JPH08197965A - エンジンルーム内冷却装置 - Google Patents

エンジンルーム内冷却装置

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JPH08197965A
JPH08197965A JP896795A JP896795A JPH08197965A JP H08197965 A JPH08197965 A JP H08197965A JP 896795 A JP896795 A JP 896795A JP 896795 A JP896795 A JP 896795A JP H08197965 A JPH08197965 A JP H08197965A
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JP
Japan
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engine room
outside air
cooled
operating state
engine
Prior art date
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Pending
Application number
JP896795A
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English (en)
Inventor
Shizuo Abe
静生 安部
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 導入される外気の流れ方向を変化させること
で、運転状態に応じた適切なエンジンルーム内の冷却を
行う。 【構成】 車両のフードパネル4とラジエターサポート
6との間に形成された外気導入口にプレート7を設け、
運転状態に応じてアクチュエータ8によりこのプレート
7の開度を変化させる。これにより、排気ガス温度の高
くなる運転状態においては排気系3を冷却し、その他の
運転状態においては吸入空気温度を低下させノッキング
を抑制するために吸気系2を冷却することができる。す
なわち、運転状態に応じた適切なエンジンルーム内の冷
却を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のエンジンルーム
内に外気を導入させてエンジンルーム内を冷却するエン
ジンルーム内冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に車両のエンジンルームはエンジン
からの放熱等により高温となるため、ラジエターサポー
ト上部に外気導入口を設けて、走行風等の外気をエンジ
ンルーム内へ導入し、エンジンルーム内を冷却すること
が従来より考えられている。この種の技術として、例え
ば、実開昭58−156118号公報にはエンジンルー
ム内へ外気を導入するためのエンジンフード端部構造が
開示されている。この従来技術を図5に基づいて以下に
説明する。
【0003】図5において、51はフードパネル、52
はラジエター、53はラジエターグリル、54はラジエ
ターサポートであり、フードパネル51の下面とラジエ
ターサポート54上面との間に外気導入口が形成されて
いる。そして、外気導入口にはこれを閉鎖する形で弾性
体からなるシール材55が設けられている。走行時には
走行風の風圧によって、このシール材55がエンジンル
ーム内方側に開放されることで、外気がエンジンルーム
内に導入される。また、停車時には、エンジンルームの
熱風が外気導入口を介してラジエター52前部に回り込
むこと(吹き返し)を防止するために、このシール材5
5はラジエターサポート54と当接し車体外方側へは開
放しない逆止弁となっている。これにより、走行時には
積極的に外気を導入することでエンジンルーム内を冷却
し、停車時には外気導入口を閉じて熱風の吹き返しを防
止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】エンジンルーム内には
エンジン本体だけでなく補機類の他、様々な機能部品も
各部位に配置されているため、要求される冷却強度は各
部位によって異なる。また、部位によっては、車両の運
転状態に応じて要求される冷却強度が変化する場合もあ
る。例えば、吸気系を冷却することによりノッキングを
抑制することができるが、一方で、エンジンの排気温度
が高くなる運転状態においては、排気マニホールドや排
気管等の排気系が排気ガスの熱により高温となるため、
排気温度の低い運転状態に比べてこの排気系に対するよ
り十分な冷却を行う必要がある。このように、エンジン
ルーム内には、要求される冷却強度や冷却時期が運転状
態によって変化する部位が存在するため、夫々の部位に
適した冷却強度と冷却時期に対応した冷却を行うことが
望ましい。
【0005】しかし、上記従来技術においては、外気導
入口から導入される外気のエンジンルーム内での流れ
は、外気導入口の構造に由来した外気の流入方向によっ
て一義的に決まるため、被冷却部位の冷却強度もそのエ
ンジンルーム内での配置により一義的に決まってくる。
従って、運転状態によってエンジンルーム内の被冷却部
