JPH08197966A - 大型バスの燃料タンク切換弁装置 - Google Patents

大型バスの燃料タンク切換弁装置

Info

Publication number
JPH08197966A
JPH08197966A JP813095A JP813095A JPH08197966A JP H08197966 A JPH08197966 A JP H08197966A JP 813095 A JP813095 A JP 813095A JP 813095 A JP813095 A JP 813095A JP H08197966 A JPH08197966 A JP H08197966A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel tank
fuel
switching
rod
compressed air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP813095A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikio Nakahara
幹男 中原
Tsutomu Matsudo
勉 松土
Shigeru Kitamura
茂 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Seiki Ltd
Sanshin Industries Co Ltd
Original Assignee
Sanwa Seiki Ltd
Sanshin Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanwa Seiki Ltd, Sanshin Industries Co Ltd filed Critical Sanwa Seiki Ltd
Priority to JP813095A priority Critical patent/JPH08197966A/ja
Publication of JPH08197966A publication Critical patent/JPH08197966A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価に製作できるにも拘らず、走行中でも、
又、電気系統の故障時でも容易に切り換えられる切換弁
装置を得る。 【構成】 走行用エンジンと、主燃料タンクと副燃料タ
ンクとの何れかとを、第一、第二の切換弁11a、12
aを介して選択的に連通する。これら各切換弁11a、
12aはエアシリンダ17のロッド21の変位により切
り換える。ロッド21の変位は、1組のソレノイド弁3
0、31の切り換えにより行なう。即ち、上記各弁3
0、31の切り換えにより第一の室26と第二の室27
との何れかに圧縮空気を送り込む。これにより上記ロッ
ド21を変位させる。ロッド21の変位後、第一、第二
の切換弁11a、12aが完全に切り換わったならば、
圧縮空気を送り込んだ何れかの室26、27から圧縮空
気を排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明に係る大型バスの燃料タン
ク切換弁装置は、例えば長距離バスに付設し、目的地に
到達する以前に主燃料タンク内に貯溜している燃料が著
しく減少した場合に、副燃料タンク内の燃料を走行用エ
ンジンに送るのに利用する。
【0002】
【従来の技術】全国の主要都市を結ぶ交通機関の一つと
して長距離バスが利用されている。この長距離バスは、
図11に示す様に走行用エンジン1(ディーゼルエンジ
ン)に燃料(軽油)を供給する為に大型の主燃料タンク
2を備えている。この走行用エンジン1と主燃料タンク
2とは、第一の燃料送り込み管3と第一の燃料戻し管4
とにより接続している。これら第一の燃料送り込み管
3、第一の燃料戻し管4が、それぞれ主燃料送り込み
管、主燃料戻し管である。そして、この第一の燃料送り
込み管3を介して主燃料タンク2から走行用エンジン1
に燃料を送り込み自在としている。又、上記第一の燃料
戻し管4を介してこの走行用エンジン1で使用されなか
った余分の燃料を、上記主燃料タンク2内に戻す様にし
ている。
【0003】一方、このバス室内の空気調和を図る為
に、上記走行用エンジン1とは別に空調用エンジン5
(ディーゼルエンジン)を設け、この空調用エンジン5
を運転する事によってバス室内の空気調和を図る為のコ
ンプレッサを駆動している。この空調用エンジン5に燃
料(軽油)を供給する為に、上記主燃料タンク2とは別
に副燃料タンク6を設けている。そして、この副燃料タ
ンク6と上記空調用エンジン5とを、第二の燃料送り込
み管7と第二の燃料戻し管8とにより接続している。バ
ス室内の空調を行なう場合、上記副燃料タンク6から空
調用エンジン5に燃料を送り込み、空調用エンジン5を
運転する。これにより図示しないコンプレッサを組み込
んだ空調装置が駆動されてバス室内の空気調和が図られ
る。空調用エンジン5で使用し切れなかった燃料は、上
記第二の戻し管8を介して上記副燃料タンク6内に戻さ
れる。
【0004】この様な長距離バスに於いて、一回の燃料
補給で走行できる距離を延ばす為には上記主燃料タンク
2をできる限り大型とする必要がある。しかしながら、
その一方で、燃料タンク(主、副燃料タンク2、6)及
