JPH0819618A - 可撓管 - Google Patents

可撓管

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JPH0819618A
JPH0819618A JP6156125A JP15612594A JPH0819618A JP H0819618 A JPH0819618 A JP H0819618A JP 6156125 A JP6156125 A JP 6156125A JP 15612594 A JP15612594 A JP 15612594A JP H0819618 A JPH0819618 A JP H0819618A
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JP
Japan
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memory alloy
shape memory
shape
alloy wire
wire
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Withdrawn
Application number
JP6156125A
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English (en)
Inventor
Yasuo Hirata
康夫 平田
Yasuhiro Ueda
康弘 植田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0819618A publication Critical patent/JPH0819618A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/005Flexible endoscopes
    • A61B1/0058Flexible endoscopes using shape-memory elements

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】挿入部の細径化を図りながら挿入部を複数の方
向に湾曲させることができる可撓管の提供を目的として
いる。 【構成】柔軟な挿入部を有する可撓管において、前記挿
入部9の先端側2に配設され温度変化によって曲げ形状
に変形する第1の形状記憶合金3と、前記挿入部9の長
手方向に沿って前記第1の形状記憶合金3と連結され温
度変化によって伸縮する第2の形状記憶合金4と、前記
第1の形状記憶合金3及び前記第2の形状記憶合金4へ
の加温を段階的に行なうことによって前記第1の形状記
憶合金3を段階的に2方向に湾曲させる手段とを具備
し、前記第1の形状記憶合金3の湾曲動作によって前記
挿入部9の先端側2を湾曲させるようにしたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、湾曲動作可能な可撓管
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、生体内に挿入されて、内
視鏡や処置具等を誘導したり、或いは、送気・送水等を
行ったりする医療用チューブ等の可撓管が知られてい
る。この種の可撓管は、先端側部分が湾曲動作可能な可
撓性チューブからなり、この可撓性チューブの内部チャ
ンネルを通じて例えば内視鏡や処置具等を生体等の内部
に導入できるようになっている。
【0003】前記可撓性チューブの先端側を湾曲動作さ
せる手段としては、例えば、温度変化に応じて軸方向に
伸縮する形状記憶合金線を可撓性チューブの先端部に配
設し、通電用のリード線を介して前記形状記憶合金線を
通電加熱して収縮変形させる方法がある。
【0004】具体的には、前記形状記憶合金線は、可撓
性チューブの中心軸から偏心した位置に配設されるとと
もに、その両端が可撓性チューブに固定されている。し
たがって、この固定状態で、形状記憶合金線を収縮させ
ると、この収縮動作に伴って可撓性チューブの先端側が
形状記憶合金線が配設された方向に引張られて湾曲され
るものである。また、温度変化に応じて曲げ形状に変形
する形状記憶合金板を可撓性チューブの先端部に配設し
ても同様の湾曲動作を行なうことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
形状記憶合金線もしくは形状記憶合金板を用いて可撓性
チューブを複数方向に湾曲させるには、その湾曲方向に
対応する可撓性チューブの部位に形状記憶合金線もしく
は形状記憶合金板を配設する必要がある。すなわち、可
撓性チューブを例えば上下方向の如く互いに逆向きの2
方向に湾曲させるには、2つの形状記憶合金線もしくは
形状記憶合金板を例えば可撓性チューブの中心軸に対し
て対称に配置する必要がある。また、3方向、4方向へ
と湾曲させようとすれば、更にその方向分の配設スペー
スを可撓性チューブの周方向に沿って別々に確保しなけ
ればならない。
【0006】つまり、従来においては、湾曲の自由度を
増やすために、湾曲方向の数に合わせて形状記憶合金の
数を増やしており、その方向分の配設スペースを可撓性
チューブの周方向に沿って別々に確保しなければならな
かった。
【0007】したがって、配設スペース分だけ可撓性チ
ューブの外径が太くなってしまい、可撓性チューブの生
体内等への挿入性が悪化してしまう虞があった。本発明
は上記事情に着目してなされたものであり、その目的と
するところは、挿入部の細径化を図りながら挿入部を複
数の方向に湾曲させることができる可撓管を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、柔軟な挿入部を有する可撓管において、
前記挿入部の先端側に配設され温度変化によって曲げ形
状に変形する第1の形状記憶合金と、前記挿入部の長手
方向に沿って前記第1の形状記憶合金と連結され温度変
化によって伸縮する第2の形状記憶合金と、前記第1の
形状記憶合金及び前記第2の形状記憶合金への加温を段
階的に行なうことによって前記第1の形状記憶合金を段
階的に2方向に湾曲させる手段とを具備し、前記第1の
形状記憶合金の湾曲動作によって前記挿入部の先端側を
湾曲させるようにしたものである。
【0009】
【作用】上記構成では、例えば、第1の形状記憶合金を
加温して曲げ形状に変形させると、その曲げ方向に挿入
部の先端側が湾曲する。この状態で、今度は、第2の形
