JPH08197775A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08197775A
JPH08197775A JP7268585A JP26858595A JPH08197775A JP H08197775 A JPH08197775 A JP H08197775A JP 7268585 A JP7268585 A JP 7268585A JP 26858595 A JP26858595 A JP 26858595A JP H08197775 A JPH08197775 A JP H08197775A
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JP
Japan
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image
signal
counter
flag
recording
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JP7268585A
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English (en)
Inventor
Seiji Sakata
田 誠 二 坂
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザプリンタにおいて、イメージスキャナ
以外の入力装置を使用する場合でも、感光体上に基準濃
度パターンの可視像を形成し記録濃度制御する。基準濃
度パタ−ンの可視像形成による画像記録時間の長期化を
抑制する。 【解決手段】 レーザービームを感光体ドラム上に変調
走査することにより潜像を形成し、当該潜像を現像し記
録媒体に転写して画像を形成する、電子写真プロセスに
よる画像形成装置において、 前記感光体上に、前記記
録媒体に対する実際の記録領域の終了位置を基準にして
所定の副走査方向下流位置に濃度基準パターンを形成す
る濃度基準パターン位置制御手段と、 前記濃度基準パ
ターンの濃度情報に基づいて、前記プロセスの記録濃度
を調整する手段と、を備えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばレーザプリ
ンタのように、イメージスキャナ,ワードプロセッサ,
ファクシミリ,パーソナルコンピュータ等々から出力さ
れる画像情報を電気信号の形で入力し、それを静電転写
記録方式で所定の記録媒体上に記録する画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、静電転写記録方式の画像形成装
置においては、次のようにして記録を行なう。電荷担持
体即ち、感光体ドラム(又は感光体ベルト)を定速で駆
動し、該感光体の周囲に設けたコロナ放電器によって感
光体の表面を荷電する。次に感光体に記録する画像に応
じたレベルの光を照射(露光)する。これによって感光
体の表面には記録すべき画像に応じた電位分布、つまり
静電潜像が形成される。予め荷電したトナーをその感光
体面に接触させると、感光体表面の電位分布に応じて、
その面にトナーが吸着しそれによって静電潜像が可視化
される。このトナー像を所定の記録媒体、即ち記録紙に
転写し、転写したトナー像を記録紙に定着させると、記
録プロセスは完了する。
【0003】この種の記録方式においては、帯電,露
光,現像等々の各プロセスで、そのプロセスの内容に様
々な変化が生じうる。例えば、周囲の温度,湿度等によ
って感光体の帯電状態は変化するし、露光に用いる光源
の光量は、電源電圧の変化や経時変化の影響を受ける。
従って、記録濃度を一定に維持するためには、感光体上
に実際にトナー像を形成してその濃度を検知する必要が
ある。
【0004】そこで従来より、スキャナで読取った原稿
像の反射光を直接、感光体上に露光する複写機において
は、スキャナの原稿読取面の端部に、基準濃度パターン
を配置して、該パターンを原稿像とともにスキャナで読
取ることにより、感光体上に基準濃度パターンのトナー
像を形成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、デジタ
ル複写機においては、記録装置の入力信号として、イメ
ージスキャナ出力信号の他に、ワードプロセッサ,ファ
クシミリ,パーソナルコンピュータ等々が出力する電気
信号を選択できる。従って、イメージスキャナに基準濃
度パターンを設けたとしても、イメージスキャナをプリ
ンタに接続しない場合には、感光体上に基準濃度パター
ンのトナー像を形成できない。
【0006】本発明は、レーザプリンタにおいて、イメ
ージスキャナ以外の入力装置を使用する場合でも、感光
体上に基準濃度パターンの可視像を形成し記録濃度制御
することを第1の目的とし、基準濃度パタ−ンの可視像
形成による画像記録時間の長期化を抑制することを第2
の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、レーザービー
ムを感光体上に変調走査することにより潜像を形成し、
当該潜像を現像し記録媒体に転写して画像を形成する、
電子写真プロセスによる画像形成装置において、前記感
光体上に、前記記録媒体に対する実際の記録領域の終了
位置を基準にして所定の副走査方向下流位置に濃度基準
パターンを形成する濃度基準パターン位置制御手段と、
前記濃度基準パターンの濃度情報に基づいて、前記プロ
セスの記録濃度を調整する手段と、を備えることを特徴
とする。
【0008】イメージスキャナ等の入力装置から記録開
始指示が出された場合には、入力装置を待たせることな
く、直ちに入力装置から入力される画像情報を受け取っ
てそれを記録するのが好ましい。従って、画像情報とと
もに基準パターンの可視像を形成する場合、基準パター
ンは画像情報よりも下流の所定位置に配置するべきであ
る。ところが、実際に記録を行なう場合、入力される画
像の大きさが記録サイズよりも大きい場合がある。その
場合でも、実際に記録に利用されるのは、入力画像の記
録媒体のサイズに対応する部分だけであり残りの部分は
無駄になるから、画像情報の入力が全て終了してから基
準パターンの形成を開始すると、無駄な画像情報の分だ
け基準パターンの形成開始が遅くなり、それによって記
録所要時間が長くなる。しかも、入力画像の形状は方形
とは限らないので、画像情報の終了に同期して基準パタ
ーンの形成を開始すると、入力画像の形状に応じて基準
パターンの形成位置が変化する。
【0009】本発明では、記録媒体に対する実際の記録
領域の終了位置を基準にして所定の副走査方向下流位置
に濃度基準パターンを形成するので、上述の記録所要時
間が短縮となり、また、濃度基準パターンに変形を生じ
ない。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施例において
は、使用される記録媒体の副走査方向の長さに応じた計
数を記録開始に同期して行なう計数手段を用いて、記録
終了タイミングを生成し、該タイミングに同期して基準
パターンの形成を行なう。これによれば、基準パターン
は記録媒体に対応する実際の記録領域に終了位置を基準
にした所定位置に形成されるので、記録サイズよりも大
きな画像情報が入力される場合でも、記録サイズと同等
の大きさに対応する処理時間で、入力画像の記録と基準
パターンの形成が終了する。基準パターンが形成される
位置は一定である。
【0011】本発明の他の目的及び特徴は、図面を参照
した以下の実施例の説明により明らかになろう。
【0012】
【実施例】図1に、本発明を実施する一形式のデジタル
複写機の機構部の概略構成を示す。図1を参照する。1
00がレーザプリンタ、200がADF(自動原稿送り
装置)、300がソータ、400がイメージスキャナで
ある。
【0013】スキャナ400には、原稿を載置するコン
タクトガラス401と光学走査系が備わっている。光学
走査系には、露光ランプ402,第1ミラー403,第