び燃料の重量は必要最小限として車両全体の経済性のバ
ランスを図る必要もある。又、車両としての前後輪の分
担重量配分を適正にする為、主燃料タンク2を前車軸前
方の床下に配置する事が望ましいが、この場合、床下ス
ペースの制約から主燃料タンク2の大きさが制限される
事になる。上述の様な事情により、長距離バスに於いて
は一般的に、主燃料タンク2として前車軸前方床下に4
00リットル、副燃料タンク6として前車軸後方床下に
約100リットルの容量のものを配設している。
【0005】上述の様な長距離バスに於ける燃料消費率
は、凡そ2.5km程度である。従って、上記主燃料タン
ク2の容量を上述の様に400リットルとした場合、こ
の長距離バスの航続距離は、1000km程度である。目
的地がこの距離を上回る場合には、途中で給油する等の
対策を施すが、走行場所等によっては給油する場所がな
かったり、給油する為に時間を費やす等の不都合が存在
する。更に、上記主燃料タンク2内の燃料が著しく減少
しているにも拘らず、これを運転手が見落としていた場
合、給油する事なく走行を継続し、途中で走行不能に陥
る事態も考えられる。この為、従来から以下の様な対策
が施されている。
【0006】即ち、長距離バスが目的地に達する以前
に、万一、主燃料タンク2内が空になった場合、上記副
燃料タンク6内の燃料を上記走行用エンジン1に送り込
み、(バス室内の空調は犠牲になるが)走行に支障を来
さない様にしている。この為に、走行用エンジン1に送
り込む燃料を、上記主燃料タンク2と副燃料タンク6と
の何れか一方から選択的に供給できる様にする、燃料タ
ンク切換弁装置を設けている。この様な燃料タンク切換
弁装置は次の様に構成されている。
【0007】即ち、上記第二の燃料送り込み管7の途中
部分から第一の分岐管9を分岐させ、この第一の分岐管
9の端部を第一の切換弁11を介して上記第一の燃料送
り込み管3の途中部分に接続している。又、上記第二の
燃料戻し管8の途中部分から第二の分岐管10を分岐さ
せ、この第二の分岐管10の端部を第二の切換弁12を
介して上記第一の燃料戻し管4の途中部分に接続してい
る。上記第二の燃料送り込み管7の一部で上記第一の分
岐管9の分岐部よりも上流側部分と、この第一の分岐管
9と、上記第一の燃料送り込み管3の一部で上記第一の
切換弁11よりも下流側部分とが、副燃料送り込み管を
構成する。又、上記第一の燃料戻し管4の一部で第二の
切換弁12よりも上流側部分と、上記第二の分岐管10
と、上記第二の燃料戻し管8の一部で第二の分岐管10
の分岐部よりも下流側部分とが副燃料戻し管を構成す
る。そして、上述の様に、車両の走行中に主燃料タンク
2内の燃料がなくなった場合には、上記第一、第二の各
切換弁11、12を、上記副燃料タンク6と走行用エン
ジン1とが連通する状態に切り換え、この副燃料タンク
6の燃料により走行可能とする。
【0008】上記第一、第二の切換弁11、12は、従
来から図12に示す様にボール弁式の三方弁13を、駆
動手段であるギヤードモータ14の作動により切り換え
自在としたものを使用している。上記第一の切換弁11
は、例えば第一のポート15aを上記主燃料タンク2に
通じる第一の燃料送り込み管3の上流側部分に、第二の
ポート15bを上記走行用エンジン1に通じる第一の燃
料送り込み管3の下流側に、第三のポート15cを副燃
料タンク6に通じる第一の分岐管9に、それぞれ接続す
る。又、上記第二の切換弁12は、例えば第一のポート
15aを上記走行用エンジン1に通じる第一の燃料戻し
管4の上流側に、第二のポート15bを上記主燃料タン
ク2に通じる第一の燃料送り込み管3の下流側部分に、
第三のポート15cを副燃料タンク6に通じる第二の分
岐管10に、それぞれ接続する。
【0009】そして、上記主燃料タンク2から走行用エ
ンジン1に燃料を送り込む場合には、運転席の近傍に設
けたスイッチ(図示せず)を操作する事により、それぞ
れのギヤードモータ14を介して、上記第一の切換弁1
1を第一、第二の各ポート15a、15bを連通する状
態に切り換えると共に、上記第二の切換弁12を、第
一、第二の各ポート15a、15bを連通する状態に切
り換える。又、上記副燃料タンク6から走行用エンジン
1に燃料を送り込む場合、上記スイッチを操作する事に
より、それぞれのギヤードモータ14を介して上記第一
の切換弁11を、第二、第三の各ポート15b、15c
を連通する状態に切り換えると共に、第二の切換弁12
を第一、第三の各ポート15a、15cを連通する状態
に切り換える。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ギヤードモ
ータ14とボール弁式の三方弁13とを組み合わせて成
る上記第一、第二の各切換弁11、12は高価である。
更に、電気系統が故障した際に主燃料タンク2から副燃
料タンク6に切り換える必要が生じた場合、ボール弁体
を手動で回動させて切り換えるが、これに先立って上記
ギヤードモータ14と三方弁13との連結部を切り離さ
なければならない。この様な作業は面倒であり、上記電
気系統の故障時にも燃料タンクの切り換えを容易に行な
える切換弁装置の出現が望まれていた。本発明の大型バ
スの燃料タンク切換弁装置は、上述の様な事情に鑑みて
