JPH081947A - インクジェットヘッドのインク温度検出装置及び方法 - Google Patents

インクジェットヘッドのインク温度検出装置及び方法

Info

Publication number
JPH081947A
JPH081947A JP13555094A JP13555094A JPH081947A JP H081947 A JPH081947 A JP H081947A JP 13555094 A JP13555094 A JP 13555094A JP 13555094 A JP13555094 A JP 13555094A JP H081947 A JPH081947 A JP H081947A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
temperature
conductive ink
change
electrodes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13555094A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoyuki Noguchi
智之 野口
Akihiro Yamashita
昭裕 山下
Nobusuke Satou
伸祐 佐藤
Koichi Ikeda
浩一 池田
Masaharu Oyama
正治 大山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP13555094A priority Critical patent/JPH081947A/ja
Publication of JPH081947A publication Critical patent/JPH081947A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 低コスト、超小型のインク温度検出装置を実
現し、高印字品質のインクジェットヘッドのインク温度
検出装置及び方法を提供することを目的とする。 【構成】 一対の電極1a、1bとその電極間の導電性
インク5の温度に依存する電気容量変化あるいは電気抵
抗変化を用いることにより、インク沸騰開始時間および
沸騰気泡量に直接影響を与える圧力室内にある導電性イ
ンクの温度検知を低コスト、超小型で実現でき、高印字
品質を保証することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オフィス用コンピュー
タやパーソナルコンピュータ等の出力印字に用いる印字
装置の印字ヘッドに係り、特に導電性インクに交流の通
電電流を流して加熱し、導電性インクを沸騰させて発生
した気泡(バブル)の膨張時の圧力を利用してノズルか
ら導電性インクを吐出させて記録を行うインクジェット
方式のプリンタ(以下、インクジェットプリンタとい
う。)に用いられるインクジェットヘッドのインク温度
検出装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、印字の際の静寂性、ランニングコ
スト等の観点からインクジェットプリンタは、オフィス
用のコンピュータの出力用プリンタとして広く用いられ
るようになっている。
【0003】図9に従来のインクジェットプリンタのイ
ンクジェットヘッドの概略構成図を示す。同図において
従来のインクジェットヘッドは、導電性インク5に通電
するための電極1a、1bと、導電性インク5を吐出す
るためのノズル孔2と、導電性インク5を吐出のために
蓄える圧力室3と、導電性インク5を貯溜するためのイ
ンクタンク4と、インクタンク4から圧力室3に導電性
インク5を導くためのインク流路6と、インクジェット
ヘッド基材7と、インクタンク4内の導電性インク5の
温度を検出するためのサーミスタ8とを備えて構成され
ている。
【0004】次に、前記構成に基づく従来のインクジェ
ットヘッドの動作について説明する。
【0005】まず、電極1aと電極1bとの間に図示し
ない電圧印加手段により電圧を印加すると導電性インク
5を介して電流が流れる。
【0006】この電流により、圧力室3内に蓄えられた
導電性インク5のジュール熱により加熱、沸騰して気泡
が発生する。この発生した気泡の体積増加によりノズル
孔2から導電性インク5を吐出して印刷が行われること
となる。
【0007】この場合において、インクジェットヘッド
が設置された環境温度が変化すると導電性インク5の温
度が変化することとなり、導電性インク5の通電開始時
刻からの沸騰開始時間及び気泡量が各々変化するため、
安定した印刷が行えなくなる。
【0008】そこで、通電条件等のヘッド駆動条件を制
御するため、導電性インク5の温度をサーミスタ8によ
り測定し、測定した導電性インク5の温度に対してヘッ
ド駆動条件を補正する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の方法では、導電性インクの温度を検知するために本来
印刷のために必要な構成に加えて温度測定のためのサー
ミスタ等の測温素子を設ける必要があり、コスト及び工
数の増加並びにインクジェットヘッドの大型化の要因と
なっていた。