状記憶合金を加温して収縮変形させると、第2の形状記
憶合金の収縮力は、第1の形状記憶合金を軸方向に牽引
するとともに、第1の形状記憶合金の曲げ力に打ち勝っ
て第1の形状記憶合金をその曲げ方向と逆の方向に湾曲
させる曲げ力として第1の形状記憶合金に作用する。つ
まり、第1の形状記憶合金は、第2の形状記憶合金の収
縮力が付与されると、それ自身が持つ一方向への曲げ力
の反動によって逆方向に曲がる。これによって、第1の
形状記憶合金が配設された挿入部の先端側もこの曲げ力
を受けて逆方向に湾曲する。
【0010】また、第2の形状記憶合金のみを加温して
収縮変形させることにより、第1の形状記憶合金を軸方
向に引張って、第1の形状記憶合金とともに挿入部の先
端側を第1の形状記憶合金が配設された方向に湾曲させ
ることも可能であり、この場合は、第1の形状記憶合金
が挿入部の中心軸に対して反対側に曲がる曲げ形状を記
憶していれば、第1の形状記憶合金のみを加温して曲げ
形状に変形することによって成される第1の湾曲方向
と、第2の形状記憶合金のみを加温して収縮することに
よって成される第2の湾曲方向とに挿入部の先端側を湾
曲することができる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説
明する。図1ないし図3は本発明の第1の実施例を示す
ものである。図1の(b)に示すように、本実施例の医
療用チューブ1は、可撓性を有する樹脂製の多孔チュー
ブからなり、その基端に分岐部36が設けられている。
また、医療用チューブ1には分岐部36を介して2本の
基端チューブ37,38が接続されている。これら2本
の基端チューブ37,38は、その内孔が医療用チュー
ブ1内の処置具挿通用チャンネル20と連通しており、
基端チューブ38の端部には処置具挿入口金35が設け
られ、また、基端チューブ37の端部には送水用口金3
4が設けられている。そして、処置具挿入口金35から
細径内視鏡18(図1の(a)参照)や図示しない処置
具等を医療用チューブ1の処置具挿通用チャンネル20
内に導入できるようになっている。
【0012】図1の(a)に示すように、医療用チュー
ブ1は、先端側で湾曲部2を形成するシリコン樹脂から
なる柔軟な第1の多孔チューブ9と、第1の多孔チュー
ブ9の後端に接合され、シリコン樹脂より硬度の高い例
えばテフロンからなる第2の多孔チューブ10とで構成
されている。また、湾曲部2を除く第1の多孔チューブ
9の外周部位と第2の多孔チューブ10の外周には、熱
収縮チューブ11が連続して被覆されている。
【0013】第1の多孔チューブ9と第2の多孔チュー
ブ10のそれぞれの内部に設けられた複数の通孔は、前
記接合部において互いに対応したもの同志が連通してお
り、これにより、医療用チューブ1の処置具挿通用チャ
ンネル20とワイヤ配設孔22とを形成している。この
場合、ワイヤ配設孔22は、医療用チューブ1の全長に
わたって軸方向に2つ、中心軸19から偏心した位置
(図中上側)に設けられている。
【0014】湾曲部2における2つのワイヤ配設孔2
2,22には第1の形状記憶合金線3がループ状に折り
曲げられた状態で配設されている。すなわち、第1の形
状記憶合金線3は、略中央部でループ状に折り曲げられ
た状態で、その両端側がワイヤ配設孔22,22のそれ
ぞれに別々に挿入されており、折り曲げ部3aをワイヤ
配設孔22,22の外部に露出させた状態で第1の多孔
チューブ9の先端面に係止させている。ここで、多孔チ
ューブ9の先端面で露出されている形状記憶合金線3の
折り曲げ部3aを例えばシリコン系の接着剤により固め
て、外部との接触を防止している。そして、この場合、
第1の形状記憶合金線3が配設された第1の多孔チュー
ブ9の部位が湾曲部2となっている。
【0015】また、第1の形状記憶合金線3の折り曲げ
られたそれぞれの端部には第2の形状記憶合金線4の先
端が連結されている。第1の形状記憶合金線3と第2の
形状記憶合金線4との連結は、例えば、図2に示すよう
にレーザー溶接等(溶接部21)によって行なったり、
或いは、図3に示すようにパイプ状の接合部材8により
機械的に行なっても良い。なお、第1の形状記憶合金線
3と第2の形状記憶合金線4との連結手段については後
ほど詳細に説明する。
【0016】このような第1の形状記憶合金線3と第2
の形状記憶合金線4との連結部はワイヤ配設孔22,2
2内を前後に摺動できるようになっている。一方、第2
の形状記憶合金線4の基端は、ワイヤ配設孔22,22
内で移動しないように、固定部材12を介して第1の多
孔チューブ9に固定されている。
【0017】固定部材12には通電用のリード線5の一
端が接続されている。つまり、第1の形状記憶合金線3
と2本の第2の形状記憶合金線4,4とは、電気的に直
列になっている。また、リード線5の他端側は、第2の
多孔チューブ10の基端側へ導かれて分岐部36へ至
り、分岐部36に接続された通電ケーブル32を介して
形状記憶合金線3,4への通電量を制御する通電制御装
置24に接続されている。この通電制御装置24にはケ
ーブル31を介してジョイステイック26が接続されて
いる。通電制御部24は、ジョイスティック26の操作
量に応じたパルス幅を持つパルス電流をリード線5を介
して形状記憶合金線3,4に通電することができるよう
になっている。
【0018】なお、通電制御部24には、冷却水タンク
30に蓄えられた冷却水(例えば生理食塩水)を医療用
チューブ1のチャンネル20内に送るポンプ28が設け
られている。このポンプ28は、送水チューブ33を介
して、医療用チューブ1に分岐部36を介して連結され
た基端チューブ37の送水口金34に接続されている。
【0019】ところで、第1の形状記憶合金線3は、曲
げ形状を記憶しており、リード線5を介して変態開始温
度(As1 点)から変態終了温度(Af1 点)の間で通
電加熱されると、図1の(c)に示すように医療用チュ
ーブ1の中心軸19に対して反対側(下方向)に曲がる
ようになっている。一方、第2の形状記憶合金線4,4
は、収縮形状を記憶しており、リード線5を介して変態
開始温度(As2 点)から変態終了温度(Af2 点)の
間で通電加熱されると段階的に収縮し、通電加熱を止め
て冷却すると、元の伸長形状に復元する。
【0020】この場合、第1の形状記憶合金線3の変態
点(Af1 点)は、第2の形状記憶合金線4の変態点
(As2 点)よりも低く設定されている。次に、上記構
成の医療用チューブ1の湾曲部2を湾曲させる場合につ
いて説明する。
【0021】まず、湾曲部2を図3の(a)の直線状態
