熱に曝されると、上
記自動発火パケットは、上記ガス発生材料を発火させ
る。
【0007】自動発火パケットは、環状の形態を有する
のが効果的である。ガス発生材料用のイグナイタが、上
記環状の自動発火パケットの中央開口を貫通する。自動
発火パケットは、折り畳まれて収納されたエアバッグが
横断するインフレータハウジングの端部壁とは反対側の
インフレータハウジングの端部壁に隣接して設けられ
る。上記自動発火パケットをエアバッグとは反対側のイ
ンフレータハウジングの壁部に隣接して設けることによ
り、熱は、乗物の内部から、インフレータハウジングの
上記壁部を通って、上記自動発火パケットまで、容易に
伝達される。その理由は、上記自動発火パケットは、エ
アバッグによっては、乗物の内部から絶縁されていない
からである。
【0008】本発明の別の特徴は、添付の図面を参照し
て以下の記載を読むことにより、当業者には容易に理解
されよう。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、膨張可能な乗車人拘束
具用のインフレータに関し、より詳細には、乗物のドラ
イバすなわち運転者を保護するためにエアバッグを膨張
させるためのインフレータに関する。本発明は、種々の
インフレータ構造に応用可能である。本発明の代表例と
して、図1は、インフレータ10を示している。エアバ
ッグ12を備える膨張可能な乗車人拘束具が、複数の層
に折り畳まれて、インフレータ10の上端部を横断して
伸長している。カバー14が、エアバッグ12及びイン
フレータ10を包囲している。必要に応じて、折り畳ま
れたエアバッグ12に対して、追加のカバーを設けるこ
とができる。インフレータ10、エアバッグ12、及
び、カバー14は、乗物のステアリングホイール16に
装着されるモジュールの要素である。
【0010】乗物が、衝突が生じた場合に起こるよう
に、突然に減速すると、インフレータ10が作動され
て、ある量のガスを発生する。インフレータ10からの
上記ガスは、エアバッグ12を膨張させる。エアバッグ
12が膨張し始めると、このエアバッグは、カバー14
の複数の弱化部を破断させる。上記弱化部の1つが、図
1に符号18で示されている。エアバッグ12が引き続
き膨張すると、該エアバッグは、周知のように、乗物の
ドライバとステアリングホイール16との間のスペース
の中に移動して、ドライバの動きを拘束する。
【0011】インフレータ10(図2)は、外側ハウジ
ング40を備えている。このハウジング40は、3つの
部品、すなわち、ディフューザ・カップ42、燃焼カッ
プ44、及び、燃焼室カバーすなわち下端壁46から形
成されている。ディフューザ・カップ42、燃焼カップ
44、及び、下端壁46は、UNS S30100のス
テンレス鋼の如き金属から形成されている。
【0012】ディフューザ・カップ42は、概ねコップ
型であり、インフレータ10の中央軸線52の周囲を伸
長する、円筒形のディフューザ・カップ側壁50を有し
ている。ディフューザ・カップ側壁50は、平坦な上端
壁54と平坦な下方フランジ56との間で伸長してい
る。ディフューザ・カップ42の平坦な上端壁54の環
状の内側面55が、上端壁54に中央開口57を形成し
ている。平坦な上端壁54、及び、平坦な下方フランジ
56は、互いに概ね平行であり、中央軸線52に対して
直交している。複数のガス流出開口58から成る環状列
が、ディフューザ・カップ側壁50の上方部分の周囲
で、円周方向に伸長している。複数の開口58は、概ね
矩形の複数の開口から成る単一の列として、図示されて
いる。しかしながら、そのような開口58は、円形の形
状とすることができ、また、2又はそれ以上の列とする
ことができる。
【0013】燃焼カップ44は、概ねコップ型であり、
ディフューザ・カップ42の内側に設けられている。燃
焼カップ4は、軸線52の周囲を伸長する円筒形の側壁
60を有している。この円筒形の側壁60は、平坦な上
端壁64と平坦な下方フランジ66との間で伸長してい
る。上端壁64及び下方フランジ66は、互いに概ね平
行であり、中央軸線52に対して直交している。複数の
開口68から成る環状列が、燃焼カップの円筒形の側壁
60の下方部分の周囲を円周方向に伸長している。
【0014】燃焼カップ44の上端壁64は、レーザ溶
接によって形成されるのが好ましい連続的な溶接部によ
って、円周方向の溶接箇所70において、ディフューザ
・カップ42の上端壁54の環状の内側面55に溶接さ
