JPH05330043A - インク吐出装置 - Google Patents

インク吐出装置

Info

Publication number
JPH05330043A
JPH05330043A JP14406792A JP14406792A JPH05330043A JP H05330043 A JPH05330043 A JP H05330043A JP 14406792 A JP14406792 A JP 14406792A JP 14406792 A JP14406792 A JP 14406792A JP H05330043 A JPH05330043 A JP H05330043A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
conductive ink
electrodes
conductive
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14406792A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Shiraishi
肇 白石
Masaharu Oyama
正治 大山
Tomoyuki Noguchi
智之 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP14406792A priority Critical patent/JPH05330043A/ja
Publication of JPH05330043A publication Critical patent/JPH05330043A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 導電性液体に通電してバブルを発生させるイ
ンク吐出装置において、電極損耗をなくすと共に、沸騰
開始を検出し、印字パターンの変化や、温度環境、電極
経時変化においても最適な通電時間を保証し、長期間安
定な印字特性を確保する。 【構成】 導電性インク1の温度によって変化する電流
Iを通電電流検出抵抗11により検出し、その信号を微
分器14、比較器15、遅延器16、SRラッチ13、
トランジスタ12の順に伝え、沸騰を検出して所定の時
間経過後、自動的に導電性インク1に流す電流Iを遮断
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報機器の端末装置な
どに用いるインクジェットプリンタのインク吐出装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、インク吐出装置を用いたインクジ
ェットプリンタは、印字の際の清粛性などからオフィス
用コンピュータの出力用プリンタとして広く利用される
ようになってきた。
【0003】従来、例えば米国特許3179042号明
細書及び図面に示されているように、導電性インクに通
電することにより、インク自身をジュール熱で気化させ
て、その膨張圧力でインク滴を被印刷表面に吐出するよ
うに仕向けたものがある。図3はその従来例である。図
3において21は導電性インク20で満たされたインク
室、22は導電性インク20を収容するインクタンク、
23、24は導電性インク20の液面以下に配置された
一対の電極、25は電源、26は電源のスイッチ、27
は導電性インク20を吐出するノズル、28は被印刷表
面である。以下、従来のインク吐出装置の動作について
説明する。電源スイッチ26をONし、一対の電極2
3、24に電圧を印加すると、導電性インク20に電流
が流れ、そのジュール熱で電極23、24の先端間の導
電性インク20の一部が気化する。更にその気化された
導電性インク20の蒸気はノズル27から被印刷表面2
8にインク滴を吐出させるのに十分な圧力で膨張する。
このインク滴の吐出をスイッチ26により選択的に行う
ことにより、被印刷表面28に所望の文字を形成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、導電性インク20の導電率は一般的に正の
温度特性を持っているため、連続印字と間欠印字による
導電性インク20の温度変化、環境温度の変化等でこの
導電性インク20を吐出させるのに必要な通電時間が変
わり、更に電極23、24のバラツキや、電極23、2
4の経時変化等でも必要な通電時間が変わるので、例え
ば通電時間を一定とすると、導電性インク20の吐出量
が一定でなく印字品質が悪くなるという問題を有してい
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するため、導電性インクを収容するインク室内に設け
られた一対の電極間を流れる電流の変化を検出する検出
手段と、一対の電極間を流れる電流が減少していること
を検出手段が検出すると電圧印加手段による電圧の印加
を停止する制御手段を備えた。
【0006】
【作用】本発明は上記構成により、一対の電極間を流れ
る電流が減少していることを検出することで導電性イン
クの沸騰開始を正確に検出し、電極間への電圧の印加を
停止することができる。
【0007】
【実施例】図1は本発明の一実施例におけるインク吐出
装置の概略構成図である。図1において1は導電性イン
ク、2は導電性インク1が満たされたインク室、3はイ
ンク室2に連通し毛細管力によってインク室2に導電性
インク1を供給するインク流路、4は導電性インク1を
貯蔵しインク流路3に連通するインクタンク、5は導電
性インク1をインク室2から吐出するためのノズル孔、
6、7はその一部がインク室2内の導電性インク1と接
している一対の電極、8はその一部がノズル孔5、イン
ク流路3を形成しているノズル板、9は印字用紙であ
る。10は導電性インク1に電流を流すための電源、1
1は導電性インク1に流れる電流を検出する通電電流検
出抵抗、12は電源10の電極6、7への通電のON/
OFFを行うトランジスタ、13はトランジスタ12の
ON/OFFを入力信号a、出力信号bにより切り換え
るSRラッチ、14は通電電流検出抵抗11により検出
された電流値を微分する微分器、15は微分器14から
の出力が0以上になった時信号を出力する比較器、16
