JPH0819465B2 - 無方向性電磁鋼板の製造方法 - Google Patents

無方向性電磁鋼板の製造方法

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JPH0819465B2
JPH0819465B2 JP2022066A JP2206690A JPH0819465B2 JP H0819465 B2 JPH0819465 B2 JP H0819465B2 JP 2022066 A JP2022066 A JP 2022066A JP 2206690 A JP2206690 A JP 2206690A JP H0819465 B2 JPH0819465 B2 JP H0819465B2
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昭彦 西本
邦和 冨田
清治 中村
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日本鋼管株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、需要家で打ち抜き・剪断加工後、歪取焼鈍
されることを前提としたセミプロセス無方向性電磁鋼板
の製造方法、および打ち抜き・剪断加工と歪取焼鈍工程
を含む無方向性電磁鋼板の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
近年、省エネルギーの社会的要請から、冷蔵庫、クー
ラー等に使用される小型モータの効率向上、蛍光灯安定
器の小型化、温度上昇防止等の要求があり、このためこ
れらのコア材として用いられる無方向性電磁鋼板に対し
ても、高磁束密度の一低鉄損化のニーズが高い。
このような背景のもとで、近年、鉄損は比較的高いも
のの低コストで磁束密度が高い、Si≦1.0%のいわゆる
低級無方向性電磁鋼板の需要と、その低鉄損化に対する
要求が増大しつつある。このような低級無方向性電磁鋼
板の低鉄損化を具現したものとして、鋼板を需要家で打
ち抜き・剪断加工後、歪取焼鈍するようにしたセミプロ
セス材がある。このセミプロセス材は以下の(1)、
(2)に大別される。
(1)1次冷圧、焼鈍後、2次冷圧として1〜10%程度
の調圧を施したものを、需要家で打ち抜き・剪断加工
後、歪取焼鈍する、2回冷圧によるセミプロセス材。こ
の鋼板は調圧歪による歪粒成長によって歪取焼鈍時に結
晶粒を粗大化させ、低鉄損化を図るものであるが、同時
に磁束密度も低下するという欠点がある。
(2)フルプロセス材と同様に1回の冷間圧延と焼鈍を
施したものを、需要家で打ち抜き・剪断加工後、歪取焼
鈍する、1回冷圧によるセミプロセス材(プロセス的に
はフルプロセス材を需要家で再度焼鈍することになるた
め、以下便宜的に「フルプロセス焼鈍材」と呼ぶ)。こ
の鋼板は鉄損の低下代は2回冷圧によるものに比べて小
さいものの、磁束密度があまり低下しないという長所が
ある。
これらのうち、最近は器具の小型化・高効率化の観点
から従来(1)のセミプロセス材に加えて、磁束密度上
有利な(2)のフルプロセス焼鈍材の需要が急増してい
る。このようなフルプロセス焼鈍材の場合、磁束密度を
劣化させることなく、(1)の2冷圧によるセミプロセ
ス材に比べ見劣りのする鉄損を改善することが課題とな
る。
従来、フルプロセス焼鈍材の鉄損或いは磁束密度改善
に対し、以下のような技術が開示されている。
まず、製造プロセスを考慮したものには、以下のよう
な技術がある。