2ミラー404,第3ミラー405,レンズ406,C
CDイメージセンサ407等々が備わっている。露光ラ
ンプ402及び第1ミラー403は図示しない第1キャ
リッジ上に固定され、第2ミラー404及び第3ミラー
405は図示しない第2キャリッジ上に固定されてい
る。原稿画像を読取る時には、光路長が変わらないよう
に、第1キャリッジと第2キャリッジとが2対1の相対
速度で機械的に走査される。走査方向は、図1の左右方
向である。この機械走査が副走査である。主走査は、C
CDイメージセンサ407の固体走査によって行なわれ
る。原稿画像は、CCDイメージセンサ407によって
読取られ、電気信号に変換されて処理される。
【0014】レーザプリンタ100には、レーザ書込
系,画像再生系,給紙系等々が備わっている。レーザ書
込系は、レーザ出力ユニット101,結像レンズ10
2,ミラー128を備えている。レーザ出力ユニット1
01の内部には、レーザ光源であるレーザダイオード及
び電気モータによって高速で定速回転する多角形ミラー
(ポリゴンミラー)が備わっている。
【0015】レーザ書込系から出力されるレーザ光が、
画像再生系に備わった感光体ドラム103に照射され
る。感光体ドラムの周囲には、帯電チャージャ104,
イレーサ105,現像ユニット106,転写チャージャ
112,分離チャージャ113,分離爪114,クリー
ニングユニット120等々が備わっている。なお、感光
体ドラムの一端近傍のレーザビームを照射される位置
に、主走査同期信号を発生するビームセンサ(図示せ
ず)が配置されている。
【0016】像再生のプロセスを簡単に説明する。感光
体ドラム103の表面は帯電チャージャ104によっ
て、一様に高電位に帯電する。その面にレーザ光が照射
されると、照射された部分は電位が低下する。レーザ光
は記録画素の黒/白に応じてオン/オフ制御されるの
で、レーザ光の照射によって、感光体面に記録画像に対
応する電位分布、即ち静電潜像が形成される。静電潜像
が形成された部分が現像ユニット106を通ると、その
電位の高低に応じて、トナーが付着し、静電潜像を可視
化したトナー像が形成される。トナー像が形成された部
分に、所定のタイミングで記録シートが送り込まれ、ト
ナー像に重なる。このトナー像は転写チャージャ112
によって記録シートに転写し、分離チャージャ113に
よって感光体ドラム103から分離される。
【0017】分離された記録シートは、搬送ベルト11
5によって搬送され、ヒータを内蔵した定着ローラ11
6によって熱定着された後、ソータ300に排紙され
る。なお、118は記録シートが排出されたことを検知
する排紙センサ、119は記録紙をソータ300に案内
する案内板である。
【0018】給紙系は2系統になっている。一方の給紙
系には給紙カセット107が備わっており、もう一方の
給紙系には給紙カセット108が備わっている。給紙カ
セット107内の記録シートは、給紙コロ109によっ
て給紙される。給紙カセット108内の記録シートは、
給紙コロ110によって給紙される。給紙された記録シ
ートは、レジストローラ111に当接した状態で一担停
止し、記録プロセスの進行に同期したタイミングで感光
体ドラム103に送り込まれる。なお、図示しないが、
各給紙系には、カセットのシートサイズを検知するサイ
ズセンサが備わっている。
【0019】ソータ300には、多数の排紙ビン(受
棚)305が備わっており、これらのいずれか1つが選
択されて、選択された部分に記録シートが排紙される。
即ち、案内板119によってレーザプリンタ100から
供給された記録シートは、スポンジローラ301,搬送
ローラ302及び切換ガイド304を通り、上方に向か
って搬送され、選択された排紙ビンの手前で進行方向を
変え、選択された排紙ビンに排紙される。なお、303
は入口センサ、306は割込トレイである。
【0020】記録シートを所定のビンに排紙するため、
各ビンの入口側の紙搬送路には、各々、排出ローラ30
7と偏向爪308が備わっている。各々の偏向爪は、図
示しないソレノイドとばねを介して係合し、ソレノイド
の駆動によって偏向する。この偏向爪308の偏向によ
り、記録シートを排紙するビンが決定される。311
は、記録シートを搬送するローラ301,302,30
7を駆動するための駆動ユニットであり、1個の電気モ
ータ312とタイミングベルト313,中間軸314,
クラッチ軸315,タイミングベルト316等々を介し
て接続されている。
【0021】自動原稿送り装置200を説明する。20
1は原稿を載置する原稿台、202は原稿台上の原稿を
送り出す給紙コロ、203は重ねた原稿を1枚ずつに分
離する分離ローラ、204は分離された原稿を搬入する
搬入ローラ、205は原稿をコンタクトガラス101上
で搬送する搬送ベルト、206は排出トレイである。ま
た、208は分離された原稿を検知するセンサ、209
は原稿サイズを検知するセンサである。
【0022】図2に、図1のデジタル複写機に備わった
操作ボードの外観を示す。図2を参照すると、この操作
ボードには多数のキースイッチ,K1,K2,K3,K
4,K5,K6,K7X1,K7X2,K7Y1,K7Y2,K
8,K9a,K9b,K9c,K10,K11,K12
a,K12b,K13,KC,KS,KI及びK#と多
数の表示器D1,D2,D3,D4,D5等々が備わっ
ている。各々のキースイッチの機能について簡単に説明
する。
【0023】K1は、ソータ300の動作モードを指定
するキーであり、これの操作によって固定(ソータ不使
用)モード,ソートモード及びスタックモードのいずれ
かを指定できる,K3は、自動原稿送り装置200の動
作モードを指定するキーであり、この操作によってマニ
ュアル原稿セットモード,ADFモード及びSADFモ
ードのいずれかが指定できる,K4は、原稿画像と記録
画像との位置関係をシフトする場合に使用されるキーで
ある,K5は、原稿画像の一部の領域を削除する場合
(マスキング)及び原稿画像の一部の領域だけを抽出す
る場合(トリミング)に使用されるキーである。
【0024】K6は、テストパターン信号を装置内部で
発生しそのパターンを記録する場合に使用されるキーで
ある,K7X1,K7X2,K7Y1及びK7Y2は、画像のシ
フト量又は特定の領域の座標を指定する場合に利用され
る,K8及びK11は、それぞれ原稿サイズ及び給紙系
の選択に利用される,K9a,K9b及びK9cは、原
稿画像と記録画像との倍率の調整時に使用される,K1
0は、テンキーであり、コピー枚数の指定等、数値を入
力する場合に使用される,K12a及びK12bは、コ
ピー濃度の指定に利用される,KCは、クリア/ストッ
プキーであり、テンキーK10によるコピー枚数指定の
クリア及びコピー動作の停止指示に利用される,KS
は、プリントスタートを指示するキーである。
【0025】図3に、図1のレーザプリンタ100の電
気回路の概略を示す。図3を参照すると、主制御装置と
して像再生系制御ユニット10が備わっており、該制御
ユニット10に、高圧電源ユニット12,給紙制御ユニ
ット13,ヒータ制御ユニット14,モータドライバ1
5,ソレノイドドライバ16,リレードライバ17,信
号処理回路17,紙サイズセンサSEP,スキャナ40
0,メモリユニット19,操作ボード20,ソータ30
0及び自動原稿送り装置(ADF)200が接続されて
いる。
【0026】高圧電源ユニット12は、帯電チャージャ
104,転写チャージャ112,分離チャージャ113
及び現像バイアス電極106aに、それぞれ所定のタイ
ミングで、所定の高圧電力を印加する。給紙制御ユニッ
ト13は、所定のタイミングで、各種給紙モータ13
a,13b,13cを制御する。ヒータ制御ユニット1
4は、定着ヒータ14aを付勢して定着部の温度が所定
範囲になるよう制御する。14bは温度を検知するサー
ミスタである。紙サイズセンサSEPは、給紙カセット
107及び108に装着された記録シートのサイズ及び
向きを検知してその検知結果に応じた電気信号を出力す
る。
【0027】イメージスキャナ400から送られる画像