は比較器15からの出力を遅延し、反転する遅延器であ
る。以上のように構成されたインク吐出装置についてそ
の動作を説明する。まず、インクタンク4に蓄えられて
いる導電性インク1は毛細管力によりインク流路3を通
ってインク室2へ導かれ、ノズル孔5の液面は非印字時
は常に一定レベルに保たれるようになっている。このノ
ズル孔5の液面が常に一定レベルに保たれた状態で電極
6と電極7とに電位を発生させると、電極6、7間に導
電性インク1を通して電流Iが流れる。ここで、電極
6、7間の導電性インク1の抵抗値をRとすると導電性
インク1にはI2 Rのジュール熱が発生し、電極6、7
近傍の導電性インク1中に含まれる微小な気泡が沸騰核
となり、その沸騰核が急激に膨張する。この気泡の急激
な膨張がノズル孔5近傍の導電性インク1へ圧力を与
え、この圧力により導電性インク1が印字用紙9に向か
って吐出する。その後電極6、電極7間の電位を0にす
ると、気泡は収縮し、それに伴い吐出した分の導電性イ
ンク1がインクタンク4より補給される。
【0008】次に、電流IのON/OFFシーケンスに
ついて説明する。図2は電流IのON/OFFを説明す
るタイミングチャートである。図2に示すように、ま
ず、SRラッチ13の入力信号aが例えばコンピュータ
等から出力された印字信号に対応してLowになると、
SRラッチ13の出力信号bはHighとなり、トラン
ジスタ12がONとなり、導電性インク1に電流Iが流
れる。この電流Iは、電源10→通電電流検出抵抗11
→電極7→導電性インク1→電極6→トランジスタ12
→グランドの経路で流れる。今、電源10の電圧をE、
通電電流検出抵抗11の抵抗値をr、導電性インク1の
抵抗値をRとすると電圧信号cの電圧は、IT=E×r
/(r+R)となる。この電圧信号cの電圧ITは導電
性インク1に電流投入直後はIT1 であるが、導電性イ
ンク1が徐々に加熱されると導電性インク1の抵抗値R
はインクの温度特性により抵抗値が徐々に小さくなり、
ITは徐々に大きくなる。導電性インク1が更に加熱さ
れついに沸騰を開始すると、ITはピークのIT2 とな
り、気泡が電流Iの流れを遮る形になるのでITは急に
減少し始める。この電圧信号cは微分器14に入力さ
れ、この微分器14により微分出力信号dはITのピー
クを検出した時、ゼロクロス点ZCを持つ信号となる。
更にこの微分出力信号dは比較器15に入力され、比較
器15からはゼロクロス点ZCでHighになるような
ゼロ比較信号eが出力される。しかしながら沸騰気泡を
成長させ安定に導電性インク1のインク滴を吐出するた
めには、電流投入から電圧信号cのピークであるIT2
までの時間t1 の後、更に適当な時間すなわちt2 を要
する。従って比較器15のゼロ比較信号eを遅延器16
でt 2 遅延及び反転した遅延反転信号fを得る。この遅
延反転信号fがSRラッチ13の出力信号bをLowと
し、トランジスタ12をOFFすることで、導電性イン
ク1への通電を停止する。
【0009】つまり、電流をOFFする経路は通電電流
検出抵抗11→微分器14→比較器15→遅延器16→
SRラッチ13の順でトランジスタ12をOFFする。
連続印字では電流投入から電流ピークまでの時間は2回
目の通電時間t4 の方が短くなりt4 <t1 となる。こ
れはIT3 >IT1 に示されるようにインクが熱履歴を
持つことにより、沸騰によるエネルギーが2回目通電の
方が少なくて済むからである。従ってインク通電時間も
5 <t3 と2回目通電の方が短くて済む。
【0010】
【発明の効果】本発明は導電性インクを収容するインク
室内に設けられた一対の電極間を流れる電流の変化を検
出する検出手段と、一対の電極間を流れる電流が減少し
ていることを検出手段が検出すると電圧印加手段による
電圧の印加を停止する制御手段を備えたことにより、一
対の電極間を流れる電流が減少していることを検出する
ことで導電性インクの沸騰開始を正確に検出し、電極間
への電圧の印加を停止することができ、環境温度、あら
ゆる印字パターンの変化、電極バラツキ、電極経時変化
に対応して最適な通電時間を保証し、長期間安定な印字
特性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるインク吐出装置の概
略構成図
【図2】本発明の一実施例におけるインク吐出装置のタ
イミングチャート
【図3】従来のインク吐出装置の概略構成図
【符号の説明】
1 導電性インク 2 インク室 3 インク流路 4 インクタンク 5 ノズル孔 6 電極 7 電極 8 ノズル板 9 印字用紙 10 電源 11 通電電流検出抵抗 12 トランジスタ 13 SRラッチ 14 微分器 15 比較器 16 遅延器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性インクを収容するインク室と、前記
    インク室の一部に設けられたノズルと、前記インク室内
    に設けられた一対の電極と、前記一対の電極に電圧を印
    加する電圧印加手段と、前記一対の電極間を流れる電流
    の変化を検出する検出手段と、前記一対の電極間を流れ
    る電流が減少していることを前記検出手段が検出すると
    前記電圧印加手段による電圧の印加を停止する制御手段
    とを備えたことを特徴とするインク吐出装置。
JP14406792A 1992-06-04 1992-06-04 インク吐出装置 Pending JPH05330043A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14406792A JPH05330043A (ja) 1992-06-04 1992-06-04 インク吐出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14406792A JPH05330043A (ja) 1992-06-04 1992-06-04 インク吐出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05330043A true JPH05330043A (ja) 1993-12-14