(a)特開昭57−35628号: 熱延板の短時間焼鈍を行う技術 (b)特開昭58−136718号: 超高温巻取による自己焼鈍により上記熱延板の短時間焼
鈍を代替する技術 (c)特開昭61−15920号: Ar3変態点以上で仕上圧延した熱延板を水冷して組織の
微細化を図り、さらにこれを冷延後、回復焼鈍程度の低
温で焼鈍することで組織を微細なままとし、これにより
歪取焼鈍時の粒成長性を向上させる技術 また、成分条件を考慮したものには、以下のような技
術がある。すなわち、これらは成分を考慮して歪取焼鈍
時の粒成長性を改善することで、歪取焼鈍後の粒径を大
きくし、鉄損を低下させる技術である。
(i)粒成長性を劣化させる微細AlNの析出防止に関す
るもの (d)特公昭59−20731号: Al≦0.1%鋼においてBを添加し、Nを粒成長に対する
悪影響の少ないBNとして固定する技術 (e)特公昭62−49321号: 同 上 (f)特公昭62−21849号: 同 上 (g)特公昭58−55210号: Al≦0.001%とし、実質上AlNフリーとする技術 (ii)粒成長性を劣化させる微細MnSの析出防止に関す
るもの (h)極低S化技術 (i)特開昭63−103023号: Al≦0.002%鋼においてCaを添加し、Sを粒成長に対す
る悪影響の少ないCaSとして固定する技術 〔発明が解決しようとする課題〕 以上のように、従来フルプロセス焼鈍材の特性改善に
関して種々の技術が提案されているが、これらはいずれ
も次のような問題点を有している。
まず、製造プロセスを考慮したもののうち、(a)は
熱延板焼鈍付加によるコスト上昇が、また、(b)は超
高温巻取によるスケール増大とそれに伴う酸洗性の低
下、或いは粒界酸化に起因した表面性状の著しい劣化が
問題となる。また、(c)では、熱延板の水冷による形
状不良に加え、低温焼鈍に起因した著しい硬質化が打ち
抜き・剪断加工時に問題を起こす。このように製造プロ
セスの改変によるものは未だ幾多の課題を残しており、
十分満足のいくものとは言い難い。
また、成分を考慮したものでは、(d)〜(i)のい
ずれもがAl≦0.1%(実施例等からして実質上はAl≦0.0
2%)の鋼についての技術であり、Al≧0.1%を含む鋼に
ついては、その特性改善について有用な技術は見い出さ
れていない。もとより、Al≧0.1%の鋼では、AlNが比較
的粗大に析出するためAlNに対する考慮は不要であるも
のの、Alは固有抵抗を大きく上昇させるため、低鉄損の
フルプロセス焼鈍材を製造する上で実質的に活用すべき
元素であり、この意味でAl≧0.1%鋼の特性改善が望ま
れるものである。
本発明はこのような事情に鑑み、Alを0.1%以上含む
フルプロセス焼鈍材、および該フルプロセス焼鈍材を素
材とする打ち抜き・剪断加工−歪取焼鈍材の特性改善、
特に鉄損の改善をその目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、Al≧0.1%のフルプロセス焼鈍材の特
性改善について鋭意研究を重ねた結果、AlNおよびMnSの
析出制御に加えて、P量の適正化および歪取焼鈍時の加
熱速度の適正化が重要であることを新たに見出し、本発
明を完成させたものである。
すなわち、本発明の構成は以下の通りである。
(1) 打ち抜き・剪断加工後、歪取焼鈍が施されるセ
ミプロセス無方向性電磁鋼板の製造方法において、重量
%で、C≦0.0050%、0.06%≦Si≦1.0%、0.5%≦Mn≦
1.5%、0.01%≦P≦0.06%、S<0.010%、0.1%≦Al
≦0.5%、N≦0.0050%、残部Feおよび不可避的不純物
からなる鋼を、加熱温度1170℃以下、仕上温度Ar3変態