れている。燃焼カップ44の上端壁64、及び、ディフ
ューザ・カップ42の端部壁54は、協働してインフレ
ータ10の上端壁を形成している。折り畳まれて収納さ
れたエアバッグ12(図1)は、インフレータ10の上
端壁の上に位置している。燃焼カップの平坦な下方フラ
ンジ66は、これもレーザ溶接により形成されるのが好
ましい連続的な溶接部によって、円周方向の溶接箇所7
2において、ディフューザ・カップの平坦な下方フラン
ジ56に溶接されている。
【0015】下端壁46は、円形の中央部分80を有す
る、概ね平坦な金属部品であり、上記円形の中央部分
は、燃焼カップ44の上端壁64に対して平行に伸長
し、該上端壁から隔置されている。環状の外側フランジ
82が、下端壁46の中央部分80から軸方向に変位す
ると共に、該中央部分から半径方向外方に伸長してい
る。円形の開口84が、下端壁46の円形の中央部分8
0に設けられている。下端壁46の環状の外側フランジ
82は、連続的な溶接部によって、燃焼カップの平坦な
下方フランジ66に対して、円周方向の溶接箇所86に
おいて、溶接されている。必要に応じて、この溶接は、
溶け込み溶接とすることができる。
【0016】気密シールされた容器90が、燃焼カップ
44の中に設けられている。容器90は、2つの部品、
すなわち、容器の下方部分92、及び、容器カバー94
から形成されている。容器カバー94の半径方向外方の
縁部は、容器の下方部分92の隣接する縁部に対してか
しめ接続されて、容器90を気密にシールしている。容
器90は、比較的薄いアルミニウムから形成されるのが
好ましい。
【0017】容器の下方部分92は、円筒形の外側の側
壁96を有しており、この外側の側壁は、燃焼カップの
円筒形の側壁60の内側で、該側壁に隣接している。円
筒形の外側の側壁96は、燃焼カップの側壁60の開口
68に隣接する領域において、減少した肉厚を有してい
る。容器の下方部分92はまた、円筒形の外側の側壁9
6から半径方向内方に隔置された、円筒形の内側の側壁
98を有している。円筒形の内側の側壁98は、イグナ
イタ99に隣接する領域において、減少した厚みを有し
ている。
【0018】容器の下方部分92の平坦な環状の下端壁
100が、円筒形の外側の側壁96と円筒形の内側の側
壁98とを互いに接続している。容器の下方部分92の
円形の内側の頂壁102が、内側の側壁98から半径方
向内方に伸長して、該内側の側壁に蓋をしている。円形
の内側の頂壁102、及び、円筒形の内側の側壁98
は、気密シールされた容器90に、下方に開口した中央
凹所104を形成している。イグナイタ99は、中央凹
所104の中へ伸長している。イグナイタ99は、外側
ハウジング40の下端壁46を貫通しているが、容器9
0の外側に位置している。
【0019】複数の環状のガス発生ディスク110が、
気密シールされた容器90の中で、垂直方向に積み重ね
られている。環状のクッション112が、最上方のガス
発生ディスク114と容器カバー94の内側との間に設
けられている。ガス発生ディスク110は、約343°
C(650°F)よりも高い温度まで加熱された時に発
火して窒素ガスを発生する、周知の材料から形成されて
いる。多くのタイプのガス発生材料を使用することがで
きるが、適当なガス発生材料が、米国特許第3,89
5,098号明細書に開示されている。
【0020】環状のガス発生ディスク110は、イグナ
イタ99、並びに、容器90の円筒形の内側の側壁98
に対して、同軸状の関係で配置されている。イグナイタ
99、並びに、容器90の円筒形の内側の側壁98は、
幾つかのガス発生ディスク110の中央開口を通って軸
方向に伸長している。
【0021】環状のプレフィルタ120が、環状のガス
発生ディスク110の半径方向外方で且つ気密シールさ
れた容器90の円筒形の外側の側壁96の半径方向内方
に位置している。小さな環状のスペースが、環状のプレ
フィルタ120と円筒形の外側の側壁96との間に形成
されている。
【0022】参照符号122で概略的に示された環状の
スラグスクリーンが、ディフューザ・カップ42の中で
燃焼カップ44の外側に設けられている。環状のスラグ
スクリーン122は、開口68の環状列の半径方向外方
に位置し、燃焼カップの円筒形の側壁60に接してい
る。しかしながら、スラグスクリーン122は、燃焼カ
ップの円筒形の側壁60の開口68から離すこともでき
る。
【0023】参照符号124で概略的に示された環状の
最終フィルタアセンブリが、環状のスラグスクリーン1