【0010】また、サーミスタ等の測温素子は圧力室の
体積に比較してその体積が大きく、圧力室内に配置する
ことができず、実際の印刷に影響を与える圧力室内の導
電性インクの温度を検知することができなかった。この
結果、この様なインク温度測定では高印字品質が保証で
きないという問題点を有していた。
【0011】本発明は前記課題を解消するためになされ
たもので、簡易な構成で圧力室内の導電性インクの温度
を測定することができ、高印字品質を行うことが可能な
インクジェットヘッドのインク温度検出装置及び方法を
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、導電性インクを加熱、沸騰
させ、前記導電性インクの気化に伴う体積変化を利用し
て前記導電性インクの吐出を行わせて印字を行うインク
ジェットヘッドの内部の前記導電性インクの温度を検出
するインクジェットヘッドのインク温度検出装置におい
て、前記導電性インクに一対の電極を介して温度測定用
電流を供給する電流供給手段と、前記導電性インクの温
度変化に伴う前記一対の電極間の電気容量変化を検出す
る容量変化検出手段と、検出した前記電気容量変化に基
づいて前記導電性インクのインク温度を求める温度検出
手段と、を備えて構成する。
【0013】請求項2記載の発明は、導電性インクを加
熱、沸騰させ、前記導電性インクの気化に伴う体積変化
を利用して前記導電性インクの吐出を行わせて印字を行
うインクジェットヘッドの内部の前記導電性インクの温
度を検出するインクジェットヘッドのインク温度検出装
置において、前記導電性インクに一対の電極を介して温
度測定用電流を供給する電流供給手段と、前記導電性イ
ンクの温度変化に伴う前記一対の電極間の電気抵抗変化
を検出する抵抗変化検出手段と、検出した前記電気抵抗
変化に基づいて前記導電性インクのインク温度を求める
温度検出手段と、を備えて構成する。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載のインクジェットヘッドのインク温度検出装
置において、前記一対の電極は前記導電性インクを加熱
するための吐出用電極であるように構成する。
【0015】請求項4記載の発明は、導電性インクを加
熱、沸騰させ、前記導電性インクの気化に伴う体積変化
を利用して前記導電性インクの吐出を行わせて印字を行
うインクジェットヘッドの内部の前記導電性インクの温
度を検出するインクジェットヘッドのインク温度検出方
法において、前記導電性インクに一対の電極を介して温
度測定用電流を供給する電流供給工程と、前記導電性イ
ンクの温度変化に伴う前記一対の電極間の電気容量変化
を検出する容量変化検出工程と、検出した前記電気容量
変化に基づいて前記導電性インクのインク温度を求める
温度検出工程と、を備えて構成する。
【0016】請求項5記載の発明は、導電性インクを加
熱、沸騰させ、前記導電性インクの気化に伴う体積変化
を利用して前記導電性インクの吐出を行わせて印字を行
うインクジェットヘッドの内部の前記導電性インクの温
度を検出するインクジェットヘッドのインク温度検出方
法において、前記導電性インクに一対の電極を介して温
度測定用電流を供給する電流供給工程と、前記導電性イ
ンクの温度変化に伴う前記一対の電極間の電気抵抗変化
を検出する抵抗変化検出工程と、検出した前記電気抵抗
変化に基づいて前記導電性インクのインク温度を求める
温度検出工程と、を備えて構成する。
【0017】
【作用】請求項1記載の発明によれば、電流供給手段は
導電性インクに一対の電極を介して温度測定用電流を供
給する。これにより、容量変化検出手段は、導電性イン
クの温度変化に伴う一対の電極間の電気容量変化を検出
する。この結果、温度検出手段は、検出した電気容量変
化に基づいて導電性インクのインク温度を求める。
【0018】請求項2記載の発明によれば、電流供給手
段は、導電性インクに一対の電極を介して温度測定用電
流を供給する。これにより、抵抗変化検出手段は、導電
性インクの温度変化に伴う一対の電極間の電気抵抗変化
を検出する。この結果、温度検出手段は、検出した電気
抵抗変化に基づいて導電性インクのインク温度を求め
る。
【0019】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは請求項2記載のインクジェットヘッドのインク温度
検出装置において、一対の電極は導電性インクを加熱す
るための吐出用電極を兼ねているので、温度検出に際
し、新たな電極を設置する必要がない。
【0020】請求項4記載の発明によれば、電流供給工
程は、導電性インクに一対の電極を介して温度測定用電
流を供給する。これと並行して容量変化検出工程は導電
性インクの温度変化に伴う一対の電極間の電気容量変化
を検出する。これにより、温度検出工程は、検出した電
気容量変化に基づいて導電性インクのインク温度を求め
る。
【0021】請求項5記載の発明によれば、電流供給工
程は、導電性インクに一対の電極を介して温度測定用電
流を供給する。これと並行して抵抗変化検出工程は、導
電性インクの温度変化に伴う前記一対の電極間の電気抵
抗変化を検出する。この結果、温度検出工程は、検出し
た電気抵抗変化に基づいて導電性インクのインク温度を
