JPH08197363A - ネジ送り移動機構 - Google Patents

ネジ送り移動機構

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JPH08197363A
JPH08197363A JP2578995A JP2578995A JPH08197363A JP H08197363 A JPH08197363 A JP H08197363A JP 2578995 A JP2578995 A JP 2578995A JP 2578995 A JP2578995 A JP 2578995A JP H08197363 A JPH08197363 A JP H08197363A
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JP
Japan
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screw
rod
stage
displacement
shaped screw
Prior art date
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Pending
Application number
JP2578995A
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English (en)
Inventor
Hideya Matsumoto
本 秀 也 松
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Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08197363A publication Critical patent/JPH08197363A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ネジ送り移動機構において、棒状ネジのリー
ド誤差をコンピュータなどの大がかりな機構を用いずに
容易かつ高精度に補正する。 【構成】 ワーク12を上面に載置して直線移動するス
テージ5と、このステージを移動させるために回転駆動
される棒状ネジ6と、この棒状ネジと螺合して該棒状ネ
ジに沿って移動し上記ステージに移動駆動力を伝達する
ネジナット7と、上記ステージの直線移動を案内するガ
イド機構部8a,8b;9a,9bとを有するネジ送り
移動機構において、上記棒状ネジ6は一端部側を軸支す
ると共に他端部側をそのネジ軸19に直交する方向に変
位可能に取り付け、この棒状ネジの他端部側には該棒状
ネジの変位調整機構部10を設け、上記ネジナット7と
係合して上記ステージ5に移動駆動力を伝達する変位角
吸収機構部11を該ステージ5に固定して設けたもので
ある。これにより、上記変位調整機構部10で棒状ネジ
6の変位量を調整するだけで、該棒状ネジ6のリード誤
差をコンピュータなどの大がかりな機構を用いずに容易
かつ高精度に補正することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば半導体製造装置
の或る工程においてワークを平面内で移動して位置決め
したりするのに用いるネジ送り移動機構に関し、特に、
棒状ネジのリード誤差をコンピュータなどの大がかりな
機構を用いずに容易かつ高精度に補正することができる
ネジ送り移動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のネジ送り移動機構は、例
えばウェハなどのワークを上面に載置して直線移動する
ステージと、このステージを移動させるために回転駆動
される棒状ネジと、この棒状ネジと螺合して該棒状ネジ
に沿って移動し上記ステージに移動駆動力を伝達するネ
ジナットと、上記ステージの直線移動を案内するガイド
機構部とを有して成っていた。そして、上記棒状ネジと
しては例えばボールネジを使用しており、図3に示すよ
うに、上記ボールネジ1のネジ軸2がステージ(図示省
略)のガイド機構部3の軸線と平行になるように位置合
わせしていた。なお、図3において、符号4は上記ボー
ルネジ1に螺合されそのネジ軸2に沿って矢印A,Bの
ように移動するネジナットを示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のネジ送り移動機構においては、上記ボールネジ1に
リード誤差があるので、このリード誤差を補正する必要
がある。そのためには、まず上記ボールネジ1のネジ軸
2とガイド機構部3の軸線とが平行になるように正確に
位置合わせしなければならないが、この平行度を正確に
合わせるのが困難であり、機構全体の初期設定が難しい
