JPH0819503A - 食器洗い機 - Google Patents

食器洗い機

Info

Publication number
JPH0819503A
JPH0819503A JP6154631A JP15463194A JPH0819503A JP H0819503 A JPH0819503 A JP H0819503A JP 6154631 A JP6154631 A JP 6154631A JP 15463194 A JP15463194 A JP 15463194A JP H0819503 A JPH0819503 A JP H0819503A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detected
ptc heater
temperature
predetermined time
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6154631A
Other languages
English (en)
Inventor
Wataru Uchiyama
亘 内山
武人 ▲高▼橋
Taketo Takahashi
Takashi Miyauchi
隆 宮内
Yutaka Taniguchi
裕 谷口
Masaki Yura
政樹 由良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP6154631A priority Critical patent/JPH0819503A/ja
Publication of JPH0819503A publication Critical patent/JPH0819503A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L15/00Washing or rinsing machines for crockery or tableware
    • A47L15/42Details
    • A47L15/48Drying arrangements
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L15/00Washing or rinsing machines for crockery or tableware
    • A47L15/0018Controlling processes, i.e. processes to control the operation of the machine characterised by the purpose or target of the control
    • A47L15/0049Detection or prevention of malfunction, including accident prevention
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L2501/00Output in controlling method of washing or rinsing machines for crockery or tableware, i.e. quantities or components controlled, or actions performed by the controlling device executing the controlling method
    • A47L2501/26Indication or alarm to the controlling device or to the user

Landscapes

  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗浄槽に収納した食器類に洗浄水を噴射して
食器を洗浄する食器洗い機において、食器類を乾燥する
ために温風を生成するPTCヒータが標準状態に比べて
発熱能力が著しく低下した場合、PTCヒータの加熱不
良を速やかに検知し、報知する。 【構成】 食器類2を収納する洗浄槽1内にPTCヒー
タ14により生成した温風を送風ファン9により送り、
洗浄槽1内の蒸気を槽外に送り出し、洗浄槽1内の温度
をサーミスタ8により検知する。制御手段16は、食器
類2の洗浄、すすぎ、乾燥行程の一連のプログラムシー
ケンスを制御するとともに、乾燥行程開始後、予め設定
した第1の所定時間を経過するまでの間にサーミスタ8