発明したものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の大型バスの燃料
タンク切換弁装置は、前述した従来の大型バスの燃料タ
ンク切換弁装置と同様、走行用エンジンに供給する燃料
を貯溜しておく主燃料タンクと、この主燃料タンクに貯
溜された燃料と同種の燃料を貯溜しておく副燃料タンク
と、上記主燃料タンクにその一端を、上記走行用エンジ
ンにその他端を、それぞれ接続し、この走行用エンジン
に燃料を送り込む主燃料送り込み管と、上記主燃料タン
クにその一端を、上記走行用エンジンにその他端を、そ
れぞれ接続し、走行用エンジンで使用されなかった余分
の燃料を上記主燃料タンクに戻す主燃料戻し管と、上記
副燃料タンクにその一端を、上記主燃料送り込み管の途
中にその他端を、それぞれ接続し、上記走行用エンジン
に燃料を送り込む副燃料送り込み管と、上記副燃料タン
クにその一端を、上記主燃料戻し管の途中にその他端
を、それぞれ接続し、走行用エンジンで使用されなかっ
た余分の燃料を上記副燃料タンクに戻す副燃料戻し管
と、上記主燃料送り込み管と副燃料送り込み管との接続
部分に設けられ、上記主、副、何れかの燃料タンク内の
燃料を上記走行用エンジンに送り込み自在とする、三方
弁である第一の切換弁と、上記主燃料戻し管と副燃料戻
し管との接続部分に設けられ、上記走行用エンジンから
上記主、副、何れかの燃料タンク内に燃料を送り戻し自
在とする、三方弁である第二の切換弁と、これら第一、
第二の各切換弁を切り換える駆動手段とを備えている。
【0012】特に本発明の大型バスの燃料タンク切換弁
装置に於いては、上記駆動手段は、エアシリンダと、こ
のエアシリンダを駆動する為の圧縮空気を貯留する圧縮
空気源と、上記エアシリンダの内側で、このエアシリン
ダ内に嵌装したピストンの一側及び他側の各室と上記圧
縮空気源とをそれぞれ連通する管路と、この管路の途中
に設けられ、上記一側の室と他側の室との何れか一方に
圧縮空気を送り込むべく切り換え自在な電磁弁装置と、
上記第一、第二の各切換弁を構成するそれぞれ弁体をそ
の一端に固定した軸部材及びこの軸部材の他端に固定さ
れ、上記ピストンに固設されたロッドの変位に伴って回
動する回動部材を有する弁体回動機構とを備えている。
【0013】
【作用】上述の様に構成される本発明の大型バスの燃料
タンク切換弁装置を切り換え、それまで走行用エンジン
に連通していた主燃料タンクに代えて副燃料タンクから
燃料を送り込む際の作用は、前述した従来の切換弁装置
と同様である。特に、本発明の大型バスの燃料タンク切
換弁装置は、第一、第二の切換弁として、高価なギヤー
ドモータ付三方弁を使用しない為、切換弁装置を安価に
製作できる。しかも、電気系統の故障時に燃料タンクの
切り換えを行なう必要が生じた場合でも、従来の様にギ
ヤードモータと三方弁との連結部分を切り離すと言った
面倒な作業を要する事はなく、エアシリンダ内の第一、
第二の何れかの室に手動操作によって圧縮空気を給排す
る事で容易に切り換え作業を行なえる。更に、圧縮空気
の給排を行なえない状態となった場合でも、エアシリン
ダのロッド又は回動部材等を直接手動で操作する事によ
り、容易に切り換え作業を行なえる。
【0014】
【実施例】図1〜6は本発明の第一実施例を示してい
る。尚、本発明の切換弁装置は、第一、第二の切換弁1
1a、12aをなすボール弁式の三方弁を駆動する為の
駆動手段に、その特徴を有する。その他の構成並びに作
用に就いては、前述した従来装置とほぼ同様である。よ
って、従来装置と同等部分には同一符号を付して重複す
る説明を省略若しくは簡略化し、以下、本発明の特徴部
分を中心に説明する。本発明の大型バスの燃料タンク切
換弁装置は、第一、第二の切換弁11a、12aと、こ
れら各切換弁11a、12aをそれぞれ切り換える駆動
手段とを備える。上記第一、第二の各切換弁11a、1
2aは、前述した様に従来と同様のボール弁式の三方弁
13としている。そして、本実施例に於いては、上記第
一、第二の各切換弁11a、12aを互いに並列に、隣
接した状態で配置している。
【0015】特に本発明に於いては、上記駆動手段を、
図1〜4に示す様に、エアシリンダ17と、エアタンク
18と、これら両部材17、18を結ぶ管路19と、こ
の管路19の途中に設けられる電磁弁装置20と、上記
エアシリンダ17のロッド21の変位に伴って上記第
一、第二の各切換弁11a、12aを切り換える弁体回
動機構16とを備えている。このうち、上記エアシリン
ダ17は、シリンダ筒24と、このシリンダ筒24内に
嵌装されたピストン25とを備えている。このシリンダ
筒24の一側の底面(図1〜3の左側の底面)の中心部
には通孔を設け、上記ピストン25の一側面(図1の左
側面)に固設したロッド21を挿通している。但し、こ
のロッド21が挿通する上記通孔部分は図示しないシー
ル装置等により気密を保持している。尚、上記エアタン
ク18が、上記エアシリンダ17を駆動する為の圧縮空
気を貯留する圧縮空気源である。
【0016】上記シリンダ筒24の内側で、上記ピスト
ン25の一側(図1の左側)及び他側(図1の右側)の
第一、第二の各室26、27には、それぞれ上記管路1
9を構成する配管28、29の端部を連通している。即
ち、上記エアタンク18にその一端を連通させた配管2
8の他端を、上記第一の室26に連通させている。更に