22の上方で、且つ、ディフューザ・カップ42の内側
に設けられている。環状の最終フィルタアセンブリ12
4は、ディフューザ・カップ42の側壁50のガス流出
開口58の半径方向内方に位置している。環状の最終フ
ィルタアセンブリ124は、種々の材料から成る複数の
層である。これらの層は、ディフューザ・カップの側壁
50の内側でその周囲に延在している。環状の最終フィ
ルタアセンブリ124の詳細な構造は、本発明の一部を
構成するものではないので、詳細には説明しない。
【0024】環状のフィルタシールド126が、ディフ
ューザ・カップ側壁50から半径方向内方に突出し、環
状の最終フィルタアセンブリ124と環状のスラグスク
リーン122とを分離している。環状のグラファイトシ
ール128が、環状の最終フィルタアセンブリ124の
上縁部とディフューザ・カップの平坦な上端壁の内側と
の間のギャップをシールしている。他の環状のグラファ
イトシール130が、環状の最終フィルタアセンブリ1
24と環状のフィルタシールド126の上側との間のギ
ャップをシールしている。
【0025】イグナイタ99は、下端壁46の円形の開
口84を通って伸長し、気密シールされた容器90の下
方に開口した中央凹所104の中に入っている。イグナ
イタ99は、外側ハウジング40及び容器90と同軸状
の関係で配列されている。イグナイタ99は、ベース1
38を有しており、該ベースは、レーザ溶接によって形
成されるのが好ましい連続的な溶接部によって、円周方
向の溶接箇所144で下端壁46の円形の中央部分80
に溶接されている。イグナイタ99は、薄い金属ケーシ
ング140を有しており、該金属ケーシングは、イグナ
イタが作動すると破断し、熱い燃焼生成物が、イグナイ
タから逃げることを可能とする。
【0026】イグナイタ99は、該イグナイタ99から
外方へ伸長する一対の導線146に接続されている。こ
れら導線146は、衝突センサ(図示せず)に接続する
ことができる。導線146はまた、イグナイタ99の中
の発火材料の中に埋め込まれた抵抗線にも接続されてい
る。イグナイタ99は、周知の適宜な構造を有すること
ができる。薄いプラスチックフィルム(図示せず)が、
イグナイタ99のケーシング部分140の外側に設けら
れ、イグナイタ99を磨耗させる恐れのある金属対金属
の接触を防止している。
【0027】エアバッグの膨張が望まれる、乗物の衝突
又は他の突然の減速が起こると、上記衝突センサが、電
気回路を閉成する。次に、電流が、導線146を通って
イグナイタ99に流れる。上記抵抗線が、イグナイタ9
9の中の装填物を発火させる発火材料を発火させる。イ
グナイタ99の中の装填物の発火により、熱いガス生成
物が形成され、このガス生成物は、イグナイタ99の外
側へ流れて、円形の内側の頂壁102、並びに、気密シ
ールされた容器90の円筒形の内側の側壁98を破断さ
せる。イグナイタ99からの上記熱いガスは、ガス発生
ディスク110を発火させる。これらガス発生ディスク
110は、ある量の別の熱いガスを迅速に発生する。
【0028】ガスの圧力は、気密シールされた容器90
の円筒形の外側の側壁96に作用して、円筒形の外側の
側壁96を、燃焼カップ44の円筒形の側壁60に向け
て、押圧する。その結果、気密シールされた容器90の
円筒形の外側の側壁96は、円筒形の側壁60の開口6
8の環状列において、破断するかあるいは外方へ膨ら
む。開口69に隣接する円筒形の外側の側壁96の減少
した厚みが、所望の圧力において、側壁96のその部分
が、他の部分に優先して破断することを可能とする。
【0029】次に、環状のガス発生ディスク110の燃
焼により生じたガスは、環状のプレフィルタ120を通
って、半径方向外方へ流れる。環状のプレフィルタ12
0は、その流れるガスから、イグナイタアセンブリ9
9、並びに、環状のガス発生ディスク110の幾つかの
燃焼生成物を除去する。プレフィルタ120は、流れる
ガスを冷却する。そのようなガスが冷却されると、金属
の如き融解した生成物が、プレフィルタ120の上に付
着する。ガスは、開口68の環状列を通って流れて、環
状のスラグスクリーン122の中に入る。
【0030】環状のスラグスクリーン122は、上記流
れるガスから粒子を取り除いてこれを溜める。スラグス
クリーンはまた、上記流れるガスを冷却する。ガスが冷
却されると、金属の如き融解した燃焼生成物が、環状の
スラグスクリーン122に付着する。環状のスラグスク
リーン122と環状の最終フィルタアセンブリ124と
の間の環状のフィルタシールド126は、乱流のガスを
