JPH08196024A - 電力ケーブル接続用金型 - Google Patents

電力ケーブル接続用金型

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Publication number
JPH08196024A
JPH08196024A JP7021000A JP2100095A JPH08196024A JP H08196024 A JPH08196024 A JP H08196024A JP 7021000 A JP7021000 A JP 7021000A JP 2100095 A JP2100095 A JP 2100095A JP H08196024 A JPH08196024 A JP H08196024A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
zones
power cable
cable
heating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7021000A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Nakaseko
勝 中世古
Hitoshi Inoue
均 井上
Tokuji Nakatani
篤司 中谷
Atsushi Nishizawa
敦 西澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP7021000A priority Critical patent/JPH08196024A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加熱のための設備を小数化して作業能率の向
上をはかるとともに、ケーブル絶縁体の過熱による熱変
形の発生を防止した電力ケーブル接続用金型を提供す
る。 【構成】 筒状の2つ割り金型本体1の外周部を長さ方
向に、両端ゾーンBと中央ゾーンAに分け、これらゾー
ンA,Bをそれぞれ独立してジュール損で加熱するテー
プヒータ6を各ゾーンA,Bの全周面に貼着した電力ケ
ーブル接続用金型。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばCVケーブル
(架橋ポリエチレン絶縁電力ケーブル)等のゴム、プラ
スチック電力ケーブルの接続用金型に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ゴム、プラスチック電力ケーブル、特に
架橋ポリエチレンを絶縁層とするCVケーブルは保守が
容易なことから近年ますます高電圧のものへ適用される
傾向にある。これに応じて接続部についても従来以上の
高い信頼性が要求されてきている。
【0003】高電圧CVケーブルの接続において、導体
接続部上に補強絶縁層を形成する方法として、(1)架
橋剤を添加したポリエチレンテープをケーブル絶縁体上
に巻回して加熱モールドする方法、(2)ケーブル接続
部に金型を取付け、この金型内に架橋剤を添加したポリ
エチレンコンパウンドを注入し、金型を加熱して架橋、
成形する方法等が用いられている。上記方法のうち、テ
ープをケーブル絶縁体上に巻回して加熱モールドする方
法は、テープを巻回する際に電気性能上好ましくない異
物を巻込むおそれがあるため、金型を用いてコンパウン
ドを注入する方法がより望ましい。
【0004】上記金型を用いてコンパウンドを注入する
方法に用いる金型としては、コンパウンド注入口とオー
バーフロー孔を設けた2つ割りの筒状体が用いられてお
り、ケーブル絶縁体を把持する両端部は、中央部より肉
厚を薄くして、ケーブル絶縁体が過熱されるのを防ぐよ
うにしている。又加熱手段としては筒状体内に油通路を
形成し、加熱した油を循環させる油加熱方式が用いられ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の金型は
油循環加熱方式であるため、温度制御器の他に、油槽、
油加熱装置、冷却装置及び油の駆動部が必要であり、装
置が大型になって実際工事のマンホール内で貴重なスペ
ースの大半を占有し、作業能率を低下させるという問題
がある。又油使用のため漏油トラブルが発生すると、こ
れを完全に除去できず作業場を汚損してしまう。
【0006】又金型本体の両端部は中央部より肉厚を薄
くしてケーブル絶縁体が過熱されるのを防ぐようにして
いるが、この部分も一体の同一金属で形成されているた
め、端部の温度制御を精密にしても、把持した部分のケ
ーブル絶縁体が過熱により熱変形の凹みを生じることが
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題点を
解消し、加熱のための設備を少数化して作業能率の向上
をはかるとともに、ケーブル絶縁体の過熱による熱変形
の発生を防いだ電力ケーブル接続用金型を提供するもの
で、その特徴は、筒状の2つ割り金型本体の外周部を長
さ方向に両端部と中央部のゾーンに分け、これら各ゾー
ンをそれぞれ独立してジュール損で加熱するテープヒー
タを各ゾーンの全周面に貼着したことにある。
【0008】
【作用】上述した本発明の電力ケーブル接続用金型にお
いては、金型本体の外周部を長さ方向に両端部と中央部
