JPH0819589A - 錠剤製造方法およびその装置 - Google Patents
錠剤製造方法およびその装置Info
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- JPH0819589A JPH0819589A JP15734494A JP15734494A JPH0819589A JP H0819589 A JPH0819589 A JP H0819589A JP 15734494 A JP15734494 A JP 15734494A JP 15734494 A JP15734494 A JP 15734494A JP H0819589 A JPH0819589 A JP H0819589A
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- B30B11/00—Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses
- B30B11/34—Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses for coating articles, e.g. tablets
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Abstract
械的強度、精度、品質および量産効果の高い湿製錠剤の
製造方法およびその装置を実現する。 【構成】 薬効成分に賦形剤や結合剤等の添加剤を加
え、さらに水、エタノール等の湿潤剤を加えて練合して
作られた湿潤粉体を原料として用い、第1テーブルの充
填穴から第2テーブル3のモールド穴7に加圧充填され
た湿潤粉体を、上杵23および下杵24により、それぞ
れ張り付き防止フィルム25を介して面取り成形する。
張り付き防止フィルム25には、予めテンション装置2
8,29により張力を与えて湿潤粉体から剥がれやすく
するとともに、必要に応じて湿潤粉体側の面に離型剤塗
布装置15により離型剤を塗布しておく。
Description
めの方法およびその装置に関する。
結合剤等の添加剤を加え、さらに水、エタノール等の湿
潤剤を加えて練合した湿潤粉体を使用して、これを一定
の型に擦り込んだ後、型から取り出して乾燥して製造す
るか、または湿潤粉体を一定の厚さに展延した後、これ
を一定の形に刃型で打ち抜いて製造していた。このよう
な方法により製造された湿製錠剤は、製造時に高い圧力
が加えられていないことや、成形時に湿潤剤が含有して
いるため、乾燥後には適度の空隙率を有する多孔性の錠
剤となり、軟らかくて崩壊性および溶解性に優れている
ため、舌下錠剤等として製造されている。
として、フランスのColton社による自動製錠機が
知られている。これは、湿潤粉体を回転円盤に設けられ
た孔型に充填し、表面が滑らかになるように均した後、
孔型と同心となる位置で押し出しピンによりベルトコン
ベア上に押し出して製錠するものである。
湿製錠剤製錠機で作られた錠剤は、その形状が円筒形ま
たは上下面が平らな孔型と同じ形となり、錠剤の断面形
状は、角部が直角の四角形となるため、包装等の生産工
程において角部が欠けたり磨損する等の問題があった。
また、従来の湿製錠剤製錠機は、湿潤粉体が展延装置や
押し出しピンに張り付いて、製品となる錠剤の重量がば
らついたり、錠剤の表面を荒らしたりするので、生産性
や精度および品質の面で問題があった。同様に、張り付
きが原因で錠剤に割線やマーク等を形成できないという
問題があった。
るものであり、高齢者や小児が服用しやすく、また張り
付きの問題を解決して、生産性や精度および品質の高い
錠剤製造方法およびその装置を提供することを目的とす
る。
成するために、湿潤粉体を成形用穴に充填し、この成形