から下向きに湾曲させる場合には、それに応じた方向へ
図1の(b)に示すジョイステイック26を倒す。する
と、ジョイスティック26の操作量に応じたパルス幅を
持つパルス電流が通電制御部24からリード線5を介し
て形状記憶合金線3、4に送られ、形状記憶合金線3、
4が通電加熱される。そして、形状記憶合金線3,4が
第1の形状記憶合金線3の変態点(Af1 点)以上に加
熱されると、第1の形状記憶合金線3が記憶された曲げ
形状に変形する。その結果、図3の(b)に示すように
湾曲部2が下方向に湾曲する。この場合、第1の形状記
憶合金線3の変態点(Af1 点)よりも高い変態点(A
2 点)を有する第2の形状記憶合金線4は通常の伸長
形状を維持したままである。
【0022】この状態で、今度はジョイステイック26
を逆方向に倒すと、形状記憶合金線3,4への通電がさ
らに行なわれる。そして、形状記憶合金線3,4が第2
の形状記憶合金線4の変態開始温度(As2 点)から変
態終了温度(Af2 点)の間で加熱されると、第2の形
状記憶合金線4が段階的に収縮する。無論、この場合、
第1の形状記憶合金線3は、記憶された曲げ形状を保持
している。
【0023】第2の形状記憶合金線4の収縮力は、第1
の形状記憶合金線3を軸方向に牽引するとともに、第1
の形状記憶合金線3が多孔チューブ9の先端部で支持さ
れていることから第1の形状記憶合金線3の下方向への
曲げ力に打ち勝って第1の形状記憶合金線3をその曲げ
方向と逆の方向、すなわち上方向に湾曲させる曲げ力と
して第1の形状記憶合金線3に作用する。つまり、第1
の形状記憶合金線3は、第2の形状記憶合金線4の収縮
力が付与されると、それ自身が持つ一方向への曲げ力の
反動によって逆方向に曲がる。したがって、多孔チュー
ブ9(湾曲部2)もこの曲げ力を受けて上方向に変位し
て直線状態に復帰するとともに、更に、この直線状態か
ら図3の(c)に示すように上方向へ湾曲する。
【0024】このように、本実施例の医療用チューブ1
は、変態点の異なる2本の形状記憶合金線3,4を直線
的に配置(医療用チューブ1の長手方向に沿って配置)
して形状記憶合金線対を構成し、これを1方向にのみ設
けるだけで湾曲部2を2方向に湾曲させることができる
ため、医療用チューブ1の細径化を図りながら、尚か
つ、湾曲部2を2方向に湾曲させることができる。
【0025】すなわち、従来にあっては、湾曲部2を上
下2方向に湾曲させるために、例えば収縮形状に記憶さ
れた形状記憶合金線を医療用チューブ1の上側方向と下
側方向の2方向に並列に配設しなければならず、すなわ
ち、本実施例よりも1方向分多い2方向分の配設スペー
スを確保しなければならず、医療用チューブ1の太径化
に繋がってしまっていた。しかしながら、本実施例の構
成によれば、上下2方向の湾曲を実現するために、変態
点の異なる2本の形状記憶合金線3,4を直線的に配置
してなる形状記憶合金線対を医療用チューブ1の上側も
しくは下側のいずれか一方にのみ配置すれば足りるた
め、従来の1方向分の形状記憶合金線を配設するスペー
スを確保しておけば十分である。したがって、従来の医
療用チューブと同じ湾曲性能を保持しつつ、従来の医療
用チューブよりも細径な医療用チューブを提供できる。
よって、医療用チューブ1の操作性は非常に良好とな
る。
【0026】なお、本実施例では湾曲部2の湾曲方向を
2方向に限定したが、湾曲部2を4方向(左右上下)に
湾曲させる場合には、第1および第2の形状記憶合金線
3,4から成る形状記憶合金線対をチューブ1の周方向
に互いに90°ずらして2対設ければ良い。各形状記憶
合金線対を加熱制御することで全方向(上下左右)への
湾曲が可能となる。この場合、形状記憶合金の配設スペ
ースを従来よりも2方向分だけ節約することができるた
め、湾曲方向の増加に伴って医療用チューブ1を太径化
させてしまうといった不都合を回避できる。
【0027】図4は本発明の第2の実施例を示すもので
ある。本実施例は、第1の実施例のように第1の形状記
憶合金線3と第2の形状記憶合金線4とを同時に通電加
熱するのではなく、第1の形状記憶合金線3と第2の形
状記憶合金線4とを別々に通電加熱できるようにしたも
のである。すなわち、第1の形状記憶合金線3の後端に
は第1のリード線6が接続され、第2の形状記憶合金線
4の後端には第2のリード線7が接続されている。ま
た、本実施例の場合、第1の形状記憶合金線3の変態点
(As1 点)は、第2の形状記憶合金線4の変態点(A
2 点)よりも高く設定されている。なお、その他の構
成は第1の実施例と同一である。
【0028】このような構成で、湾曲部2を下側方向に
湾曲させる場合には、第1のリード線6を介して、第1
の形状記憶合金線3のみを通電加熱させれば良い。その
結果、第1の形状記憶合金線3が変態点(Af1 点)以
上に加熱されて曲げ形状に変形し、湾曲部2が下側方向
に湾曲する。
【0029】一方、湾曲部2を上側方向に湾曲させる場
合には、第2のリード線7を介して、第1の形状記憶合
金線3および第2の形状記憶合金線4の両方を通電加熱
する。この時、第1の形状記憶合金線3をその変態点
(As1 点)以上に加熱しないようにする。すなわち、
第2の形状記憶合金線4を変態点(As2 )から(Af
2 点)の間で段階的に加熱制御し且つ変態点(As1
点)以上に加熱しないようにする。これにより、第2の
形状記憶合金線4のみが記憶形状に変形して収縮する。
したがって、第1の形状記憶合金線3が第2の形状記憶
合金線4によって手元側に牽引されて湾曲部2が上側方
向に湾曲する。
【0030】このように、本実施例は、第1の実施例と
同様の作用効果を奏するとともに、第1の形状記憶合金
線3の動作と第2の形状記憶合金線4の動作とを独立し
て制御できるため、湾曲部2の湾曲制御が良好となる。
【0031】図5は本発明の第3の実施例を示すもので
ある。本実施例は、第1の実施例の第1の形状記憶合金
線3に代えて管状の形状記憶合金パイプ13を使用し、
このの形状記憶合金パイプ13の管内にワイヤ状の形状
記憶合金線14を挿通したものである。
【0032】すなわち、形状記憶合金パイプ13は、第
1の実施例と同様、略中央部でループ状に折り曲げられ
た状態で、その両端側がワイヤ配設孔22,22(図1
の(a)参照)のそれぞれに別々に挿入されており、折
り曲げ部13aをワイヤ配設孔22,22の外部に露出
させた状態で第1の多孔チューブ9の先端面に係止させ
ている。また、形状記憶合金線14は、形状記憶合金パ
イプ13のパイプ形状に沿ってループ状に折り曲げられ