点以下、巻取温度600℃以上720℃以下で熱間圧延し、次
いで酸洗および冷間圧延した後、625℃以上800℃以下の
温度にて焼鈍することを特徴とする無方向性電磁鋼板の
製造方法。
(2) 打ち抜き・剪断加工後、歪取焼鈍が施されるセ
ミプロセス無方向性電磁鋼板の製造方法において、重量
%で、C≦0.0050%、0.06%≦Si≦1.0%、0.5%≦Mn≦
1.5%、0.01%≦P≦0.06%、S<0.010%、0.1%≦Al
≦0.5%、N≦0.0050%、残部Feおよび不可避的不純物
からなる鋼を、加熱温度1170℃以下、仕上温度Ar3変態
点以下、巻取温度600℃以上720℃以下で熱間圧延し、次
いで酸洗および冷間圧延した後、625℃以上800℃以下の
温度にて焼鈍し、次いで絶縁皮膜等の塗布・焼付けを施
すことを特徴とする無方向性電磁鋼板の製造方法。
(3) 重量%で、C≦0.0050%、0.06%≦Si≦1.0
%、0.5%≦Mn≦1.5%、0.01%≦P≦0.06%、S<0.01
0%、0.1%≦Al≦0.5%、N≦0.0050%、残部Feおよび
不可避的不純物からなる鋼を、加熱温度1170℃以下、仕
上温度Ar3変態点以下、巻取温度600℃以上720℃以下で
熱間圧延し、次いで酸洗および冷間圧延した後、625℃
以上800℃以下の温度にて焼鈍してセミプロセス鋼板と
なし、該鋼板を打ち抜き・剪断加工後、350〜700℃の温
度域における加熱速度HR(℃/min)が、 HR≧60〔P〕+1.4 但し、P:鋼板のP含有量(wt%) を満足するようにして歪取焼鈍することを特徴とする無
方向性電磁鋼板の製造方法。
(4) 重量%で、C≦0.0050%、0.06%≦Si≦1.0
%、0.5%≦Mn≦1.5%、0.01%≦P≦0.06%、S<0.01
0%、0.1%≦Al≦0.5%、N≦0.0050%、残部Feおよび
不可避的不純物からなる鋼を、加熱温度1170℃以下、仕
上温度Ar3変態点以下、巻取温度600℃以上720℃以下で
熱間圧延し、次いで酸洗および冷間圧延した後、625℃
以上800℃以下の温度にて焼鈍し、次いで絶縁皮膜等の
塗布・焼付けを施してセミプロセス鋼板となし、該鋼板
を打ち抜き・剪断加工後、350〜700℃の温度域における
加熱速度HR(℃/min)が、 HR≧60〔P〕+1.4 但し、P:鋼板のP含有量(wt%) を満足するようにして歪取焼鈍することを特徴とする無
方向性電磁鋼板の製造方法。
〔作用〕
以下、本発明の詳細をその限定理由とともに説明す
る。
まず、本発明における成分組成の限定理由は以下の通
りである。
(1)P量 Pは通常、フルプロセス材およびセミプロセス材にお
いて、磁気特性を劣化させることなく硬度上昇と打ち抜
き性の向上をもたらす元素として広く添加されている。
したがって、本発明が対象とするようなフルプロセス焼
鈍材においても、従来硬度上昇と打ち抜き性の向上を必
要とする場合には、特別な配慮なく比較的多量(0.1%
前後)に添加されるのが通常である。このように従来P
の功罪については、その硬度上昇・打ち抜き性向上効果
が明らかにされているだけであり、これ以外のPの功罪
に着目した技術は現状では皆無であるといってよい。し
かし、本発明者らがフルプロセス焼鈍材におけるPの功
罪について改めて詳細に検討したところによれば、Pは
確かに硬度上昇と打ち抜き性の向上をもたらすものの、
磁気特性、特に鉄損に関しては、P量に適正値があり、
Pをこの適正量に制御した場合にのみ、固有抵抗の増大
を通じて鉄損の低下が得られること、そしてこの適正量
を超えてPを添加した場合には(従来、Pを添加する場