求める。
【0022】
【実施例】次に、本発明の好適な実施例について、図面
を参照して説明する。
【0023】(第1実施例)図1に本発明の第1実施例
のインクジェット記録装置の概略構成ブロック図を示
す。
【0024】インクジェット記録装置は、導電性インク
5を加熱、沸騰させるための電流及びインク温度検出用
電流を供給するための一対の電極1a、1bと、導電性
インク5を吐出するためのノズル孔2と、導電性インク
5が満たされる圧力室3と、ヘッド基材7と、第1制御
信号enba及び第1パルス信号plsaに基づいて、
電極1a側にパルス電圧(電源電圧V−グランド電圧G
ND(=0[V]))を印加し、あるいは、ハイインピ
ーダンス状態とする第1電極駆動装置10aと、第2制
御信号enbb及び第2パルス信号plsbに基づい
て、電極1b側にパルス電圧(電源電圧V−グランド電
圧GND(=0[V]))を印加し、あるいは、ハイイ
ンピーダンス状態とする第2電極駆動装置10bと、切
替制御信号temstaによりインク温度検知を行う場
合に接続されるスイッチ11と、スイッチ11を介して
入力される信号inに基づいて導電性インク5の温度を
検知しインク温度検知信号outを出力するインク温度
検出装置12と、を備えて構成されている。
【0025】図2に、インク温度検出装置12の詳細構
成ブロック図を示す。インク温度検出装置12は、信号
inがその入力端子に入力され、出力信号foutを出
力するシュミットトリガインバータ13と、シュミット
トリガインバータ13の出力信号foutを入力に帰還
させる帰還抵抗14と、シュミットトリガインバータ1
3の出力信号foutを安定化させるためのコンデンサ
15と、出力信号foutの周波数を周波数/電圧変換
してインク温度検知信号outを出力する周波数−電圧
変換装置16と、を備えて構成されている。
【0026】次に図3の制御タイミングチャートを参照
して、インク吐出時の通常動作について説明する。
【0027】初期状態において、第1電極駆動装置10
aの出力は、第1信号enba及び第2制御信号enb
bが“L”レベルの時ハイインピーダンス状態となって
いる。同様に第2電極駆動装置10bの出力は、第1信
号enba及び第2制御信号enbbが“L”レベルの
時ハイインピーダンス状態となっている。
【0028】まず第1制御信号enba及び第2制御信
号enbbを“H”レベルにし、その後、第1パルス信
号plsaあるいは第2パルス信号plsbとして、デ
ューティー50%のパルス信号を所定期間出力する。こ
の時、第1パルス信号plsaと、第2パルス信号pl
sbと、の間の位相差が180゜となるように設定す
る。
【0029】より具体的には、第1電極駆動装置10a
の出力は、第1信号enba及び第2制御信号enbb
が“H”レベルであり、かつ、第1パルス信号plsa
が“L”レベルのときにグランド電圧GNDを印加す
る。また、第1信号enba及び第2制御信号enbb
が“H”レベル、かつ、第1パルス信号plsaが
“H”レベルのときに電源電圧Vを印加する。
【0030】同様にして第2電極駆動装置10bの出力
は、第1信号enba及び第2制御信号enbbが
“H”レベルであり、かつ、第2パルス信号plsbが
“L”レベルのときにグランド電圧GNDが印加する。
また、第1信号enba及び第2制御信号enbbが
“H”レベル、かつ、第2パルス信号plsbが“H”
レベルのときに電源電圧Vを印加する。
【0031】これらのデューティ50%のパルス信号を
所定期間出力すると、第2パルス信号plsbの最後の
パルスの立ち下がりに同期して信号enba、enbb
を“L”レベルとする。
【0032】また、インク吐出状態において切替制御信
号temstaは、常に“L”レベルでスイッチ11は
開いた状態とする。
【0033】以上のように電極駆動装置10a、10b
を制御することにより、例えば、電極1aは電源電圧V
レベル→グランドGNDレベル→電源電圧Vレベル→…
…と交互に繰り返し、同様に電極1bはグランドGND
→電源電圧Vレベル→グランドGNDレベル→……と交
互に繰り返し、電源電圧Vレベルの電極側からGNDレ
ベルの電極側に向かって、導電性インク5を介して所定
期間電流が流れることになる。すなわち、デューティ5
0%のパルス信号を所定期間出力している期間電流が流
れることになる。
【0034】この結果、圧力室3の導電性インク5が加
熱、沸騰し、沸騰気泡が発生し、この沸騰気泡によりノ
ズル孔2から導電性インク5が吐出することとなる。
【0035】次に図4のタイミングチャートを参照して
インク温度検出時の動作について説明する。
【0036】図4に示すように、インク温度検出時に
は、まず第2制御信号enbbを“H”レベルにし、第
2パルス信号plsbは“L”レベルのままとする。こ
れにより第2電極1bはグランドGND状態となる。
【0037】次に、切替制御信号temstaを“H”
レベルにすると、スイッチ11が閉じて電極1aとイン
ク温度検出装置12は電気的に接続される。このとき、
第1制御信号enbaは“L”レベルであるので、第1
電極駆動装置10aの出力はハイインピーダンス状態で
ある。したがって、切替制御信号temstaが“H”