た状態で、形状記憶合金パイプ13の内部に挿通されて
おり、その外周には全長にわたってヒータ15が巻き付
けられている。
【0033】また、第1の実施例と同様、形状記憶合金
パイプ13は、曲げ形状を記憶しており、変態点(Af
1 点)以上に加熱されると、図1の(c)に示すように
医療用チューブ1の中心軸19に対して反対側(下方
向)に曲がるようになっている。一方、形状記憶合金線
14は、収縮形状を記憶しており、変態点(As2 点)
から(Af2 点)に加熱されると段階的に収縮し、冷却
すると元の伸長形状に復元する。この場合、形状記憶合
金パイプ13の変態点(Af1 点)は、形状記憶合金線
14の変態点(As2 点)よりも低く設定されている。
【0034】このような構成で、湾曲部2を下向きに湾
曲させる場合には、ヒータ15を介して形状記憶合金パ
イプ13と形状記憶合金線14の両方を加熱する。これ
ら両者13,14が形状記憶合金パイプ13の変態点
(Af1 点)以上で形状記憶合金線14の変態点(As
2 点)以下の温度で加熱されると、形状記憶合金パイプ
13が記憶された曲げ形状に変形する。その結果、湾曲
部2が下方向に湾曲する。この場合、形状記憶合金パイ
プ13の変態点(Af1 点)よりも高い変態点(As2
点)を有する形状記憶合金線14は、それ自身記憶形状
には変形しないが、形状記憶合金パイプ13内に挿通さ
れた先端側が形状記憶合金パイプ13の曲げ形状に習っ
て下側に曲げられる。
【0035】この状態で、さらにヒータ15を介して形
状記憶合金パイプ13と形状記憶合金線14の両方を加
熱すると、これら両者13,14が形状記憶合金線14
の変態点(Af2 点)以上に加熱され、形状記憶合金線
14が収縮する。この形状記憶合金線14の収縮力は、
形状記憶合金パイプ13の下方向への曲げ力に打ち勝っ
てこの形状記憶合金パイプ13をその曲げ方向と逆の方
向、すなわち上方向に湾曲させる曲げ力として形状記憶
合金パイプ13に作用する。その結果、形状記憶合金パ
イプ13と先端で係止する多孔チューブ9(湾曲部2)
もこの曲げ力を受けて上方向に湾曲する。
【0036】このように、本実施例は、第1の実施例と
同様の作用効果を奏するとともに、2つの形状記憶合金
13,14の連結が単にパイプ状の形状記憶合金13の
中にワイヤ状の形状記憶合金14を通すことによって行
なわれており、また、加熱用のヒータ15を形状記憶合
金線14に対して巻き付けているだけであって、特に、
ハンダやロウ付等の手段を用いていないため、構造が簡
単になるという実用上優れた効果を奏する。
【0037】なお、本実施例では、ヒータ15を形状記
憶合金線14の全長にわたって巻装し、この共通のヒー
タ15によって形状記憶合金パイプ13及び形状記憶合
金線14の両方を加熱するようにしたが、形状記憶合金
パイプ13の部分と、形状記憶合金パイプ13内に挿通
された部分を除く形状記憶合金線14の部位とにそれぞ
れ別々のヒータを設けて、形状記憶合金パイプ13と形
状記憶合金線14とを別々に加熱するようにしても良
い。この場合、形状記憶合金パイプ13と形状記憶合金
線14とを独立して加熱できるため、制御性が良くな
る。
【0038】また、形状記憶合金パイプ13の表面(内
面及び外面)と、形状記憶合金パイプ13内に挿通され
た形状記憶合金線14の部位の表面とに対して、これら
両者13,14を電気的に絶縁する絶縁コーティングを
施すとともに、形状記憶合金線14の末端に通電用のリ
ード線を接続しても良い。この場合、絶縁コーティング
材としては、例えばフッ素樹脂、セラミック、テフロン
等がある。この構成では、通電用のリード線によって形
状記憶合金線14を加熱でき、形状記憶合金線14によ
る熱が形状記憶合金パイプ13に伝わり、形状記憶合金
パイプ13が湾曲動作する。この時、形状記憶合金線1
4は変形動作していない。さらに、通電量を増し、形状
記憶合金線14を加熱すると、変態温度以上となり、形
状記憶合金線14は収縮し形状記憶合金パイプ13の曲
げ方向と逆の方向に曲がる。
【0039】図6は本発明の第4の実施例を示すもので
ある。図示のように、第1の多孔チューブ9には長方形
状の配設孔45がチューブ9の中心軸から偏心した位置
(図中上側)に設けられている。この配設孔45の内部
には、曲げ形状を記憶した板状の形状記憶合金板43が
配設されており、この形状記憶合金板43が配設された
第1の多孔チューブ9の部位が湾曲部2となっている。
また、形状記憶合金板43は、ピン48を介してチュー
ブ9の先端部に固定支持され、その表面に加熱用の第1
のヒータ46が貼り付けられている。この第1のヒータ
46は通電用リード線46aによって通電加熱されるよ
うになっている。
【0040】形状記憶合金板43の後端には温度変化に
よって伸縮する形状記憶合金線44が連結されている。
形状記憶合金板43と形状記憶合金線44との連結は、
例えば、形状記憶合金板43の後端に形成された穴43
aに形状記憶合金線44を縛り付けることによって行な
われる。また、形状記憶合金線44の近傍には第2のヒ
ータ47が設けられている。この第2のヒータ47も通
電用リード線47aによって通電加熱されるようになっ
ている。なお、形状記憶合金線44は、その後端部が固
定部材12によってチューブ9に固定されている。その
他の構成は第1の実施例と同一である。
【0041】この構成では、形状記憶合金板43を第1
のヒータ46によって加熱すると、形状記憶合金板43
が曲げ形状に変形して湾曲部2が下側方向に湾曲する。
また、形状記憶合金線44を第2のヒータ47によって
加熱すると、形状記憶合金線44が収縮して湾曲部2が
上側方向に湾曲する。
【0042】なお、本実施例では、図7に示すように、
形状記憶合金板43と形状記憶合金線44とを電気的絶
縁性を有する連結部材49によって連結するとともに、
第2のヒータ47の代わりにリード線51を形状記憶合
金線44の後端に固定部材50を介して接続するように
しても良い。
【0043】この構成では、リード線51を介して形状
記憶合金線44を通電加熱すると形状記憶合金線44が
収縮して形状記憶合金板43が後方へ引かれ、湾曲部2
が上方向に湾曲する。形状記憶合金線44と離間して設
けられたヒータ47によって形状記憶合金線44が加熱
される図6の構成と異なり、形状記憶合金線44がリー
ド線51によって直接に加熱されるから、加熱効率が良
く、湾曲動作の応答性が速い。
【0044】なお、図6、図7のいずれの構成の場合
も、形状記憶合金板43を曲げ形状から元の平板形状に