合はいずれもこの範囲)、歪取焼鈍時の粒成長性を阻害
し、却って鉄損の上昇をもたらすことが判明した。この
ため本発明では、上記Pの適正範囲をその要件とした。
また、さらに検討を進めた結果、鉄損に対する上記P
の適正量の存在はフルプロセス焼鈍材に特有のものであ
り、フルプロセス材や2回冷圧によるセミプロセス材の
場合にはかかる適正量の存在は認められなかった。すな
わち、よく知られているように鉄損は粒径に依存すると
ころが大きいが、フルプロセス材では冷圧−焼鈍時に比
較的粒径の小さいところで組織形成をさせるため、粒成
長の駆動力が高く、且つ焼鈍条件(特に焼鈍温度)が粒
径に対して圧倒的な影響を及ぼすため、Pの影響が顕在
化しないものと考えられる。また、2回冷圧によるセミ
プロセス材の場合も、粒成長は調圧歪をその駆動力とす
るため、Pの影響は顕在化しない。これに対し、フルプ
ロセス焼鈍材の場合は、冷圧−焼屯により一旦ある粒径
に粒成長させたものを、再び需要家で歪取焼鈍してさら
に粗大に粒成長させるため、歪取焼鈍時は粒成長の駆動
力が粒界のエネルギー差だけであるに加えて、その駆動
力そのものも小さく、粒成長性に対するPの影響が顕在
化するものと考えられる。なお、ここでいうPの粒成長
性に対する影響のメカニズムは必ずしも明確ではない
が、Pは粒界に偏析しやすい元素であり、したがってso
lute−dragにより粒成長時の粒界の移動度(mobility)
を低下させるのがその本質ではないかと考えられる。
次に、試験例に基づいて上記Pの功罪を明らかにする
とともに、適正なP量についてその限定範囲と理由につ
いて説明する。
C:0.0028%、Si:0.31%、Mn:0.81%、S:0.003%、Al:0.
13%、N:0.0019%と一定で、P量が0.002〜0.088%と種
々変化した鋼(A群)、およびC:0.0043%、Si:0.80
%、Mn:1.31%、S:0.008%、Al:0.38%、N:0.0035%と
一定で、P量が0.003〜0.091%と種々変化した鋼(B
群)を用い、当該スラブを1150℃に加熱後、仕上温度82
0℃、巻取温度670℃の条件で熱間圧延し、酸洗後0.5mm
の仕上厚に冷間圧延したものを700℃で焼鈍し、引き続
き需要家での歪取焼鈍相当の750℃×2hr(加熱速度7℃
/min)の焼鈍に供した。第1図はこのようにして得られ
た供試材のP量と鉄損(W15/50)および磁束密度
(B50)との関係を示したものである。
同図から明らかなように、A群、B群のいずれにおい
てもP量が0.01〜0.06%の範囲でのみ、A群では4.4W/k
g前後の、またB群では3.6W/kg前後の良好な鉄損失が得
られている。これに対し、P量が0.01%未満では固有抵
抗増加による鉄損の改善代が小さいため、またP量が0.
06%超では固有抵抗増加による鉄損の改善代を粒成長性
の劣化が上回るため、ともに鉄損はP:0.01〜0.06%の範
囲に比べてA群、B群とも0.6W/kg以上高くなってい
る。このようにP量には適正範囲があり、これはA群、
B群にかかわりなく、すなわち鋼種にかかわりなく0.01
〜0.06%であるため、本発明ではP量を0.01〜0.06%と
規定した。また、B50についても、P量が0.06%以下で
はP量増加に伴うB50の低下が少なく、Pを0.01〜0.06
%とすることで良好なB50が得られることも判る。
(2)その他の成分 以上のように、P量を0.01〜0.06%の範囲に適正化す
ることによって、Alを0.1%以上含むフルプロセス焼鈍
材の鉄損は大幅に改善される。しかし、P量のみを適正
化すれば、他の成分はいかなる範囲でも許容されるとい