レベルになると、インク温度検出装置12の入力端子
は、電極1a、1b間の導電性インク5を介してグラン
ドGND側に接続されることになる。
【0038】これにより電極1a、1b間の導電性イン
ク5に起因する電気容量(成分)と安定化コンデンサ1
5の電気容量との合成電気容量及び帰還抵抗14の抵抗
値で規定される時定数によりシュミットトリガインバー
タ13の出力foutは図4に示すように周波数fで発
振することとなる。
【0039】そこで、周波数−電圧変換装置16はシュ
ミットトリガインバータ13の出力foutを電圧に変
換して出力する。
【0040】この場合において、電極1a、1b間の導
電性インク5の容量成分は温度に対して負の温度特性を
持っているため、シュミットトリガインバータ13の出
力foutの発振周波数fはインク温度が高くなるほど
低くなる。
【0041】すなわち、インク温度検出装置12の出力
信号outは、図5に示すような特性となり、この出力
信号outの電圧特性を予め求めておくことにより、容
易に導電性インク5の温度を検出することができる。
【0042】そして導電性インク5の温度を検知した後
は、切替制御信号temstaおよび第2制御信号en
bbを“L”レベルにし、インク温度検知動作を終了
し、通常のインク吐出動作に移行する。
【0043】以上の説明のように、本第1実施例によれ
ば、導電性インク5の電気容量成分の温度特性に基づい
て簡易な構成で確実に導電性インク5の温度を検出する
ことができ、より高品質な印字を行うことができる。
【0044】(第2実施例)次に本発明の第2実施例に
ついて説明する。
【0045】本第2実施例が第1実施例と異なるのは、
第1実施例が導電性インク5の温度変化を導電性インク
5の電気容量の変化に基づいて検出していたのに対し、
本第2実施例は、導電性インク5の温度変化を導電性イ
ンク5の電気抵抗変化に基づいて検出している点であ
り、インク温度検出装置12に代えてインク温度検出装
置12Aを用いる点が異なっている。
【0046】図6に本発明の第2実施例のインク温度検
出装置12Aの詳細回路図を示す。インク温度検出装置
12Aは、電流値検出抵抗17を備えて構成されてい
る。
【0047】次に図7のタイミングチャートを参照し
て、第2実施例の動作を説明する。インク吐出時の動作
については、第1実施例と同様であるので、その詳細な
説明を省略する。
【0048】インク温度検出状態においては、まず第2
制御信号enbbを“H”レベルにし、第2パルス信号
plsbを“H”レベルとする。
【0049】これにより第2電極1bには、電源電圧V
が印加されることとなる。次に切替制御信号temst
aを“H”レベルにすると、スイッチ11が閉じて電極
1aとインク温度検出装置12は電気的に接続される。
【0050】このとき、第1制御信号enbaは“L”
レベルであるので、第1電極駆動装置10aの出力はハ
イインピーダンス状態である。
【0051】つまり切替制御信号temstaが“H”
レベルになると、インク温度検出装置12の入力端子
は、電極1a、1b間の導電性インク5を介して電源電
圧Vに接続されることになり、導電性インク5の電気抵
抗成分および電流値検出抵抗17の抵抗値により決定さ
れる電流が流れ、その電流値が電流値検出抵抗17で電
圧値に変換され出力される。
【0052】この場合において、電極1a、1b間の導
電性インク5の抵抗成分は温度に対して正の温度特性を
持っているため、インク温度検出装置12の出力信号o
utの電圧値は、図8に示すようにインク温度が高くな
ると大きくなる。
【0053】すなわち、この出力信号outの電圧特性
を予め求めておくことにより、容易に導電性インク5の
温度を検出することができる。
【0054】そして導電性インク5の温度を検知した後
は、切替制御信号temstaおよび第2制御信号en
bbを“L”レベルにし、インク温度検知動作を終了
し、通常のインク吐出動作に移行する。
【0055】以上の説明のように、本第2実施例によれ
ば、導電性インク5の電気抵抗成分の温度特性に基づい
て簡易な構成で確実に導電性インク5の温度を検出する
ことができ、より高品位な印字を行うことができる。
【0056】以上の各実施例においては、インク温度検
知動作を吐出用電極を用いて説明したが、吐出用電極と
は別にインク温度検知用電極を設けてインク温度検知動
作を行うように構成することも可能である。
【0057】
【発明の効果】以上の説明のように、本発明によれば、
一対の電極とその電極間の導電性インクの温度に依存す
る電気容量変化あるいは電気抵抗変化を用いることによ
り、インク沸騰開始時間および沸騰気泡量に直接影響を
与える圧力室内にある導電性インクの温度検知を低コス
ト、超小型で実現でき、高印字品質を保証することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のインクジェット記録装置
の概略構成ブロック図
【図2】本発明の第1実施例のインクジェットヘッドの
インク温度検出装置の詳細ブロック図
【図3】本発明の第1実施例のインクジェットヘッドの
インク吐出時(通常動作時)の制御タイミングチャート
【図4】本発明の第1実施例のインクジェットヘッドの