情報は、像再生系制御ユニット10を通り、メモリユニ
ット19を通って画像書込ユニット101に送られる。
【0028】図4に、イメージスキャナ400の構成を
示す。図4を参照して説明する。CCDイメージセンサ
407から出力される電気信号、即ちアナログ画像信号
は、信号処理回路451で増幅され、A/D変換器45
2によってデジタル多値信号に変換される。この信号
は、シェーディング補正回路453によって補正処理を
受け、信号分離回路454に印加される。
【0029】信号分離回路454は、入力される画像情
報を処理して、文字等の二値画像成分と中間調画像成分
とに分離する。二値画像成分は二値化処理回路456に
印加され、中間調画像成分はディザ処理回路455に印
加される。二値化処理回路456では、入力される多値
データを予め定めた固定しきい値によって二値データに
変換する。ディザ処理回路455では、走査位置毎に予
め定めた様々なしきい値によって入力データを判定し、
中間調情報を含む二値データを出力する。信号合成回路
457では、二値化回路456が出力する二値信号とデ
ィザ処理回路455が出力する二値信号とを合成した信
号PDT1A及びPDT2Aを出力する。
【0030】スキャナ制御回路460は、像再生系制御
ユニット10からの指示に従って、ランプ制御回路45
8,タイミング制御回路459及びモータ制御ユニット
461を制御する。ランプ制御回路458は、スキャナ
制御回路460からの指示に従って、露光ランプ402
のオン/オフ及び光量制御を行なう。モータ制御ユニッ
ト461は、スキャナ制御回路460からの指示に従っ
て、副走査駆動モータ465及びレンズモータ464を
制御する。466は、モータ465の駆動軸に連結され
たロータリエンコーダ、462及び463は、それぞれ
副走査駆動機構及びレンズ機構の基準位置を検知する位
置センサである。
【0031】タイミング制御回路459は、スキャナ制
御回路460からの指示に従って、各種信号を生成す
る。即ち、読取りを開始すると、CCDイメージセンサ
407に対しては、1ライン分のデータをシフトレジス
タに転送する転送信号及びシフトレジスタのデータを1
ビットずつ出力するシフトクロックパルスを与え、像再
生系制御ユニット10に対しては、画素同期クロックパ
ルスCLK,主走査同期パルスPLSYNC及び主走査
有効期間信号PLGATEを出力する。
【0032】この画素同期クロックパルスCLKは、C
CDイメージセンサ407に与えるシフトクロックパル
スと略同一の信号である。また、主走査同期パルスPL
SYNCは、画像書込ユニット101のビームセンサが
出力する主走査同期信号PMSYNCと略同一の信号で
あるが、画像読取りを行なっていない時は出力が禁止さ
れる。
【0033】主走査有効期間信号PLGATEは、図1
7に示すように、出力データPDT1A及びPDT2A
が有効なデータであると見なせるタイミングで高レベル
Hになる。なおこの例では、CCDイメージセンサ40
7は、1ラインあたり4800ビットの有効データを出
力する。また、出力データPDT1Aは奇数番目の各画
素のデータであり、PDT2Aは偶数番目の各画素のデ
ータである。
【0034】スキャナ制御回路460は、像再生系制御
ユニット10から読取開始指示を受けると、露光ランプ
402を点灯し、副走査駆動モータ456を駆動開始
し、タイミング制御回路459を制御して、CCDイメ
ージセンサの読取りを開始する。また、副走査有効期間
信号PFGATEを高レベルHにセットする。この信号
PFGATEは、Hにセットされてから副走査方向に最
大読取長さ(この例ではA3サイズ長手方向の寸法)を
走査するのに要する時間を経過するとLになる。なお、
スキャナ制御回路460は、像再生系制御ユニット10
からテストモードの読取開始指示を受けると、露光ラン
プ402をオフし、走査駆動モータ465を停止させた
状態で、タイミング制御回路459を制御して、信号P
LSNC,CLK,PLGATE,PFGATE等の出
力をスタートする。
【0035】図5に、像再生系制御ユニット10の、イ
メージスキャナ400とメモリユニット19とのインタ
ーフェース回路部分を示す。図5を参照する。像再生系
制御ユニット10のマイクロコンピュータCPUに、2
つの集積回路TM1及びTM2が接続されている。これ
らの集積回路は、いずれも、市販の凡用プログラマブル
カウンタ(8253)であり、ここでは各種信号のタイ
ミングを生成するために使用している。この集積回路の
構成及び動作を以下に簡単に説明する。
【0036】構成:同一構成の3つの独立した16ビッ
トカウンタ#0,#1及び#2が備わっている。各カウ
ンタには、ゲート入力端子GATE,クロック入力端子
CLK及び出力端子OUTが備わっている。各カウンタ
は、プリセット可能なダウンカウンタである。各カウン
タの動作内容は、CPUが書込み及び読出し可能なコン
トロールワードレジスタに予めストアされる、動作モー
ドデータ及び数値設定データに応じて定まる。
【0037】動作: モード0(ターミナルカウントモード) モードセット後の出力状態はLである。計数値をセット
すると、直ちに計数をスタートする。その時の出力状態
はLのままである。セットした計数値を計数すると、出
力状態がHに反転し、次の指示があるまでその状態を保
持する。ゲート入力端子がLの時は計数が禁止され、H
の時は計数が許可される, モード1(プログラマブルワンショットモード) 出力状態は、ゲート入力の立ち上りエッジに続くカウン
トでLになり、セットした計数値を計数するとHに反転
する, モード2(くり返し波形発生モード) 出力状態は、入力クロックの1周期の間Lであり、その
後セットした計数値を計数するまでの間はHになる。こ
の動作を繰り返す。ゲート入力端子がLの時はカウンタ
の出力状態はHであり、ゲート入力端子がLからHにな
ると、カウンタは始めから計数を開始する。
【0038】モード3(方形波くり返し発生モード) 出力状態は、セットした計数値の半分のクロックパルス
を計数する間Lであり、残りの半分の計数値のクロック
パルスを計数する間はHになる。この動作を繰り返す。
ゲート入力端子がLの時はカウンタの出力状態はHであ
り、ゲート入力端子がLからHになると、カウンタは始
めから計数を開始する, モード4(ソフトウェアトリガストローブ) 出力状態は、通常はHである。計数値がセットされる
と、計数を開始し、セットした計数の最後で、1クロッ
ク周期分だけ、出力状態がLになる。ゲート入力端子が
Lの時は、計数は禁止される, モード5(ハードウェアトリガストローブ) 出力状態は、通常はHである。トリガ入力端子の立ち上
がりエッジの後で計数を開始する。セットした計数の最
後で、1クロック周期分だけ、出力状態がLになる。
【0039】図5に戻って説明する。集積回路TM1の
カウンタ#0,#1,#2及び集積回路TM2のカウン
タ#0の各クロック入力端子CLKには、分周回路19
0によって、イメージスキャナ400が出力するクロッ
クパルスCLKを4分周した信号が印加される。分周し
た信号を使用するのは、クロックパルスCLKの周波数
(8MHz)が高すぎるためである。また、集積回路T
M2のカウンタ#1及び#2の各クロック入力端子CL
Kには、画像書込ユニット101のビームセンサから出
力される主走査同期信号PMSYNCが印加される。
【0040】TM1のカウンタ#0のゲート入力端子G
ATEには、主走査同期信号PMSYNCをインバータ
151で反転した信号が印加され、カウンタ#1及び#
2のゲート入力端子GATEには主走査有効期間信号P
LGATEが印加される。TM2のカウンタ#0のゲー
ト入力端子はTM1のカウンタ#2の出力端子OUTと
接続され、TM2のカウンタ#2のゲート入力端子はT
M2のカウンタ#1の出力端子OUTと接続されてい
る。TM2のカウンタ#1のゲート入力端子GATEに
は、エクスクルーシブオアゲート161が接続されてい
る。ゲート161の一方の入力端子には副走査有効期間