用穴内の湿潤粉体の少なくとも一方の面を張り付き防止
フィルムを介して成形用金型により錠剤の形に成形する
ようにしたものである。
粉体と成形用金型との間には、張り付き防止フィルムが
介在しているので、成形用金型に湿潤粉体が張り付くの
を防止しながら角部の面取りや表面のマーク等を施すこ
とができ、高齢者や小児が服用しやすく、かつ生産性や
精度および品質の高い錠剤製造方法およびその装置を実
現することができる。
図1は本発明の一実施例における錠剤製造装置の概略平
面図、図2は同装置の概略正面図である。ベッド1の上
には、小径の第1テーブル2と大径の第2テーブル3と
が、ステーションBの位置で、第2テーブル3の上に第
1テーブルが部分的に接触して重なるように、水平方向
に回転可能に配置されている。これら第1テーブル2お
よび第2テーブル3は、それぞれモータ4およびこのモ
ータ4にチェーンを介して連結された2台の間欠割出装
置5を含む駆動装置により間欠回転駆動される。第1テ
ーブル2には、円周方向に4等分された位置に、それぞ
れ2個ずつの充填穴6が設けられており、第2テーブル
3には、円周方向に8等分された位置に、それぞれ2個
ずつの成形用穴であるモールド穴7が設けられている。
充填穴6とモールド穴7は同径であり、ステーションB
の位置で充填穴6の下にモールド穴7が重なるように、
第1テーブル2と第2テーブル3との位置が設定され、
かつ間欠割出装置5により回転角を割出されて駆動され
る。
めされるステーションBには、充填加圧装置8が第1テ
ーブル2の上方に配置され、充填加圧装置8の下部に
は、充填穴6およびモールド穴7のよりも少し径の小さ
い充填ピン9が取り付けられている。この充填ピン9に
対向する第1テーブル3の下部には、充填受け部材10
が配置されている。
第1テーブル2側のステーションAの位置には、第1テ
ーブル2の上部にホッパー11が配置され、これに対向
するように第1テーブル2の下部にホッパー受け部材1
2が配置されている。第2テーブル3のステーションB
から時計回り方向に90度回転したステーションCの位
置には、第2テーブル3を介して対向するように成形装
置13が配置されている。この成形装置13には、後述
するように、張り付き防止フィルム送り装置14および
離型剤塗布装置15が付属している。第2テーブル3の
ステーションCからさらに時計回り方向に45度ずつ回
転したステーションDからE、Fにかけては、乾燥装置
16が第2テーブル3の上方に配置されている。
から時計回り方向に45度回転したステーションGの位
置には、第2テーブル3の上方に取り出し装置17が配
置され、その下部に取り出しピン18が取り付けられて
いる。ステーションGの第2テーブル3の下方には、コ
ンベア19の一端側が配置され、コンベア19の他端側
はベッド1の側方に延びており、途中に乾燥装置20が
配置されている。第1テーブル2と第2テーブル3と
は、第1テーブル2が2回転する間に第2テーブルが1
回転するように、かつ充填穴6およびモールド穴7が、
それぞれのステーションに確実に停止するように、間欠
割出装置5により第1テーブル2は90度ずつ、第2テ
ーブル3は45度ずつ間欠駆動される。
された張り付き防止フィルム送り装置14および離型剤
塗布装置15との位置関係を示している。成形装置13
は、第2テーブル3の両側にそれぞれ配置された同じ構
造の上部成形装置21と下部成形装置22とからなり、
それぞれ成形用金型である上杵23および下杵24を有
する。上杵23および下杵24の端面は面取り形状に形
成されている。張り付きフィルム送り装置14もまた、
第2テーブル3の両側に同じ構造のものが配置され、成
形装置21,22のそれぞれの一方の側に配置されて、
樹脂製またはゴム製のテープ状の張り付き防止フィルム
25を巻かれてこれを送り出す送りリール26と、その