ものであった。また、実際にリード誤差を補正するため
には、例えばステージの側面などに基準となる測長器を
設け、上記ボールネジ1の駆動によりネジナット4を介
して矢印A,B方向に移動するステージ(図示省略)の
移動量を測定し、この移動量をコンピュータに送って所
定の補正係数を求め、上記ボールネジ1の駆動源に対す
る指令値に補正値を乗じてフィードバック制御をしてい
た。すなわち、従来例においては、初期設定が難しいと
共に、コンピュータを利用したフィードバック機構が必
要となり、大がかりな機構を用いないとリード誤差が補
正できないものであった。
【0004】そこで、本発明は、このような問題点に対
処し、棒状ネジのリード誤差をコンピュータなどの大が
かりな機構を用いずに容易かつ高精度に補正することが
できるネジ送り移動機構を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるネジ送り移動機構は、ワークを上面に
載置して直線移動するステージと、このステージを移動
させるために回転駆動される棒状ネジと、この棒状ネジ
と螺合して該棒状ネジに沿って移動し上記ステージに移
動駆動力を伝達するネジナットと、上記ステージの直線
移動を案内するガイド機構部とを有するネジ送り移動機
構において、上記棒状ネジは一端部側を軸支すると共に
他端部側をそのネジ軸に直交する方向に変位可能に取り
付け、この棒状ネジの他端部側には該棒状ネジの変位調
整機構部を設け、上記ネジナットと係合して上記ステー
ジに移動駆動力を伝達する変位角吸収機構部を該ステー
ジに固定して設けたものである。
【0006】
【作用】このように構成されたネジ送り移動機構は、一
端部側を軸支すると共に他端部側をネジ軸に直交する方
向に変位可能に取り付けられた棒状ネジを、その他端部
側に設けられた変位調整機構部で変位させ、この棒状ネ
ジに螺合されたネジナットと係合すると共に該棒状ネジ
の回転駆動により移動するステージに固定して設けられ
た変位角吸収機構部を介して、上記ステージに移動駆動
力を伝達するように動作する。これにより、上記変位調
整機構部で棒状ネジの変位量を調整するだけで、該棒状
ネジのリード誤差をコンピュータなどの大がかりな機構
を用いずに容易かつ高精度に補正することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
詳細に説明する。図1は本発明によるネジ送り移動機構
の実施例を示す一部分解斜視図である。このネジ送り移
動機構は、例えば半導体製造装置の或る工程においてワ
ークを平面内で移動して位置決めしたりするのに用いる
もので、図1に示すように、ステージ5と、棒状ネジ6
と、ネジナット7と、ガイド機構部8a,8b;9a,
9bとを有し、さらに変位調整機構部10と、変位角吸
収機構部11とを備えて成る。
【0008】上記ステージ5は、例えばウェハなどのワ
ーク12をその上面に載置して矢印A,Bのように直線
移動するもので、所定の厚さの平盤状の部材から成る。
上記ステージ5の下面側には、棒状ネジ6が水平に設け
られている。この棒状ネジ6は、上記ステージ5を例え
ば矢印A,B方向に水平移動させるために回転駆動され
るもので、その両端部を軸受け13,13で支持される
と共に、カップリング14で結合されたモータ15で回
転駆動されるようになっており、例えばボールネジから
成る。そして、上記棒状ネジ6には、ネジナット7が螺
合されている。このネジナット7は、上記棒状ネジ6の
長手方向に沿って移動し上記ステージ5に移動駆動力を
伝達するもので、上記棒状ネジ6の周面に形成された雄
ネジに螺合する雌ネジを有しており、該棒状ネジ6の周
面上に組み合わされている。
【0009】上記ステージ5の両側部及び上記棒状ネジ
6の取付ベース16上には、ガイド機構部8a,8b;
9a,9bが設けられている。これらのガイド機構部8
a〜9bは、上記ステージ5の矢印A,B方向の直線移
動を案内するもので、一方のガイド機構部8a,8bは
上記棒状ネジ6の取付ベース16上にて該棒状ネジ6の
両側方に互いに平行に固定され、他方のガイド機構部9
a,9bは上記ステージ5の両側辺から下向きに伸び且
つ互いに平行に突出されている。そして、図1では上記
ステージ5を上方へ持ち上げて分解した状態で示してあ
るが、このステージ5を下降して上記一方のガイド機構
部8a,8bのそれぞれ外側の面に他方のガイド機構部
9a,9bの対向する内側の面を沿わせて組み合わせる
ことにより、両ガイド機構部8a,8b;9a,9bの
摺接によって上記ステージ5を矢印A,B方向に直線移
動可能に案内するようになっている。
【0010】ここで、本発明においては、上記棒状ネジ
6は、取付ベース16上に変位可能に取り付けられてい
る。すなわち、上記取付ベース16上にその長手方向に