により所定温度を検知しない場合、PTCヒータ14の
加熱不良を検知し、これを報知するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗浄槽に収納した食器
類に洗浄水を噴射して食器を洗浄する食器洗い機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、乾燥行程にて、正特性感温抵抗素
子を用いたPTCヒータを使用して温風を生成し、これ
を食器類に直接吹き付けて、食器類を乾燥させる食器洗
い機が提案されている。
【0003】従来、この種の食器洗い機は図9に示すよ
うに構成していた。以下、その構成について説明する。
【0004】図に示すように、洗浄槽1は、食器類2を
内部に収納し底部に洗浄水を溜めている。洗浄ノズル3
は、洗浄槽1内に回転自在に支持され、食器類2に向け
て洗浄水を噴出する。洗浄ポンプ4は、洗浄水を洗浄ノ
ズル3に送り込むもので、この洗浄ポンプ4はモータ5
によって駆動される。水位センサ6は、洗浄槽1内の水
位を検知し電気信号として出力する。洗浄水加熱手段7
は、洗浄槽1の底部に配設され洗浄水を加熱する。サー
ミスタ(温度検知手段)8は、洗浄槽1の底部に外側よ
り密着するように取り付けられ、洗浄水の水温を検知す
る。
【0005】送風ファン9は、洗浄槽1内の蒸気を送り
出すもので、排気口10より機外へ排出される。食器か
ご11は、食器類2を配置するもので洗浄槽1内に配置
している。給水手段12は、洗浄槽1内に水道水を給水
するもので、排水手段13は、洗浄槽1内の洗浄水を槽
外に排水する。PTCヒータ(ヒータ)14は、正特性
感温抵抗素子により形成し、温風を生成し食器類2を乾
燥させる。制御手段15は、洗浄、すすぎ、乾燥行程の
一連のプログラムシーケンスの逐次動作を制御する。
【0006】上記構成において動作を説明すると、利用
者が食器類2を食器かご11に配置して洗浄槽1に収納
し、洗剤を入れた後運転を開始すると、まず、洗浄槽1
の底部に水位センサ6が所定の水位を検知するまで給水
手段12により所定量の水道水が給水される。そして、
モータ5および洗浄水加熱手段7に通電され、洗浄水は
加熱されながら、洗浄ポンプ4により食器類2に向けて
洗浄ノズル3から噴出される。このとき、サーミスタ8
により洗浄水の温度を検知し、制御手段15は常に洗浄
水の温度を把握している。
【0007】洗浄水の温度が所定温度に到達し、かつ、
洗浄開始から所定時間経過したとき、制御手段15は洗
浄行程を終了し、排水手段13により洗浄水を排水す
る。つぎに、新たに水道水が給水され前述の洗浄行程と
同様の動作を数分間行い排水する。このすすぎ行程を数
回繰り返した後、加熱すすぎ行程と称する洗浄行程と同
様の動作を行い、所定温度に到達した時点でこれを終了
して排水する。最後にPTCヒータ14に通電を行うの
と同時に送風ファン9を運転して洗浄槽1内に温風を送
り込み、洗浄槽1内の蒸気を機外へ排出し、食器類2に
付着している水滴を乾燥させる。
【0008】上記逐次一連の動作において、乾燥行程に
おけるPTCヒータ14の動作の過程を図10のフロー
チャートを用いて説明すると、乾燥行程を開始すると同
図のステップ21にてタイマの計測を開始し、ステップ
22にてPTCヒータ14に通電を行うのと同時に送風
ファン9を動作させる。PTCヒータ14は、その特性
から送風ファン9により失った熱量を回復しようとして
発熱する。つまり、PTCヒータ14の使用する電源電
圧およびPTCヒータ14自身の抵抗値が一定である場
合、送風ファン9の送風量におおよそ比例して発熱する
ため、容易に温風制御ができる。ステップ23にてタイ
マの計測時間tを知り、ステップ24にて予め設定した
時間(この場合60分)を経過するまで乾燥行程を行
う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の食器洗い機では、PTCヒータ14の経年変
化に伴う発熱能力の低下などの要因から、使用回数の多
い食器洗い機においては、所定時間の乾燥行程を行って
も、しばしば期待する食器類2の乾燥性能を得ることが
できないという問題を有していた。
【0010】本発明は上記課題を解決するもので、PT
Cヒータが標準状態に比べて、発熱能力が著しく低下し
た場合、PTCヒータの加熱不良を速やかに検知し、こ
れを報知することを第1の目的としている。
【0011】また、機器の様々な使用条件下において使
用する商用電源の電圧に応じて、一律の基準をもってP
