JPH08196216A - 魚用人工餌料及びその製造方法 - Google Patents
魚用人工餌料及びその製造方法Info
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- JPH08196216A JPH08196216A JP7031718A JP3171895A JPH08196216A JP H08196216 A JPH08196216 A JP H08196216A JP 7031718 A JP7031718 A JP 7031718A JP 3171895 A JP3171895 A JP 3171895A JP H08196216 A JPH08196216 A JP H08196216A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P60/00—Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
- Y02P60/80—Food processing, e.g. use of renewable energies or variable speed drives in handling, conveying or stacking
- Y02P60/87—Re-use of by-products of food processing for fodder production
Landscapes
- Feed For Specific Animals (AREA)
- Fodder In General (AREA)
Abstract
等として幅広く安定して利用できる魚用人工餌料及びそ
の製造方法を提供する。 【構成】 この人工餌料は、調整乳清タンパク質加工品
と動物性素材と塩類を併含する混合物の成型ゲル化物か
らなるものであり、ポリサッカライドを含んでもよい。
調整乳清タンパク質加工品と動物性素材と塩類、及び必
要に応じてポリサッカライド、を含む水性混合物を加熱
処理又はアルカリ処理してゲル化させることにより安定
して均質な製品を得ることができる。
Description
の観賞用魚の餌等として使用できる魚用人工餌料に関す
るものである。
メ、オキアミ、イワシ等が使用されていた。また肉食の
観賞魚の餌は生きた魚を使用するのが原則とされてい
た。しかし、これらを安定して入手することは困難であ
り、また、品質も一定でなく、その保管や管理も大変で
あった。
されているが、生き餌を模した形態、室温での長期保存
性及び摂餌誘因性において必ずしも満足できるものでは
なかった。また、疑似餌としては、塩化ビニル等を主原
料とした製品が多数利用されているが、視覚的、聴覚的
効果は得られるものの、本体だけでは誘因性に乏しく、
また環境分解性が低いためエコロジーと言えないもので
あった。
似餌あるいは肉食の観賞魚の餌等として幅広く安定して
利用できる魚用人工餌料、及びその製造方法を提供する
ことを目的とする。
することにより、透明、半透明又は白濁のゲル、ゾル又
は粘稠液となる「調整乳清タンパク質加工品」を使用す
ることによって、上記目的を達成した。
酸タンパク質加工品」に、オキアミや魚肉等の動物性素
材、塩類等を添加混合し、成型したものである。
品」は、例えば特開平4−228036号公報、特開平
4−267850号公報、特開平6−292514号公
報等に開示されるようなものであり、代表的なものとし
ては、牛乳ホエイから低分子化合物を実質的に除去し、
次いで、pHを4以下又は6以上に調整し、その後加熱処
理して得られるものである。例えば、チーズ製造時に発
生するチーズ乳清を用い、乳清中の低分子化合物を、透
析法やクロマトグラフィ等で実質的に除き、pH4以下又
はpH6以上で加熱処理することにより得られる。市販品
としては、株式会社第一化成の商品「ジェネシス」が有
用である。
タンパク質素材では得られない多くの機能特性を有して
いる。例えば、塩類を添加し、加熱すると、熱融解しな
い透明ゲルが得られる。この際の加熱温度は0℃以上で
あればよく、室温でもゲル化させることができる。
類や魚類に対し、消化性、実効栄養価の高いタンパク質
素材でもある。更に魚類に対し、高い摂餌誘因性を持っ
ている。更に、調整乳清タンパク質加工品自身は、たや
すく環境分解するため、環境汚染することがないエコロ
ジーな素材でもある。
は、例えば、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化マグ
ネシウム、塩化カルシウム、リン酸ナトリウムやリン酸
カリウム等が水溶性塩類を使用するのが好ましい。
が、一価の塩類は30〜500mM程度、二価の塩類は
5〜50mM程度であるのがよい。
類(例えばオキアミ類、エビ類等)、魚類、軟体動物類
(例えば貝類、イカ類等)、哺乳動物類の肉、鳥類の肉
等がいずれも使用できる。
程度でよく、25〜75重量%程度であるのが好まし
い。
質加工品、動物性素材及び水溶性塩類を併含する水性混
合物を成型してなるものであるが、このような製品は、