信号PFGATEが印加され、他方の入力端子には、C
PUが出力する信号TRIGPが印加される。
【0041】集積回路TM1及びTM2の各カウンタ
は、この例では、各々次のようなタイミング又は信号を
発生するのに利用される: TM1−#0:主走査同期信号PMSYNCが現われて
から、プリンタの主走査位置が記録シートの一端、即ち
記録開始位置に達するまでに要する時間に対応する信号
RGATEを生成する。この信号RGATEは、記録画
像を主走査方向にシフトする場合にも利用される, TM1−#1:画像読取系の主走査位置が記録サイズに
対応する画像情報の有効範囲内かどうかを示す信号SZ
LGATを生成する, TM1−#2:通常は、マスキング又はトリミングの対
象になる領域の主走査方向の始まりの位置を示す信号を
生成する。但し、所定のテストモードにおいては、主走
査方向のテストパターン信号を生成する, TM2−#0:主走査方向の、マスキング又はトリミン
グの対象になる領域かどうかを示す信号MTLGATを
生成する, TM2−#1:通常は、マスキング又はトリミングの対
象になる領域の副走査方向の始まりの位置を示す信号を
生成する。但し、所定のテストモードにおいては、副走
査方向のテストパターン信号を生成する, TM2−#2:副走査方向の、マスキング又はトリミン
グの対象になる領域かどうかを示す信号MTFGATを
生成する。
【0042】また、マイクロコンピュータCPUは、ソ
フトウェア処理によって特別な信号SZFGATを生成
する。この信号は、画像読取系の副走査方向の位置が記
録サイズに対応する画像情報の有効範囲内かどうかを示
す。
【0043】イメージスキャナ400から出力される画
像情報PDT1A及びPDT2Aは、それぞれアンドゲ
ート173及び174を介して、メモリユニット19に
入力される。アンドゲート173及び174は、記録に
利用されない画像データ及びマスキングする領域の画像
データを遮断するために設けてある。
【0044】即ち、アンドゲート173及び174は、
使用する記録紙のサイズに対応する信号SZLGAT及
びSZFGATが共に高レベルHである時には画像情報
PDT1A及びPDT2Aを通過させるが、少なくとも
一方が低レベルLであると、各ゲートの出力端子が低レ
ベルLになり、画像情報はメモリユニット19に出力さ
れない。更に、マスキングモード、即ち信号MTがHの
場合、指定領域かどうかを示す信号MTLGAT及びM
TLGATの少なくとも一方がLであれば、各ゲートは
画像情報PDT1A及びPDT2Aを通過させるが、両
者が共にHであると、各ゲート173,174の出力端
子が低レベルLになり画像情報はメモリユニット19に
出力されない。トリミングモード、即ち信号MTがLの
場合、信号MTLGAT及びMTFGATが共にHであ
れば各ゲートは画像情報PDT1A及びPDT2Aを通
過させるが、いずれか一方がLの場合、各ゲートの出力
端子がLになり、画像情報はメモリユニット19に出力
されない。
【0045】記録系の最大記録サイズを主走査方向はM
AXY(感光体ドラム103の軸方向長さと略等し
い)、副走査方向はMAXXで示し、使用する記録紙の
サイズを主走査方向はSIZEY、副走査方向はSIZ
EXで示す場合に、MAXY>SIZEY,MAXX>
SIZEXであると、図23の(c)に示すように、記
録紙サイズに対応する転写領域の大きさは、最大記録サ
イズに対応する画像形成領域の大きさよりも小さくな
り、転写領域を除く画像形成領域は、無駄になる。この
無駄な領域にトナーを付着させると、トナーを無駄に消
費することになるし、クリーニングの負担が大きくな
る。この無駄な領域を走査するタイミングで、信号SZ
FGAT及びSZLGATのいずれか一方がLになる。
そこで、2つの信号SZFGAT,SZLGATが共に
Hの場合以外は、画像情報の出力を禁止し、感光体ドラ
ムのその無駄な領域が、トナー付着レベルの電位になる
のを防止する。
【0046】また、マスキング及びトリミングの対象に
なる任意の領域ARS〔図23の(d)参照〕を走査す
るタイミングで、信号MTFGAT及びMTLGATが
共にHになる。この例では、信号MTFGATを生成す
るために、副走査方向の走査開始位置からこの領域AR
Sの開始位置までの長さに対応する値VMTX1、及
び、副走査方向の領域ARSの長さに対応する値VMT
X2、をそれぞれカウンタで計数する。また、信号MT
LGATを生成するために、主走査方向の走査開始位置
から領域ARSの開始位置までの長さに対応する値VM
TY1、及び主走査方向の領域ARSの長さに対応する
値VMTY2を、それぞれカウンタで計数する。
【0047】入力画像情報PDT1A,PDT2Aと出
力画像情報PDT1B,PDT2Bとの関係を図18及
び図19に示しているのでこれらを参照されたい。
【0048】再び図5を参照すると、集積回路TM1の
カウンタ#2の出力端子OUTは、インバータ153を
介してアンドゲート179の一方の入力端子に接続さ
れ、集積回路TM2のカウンタ#1の出力端子OUT
は、インバータ155を介して、アンドゲート176の
一方の入力端子に接続されている。アンドゲート179
及び176の他の入力端子には、それぞれマイクロコン
ピュータCPUから出力される信号PTV及びPTHが
印加される。また、アンドゲート177及び178の一
方の入力端子には、CPUが出力する信号LDONが印
加される。
【0049】集積回路TM1のカウンタ#2をモード2
にセットし、該カウンタに所定の計数値をセットする
と、主走査同期信号PLSYNCに同期した周期的な信
号が該カウンタから出力される。そして、信号PTV及
びLDONをHにセットすると、カウンタの出力信号が
図20の(a)に示すようにLDDVとして出力され、
この信号はメモリユニット19に印加される。この場
合、実際に記録動作を行なうと、記録紙上に、図24の
(a)に示すように、副走査方向に向かう多数の細線L
NX1が等間隔で現われる。
【0050】また、集積回路TM1のカウンタ#2をモ
ード3にセットし、該カウンタに所定の計数値をセット
すると、上記の場合と同様に、主走査同期信号PLSY
NCに同期した周期的な信号が該カウンタから出力され
る。但し、この場合に出力される信号のデューティは、
約50%になる。従って、信号波形は図21の(c)の
ようになり、記録紙上には、図24の(b)(ハッチン
グの部分は全体が黒)に示すように、副走査方向に向か
う多数の太線LNX2が等間隔で現われる。
【0051】集積回路TM2のカウンタ#1をモード2
にセットし、該カウンタに所定の計数値をセットする
と、設定した計数値に対応する主走査ライン数に対応す
る周期で、周期的な信号が該カウンタから出力される。
そして、信号PTH及びLDONをHにセットすると、
カウンタが出力する信号が図20の(b)に示すように
LDDVとして出力され、この信号はメモリユニット1
9に印加される。この場合、実際に記録動作を行なう
と、記録紙上には図24の(c)に示すように、主走査
方向に向かう多数の細線LNY1が等間隔で現われる。
【0052】また、集積回路TM2のカウンタ#1をモ
ード3にセットし、該カウンタに所定の計数値をセット
すると、設定した計数値に対応する主走査ライン数に対
応する周期で、周期的な信号が該カウンタから出力され
る。但し、この場合に出力される信号のデューティは、
約50%になる。従って、信号波形は図21の(d)の
ようになり、記録紙上には、図24の(d)に示すよう
に、主走査方向に向かう多数の太線LNY2が等間隔で
現われる。
【0053】また、集積回路TM1のカウンタ#2と集
積回路TM2のカウンタ#1を上記のようにセットし、
信号PTV及びPTHを共にHにセットすると、副走査
方向の線LNX1又はLNX2と、主走査方向の線LN
Y1又はLNY2とを合成したパターンが記録紙上に現
われる。
【0054】つまり、この実施例の装置では、イメージ
スキャナで特別な原稿画像を読取らなくても、テスト用
の格子状パターンを記録紙上に記録できる。この場合、