うものではなく、自ずから適正量、適正範囲があること
は言うまでもない。以下、他の成分の範囲および限定理
由を説明する。
C:0.0050%超では磁気特性が劣化し、また磁気時効上の
問題もあるため、上限が0.0050%の極低炭素鋼とする。
S:固有抵抗を高め鉄損を低下させる効果を持つが、この
効果を十分に得るには0.06%以上の添加が必要である。
一方、1.0%を超えて添加した場合には磁束密度が低下
するとともに、コスト上昇も招くため、上限は1.0%と
する。
Mn:磁束密度をあまり劣化させることなく鉄損を改善で
きる元素であるが、この効果を十分に発揮させるために
は0.5%以上の添加が必要である。一方、1.5%を超えて
Mnを添加しても、上記効果が飽和し、却ってコストの上
昇を招く。以上の理由から、Mnは0.5〜1.5%とする。
S:0.010%以上では粒成長性が劣化し、鉄損の上昇を招
くため、0.010%未満とする必要がある。
Al:Siと同様に鉄損を低下させる元素であり積極的に添
加すべきものであるが、0.1%未満の場合、微細AlNを形
成し粒成長性を損なう。これを防止し良好な鉄損値を得
るために、下限は0.1%とする。但し、0.5%を超えて添
加すると磁束密度が低下し、また徒らなコスト上昇を招
くため上限は0.5%とする。
N:0.0050%を超えると磁気特性が劣化するため、0.0050
%を上限とする。
次に、処理条件について説明する。
上記のような成分を前提とし、本発明ではさらに以下
に述べるように処理条件を特定することをその第三の要
件とする。成分を適正化したとしても、これが顕著な効
果を発揮し得るのはある特定の処理条件を経た場合だけ
であり、この条件を外れた場合には、成分適正化の効果
が大幅に減少するからである。
(1)熱延加熱温度 熱延加熱温度が徒らに高いと、スラブ段階で一旦粗大
に析出したAlN、MnSが再溶解し、以後微細に再析出する
ため粒成長性が劣化する。その場合、AlNに関しては、
本発明鋼はAl≧0.1%であるため、再析出時にAlNの粗大
化が起り易く、加熱温度の上限は比較的高温になると思
われるが、MnSに関してはこのような粗大化は期待でき
ない。したがって、加熱温度の上限は主としてMnSの再
溶解・再析出の面から決定されることになる。かかる考
察の下で、本発明者らは以下に示す実験・検討を行い、
熱延加熱温度の上限を決定した。
C:0.0028%、Si:0.31%、Mn:0.81%、P:0.057%、S:0.0
03%、Al:0.13%、N:0.0019%からなる鋼(鋼C、成分
はいずれも本発明範囲)およびC:0.0043%、Si:0.80
%、Mn:1.31%、P:0.015%、S:0.008%、Al:0.38%、N:
0.0035%からなる鋼(鋼D、成分はいずれも本発明範
囲)を用い、当該スラブを種々の温度に加熱後、仕上温
度820℃、巻取温度700℃の条件で熱間圧延し、酸洗後0.
5mmの仕上厚に冷間圧延したものを、700℃で焼鈍し、引
き続き需要家での歪取焼鈍相当の750℃×2hr(加熱速度
7℃/min)の焼鈍に供した。
第2図は、このようにして得られた供試材の鉄損(W
15/50)を熱延加熱温度で整理したものである。同図か
ら、鋼C、鋼Dとも、すなわち鋼種にかかわらず、加熱
温度が1170℃以下で、鋼CではW15/50<4.5W/kg、鋼D
ではW15/50<3.6W/kg前後の良好な鉄損値が得られるこ
とが判る。これに対し、加熱温度が1170℃を超える場合
は、主としてMnSの再溶解・微細再析出に起因した粒成
長劣化により、成分が本発明範囲にある鋼C、鋼Dであ
