JPH08197816A - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JPH08197816A
JPH08197816A JP1033295A JP1033295A JPH08197816A JP H08197816 A JPH08197816 A JP H08197816A JP 1033295 A JP1033295 A JP 1033295A JP 1033295 A JP1033295 A JP 1033295A JP H08197816 A JPH08197816 A JP H08197816A
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JP
Japan
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ink ribbon
platen
recording medium
print
edge
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Pending
Application number
JP1033295A
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English (en)
Inventor
Atsushi Hirota
淳 廣田
Yoshiyuki Yamada
儀行 山田
Atsuo Sakaida
惇夫 坂井田
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリンタにおけるインクリボン29の消費を
少なくすると共に被記録媒体7の紙ジャムの発生を防止
する。 【構成】 カバー上体上面に搭載したインクリボンカー
トリッジの左右一対の案内腕部28b,28c間のイン
クリボン29の走行ルートを印字ピンの直線状の印字列
13aに対して角度θ1だけ斜行させる一方、カバー上
体の下面にプラテン8を固定し、プラテン8における左
右両側の上下対の案内片60,61間に被記録媒体7が
通過するように構成し、下案内片61の上面に基端を接
着固形した合成樹脂製の弾性薄片26の自由端をプラテ
ン8の下面方向に延長し、インクリボン29の上側での
幅方向縁と適宜寸法だけ重合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シャトルプリンタ等の
ドット式プリンタの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、印字ヘッドにおける印字ピン
をプラテンに対して進退動させ、プラテン表面上を移動
する用紙等の被記録媒体の表面側と前記印字ピンの先端
との間にインクリボンを通過させながら印字するプリン
タにおいて、例えば特開昭58−188670号公報等
にて、印字ヘッド及びインクリボンカートリッジを搭載
したキャリッジをプラテンの長手方向に沿って往復移動
させる一方、記録用紙等の被記録媒体は、ロール状のプ
ラテンの表面に当接させながら前記キャリッジの移動方
向と直交する方向に紙送りさせ、印字ピンによる桁方向
の印字列に対して、前記キャリッジに搭載したインクリ
ボンカートリッジから供給されるインクリボンを傾斜状
に配置することにより、インクリボンの細い幅のインク
部を有効に利用し、インクリボンカートリッジの交換頻
度を少なくすることが提案されている。
【0003】また、インクリボンカートリッジを、その
インクリボンが収納された主貯蔵部から左右一対の案内
腕を突出させ、前記主貯蔵部から一方の案内腕と他方の
案内腕とを経て再度主貯蔵部に至るインクリボンの走行
ルートが形成されるように構成し、前記左右一対の案内
腕の先端間の走行ルートでは、当該両案内腕の延びる方
向と90度にインクリボンを屈曲させて前記印字ピン先
端とプラテンとの間を通過させるにように構成すること
も、例えば、特公平4−15105号公報等において知
られている。
【0004】さらに、前記キャリッジに搭載したインク
リボンカートリッジの左右両側の腕部から印字ピンの先
端間に挿通されるインクリボンが弛んで、それと直角方
向に供給される被記録媒体の搬送方向の前端縁と干渉し
ないように、インクリボンを張り渡す案内装置として、