TCヒータの加熱不良を検知し、これを報知することを
第2の目的としている。
【0012】また、機器の使用回数によるPTCヒータ
の発熱能力の劣化に応じて、一律の基準をもってPTC
ヒータの加熱不良を検知し、これを報知することを第3
の目的としている。
【0013】また、PTCヒータの劣化などの要因か
ら、新たにPTCヒータの交換した場合、それまでの機
器の使用回数の記憶値を初期化することを第4の目的と
している。
【0014】また、機器の使用回数の記憶値を正確に呼
び出すことができなかった場合にも、安定してPTCヒ
ータの加熱不良を検知し、これを報知することを第5の
目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記第1の目的
を達成するために、食器類を収納する洗浄槽と、温風を
生成し前記食器類を乾燥させるPTCヒータと、前記洗
浄槽内の蒸気を槽外に送り出す送風ファンと、前記洗浄
槽内の温度を検知するサーミスタ(温度検知手段)と、
前記食器類の洗浄、すすぎ、乾燥行程の一連のプログラ
ムシーケンスを制御する制御手段とを備え、前記制御手
段は、乾燥行程開始後、予め設定した第1の所定時間を
経過するまでの間に前記温度検知手段により所定温度を
検知しない場合、前記PTCヒータの加熱不良を検知
し、報知するようにしたことを第1の課題解決手段とし
ている。
【0016】また、第2の目的を達成するために、上記
第1の課題解決手段に加えて、商用電源の電圧を検知す
る電源電圧検知手段を備え、制御手段は、乾燥行程開始
後、前記電源電圧検知手段により検知した電圧値に基づ
き求めた第2の所定時間を経過するまでの間に前記温度
検知手段により所定温度を検知しない場合、PTCヒー
タの加熱不良を検知し、報知するようにしたことを第2
の課題解決手段としている。
【0017】また、第3の目的を達成するために、上記
第1の課題解決手段に加えて、使用回数を記憶する使用
回数記憶手段を備え、制御手段は、前記使用回数記憶手
段に予め記憶した使用回数の値に基づき求めた第3の所
定時間を経過するまでの間にサーミスタにより所定温度
を検知しない場合、PTCヒータの加熱不良を検知し、
報知するようにしたことを第3の課題解決手段としてい
る。
【0018】また、第4の目的を達成するために、上記
第3の課題解決手段に加えて、プログラムシーケンスを
設定する操作部を備え、制御手段は、前記操作部にて所
定の操作を行った場合、使用回数記憶手段の内容を初期
化するようにしたことを第4の課題解決手段としてい
る。
【0019】また、第5の目的を達成するために、上記
第3の課題解決手段の制御手段は、使用回数記憶手段に
予め記憶した使用回数の値が予め設定した所定範囲を越
える場合、あるいは前記使用回数記憶手段より呼び出し
た使用回数の値が明らかに不正であると判断した場合、
一義的に第4の所定時間を決定し、前記第4の所定時間
を経過するまでの間にサーミスタにより所定温度を検知
しない場合、PTCヒータの加熱不良を検知し、報知す
るようにしたことを第5の課題解決手段としている。
【0020】
【作用】本発明は上記した第1の課題解決手段により、
乾燥行程時に予め設定した第1の所定時間を経過するま
での間にサーミスタにより所定温度を検知しない場合、
単位時間当たりのPTCヒータの発熱量が計画値に満た
なかったと判断し、PTCヒータの加熱不良を検知し、
これを報知することができる。
【0021】また、第2の課題解決手段により、電源電
圧検知手段により食器洗い機を使用する商用電源の電圧
値に基づき第2の所定時間を求め、この第2の所定時間
を経過するまでの間にサーミスタにより所定温度を検知
しない場合、PTCヒータの加熱不良を検知し、これを
報知する。つまり、機器の様々な使用条件下において使
用する商用電源の電圧値に応じて、一律の基準をもって
PTCヒータの加熱不良を検知し、これを報知すること
ができる。
【0022】また、第3の課題解決手段により、使用回
数記憶手段に予め記憶した機器の使用回数の値に基づき
第3の所定時間を求め、この第3の所定時間を経過する
までの間にサーミスタにより所定温度を検知しない場
合、PTCヒータの加熱不良を検知し、これを報知す
る。つまり、機器の使用回数によるPTCヒータの発熱
能力の劣化に応じて、一律の基準をもってPTCヒータ
の加熱不良を検知し、これを報知することができる。
【0023】また、第4の課題解決手段により、PTC
ヒータの劣化などの要因から、新たにPTCヒータの交