復帰させる手段としては、第1のヒータ46の発熱を停
止させて形状記憶合金板43を放置冷却する方法と、或
いは、形状記憶合金線44を加熱させて収縮させ、その
収縮力によって形状記憶合金板43を強制的に平板形状
まで引き伸ばす方法がある。
【0045】図8及び図9は、第1の実施例で示した第
1の形状記憶合金線3と第2の形状記憶合金線4との連
結手段の一例を示すものである。図8の(a)では、第
1の形状記憶合金線3と第2の形状記憶合金線4とが結
び固定されている。また、図8の(b)では、第2の形
状記憶合金線4の先端部をループ状とし、このループ部
に第1の形状記憶合金線3の基端部が結び固定されてい
る。さらに、図8の(c)では、第1及び第2の形状記
憶合金線3,4の端部同志を交差させ、その交差させた
それぞれの端部をループ状にして、このループ部が糸2
3によって閉じられている。つまり、ループ部が糸23
で縛られている。また、図9では、第1の形状記憶合金
線3の端部に微小穴25を設け、この微小穴25に第2
の形状記憶合金線4をループ状に通している。なお、第
1の形状記憶合金線3の微小穴25は放電加工によって
形成される。
【0046】第1の形状記憶合金線3と第2の形状記憶
合金線4とのこのような連結方法は、連結部材を用いな
いため、合金線3,4同志の連結構造を簡単にし、ひい
ては、医療用チューブ1の細径化に繋げることができ
る。
【0047】なお、以上説明した3つの連結手段にあっ
ては、その結び目に保護手段として接着剤を塗布し、結
び目のほぐれを防止するようにすれば、連結強度が高ま
る。この場合、形状記憶合金線への加熱を考慮して、導
電性接着剤を使用しても良い。また、このような連結手
段は、何も形状記憶合金線同志の連結に限らず、例え
ば、形状記憶合金線とリード線等の他のワイヤ部材との
連結に適用されても良い。
【0048】図10ないし図13は、第4の実施例で示
した形状記憶合金板43と形状記憶合金線44との連結
手段の一例を示すものである。図10では、形状記憶合
金板43と形状記憶合金線44の双方に微小穴27,2
7を設け、これらの微小穴27,27にピン29が打ち
込まれている。また、図11では、形状記憶合金線44
に形成された微小穴39に対して形状記憶合金板43に
立設されたピン40が挿入されて係止されている。ま
た、図12では、形状記憶合金線44と形状記憶合金板
43とが接続部材52を介して連結されている。この場
合、接続部材52には2つのピン53,54が立設さ
れ、また、形状記憶合金線44と形状記憶合金板43に
はそれぞれ微小穴69,67が設けられている。そし
て、これらの微小穴69,67のそれぞれに接続部材5
2のピン53,54を挿入係止させることにより、形状
記憶合金線44と形状記憶合金板43とが互いに連結さ
れる。
【0049】また、図13に示す連結手段は、形状記憶
合金板43の端部にL字状の切り込み68を入れて、こ
の形状記憶合金板43の端部部位をフック状に形成し、
前記切り込み68に形状記憶合金線44をループ状にし
て係止させている。この場合、切り込み68は、形状記
憶合金線44を切り込み68内に導入可能な導入路68
aと、導入路68aの奥端に位置する係止部68bとか
ら成り、導入路68aと係止部68bとの間には、係止
部68bに対する形状記憶合金線44の抜けを防止する
突起74が設けられている。
【0050】以上説明した連結方法によれば、形状記憶
合金線44と形状記憶合金板43との連結構造が簡単と
なり、医療用チューブ1の細径化を図ることも可能であ
る。次に、図13に示す連結手段を用いた医療用チュー
ブの第5の実施例について図14を参照しつつ説明す
る。
【0051】図14の(a)に示すように、本実施例の
医療用チューブ100は、先端部が柔軟な多孔チューブ
55と、多孔チューブ55の後端に接続固定される口金
59と、口金59に接続されたチューブ57とから構成
されている。この場合、チューブ57はその先端部が口
金59の後端部外周に嵌着されることによって口金59
と接続している。また、多孔チューブ55の外周には湾
曲部2を除く部位にチューブ56が被嵌されており、こ
のチューブ56の基端側は口金59の先端側外周部位に
まで延びている。
【0052】これらの各チューブ56,57と口金59
とをばらばらに外した状態が図14の(c)に示されて
いる。多孔チューブ55とチューブ56、チューブ56
と口金59、口金59とチューブ57とは、接着剤等に
よって接続固定される。また、図示のように、医療用チ
ューブ100にはその全長にわたってチャンネルチュー
ブ58が挿通されている。このチャンネルチューブ58
は、チューブ57及び口金59の各内部を挿通されると
ともに、多孔チューブ55のチャンネルチューブ挿通孔
79内を挿通されている。
【0053】また、図14の(c)に示すように、口金
59の外周面にはループ状に溝76によって突起部75
が形成されている。多孔チューブ55の湾曲部2の部位
には配設孔45内に形状記憶合金板43が配設されてい
る。形状記憶合金板43の後端には図13に示す連結手
段によってループ形状の形状記憶合金線44が連結され
ている。形状記憶合金線44のループ形状は機械的なカ
シメや溶接等によって閉じられている。また、形状記憶
合金線44の後端部は口金59の外周面の突起部75に
掛合された状態で係止されている。なお、図示しない
が、その他の構成は第4の実施例と同一である。
【0054】以上の構成から分かるように、本実施例の
医療用チューブ100は、第4の実施例と同様の作用効
果を有するとともに、形状記憶合金43,44同志の連
結及び形状記憶合金44と口金59との連結が容易とな
る。
【0055】図15に口金59の変形例が示されてい
る。図示の口金59aにはその外周にスリット78が形
成され、このスリット78内には係止突起77が延びて
いる。このような構成の口金59aにあっては、図示の
ごとく、形状記憶合金線44の後端部がループ状に係止
突起77に掛合されて係止される。
【0056】図16には、ループ状の形状記憶合金線4
4によって1方向に湾曲する医療用チューブが示されて
いる。この医療用チューブは、柔軟な多孔チューブ61
の後端にチューブ62が接続され、これら2つのチュー
ブ61,62の外周には熱収縮チューブ63が被覆され
ている。また、多孔チューブ61及びチューブ62の全
長にわたってチャンネル用チューブ64が挿通して配設
されている。そして、多孔チューブ61のワイヤ配設孔
65(多孔チューブ61の中心軸に対して偏心した図中
上側位置に形成されている。)には、ループ状の形状記