実開平5−35330号公報に示すようなものが提案さ
れている。
【0005】ところで、一般的にプラテンの構造は印字
ヘッドの構造に対して簡単且つコンパクトであるから、
印字ヘッド及びプラテンの両者が位置固定的な構成であ
り、且つ被記録媒体の幅寸法(プラテンの長手方向寸
法)が短いプリンタにあっては、インクリボンカートリ
ッジをプラテン側に装着したほうが好ましい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、インク
リボンカートリッジをプラテンの支持部材の裏面側に配
置し、プラテン表面に沿って前記インクリボンの通過ル
ートをとるようにするときは、前記インクリボンとプラ
テンとの隙間に被記録媒体を通過させなければならず、
被記録媒体の搬送方向の前端縁とインクリボン長手縁と
が衝突し易くなって、紙ジャムが起こりやすいという問
題があった。
【0007】本発明は、この従来の問題を解決し、イン
クリボンを有効に利用でき、且つ紙ジャムが発生しない
ようにしたプリンタを提供することを目的とするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明のプリンタは、直線状に配置
した印字ピンの先端に対向配置させたプラテンを支持す
る支持部材の裏面にインクリボンカートリッジを搭載
し、プラテンの表面側において、前記インクリボンカー
トリッジからのインクリボンを、前記印字ピンの直線に
対して斜めに移動するように配置し、前記支持部材の表
面側の案内通路には、被記録媒体を前記インクリボンの
裏面側に案内するための弾性薄片を、その自由端縁がイ
ンクリボンと適宜重合するように設けたものである。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
プリンタにおいて、前記プラテンにおける前記被記録媒
体の搬送方向前端縁と対峙する側の縁を、当該被記録媒
体の搬送方向前端縁に対して適宜角度傾斜させるように
形成したものである。
【0010】
【実施例】次に本発明を具体化した実施例について説明
する。図1はシャトルプリンタ1の側断面図、図3は印
字ヘッド2の斜視図を各々示し、本発明のシャトルプリ
ンタ1は、フレーム3の上部に配置したカバー上体4と
カバー下体5との間の用紙通路に設けた紙送り機構6に
おける駆動ローラ6aと押圧ローラ6bとにより図1の
矢印A方向に移送される用紙等の被記録媒体7の下面に
印字するものである。カバー上体4の下面に固定したほ
ぼ台形状のプラテン8と対峙して後述する印字ヘッド2
が配置されており、印字ヘッド2における単位印字機構
12の印字ピン13は被記録媒体7の移送方向と直交す
る方向に一列状に配置され、この印字ピン13が所定の
振幅にて配列方向に沿って左右揺動しながらプラテン8
の下面に向かって突出動して、プラテン8の支持部材と
してのカバー上体4の裏面に搭載したインクリボンカー
トリッジ28からのインクリボン29を介して被記録媒
体7の表面に印字し、その後の被記録媒体7はロータリ
式の切断手段9にて所定の長さに切断された後、ゴム製
の突起部が複数放射状に突出した排出ローラ10にて機
外に排出されるように構成されている。
【0011】本実施例の印字ヘッド2の基本的構成は、
図1〜図5に示すように、金属製の断面上向きコ字型の
ベース体11と、該ベース体11内に相対向させて配置
され、且つ被印字媒体7の送り方向と直交するように2
列状に配列させた複数の単位印字機構12と、各単位印
字機構12における印字ピン13の中途部を案内支持す
るための揺動可能な揺動部材14と、この揺動部材14
を被印字媒体7の送り方向と直交する方向に往復揺動さ
せるための揺動機構15とからなる。
【0012】前記被記録媒体7の送り方向に対して直交
する方向に長いベース体11はアルミニウム合金等の金
属製であり、揺動部材14は、合成樹脂製であり、揺動
部材14は後述するように、ベース体11の上面を覆う
ようにビスにて取付けられるカバー体16と一体成形さ
れている。複数(実施例では28個)の単位印字機構1
2は、ベース体11の相対峙する垂直側板11a,11
aの長手方向に沿い、被記録媒体7の送り方向に対して
直交する方向で交互に(ジグザグ状に)配置し、各垂直
側板11aの内面に各単位印字機構12における主フレ
ームの背面を当接させてビス17等にて固定する。従っ