反対側に配置されて、使用済みの張り付き防止フィルム
25を巻取る巻取りリール27と、成形装置21,22
の両側に配置されて、張り付き防止フィルム25に張力
を与えるテンション装置28,29とを備えている。ま
た、各送りリール26側のテンション装置28と各成形
装置21,22との間には、張り付き防止フィルム25
の第2テーブル3側の面に離型剤(滑沢剤とも言われ、
張り付き防止用の物質)を塗布する離型剤塗布装置15
が配置されている。なお、この離型剤塗布装置15は、
張り付き防止フィルム25に湿潤粉体が付着するのを防
止するためのものであり、使用する張り付き防止フィル
ム25が、ポリテトラフルオロエチレンなどの離型性に
優れたものである場合には設ける必要はない。また、錠
剤に離型剤が混入するのを嫌う場合にも設置されない。
張り付き防止フィルム25としては、柔軟性があって切
断しにくく、成形時に湿潤粉体が付着しにくく、医薬品
の安定性等に影響せず、医薬品の包装材料として使用で
きるフィルムを用いるのが好ましい。例えば、ナイロ
ン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエステル、ポリ
プロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネート等のフィ
ルムが用いられる。そのフィルムの厚さは10〜30μ
mであるのが好ましい。
しながら説明する。まずステーションAにおいては、図
4(a)に示すように、ホッパー11の中に収容した湿
潤粉体Pを第1テーブル2の充填穴6に充填供給する。
充填穴6の下部にはホッパー受け部材12が配置されて
いるので、湿潤粉体Pは確実に充填穴6内に供給され
る。このとき、充填穴6には湿潤粉体Pを山盛りに過分
に供給しておく。実際には、充填穴6の上部をすり鉢状
に形成するか、または第1テーブル2を第2テーブル3
よりも厚めに形成するか、もしくは充填穴6の周囲部分
だけを厚く形成して、湿潤粉体Pが第2テーブル3のモ
ールド穴7の容積よりも十分多く供給されるようにして
おく。湿潤粉体Pを供給された充填穴6は、2ストロー
クでステーションBに移動し、別の充填穴6がホッパー
11の下に位置する。
0重量%程度の薬効成分と、賦形剤や崩壊剤、結合剤、
酸味料、発泡剤、香料、滑沢剤、着色剤、甘味料等の添
加剤のうちの少なくとも1種以上のものを10〜80重
量%程度と、1〜25重量%程度、好ましくは6〜20
重量%程度の湿潤剤とからなる混合粉体である。湿潤剤
としては、水、エタノール、プロパノール、イソプロパ
ノール等の製薬上許容される溶媒もしくはこれらの混合
物、またはヘキサン等の水不溶性の有機溶媒を使用する
ことができる。
示すように、湿潤粉体Pを充填供給された充填穴6は、
下部を充填受け部材10により当てがわれた第2テーブ
ル3のモールド穴7に重ねられ、その上から充填加圧装
置8の充填ピン9が降下してきて、充填穴6内の湿潤粉
体Pを一定の圧力で加圧して第2テーブル3のモールド
穴7に押し込む。このときの圧力は、通常は5〜80kg
/cm2 程度、好ましくは5〜60kg/cm2 程度、より好
ましくは約5〜40kg/cm2 程度である。充填穴6内に
は、上記工程において予め過分の湿潤粉体Pが供給され
ているので、モールド穴7を埋め尽くしてもまだ充填穴
6に湿潤粉体Pが残る状態になる。
ブル3がステーションCに向けて移動しようとすると
き、湿潤粉体Pを充填されたモールド穴7と充填穴6と
は接触しながら相対移動するので、モールド穴7に充填
された湿潤粉体Pが両方の穴のエッジ部分で擦り切られ
ることになり、モールド穴7内に錠剤となる基本部分が
成形される。
示すように、モールド穴7内の湿潤粉体Pは、上部成形
装置21の上杵23および下部成形装置22の下杵24
により、それぞれ張り付き防止フィルム25を介して上