パターンの作成にイメージスキャナを用いないので、例
えば画像の位置ずれ,モアレ等の画像に関する異常が発
生した場合に、このテストパターンを出力することによ
り、スキャナ側の異常かプリンタ側の異常かを簡単に判
別できる。
【0055】図6に、メモリユニット19の構成を示
す。図6を参照する。このユニットは、イメージスキャ
ナ400が出力する画像データとレーザプリンタ100
が記録する画像データとのタイミングを主走査方向に相
対的にずらすために設けられている。イメージスキャナ
400とレーザプリンタ100は、同一の同期信号PM
SYNCに同期して画像データの読取り及び記録を行な
うので、両者の位置関係をずらすためには、主走査同期
信号PMSYNCに対して、画像データの現われるタイ
ミングをずらす必要がある。その処理をメモリユニット
19が行なう。
【0056】この処理が必要な理由は次の通りである。
即ち、イメージスキャナにおいては、原稿サイズが小さ
い場合、原稿台の端部に沿って原稿を配置する方が位置
決めが簡単であるし、編集を行なう場合には、原稿台の
端部に配置される座標目盛りの隣りに原稿を配置する方
が好ましい。従って、イメージスキャナにおいては、図
22の(b)に示すように、原稿サイズに係わりなく、
原稿を主走査開始位置及び副走査開始位置に最も近い点
Pxyを基準にして原稿DOCを配置するべきである。
この場合、主走査同期信号PMSYNCが発生してから
原稿像に対応する最初の有効な画像データが出力される
までの時間は、原稿サイズに係わりなく一定である。
【0057】ところが、レーザプリンタ100において
は、図22の(a)に示すように、記録紙PAPは、感
光体ドラム103の中央、つまり主走査方向の中央を基
準にして、それを記録紙の中央と一致させるように位置
決めされる。従ってこの場合、同期センサSESが主走
査同期信号PMSYNCを出力してから、レーザビーム
が記録紙PAPの始端に達するまでの時間は、記録紙の
サイズに応じて変化する。 従って、サイズの異なる記
録を行なう場合には、プリンタ側では、主走査同期信号
PMSYNCに対して、画像データの現われるタイミン
グをずらす必要がある。そこでこの例では、後述するよ
うに、使用する記録紙のサイズに応じて、画像データの
タイミングを変化させる。具体的には、この例では、1
ライン分の画像データを読み書きメモリに一時的に記憶
し、その書込みのタイミングと読出しのタイミングとを
変えることによって、タイミングをずらしている。
【0058】図6を参照すると、このメモリユニットに
は、各々1ライン分の画像データを記憶する2つの読み
書きメモリ252及び253が備わっている。これら2
つのメモリは、2つで一組になっており、一方が入力デ
ータを書き込む時に、他方は記憶したデータを読み出
す。また、これら2つのメモリは、主走査の1ライン毎
に、書込み動作と読み出し動作とが交互に入り替わるよ
うに制御される。アドレスバスの切換えは、マルチプレ
クサ255及び256によって行なわれ、データバスの
切換えはマルチプレクサ254によって行なわれる。切
換信号は、主走査同期信号PLSYNCが現われる毎に
状態が反転するフリップフロップ261が生成する。
【0059】メモリ252及び253の書き込みアドレ
スは、カウンタ257が生成する。このカウンタ257
は、主走査同期信号PLSYNCで0にクリアされ、入
力画像情報の各画素に同期して現われるクロックパルス
CLKの数を計数する。従って、主走査方向のその時の
データの画素位置に応じた値が、カウンタ257の出力
端子に現われる。但し、カウンタ257が実際に計数を
行なうのは、主走査有効期間信号PLGATEが高レベ
ルHの時、即ちイメージスキャナが有効な画像情報を出
力している時のみである。
【0060】メモリ252及び253の読み出しアドレ
スは、カウンタ258が生成する。このカウンタ258
は、主走査同期信号PLSYNCで0にクリアされ、入
力画像情報の各画素に同期して現われるクロックパルス
CLKの数を計数する。但し、カウンタ258が実際に
計数を行なうのは、読み出し有効期間信号RGATEが
高レベルHの時のみである。この信号RGATEは、図
5に示す集積回路TM1のカウンタ#0によって生成さ
れる信号であり、主走査同期信号PMSYNCよりも、
カウンタ#0にセットされる値に対応する時間だけ遅れ
てHに立ち上がる。 従って、主走査同期信号PMSY
NCを基準にして考えると、メモリ252及び253に
対するデータ書き込みタイミングとデータ読み出しタイ
ミングとは、信号PLGATEとRGATEとの立ち上
がりの時間差相当だけずれることになる。これらの時間
差によって、画像データの出力タイミング、即ち画像の
記録位置が調整される。
【0061】メモリ252及び253のいずれか一方か
ら読み出される画像データが、マルチプレクサ254を
介してオアゲート264の一方の入力端子に印加され
る。画像書込ユニット101の入力端子には、マルチプ
レクサ254が出力する画像信号と信号LDDVとの諭
理和、即ち信号LDDATAが印加される。画像書込ユ
ニット101は、この信号LDDATAに応じて、レー
ザダイオードLDをオン/オフ制御し、同期センサSE
Sが出力する信号を主走査同期信号PMSYNCとして
メモリユニット19に出力する。
【0062】図7に、図3の像再生系制御ユニット10
の概略動作を示す。図7を参照する。電源がオンする
と、初期化処理を行なった後、待機処理に進む。この待
機処理では、通常は表示器及びヒータ以外はオフ状態に
設定し、入力ポートに接続された各種センサの状態読取
り,キー入力読取り,キー入力に応じた状態設定,各制
御ユニットとの間の通信処理,表示処理,ヒータの温度
制御等々を行ない待機する。レーザプリンタ100,A
DF200,ソータ300,イメージスキャナ400等
々が全てレディ、即ちプリント可能な状態になると、プ
リントスタートキーKSが押されたかどうかをチェック
する。
【0063】キーKSが押されると、記録プロセススタ
ート処理を実行する。この処理では、原稿の読取り位置
への搬送,メインモータ駆動開始,ポリゴンミラー駆動
用モータ駆動開始,プリント前クリーニング,記録紙の
給紙動作開始等々の処理を行なってプリント動作前の準
備を行なう。この処理を完了すると、次の記録中処理に
進む。
【0064】この記録中処理では、予め定めたタイミン
グ及び各種センサの検出結果に従って、所定の記録プロ
セスを実行するように、各種プロセス要素を制御する。
1回(1枚分)の記録プロセスが終了するまで、この処
理を繰り返し実行する。記録プロセスが終了したら、カ
ウンタCN10をインクリメントする。その結果が10
になったら、CN10を0にクリアし、フラグFPSE
1を“1”にセットする。次に、コピーカウンタNcopy
をインクリメントする。そしてその結果を、予め設定さ
れた記録枚数Nsetと比較する。Ncopy=Nsetでなけれ
ば、再び記録プロセスを開始する。
【0065】Ncopy=Nsetになったら、次の記録後処
理に進む。この処理では、クリーニング処理,記録を終
了した記録紙の排紙処理等々を行なう。排紙を完了する
と、待機処理に戻る。
【0066】なお、上記処理の途中で、各種割込み要求
が発生すると、それに応じた割込み処理を実行する。割
込みの原因としては、通信の割込み,タイマ割込み,A
/D変換割込み,外部信号による割込み等々がある。例
えば、主走査同期信号PLSYNCを分周する分周回路
191(図5参照)の出力端子は、マイクロコンピュー
タCPUの外部割込み入力ポートに接続されており、主
走査同期信号PLSYNCに同期して割込み要求が発生
する。その割込みが発生すると、マイクロコンピュータ
CPUは、図14の割込み処理INTPLSを実行す
る。この処理の内容については、後で説明する。
【0067】前記待機処理に含まれるキー入力処理の一
部を、図8,図9,図10及び図11に示す。各図を参
照してキー入力処理を説明する。まず図8を参照する。