インク温度検知のタイミングチャート
【図5】本発明の第1実施例のインクジェットヘッドの
インク温度に対するインク温度検出装置の出力電圧の特
性図
【図6】本発明の第2実施例のインクジェットヘッドの
インク温度検出装置の詳細回路図
【図7】本発明の第2実施例のインクジェットヘッドの
インク温度検知のタイミングチャート
【図8】本発明の第2実施例のインクジェットヘッドの
インク温度に対するインク温度検出装置の出力電圧の特
性図
【図9】従来のインクジェットヘッドの概略構成図
【符号の説明】
1a 第1電極 1b 第2電極 2 ノズル孔 3 圧力室 5 導電性インク 7 ヘッド基材 10a 第1電極駆動装置 10b 第2電極駆動装置 11 スイッチ 12 インク温度検出装置 12A インク温度検出装置 enba 第1制御信号 enbb 第2制御信号 plsa 第1パルス信号 plsb 第2パルス信号 temsta 切替制御信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 3/04 103 B (72)発明者 池田 浩一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 大山 正治 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性インクを加熱、沸騰させ、前記導電
    性インクの気化に伴う体積変化を利用して前記導電性イ
    ンクの吐出を行わせて印字を行うインクジェットヘッド
    の内部の前記導電性インクの温度を検出するインクジェ
    ットヘッドのインク温度検出装置であって、前記導電性
    インクに一対の電極を介して温度測定用電流を供給する
    電流供給手段と、前記導電性インクの温度変化に伴う前
    記一対の電極間の電気容量変化を検出する容量変化検出
    手段と、検出した前記電気容量変化に基づいて前記導電
    性インクのインク温度を求める温度検出手段とを備えた
    ことを特徴とするインクジェットヘッドのインク温度検
    出装置。
  2. 【請求項2】導電性インクを加熱、沸騰させ、前記導電
    性インクの気化に伴う体積変化を利用して前記導電性イ
    ンクの吐出を行わせて印字を行うインクジェットヘッド
    の内部の前記導電性インクの温度を検出するインクジェ
    ットヘッドのインク温度検出装置であって、前記導電性
    インクに一対の電極を介して温度測定用電流を供給する
    電流供給手段と、前記導電性インクの温度変化に伴う前
    記一対の電極間の電気抵抗変化を検出する抵抗変化検出
    手段と、検出した前記電気抵抗変化に基づいて前記導電
    性インクのインク温度を求める温度検出手段とを備えた
    ことを特徴とするインクジェットヘッドのインク温度検
    出装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2記載のインクジェ
    ットヘッドのインク温度検出装置であって、前記一対の
    電極は前記導電性インクを加熱するための吐出用電極で
    あることを特徴とするインクジェットヘッドのインク温
    度検出装置。
  4. 【請求項4】導電性インクを加熱、沸騰させ、前記導電
    性インクの気化に伴う体積変化を利用して前記導電性イ
    ンクの吐出を行わせて印字を行うインクジェットヘッド
    の内部の前記導電性インクの温度を検出するインクジェ
    ットヘッドのインク温度検出方法であって、前記導電性
    インクに一対の電極を介して温度測定用電流を供給する
    電流供給工程と、前記導電性インクの温度変化に伴う前
    記一対の電極間の電気容量変化を検出する容量変化検出
    工程と、検出した前記電気容量変化に基づいて前記導電
    性インクのインク温度を求める温度検出工程とを備えた
    ことを特徴とするインクジェットヘッドのインク温度検
    出方法。
  5. 【請求項5】導電性インクを加熱、沸騰させ、前記導電
    性インクの気化に伴う体積変化を利用して前記導電性イ
    ンクの吐出を行わせて印字を行うインクジェットヘッド
    の内部の前記導電性インクの温度を検出するインクジェ
    ットヘッドのインク温度検出方法であって、前記導電性
    インクに一対の電極を介して温度測定用電流を供給する
    電流供給工程と、前記導電性インクの温度変化に伴う前
    記一対の電極間の電気抵抗変化を検出する抵抗変化検出
    工程と、検出した前記電気抵抗変化に基づいて前記導電
    性インクのインク温度を求める温度検出工程とを備えた
    ことを特徴とするインクジェットヘッドのインク温度検
    出方法。