憶合金線44が配され、この形状記憶合金線44の略中
央部分に通電用のリード線66が接続されている。
【0057】なお、多孔チューブ61にはリード線66
と形状記憶合金線44との接続部98に切り欠きが設け
られており、形状記憶合金線44を加熱して収縮した際
に、接続部98が前記切り欠き内を摺動できるようにな
っている。
【0058】このような構成の医療用チューブは、形状
記憶合金線44がリード線66を介して通電加熱される
と、形状記憶合金線44が収縮し、チューブ61の先端
部が上側方向に湾曲する。また、形状記憶合金線44へ
の通電を止めると、形状記憶合金線44が冷やされて元
の長さに戻るため、チューブ61がその弾性によって直
線形状に復帰する。第1の実施例と同様、形状記憶合金
線44が配設孔65内に容易に固定できるから、構造が
簡単となる。
【0059】図17はループ状の形状記憶合金線44を
処置具に使用した例を示している。この処置具は、柔軟
な可撓管70を備え、この可撓管70の先端部に超弾性
合金から成るクリップ状の把持部71が設けられてい
る。また、把持部71の後端にはループ状の形状記憶合
金線44が接続されている。形状記憶合金線44の後端
は固定部材72によって可撓管70に係止されている。
形状記憶合金線44の外周にはヒータ73が巻き付けら
れており、ヒータ73は図示しない手元側の制御装置に
接続されている。
【0060】通常、把持部71の先端は広がっており、
ヒータ73により形状記憶合金線44を加熱すると、形
状記憶合金線44が収縮して、把持部71が可撓管70
の内部に引き込まれる。その結果、把持部71の先端が
閉じる。形状記憶合金線44への加熱を止めると、形状
記憶合金線44が元の長さに戻るため、把持部71は、
可撓管70の先端から突出して、その弾性力により元の
拡開形状に復元する。このような構成によれば、処置具
の動作機構が形状記憶合金線44によって実現されるた
め、処置具が細径で且つ簡単な構造となる。
【0061】なお、以上説明してきた態様により、以下
の項で示す各種の構成が得られる。 1.柔軟な挿入部を有する可撓管において、前記挿入部
の先端側に配設され温度変化によって曲げ形状に変形す
る第1の形状記憶合金と、前記挿入部の長手方向に沿っ
て前記第1の形状記憶合金と連結され温度変化によって
伸縮する第2の形状記憶合金と、前記第1の形状記憶合
金及び前記第2の形状記憶合金への加温を段階的に行な
うことによって前記第1の形状記憶合金を段階的に2方
向に湾曲させる手段とを具備し、前記第1の形状記憶合
金の湾曲動作によって前記挿入部の先端側を湾曲させる
ことを特徴とする可撓管。
【0062】2.柔軟な挿入部を有する可撓管におい
て、前記挿入部の先端側に配設され温度変化によって曲
げ形状に変形する第1の形状記憶合金と、前記挿入部の
長手方向に沿って前記第1の形状記憶合金と連結され温
度変化によって伸縮する第2の形状記憶合金と、前記第
1の形状記憶合金及び前記第2の形状記憶合金を加温す
る加温手段と、前記第1の形状記憶合金を前記加温手段
によって加温して曲げ形状に変形することによりその曲
げ方向である第1の方向に前記挿入部の先端側を湾曲さ
せる手段と、前記加温手段によって、第1の形状記憶合
金の前記第1の方向への曲げ形状を保持した状態で前記
第2の形状記憶合金を収縮させることにより、第1の形
状記憶合金を第1の方向と逆方向である第2の方向に湾
曲させて、この第2の方向に挿入部の先端側を湾曲させ
る手段とを具備することを特徴とする可撓管。
【0063】2.前記第1の形状記憶合金の形状が棒
(線状)、板状、パイプ状等であり、第2の形状記憶合
金の形状が棒(線状)、板状、コイル状等であることを
特徴とする第1項もしくは第2項に記載の可撓管。
【0064】3.前記第1の形状記憶合金の変態点が前
記第2の形状記憶合金の変態点よりも低く、前記第1の
形状記憶合金と前記第2の形状記憶合金とが電気的に直
列に接続されていることを特徴とする第1項もしくは第
2項に記載の可撓管。
【0065】4.前記第1の形状記憶合金の変態点が前
記第2の形状記憶合金の変態点よりも高く、前記第1の
形状記憶合金と前記第2の形状記憶合金とが別々に通電
加熱されることを特徴とする第1項もしくは第2項に記
載の可撓管。
【0066】5.前記第1の形状記憶合金と前記第2の
形状記憶合金とを選択的に加温する加温制御手段が設け
られていることを特徴とする第1項もしくは第2項に記
載の可撓管。
【0067】6.前記第1の形状記憶合金と前記第2の
形状記憶合金とがレーザ溶接等によって接合されている
ことを特徴とする第1項もしくは第2項に記載の可撓
管。 7.前記第1の形状記憶合金と前記第2の形状記憶合金
との連結部の外周部にパイプ状の連結部材を設け、この
連結部材を前記連結部に対して機械的に圧着することに
よって前記形状記憶合金同志を固定したことを特徴とす
る第1項もしくは第2項に記載の可撓管。
【0068】8.前記第1の形状記憶合金と前記第2の
形状記憶合金とが結び固定されていることを特徴とする
第1項もしくは第2項に記載の可撓管。 9.前記第1の形状記憶合金と前記第2の形状記憶合金
のいずれか一方に穴を形成し、この穴に対して他方の形
状記憶合金を係止させたことを特徴とする第1項もしく
は第2項に記載の可撓管。
【0069】10.前記第1の形状記憶合金および前記
第2の形状記憶合金の双方に穴を形成し、これらの各穴
内に係合可能な2つの突起部を有する連結部材によって
前記形状記憶合金同志を連結することを特徴とする第1
項もしくは第2項に記載の可撓管。
【0070】また、以下に記載するアクチュエータは、
内視鏡や処置具の湾曲動作やロボット等の関節アームの
動作、その他複雑な動作を容易に実現できる形状記憶合
金駆動のアクチュエータである。
【0071】形状記憶合金を用いた従来のアクチュエー
タは、主にTiNi系の形状記憶合金を用いており、こ
のアクチュエータを用いて複雑な動作を行なうために、
形状記憶合金を別の形状記憶合金と連結したり他の部材
に接続したりすることがある。
【0072】これらの形状記憶合金はTiNi系である
ため、形状記憶合金同志をハンダ付、ロウ付で接続する
ことは難しく、主に機械的固定法として例えばカシメを
行うことで接続している。
【0073】形状記憶合金を用いたアクチュエータを機
械的な固定法によって接続する場合、ある程度の肉厚を
有するパイプ状の部材を形状記憶合金と他の部材との連
結部外周に設け、この連結部位にパイプ状部材を圧着し
て形状記憶合金と他の部材同志を固定する必要がある。