下から成形され、両面が上杵23および下杵24の端面
形状に沿って面取り成形されるとともに、上杵23およ
び下杵24に湿潤粉体Pが付着するのを防止する。この
面取り成形は、錠剤の角をとって磨損や欠けを少なくす
るためのものであり、本明細書では、面取りとは平面に
よる面取りのみならず、球面による丸み付けをも面取り
に含めるものとする。
てさらに詳しく説明する。図5(a)では、離型剤塗布
装置15により離型剤を塗布された張り付き防止フィル
ム25は、各成形装置21,22の両側に配置されたテ
ンション装置28,29により張力が与えられて、それ
ぞれ上杵23および下杵24の端面に軽く圧接してい
る。次に、図5(b)では、移動してきた第2テーブル
3のモールド穴7内の湿潤粉体Pに対し、各成形装置2
1,22によりそれぞれ上杵23および下杵24が互い
に近づくように移動して、湿潤粉体Pを張り付き防止フ
ィルム25を介して成形する。次いで図5(c)のよう
に、上杵23および下杵24が互いに離間すると、湿潤
粉体Pの粘性により張り付き防止フィルム25は僅かの
間だけ湿潤粉体Pに付着しているが、張り付き防止フィ
ルム25は各テンション装置28,29により常に張力
が加えられているので、図5(d)のように湿潤粉体P
からすぐに離れる。このとき、張り付き防止フィルム2
5上の離型剤は、その一部が湿潤粉体Pに移し取られ
る。そして、図5(e)のように、フィルム送り装置1
4により張り付き防止フィルム25が所定量だけ送られ
て、離型剤が塗布された新しい面が上杵23および下杵
24に位置することになる。
湿潤粉体Pに付着するので、人体に無害なものが使用さ
れる。例えば、ステアリン酸、ステアリン酸カルシウ
ム、ステアリン酸マグネシウム、タルク、セルロース糖
類、コンスターチ等の澱粉類、無水珪酸類、シリコン油
等の医薬品の滑沢剤として使用されるもの、を挙げるこ
とができるが、特に限定されない。特にステアリン酸、
ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、
コンスターチ馬鈴薯澱粉等の澱粉類が望ましい。勿論、
これらの物質を混合して使用することもできる。
Fにおいては、図4(e)に示すように、モールド穴7
の中で成形された湿潤粉体Pが、乾燥装置16により乾
燥されて固化し、錠剤となる。そして、図4(f)に示
すステーションGにおいて、モールド穴7の中で固化し
た湿潤粉体Pは、取り出し装置17の取り出しピン18
により下方に押し出され、回転するコンベア19のベル
ト上に落下する。落下した湿潤粉体Pは、乾燥装置20
でさらに乾燥された後、所定のトレイに排出される。
ーブル2の充填穴6に供給された湿潤粉体Pを第2テー
ブル3のモールド穴7に充填ピン9を加圧充填した後、
第1テーブル2と第2テーブル3とを相対移動させるこ
とにより、モールド穴7内の湿潤粉体Pを擦り切り、そ
の後に成形装置13により湿潤粉体Pを上杵23および
下杵24により張り付き防止フィルム25を介して面取
り成形するので、製造が容易で大量生産が可能であり、
また錠剤の空隙率や重量等のばらつきも少なく、機械的
強度も高くなって、精度および品質の高い錠剤を製造す
ることができる。
うに、第2テーブル3のモールド穴7の下部を、上面を
面取り形状に形成し、そこに予め離型剤を塗布したスラ
イドピン30により塞ぎ、このスライドピン30をレー
ル31により昇降可能に構成しておくことにより、充填
受け部材10、ホッパー受け部材12、下杵24および
下部側の張り付き防止フィルム25とその関連の装置、
および取り出しピン18等が不要になる。この場合、ス
ライドピン30を上昇させて錠剤を抜き出した後、グリ
ッパ等の別の手段によりベルトコンベア19上に移動さ
せる。
第2テーブル3の相対移動によりモールド穴7内の湿潤
粉体Pを擦り切るようにしているが、別のスクレーパ等