て、各垂直側板11aに対して単位印字機構12が14
個づつ配置されることになり、且つ複数の印字ピン13
が平面視で一列状に配置されることになる(図3参
照)。
【0013】次に、図1〜図5を参照しながら、揺動部
材14及び揺動機構15の構成について説明する。揺動
部材14は、ベース体11の上面を覆うカバー体16か
ら上向きに突出する一対の可撓性の支柱30,30と、
該一対の支柱30、30の上端間を一体的に連設して前
記プラテン8の長手方向に沿う主案内片31とからな
り、ベース体11の上面を覆うカバー体16の中央部に
は、前記一列状に突出する印字ピン13が挿通する溝孔
32が穿設されており、カバー体16の両端(前記溝孔
32の長手両端部)から一対の可撓性の支柱30,30
が上向きに一体的に突出されている。
【0014】また、前記主案内片31及び前記一対の支
柱30,30の上下中途部間を連結するための撓み可能
な複数本の補助案内片33には、一定間隔(実施例で
は、2.8 mm)で一列状に配置される印字ピン13を各々
摺動自在に案内支持するための案内孔(図示せず)を備
える。なお、各補助案内片33の長手方向の両端は、各
支柱30に対して連結ピン34を介してそれぞれ回動可
能に連結されている。
【0015】また、前記主案内片31の側面長手方向中
央部の支持ブロック35には、被記録媒体7の移送方向
上流側に向かって水平方向に突出する横ピン36を備え
た連結ブロック37をねじ38にて固定する。そして、
揺動部材14と揺動機構15との揺動連結部位である前
記横ピン36に回動可能に枢着連結したクランクアーム
40の基端をフレーム3における軸受41を介して回転
自在に軸支された偏心ロータ39に回動可能に装着し、
偏心ロータ39は揺動用モータ42及び増速伝動歯車機
構43を介して一定方向に回転駆動されるように構成さ
れている(図1〜図5を参照)。
【0016】なお、前記揺動部材14の近傍には印字タ
イミングを制御するためのセンサ手段としてのリニアエ
ンコーダを設ける。即ち、図1〜図3に示すように、前
記主案内片31の一側にはその長手方向に沿って長いセ
ンサ片44を配置し、該センサ片44の両端は、前記一
対の支柱30,30の側面に着脱自在に取付けられるブ
ラケット45に装着されている。センサ片44には、印
字タイミング用の8本のスリットからなる往動用スリッ
ト部46aと、同じく8本のスリットからなる復動用ス
リット部46bとが穿設されており、その各々のスリッ
ト部に対してフォトインタラプタ等の光透過式検出器4
7を配置する。
【0017】次に、インクリボンカートリッジ28の装
着装置の構成について、図1及び図6〜図9を参照しな
がら説明する。インクリボンカートリッジ28を搭載す
るためのカバー上体4は、フレーム3に固定されたカバ
ー下体5に対して枢支軸部50の箇所を中心にして上向
き回動可能、且つ取り外し可能に構成され、フレーム3
に設けた左右両側の係合フック51にて、カバー上体4
とカバー下体5とが、被記録媒体7の通過通路を隔てて
外れ不能に固定されるようになっている。本実施例のイ
ンクリボンカートリッジ28は、インクリボン29が収
納される主貯蔵部28aと、該主貯蔵部28aの前端左
右両側から突出させた左右一対の案内腕部28b,28
cとからなり、これらの部材はABS,PBT等の合成
樹脂材にて形成されている。そして、前記主貯蔵部28
aから一方の案内腕部28bと他方の案内腕部28cと
を経て再度主貯蔵部28aに至るインクリボン29の走
行ルートが形成されるものであり、前記左右一対の案内
腕部28b,28cの先端間の走行ルートでは、当該両
案内腕部28b,28cの延びる方向と90度にインク
リボン29を屈曲させて前記印字ピン13の先端とプラ
テン8との間を通過させる間、プラテン8の下面の箇所
において被記録媒体7の移送方向に対して適宜角度θ1
だけ傾斜するように構成するものである(図7及び図1
0参照)。従って、平面視において、インクリボン29
は、印字ピン13による桁方向の直線の印字列13aに
対して前記角度θ1だけ傾斜して配置されることにな
り、インクリボン29の幅方向のインク部分を有効に利
用することができることになる。
【0018】また、前記左右両案内腕部28b,28c
の外面側には、側断面略L字状のフランジ片52,52
