JPH0819686A - 洗濯機およびその脱水制御方法 - Google Patents

洗濯機およびその脱水制御方法

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JPH0819686A
JPH0819686A JP6155684A JP15568494A JPH0819686A JP H0819686 A JPH0819686 A JP H0819686A JP 6155684 A JP6155684 A JP 6155684A JP 15568494 A JP15568494 A JP 15568494A JP H0819686 A JPH0819686 A JP H0819686A
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JP
Japan
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time
temperature
dehydration
tub
dewatering
Prior art date
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Application number
JP6155684A
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English (en)
Inventor
Masao Watanabe
雅生 渡辺
Shunichi Ishikawa
俊一 石川
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】負荷量と水温を基に最適な脱水時間を決定す
る。この場合、負荷量を検知する負荷量検出手段と水温
を検知する温度検出手段を備えておく。また、負荷量と
水温に対応する脱水時間を記載した制御テーブルを用意
する。 【効果】脱水不足や、過剰な脱水を防ぎ、最適な状態の
脱水を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は脱水手段を有する洗濯機
およびその脱水制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現代の生活において、洗濯機は必須電化
製品の一つである。
【0003】洗濯をすると、手で行った場合でも、洗濯
機で行った場合でも洗濯物は少なからず傷むことにな
る。その傷みの原因となるのが遠心力を利用した脱水で
ある。遠心力による脱水では、図2に示すように、一定
時間を経過すると、一定量の水分が洗濯物に残る。たと
えば、槽の回転数と洗濯物に含まれる水分量が一定の場
合、脱水手段を制御する時間(以下、脱水時間)が脱水
される水分量が変わらなくなる時間(以下、脱水限界時
間)より長い場合、余分な遠心力が洗濯物に加わり、洗
濯物が傷むことになる。また、脱水時間が脱水限界時間
より短いと水分が洗濯物に多く残り、乾くのが遅くな
る。
【0004】脱水時間の決定はユーザ自身が決める場合
と、洗濯機が自動的に決める場合とがある。ユーザ自身
が決める場合は、ユーザの経験により決める。そして、
洗濯機が自動的に決める場合は、2通りの決め方があ
る。第一にユーザが洗濯の強さや布質の種類を選択した
場合は、洗濯機に内蔵されている洗濯の強さや布質の種
類に対応した一対一に対応した固定時間を提供する。第
二に洗濯物の負荷量や布質をセンサにより検出し、その
検出結果に基づいて、負荷量や布質に対応した脱水時間
が記載されている制御テーブルを参照して、脱水時間を
取得して決定する。この時に決定した脱水時間により脱
水手段を制御する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術のよ
うに、ただ一つの負荷量や布質を判定情報として、脱水
時間を決定していたのでは、脱水過剰や脱水不足にな
る。このような状態を防ぐため、脱水時間を決定する際
に、多くの判定情報をもとにして脱水時間を決定すると
最適な脱水が可能になる。
【0006】図3に示すように、洗浄力は水温が高くな
るにつれて、高くなることが一般に知られている。そし
て、脱水される水分の割合も、図4に示すように、水温
が高くなるに従い、脱水される水分の割合が高くなる。
このように、脱水される水分の割合は洗濯物がおかれて
いる水温および/または気温に左右される。
【0007】本発明の目的は、洗濯物の周囲の水温およ
び/または気温を脱水時間決定の判定情報の一つとする
ことにより、脱水過剰や脱水不足がない最適な脱水を行
う洗濯機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたもので、回転自在に構成された槽