換した場合、それまでの機器の使用回数の記憶値を、操
作部にて所定の操作を行うことにより初期化することが
できる。
【0024】また、第5の課題解決手段により、機器の
使用回数の記憶値を正確に呼び出すことができなかった
場合に、一義的に第4の所定時間を決定し、この第4の
所定時間を経過するまでの間にサーミスタにより所定温
度を検知しない場合、PTCヒータの加熱不良を検知
し、これを報知することができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1を参照し
ながら説明する。なお、上記従来例と同じ構成のものは
同一符号を付して説明を省略する。
【0026】図に示すように、制御手段16は、食器類
2の洗浄、すすぎ、乾燥行程の一連のプログラムシーケ
ンスを制御するとともに、乾燥行程開始後、予め設定し
た第1の所定時間(たとえば、40分)を経過するまで
の間にサーミスタ(温度検知手段)8により所定温度
(たとえば、70℃)を検知しない場合、PTCヒータ
(ヒータ)14の加熱不良を検知し、これを報知するよ
うにしている。
【0027】上記構成において図2を参照しながら動作
を説明する。なお、制御手段16による食器類2の洗
浄、すすぎ、乾燥行程の一連の逐次動作については、従
来例と同じであるので説明を省略し、PTCヒータ14
の加熱不良を検知する過程について説明する。
【0028】乾燥行程を開始すると、ステップ21にて
タイマの計測を開始し、ステップ24にて(後で詳細を
述べるが)、サーミスタ8が所定温度(70℃)を一度
でも検知したことを示す変数Aをクリアし、ステップ2
2にてPTCヒータ14に通電を行うのと同時に送風フ
ァン9を動作させる。ステップ25にて、サーミスタ8
により洗浄槽1内の温度Tを検知し、ステップ26にて
温度Tが所定温度(70℃)に達したこと知ると、ステ
ップ27にて変数Aの値を1とし、ステップ23にてタ
イマの計測時間tを知り、ステップ28にて計測時間t
が40分経過したことを知ると、ステップ29にて変数
Aの値が1の場合は、ステップ24にて予め設定した時
間(この場合60分)を経過するまで乾燥行程を行い、
終了する。
【0029】一方、ステップ29にて変数Aの値が0の
場合は、単位時間当たりのPTCヒータ14の発熱量が
計画値に満たなかったと判断して、PTCヒータ14の
加熱不良を検知し、ステップ30にて異常報知を行う。
【0030】これにより、PTCヒータ14が標準状態
に比べて、発熱能力が著しく低下した場合、PTCヒー
タ14の加熱不良を速やかに検知し、これを報知するこ
とができる。
【0031】なお、上記実施例では、サーミスタ8の温
度入力値やPTCヒータ14の加熱不良を検出する温度
の具体的数値およびタイミングを示したが、これは特に
PTCヒータ14の加熱不良を検知する手段を限定する
ものではない。
【0032】つぎに、本発明の第2の実施例を図3を参
照しながら説明する。なお、上記第1の実施例と同じ構
成のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0033】図に示すように、電源電圧検知手段17
は、商用電源の電圧を検知するもので、その出力を制御
手段18に入力している。制御手段18は、乾燥行程開
始後、電源電圧検知手段17により検知した電圧値に基
づき求めた第2の所定時間を経過するまでの間にサーミ
スタ8により所定温度(70℃)を検知しない場合、P
TCヒータ14の加熱不良を検知し、報知するようにし
ている。
【0034】上記構成において図4を参照しながら動作
を説明する。なお、図4におけるステップ21からステ
ップ30までは上記第1の実施例と同じであるので説明
を省略する。
【0035】乾燥行程において、ステップ21にてタイ
マの計測を開始し、ステップ24にてサーミスタ8が所
定温度(70℃)を一度でも検知したことを示す変数A
をクリアし、ステップ22にてPTCヒータ14に通電
を行うのと同時に送風ファン9を動作させる。ステップ
25にてサーミスタ8により洗浄槽1内の温度Tを知
り、ステップ26にて温度Tが所定温度(70℃)に達
したこと知ると、ステップ27にて変数Aの値を1と
し、ステップ23にてタイマの計測時間tを知り、ステ
ップ31にて、電源電圧検知手段17により商用電源の
電圧値Voを知り、ステップ32およびステップ32−
1にて電圧値Voに応じた第2の所定時間を設定する。
【0036】本実施例では、電圧値Voが120V以上
の場合は、第2の所定時間を30分とし、電圧値Voが