シフトキーK4がオンすると、フラグFK4の状態を反
転する。即ち、それが“0”であれば“1”にセット
し、“1”であれば“0”にリセットする。また、マス
キング/トリミングキーK5が押されると、カウンタC
NK5をインクリメント(+1)する。但し、CNK5
が3になると、それを0にクリアする。従って、カウン
タCNK5は3進カウンタとして動作する。テストキー
K6がオンすると、フラグFK6の状態を反転する。
【0068】次に図9を参照する。テンキーK10がオ
ンすると、オンしたキーに予め割り当てた数値をキーレ
ジスタRKEYにストアする。次に、フラグFK6をチ
ェックする。FK6が“1”、即ちテストキーK6の押
下によってテストモードが指定されている場合、更にそ
の時にキーK6が押されているかどうかをチェックす
る。
【0069】FK6が“1”でしかもキーK6が押され
ている場合には、キーレジスタRKEYの内容、即ちテ
ンキーK10のいずれのキーが押されたかをチェックす
る。キーレジスタRKEYの内容が0,1,2及び3の
場合、それぞれ、フラグFTESV,FTESH,FT
PV及びFTPHの状態を反転する。ここで、各フラグ
FTESV,FTESH,FTP及びFTPHは、それ
ぞれ、テストパターンの、主走査方向の線のオン/オ
フ,副走査方向の線のオン/オフ,主走査方向の細線/
太線の指定,及び副走査方向の細線/太線の指定状態に
対応する。
【0070】フラグFK6が“1”で、キーK6が押さ
れていなければ、キーレジスタRKEYの内容を、レジ
スタPITCHV及びPITCHHにストアする。これ
らのレジスタPITCHV及びPITCHHの内容は、
テストモードで記録するテストパターンの主走査方向及
び副走査方向の線のピッチに対応する。
【0071】つまり、テストパターンを記録する場合に
は、テストキーK6を押してテストモードにセットし、
キーK6を押したままの状態で、テンキーK10の0,
1,2及び3を操作すればテストパターンの種類が指定
できる。また、キーK6から指を離した状態で、テンキ
ーK10から数値を入力することにより、テストパター
ンの線のピッチが調整できる。
【0072】次に図10を参照する。テンキーK10が
オンした場合、カウンタCNK5が0以外であると、キ
ーK7X1,K7X2,K7Y1及びK7Y2の状態を
チェックする。キーK7X1,K7X2,K7Y1及び
K7Y2がオンしている場合、キーレジスタRKEYの
内容を、それぞれ、レジスタVMTX1,VMTX2,
VMTY1及びVMTY2にストアする。そして、カウ
ンタCNK5が1の場合にはフラグFMT2を“1”に
セットし、カウンタCNK5が2ならフラグFMT2を
“0”にリセットする。更に、フラグFMT1を“1”
にセットし、フラグFK7X1,FK7X2,FK7Y
1及びFK7Y2を“0”にリセットする。カウンタC
NK5が0、即ちマスキング及びトリミングの指定な
し、であるとフラグFMT1を“0”にリセットする。
【0073】つまり、マスキング又はトリミングの編集
を行なう場合、キーK5を操作してカウンタCNK5を
1(マスキング)又は2(トリミング)にセットした
後、領域座標の指定を行なう。即ち、キーK7X1を押
しながらテンキーK10から数値を入力すると、その数
値がレジスタVMTX1にストアされ、同様に、キーK
7X2,K7Y1及びK7Y2を押しながらテンキーK
10から数値を入力すると、その数値が、それぞれ、各
レジスタVMTX2,VMTY1及びVMTY2にスト
アされる。
【0074】次に図11を参照する。フラグFK4が
“1”でなければ、キーレジスタRKEYの内容を、記
録枚数レジスタNsetにストアする。FK4が“1”、
つまりキーK4の操作によって、画像シフトモードが指
定されていると、次の処理を実行する。即ちキーK7X
1がオンしていると、フラグFSFRに“1”をセット
してキーレジスタRKEYの内容をレジスタVSFTに
ストアし、フラグFXSを“1”にセットする。キーK
7X2がオンしていると、フラグFSFRを“0”にリ
セットし、キーレジスタRKEYの内容を、レジスタV
SFTにストアし、フラグFXSを“1”にセットす
る。フラグFK7Y1が“1”であると、キーレジスタ
RKEYの内容の補数を、レジスタVSFTYにストア
し、フラグFYSを“1”にセットする。またフラグF
K7Y2が“1”であると、キーレジスタRKEYの内
容をレジスタVSFTYにストアし、フラグFYSを
“1”にセットする。
【0075】また、キーK7X1がオンした場合には、
フラグFK7X1を“1”にセットしてフラグFK7X
2,FK7Y1及びFK7Y2を“0”にリセットし、
キーK7X2がオンすると、フラグFK7X2を“1”
にセットしてフラグFK7X1,FK7Y1及びFK7
Y2を“0”にリセットし、キーK7Y1がオンする
と、フラグFK7Y1を“1”にセットしてフラグFK
7X1,FK7X2及びFK7Y2を“0”にリセット
する。
【0076】つまり、画像をシフトする場合には、シフ
トキーK4を押してフラグFK4を“1”にセットした
後、方向とシフト量を指定する。即ち、副走査方向の負
方向,副走査方向の正方向,主走査方向の負方向及び主
走査方向の正方向にシフトする場合には、それぞれ、キ
ーK7X1,K7X2,K7Y1及びK7Y2をオンし
た後、テンキーK10により、シフト量に対応する数値
を入力する。
【0077】なお、図示しないが、シフトキーK4を押
してフラグFK4が“1”になると、操作ボード(図2
参照)上の表示ランプLPSが点灯し、キーK5を操作
してカウンタCNK5が1又は2になると、それぞれ表
示ランプLPM1又はLPM2が点灯する。また、テス
トキーK6を操作することによりフラグFK6が“1”
にセットされると、表示ランプLPTが点灯する。
【0078】図7に示される記録プロセススタート処理
には、図12及び図13に示すタイマセット処理が含ま
れている。図12及び図13を参照して説明する。この
タイマセット処理では、まず最初にフラグFPFG2を
チェックする。このフラグは、後述する割込処理INT
PLSによって、有効期間信号PFGATEの立ち上が
り時に“1”にセットされる。フラグFPFG2が
“1”、即ち有効な画像データの出力が開始されると、
次の処理を実行する。
【0079】まず、フラグFPFG2を“0”にリセッ
トする。次に、主走査方向の、イメージスキャナ400
における原稿位置とレーザプリンタ100における記録
画像位置とのずれ量、つまり、(MAXY−SIZE
Y)/2〔図23の(c)参照〕を、レジスタSIZE
YRにストアする。なお、レジスタSIZEYには、予
めセンサ出力読取処理によって、紙サイズセンサSEP
(図3)が検知した記録紙サイズに応じた値がストアさ
れている。そして、集積回路TM1のカウンタ#0をモ
ード1にセットし、SIZEYR+VSFTYの値を、
カウンタ#1の計数値としてセットする。レジスタVS
FTYには、画像シフトモードで設定される主走査方向
の画像シフト量がストアされている。ここでカウンタ#
0にセットした値に応じて、信号PLGATEとRGA
TEとのタイミングのずれ量が定まる。 次に、集積回
路TM1のカウンタ#1をモード1にセットし、レジス
タSIZEYの内容を該カウンタ#1に計数値としてセ
ットする。
【0080】続いて、フラグFMT1をチェックする。
フラグFMT1が“1”の場合、即ちマスキング又はト
リミングが指定されている場合、次の処理を行なう。ま
ずフラグFMT2をチェックする。FMT2が“1”な
ら信号MTを高レベルHにセットし、“0”なら信号M
Tを低レベルLにセットする。そして、集積回路TM1
のカウンタ#2をモード1にセットし、集積回路TM2
の各カウンタ#0,#1及び#2をモード1にセットす
る。更に、TM1のカウンタ#2,TM2のカウンタ#
0,#1及び#2に、それぞれ、レジスタVMTY1,
VMTY2,VMTX1及びVMTX2の内容をストア
する。
【0081】次に、フラグFTESVをチェックする。