が同じくABS,PBT等の弾性体としての合成樹脂材
にて一体的に突出するように設けられている。他方、前
記カバー上体4の下面には、プラテン8がビス56にて
固定されており、カバー上体4の上面はインクリボンカ
ートリッジ28を被記録媒体7の通過方向と略平行状に
着脱自在に装着できる搭載部4aとしてほぼ平坦に形成
され、カバー上体4の左右両側には、インクリボンカー
トリッジ28における左右両案内腕部28b,28cの
外面側側を囲むように被記録媒体7の通過方向と略平行
状に延びる左右一対の突条ガイドレール53,53が突
設されており、この両ガイドレール53,53の先端に
は、インクリボンカートリッジ28の装着方向に対して
開口し、且つ前記左右両フランジ片52,52の各水平
片部52aを嵌合するようにした係止鉤片54,54が
形成されている(図6及び図9参照)。
【0019】また、前記カバー上体4の上面の搭載部4
aには、前記左右両案内腕部28b,28cの相対峙す
る側面(内側面)側を支持して、当該左右両案内腕部2
8b,28cの先端間の距離が接近しないように規制す
るための一対の突起55,55が設けられている。そし
て、前記インクリボンカートリッジ28が搭載部4aに
対してがたつかないようにするため、前記フランジ片5
2における水平片部52aの上面から案内腕部28b及
び28cの下面迄の高さ寸法E1を、係止鉤片54の下
面から搭載部4a上面までの隙間寸法E2より若干大き
くなるように設定する(図9参照)。なお、各係止鉤片
54の下面先端部には、前記水平片部52aが挿入し易
いようにした傾斜案内面が形成されている(図9参
照)。
【0020】前記カバー上体4の下面には、カバー下体
5の上面に突設した左右一対のガイド体57のうち一方
のガイド体(実施例では図7の左側ガイド体57)に被
記録媒体7の幅方向縁が当接して位置決めされるように
案内する傾行ローラ58が設けられている。また、前記
プラテン8には、図6、図7及び図10に示すように搬
送される被記録媒体7の前端縁に対峙する箇所に、左右
一対の案内通路59を形成するための上下対の案内片6
0,61が一体的に形成されている。そして、下側の各
案内片61の上面には、PET(ポリエチレンテレフタ
レート)等の弾性を有する薄片62の基端を接着剤にて
固定し、該各弾性薄片62の自由端を、案内通路59か
らプラテン8の下面側に延ばし、各弾性薄片62がプラ
テン8の下面とインクリボン29との間に介在するよう
にセットし、且つこのプラテン8の下面に沿った斜行状
のインクリボン29の幅方向の縁に対して各弾性薄片6
2の自由端を適宜寸法F1,F2だけ重合させる。
【0021】このように構成すれば、インクリボンカー
トリッジ28をカバー上体4に装着すると、プラテン8
の下面側にくるインクリボン29は、必ず弾性薄片62
の自由端縁より下方に位置することになり、従って、前
記左右一対の案内通路59,59を通過してプラテン8
の下面側に搬送されてきた被記録媒体7の前端縁が、プ
ラテン8の下面側においてインクリボン29の幅方向の
縁と干渉(衝突)することがなくなり、紙ジャムが発生
しない。
【0022】なお、この場合、左右両側の弾性薄片62
の自由端とインクリボン29の幅方向の縁との重合が平
行状となるように、前記重合寸法F1,F2を同じにす
ることもでき、その場合、前記印字ピン13による印字
列13aを長くしても、当該印字列13aと弾性薄片6
2の自由端とが干渉し難くなる。また、図7、図10及
び図11に示すように、前記プラテン8における搬送さ
れる被記録媒体7の前端縁に対峙する側の縁8aを、当
該被記録媒体7の搬送方向前端縁に対して適宜角度θ2
だけ傾斜させておけば、被記録媒体7の前端縁の全体が
プラテン8の縁8aに向かって接近しないから、紙ジャ
ムの発生を一層効果的に防止することができると共に、
図示するようにプラテン8の平面視形状を台形状に形成
することができ、当該プラテン8の形状をコンパクトに
して、ひいてはプラテン8の必要重量を軽減することが
できる。
【0023】なお、図11に示すように、弾性薄片62
をプラテン8の長手方向(被記録媒体7の幅方向)の略
全長にわたって配置する場合にも、弾性薄片62の自由
端縁の形状や前記プラテン8の前端縁8aの形状を前記
各実施例と同様にすることができることは勿論である。
前記の各構成により、インクリボンカートリッジ28を
