JPH08197124A - 金属板の蛇行制御方法 - Google Patents

金属板の蛇行制御方法

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JPH08197124A
JPH08197124A JP7008947A JP894795A JPH08197124A JP H08197124 A JPH08197124 A JP H08197124A JP 7008947 A JP7008947 A JP 7008947A JP 894795 A JP894795 A JP 894795A JP H08197124 A JPH08197124 A JP H08197124A
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meandering
metal plate
roll
catenary
difference
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JP7008947A
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Michihiro Funaki
道浩 船木
Takahisa Ono
隆久 大野
Hirokazu Haga
裕和 芳賀
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 操業に支障をきたす金属板の蛇行を大幅に低
減させて安定して操業を行なうことができるようにする
ための金属板の蛇行制御方法を提供すること。 【構成】 ロール上に金属板を搬送させている際に、金
属板が蛇行して搬送されることを制御する方法であっ
て、金属板の蛇行を調整するための蛇行調整ロールの上
流側に搬送ロールAおよび搬送ロールBを設け、搬送ロ
ールAから搬送ロールBに金属板が搬送されているとき
に、搬送ロールAと搬送ロールBとのあいだの金属板の
幅方向の両端近傍のカテナリーをそれぞれ検出し、両カ
テナリー間でのカテナリー差にもとづいて蛇行調整ロー
ル上の金属板の予想蛇行幅を検出し、少なくとも該金属
板のカテナリー差が発生した箇所が蛇行調整ロール上を
通過するときに、前記金属板の予想蛇行幅を打ち消すよ
うに蛇行調整ロールを移動させることを特徴とする金属
板の蛇行制御方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属板の蛇行制御方法
に関する。さらに詳しくは、たとえば連続焼鈍炉などで
連続的に走行する金属板の蛇行を防止し、制御しうる金
属板の蛇行制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、連続焼鈍装置などで連続的に金属
板を走行させる際に、金属板の蛇行を防止し、安定した
状態で通板させるために、たとえば光電型センサー、電
磁型センサー、静電型センサーなどによって通板ロール
上の金属板の位置を検知したのち、エッジポジションコ
ントローラー(EPC)、センターポジションコントロ
ーラー(CPC)などを用いて通板ロールの傾動や位置
を自動調整する方法が採られている。
【0003】また、前記方法以外にも、オペレーターが
炉内を窓から目視で観察したり、赤外線カメラで観察す
ることにより、金属板の位置を把握し、通板ロールの傾
動などを調整する方法、連続焼鈍炉などでは、ロールの
クラウン量を調整することにより、金属板の蛇行を防止
する方法などが提案されている。
【0004】しかしながら、前記方法は、いずれも、金
属板の蛇行を検知したときに該金属板の蛇行を修正せん
とする、いわゆるフィードバック的方法である。したが
って、とくに金属板が高速で走行するラインでは、金属
板の蛇行の修正が遅れ、ばあいによっては、金属板がロ
ールから逸脱してライントラブルをひきおこすことがあ
った。
【0005】また、金属板の蛇行の主原因の1つに、金
属板の形状の問題があり、該金属板に変形が発生したば
あい、その変形を精度よく把握し、事前に蛇行を予測す
ることができなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術に鑑みてなされたものであり、各種の通板を伴なう工
程で、操業に大きな支障をきたす金属板の蛇行を大きく
低減し、安定した操業を行なうことができる金属板の蛇
行制御方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ロール上に金
属板を搬送させている際に、金属板が蛇行して搬送され
ることを制御する方法であって、金属板の蛇行を調整す
るための蛇行調整ロールの上流側に搬送ロールAおよび
搬送ロールBを設け、搬送ロールAから搬送ロールBに
金属板が搬送されているときに、搬送ロールAと搬送ロ
ールBとのあいだの金属板の幅方向の両端近傍のカテナ
リーをそれぞれ検出し、両カテナリー間でのカテナリー
差にもとづいて蛇行調整ロール上での金属板の予想蛇行
幅を検出し、少なくとも該金属板のカテナリー差が発生
した箇所が蛇行調整ロール上を通過するときに、前記金
属板の予想蛇行幅を打ち消すように蛇行調整ロールを移
動させることを特徴とする金属板の蛇行制御方法に関す
る。
【0008】
【作用および実施例】本発明の金属板の蛇行制御方法に
よれば、前記したように、金属板の蛇行を調整するため
の蛇行調整ロールの上流側に搬送ロールAおよび搬送ロ
ールBを設け、搬送ロールAから搬送ロールBに金属板
が搬送されているときに、搬送ロールAと搬送ロールB
とのあいだの金属板の幅方向の両端近傍のカテナリーを
それぞれ検出し、両カテナリー間でのカテナリー差にも
とづいて蛇行調整ロール上での金属板の予想蛇行幅を検
出し、少なくとも該金属板のカテナリー差が発生した箇
所が蛇行調整ロール上を通過するときに、前記金属板の
予想蛇行幅を打ち消すように蛇行調整ロールを移動させ
ることにより、該蛇行調整ロール上に搬送される金属板
の蛇行が制御される。
【0009】本発明の金属板の蛇行制御方法では、まず
蛇行調整ロールの上流側に設けられた搬送ロールAおよ
び搬送ロールBにより、両搬送ロール間で搬送されてい
る金属板の幅方向の両端近傍のカテナリーを検知する。
【0010】本発明は、搬送ロール間で搬送されている
金属板の幅方向の両端近傍のカテナリー差を検知すると
いう、まったく新しい概念を導入することにより、金属
板の蛇行を制御せんとする点に、1つの大きな特徴があ
る。
【0011】本発明者らの研究によれば、たとえば連続
焼鈍炉の上流側にカテナリー部を設け、そのカテナリー
部で検出されたカテナリー差と該連続焼鈍炉のロール上
の通板位置との関連を調べたところ、両者間には、相関
係数が0.9以上と、強い相関関係があることが見出さ
れた。
【0012】このように、金属板のカテナリー差を利用
して金属板の蛇行を制御するという方法を採用したばあ
いには、高精度で金属板の蛇行を抑制することができる
ようになる。
【0013】図1aに示されるように、搬送ロールA1
と搬送ロールB2とのあいだに金属板3をかけ渡すと金
属板3に重力が作用し、金属板3が垂れ下がり、いわゆ
るカテナリーXが発生する。このカテナリーXは、金属
板3の形状が均一であれば幅方向で均一になるが、形状
が不均一であれば、カテナリーXは、図1aのY−Y部
における断面図である図1bのカテナリーP、Qに示さ
れるように、金属板3の幅方向で均一にはならない。こ
のときのカテナリーPとカテナリーQとの差がカテナリ
ー差であり、たとえば金属板3の幅方向で片側の金属板
が伸びたときに、カテナリー差が大きくなる。
【0014】本発明においては、金属板3の蛇行を調整
するための蛇行調整ロールの上流側に、搬送ロールA1
および搬送ロールB2が設けられる。
【0015】搬送ロールA1から搬送ロールB2に金属
板3が搬送されているときに、搬送ロールA1と搬送ロ
ールB2とのあいだの金属板3の幅方向の両端近傍のカ
テナリーをそれぞれ検出する。
【0016】前記カテナリーは、図1bに示されるよう
に、金属板3に直接接触させることなく、非接触状態
で、たとえば超音波距離計、レーザー距離計などの距離