この配管28の途中部分から上記配管29を分岐させ、
この配管29の端部を上記第二の室27に連通させてい
る。従って、管路19を構成するこれら各配管28、2
9を介して、上記エアタンク18内の圧縮空気を、上記
エアシリンダ17を構成するシリンダ筒24内の第一、
第二の各室26、27に送り込める。
【0017】上記電磁弁装置20は、上記各配管28、
29の途中部分に設けた第一、第二のソレノイド弁3
0、31から構成される。これら第一、第二の各ソレノ
イド弁30、31は、それぞれへの通電及び通電停止に
基づいてそれぞれの流路を切り換える。即ち、上記第一
のソレノイド弁30(第二のソレノイド弁31)に通電
した場合、図1でソレノイド弁30(31)を示す記号
のそれぞれ右側の状態になり、上記エアタンク18と上
記第一の室26(第二の室27)とが連通する。又、上
記第一のソレノイド弁30(第二のソレノイド弁31)
への通電を停止した場合、ばね32の作用により図1に
示す上記記号のそれぞれ左側の状態に復帰し、上記第一
の室26(第二の室27)が大気に連通する。従って、
上記第一、第二のソレノイド弁30、31への通電及び
通電停止に伴って上記第一、第二の各室26、27に圧
縮空気を給排する事が可能になる。
【0018】上記弁体回動機構16は、以下の様に構成
される。即ち、上記エアシリンダ17を構成するロッド
21の先端部(図1〜3の左端部)に、第一の連結腕3
3を介して第一の駆動腕22の一端(図1〜3の右下
端)を結合している。更に、この第一の駆動腕22の他
端(図1〜2の左上端)は、第二の連結腕34を介して
第二の駆動腕23の一端部(図1〜2の左上端部)を結
合している。回動部材を構成する、これら各駆動腕2
2、23のそれぞれ中間部には、その先端にそれぞれ第
一、第二の切換弁11a、12aの弁体35、35を固
設した軸部材36、36の基端部(図4の上端部)を固
定している。そして、これら軸部材36、36を第一、
第二の各切換弁11a、12aの中間部に枢支してい
る。従って、上記ロッド21の変位に伴う各駆動腕2
2、23の上記枢支部分を中心とした回動により、上記
弁体35は図5(A)或は同図(B)に示す状態から同
図(B)或は同図(A)に示す状態に切り換わる。又、
この第二の駆動腕23の他端部(図1〜2の右下端部)
には、ロッド位置検出スイッチ37aを設けている。更
に、この第二の駆動腕23の枢支部分から、この駆動腕
23と垂直に分岐腕23aを延出し、この分岐腕23a
の先端(図1〜2の左下端)にもロッド位置検出スイッ
チ37bを設けている。これらロッド位置検出スイッチ
37a、37bは、それぞれ図1〜2に示す位置、及び
この位置から90度時計方向に回動した位置に於いてO
FFとなり、各OFF位置の間位置でONとなる。検出
手段をなす、この様な各スイッチ37a、37bは、そ
れぞれ従来から知られた近接スイッチ等を使用できる。
【0019】これら各ロッド位置検出スイッチ37a、
37bの先端部(図3の下端部)には、ロックボール3
8を設けている。このロックボール38は圧縮ばね39
により突出方向に付勢されている。ロックボール38の
下方には基板50が設けられており、上記ロッド21の
変位に伴う第二の駆動腕23(分岐腕23aを含む)の
回動により、ロックボール38は基板50上を摺動す
る。例えばロックボール38の通り得る部分は、比較的
浅い溝部(図示せず)として、このロックボール38が
この溝部上を摺動する。更に、この溝部部分で、図2で
ロッド位置検出スイッチ37bが存在する位置には、上
記溝部よりも深い凹部を設けている。従って、上記各ロ
ッド位置検出スイッチ37a、37bを設けた部分に配
置した各ロックボール38は、この凹部に達する事でこ
の凹部に係合する。ロックボール38の凹部への係合に
より、上記エアシリンダ17への圧縮空気の給排に基づ
く力が作用しない限り、或は手動等による操作が行なわ
れない限り、この第二の駆動腕23、即ちロッド21を
変位させない。即ち、上記ロックボール38と深い凹部
とが、クリック機構を構成している。
【0020】更に、本実施例に於いては上記電磁弁装置
20を構成する第一、第二の各ソレノイド弁30、31
を制御すべく、図6(A)に示す様な制御手段を設けて
いる。この制御手段は、燃料タンク切換スイッチ40
と、第一、第二のリレースイッチ44a、44bとを有
する。この第一、第二のリレースイッチ44a、44b
は、上記燃料タンク切換スイッチ40がONされる事に
よってONされ、上記ロッド位置検出スイッチ37a、
37bがOFFされる事によりOFFされる。又、上記
燃料タンク切換スイッチ40は、手動により、第一のソ
レノイド弁30側の第一の接点41と第二のソレノイド
弁31の第二の接点42との何れかに接続自在である。
この燃料タンク切換スイッチ40は起動スイッチを兼ね
ており、フロントパネル等、運転席の近傍位置に設け
る。又、この図6(A)に於いて43、43は電流を一
方向にのみ流す為の整流器である。
【0021】更に、本実施例に於いては、やはり運転席
近傍位置に、切換表示灯48と副燃料タンク使用表示灯
49とを設けている。上記切換表示灯48は、上記第
一、第二の切換弁11a、12aの切り換え中に点灯す
る。即ち、上記燃料タンク切換スイッチ40が、第一、
第二の何れかの接点41、42と接続している場合に、