装着するときには、係合フック51を外して、枢支軸5
0箇所を中心にしてカバー上体4を上向き回動させ、イ
ンクリボンカートリッジ28をその主貯蔵部28a側か
ら搭載部4aに図6及び図7の矢印A′方向に移動さ
せ、左右両案内腕部28b,28cにおけるフランジ片
52の各水平片部52aを係止鉤片54内に挿入する。
そうすると、各水平片部52a上面と係止鉤片54下面
との高さ位置の相違により、各水平片部52aは係止鉤
片54により弾性的に湾曲させられ、左右両案内腕部2
8b,28cは搭載部4aに対して押しつけられた状態
で嵌合することになり(図8参照)、搭載されたインク
リボンカートリッジ28はがたつくことなくしっかりと
カバー上体4に固定されるのである。そして、左右両案
内腕部28b,28cの間のインクリボン29は、プラ
テン8の下面側にて、弾性薄片62より下方に自動的に
配置され、当該プラテン8の下面に沿って移動する被記
録媒体7の下面側(印字ピン13の先端側)にインクリ
ボン29が配置されることになる。
【0024】なお、カバー上体4上面の左右一対の突起
55,55により、左右両側の案内腕部28b,28c
の間隔(姿勢)も保持させることができる。また、搭載
部4aに対するインクリボンカートリッジ28の着脱作
業は、カバー上体4の上面に対して矢印A方向及びA′
方向に滑らせて移動させるだけであるから至極簡単であ
り、さらに、前記左右一対のフランジ片52,52とそ
れに対する係合鉤片54,54だけであるから装着装置
の構造も至極簡単となり、製造コストも廉価となる。
【0025】なお、印字動作について説明すると、印字
指令があると、紙送り機構6にて被記録媒体7は図1の
矢印A方向に移送される。他方、揺動用モータ42が回
転し、増速伝動歯車機構43を介して偏心ロータ39が
一定方向に回転するから、クランクアーム39及び横ピ
ン36を介して揺動部材14である主案内片31は一対
の支柱30,30の基部を中心にして図2及び図3の
C,D方向に往復揺動する。従って、各印字ピン13の
先端側が主案内片31における案内孔の側面または側縁
にて側圧を受けて、当該各印字ピン13はその基端を中
心にして左または右に湾曲する。なお、印字開始のタイ
ミングは、例えば、主案内片31がC方向の揺動端部か
ら反転してD方向に移動し始める時とする。
【0026】そして、入力された印字データのキャラク
タ(文字)に対応するドットパターンに展開したドット
パターンデータに基づき、所定の単位印字機構12にお
ける圧電素子にパルス電圧を印加させると、印字ピン1
3がプラテン8方向に瞬間的に突出して、インクリボン
29を介して被記録媒体7の表面にドット印字できるの
である。このようにして、印字ピン13がC及びD方向
に移動する途次において所定の印字タイミングにて次々
にドット印字する。次に主案内片31がD方向揺動端に
来た時、紙送り機構6を間欠作動させて1ドット分だけ
被記録媒体7を改行方向に移動させた後、前記と同様に
してドット印字を実行するのである。
【0027】なお、主案内片31が右揺動端もしくは左
揺動端に来たとき、大きく湾曲した各印字ピン13の先
端が主案内片31における案内孔の側面や側縁にてこじ
れを生じないようにするため、揺動部材14の揺動振幅
量は制限されている。本実施例では、各印字ピン13の
先端の全振幅量が3.1mmになるように設定されてい
る。また、1つの印字ピン13にて被記録媒体7の幅方
向(印字桁方向)には2.8mmの間に8ドット印字で
きるものとし、これにより、ローマ字、数字、片仮名
(以上の文字種類をANKという)が印字可能となるよ
うに設定されている。
【0028】なお、前記フランジ片52はインクリボン
カートリッジ28における主貯蔵部28aの左右外側に
設けても良い。また、フランジ52、特に水平片部52
aは合成樹脂製でなく、弾性的な金属板にて構成しても
良い。さらに、本発明は、前記シャトルプリンタばかり
でなく、プラテンと対峙して左右移動する印字ヘッドの
キャリッジに、インクリボンカートリッジを着脱自在に
装着する形式のプリンタにも適用できることはいうまで
もない。
【0029】
【発明の作用及び効果】以上のように、請求項1に記載
の発明のプリンタによれば、直線状に配置した印字ピン
の先端に対向配置させたプラテンを支持する支持部材の