このフラグが“1”の場合には次の処理を実行する。ま
ず、フラグFTPVをチェックし、それが“1”なら集
積回路TM1のカウンタ#2をモード2にセットし、
“0”ならモード3にセットする。そして、集積回路T
M1のカウンタ#2に、計数値として、レジスタPIT
CHVの内容をセットし、信号LDONをHにセットす
る。
【0082】次に、フラグFTESHをチェックする。
このフラグが“1”の場合には次の処理を実行する。ま
ず、フラグFTPHをチェックし、それが“1”なら集
積回路TM2のカウンタ#1をモード2にセットし、
“0”ならモード3にセットする。そして、集積回路T
M2のカウンタ#1に、計数値として、レジスタPIT
CHHの内容をセットし、信号LDONをHにセットす
る。
【0083】図7に示す記録中処理に含まれるプロセス
制御処理の一部の内容を図16に示す。なお、この処理
を実行する場合には、原稿はイメージスキャナ上の所定
の読取り位置に位置決めされ、給紙カセット107又は
108から給紙された記録紙は、その先端がレジストロ
ーラ111に当接した状態で停止している。このプロセ
ス制御処理では、感光体ドラム103の回転に同期して
出力されるタイミングパルスを計数するタイミングパル
スカウンタTpの内容に同期して、各種処理を順次実行
する。
【0084】図16を参照して説明する。この処理で
は、まずフラグFSCANをチェックする。これが
“0”の場合、タイミングパルスカウンタTpの内容が
走査開始タイミングTscanと一致するかどうかをチェッ
クする。一致する場合、フラグFSCANを“1”にセ
ットし、フラグFXSの状態をチェックする。
【0085】FXSが“0”の場合、即ち副走査方向の
画像シフトが指定されていない場合には、直ちにイメー
ジスキャナ400に走査スタート指示を与え、フラグF
SCANを“0”にリセットする。そして、タイミング
パルスカウンタTpの値が、レジストローラ駆動開始タ
イミングTregになった時に、レジストローラ111の
駆動をスタートする。つまり、副走査方向の画像シフト
を行なわない場合には、予め定めたタイミングTscan及
びTregで、それぞれイメージスキャナ及びレジストロ
ーラをスタートする。
【0086】フラグFXSが“1”の場合、即ち、副走
査方向の画像シフトを行なう場合には、予め指定された
シフト量を保持するレジスタVSFTの内容をカウンタ
CNSFTにストアし、次にフラグFSFRの状態をチ
ェックする。このフラグFSFRの状態は、画像シフト
の方向に対応しており、“1”が副走査方向の負方向、
“0”が正方向に対応している。
【0087】フラグFSFRが“1”の場合、シフトを
行なわない場合と比べ、スキャナのスタートタイミング
を早める必要がある。そこで、タイミングパルスカウン
タTpがタイミングパルスを計数するのを一時的に停止
して、スキャナの走査をスタートする。この場合、次に
この処理を実行する時には、フラグFSCANが“1”
であるから、ステップSP1に進んで、カウンタCNS
FTの内容をチェックする。カウンタCNSFTの内容
は、後述する割込処理INTPLSで、同期信号PLS
YNCに同期して減算される。
【0088】CNSFTの内容が0になると、フラグF
SFRが“1”なので、タイミングパルスカウンタTp
の計数停止を解除し、フラグFSCANを“0”にリセ
ットする。つまり、画像シフトを行なわない場合と比べ
ると、イメージスキャナの走査をスタートした後で、画
像シフト量VSFT相当の時間だけ、カウンタTpの計
数するタイミングを遅らせるので、レジストローラの駆
動開始タイミングが、画像シフト量VSFT相当だけ遅
れる。
【0089】フラグFSFRが“0”の場合、即ち副走
査方向の正方向に画像シフトを行なう場合、シフトを行
なわない場合と比べ、スキャナのスタートタイミングを
遅らせる必要がある。そこで、FSFRが“0”の場合
には、ステップSP1でカウンタCNSFTの内容が0
になったのを確認した時に、ステップSP2に進んで、
イメージスキャナの走査をスタートし、フラグFSCA
Nを“0”にリセットする。この場合、タイミングパル
スカウンタTpの計数を停止しないので、レジストロー
ラの駆動開始タイミングは変化しない。
【0090】イメージスキャナ400が出力する主走査
同期信号PLSYNCに同期して発生する割込み要求に
従って実行される割込み処理INTPLSの内容を図1
4に示す。図14を参照して説明する。この処理では、
まずフラグFSCANをチェックする。FSCANが
“1”の場合には、カウンタCNSFTの内容をデクリ
メント(−1)する。次に、副走査有効期間信号PFG
ATEの状態をチェックする。PFGATEがHである
と、即ち、有効な画像情報がイメージスキャナから出力
されている時には、次の処理を行なう。
【0091】まず、フラグFPFGをチェックする。F
PFGは、最初は“0”である。FPFGが“0”の時
に信号PFGATEがHになると、信号SZFGATを
Hにセットし、レジスタSIZEXの内容をカウンタC
NPLSにストアし、フラグFPFG及びFPFG2を
共に“1”にセットする。なお、レジスタSIZEX
は、給紙した記録紙の副走査方向サイズに対応する値を
保持している。
【0092】次にこの処理を実行すると、フラグFPF
Gが“1”にセットされたので、ステップSP3に進
む。そして、カウンタCNPLSの内容をデクリメント
する。その結果が0になった場合には、信号SZFGA
TをLにセットする。次に、サブルーチンCONPSE
を実行し、メインルーチンの処理に戻る。
【0093】サブルーチンCONPSEの内容を図15
に示す。このサブルーチンは、感光体ドラム上に基準濃
度パターンのトナー像RPTを形成するための処理であ
る。つまり、感光体ドラム上の画像転写領域を外れる所
定領域に、基準レベルのレーザ光を照射して静電潜像を
形成しそれを現像してトナー像を形成する。これによっ
て得られるトナー像RPTの濃度は、記録プロセスの各
プロセス要素の状態を反映する。つまり、記録プロセス
に変化が生じた場合には、形成したトナー像RPTの濃
度が変化するので、その濃度を検知することにより、記
録プロセスの変化を補償するような制御ができる。図示
しないが、感光体ドラム103の周囲の現像器106よ
りも下流の位置に、トナー像RPTの濃度を検知するた
めの反射型フォトセンサが配置されている。
【0094】図15を参照して説明する。このルーチン
では、まずフラグFPSE1の状態をチェックする。フ
ラグFPSE1が“0”の場合には、直ちにメインルー
チンに戻る。つまりフラグFPSE1が“1”の場合
に、感光体ドラム上に基準濃度パターンを形成する。こ
のフラグFPSE1は、図7に示すように、1回の記録
プロセスを行なう毎に計数される10進カウンタCN1
0の内容が0になる毎に、つまり、記録プロセスの10
回について1回の割合いで“1”にセットされる。
【0095】フラグFPSE1が“1”の場合、次の処
理を行なう。まず、フラグFPSE2をチェックする。
フラグFPSE2は、初めは“0”になっている。これ
が“0”の場合、まずカウンタCNPSEに固定値VP
L1をストアし、フラグFPSE2を“1”にセットす
る。次に、信号MTを高レベルHにセットし、集積回路
TM1のカウンタ#2,集積回路TM2の各カウンタ#
0,#1及び#2を全てモード1にセットする。更に、
集積回路TM1のカウンタ#2に固定値VYP1、TM
2の各カウンタ#0,#1及び#2にそれぞれ固定値V
YP2,VPL1及びVPL2をセットする。そして、
信号ラインTRIGPにトリガ用パルスを1つ出力す
る。
【0096】ここで、各固定値VYP1,VYP2,V
PL1及びVPL2は、図23の(d)に示すように、
それぞれ、主走査方向の走査開始位置から基準パターン
のトナー像RPTの一端までの距離,主走査方向のトナ
ー像RPTの大きさ,副走査方向の転写領域終了位置か
らトナー像RPTの始端までの距離、及び、副走査方向
のトナー像RPTの大きさに対応している。