環状のスラグスクリーン122の中及びその周囲に発生
させる。この乱流のガス流は、比較的重たい粒子が、環
状のスラグスクリーン122、並びに、ディフューザ・
カップ42の下方部分の中に留まることを促進する。
【0031】上記ガスは、環状のスラグスクリーン12
2から軸方向上方に流れ、環状の最終フィルタアセンブ
リ124に至る。次に、上記ガスは、環状の最終フィル
タアセンブリ124を通って半径方向外方に流れ、該最
終フィルタアセンブリは、ガスから小さい粒子を取り除
く。環状の最終フィルタアセンブリ124はまた、上記
ガスを更に冷却し、これにより、ガスの中の融解生成物
が、環状の最終フィルタアセンブリ124の部品の上に
堆積する。ガス流出開口58の環状列は、ガス流をエア
バッグ12(図1)の中に導いて、エアバッグ12を膨
張させる。
【0032】本発明に従って構成された自動発火パケッ
ト150(図2)が、インフレータ10の中に設けられ
ている。この自動発火パケット150は、容器90の中
に設けられ、容器90の環状の下端壁100に平坦な状
態で係合している。容器90の下端壁100は、外側ハ
ウジング40の下端壁46の平坦な円形の中央部分80
に平坦な状態で係合するように配置されている。
【0033】自動発火パケット150は、環状の形態
(図3)を有しており、イグナイタ99及びガス発生デ
ィスク110と同軸状の関係で配置されている。自動発
火パケット150は、平坦な環状の下側層154と、環
状の上側層156とを備えている(図4)。上側層15
6及び下側層154は、円形の外側接続部158、及
び、円形の内側接続部160によって、互いに接続され
ている(図3及び図4)。円形の中央開口161が、自
動発火パケット150を貫通している。
【0034】上側層156及び下側層154は協働し
て、環状のチャンバ162を形成している。環状のチャ
ンバ162は、自動発火材料164を収容している。自
動発火材料164は、多くの異なる組成を有することが
できるが、自動発火材料は、IMR 4895の如き、
約177°C(約350°F)で発火する安定化ニトロ
セルロース(硝酸セルロース)成分であるのが好まし
い。この特定した自動発火材料は、E.I.DuPon
t de Nemours & Co.によって製造さ
れている。自動発火材料164は、また、BKNO3の
如き、発火促進剤を含むこともできる。
【0035】自動発火材料164は、ガス発生ディスク
110の材料の発火温度よりも低い発火温度を有してい
る。ガス発生ディスク110は、約343°C(650
°F)よりも高い温度で発火し、一方、自動発火材料1
64は、約177°C(約350°F)の温度で発火す
る。異なる発火温度を有する別の自動発火材料を用いる
ことができる。しかしながら、自動発火材料164の発
火温度は、ガス発生ディスク110の材料の発火温度よ
りも低くなければならない。
【0036】自動発火パケット150の上側層156及
び下側層154は、容易に整形することができ、且つ、
良好な熱伝導率を有する金属から形成される。図4に示
す本発明の実施例においては、上側層156及び下側層
154は、約0.076mm(約0.003インチ)の
厚みを有するアルミニウムから形成される。必要に応じ
て、別の材料及び/又は別の材料厚みを用いることがで
きる。
【0037】自動発火パケット150の下側層154
は、平坦であり、容器90の下端壁に平坦な状態で当接
して係合するように配置されている。容器90の下端壁
100は、外側ハウジング40の下端壁46に平坦な状
態で当接して係合するように配置されている。従って、
熱は、全体が金属で形成された経路に沿って、外側ハウ
ジング40及び容器90を通って、自動発火パケットに
伝達される。
【0038】内側接続部160及び外側接続部158
は、自動発火パケット150の下側層154及び上側層
156を相互に接続している。自動発火パケット150
の図示の実施例においては、外側接続部158及び内側
接続部160は、下側層154の材料を上側層156の
材料の上に折り曲げ、これら2つの層を互いにかしめて
確実な機械的な相互接続部を形成することにより、形成
されている。
【0039】自動発火パケット150の下側層154と
上側層156との間の外側接続部158及び内側接続部
160は、多くの異なる方法で形成することができる。
例えば、外側接続部158及び内側接続部160は、超
音波溶接によって、あるいは、適宜なテープ及び/又は