しかし、これでは、固定部が複雑化、大型化してしまっ
て操作性が悪化する虞がある。
【0074】そこで、以下に示す構成によれば、形状記
憶合金を用いたアクチュエータと他部品とを接続する際
に構造がシンプルで且つ細径化が可能となり、このアク
チュエータを用いて動作させる内視鏡やロボットアーム
等の細径化が期待できる。
【0075】11.前記第1の形状記憶合金を鉤型に加
工するとともに、この鉤部に第2の形状記憶合金のルー
プ状端部を掛合して係止させることによって、前記形状
記憶合金同志を連結することを特徴とする第1項もしく
は第2項に記載の可撓管。
【0076】12.温度変化により動作する形状記憶合
金を移動体に連結することによってこの移動体を動作さ
せるアクチュエータにおいて、前記形状記憶合金と前記
移動体とを結び固定したことを特徴とするアクチュエー
タ。
【0077】13.温度変化により動作する形状記憶合
金を移動体に連結することによってこの移動体を動作さ
せるアクチュエータにおいて、前記形状記憶合金に穴溝
等の加工を施した接続用係止部を設け、前記移動体を前
記接続用係止部に連結固定したことを特徴とするアクチ
ュエータ。
【0078】14.温度変化により動作する形状記憶合
金を移動体に連結することによってこの移動体を動作さ
せるアクチュエータにおいて、前記形状記憶合金をルー
プ状に閉じた形状として前記移動体に係止させたことを
特徴とするアクチュエータ。
【0079】15.前記形状記憶合金は温度変化によっ
て伸縮もしくは曲げ変形することを特徴とする第12項
ないし第14項のいずれか1項に記載のアクチュエー
タ。 16.前記形状記憶合金は、線状、板状、パイプ状、コ
イル状であることを特徴とする第12項ないし第15項
のいずれか1項に記載のアクチュエータ。
【0080】17.前記移動体が温度変化により変形す
る形状記憶合金であることを特徴とする第12項ないし
第16項のいずれか1項に記載のアクチュエータ。 18.形状記憶合金からなる前記移動体が、線状、板
状、パイプ状、コイル状であることを特徴とする第17
項に記載のアクチュエータ。 19.結び固定した締結部に対して導電性接着剤等の接
着剤を塗布したことを特徴とする第12項に記載のアク
チュエータ。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の可撓管
は、第1の形状記憶合金と第2の形状記憶合金とが挿入
部の長手方向に沿って連結され、これら2つの記憶合金
によって挿入部を2方向に湾曲させることができるた
め、従来の1つの形状記憶合金と実質的に同一の配設ス
ペースを挿入部内に確保するだけで2方向湾曲を実現す
ることができる。したがって、挿入部の細径化を図りな
がら挿入部を複数の方向に湾曲させることができ、生体
内等への挿通性が良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1の実施例に係る医療用チ
ューブの要部を示す斜視図、(b)は(a)の医療用チ
ューブを用いた装置の斜視図、(c)は(a)の医療用
チューブを湾曲動作させる形状記憶合金線対の動作態様
を示す図である。
【図2】第1の記憶合金線と第2の記憶合金線との連結
方法の一例を示す図である。
【図3】図1の医療用チューブの湾曲動作を概略的に示
す説明図である。
【図4】本発明の第2の実施例に係る医療用チューブの
要部を示す斜視図である。
【図5】本発明の第3の実施例に係る医療用チューブを
湾曲動作させる形状記憶合金線対の概略構成図である。
【図6】本発明の第4の実施例に係る医療用チューブの
要部を示す斜視図である。
【図7】本発明の第4の実施例の変形例を示す要部拡大
図である。
【図8】形状記憶合金線同志の連結方法の一例を示す図
である。
【図9】形状記憶合金線同志の連結方法の他の例を示す
図である。
【図10】形状記憶合金線と形状記憶合金板との連結方
法の第1の例を示す図である。
【図11】形状記憶合金線と形状記憶合金板との連結方
法の第2の例を示す図である。
【図12】形状記憶合金線と形状記憶合金板との連結方
法の第3の例を示す図である。
【図13】形状記憶合金線と形状記憶合金板との連結方
法の第4の例を示す図である。
【図14】(a)は図13に示す連結方法を用いた医療
用チューブの第5の実施例の要部を示す斜視図、(b)
は(a)のAーA線に沿う断面図、(c)は(a)の医
療チューブを分解した状態を示す分解図である。
【図15】図14の医療用チューブを構成する口金の変
形例を示す斜視図である。
【図16】ループ状の形状記憶合金線によって1方向に
湾曲する医療用チューブの要部を示す斜視図である。
【図17】ループ状の形状記憶合金線によって駆動する
処置具の概略図である。
【符号の説明】
2…湾曲部、3…第1の形状記憶合金線(第1の形状記
憶合金)、4…第2の形状記憶合金線(第2の形状記憶
合金)、9…第1の多孔チューブ(挿入部)、10…第
2の多孔チューブ(挿入部)、13…形状記憶合金パイ
プ(第1の形状記憶合金)、14,44…形状記憶合金
線(第2の形状記憶合金)、46…形状記憶合金板(第
1の形状記憶合金)。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年11月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】また、第1の形状記憶合金線3の折り曲げ
られたそれぞれの端部には第2の形状記憶合金線4の先
端が連結されている。第1の形状記憶合金線3と第2の
形状記憶合金線4との連結は、例えば、図2の(a)に
示すようにレーザー溶接等(溶接部21)によって行な
ったり、或いは、図2の(b)に示すようにパイプ状の
接合部材8により機械的に行なっても良い。なお、第1
の形状記憶合金線3と第2の形状記憶合金線4との連結
手段については後ほど詳細に説明する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0063
【補正方法】変更
【補正内容】
【0063】3.前記第1の形状記憶合金の形状が棒
(線状)、板状、パイプ状等であり、第2の形状記憶合
金の形状が棒(線状)、板状、コイル状等であることを
特徴とする第1項もしくは第2項に記載の可撓管。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】変更
【補正内容】
【0064】4.前記第1の形状記憶合金の変態点が前
記第2の形状記憶合金の変態点よりも低く、前記第1の