計4、5を用いて高精度で安定して測定することができ
る。
【0017】また、金属板3のカテナリーを測定する際
には、搬送ロールA1と搬送ロールB2とのあいだの金
属板3をフリーの状態で垂らしておけばよく、とくに設
備などが不要であるので、設備コストが安価であるとい
う利点がある。
【0018】金属板3のカテナリーを測定する際の搬送
ロールA1と搬送ロールB2とのあいだの距離は、とく
に限定がないが、長ければ長いほど金属板3の微妙な伸
びを検出することができるという利点がある。しかしな
がら、かかる距離があまりにも長いばあいには、長大な
スペースを要するので、金属板3の種類、厚さ、幅など
にもよるが、通常、2〜30m程度であることが好まし
い。
【0019】本発明に用いることができる金属板3の種
類は、とくに限定がなく、たとえば鋼板、アルミニウム
板、銅板などがあげられる。
【0020】検出されたこれらのカテナリーからカテナ
リー差(図1bにおいて、カテナリーPとカテナリーQ
との差)をあらかじめ検知しておく。該カテナリー差
は、前記したように、金属板3の蛇行とのあいだで強い
相関関係があり、該カテナリー差にもとづく金属板の予
想蛇行幅を減少せしめることにより、金属板3の蛇行を
制御することができる。
【0021】このように、本発明においては、金属板の
蛇行を検知したときに該金属板の蛇行を修正するのでは
なく、蛇行調整ロールで金属板の蛇行を修正する前に、
あらかじめカテナリー差にもとづいて該金属板の蛇行を
察知しておくというフィードフォワード制御が採られて
いる点にも、1つの大きな特徴がある。
【0022】蛇行調整ロールで金属板の蛇行を修正する
前に、あらかじめ金属板の幅方向の両端近傍のそれぞれ
のカテナリーを測定し、カテナリー差を検知しておいた
ばあいには、金属板のかかるカテナリー差が発生した箇
所が蛇行調整ロールにさしかかる時期を事前に察知する
ことができるという利点がある。
【0023】前記カテナリー差を検知した際には、該カ
テナリー差にもとづいて蛇行調整ロール上の金属板の予
想蛇行幅を検出することができる。前記したように、こ
のカテナリー差とロール上の金属板の蛇行幅とのあいだ
には、強い相関関係があることが確認されており、かか
る相関関係にもとづいて、カテナリー差から蛇行調整ロ
ール上の金属板の予想蛇行幅を検出することができる。
【0024】つぎに、蛇行調整ロール上で金属板が蛇行
すると予想される、検出された前記予想蛇行幅を打ち消
すように蛇行調整ロールを移動させることにより、金属
板の蛇行が制御される。
【0025】すなわち、図2aに示されるように、搬送
ロールA1から搬送ロールB2に金属板3が搬送されて
いるときに、搬送ロールA1と搬送ロールB2とのあい
だの金属板3の幅方向のカテナリーを距離計4、5で測
定する。その結果、たとえば金属板3の矢印A部におけ
るカテナリーが矢印B部におけるカテナリーよりも大き
いことが検出されたとき、すなわち、カテナリー差が検
出されたとき、少なくとも金属板3のカテナリー差が検
出された箇所が蛇行調整ロール6にさしかかった際に、
蛇行を打ち消すように蛇行調整ロール6を移動させる。
【0026】図2aにおいては、金属板3の矢印A部に
おけるカテナリーが矢印B部におけるカテナリーよりも
大きいことから、図2aのC−C部における金属板3お
よび蛇行調整ロール6の断面図である図2bに示される
ように、もとの状態にあった破線で示される蛇行調整ロ
ール6を、その軸7がカテナリーが小さい側(矢印B
側)からカテナリーが大きい側(矢印A側)へ、すなわ
ち図2bの実線で示された蛇行調整ロール6のように傾
動させる。このように蛇行調整ロール6を傾動させたば
あいには、矢印D部における金属板3は、ロール幅方向
で蛇行調整ロール6のカテナリーが小さい側へシフトす
る。かかる蛇行調整ロール6を傾動させる方法として
は、たとえば図2bに示されるように金属板3を蛇行調
整ロール6に渡し、ロール幅方向の中央位置である点R
を蛇行調整ロール6の傾動の中心点(ピボット)とし、
点Rを回転軸として傾動させる方法などがあげられる。