接着剤を用いて、形成することができる。
【0040】自動発火パケット150は、インフレータ
10の中で、外側ハウジング40の下端壁46に隣接す
る箇所に設けられている。ガス発生ディスク110は、
外側ハウジング40の下端壁46とは反対側の自動発火
パケット150の側部に隣接して、配置されている。エ
アバッグ12の折り畳まれた層は、燃焼カップ44の上
端壁を横断して伸長している(図1)。
【0041】外側ハウジングの下端壁46の外側面か
ら、自動発火材料までの熱流路は、全体が金属から形成
されている。従って、熱は、外側ハウジング40の金属
の下端壁46、容器90の金属の下端壁100、及び、
自動発火パケット150の金属の下側層154を通っ
て、自動発火材料164に伝達される。
【0042】インフレータ10が設けられている乗物の
内部が、過剰な温度、すなわち、約177°C(約35
0°F)まで加熱されると、その熱は、外側ハウジング
40を通って、自動発火パケット150に容易に伝達さ
れる。折り畳まれて収納されたエアバッグ12(図1)
の層は、インフレータ10の外側ハウジング40の上端
壁を横断して伸長しており、また、外側ハウジングの下
端壁46から隔置されているので、エアバッグは、自動
発火パケット150を乗物の熱から絶縁しない。外側ハ
ウジング40の金属の下端壁46、及び、容器90の金
属の下端壁100は、良好な熱伝導体であるので、乗物
の内部が約177°C(350°F)の温度に達すると
ほぼ同時に、自動発火パケット150は、同じ温度に達
する。
【0043】自動発火パケット150が、約177°C
(350°F)の温度に達すると同時に、自動発火パケ
ット150の中の自動発火材料164(図4)が発火す
る。これにより、燃焼生成物が、自動発火パケット15
0から排出され、ガス発生ディスク110の燃焼が開始
する。
【0044】イグナイタ99は、自動発火パケット15
0の中央開口161を貫通している。自動発火パケット
150は、イグナイタ99のベース138の周囲を伸長
している。イグナイタ99の比較的薄いケーシング14
0は、自動発火パケット150から隔置されている。従
って、自動発火パケット150が作動しても、イグナイ
タ99の中の可燃性材料が発火するとは限らない。自動
発火パケット150が、イグナイタ99の比較的薄いケ
ーシング140にもっと接近していれば、自動発火パケ
ット150が作動すると、より高い確率で、イグナイタ
99の中の可燃性材料を発火させるに十分な熱が発生す
るであろう。
【0045】イグナイタ99が、自動発火パケット15
0の発火時に直ちに発火すると、ガス発生ディスク11
0は、より迅速に発火し、インフレータ10の中の燃焼
生成物の量は多く、該インフレータの中の圧力は高い。
乗物の内部から熱が伝達されて自動発火パケット150
を作動させる状況においては、インフレータ10の中の
燃焼生成物の量及び圧力を極力小さくすることが望まし
い。自動発火パケット150をイグナイタ99のベース
の周囲に位置させることにより、自動発火パケットが発
火した時に、イグナイタが作動する確率は低くなる。
【0046】本発明に関する上述の記載から、当業者
は、改善例、変形例及び変更例を考えることができよ
う。当業者により考えられるそのような改善例、変形例
及び変更例は、本発明の範囲に入る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成されたインフレータを含む
膨張可能なエアバッグモジュールを有する、乗物のステ
アリングホイールを一部断面で示す横断面図である。
【図2】図1のインフレータを一部断面で示す横断面図
である。
【図3】図2のインフレータに使用される部品の平面図
である。
【図4】図3の線4−4に沿う断面図である。
【符号の説明】
10 インフレータ(膨張装置) 12 エアバッグ(膨張可能な乗車人拘束具) 40 外側ハウジング 46 下端壁(ハウジングの第2の端部) 54 上端壁(ハウジングの第1の端部) 58 ガス流出開口 90 気密シールされた容器 96 円筒形の外側壁 98 円筒形の内側壁 100 下端壁 110 ガス発生ディスク 138 ベース 140 ケーシング 150 自動発火パケット 154 下側層(環状の金属層) 156 上側層(環状の金属層) 158 外側接続部 160 内側接続部 161 自動発火パケットの中央開口 162 環状のチャンバ 164 自動発火材料

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 膨張可能な乗車人拘束具を膨張させるた