と、上記槽を駆動する駆動手段と、上記槽内に入ってい
る洗濯物の量を検知する負荷量検知手段と、水温および
/または気温を計測する温度検出手段と、上記槽を上記
駆動手段により回転させ遠心力で洗濯物の水分を脱水す
る脱水手段と、上記脱水手段を制御する制御手段とを含
む洗濯機において、上記槽内の水温を上記温度検出手段
により検出し、検出結果と上記負荷量検知手段により検
出した検出結果に基づいて、脱水時間を決定することを
特徴とする洗濯機が提供される。本発明の他の態様は、
上記槽内の水温および気温を上記温度検出手段により検
出し、その検出結果と上記負荷量検知手段により検出し
た検出結果に基づいて、脱水時間を決定することを特徴
とする洗濯機が提供される。
【0009】上記槽内の水温および/または気温を上記
温度検出手段により検出し、その検出結果と、上記負荷
量検知手段により検出した検出結果と、脱水時間を対応
づけた制御テーブルを有し、上記制御手段は、上記制御
テーブルを参照することにより脱水時間の決定を行うこ
とが好ましい。
【0010】
【作用】負荷量検出手段と温度検出手段の検出結果に基
づいて、制御テーブルに記載されている情報を参照し、
脱水手段の動作を制御する。
【0011】具体的には、負荷量検出手段により負荷量
を検出する。その検出結果により負荷量を認識する。ま
た、温度検出手段が水温を検出する。その検出結果によ
り水温を認識する。制御手段は、認識された負荷量と水
温に基づいて、制御テーブルに記載されている脱水時間
情報を参照し、脱水時間を決定する。そして、この決定
された時間に従って脱水手段を制御する。
【0012】制御手段は以上のように脱水時間を決定
し、脱水手段を制御する。
【0013】
【実施例】本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
【0014】本実施例の洗濯機は、図1に示すように洗
濯に使用する水を溜める外槽4内に、洗濯兼脱水槽5が
回転自在に取り付けられている。そして、洗濯兼脱水槽
5の底部には、水流を作りだすための回転体であるパル
セータ6が設置されている。外槽4の底部には水温およ
び/または気温を検出する温度センサ11が設置されて
いる。
【0015】外槽4の下にはパルセータ6や洗濯兼脱水
槽5を回転駆動するための駆動装置が配置されている。
駆動装置は動力源となるモータ8と、モータ8の発生す
る動力をパルセータ6等に伝えるための伝達機構9と、
クラッチ機構10とを含んで構成されている。クラッチ
機構10は、モータ8の発生する動力を伝える相手を切
換えるためのものである。すなわち、クラッチ機構10
を作動させることにより洗いおよびすすぎの撹拌時には
パルセータ6のみを、また脱水時には洗濯兼脱水槽5と
パルセータ6を同時に回転させることができる。
【0016】制御基板3には制御器31が取り付けられ
ており、制御器31はシングルチップマイクロコンピュ
ータであり、タイマ32と、内部のメモリには負荷量に
対応する脱水時間が記載されている制御テーブル34
と、負荷量と水温に対応する脱水時間が記載されている
制御テーブル35を有している。また、制御基板3には
図5に示す回路が構成されている。制御器31には温度
センサ11と、負荷量センサ82と、モータ駆動回路8
1が取り付けられている。負荷量センサ82はモータ駆
動回路81からの情報を制御器31が認識可能な情報に
するため情報の成形を行い、制御器31に成形後の情報
を伝達する。
【0017】処理動作を図6のフローチャートを用いて
説明する。
【0018】制御器31は負荷量センサ82を用いて負
荷量を検出する。制御器31は負荷量を認識し、保存す
る(ステップ1)。負荷量に基づき、表1に示すような
脱水時間が記載されている制御テーブル34から脱水時
間を参照し、脱水時間を決定,保存する(ステップ
2)。
【0019】
【表1】
【0020】最後のすすぎが終了しているか否かを判定
し(ステップ4)、終了している場合は制御器31は温
度センサ11を用いて、外槽4内の水温を検出する。制
御器31は水温を認識,保存する(ステップ5)。保存
している負荷量と水温に基づき、表2に示すような脱水
時間が記載されている制御テーブル35から脱水時間を
参照し(ステップ6)、脱水時間を決定する(ステップ
7)。
【0021】
【表2】
【0022】脱水時間をタイマ32にセットし、タイマ
32を起動する(ステップ8)。制御器31はタイマ3
2がアップすることを監視し、タイマがアップするまで
モータ駆動回路81を制御する(ステップ9,10)。
【0023】以上の実施例の他の態様は、ステップ6で
参照する制御テーブルを表3に示すような負荷量と水温