のゾーンに分け、これら各ゾーンをそれぞれ独立してジ
ュール損で加熱するテープヒータを各ゾーンの全周面に
貼着して加熱するので、各ゾーンの温度制御が容易とな
り、ケーブル絶縁体を過熱して変形させるようなことが
ない。又装置としては温度制御装置の他は従来の油加熱
方式のような装置が不必要になり、マンホール等作業現
場でのスペースが充分に確保でき、作業能率が向上す
る。
【0009】さらに金型本体の両端に、熱伝導率が小さ
く、機械的強度が大きく、熱変形が小さいFRP端末を
取付けることにより、ケーブル絶縁体の過熱変形を防止
することができる。因みに長さ方向の温度分布を図2に
示すと、従来の金型Dに比し、FRP端末を取付けた本
発明の金型においては、FRPの断熱効果により端末部
での温度はほぼ常温となる。
【0010】
【実施例】図1は本発明金型の具体例の説明図で、図1
(イ)は縦断面図、図1(ロ)は図1(イ)のカバーを
除去した状態の上面図である。図面において、1は金型
本体で、内部にコンパウンド充填部5を形成した例えば
ステンレス製の2つ割り筒状体2により形成され、それ
にはコンパウンド注入口3及びオーバーフロー孔4が設
けられている。上記金型本体1は長さ方向に、中央ゾー
ンAと両端ゾーンBに分けられ、これら各ゾーンにはそ
れぞれジュール損で加熱する複数のテープヒータ6が、
各ゾーンA,Bの全面に貼着されており、金型本体1を
加熱する。上記テープヒータ6上には、これらを覆って
断熱材8が設けてあり、その外側には断熱材押えカバー
7を設けてある。これによりテープヒータ6の加熱効率
を高めている。又前記金型本体1の両端には、ケーブル
絶縁体の過熱変形を防止するため、熱伝導率が小さく、
機械的強度が大きく熱変形が小さく、かつ内面に剥離効
果をもたせる被膜を接着し易いFRP端末を取付けてあ
る。
【0011】テープヒータ6の電源部は一括コネクタと
し、又温度測定熱電対も一括コネクタとし、これらを金
型本体1の一部に取付けた構造にすることにより、作業
者の間違いを防ぎ、準備や制御及び解体作業時の簡易化
と迅速化がはかれる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電力ケー
ブル接続用金型によれば、従来のような大型な設備が不
必要となり、作業現場のスペースを充分確保できて著し
く作業能率が向上する。又ケーブル絶縁体の過熱変形を
防止することができ、信頼性の高い接続部が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明接続用金具の具体例の説明図で、図1
(イ)は縦断面図、図1(ロ)は図1(イ)のカバーを
除去した状態の上面図である。
【図2】金型各部と温度の関係図である。
【符号の説明】
1 金型本体 2 ステンレス製筒状体 3 コンパウンド注入口 4 オーバーフロー孔 5 コンパウンド充填部 6 テープヒータ 7 断熱材押えカバー 8 断熱材 9 FRP端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西澤 敦 大阪市此花区島屋一丁目1番3号 住友電 気工業株式会社大阪製作所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の2つ割り金型本体の外周部を長さ
    方向に両端部と中央部のゾーンに分け、これら各ゾーン
    をそれぞれ独立してジュール損で加熱するテープヒータ
    を各ゾーンの全周面に貼着したことを特徴とする電力ケ
    ーブル接続用金型。
  2. 【請求項2】 金型本体の両端にFRP端末を取付けた
    ことを特徴とする請求項1記載の電力ケーブル接続用金
    型。
JP7021000A 1995-01-12 1995-01-12 電力ケーブル接続用金型 Pending JPH08196024A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7021000A JPH08196024A (ja) 1995-01-12 1995-01-12 電力ケーブル接続用金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7021000A JPH08196024A (ja) 1995-01-12 1995-01-12 電力ケーブル接続用金型

Publications (1)

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JPH08196024A true JPH08196024A (ja) 1996-07-30

Family

ID=12042843

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JP7021000A Pending JPH08196024A (ja) 1995-01-12 1995-01-12 電力ケーブル接続用金型

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JP (1) JPH08196024A (ja)

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