この切換表示灯48は通電されて点灯する。後述する様
に、第一、第二の切換弁11a、12aの切り換えが完
了するとロッド位置検出スイッチ37a、37bがOF
Fとなり、これによって第一、第二のリレースイッチ4
4a、44bがOFFとなる。これにより、上記切換表
示灯48は、第一、第二の切換弁11a、12aの切り
換え中にのみ点灯し、運転手等に燃料タンクの切り換え
が行なわれている旨を知らせる。又、第一、第二の切換
弁11a、12aの切り換えが完了しない限り上記切換
表示灯48が点灯し続ける。これにより、この切換表示
灯48が点灯し続ける場合、何らかの原因で切換異常が
ある旨を運転手等に警告し、安全性向上を図る。又、上
記副燃料タンク使用表示灯49は、副燃料タンク6から
上記走行用エンジン1に燃料を供給する場合に点灯す
る。即ち、上記燃料タンク切換スイッチ40が、副燃料
タンク6から上記走行用エンジン1に燃料を供給すべ
く、第二の接点42と接続する様に切り換えられている
場合に通電されて点灯する。これにより、走行用エンジ
ン1が副燃料タンク6から燃料の供給を受けている旨
を、運転手等に知らせる。
【0022】上述の様に構成される本発明の燃料タンク
切換弁装置の作用は、以下の通りである。即ち、バスの
運転を開始する場合、走行用エンジン1は主燃料タンク
2と連通した状態となっている。この状態に於いて、上
記エアシリンダ17は、図1〜3に示す様にロッド21
を完全に引き込んだ状態となっている。又、この際、第
一、第二の切換弁11a、12aの弁体35、35は、
図5(A)に示す状態となっている。バスの走行に伴っ
て主燃料タンク2の燃料が消費され、この主燃料タンク
2内の燃料が底をつきそうになった場合、バスの走行を
継続したまま、運転手はフロントパネル等に設けられた
上記燃料タンク切換スイッチ40をそれまでのOFF位
置から第二の接点42に接続する様に切り換える。この
際、第二のリレースイッチ44bはONの状態になる。
これにより第二のソレノイド弁31に通電され、エアシ
リンダ17の第二の室27内に圧縮空気が送り込まれる
状態となる。これと共に、上記切換表示灯48に通電さ
れ、運転手等に、主燃料タンク2から副燃料タンク6へ
切り換わる途中である事を知らせる。
【0023】上記第二の室27内に圧縮空気が送り込ま
れる事により、ロッド21が図1〜3の左方に変位し、
第一、第二の駆動腕22、23を図1〜2の時計方向に
回動させる。この回動により軸部材36、36を介して
第一、第二の各切換弁11a、12aの弁体35、35
を図5(B)に示す状態に回動させる。ロッド21が変
位し切った状態では、上記ロッド位置検出スイッチ37
a、37bがONの状態からOFFとなる。この結果、
第二のリレースイッチ44bがOFFとなり、第二のソ
レノイド弁31への通電が停止されて図1に示す様に復
帰し、第二の室27内の圧縮空気が大気中に排出され
る。この場合、エアシリンダ17は、ばね等の復帰手段
を持たない為、前記ロックボール38と深い凹部との係
合に基づく係止力により、上記ピストン25の位置は当
該位置で停止したままである。
【0024】上述の様にして走行用エンジン1に副燃料
タンク6から燃料を供給する状態とする事により、この
バスは、副燃料タンク6から燃料を供給する事で走行す
る。このバスが、目的地或はその途中で、主燃料タンク
2内に燃料を補給した場合、上記燃料タンク切換スイッ
チ40を第一の接点41と接続する様に切り換える。燃
料タンク切換スイッチ40を第一の接点41に接続する
と、第一のリレースイッチ44aがONとなり、第一の
ソレノイド弁30に通電され第一の室26に圧縮空気が
送り込まれる。これと共に切換表示灯48が点灯し、現
在燃料タンク2、6の切り換えを行なっている旨を、運
転手等に知らせる。第一の室26に圧縮空気が送り込ま
れると、ロッド21が引き込む方向に図1〜2に示す状
態まで変位する。
【0025】この状態に於いては上記ロッド位置検出ス
イッチ37a、37bがONを経てOFFになる為、第
一のリレースイッチ44aがOFFとなる。この為、第
一のソレノイド弁30への通電が断たれ、第一のソレノ
イド弁30は図1に示す状態に復帰し、第一の室26内
の圧縮空気が大気中に排出される。但し、上記ピストン
25の位置は、ロックボール38の凹部への係合に基づ
き、当該位置に保持されたままである。又、第一のリレ
ースイッチ44aがOFFとなる事で上記切換表示灯4
8が消灯し、運転手等に燃料タンク2、6の切り換えが
終了した事を知らせる。この状態で走行用エンジン1は
主燃料タンク2と連通している為、この後、運行を開始
する場合は、このままの状態で行なえる。
【0026】尚、主燃料タンク2と副燃料タンク6との
切換作業は、バスの走行中にも行なえる。この為に、第
一、第二の各切換弁11a、12aを構成する弁体3
5、35の回動角と開口度との関係を、例えば図7に示
す様に設定する。この図7の実線イは両切換弁11a、
12aの開口度の合計を、破線ロは第一の切換弁11a
のみの開口度を、同ハは切換弁11bのみの開口度を、
それぞれ表している。この図7から明らかな通り、回動
角が30〜60度の範囲では、上記両切換弁11a、1
2aが何れも開口している。従って、切換作業中にエン
ジンへの燃料供給が中断する事はない。又、電気系統の