の擦り切り手段を用いて擦り切るようにしてもよい。ま
た、面取り成形の前の工程で、湿潤粉体Pを充填穴6か
らモールド穴7へ移動させる際に加圧しているが、面取
り成形前には加圧せずに、面取り成形時にのみ同様な圧
力で加圧するようにしてもよい。さらに、面取り成形の
工程では、割線や製品マーク等を同時に成形するように
してもよい。
き防止フィルムを使用することもできる。図4(g)〜
図4(j)は、そのような実施例を示している。即ち図
4(g)〜図4(j)の実施例においては、取り出し装
置に付属して張り付き防止フィルム送り装置44が配列
されている。張り付き防止フィルム送り装置44は、張
り付き防止フィルム40が巻かれている送りリール43
と、その反対側に配置されて、使用済みの張り付き防止
フィルム40を巻取る巻取りリール42と、巻取りリー
ル42に隣接する位置に配置され、送りリール43から
巻取りリール42へ張り付き防止フィルム40を間欠的
に送るようになっている送り装置41とを有し、取り出
し装置と第2テーブル3との間を通って張り付き防止フ
ィルム40を間欠的に移動させるようになっている。ま
た、この実施例においては、取り出し装置の取り出しピ
ン18aの端面は湿潤粉体Pの形状に合わせた面取り形
状に形成されている。この実施例において、図4(g)
の状態から、湿潤粉体Pは取り出しピン18aによって
張り付き防止フィルム40を介して図4(h)及び図4
(i)のように押し出されて、回転するコンベヤ19の
ベルト上に落下する。図4(g)から図4(i)までの
取り出しピン18aの作動の間は、送り装置41は停止
しており、取り出しピン18aが図4(g)の位置から
図4(i)の位置まで移動するにつれて、その移動量に
応じた量だけ張り付き防止フィルム40は送りリール4
3から引き出される。湿潤粉体Pがコンベヤ19のベル
ト上に落下した後、図4(j)のように取り出しピン1
8aは上昇し、それと同期して送り装置41が作動し
て、使用済みの張り付き防止フィルム40を、使用量に
相当する量だけ巻取りリール42に巻き取らせる。この
ように張り付き防止フィルム40を使用することによ
り、湿潤粉体Pが取り出しピン18aに張り付くことを
確実に防止することができる。なお、張り付き防止フィ
ルム40の材質、厚さ等は、張り付き防止フィルム25
のそれと同様のものでよい。
体を成形用穴に充填し、この成形用穴内に湿潤粉体の少
なくとも一方の面を張り付き防止フィルムを介して成形
用金型により錠剤の形に成形するようにしたので、成形
用穴内の湿潤粉体と成形用金型との間には、張り付き防
止フィルムが介在することになり、成形用金型に湿潤粉
体が張り付くことによる従来の問題を解消することがで
き、高齢者や小児が服用しやすく、かつ生産性や精度お
よび品質の高い錠剤製造方法およびその装置を実現する
ことができる。
に接触して相対移動する第1テーブルと第2テーブルを
使用し、第1テーブルの充填穴に供給された湿潤粉体を
両テーブルが重なる位置で充填ピンを用いて第2テーブ
ルのモールド穴に加圧充填し、この加圧充填された湿潤
粉体を両テーブルを相対移動させて擦り切るようにした
ので、湿潤粉体の取り扱いが容易になって生産性が向上
し、錠剤の空隙率や重量、寸法等のばらつきも少なくな
り、機械的強度の高い、崩壊性および溶融性に優れた錠
剤を、高い精度および品質で生産することができる。
平面図。
近傍装置の概略正面図。
を示す模式図。
図。
Claims (11)
- 【請求項1】 湿潤粉体を錠剤成形用の穴に充填し、前
記穴の中の湿潤粉体の少なくとも一方の面を張り付き防
止フィルムを介して成形用金型により錠剤の形に成形す
ることを含む錠剤製造方法。 - 【請求項2】 張り付き防止フィルムに離型剤を塗布す
ることを含む請求項1記載の錠剤の製造方法。 - 【請求項3】 常に新しい張り付き防止フィルムの面を