沿って細長状の変位取付板17が、一端部をピボット軸
18で軸支されて他端部が該ピボット軸18を中心に回
動可能に取り付けられており、この変位取付板17の上
面に上記棒状ネジ6がその軸受け13,13を固定して
支持されている。これにより、上記棒状ネジ6は、一端
部側が軸支されると共に他端部側がそのネジ軸19に直
交する方向に矢印C,Dのように変位可能とされてい
る。
【0011】また、上記棒状ネジ6の他端部側には、変
位調整機構部10が設けられている。この変位調整機構
部10は、上記棒状ネジ6の他端部側をそのネジ軸19
に直交する方向に変位させる量を調整するもので、例え
ば側面視で略L字状に形成され前記取付ベース16上に
固定されたブラケット20と、このブラケット20の垂
直片に水平方向に螺合された調整つまみ21とから成
り、この調整つまみ21の先端面で前記変位取付板17
上に固定された突当板22を押し引きするようになって
いる。そして、上記調整つまみ21を操作して上記突当
板22を押し出すことにより、変位取付板17を介して
棒状ネジ6を一端部側のピボット軸18を中心に矢印C
方向に変位させ、逆方向に操作して上記突当板22を引
き付けることにより、矢印D方向に変位させることがで
きる。なお、上記変位取付板17の矢印D方向への変位
は、バネの弾性力により調整つまみ21側へ戻るように
構成してもよい。
【0012】さらに、前記ステージ5の下面側には、変
位角吸収機構部11が設けられている。この変位角吸収
機構部11は、上記棒状ネジ6の矢印C,D方向の変位
が存在してもこれを吸収し該棒状ネジ6に螺合して移動
するネジナット7の移動駆動力を上記ステージ5に伝達
するもので、上記ステージ5の下面に固定された伝達ブ
ロック23と、この伝達ブロック23の下面に所定間隔
をあけて対向配置された一対のローラ24,24と、上
記ネジナット7の一側面に突出され上記一対のローラ2
4,24の間に入って係合する係合ピン25とから成
る。そして、図1では上記ステージ5を上方へ持ち上げ
て分解した状態で示してあるが、このステージ5を下降
して前記両ガイド機構部8a,8b;9a,9bを組み
合わせることにより、上記ステージ5の下面側の伝達ブ
ロック23を介して取り付けられた一対のローラ24,
24の間に、ネジナット7の一側面に突出された係合ピ
ン25が係合して、このネジナット7の移動駆動力を変
位角吸収機構部11を介して間接的に伝達することがで
きる。すなわち、上記一対のローラ24,24と係合ピ
ン25とは、ある一定の角度範囲内ならば、上記棒状ネ
ジ6とガイド機構部8a,8bとが平行でなくても互い
に係合してネジナット7の移動駆動力を伝達するように
動作する。
【0013】このように構成されたネジ送り移動機構を
使用するには、図2に示すように、棒状ネジ6のネジ軸
19をガイド機構部8a,8b;9a,9bの軸線と平
行になるように正確に位置合わせする必要はなく、多少
ずれていてもよい。この状態で、上記棒状ネジ6のネジ
軸19をガイド機構部8a〜9bの軸線と平行になるよ
うに位置合わせするには、図1に示す変位調整機構部1
0を操作して棒状ネジ6の他端部側を矢印C又はD方向
へ変位させれば、容易に位置合わせをすることができ
る。従って、初期設定が容易となる。
【0014】また、上記棒状ネジ6の固有のリード誤差
を補正するには、その棒状ネジ6の初期設定の後に、測
長器などを用いて該棒状ネジ6のリード誤差を測定し、
次のようにして補正すればよい。すなわち、図2におい
て、棒状ネジ6の実際の長さLは既知であり、この棒状
ネジ6のガイド機構部8a,9a又は8b,9bの軸線
方向の長さをDとし、上記棒状ネジ6のガイド機構部8
a,9a又は8b,9bの軸線方向に対する変位角をθ
とすると、次式が成り立つ。 D=L・cosθ …(1) そこで、図1に示す変位調整機構部10を操作して、図
2に示す変位角θを適宜設定することにより、長さDを
所望の値に設定することができる。すなわち、上記棒状
ネジ6がリード誤差を含んでいても、そのネジ軸19に
沿って移動するネジナット7の移動量を上記変位角θの
大きさで式(1)により調整することができる。このと
き、上記変位調整機構部10をどれだけ操作すれば、ど
れだけの変位角θとなるかを予め調べておけばよい。
【0015】そして、図1において、モータ15を回転
駆動して棒状ネジ6をある量だけ回転したとき、ネジナ
ット7及び変位角吸収機構部11を介してステージ5が
矢印A方向に例えば10.1mmだけ移動したとする。この場
合、リード誤差等による変化が例えば0.1mmだけあった
とすると、図2において、0.1mmだけDが小さくなるよ
うに変位角θを大きくしてやればよい。これにより、上
記棒状ネジ6のリード誤差を、コンピュータによるフィ