位の要求される冷却強度が異なる場合には、運転状態が
変化したとき、十分な冷却ができない被冷却部位や不必
要に冷却される被冷却部位が存在することになる。従っ
て、導入される限られた外気を有効に活用できず、運転
状態によっては十分に冷却が行えないという問題が生じ
る。
【0006】本発明は、上述した問題を解決するために
なされたものであって、本発明が解決しようとする課題
は、エンジンルーム内に導入される外気の流れ方向を車
両の運転状態に応じて変化させることで、車両の運転状
態によって被冷却部位を特定し、その要求される冷却強
度に応じた適切なエンジンルーム内の冷却を行うことに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は次の手段をとる。すなわち、運転状態によっ
て異なる冷却条件を有する被冷却部位が配設されるエン
ジンルーム内に、外気を導入させてエンジンルーム内の
冷却を行うエンジンルーム内冷却装置において、導入さ
れる外気の流れを変化させる流れ方向切換手段と、運転
状態を検出する運転状態検出手段と、該運転状態検出手
段により検出された運転状態に応じて前記流れ方向切換
手段を制御し、導入される外気の流れを運転状態に応じ
た所定の被冷却部位に指向させる制御手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0008】
【作用】上記手段によれば、運転状態に応じて被冷却部
位を選択し、導入される外気の流れを選択された被冷却
部位に指向させるように流れ方向切換手段が作動する。
【0009】
【実施例】以下、図1〜図4に基づいて本発明の実施例
を以下に説明する。
【0010】図1に本発明の実施例に係るエンジンルー
ム内冷却装置の全体図を示す。図1において、4は車両
の前部に位置するフードパネルであり、1はこのフード
パネル4の下方に形成されるエンジンルーム内に配置さ
れたエンジン本体である。2は、エアクリーナや吸気マ
ニホールドによって構成され、エンジン本体1の車両前
方側(図中左側)に接続される第1の被冷却部位である
吸気系である。また、3は、排気マニホールドや排気管
によって構成され、エンジン本体1の車両後方(図中右
方)に接続される第2の被冷却部位である排気系であ
る。さらに、吸気系2の車両前方側にはラジエター5が
配置され、その上部にはラジエターサポート6が設けら
れている。そして、このフードパネル4とラジエターサ
ポート6との間には、図中矢印方向に外気が流れるよう
に外気導入口7が形成されるとともに、プレート8とこ
のプレート8を開閉駆動するアクチュエータ9とからな
る流れ方向切換手段M1が設けられている。このプレー
ト8の開度を運転状態検出手段M2および制御手段M3
を介してアクチュエータ9により変化させ、導入される
外気の流れ方向を変化させることで、外気を冷却の要求
される部位(被冷却部位)に導く。
【0011】次に、図2を用いて、本発明の実施例に係
るエンジンルーム内冷却装置の基本構成を説明する。図
2において、制御手段M3は、双方向性バス23によっ
て接続されたROM(リードオンリメモリ)24、RA
M(ランダムアクセスメモリ)25、CPU(マイクロ
プロセッサ)26、入力ポート27、出力ポート28か
らなるマイクロコンピュータとアクチュエータ駆動回路
29とを備える。また、運転状態検出手段M2は、車速
検出手段21とエンジン回転数検出手段22とからな
る。車速検出手段21は、センサによって車速に比例し
た出力電圧を発生し、この出力電圧は入力ポート27に
入力される。同様に、エンジン回転数検出手段22は、
センサによってエンジン回転数に比例した出力電圧を発
生し、この出力電圧は入力ポート27に入力される。こ
れらの入力値に基づいて、マイクロコンピュータ内で演
算が実行され、その演算結果は、アクチュエータ駆動回
路29において、アクチュエータ9を駆動する信号に変
換される。そして、この信号に基づいて、流れ方向切換
手段M1のアクチュエータ9がプレート8の開閉を行
う。
【0012】次に、プレート8の開度制御ルーチンであ
る図3とプレート8の作動状態を示す図4に基づいて、
本実施例に係るエンジンルーム内冷却装置の作用を説明
する。図3の開度制御ルーチンはステップ31より開始
され、先ずステップ31では車速の有無により走行中で
あるか否かの判断が行われる。ここで、車両が停止状態
であれば「NO」と判定されステップ32へ進み、図4
(a)に示す如くプレート8がラジエターサポート6と
当接する全閉状態に作動する。また、ステップ31で車
両走行中であれば「YES」と判定されステップ33へ
進む。ステップ33では、マイクロコンピュータ内で算
出されたエンジン回転数Neが所定値Nex(例えば、
Nex=4000rpm)以上であるか否かの判断が行
われる。ここで、エンジン回転数Neが所定値Nex以
下であれば「NO」と判定されステップ34へ進み、図
4(b)に示す如く外気が吸気系2に指向するような、
プレート8が吸気系方向に向かう開度小の状態に作動す
る。また、ステップ33でエンジン回転数Neが所定値
Nex以上であれば「YES」と判定されステップ35
に進み、図4(c)に示す如く外気が排気系3に指向す
るような、プレート8がエンジン本体1上部方向に向か
う開度大の状態に作動する。