故障時に燃料タンク2、6の切換作業を行なう必要が生
じた場合、手動により上記エアシリンダ17内に圧縮空
気を給排する事で行なう。この作業は、従来装置の様に
ギヤードモータと三方弁とを切り離すと言った面倒な作
業を含まない為、容易に行なえる。更に、圧縮空気の給
排を行なえない状態でも、手動により上記切換作業を行
なえる。即ち、上記エアシリンダ17は、第一、第二の
室26、27を大気に開放した状態で停止するので、停
止状態で外力を加えれば、ピストン25を変位させる事
ができる。従って、エアシリンダ17を停止させた状態
で電磁弁装置20が故障しても切換作業を行なえる。
尚、上述の実施例の場合、第一、第二のリレースイッチ
44a、44bを用いた構成としているが、図6(B)
に示す様に、この第一、第二のリレースイッチ44a、
44bを省略し、代わりに上記ロッド位置検出スイッチ
37a、37bを回路に直接組み込む構成とする事もで
きる。
【0027】次に図8〜9は、本発明の第二実施例を示
している。本実施例に於いては、ロッド位置検出スイッ
チを1個のみ設け、これに伴って上記制御手段を図8に
示す様に構成している。即ち、本実施例の場合、上記制
御手段に、燃料タンク切換スイッチ40の他に起動スイ
ッチ45と第三のリレースイッチ44cとを設けてい
る。この第三のリレースイッチ44cは、上記起動スイ
ッチ45のONに伴ってONされ、且つ、上記ロッド位
置検出スイッチ37aのOFFにによりOFFする。更
に、燃料タンク切換スイッチ40の第一、第二の各接点
41、42への接続に連動する第四のリレースイッチ4
4dを設け、このスイッチ44dにより副燃料タンク使
用表示灯49が点灯、或は消灯する様にしている。この
様に構成される本実施例の場合、主燃料タンク2から副
燃料タンク6へ切り換える際の基本的な作用は、前述の
第一実施例とほぼ同様であり、図9のフローチャートに
示す通りである。
【0028】先ず、上記主燃料タンク2と副燃料タンク
6との間で切り換え中であるか否か、即ち、第一のソレ
ノイド弁30、或は第二のソレノイド弁31に通電され
ているか否かを見る(ステップ1、2)。通電されてい
ない場合には、これから所望の燃料タンク2、6に切り
換え可能であるとして次のステップ3で、燃料タンク切
換スイッチ40が、第一の接点41に接続されたか否か
を見る。燃料タンク切換スイッチ40が第一の接点41
に接続されている場合、第一のソレノイド弁30に通電
する(ステップ4)と共に燃料タンク切換表示灯48を
点灯する(ステップ5)。
【0029】ステップ3で燃料タンク切換スイッチ40
が第一の接点41に接続されていない場合、ステップ6
に進み、燃料タンク切換スイッチ40が第二の接点41
に接続されているか否かを見る。そして、燃料タンク切
換スイッチ40が第二の接点41に接続されていれば、
第二のソレノイド弁31に通電する(ステップ7)と共
に燃料タンク切換表示灯48を点灯する(ステップ
8)。上記ステップ6で燃料タンク切換スイッチ40が
第二の接点41に接続されていない場合、再びステップ
1に戻る。
【0030】更に、上記ステップ1或はステップ2で、
第一、第二の何れかのソレノイド弁30、31が通電状
態である場合、ロッド21の変位により上記ロッド位置
検出スイッチ37aがONとなっているか否か(ステッ
プ9、ステップ13)を見る。上記スイッチ37aがO
Nの場合は、次いでこのスイッチ37aがOFFとなっ
たか否か、即ち、上記ロッド21が完全に変位したか否
かを検出する(ステップ10、14)。上記スイッチ3
7aがOFFの場合、第一、或は第二のソレノイド弁3
0、31が非通電状態となって元の状態に復帰し(ステ
ップ11、ステップ15)、切換表示灯48を消灯する
(ステップ12、ステップ16)。
【0031】尚、上述したステップ1〜ステップ16の
動作を行なう論理回路を、電気的に構成する事も可能で
ある。例えば、上記制御手段を、ワンチップマイコンに
より構成すれば小型、軽量化を図れる。
【0032】次に図10は、本発明の第三実施例を示し
ている。本実施例に於いては、ロッド位置検出スイッチ
37a、37bに代えてタイマ46を設けている。この
タイマ46は、上記第一、第二のソレノイド弁30、3
1の何れかが通電された状態で、上記ロッド21が変位
を開始すると同時に起動する。そして、このロッド21
が第一、第二の切換弁11a、12a切り換える位置を
通過し切るまでに要する一定時間が経過するのを検出す
る。この一定時間は、使用するエアシリンダ17の性能
等に応じて予め設定しておく。そして、上記一定時間が
経過すると前記制御手段は、上記ロッド21が完全に変
位し、第一、第二の各切換弁11a、12aを切り換え
たと判断して、このタイマ46と連動する時限復帰スイ
ッチ47を復帰(OFF)する。この様なタイマ(タイ
マ回路)としては、電子タイマ(所謂CRタイマ)や空
気タイマ等、従来知られた種々のタイマを使用できる。
尚、ここに言うタイマは、従来知られた各種タイムディ
レイ回路を含む。前記位置検出センサに代えて上記タイ
マ46を設けた以外の構成並びに作用に就いては前述の
第一実施例と同様である。
【0033】尚、上述した各実施例に於いては、電磁弁
装置として、2個のソレノイド弁30、31を用いた例
に就いて説明したが、上記2個のソレノイド弁30、3
1に代えて、例えば単一の5ポート電磁弁を用いる事も