    めの装置であって、 ハウジングと、 該ハウジングの中に設けられ、その発火時に、前記膨張
    可能な乗車人拘束具を膨張させるためのガスを発生する
    ガス発生材料と、 前記ハウジングの中に設けられると共に、前記ガス発生
    材料の発火温度よりも低い発火温度を有する材料を収容
    する、環状の自動発火パケットとを備えることを特徴と
    する装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の装置において、前記ハウジン
    グに接続されると共に、前記ガス発生材料を発火させる
    ように作動可能なイグナイタを更に備え、該イグナイタ
    が、前記環状の自動発火パケットの中央開口を貫通する
    ことを特徴とする装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の装置において、前記ハウジン
    グは、前記膨張可能な乗車人拘束具が膨張する前に、該
    膨張可能な乗車人拘束具に隣接して配置される第1の端
    部壁と、該第1の端部壁と対向する第2の端部壁とを備
    え、前記環状の自動発火パケットが、前記第2の端部壁
    に隣接して配置されることを特徴とする装置。
  4. 【請求項4】 請求項3の装置において、前記第2の端
    部壁に接続されると共に、前記第1の端部壁に向かって
    前記ハウジングの中に伸長するイグナイタを更に備え、
    該イグナイタが、前記環状の自動発火パケットの中央開
    口を貫通することを特徴とする装置。
  5. 【請求項5】 請求項1の装置において、前記ガス発生
    材料は、ガス発生材料から形成される複数の環状のディ
    スクを有しており、ガス発生材料から形成される前記環
    状のディスクが、前記環状の自動発火パケットと同軸状
    の関係で配置されることを特徴とする装置。
  6. 【請求項6】 請求項5の装置において、前記ハウジン
    グに接続されると共に、ガス発生材料から形成される前
    記環状のディスクを発火させるように作動可能なイグナ
    イタを更に備え、該イグナイタが、前記環状の自動発火
    パケットの中央開口、並びに、ガス発生材料から形成さ
    れる前記複数の環状のディスクの中央開口を貫通するこ
    とを特徴とする装置。
  7. 【請求項7】 請求項1の装置において、前記環状の自
    動発火パケットは、第1の環状の金属層と、該第1の環
    状の金属層と協働して環状のチャンバを形成する、第2
    の環状の金属層と、前記第1及び第2の環状の金属層を
    相互に接続するための接続手段とを備え、前記ガス発生
    材料の発火温度よりも低い発火温度を有する前記材料
    が、前記環状のチャンバの中に配置されていることを特
    徴とする装置。
  8. 【請求項8】 請求項1の装置において、前記ハウジン
    グは、前記ガス発生材料によって発生されたガスが、前
    記膨張可能な乗車人拘束具に向かう際に通過する、複数
    のガス流出開口を形成する、面手段を有する外側ハウジ
    ングと、該外側ハウジングの中に配置された気密シール
    された容器とを備え、前記ガス発生材料及び前記環状の
    自動発火パケットが、前記容器の中に配置されることを
    特徴とする装置。
  9. 【請求項9】 請求項8の装置において、前記環状の自
    動発火パケットは、第1の環状の金属層と、該第1の環
    状の金属層と協働して環状のチャンバを形成する、第2
    の環状の金属層と、前記第1及び第2の環状の金属層を
    相互に接続するための接続手段とを備え、前記ガス発生
    材料の発火温度よりも低い発火温度を有する前記材料
    が、前記環状のチャンバの中に配置され、前記自動発火
    パケットの前記第1の環状の金属層が、前記容器の内側
    面に係合した状態で配置されていることを特徴とする装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項8の装置において、前記容器
    は、円筒形の外側壁と、該円筒形の外側壁と同軸状の関
    係で配置された円筒形の内側壁とを備え、該円筒形の内
    側壁が、前記環状の自動発火パケットの中央開口を貫通
    することを特徴とする装置。