【0097】上記処理を行なうことにより、トナー像R
PTの領域に対して、マスキング処理が行なわれる。即
ち、該領域を主走査及び副走査するタイミングで、それ
ぞれ、信号MTLGAT及びMTFGATが高レベルに
なり、該領域の画像データはアンドゲート173及び1
74で遮断され、画像書込ユニット101に出力されな
い。なお、転写領域の副走査が終了した時に、信号ライ
ンTRIGPにトリガパルスを出力するので、このタイ
ミングで、集積回路TM2のカウンタ#1は再トリガさ
れる。従って、マスキング領域の副走査方向位置を指定
する固定値VPL1は、転写領域終了位置に対する相対
値として設定される。
【0098】上記処理を終了した後で、再びこのサブル
ーチンCONPSE(図15)を実行すると、フラグF
PSE1及びFPSE2が共に“1”であるので、次の
処理を行なう。まず、カウンタCNPSEの内容をデク
リメントする。その結果が0でなければ、メインルーチ
ンに戻る。CNPSEが0の場合、フラグFPSE3の
状態をチェックする。FPSE3は、初めは“0”であ
る。フラグFPSE3が“0”の場合、信号LDONを
高レベルHにセットし、カウンタCNPSEに固定値V
PL2をセットし、フラグFPSE3を“1”にセット
する。
【0099】つまり、転写領域終了位置からの副走査方
向位置を計数するカウンタCNPSEがVPL1を計数
すると、つまり副走査方向位置が基準パターンのトナー
像RPTの始端に達すると、信号LDONをHにセット
して、カウンタCNPSEの計数値を更新する。
【0100】信号LDONがHになると、信号MTLG
ATがHのタイミングで、信号LDDVがHになる。こ
の場合、TM1のカウンタ#2及びTM2のカウンタ#
0に、それぞれVYP1及びVYP2がセットされてい
るので、信号MTLGATは、主走査方向のトナー像R
PTの領域の走査タイミングでHになる。従って、トナ
ー像RPTを形成するタイミングで、信号LDDVがH
になり、それによって画像書込ユニット101のレーザ
付勢レベルが、所定の基準レベルに設定される。
【0101】この後でカウンタCNPSEが固定値VP
L1を計数し、その計数結果が0になると、即ち、副走
査方向の走査位置が、基準パターンのトナー像RPTの
終了位置に達すると、フラグFPSE1,FPSE2及
びFPSE3を“0”にリセットし、信号LDONをL
にセットする。
【0102】なお、上記実施例においては、感光体ドラ
ム上の形成電位は、レーザダイオードを付勢レベルに制
御した時にトナー付着レベルになり、レーザ光をオフに
した時にトナーが付着しないレベルになる。しかし、レ
ーザ光のオン/オフとトナーの付着の有無との関係が逆
になった場合でも本発明は実施できる。その場合、マス
キング等を行なうために入力画像情報を遮断する時又は
画像イレースを行なう時にはゲート回路の出力レベルを
レーザ光のオンレベルに設定し、基準パターンを形成す
る時には、レーザ光をオフレベルに制御する必要があ
る。また、上記実施例では、レーザダイオードの付勢/
消勢によってレーザ光源の光を直接オン/オフ制御して
いるが、光源のオン/オフを高速で制御できない場合に
は、例えば音響−光学変調装置(AO素子)を用いて、
光源から発射された光のレベルを変調すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施する一形式のデジタル複写機の
機構部の内部構造を示す正面図
【図2】 図1の装置の操作ボードを示す平面図であ
る。
【図3】 図1の装置の電気回路構成を示すブロック図
である。
【図4】 図1の装置のイメージスキャナ400,像再
生系制御ユニット10及びメモリユニット19の構成を
示すブロック図である。
【図5】 図1の装置のイメージスキャナ400,像再
生系制御ユニット10及びメモリユニット19の構成を
示すブロック図である。
【図6】 図1の装置のイメージスキャナ400,像再
生系制御ユニット10及びメモリユニット19の構成を
示すブロック図である。
【図7】 像再生系制御ユニット10の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図8】 像再生系制御ユニット10の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図9】 像再生系制御ユニット10の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図10】 像再生系制御ユニット10の動作を示すフ
ローチャートである。
【図11】 像再生系制御ユニット10の動作を示すフ
ローチャートである。
【図12】 像再生系制御ユニット10の動作を示すフ
ローチャートである。
【図13】 像再生系制御ユニット10の動作を示すフ
ローチャートである。
【図14】 像再生系制御ユニット10の動作を示すフ
ローチャートである。
【図15】 像再生系制御ユニット10の動作を示すフ
ローチャートである。
【図16】 像再生系制御ユニット10の動作を示すフ
ローチャートである。
【図17】 図1の装置の電気回路での各種動作におけ
る信号波形を示すタイミングチャートである。
【図18】 図1の装置の電気回路での各種動作におけ
る信号波形を示すタイミングチャートである。
【図19】 図1の装置の電気回路での各種動作におけ
る信号波形を示すタイミングチャートである。
【図20】 (a)および(b)は図1の装置の電気回
路での各種動作における信号波形を示すタイミングチャ
ートである。
【図21】 (c)および(d)は図1の装置の電気回
路での各種動作における信号波形を示すタイミングチャ
ートである。
【図22】 (a)はレーザプリンタ100における感
光体ドラム,主走査及び記録紙の相互間の位置関係を示
す平面図、(b)はイメージスキャナ400における画
像読取領域と原稿配置位置との位置関係を示す平面図で
ある。
【図23】 (c)および(d)は感光体ドラム103
上の画像形成領域と各位置との関係を示す感光体ドラム
の副走査方向の展開図である。
【図24】 (a),(b),(c)および(d)はテ
ストモードにおいて記録される各種テストパターンを記
録した記録紙を示す平面図である。
【符号の説明】
10:像再生系制御ユニット 12:高圧電
源ユニット 13:給紙制御ユニット 14:ヒータ
制御ユニット 19:メモリユニット 20:操作ボ
ード 100:レーザプリンタ 101:レー
ザ書込ユニット 103:感光体ドラム 104:帯電
チャージャ 106:現像ユニット 112:転写
チャージャ 113:分離チャージャ 120:クリ
ーニングユニット 190,191:分周回路 252,25
3:読み書きメモリ 257,258:カウンタ 400:イメ
ージスキャナ 401:コンタクトガラス 102:露光
ランプ 403:第1ミラー 404:第2
ミラー 405:第3ミラー 406:レン
ズ 407:CCDイメージセンサ PM:ポリゴ
ンミラー SES:同期センサ LD:レーザ
ダイオード TM1,TM2:集積回路 TM1−#
2:カウンタ TM2−#0:カウンタ TM2−#
1:カウンタ TM2−#2:カウンタ CPU:マイ
クロコンピュータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザービームを感光体上に変調走査す
    ることにより潜像を形成し、当該潜像を現像し記録媒体
    に転写して画像を形成する、電子写真プロセスによる画
    像形成装置において、 前記感光体上に、前記記録媒体に対する実際の記録領域
    の終了位置を基準にして所定の副走査方向下流位置に濃
    度基準パターンを形成する濃度基準パターン位置制御手
    段と、 前記濃度基準パターンの濃度情報に基づいて、前記プロ
    セスの記録濃度を調整する手段と、を備えることを特徴
    とする画像形成装置。
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