JP13555094A 1994-06-17 1994-06-17 インクジェットヘッドのインク温度検出装置及び方法 Pending JPH081947A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13555094A JPH081947A (ja) 1994-06-17 1994-06-17 インクジェットヘッドのインク温度検出装置及び方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13555094A JPH081947A (ja) 1994-06-17 1994-06-17 インクジェットヘッドのインク温度検出装置及び方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH081947A true JPH081947A (ja) 1996-01-09

Family

ID=15154415

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13555094A Pending JPH081947A (ja) 1994-06-17 1994-06-17 インクジェットヘッドのインク温度検出装置及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH081947A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0783968A3 (ja) * 1996-01-12 1997-08-27 Canon Kk
NL1028236C2 (nl) * 2005-02-10 2006-08-11 Oce Tech Bv Inkjetprinter en werkwijze voor het aansturen van deze inkjetprinter.
JP2014523356A (ja) * 2011-10-24 2014-09-11 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. 流体噴射装置、及びその方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0783968A3 (ja) * 1996-01-12 1997-08-27 Canon Kk
NL1028236C2 (nl) * 2005-02-10 2006-08-11 Oce Tech Bv Inkjetprinter en werkwijze voor het aansturen van deze inkjetprinter.
EP1690686A1 (en) * 2005-02-10 2006-08-16 Océ-Technologies B.V. Inkjet printer and method of actuating this inkjet printer
JP2014523356A (ja) * 2011-10-24 2014-09-11 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. 流体噴射装置、及びその方法
US9283747B2 (en) 2011-10-24 2016-03-15 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Fluid ejection devices and methods thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7625056B2 (en) Device and method for driving jetting head
JP2004090500A (ja) インクジェット式プリンタのヘッド駆動装置
JPH081947A (ja) インクジェットヘッドのインク温度検出装置及び方法
KR100513733B1 (ko) 잉크젯 헤드 온도 제어 장치
JP2003072069A (ja) インクジェット式プリンタのヘッド駆動装置及び駆動方法
JPH058407A (ja) インクジエツトプリンタ
JPH0524194A (ja) インク噴射記録装置
JP2000203025A (ja) プリパルスを用いて印刷ヘッドを予熱する方法および装置
JP2760097B2 (ja) インクジェットヘッドの駆動装置
JP2002273874A (ja) インクジェット式プリンタのヘッド駆動装置及び駆動方法
US6886903B2 (en) Determination of turn-on energy for a printhead
JPH05116286A (ja) インク吐出装置
JPH09150505A (ja) インクジェット記録ヘッドの駆動回路
JPH1024608A (ja) インクジェットプリンタ装置
JPH11291491A (ja) インクジェットヘッド駆動回路
JP2005319707A (ja) インクジェット装置及びインク変質検出装置
JPH05162316A (ja) インク吐出装置
JPH081939A (ja) インクジェットヘッドの電極エージング方法及び装置
JPH05162317A (ja) インク吐出装置
JPH05330043A (ja) インク吐出装置
JPH08156244A (ja) インクジェットプリンタ
JPH08118643A (ja) インクジェット記録装置
JPH07309011A (ja) インクジェット記録装置
JPH04214356A (ja) インク吐出装置
JPH08156246A (ja) インクジェット記録装置