可能である。但し、この様な電磁弁は特殊なものである
為、価格的に上記各実施例の場合よりも劣る。更に、弁
体回動機構16を、ロッド21に形成したラック部と、
上記軸部材36、36の他端に固定したピニオンとによ
って構成する事もできる。
【0034】
【発明の効果】本発明の大型バスの燃料タンク切換弁装
置は上述の様に構成され作用する為、安価に製作できる
にも拘らず、走行途中で主燃料タンク内の燃料が著しく
減少した場合でも、副燃料タンクから走行用エンジンに
燃料を送り込む様、容易に切り換える事ができる。しか
も、電気系統の故障時に燃料タンクを切り換える必要が
生じた場合に於いても、面倒な作業を要する事なく、手
動で容易に切り換え作業を行なえる為、運転者の負担軽
減を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の要部を模式的に示す図。
【図2】同駆動手段を示す平面図。
【図3】同じく側面図。
【図4】同半部縦断正面図。
【図5】第一、第二の切換弁の切り換え状態を示す模式
図。
【図6】制御手段を示す、それぞれ回路図。
【図7】第一、第二の切換弁の弁体の回動角と弁の開口
度との関係を示す線図。
【図8】本発明の第二実施例を示す回路図。
【図9】作用を示すフローチャート
【図10】本発明の第三実施例を示す回路図。
【図11】長距離バスの燃料系統を示す略横断平面図。
【図12】従来の切換弁を示す側面図。
【符号の説明】
1 走行用エンジン 2 主燃料タンク 3 第一の燃料送り込み管 4 第一の燃料戻し管 5 空調用エンジン 6 副燃料タンク 7 第二の燃料送り込み管 8 第二の燃料戻し管 9 第一の分岐管 10 第二の分岐管 11、11a 第一の切換弁 12、12a 第二の切換弁 13 三方弁 14 ギヤードモータ 15a 第一のポート 15b 第二のポート 15c 第三のポート 16 弁体回動機構 17 エアシリンダ 18 エアタンク 19 管路 20 電磁弁装置 21 ロッド 22 第一の駆動腕 23 第二の駆動腕 24 シリンダ筒 25 ピストン 26 第一の室 27 第二の室 28、29 配管 30 第一のソレノイド弁 31 第二のソレノイド弁 32 ばね 33 第一の連結腕 34 第二の連結腕 35 弁体 36 軸部材 37a、37b ロッド位置検出スイッチ 38 ロックボール 39 圧縮ばね 40 燃料タンク切換スイッチ 41 第一の接点 42 第二の接点 43 整流器 44a 第一のリレースイッチ 44b 第二のリレースイッチ 44c 第三のリレースイッチ 44d 第四のリレースイッチ 45 起動スイッチ 46 タイマ 47 時限復帰スイッチ 48 切換表示灯 49 副燃料タンク使用表示灯 50 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北村 茂 埼玉県川越市芳野台2−8−3 サンシン インダストリー株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行用エンジンに供給する燃料を貯溜し
    ておく主燃料タンクと、この主燃料タンクに貯溜された
    燃料と同種の燃料を貯溜しておく副燃料タンクと、上記
    主燃料タンクにその一端を、上記走行用エンジンにその
    他端を、それぞれ接続し、この走行用エンジンに燃料を
    送り込む主燃料送り込み管と、上記主燃料タンクにその
    一端を、上記走行用エンジンにその他端を、それぞれ接
    続し、走行用エンジンで使用されなかった余分の燃料を
    上記主燃料タンクに戻す主燃料戻し管と、上記副燃料タ
    ンクにその一端を、上記主燃料送り込み管の途中にその
    他端を、それぞれ接続し、上記走行用エンジンに燃料を
    送り込む副燃料送り込み管と、上記副燃料タンクにその
    一端を、上記主燃料戻し管の途中にその他端を、それぞ
    れ接続し、走行用エンジンで使用されなかった余分の燃
    料を上記副燃料タンクに戻す副燃料戻し管と、上記主燃
    料送り込み管と副燃料送り込み管との接続部分に設けら
    れ、上記主、副、何れかの燃料タンク内の燃料を上記走
    行用エンジンに送り込み自在とする、三方弁である第一
    の切換弁と、上記主燃料戻し管と副燃料戻し管との接続
    部分に設けられ、上記走行用エンジンから上記主、副、
    何れかの燃料タンク内に燃料を送り戻し自在とする、三
    方弁である第二の切換弁と、これら第一、第二の各切換
    弁を切り換える駆動手段とを備えた、大型バスの燃料タ
    ンク切換弁装置に於いて、 上記駆動手段は、エアシリンダと、このエアシリンダを
    駆動する為の圧縮空気を貯留する圧縮空気源と、上記エ
    アシリンダの内側で、このエアシリンダ内に嵌装したピ
    ストンの一側及び他側の各室と上記圧縮空気源とをそれ
    ぞれ連通する管路と、この管路の途中に設けられ、上記
    一側の室と他側の室との何れか一方に圧縮空気を送り込
    むべく切り換え自在な電磁弁装置と、上記第一、第二の
    各切換弁を構成するそれぞれ弁体をその一端に固定した
    軸部材及びこの軸部材の他端に固定され、上記ピストン
    に固設されたロッドの変位に伴って回動する回動部材を