100V以上120V未満の場合は、第2の所定時間を
40分とし、電圧値Voが100V未満の場合は、第2
の所定時間を50分としている。ステップ33およびス
テップ33−1およびステップ33−2にて第2の所定
時間を経過したことを知ると、ステップ29にて変数A
の値が1の場合は、ステップ24にて予め設定した時間
(この場合60分)を経過するまで乾燥行程を行い終了
する。
【0037】一方、ステップ29にて変数Aの値が0の
場合は、単位時間当たりのPTCヒータ14の発熱量が
計画値に満たなかったと判断して、PTCヒータ14の
加熱不良を検知し、ステップ30にて異常報知を行う。
【0038】これにより、機器の様々な使用条件下にお
いて使用する商用電源の電圧値に応じ、一律の基準をも
ってPTCヒータ14の加熱不良を検知し、これを報知
することができる。
【0039】なお、上記実施例では、電源電圧値に応じ
た第2の所定時間を求める過程で、しいき値をいくつか
設けて検知した電源電圧値をランク分けし、各々のラン
クに応じた第2の所定時間を得るようにしているが、こ
れは特にPTCヒータ14の加熱不良を検知する手段を
限定するものではなく、たとえば、電源電圧値を用いた
計算式から第2の所定時間を算出してもよい。
【0040】つぎに、本発明の第3の実施例を図5を参
照しながら説明する。なお、上記第1の実施例と同じ構
成のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0041】図に示すように、使用回数記憶手段19
は、機器の使用回数を記憶するもので、その出力を制御
手段20に入力している。制御手段20は、使用回数記
憶手段19に予め記憶した使用回数の値に基づき求めた
第3の所定時間を経過するまでの間にサーミスタ8によ
り所定温度(70℃)を検知しない場合、PTCヒータ
14の加熱不良を検知し、報知するようにしている。
【0042】上記構成において図6を参照しながら動作
を説明する。なお、図6におけるステップ21からステ
ップ30までは上記第1の実施例と同じであるので説明
を省略する。
【0043】乾燥行程において、ステップ21にてタイ
マの計測を開始し、ステップ24にてサーミスタ8が所
定温度(70℃)を一度でも検知したことを示す変数A
をクリアし、ステップ22にてPTCヒータ14に通電
を行うのと同時に送風ファン9を動作させる。ステップ
25にてサーミスタ8により洗浄槽1内の温度Tを知
り、ステップ26にて温度Tが所定温度(70℃)に達
したこと知ると、ステップ27にて変数Aの値を1と
し、ステップ23にてタイマの計測時間tを知り、ステ
ップ34にて、使用回数記憶手段19により機器の使用
回数nを知り、ステップ35およびステップ35−1に
て使用回数nに応じた第3の所定時間を設定する。
【0044】本実施例では、使用回数nが100回未満
の場合は、第3の所定時間を30分とし、使用回数nが
100回以上200回未満の場合は、第3の所定時間を
40分とし、使用回数nが200回以上の場合は、第3
の所定時間を50分としている。ステップ36、ステッ
プ36−1およびステップ36−2にて第3の所定時間
を経過したことを知ると、ステップ29にて変数Aの値
が1の場合は、ステップ24にて予め設定した時間(こ
の場合60分)を経過するまで乾燥行程を行い終了す
る。
【0045】一方、ステップ29にて変数Aの値が0の
場合は、単位時間当たりのPTCヒータ14の発熱量が
計画値に満たなかったと判断してPTCヒータ14の加
熱不良を検知し、ステップ30にて異常報知を行う。
【0046】これにより、機器の使用回数によるPTC
ヒータ14の発熱能力の劣化に応じて、一律の基準をも
ってPTCヒータ14の加熱不良を検知し、これを報知
することができる。
【0047】なお、上記実施例では、機器の使用回数に
応じた第3の所定時間を求める過程で、しいき値をいく
つか設けて検知した使用回数をランク分けし、各々のラ
ンクに応じた第3の所定時間を得るようにしているが、
これは特にPTCヒータ14の加熱不良を検知する手段
を限定するものではなく、たとえば、使用回数の値を用
いた計算式から第3の所定時間を算出してもよい。
【0048】つぎに、本発明の第4の実施例について説
明する。図5に示すように、操作部40は、食器類2の
洗浄、すすぎ、乾燥行程の一連のプログラムシーケンス
を設定するものである。制御手段20は、操作部40に
て所定の操作を行った場合、たとえば、コース設定スイ