  11. 【請求項11】 請求項10の装置において、前記容器
    の前記円筒形の内側壁によって少なくとも部分的に包囲
    されたイグナイタを更に備え、該イグナイタが、前記環
    状の自動発火パケットの前記中央開口を貫通することを
    特徴とする装置。
  12. 【請求項12】 請求項8の装置において、前記外側ハ
    ウジングは、前記膨張可能な乗車人拘束具が膨張する前
    に、該膨張可能な乗車人拘束具に隣接して配置される第
    1の端部壁と、該第1の端部壁に対向する第2の端部壁
    とを備え、前記容器は、前記外側ハウジングの前記第1
    の端部壁に隣接して配置される第1の端部壁と、前記外
    側ハウジングの前記第2の端部壁に隣接して配置される
    第2の端部壁とを備え、前記環状の自動発火パケット
    が、前記容器の前記第2の端部壁に係合する状態で配置
    されていることを特徴とする装置。
  13. 【請求項13】 第1の端部壁、及び、該第1の端部壁
    に対向する第2の端部壁を有するハウジングと、 前記ハウジングに接続されると共に、前記ハウジングの
    前記第1の端部壁を横断して伸長する複数の層として折
    り畳まれたエアバッグであって、前記ハウジングの前記
    第1の端部壁が、前記ハウジングの前記第2の端部壁と
    前記ハウジングの前記第1の端部壁を横断して伸長する
    当該エアバッグの前記複数の層との間に位置している、
    エアバッグと、 前記ハウジングの中に配置されたガス発生材料であっ
    て、当該ガス発生材料が発火した時に、前記エアバッグ
    を膨張させるためのガスを発生する、ガス発生材料と、 前記ガス発生材料の発火温度よりも低い発火温度を有す
    る材料を収容する自動発火パケットとを備え、該自動発
    火パケットが、前記ハウジングの中で、前記ガス発生材
    料と前記ハウジングの前記第2の端部壁との間に配置さ
    れ、これにより、前記ハウジングの前記第2の端部壁を
    通って、前記自動発火パケットに熱が伝達することを可
    能とし、その際に、該熱が、前記エアバッグの前記複数
    の層、並びに、前記ガス発生材料を通って伝達されない
    ように構成されたことを特徴とする装置。
  14. 【請求項14】 請求項13の装置において、前記ハウ
    ジングの前記第2の端部壁に接続されると共に、前記ガ
    ス発生材料を発火させるように作動可能なイグナイタを
    更に備えることを特徴とする装置。
  15. 【請求項15】 請求項13の装置において、前記ハウ
    ジングの前記第2の端部壁が、金属から形成され、前記
    発火パケットが、前記ハウジングの前記第2の端部壁と
    前記ガス発生材料の発火温度よりも低い発火温度を有す
    る前記材料との間に配置された金属の層を有しており、
    これにより、前記ハウジングの前記第2の端部壁の外側
    面から、前記ガス発生材料の発火温度よりも低い発火温
    度を有する前記材料まで、全体が金属によって形成され
    た熱流路に沿って、熱が伝達されることを可能とするこ
    とを特徴とする装置。
  16. 【請求項16】 請求項13の装置において、前記ハウ
    ジングは、前記ガス発生材料によって発生されたガス
    が、前記エアバッグに向かう際に通過する、複数のガス
    流出開口を形成する、面手段を有する外側ハウジング
    と、該外側ハウジングの中に配置された気密シールされ
    た容器とを備え、前記ガス発生材料及び前記環自動発火
    パケットが、前記気密シールされた容器の中に配置され
    ることを特徴とする装置。
  17. 【請求項17】 請求項16の装置において、前記ハウ
    ジングの前記第1及び第2の端部壁が、前記外側ハウジ
    ングの部分であり、前記容器が、前記ハウジングの前記
    第1及び第2の端部壁の間に配置されていることを特徴
    とする装置。
  18. 【請求項18】 請求項17の装置において、前記容器
    が、金属から形成されると共に、前記ハウジングの前記
    第2の端部壁に係合した状態で配置される、端部壁を有
    しており、前記自動発火パケットが、前記容器の前記端
    部壁に係合した状態で配置され、これにより、前記第2
    の端部壁の外側面から、前記自動発火パケットまで、全
    体が金属で形成された熱流路に沿って、熱が伝達される