    有する弁体回動機構とを備えたものである事を特徴とす
    る、 大型バスの燃料タンク切換弁装置。
  2. 【請求項2】 第一、第二の各切り換え弁を所望状態に
    切り換える位置にまで、エアシリンダのロッドが変位し
    た事を検出する検出手段と、上記ロッドが当該位置まで
    変位した場合にこのロッドを、この位置に停止させた状
    態とするクリック機構とを備え、電磁弁装置は、上記検
    出手段からの信号に基づいて、エアシリンダの何れかの
    室に送り込んだ圧縮空気を排出する向きに切り換わるも
    のであり、上記クリック機構は、上記エアシリンダへの
    圧縮空気の送り込みにより、或は、ロッド又は回動部材
    を手動によって変位させる事により、解除自在とした、
    請求項1に記載の大型バスの燃料タンク切換弁装置。
JP813095A 1995-01-23 1995-01-23 大型バスの燃料タンク切換弁装置 Pending JPH08197966A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP813095A JPH08197966A (ja) 1995-01-23 1995-01-23 大型バスの燃料タンク切換弁装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP813095A JPH08197966A (ja) 1995-01-23 1995-01-23 大型バスの燃料タンク切換弁装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08197966A true JPH08197966A (ja) 1996-08-06

Family

ID=11684714

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP813095A Pending JPH08197966A (ja) 1995-01-23 1995-01-23 大型バスの燃料タンク切換弁装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08197966A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114412678A (zh) * 2022-01-18 2022-04-29 三一汽车制造有限公司 燃油切换装置、燃油系统和工程机械
US11959559B2 (en) 2018-12-14 2024-04-16 Mechano Transformer Corporation Valve control device, drive control device, and fluid control device

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11959559B2 (en) 2018-12-14 2024-04-16 Mechano Transformer Corporation Valve control device, drive control device, and fluid control device
CN114412678A (zh) * 2022-01-18 2022-04-29 三一汽车制造有限公司 燃油切换装置、燃油系统和工程机械

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN104302533B (zh) 作业车辆的转向装置及作业车辆的转向装置的控制方法
JPH0655944A (ja) 車両用燃料タンク
JPH08197966A (ja) 大型バスの燃料タンク切換弁装置
JPH0867263A (ja) 建設機械における自動直進復帰装置
CN210027042U (zh) 车桥装置及工程机械
JP3342554B2 (ja) 空電併用連結器の自動解結装置
CN110053477B (zh) 车桥装置及工程机械
WO2002072407A1 (en) Steering mechanism for forklift trucks
JPH0315520Y2 (ja)
CN219809079U (zh) 平地机双燃油箱切换控制系统
JPH0414262Y2 (ja)
CN111520373A (zh) 双动力液压控制系统和车载泵
CN220622707U (zh) 一种取力器保护电路及工程机械
JP2503262Y2 (ja) タンクロ―リ
JPH078277Y2 (ja) 車両用燃料供給装置
JP2595464Y2 (ja) タンクローリ
JPH11264352A (ja) 燃料タンク切換装置
JP2023030541A (ja) 作業車両
CN117485425A (zh) 液压转向系统及其控制方法与自卸车
CN115285331A (zh) 一种船载推进液压及电控系统及其控制方法
JPH068368Y2 (ja) レンジチエンジ式多段変速機の操作装置
KR960007798Y1 (ko) 중장비의 비상조향펌프 제어시스템
JPH0333751Y2 (ja)
JP2004278677A (ja) バルクローリの液充填システム
CN117184393A (zh) 一种具备失电应急功能的电液操舵装置及方法