っても、1170℃以下加熱の場合に比べてW15/50が0.5W/
kg以上高くなっている。なお、磁束密度(B50)に関し
ては、上記検討範囲においては鋼Cで1.75T前後、鋼D
で1.72T前後とほぼ一定となり、熱延加熱温度の影響は
小さかった。
以上の結果に基づき、本発明では熱間圧延における加
熱温度を1170℃以下と規定する。
(2)熱延仕上温度 Ar3変態点以上で熱延を終了した場合、磁気特性、特
に磁束密度が大幅に低下するため、仕上温度はAr3変態
点以下とする。
(3)熱延巻取温度 第2図で用いた鋼Cおよび鋼Dを用い、当該スラブを
1140℃に加熱後、仕上温度を830℃と一定にし、巻取温
度を種々変えて熱延圧延したものを、酸洗後0.5mm厚に
冷間圧延し、次いで700℃で焼鈍し、引き続き需要家で
の歪取焼鈍相当の750℃×2hr(加熱速度7℃/min)の焼
鈍に供した。第3図はこのようにして得られた供試材の
鉄損(W15/50)、磁束密度(B50)および表面粗さRaを
熱延巻取温度で整理したものである。
同図から、鋼C、鋼Dとも、すなわち鋼種にかかわり
なく、600〜720℃の巻取温度で良好な磁気特性(鋼C:W
15/504.5W/kg、B501.75T.鋼D:W15/503.6W/kg、B
501.72T)と表面性状(Ra<0.4μm)が得られること
がわかる。これに対し、本発明成分条件を満足した鋼
C、鋼Dであっても、巻取温度が600℃未満の場合は、
熱延板の再結晶の進展、粗粒化とAlN、MnSの粗大化が不
十分となり、鉄損、磁束密度とも大幅に劣化している。
また、逆に巻取温度が720℃を超える場合には、磁気特
性上は問題がないものの、巻取時に難酸洗性の内部酸化
層が発達し、粒界酸化も著しく、これが酸洗時粒界侵触
を起こし、これを起点に冷圧時微小クラックが多発し、
Ra>0.7μmと表面性状の大幅な劣化をきたす。
以上の結果から、本発明では熱間圧延における巻取温
度を600℃以上720℃以下と規定する。
(4)酸洗および冷間圧延 特に規定する必要はなく、常法により行うことができ
る。
(5)冷圧後の焼鈍温度 この焼鈍温度が800℃を超えると粒径が粗大となり、
磁気特性上好ましくない(111)粒が発達し、磁束密度
が低下する。また軟質化も著しく、コイルの巻きぐせに
起因して、打ち抜き時或いは打ち抜き品の積層・かしめ
時に不良品を生じ易くなるため、上限は800℃とする。
一方、需要家での歪取焼鈍後の鉄損は冷圧後の本焼鈍温
度にほとんど依存しないため、この意味からは焼鈍温度
の下限はないが、625℃を下回る低温焼鈍を行った場合
には、硬質化が著しく打ち抜き性の劣化を招く。すなわ
ち、著しい硬質材を打ち抜くため型の損耗が激しく、連
続内ち抜き時のかえり高さの増加が加速される。このた
め焼鈍温度の下限は625℃とする必要がある。(6)打
ち抜き・剪断加工後の焼鈍条件 鋼板は上述した焼鈍の後、必要に応じて絶縁皮膜等の
塗布、焼付が施されてフルプロセス焼鈍材としての最終
製品となり、その後、打ち抜き・剪断加工され、さらに
歪取焼鈍が施される。この打ち抜き・剪断加工および歪
取焼鈍は、通常需要家においてなされる。
ここで、上述したような条件で製造されたフルプロセ
ス焼鈍材では、所望の磁気特性を得るためには歪取焼鈍
時の加熱速度が重要であり、鋼板の製造法を歪取焼鈍ま
で含めて考えた場合、歪取焼鈍時の加熱速度を規定する
必要がある。これは、前述したように歪取焼鈍時、Pの
粒界偏析に起因した。solute−dragにより粒界の移動度
が低下し、粒成長性が劣化することから、本発明ではP
の低減化をその特徴としているが、このようにP量を低