【0013】ステップ32においては、プレート8を全
閉状態にすることで、車両停止時においてエンジンルー
ム内の暖気が外気導入口7を通ってラジエター5前部に
回り込むことを防ぐ。また、ステップ34においては、
エンジン回転数Neを運転状態パラメータとして、エン
ジン回転数Neが所定値Nex以下であれば、排気温度
が排気系3に悪影響を及ぼすことのない領域として判断
し、吸気系2の冷却を優先している。これにより、吸気
系2を冷却し吸入される空気の温度を低下させること
で、ノッキングの発生を抑える。また、ステップ35に
おいては、エンジン回転数Neが所定値Nex以上であ
れば、排気ガスが高温となっていると判断し、プレート
8を開度大の状態とすることで、エンジンルーム内に導
入される外気の流れを排気系3方向に指向させる。これ
により、排気系3が高熱に晒され熱劣化することを防ぐ
とともに、排気系3の耐久性を向上させることができ
る。
【0014】以上、本実施例においては、被冷却部位と
して吸気系2及び排気系3を例に挙げて説明したが、本
発明はこれに限定されるものではなく、吸入空気を冷却
するためのインタークーラーや各種補機類等を被冷却部
位としてプレート8の開度を制御しても良い。
【0015】また、本実施例においては、横置きのエン
ジンレイアウトとされ、エンジンルームの車両前方側に
吸気系、車両後方側に排気系が配置されたものを挙げて
説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
両者が逆に配置されたものでも良い。さらに、縦置きの
エンジンレイアウトに対して、例えば、吸気系と排気系
を被冷却部位とする場合、プレートの開度が左右方向に
変化するように制御することも可能である。
【0016】
【発明の効果】本発明に係るエンジンルーム内冷却装置
によれば、運転状態に応じて被冷却部位を選択し、導入
される外気を選択した被冷却部位の方向に指向させるこ
とで、要求される被冷却部位の冷却強度に応じたエンジ
ンルーム内の冷却を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るエンジンルーム内冷却装
置の全体図である。
【図2】本発明の実施例に係るエンジンルーム内冷却装
置の構成図である。
【図3】本発明の実施例に係るエンジンルーム内冷却装
置における流れ方向切換手段であるプレートの開度制御
を行うためのフローチャートである。
【図4】本発明の実施例に係るエンジンルーム内冷却装
置の作動状態と外気の流れとの関係を示す図である。
【図5】従来技術におけるエンジンルーム内冷却装置の
概略図である。
【符号の説明】 2・・・吸気系(被冷却部位) 3・・・排気系(被冷却部位) 8・・・プレート(流れ方向切換手段) 9・・・アクチュエータ(流れ方向切換手段) M1・・・流れ方向切換手段 M2・・・運転状態検出手段 M3・・・制御手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転状態によって異なる冷却条件を有す
    る被冷却部位が配設されるエンジンルーム内に、外気を
    導入させてエンジンルーム内の冷却を行うエンジンルー
    ム内冷却装置において、 導入される外気の流れを変化させる流れ方向切換手段
    と、運転状態を検出する運転状態検出手段と、該運転状
    態検出手段により検出された運転状態に応じて前記流れ
    方向切換手段を制御し、導入される外気の流れを運転状
    態に応じた所定の被冷却部位に指向させる制御手段とを
    備えたことを特徴とするエンジンルーム内冷却装置。
JP896795A 1995-01-24 1995-01-24 エンジンルーム内冷却装置 Pending JPH08197965A (ja)

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JP896795A JPH08197965A (ja) 1995-01-24 1995-01-24 エンジンルーム内冷却装置

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JP896795A JPH08197965A (ja) 1995-01-24 1995-01-24 エンジンルーム内冷却装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100489121B1 (ko) * 2001-12-10 2005-05-17 현대자동차주식회사 엔진의 운전 조건에 따라 가변되는 라디에이터 냉각풍의송풍 방향 변경 장치
JP2006123579A (ja) * 2004-10-26 2006-05-18 Nissan Motor Co Ltd 車両用熱交換器の配置構造
WO2016084386A1 (en) 2014-11-28 2016-06-02 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Cooling system for internal combustion engine

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