例えば、上記混合物を、押し出し成型等により成型し、
これを加熱処理又はアルカリ処理してゲル化させること
により製造できる。
イドを添加してもよく、その添加量は、0.1〜20重量
%程度であるのが好ましく、特に5〜15重量%である
のが好ましい。ポリサッカライドとしては、例えばコン
ニャク類、ラン類に多く含まれており、グルコマンナ
ン、コンニャクマンナン等で知られるものがいずれも使
用できる。
鎖状に長く連なったマンナンは、水等で膨潤させた後、
アルカリ成分と反応させてゲル化する性質をもってお
り、コンニャク等の原料となっているが、これと同様の
性質を有する「サイリュームシードガム」、「アルギン
酸」や「ペクチン」等も使用可能である。
れ、押し出し成型した後、例えば熱水又は湯水中でゲル
化させたり、または、アルカリ溶液中でゲル化させて製
品化されるが、調整乳清タンパク質加工品とポリサッカ
ライドの併用した場合、上記混合物を、加圧押出器より
連続的にローラ成型器に送り込むことが可能となり、ロ
ーラ成型器により成型されたものを、アルカリ処理又は
加熱処理によりゲル化し、弾力と粘着性に富んだ成型品
となすことも可能である。
塩類やマンナンを混合するためには特別な手段を要する
ものではなく、常法例えば攪拌により均一に溶解又は分
散させることができる。
ましく、この加熱殺菌温度は、55℃以上、特に70〜
121℃であるのが望ましい。
ット法、押し出し成型法、エクストルーダー法等が使用
できるが、特に特願平6−327728号明細書に記載
したようなローラ成型法が望ましい。成型の形として
は、魚類が望む形態、例えばイソメ、ブドウ虫、ミミズ
状サシやエビ状等がよい。
前の水性混合物における重量%を示すものであり、また
mMとあるのが水性混合物1リットル当たりのミリモル
濃度を示す。
のアルカリ溶液に使用される「アルカリ性物質」として
は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシ
ウム、炭酸ナトイウム及びリン酸三ナトリウム等の水溶
性強アルカリを使用するのが好ましく、また、この「ア
ルカリ性物質」の水溶液濃度としては、1〜10重量%
であるのがよい。このようなアルカリ溶液中での、上記
混合物の浸漬処理温度は特に限定されず、処理時間とし
ては、1秒〜10分で十分である。
類を添加することにより増粘し、室温程度の加熱により
弾力のあるゲルを形成する。この調整乳清タンパク質加
工品にオキアミ等の動物性素材と塩類を混合し、加熱す
る、又は成型後加熱することにより、魚の食べ易い形に
加工し、しかも高タンパク質で魚の好む成分を多く含ん
でいるため、嗜好性もよい、弾力、結着性に富んだ釣り
餌、魚の餌に適するものが得られる。また、調整乳清タ
ンパク質加工品とポリサッカライドとアルカリ性物質を
混合したもの、あるいはローラ成型した後にアルカリ性
溶液に浸漬し、表面をゲル化させるか、加熱処理により
ゲル化させたものは、弾力、結着性に富んだ疑似餌様の
釣り餌や魚の餌に適するものが得られる。
「ジェネシス」)8.5%、エビ40%、動物性素材40
%、塩化ナトリウム1.5%、水10%をミキサーで細断
しながら攪拌、混合する。このようにして攪拌混合した
試料をスタッファーに充填させ、予め沸騰させておいた
湯水中に、ノズルにて押し出す。これにより試料は湯水
に浸した時の形状のままゲル化成型され、弾力と粘着性
に富む餌料となった。なお、ノズルより耐熱性容器、袋
に充填し、加熱殺菌させながらゲル化成型してもよい。
ァーに充填させ、予め沸騰させておいた湯水中に、ノズ
ル1にて押し出すが、この時のノズル1の口の形状を図
1及び図2のように変化させ、図3及び図4のような形
状の成型物2を得た。このようにノズル1の口の形状を
変化させることにより、虫状の外観を有する成型物2を
得ることができる。
「ジェネシス」)8.5%、ポリサッカライド(マンナ
ン)10%、動物性素材50%、塩化カリウム1.5%、
水30%をミキサーで細断しながら攪拌、混合する(こ
の際、試料内部のゲル化を防ぐために、塩化カリウムを
配合しない場合もある)。このようにして攪拌混合した
試料をスタッファーに充填させ、アルカリ溶液(5%水
酸化ナトリウム溶液)に押し出した。この時、アルカリ
溶液に押し出した試料の表面のみゲル化するように浸漬
時間を調節し、表面がゲル化したら、アルカリ溶液より
素早く製品を取り出し、水洗する。これにより表面は、
強靱で内部が柔らかい餌を得ることができた。
機に充填し、特願平6−327728号明細書に開示す
るようなローラ成型器に、押し出し、種々の形状に成型
した。例えば、ローラの型をイソメ、ミミズ状サシ、ブ
ドウ虫、エビ等の形状に形成し、これらの疑似餌を製造
できる。成型されたものをアルカリ溶液(5%水酸化カ
ルシウム溶液)に1分間浸漬し、表面のみをゲル化さ
せ、内部を柔らかく生餌に近い物性の製品を得ることが
できた。また、成型されたものを加熱してゲル化し、弾
力に富む餌に仕上げることもできる。
に、加熱殺菌が有効であるが、この方法としては、缶