なお、蛇行調整ロール6を傾動させる方法としては、該
蛇行調整ロール6の軸7を所定の曲線形状を有するレー
ル上に載せ、かかるレールを載せた台車を油圧シリンダ
ーなどを用いて移動させることにより、該レールを介し
て蛇行調整ロール6を傾動させる方法などがあげられ
る。かかる方法を採用したばあいには、金属板3の移動
量と点Rを回転軸とした回転角度には幾何学的関係が成
立し、かかる回転角度を調整することにより、金属板3
をロール幅方向で所定の位置に移送させることができ
る。
【0027】かくして、図1aに示されるように、搬送
ロールA1と、搬送ロールB2とのあいだの金属板3の
幅方向の両端近傍のカテナリーをそれぞれ距離計4、5
で検出し、少なくとも両カテナリー間でのカテナリー差
が発生した箇所が蛇行調整ロール6にさしかかったとき
に、検出された金属板3の予想蛇行幅を打ち消すように
該蛇行調整ロール6を移動させることにより、金属板3
が蛇行するのを防止することができる。
【0028】したがって、本発明の金属板の蛇行制御方
法を、たとえば連続焼鈍炉のみならず、塗装工程、乾燥
工程の前に取り入れたばあいには、これらの工程で所定
の処理を精度よく行なうことができるようになる。
【0029】つぎに、本発明の金属板の蛇行制御方法を
実施例にもとづいてさらに詳細に説明するが、本発明は
かかる実施例のみに限定されるものではない。
【0030】実施例1 板厚0.5〜1.0mmで板幅1000〜1360mm
の鋼板を製造するための金属圧延機と連続焼鈍炉(加熱
帯、冷却帯および過時効帯を併有。全長(鋼板長)20
00m)とを接続し、金属圧延機の出側と連続焼鈍炉の
入側とのあいだのルーパ部(全長(鋼板長)1500
m)に搬送ロールAおよび搬送ロールBを両搬送ロール
間の距離が10mとなるように設けた。また、連続焼鈍
炉の加熱帯に、蛇行調整ロールを設置した。
【0031】なお、搬送ロールA、搬送ロールBならび
に連続焼鈍炉に用いられた蛇行調整ロールおよび搬送ロ
ールの胴長を、いずれも同一の1400mmとした。
【0032】つぎに、搬送ロールAと搬送ロールBの中
間地点で、金属板の中心よりも400mm外側の位置の
上方に、それぞれ超音波距離計を設置し、金属板を走行
させてカテナリーを検出した。検出されたカテナリーか
らカテナリー差を求めた。
【0033】つぎに、求められたカテナリー差と連続焼
鈍炉内の蛇行調整ロール上の金属板の通板位置との関係
を調べた。その結果を図3に示す。なお、図3の通板位
置は、蛇行調整ロールの幅方向の中央部を原点として基
準にとって調べた。また、通板位置における正の数は、
操作側(距離計4側)における位置を示し、負の数は、
非操作側(距離計5側)における位置を示す。
【0034】なお、図3に示されるように、カテナリー
差が零とならないところが存在するが、これは、連続焼
鈍炉に用いられた搬送ロールの取り付けが完全に水平で
はなく、若干のずれが生じていることによるものと考え
られる。
【0035】つぎに、図3に示された測定結果から、最
小二乗法による近似直線を求めた。かかる近似直線を図
3に直線Zで示す。また、求められた近似直線ZをY軸
方向に水平移動させ、すべての測定点が含まれるときの
近似直線の上限(図3中の直線Z1 )および下限(図3
中の直線Z2 )を求めた。その結果、金属板の蛇行幅は
±20mmであった。
【0036】つぎに、求められた通板位置とカテナリー
差との関係を示す直線Zから、相関係数を求めたとこ
ろ、0.90と、非常に高い値であった。
【0037】このことから、搬送ロールAと搬送ロール
Bとのあいだを通板する鋼板の幅方向のカテナリー差を
モニターしておくことにより、蛇行調整ロール上を通板
する金属板の位置をあらかじめ予測し、予想蛇行幅を検
出することができることがわかる。
【0038】実施例2 実施例1の操作を行ない、カテナリー差を検出し、その
結果から図3に記載の通板位置とカテナリー差の関係に
もとづいて、蛇行調整ロール上を鋼板が走行する予想位
置を検出した。その結果を図4aに示す。
【0039】つぎに、図4aに示された結果にもとづい