形状記憶合金と前記第2の形状記憶合金とが電気的に直
列に接続されていることを特徴とする第1項もしくは第
2項に記載の可撓管。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0065
【補正方法】変更
【補正内容】
【0065】5.前記第1の形状記憶合金の変態点が前
記第2の形状記憶合金の変態点よりも高く、前記第1の
形状記憶合金と前記第2の形状記憶合金とが別々に通電
加熱されることを特徴とする第1項もしくは第2項に記
載の可撓管。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0066
【補正方法】変更
【補正内容】
【0066】6.前記第1の形状記憶合金と前記第2の
形状記憶合金とを選択的に加温する加温制御手段が設け
られていることを特徴とする第1項もしくは第2項に記
載の可撓管。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0067
【補正方法】変更
【補正内容】
【0067】7.前記第1の形状記憶合金と前記第2の
形状記憶合金とがレーザ溶接等によって接合されている
ことを特徴とする第1項もしくは第2項に記載の可撓
管。8. 前記第1の形状記憶合金と前記第2の形状記憶合金
との連結部の外周部にパイプ状の連結部材を設け、この
連結部材を前記連結部に対して機械的に圧着することに
よって前記形状記憶合金同志を固定したことを特徴とす
る第1項もしくは第2項に記載の可撓管。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年2月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0068
【補正方法】変更
【補正内容】
【0068】9.前記第1の形状記憶合金と前記第2の
形状記憶合金とが結び固定されていることを特徴とする
第1項もしくは第2項に記載の可撓管。10. 前記第1の形状記憶合金と前記第2の形状記憶合
金のいずれか一方に穴を形成し、この穴に対して他方の
形状記憶合金を係止させたことを特徴とする第1項もし
くは第2項に記載の可撓管。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0069
【補正方法】変更
【補正内容】
【0069】11.前記第1の形状記憶合金および前記
第2の形状記憶合金の双方に穴を形成し、これらの各穴
内に係合可能な2つの突起部を有する連結部材によって
前記形状記憶合金同志を連結することを特徴とする第1
項もしくは第2項に記載の可撓管。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0075
【補正方法】変更
【補正内容】
【0075】12.前記第1の形状記憶合金を鉤型に加
工するとともに、この鉤部に第2の形状記憶合金のルー
プ状端部を掛合して係止させることによって、前記形状
記憶合金同志を連結することを特徴とする第1項もしく
は第2項に記載の可撓管。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0076
【補正方法】変更
【補正内容】
【0076】13.温度変化により動作する形状記憶合
金を移動体に連結することによってこの移動体を動作さ
せるアクチュエータにおいて、前記形状記憶合金と前記
移動体とを結び固定したことを特徴とするアクチュエー
タ。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0077
【補正方法】変更
【補正内容】
【0077】14.温度変化により動作する形状記憶合
金を移動体に連結することによってこの移動体を動作さ
せるアクチュエータにおいて、前記形状記憶合金に穴溝
等の加工を施した接続用係止部を設け、前記移動体を前
記接続用係止部に連結固定したことを特徴とするアクチ
ュエータ。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0078
【補正方法】変更
【補正内容】
【0078】15.温度変化により動作する形状記憶合
金を移動体に連結することによってこの移動体を動作さ
せるアクチュエータにおいて、前記形状記憶合金をルー
プ状に閉じた形状として前記移動体に係止させたことを
特徴とするアクチュエータ。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0079
【補正方法】変更
【補正内容】
【0079】16.前記形状記憶合金は温度変化によっ
て伸縮もしくは曲げ変形することを特徴とする第13項
ないし第15項のいずれか1項に記載のアクチュエー
タ。17. 前記形状記憶合金は、線状、板状、パイプ状、コ
イル状であることを特徴とする第13項ないし第16項
のいずれか1項に記載のアクチュエータ。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0080
【補正方法】変更
【補正内容】
【0080】18.前記移動体が温度変化により変形す
る形状記憶合金であることを特徴とする第13項ないし
第17項のいずれか1項に記載のアクチュエータ。19. 形状記憶合金からなる前記移動体が、線状、板
状、パイプ状、コイル状であることを特徴とする第18
に記載のアクチュエータ。20. 結び固定した締結部に対して導電性接着剤等の接
着剤を塗布したことを特徴とする第13項に記載のアク
チュエータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柔軟な挿入部を有する可撓管において、 前記挿入部の先端側に配設され温度変化によって曲げ形
    状に変形する第1の形状記憶合金と、 前記挿入部の長手方向に沿って前記第1の形状記憶合金
    と連結され温度変化によって伸縮する第2の形状記憶合
    金と、 前記第1の形状記憶合金及び前記第2の形状記憶合金へ
    の加温を段階的に行なうことによって前記第1の形状記
    憶合金を段階的に2方向に湾曲させる手段とを具備し、 前記第1の形状記憶合金の湾曲動作によって前記挿入部
    の先端側を湾曲させることを特徴とする可撓管。
JP6156125A 1994-07-07 1994-07-07 可撓管 Withdrawn JPH0819618A (ja)

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