繰り出して使用することを含む請求項1または2記載の
錠剤製造方法。 - 【請求項4】 複数の充填穴を備えた第1テーブルと、
複数のモールド穴を備えて前記第1テーブルに部分的に
接触して相対移動する第2テーブルとを使用し、前記第
1テーブルの充填穴に湿潤粉体を過分に供給し、前記充
填穴に供給された湿潤粉体を第1テーブルの充填穴と第
2テーブルのモールド穴とが重なる位置で充填ピンによ
り第2テーブルのモールド穴に加圧充填し、ついで両テ
ーブルを相対移動させることにより、前記モールド穴内
の湿潤粉体を擦り切ることと、その後前記モールド穴内
の湿潤粉体の少なくとも一方の面を張り付き防止フィル
ムを介して成形用金型により錠剤の形に成形することと
を含む錠剤製造方法。 - 【請求項5】 複数の充填穴を備えた第1テーブルと、
複数のモールド穴を備えて前記第1テーブルに部分的に
接触して相対移動する第2テーブルとを使用し、前記第
1テーブルの充填穴に湿潤粉体を過分に供給し、前記充
填穴に供給された湿潤粉体を第1テーブルの充填穴と第
2テーブルのモールド穴とが重なる位置で充填ピンによ
り第2テーブルのモールド穴に加圧充填し、ついで両テ
ーブルを相対移動させることにより、前記モールド穴内
の湿潤粉体を擦り切ることと、その後前記モールド穴内
の湿潤粉体の上下両面を張り付き防止フィルムを介して
成形用金型により錠剤の形に成形することと、錠剤の形
に成形されたモールド穴内の湿潤粉体を取り出し装置の
取り出しピンにより下方へ押し出すことにより取り出す
こととを含む錠剤製造方法。 - 【請求項6】 モールド穴から湿潤粉体の取り出しを、
そのモールド穴内の湿潤粉体を張り付き防止フィルムを
介して前記取り出しピンにより下方へ押し出すことによ
り行う請求項5記載の錠剤製造方法。 - 【請求項7】 複数の成形用穴を有する搬送手段と、前
記成形用穴に湿潤粉体を供給する手段と、前記供給され
た湿潤粉体を張り付き防止フィルムを介して成形用金型
により錠剤の形に成形する手段と、湿潤粉体を成形用穴
から取り出す手段とを備えた錠剤製造装置。 - 【請求項8】 湿潤粉体を収容するホッパーと、円周方
向に間隔をおいて配置されて前記ホッパーから湿潤粉体
を順次供給される複数の充填穴を有する第1テーブル
と、前記第1テーブルに部分的に重ね合わされて、その
互いに重なる位置で前記充填穴と同心的に位置決めされ
る円周方向に間隔をおいて配置された複数のモールド穴
を有する第2テーブルと、前記互いに重なる位置で前記
充填穴の中の湿潤粉体をモールド穴に加圧充填する充填
ピンを有する充填加圧装置と、前記モールド穴に加圧充
填された湿潤粉体の両面の角部をそれぞれテープ状の張
り付き防止フィルムを介して面取りする上杵および下杵
を有する成形加圧装置と、湿潤粉体を前記モールド穴か
ら取り出しピンにより取り出す取り出し装置と、前記第
1テーブルおよび第2テーブルを同期させて間欠回転駆
動する駆動装置とを備えた錠剤製造装置。 - 【請求項9】 成形装置が、各テープ状の張り付き防止
フィルムのそれぞれ湿潤粉体に接触する側の面に離型剤
を塗布する離型剤塗布装置を備えた請求項8記載の錠剤
製造装置。 - 【請求項10】 成形装置が、各テープ状の張り付き防
止フィルムを第2テーブルのモールド穴の送りピッチに
同期させて張力を与えながら送る張り付き防止フィルム
送り装置を備えた請求項8または9項記載の錠剤製造装
置。 - 【請求項11】 取り出し装置が、テープ状の張り付き
防止フィルムをモールド穴と取り出しピンとの間を通過
させるように、取り出しピンの作動と同期して送る張り
付き防止フィルム送り装置を備えた請求項8から請求項
10までのいずれかに記載の錠剤製造装置。
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