詰、レトルトパウチ等が使用できる。この際、餌と同じ
浸透圧に調整した塩類溶液と共に加熱するとよい。
ある、弾力と粘着性に富んだ、摂餌性のよいタンパク質
からなる餌料を提供できる。この餌料は、生餌に匹敵す
るものとして、魚釣り用の餌、疑似餌、又は肉食の観賞
魚の餌等に効率よく使用できる。
す正面図である。
す正面図である。
図である。
図である。
清タンパク質加工品」に、オキアミや魚肉等の動物性素
材、塩類等を添加混合し、成型したものである。
品」は、例えば特開平4−228036号公報、特開平
4−267850号公報、特開平6−292514号公
報等に開示されるようなものであり、代表的なものとし
ては、牛乳ホエイから低分子化合物を実質的に除去し、
次いで、pHを4以下又は6以上に調整し、その後加熱
処理して得られるものである。例えば、チーズ製造時に
発生するチーズ乳清を用い、乳清中の低分子化合物を、
透析法やクロマトグラフィ等で実質的に除き、pH4以
下又はpH6以上で加熱処理することにより得られる。
市販品としては、株式会社第一化成の商品「ジェネシ
ス」が有用である。
Claims (7)
- 【請求項1】 調整乳清タンパク質加工品と動物性素材
と塩類を併含する混合物の成型ゲル化物からなることを
特徴とする魚用人工餌料。 - 【請求項2】 上記混合物がポリサッカライドを含むこ
とを特徴とする請求項1の餌料。 - 【請求項3】 上記成型ゲル化物が、全体に弾力性ある
ゲル化物となっていることを特徴とする請求項1又は2
の餌料。 - 【請求項4】 上記成型ゲル化物が、表面のみ硬くゲル
化し、内部はゲル化が進行していない柔らかいものであ
ることを特徴とする請求項1又は2の餌料。 - 【請求項5】 調整乳清タンパク質加工品と動物性素材
と塩類を併含する混合物を、ノズルで押し出し、加熱ゲ
ル化させることを特徴とする魚用人工餌料の製造方法。 - 【請求項6】 上記混合部を熱水又は湯水中で加熱ゲル
化することを特徴とする請求項3の方法。 - 【請求項7】 調整乳清タンパク質加工品と動物性素材
と塩類とポリサッカライドを併含する水性混合物を、ア
ルカリ溶液中でゲル化させることを特徴とする魚用人工
餌料の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03171895A JP4015709B2 (ja) | 1995-01-27 | 1995-01-27 | 魚用人工餌料及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03171895A JP4015709B2 (ja) | 1995-01-27 | 1995-01-27 | 魚用人工餌料及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08196216A true JPH08196216A (ja) | 1996-08-06 |
JP4015709B2 JP4015709B2 (ja) | 2007-11-28 |
Family
ID=12338841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03171895A Expired - Fee Related JP4015709B2 (ja) | 1995-01-27 | 1995-01-27 | 魚用人工餌料及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4015709B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004041105A (ja) * | 2002-07-12 | 2004-02-12 | Nippon Suisan Kaisha Ltd | 魚介類用飼料 |
JP2009542234A (ja) * | 2006-07-10 | 2009-12-03 | マース インコーポレーテッド | 動物飼料または食品の製造方法、ならびにその方法により得られる製品 |
-
1995
- 1995-01-27 JP JP03171895A patent/JP4015709B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004041105A (ja) * | 2002-07-12 | 2004-02-12 | Nippon Suisan Kaisha Ltd | 魚介類用飼料 |
JP2009542234A (ja) * | 2006-07-10 | 2009-12-03 | マース インコーポレーテッド | 動物飼料または食品の製造方法、ならびにその方法により得られる製品 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP4015709B2 (ja) | 2007-11-28 |
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