ードバック制御をすることなく、メカニカルな機構だけ
で補正することができる。この場合、ステージ5とネジ
ナット7とは、変位角吸収機構部11を介して移動駆動
力を伝達しているので、図2に示すように、棒状ネジ6
がガイド機構部8a〜9bと平行になっていなくても、
上記変位角吸収機構部11の作用により、上記ステージ
5は矢印A,B方向にスムーズに移動することとなる。
その後は、上記設定した変位角θの位置で棒状ネジ6の
取付けを固定することにより、リード誤差が常に補正さ
れた状態で動作する。
【0016】なお、図1においては、棒状ネジ6を1本
だけ設け、ステージ5を矢印A,B方向の一方向だけに
移動させるいわゆるXステージの例を示したが、本発明
はこれに限らず、棒状ネジ6を2本又は3本直交状態に
設けると共に、ステージ5を直交2方向又は3方向に移
動させるいわゆるX,Yステージ又はX,Y,Zステー
ジにも適用することができる。
【0017】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されたので、
一端部側を軸支すると共に他端部側をネジ軸に直交する
方向に変位可能に取り付けられた棒状ネジを、その他端
部側に設けられた変位調整機構部で変位させ、この棒状
ネジに螺合されたネジナットと係合すると共に該棒状ネ
ジの回転駆動により移動するステージに固定して設けら
れた変位角吸収機構部を介して、上記ステージに移動駆
動力を伝達することができる。これにより、上記変位調
整機構部で棒状ネジの変位量を調整するだけで、該棒状
ネジのリード誤差をコンピュータなどの大がかりな機構
を用いずに容易かつ高精度に補正することができる。ま
た、上記棒状ネジの初期設定も容易に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるネジ送り移動機構の実施例を示す
一部分解斜視図である。
【図2】上記ネジ送り移動機構における棒状ネジのリー
ド誤差を補正する状態を示す説明図である。
【図3】従来のネジ送り移動機構の概要を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
5…ステージ 6…棒状ネジ 7…ネジナット 8a,8b…一方のガイド機構部 9a,9b…他方のガイド機構部 10…変位調整機構部 11…変位角吸収機構部 12…ワーク 13…軸受け 15…モータ 16…取付ベース 17…変位取付板 18…ピボット軸 19…ネジ軸 20…ブラケット 21…調整つまみ 22…突当板 23…伝達ブロック 24…ローラ 25…係合ピン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを上面に載置して直線移動するス
    テージと、このステージを移動させるために回転駆動さ
    れる棒状ネジと、この棒状ネジと螺合して該棒状ネジに
    沿って移動し上記ステージに移動駆動力を伝達するネジ
    ナットと、上記ステージの直線移動を案内するガイド機
    構部とを有するネジ送り移動機構において、上記棒状ネ
    ジは一端部側を軸支すると共に他端部側をそのネジ軸に
    直交する方向に変位可能に取り付け、この棒状ネジの他
    端部側には該棒状ネジの変位調整機構部を設け、上記ネ
    ジナットと係合して上記ステージに移動駆動力を伝達す
    る変位角吸収機構部を該ステージに固定して設けたこと
    を特徴とするネジ送り移動機構。
JP2578995A 1995-01-23 1995-01-23 ネジ送り移動機構 Pending JPH08197363A (ja)

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JP (1) JPH08197363A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103223615A (zh) * 2013-05-06 2013-07-31 桂林电子科技大学 自适应可调去端机
CN103331636A (zh) * 2013-07-08 2013-10-02 甘肃酒钢集团西部重工股份有限公司 一种强磁选机自动走刀自车自加工装置
CN103639818A (zh) * 2013-12-11 2014-03-19 中国电子科技集团公司第二研究所 紧凑型小角度精密旋转机构
CN106481765A (zh) * 2015-11-30 2017-03-08 衡阳双雁运输机械有限公司 一种丝杠安装结构
CN106808289A (zh) * 2015-11-30 2017-06-09 湖南衡泰机械科技有限公司 一种铣床加工平台

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