ッチと乾燥時間設定スイッチを同時に押している場合
に、使用回数記憶手段19の内容を初期化するようにし
ている。他の構成は上記第3の実施例と同じである。
【0049】上記構成において図7を参照しながら動作
を説明する。なお、図7におけるステップ21からステ
ップ30までは上記第3の実施例と同じであるので説明
を省略する。
【0050】乾燥行程において、ステップ21にてタイ
マの計測を開始し、ステップ24にてサーミスタ8が所
定温度(70℃)を一度でも検知したことを示す変数A
をクリアし、ステップ37にて操作部40の所定スイッ
チであるコース設定スイッチと乾燥時間設定スイッチを
同時に押している場合には、ステップ38にて使用回数
を示す変数nを0とし、ステップ39にて変数nの値を
使用回数記憶手段19に記憶させる。このことにより、
それまでの機器の使用回数の記憶値を初期化することが
できる。ステップ22以降の処理は上記第3の実施例と
同じである。
【0051】これにより、新たにPTCヒータ14を交
換した場合、それまでの機器の使用回数の記憶値を初期
化することができる。
【0052】つぎに、本発明の第5の実施例について説
明する。図5における制御手段20は、使用回数記憶手
段19に予め記憶した使用回数の値が予め設定した所定
範囲を越える場合、あるいは使用回数記憶手段19より
呼び出した使用回数の値が明らかに不正であると判断し
た場合、一義的に第4の所定時間を決定し、この第4の
所定時間を経過するまでの間にサーミスタ8により所定
温度(70℃)を検知しない場合、PTCヒータ14の
加熱不良を検知し、報知するようにしている。他の構成
は上記第3の実施例と同じである。
【0053】上記構成において図8を参照しながら動作
を説明する。なお、図8におけるステップ21からステ
ップ36−2までは上記第3の実施例と同じであるので
説明を省略する。
【0054】乾燥行程において、ステップ21にてタイ
マの計測を開始し、ステップ24にてサーミスタ8が所
定温度(70℃)を検知したことを示す変数Aをクリア
し、ステップ22にてPTCヒータ14に通電を行うの
と同時に送風ファン9を動作させる。ステップ25にて
サーミスタ8により洗浄槽1内の温度Tを知り、ステッ
プ26にて温度Tが所定温度(70℃)に達したこと知
ると、ステップ27にて変数Aの値を1とし、ステップ
23にてタイマの計測時間tを知り、ステップ34にて
使用回数記憶手段19により機器の使用回数nを知り、
ステップ41にて使用回数記憶手段19より呼び出した
機器の使用回数nが正常な値として扱ってよいかを判断
する。
【0055】これは、使用回数記憶手段19は、一般に
半導体記憶装置(メモリ素子)を用いるが、これはノイ
ズや高周波などの影響を強く受けると、これに記憶保持
させた内容自体が変化したり、これに記憶保持させた内
容が正確に呼び出せない場合があるためである。使用回
数nの数値が不正な値であると判断した場合には、ステ
ップ42にて使用回数nを一義的に200回と決定す
る。ステップ35以降の処理は上記第3の実施例と同じ
である。
【0056】これにより、機器の使用回数の記憶値を正
確に呼び出すことができなかった場合にも、安定してP
TCヒータ14の加熱不良を検知し、これを報知するこ
とができる。
【0057】
【発明の効果】以上の実施例から明かなように本発明に
よれば、食器類を収納する洗浄槽と、温風を生成し前記
食器類を乾燥させるPTCヒータと、前記洗浄槽内の蒸
気を槽外に送り出す送風ファンと、前記洗浄槽内の温度
を検知するサーミスタ(温度検知手段)と、前記食器類
の洗浄、すすぎ、乾燥行程の一連のプログラムシーケン
スを制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、乾燥
行程開始後、予め設定した第1の所定時間を経過するま
での間に前記温度検知手段により所定温度を検知しない
場合、前記PTCヒータの加熱不良を検知し、報知する
ようにしたから、乾燥行程時に予め設定した第1の所定
時間を経過するまでの間にサーミスタにより所定温度を
検知しない場合、単位時間当たりのPTCヒータの発熱
量が計画値に満たなかったと判断し、PTCヒータの加
熱不良を検知し、これを報知することができる。
【0058】また、商用電源の電圧を検知する電源電圧
検知手段を備え、制御手段は、乾燥行程開始後、前記電
源電圧検知手段により検知した電圧値に基づき求めた第
2の所定時間を経過するまでの間に前記温度検知手段に
より所定温度を検知しない場合、PTCヒータの加熱不