Family

ID=15353529

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14406792A Pending JPH05330043A (ja) 1992-06-04 1992-06-04 インク吐出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05330043A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10202879A (ja) インクを噴射するプリンタヘッド及びインクを噴射する方法
JPH05124189A (ja) インク吐出装置
EP0752313B1 (en) Ink-jet print head thermal working condition stabilization method
US5831643A (en) Write head control device for ink jet printer utilizing liquid metal and method thereof
US6799837B1 (en) Ink jet printing apparatus with ink level detection
JPH05330043A (ja) インク吐出装置
JPH058407A (ja) インクジエツトプリンタ
JPH04307248A (ja) インクジェットプリンタ
JP2710957B2 (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JPH02151447A (ja) インクジェット記録装置
JP2783230B2 (ja) 静電式インクジェット記録ヘッド
JPH04307258A (ja) インクジェットプリンタ
JPH08252916A (ja) インク吐出記録装置
JPH091800A (ja) 集積化された駆動構成要素を有するインクジェット・プリントヘッド及びそれを用いた印刷方法
JPH05116286A (ja) インク吐出装置
JPH0592566A (ja) インク吐出装置
JPH0516368A (ja) インク吐出装置
JPH05162316A (ja) インク吐出装置
JPH03240545A (ja) インクジェットプリントヘッド
JPH05162317A (ja) インク吐出装置
JPH0760989A (ja) インク吐出装置およびインクジェットヘッド
JPH10226076A (ja) インクジェット記録装置
JPH0760963A (ja) インクジェットヘッド
JPH1024608A (ja) インクジェットプリンタ装置
JPH04364958A (ja) インク吐出装置