裏面にインクリボンカートリッジを搭載し、プラテンの
表面側において、前記インクリボンカートリッジからの
インクリボンを、前記印字ピンの直線に対して斜めに移
動するように配置し、前記支持部材の表面側の案内通路
には、被記録媒体を前記インクリボンの裏面側に案内す
るための弾性薄片を、その自由端縁がインクリボンと適
宜重合するように設けたものである。
【0030】従って、プラテンの支持部材側には予め、
弾性薄片をプラテンの表面に接近するように、且つイン
クリボンの幅方向の縁と重合するように設けることにな
り、インクリボンカートリッジをプラテン支持部材の裏
面側に搭載すると、プラテンの表面側において、弾性薄
片よりも離れた状態でインクリボンが配置されることに
なり、プラテンの表面に沿うように搬送される被記録媒
体の前端縁とインクリボンの幅方向の縁とが干渉するお
それがなくなるから、簡単な構成で紙ジャムを完全に防
止することができる。しかも、インクリボンは印字ピン
の直線配列に対して斜行状に配置された状態にて移動す
るので、インクリボンの幅方向を有効に利用できて、イ
ンクリボンの消費を少なくできるという効果を奏する。
【0031】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
記載のプリンタにおいて、前記プラテンにおける前記被
記録媒体の搬送方向前端縁と対峙する側の縁を、当該被
記録媒体の搬送方向前端縁に対して適宜角度傾斜させる
ように形成したものであるから、請求項1記載の発明の
作用・効果に加えて、搬送されてくる被記録媒体の前端
縁全体がプラテンの縁に一度に接近せず、紙ジャムの発
生を一層効果的に防止することができる。また、プラテ
ンの形状のをコンパクトにして重量を軽減できるという
効果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】シャトルプリンタの側断面図である。
【図2】図1のII−II線矢視平面図である。
【図3】印字ヘッドの要部斜視図である。
【図4】印字ヘッドの一部破断正面図である。
【図5】図4のV−V線矢視図である。
【図6】インクリボンカートリッジを搭載した状態のカ
バー上体の一部切欠き側面図である。
【図7】インクリボンカートリッジを搭載した状態のカ
バー上体の平面図である。
【図8】図7の VIII −VIII線矢視拡大断面図である。
【図9】フランジ片の水平片部と係止鉤片との高さ位置
関係を示す説明図である。
【図10】プラテン、インクリボン及び弾性薄片の平面
視配置状態を示す説明図である。
【図11】他の実施例におけるプラテン、インクリボン
及び弾性薄片の平面視配置状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 シャトルプリンタ 2 印字ヘッド 4 カバー上体 5 カバー下体 7 被記録媒体 8 プラテン 11 ベース体 12 単位印字機構 13 印字ピン 16 カバー体 28 インクリボンカートリッジ 28a 主貯蔵部 28b,28c 案内腕部 29 インクリボン 52a 水平片部 54 係止鉤片 59 案内通路 60,61 案内片 62 弾性薄片

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直線状に配置した印字ピンの先端に対向
    配置させたプラテンを支持する支持部材の裏面にインク
    リボンカートリッジを搭載し、プラテンの表面側におい
    て、前記インクリボンカートリッジからのインクリボン
    を、前記印字ピンの直線に対して斜めに移動するように
    配置し、前記支持部材の表面側の案内通路には、被記録
    媒体を前記インクリボンの裏面側に案内するための弾性
    薄片を、その自由端縁がインクリボンと適宜重合するよ
    うに設けたことを特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記プラテンにおける前記被記録媒体の
    搬送方向前端縁と対峙する側の縁を、当該被記録媒体の
    搬送方向前端縁に対して適宜角度傾斜させるように形成
    したことを特徴とする請求項1記載のプリンタ。
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