に対応した時間の補正値が記載してある制御テーブルに
する。
【0024】
【表3】
【0025】参照した補正値をステップ2で決定した脱
水時間に加算し、脱水時間を決定する。また、脱水時間
を決める判定情報を負荷量の他に最終すすぎの水温を利
用した場合を説明したが、他の判定情報を利用すること
もできる。たとえば、脱水を開始する直前に外槽4に水
が溜っていない状態で温度センサを用いて温度を計測す
ると外槽4の気温を検出することができる。気温と検出
済みの水温から洗濯物自身の温度を求める。温度および
負荷量に基づき制御テーブルを参照して脱水時間を決定
する。
【0026】ここでは、最後の脱水について説明した
が、すすぎの脱水においても、水温および/または気温
を計測して最適な脱水制御を行う。
【0027】実施例の構成を応用することにより、洗い
および/またはすすぎの撹拌時間を補正することも可能
である。この場合には、洗いおよび/またはすすぎの撹
拌を開始する前に負荷量や布質に対応した撹拌時間を決
め、撹拌開始時に外槽4内の水温を計測する。水温に基
づき、水温に対応した撹拌時間の補正値が記載してある
制御テーブルを参照し、補正値を得る。補正値を撹拌時
間に加算し、撹拌時間を決定する。以上のように水温を
利用して、撹拌時間を補正し、撹拌を制御することによ
り余分な撹拌を実施しないようにして布傷みの少ない最
適な洗いおよびすすぎの撹拌を行うこともできる。
【0028】なお、この説明では、時間を決定するため
に制御テーブルを参照し、時間を取得している。しか
し、判定情報に基づいて制御テーブルを参照することな
く、判定情報から直接時間を決定することも可能であ
る。
【0029】
【発明の効果】本発明を適用した洗濯機は、脱水不足に
よる乾き遅れや、過剰な脱水による布傷みを防ぎ,脱水
の状態を最適なものにする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である洗濯機の側面図。
【図2】脱水される水分の割合と脱水時間の対応関係を
示す説明図。
【図3】洗浄力指数と水温の対応関係を示す説明図。
【図4】脱水される水分の割合と水温の対応関係を示す
説明図。
【図5】本実施例の制御器とセンサおよび駆動回路の関
係を示す説明図。
【図6】脱水時間を決定するための制御を示すフローチ
ャート。
【符号の説明】
3…制御基板、4…外槽、5…洗濯兼脱水槽、6…パル
セータ、8…モータ、9…伝達機構、10…クラッチ機
構、11…温度センサ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転自在に構成された槽と、上記槽を駆動
    する駆動手段と、上記槽内に入っている洗濯物の量を検
    知する負荷量検知手段と、水温および/または気温を計
    測する温度検出手段と、上記槽を上記駆動手段により回
    転させ遠心力で洗濯物の水分を脱水する脱水手段と、上
    記脱水手段を制御する制御手段とを含む洗濯機におい
    て、 上記槽内の水温を上記温度検出手段により検出し、その
    検出結果と上記負荷量検知手段により検出した検出結果
    に基づいて、上記脱水手段を制御する時間を決定するこ
    とを特徴とする洗濯機。
  2. 【請求項2】請求項1において、上記槽内の水温および
    気温を上記温度検出手段により検出し、その検出結果と
    上記負荷量検知手段により検出した検出結果に基づき、
    上記脱水手段を制御する時間を決定する洗濯機。
  3. 【請求項3】請求項1において、上記槽内の水温および
    /または気温を上記温度検出手段により検出した検出結
    果と、上記負荷量検知手段により検出した検出結果と
    を、上記脱水手段を制御する時間に対応づけた制御テー
    ブルを有し、上記制御手段は、上記制御テーブルを参照
    することにより上記脱水手段を制御する時間の決定を行
    う脱水制御方法。
JP6155684A 1994-07-07 1994-07-07 洗濯機およびその脱水制御方法 Pending JPH0819686A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040046228A (ko) * 2002-11-26 2004-06-05 엘지전자 주식회사 세탁기 및 그 제어방법

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KR20040046228A (ko) * 2002-11-26 2004-06-05 엘지전자 주식회사 세탁기 및 그 제어방법

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