て、鋼板の蛇行を打ち消すために必要な鋼板の通板位置
を予測した。その結果を図4bに示す。
【0040】かかる図4bに示された予想された鋼板の
蛇行を打ち消すために必要な鋼板の通板位置に鋼板3が
通過するように、図2bに示された蛇行調整ロール6を
用い、鋼板3を幅方向に移動させて、通過位置を調整し
た。その結果を図4cに示す。
【0041】図4cに示された結果から、あらかじめカ
テナリー差を検出し、かかる検出結果から蛇行調整ロー
ル上を走行する鋼板位置を予測し、かかる予測にもとづ
いて該蛇行調整ロールで鋼板をその蛇行を打ち消すよう
に移動させたばあいには、鋼板をロールのほぼ中央付近
に走行させることができるようになることがわかる。
【0042】また、従来、鋼板の蛇行幅が平均して10
0mm程度であり、月に数回鋼板がロールから逸脱する
というトラブルがあったのに対して、実施例2の方法を
採用したばあいには、鋼板の蛇行幅を平均して20mm
程度以内に抑えることができ、さらにロールから逸脱す
るというトラブルが皆無となった。
【0043】また、従来、前記トラブルにより、平均ラ
インスピードを250m/分以下としなければならなか
ったのに対し、実施例2の方法によれば、平均ラインス
ピードを300m/分にしても問題なく通板させること
ができるようになり、大幅に生産性の向上を図ることが
できるようになった。
【0044】
【発明の効果】本発明の金属板の蛇行制御方法によれ
ば、操業に支障をきたす金属板の蛇行を大幅に低減させ
て安定して通板の操作を行なうことができるようになる
という効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1aはロール間の金属板に発生するカテナリ
ーの概略説明図、図1bは図1aに示されたY−Y部に
おける概略断面図である。
【図2】図2aは本発明に用いられる搬送ロールおよび
蛇行調整ロールの一実施態様を示す概略説明図、図2b
は図2aに示されたC−C部における金属板および蛇行
調整ロールの断面図である。
【図3】本発明の実施例1におけるカテナリー差と金属
板の通板位置との関係を示すグラフである。
【図4】図4aは鋼板の通板距離と通板位置との関係を
示すグラフ、図4bは図4aで示された鋼板の蛇行を打
ち消すための通板距離と通板位置との関係を示すグラ
フ、図4cは図4aで示された鋼板の蛇行を打ち消した
あとの通板距離と通板位置との関係を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
1 搬送ロールA 2 搬送ロールB 3 金属板 6 蛇行調整ロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65H 23/038 Z C21D 9/56 101 H 11/00 105

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール上に金属板を搬送させている際
    に、金属板が蛇行して搬送されることを制御する方法で
    あって、金属板の蛇行を調整するための蛇行調整ロール
    の上流側に搬送ロールAおよび搬送ロールBを設け、搬
    送ロールAから搬送ロールBに金属板が搬送されている
    ときに、搬送ロールAと搬送ロールBとのあいだの金属
    板の幅方向の両端近傍のカテナリーをそれぞれ検出し、
    両カテナリー間でのカテナリー差にもとづいて蛇行調整
    ロール上での金属板の予想蛇行幅を検出し、少なくとも
    該金属板のカテナリー差が発生した箇所が蛇行調整ロー
    ル上を通過するときに、前記金属板の予想蛇行幅を打ち
    消すように蛇行調整ロールを移動させることを特徴とす
    る金属板の蛇行制御方法。
JP7008947A 1995-01-24 1995-01-24 金属板の蛇行制御方法 Withdrawn JPH08197124A (ja)

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