良を検知し、報知するようにしたから、電源電圧検知手
段により、商用電源の電圧値に基づき第2の所定時間を
求め、この第2の所定時間を経過するまでの間にサーミ
スタにより所定温度を検知しない場合、PTCヒータの
加熱不良を検知し、これを報知する。つまり、機器の様
々な使用条件下において使用する商用電源の電圧値に応
じて、一律の基準をもってPTCヒータの加熱不良を検
知し、これを報知することができる。
【0059】また、使用回数を記憶する使用回数記憶手
段を備え、制御手段は、前記使用回数記憶手段に予め記
憶した使用回数の値に基づき求めた第3の所定時間を経
過するまでの間にサーミスタにより所定温度を検知しな
い場合、PTCヒータの加熱不良を検知し、報知するよ
うにしたから、使用回数記憶手段に予め記憶した機器の
使用回数の値に基づき第3の所定時間を求め、この第3
の所定時間を経過するまでの間にサーミスタにより所定
温度を検知しない場合、PTCヒータの加熱不良を検知
し、これを報知する。つまり、機器の使用回数によるP
TCヒータの発熱能力の劣化に応じて、一律の基準をも
ってPTCヒータの加熱不良を検知し、これを報知する
ことができる。
【0060】また、プログラムシーケンスを設定する操
作部を備え、制御手段は、前記操作部にて所定の操作を
行った場合、使用回数記憶手段の内容を初期化するよう
にしたから、PTCヒータの劣化などの要因から、新た
にPTCヒータの交換した場合、それまでの機器の使用
回数の記憶値を操作部にて所定の操作を行うことにより
初期化することができる。
【0061】また、制御手段は、使用回数記憶手段に予
め記憶した使用回数の値が予め設定した所定範囲を越え
る場合、あるいは前記使用回数記憶手段より呼び出した
使用回数の値が明らかに不正であると判断した場合、一
義的に第4の所定時間を決定し、前記第4の所定時間を
経過するまでの間にサーミスタにより所定温度を検知し
ない場合、PTCヒータの加熱不良を検知し、報知する
ようにしたから、機器の使用回数の記憶値を正確に呼び
出すことができなかった場合にも、一義的に第4の所定
時間を決定し、この第4の所定時間を経過するまでの間
にサーミスタにより所定温度を検知しない場合、PTC
ヒータの加熱不良を検知し、これを報知することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の食器洗い機のシステム
構成図
【図2】同食器洗い機のPTCヒータの加熱不良を検知
する過程を示すフローチャート
【図3】本発明の第2の実施例の食器洗い機のシステム
構成図
【図4】同食器洗い機のPTCヒータの加熱不良を検知
する過程を示すフローチャート
【図5】本発明の第3の実施例の食器洗い機のシステム
構成図
【図6】同食器洗い機のPTCヒータの加熱不良を検知
する過程を示すフローチャート
【図7】本発明の第4の実施例の食器洗い機のPTCヒ
ータの加熱不良を検知する過程を示すフローチャート
【図8】本発明の第5の実施例の食器洗い機のPTCヒ
ータの加熱不良を検知する過程を示すフローチャート
【図9】従来の食器洗い機のシステム構成図
【図10】同食器洗い機のPTCヒータの加熱不良を検
知する過程を示すフローチャート
【符号の説明】
1 洗浄槽 2 食器類 8 サーミスタ(温度検知手段) 9 送風ファン 14 PTCヒータ(ヒータ) 16 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷口 裕 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 由良 政樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食器類を収納する洗浄槽と、温風を生成
    し前記食器類を乾燥させる正特性感温抵抗素子を用いた
    ヒータと、前記洗浄槽内の蒸気を槽外に送り出す送風フ
    ァンと、前記洗浄槽内の温度を検知する温度検知手段
    と、前記食器類の洗浄、すすぎ、乾燥行程の一連のプロ
    グラムシーケンスを制御する制御手段とを備え、前記制
    御手段は、乾燥行程開始後、予め設定した第1の所定時
    間を経過するまでの間に前記温度検知手段により所定温
    度を検知しない場合、前記ヒータの加熱不良を検知し、
    報知するようにした食器洗い機。
  2. 【請求項2】 商用電源の電圧を検知する電源電圧検知
    手段を備え、制御手段は、乾燥行程開始後、前記電源電