    ことを可能とする装置。
  19. 【請求項19】 請求項13の装置において、前記ハウ
    ジングの前記第2の端部壁に接続されると共に、前記ガ
    ス発生材料を発火させるように作動可能なイグナイタを
    更に備え、該イグナイタが、前記ハウジングの前記第2
    の端部壁に接続されたベースと、前記ベースに接続され
    ると共に、前記イグナイタが作動すると、破断して熱い
    燃焼生成物を放出する材料から形成されたケーシングと
    を備え、前記自動発火パケットが、前記イグナイタの前
    記ベースの周囲で伸長することを特徴とする装置。
  20. 【請求項20】 請求項13の装置において、前記自動
    発火パケットが、第1の金属層と、該第1の金属層と協
    働して、前記ガス発生材料の発火温度よりも低い発火温
    度を有する前記材料を保持するためのチャンバを形成す
    る第2の金属層と、前記第1及び第2の金属層を相互に
    接続するための接続手段とを備えることを特徴とする装
    置。
  21. 【請求項21】 請求項20の装置において、前記ハウ
    ジングは、前記ガス発生材料によって発生されたガス
    が、前記エアバッグに向かう際に通過する、複数のガス
    流出開口を形成する、面手段を有する外側ハウジング
    と、該外側ハウジングの中に配置された気密シールされ
    た容器とを備え、前記ガス発生材料が、前記容器の中に
    配置され、また、前記自動発火パケットが、前記第1の
    金属層を前記容器に係合させた状態で、前記容器の中に
    配置されることを特徴とする装置。
  22. 【請求項22】 膨張可能な乗車人拘束具を膨張させる
    ための装置であって、 端部壁を有するハウジングと、 該ハウジングの中に配置されると共に、その発火時に、
    前記膨張可能な乗車人拘束具を膨張させるためのガスを
    発生する、ガス発生材料と、 前記ハウジングの中に配置されると共に、前記ガス発生
    材料の発火温度よりも低い発火温度を有する材料を収容
    する、自動発火パケットと、 前記ハウジングの前記端部壁に接続されると共に、前記
    自動発火パケットを通って伸長し、前記ガス発生材料を
    発火させるように作動可能なイグナイタとを備えること
    を特徴とする装置。
  23. 【請求項23】 請求項22の装置において、前記イグ
    ナイタが、前記ハウジングの前記端部壁に接続されたベ
    ースと、該ベースに接続されると共に、前記イグナイタ
    が作動した時に破断して熱い燃焼生成物を放出する材料
    から形成された、ケーシングとを備え、前記自動発火パ
    ケットが、前記イグナイタの前記ベースの周囲を伸長す
    ることを特徴とする装置。
  24. 【請求項24】 請求項22の装置において、前記ハウ
    ジングは、前記ガス発生材料によって発生されたガス
    が、前記膨張可能な乗車人拘束具に向かう際に通過す
    る、複数のガス流出開口を形成する、面手段を有する外
    側ハウジングと、該外側ハウジングの中に配置された気
    密シールされた容器とを備え、前記ガス発生材料及び前
    記環自動発火パケットが、前記容器の中に配置され、前
    記イグナイタが、前記容器の外側に配置されていること
    を特徴とする装置。
  25. 【請求項25】 請求項22の装置において、前記自動
    発火パケットが、環状の形態を有しており、前記イグナ
    イタが、前記自動発火パケットの中央開口を貫通するこ
    とを特徴とする装置。
  26. 【請求項26】 請求項22の装置において、前記自動
    発火パケットが、第1の金属層と、該第1の金属層と協
    働して、前記ガス発生材料の発火温度よりも低い発火温
    度を有する前記材料を保持するためのチャンバを形成す
    る第2の金属層と、前記第1及び第2の金属層を相互に
    接続するための接続手段とを備えることを特徴とする装
    置。
  27. 【請求項27】 請求項22の装置において、前記ガス
    発生材料が、ガス発生材料から成る複数のディスクを有
    し、前記イグナイタが、ガス発生材料から成る前記ディ
    スクの少なくとも幾つかを貫通することを特徴とする装
    置。
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