    圧検知手段により検知した電圧値に基づき求めた第2の
    所定時間を経過するまでの間に前記温度検知手段により
    所定温度を検知しない場合、ヒータの加熱不良を検知
    し、報知するようにした請求項1記載の食器洗い機。
  3. 【請求項3】 使用回数を記憶する使用回数記憶手段を
    備え、制御手段は、前記使用回数記憶手段に予め記憶し
    た使用回数の値に基づき求めた第3の所定時間を経過す
    るまでの間に温度検知手段により所定温度を検知しない
    場合、ヒータの加熱不良を検知し、報知するようにした
    請求項1記載の食器洗い機。
  4. 【請求項4】 プログラムシーケンスを設定する操作部
    を備え、制御手段は、前記操作部にて所定の操作を行っ
    た場合、使用回数記憶手段の内容を初期化するようにし
    た請求項3記載の食器洗い機。
  5. 【請求項5】 制御手段は、使用回数記憶手段に予め記
    憶した使用回数の値が予め設定した所定範囲を越える場
    合、あるいは前記使用回数記憶手段より呼び出した使用
    回数の値が明らかに不正であると判断した場合、一義的
    に第4の所定時間を決定し、前記第4の所定時間を経過
    するまでの間に温度検知手段により所定温度を検知しな
    い場合、ヒータの加熱不良を検知し、報知するようにし
    た請求項3記載の食器洗い機。
JP6154631A 1994-07-06 1994-07-06 食器洗い機 Pending JPH0819503A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6154631A JPH0819503A (ja) 1994-07-06 1994-07-06 食器洗い機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6154631A JPH0819503A (ja) 1994-07-06 1994-07-06 食器洗い機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0819503A true JPH0819503A (ja) 1996-01-23

Family

ID=15588423

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6154631A Pending JPH0819503A (ja) 1994-07-06 1994-07-06 食器洗い機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0819503A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW201208631A (en) Dishwasher
TWI576080B (zh) Washing machine
TWI471112B (zh) Tableware cleaning machine
JPH0819502A (ja) 食器洗い機
JP3143995B2 (ja) 食器洗い機
JPH0819503A (ja) 食器洗い機
JP3451812B2 (ja) 食器洗い機
JP2005052216A (ja) 食器洗い機
JP3239554B2 (ja) 食器洗い機
JPH07265251A (ja) 食器洗い機
JP3329004B2 (ja) 食器洗い機
JP3141463B2 (ja) 食器洗い機
JPH0824196A (ja) 食器洗い機
JP3257183B2 (ja) 食器洗い機
JP3293256B2 (ja) 食器洗い機
JP2001057957A (ja) 食器洗い機
JP3293255B2 (ja) 食器洗い機
KR960010939B1 (ko) 식기세척기의 가열에러 감지 방법
EP3615727A1 (en) Method for removing a deposition of scale on a heating element and a household appliance configured to perform the method
JP3661345B2 (ja) 食器洗い機
JP3417165B2 (ja) 食器洗い機
JP3265750B2 (ja) 食器洗い機
JPH0759719A (ja) 食器洗い機
JP3293263B2 (ja) 食器洗い機
KR0152864B1 (ko) 식기세척기의 식기부하량 판단방법