下したとしても、歪取焼鈍時の加熱速度が不適切に遅い
場合には、粒界移動とPの粒界偏析が競合するか、或い
は後者が勝り、粒界はP偏析を起こし、その後粒界はこ
の偏析したPをsolute−dragしながら移動せざるを得
ず、この結果、粒界移動度の低下、すなわち粒成長性の
劣化をきたすからである。したがって、歪取焼鈍時の加
熱速度に関しては偏析のし易さ、すなわちP量に応じた
下限値が存在することになる。また、ここで問題となる
のはPの粒界偏析であるため、加熱速度の下限は粒界偏
析の活発な350〜700℃の範囲で考えればよいことにな
る。
以下、試験例に基づき、この加熱速度の下限とその限
定理由について説明する。
前述した鋼A群、B群を用い、当該スラブを1130℃に
加熱後、仕上温度840℃、巻取温度700℃の条件で熱間圧
延し、酸洗後0.5mmの仕上厚に冷間圧延したものを、次
いで700℃で焼鈍し、引き続き需要家での歪取焼鈍相当
の750℃×2hrの焼鈍を、350〜700℃における加熱速度を
種々変えて行った。第4図はこのようにして得られた供
試材の鉄損(W15/50)をP量と350〜700℃における加
熱速度HR(℃/min)で整理したものである。同図から0.
01≦P≦0.06%を満たす本発明鋼にあっては、A群、B
群とも、すなわち鋼種にかかわりなく、加熱速度HRの下
限がHR=60〔P〕+1.4というP量の関数となること、
そして加熱速度がこれ以上の場合に、A群ではW15/50
<4.6W/kg、B群ではW15/50<3.7W/kgと良好な鉄損値
が得られることが判る。これに対し、たとえ0.01≦P≦
0.06%という本発明成分条件を満足する鋼であっても、
加熱速度が上記式で規定される下限を下回ると、Pの粒
界偏析に起因して歪取焼鈍時の粒成長性が劣化し、A
群、B群ともに鉄損は0.3W/kg以上高くなってしまう。
また、P≦0.01%またはP>0.06%と本発明範囲を逸脱
する鋼においては、いかなる加熱速度においても良好な
鉄損が得られないことも確認できる。なお、磁束密度
(B50)に関しては、加熱速度の影響は小さかった。
以上の結果から、本発明では歪取焼鈍時の加熱速度HR
(℃/min)を、HR≧60〔P〕+1.4と規定する。一方、
上限については磁気特性の面からは特に規定する必要は
ないが、徒らに加熱速度を大きくした場合には、温度分
布の不均一や、これによる鋼板の変形が生じる。したが
って加熱速度の上限は、需要家毎に歪取焼鈍炉の仕様、
焼鈍1ロットの量等を勘案して決定する必要がある。
歪取焼鈍温度、時間については、上記のように加熱速
度を適正化することにより、Pの粒界偏析を回避できる
ため、特段の配慮の必要はなく、常法通り720〜800℃、
1〜2hr程度の条件でよい。
〔実施例〕
第1表に示す鋼成分のスラブを第2−a表〜第−c表
に示す熱延条件で熱間圧延し、これら酸洗後仕上厚0.5m
mに冷間圧延した後、引き続き同表に示す焼鈍温度にて3
min焼鈍した。このようにして得られた焼鈍板につい
て、各項点が0.3Rの短形の打ち抜き型(SKS3)にて、ク
リアランス7%、速度200spm、打ち抜き油使用の条件で
15万回の連続打ち抜き試験を行い、15万回打ち抜き時の
かえり高さを測定した。また、上記焼鈍板を需要家での
歪取焼鈍相当の750℃×2hrの焼鈍に供した後、磁気特性
をJIS法に基づくエプスタイン試験にて評価した。これ
らの測定の結果を第2−a〜第2−c表に併せて示す。
なお、これらの実施例のうち、第2−a表は成分条件
の影響を、第2−b表は熱間圧延−焼鈍条件の影響を、
また第2−c表は歪取焼鈍時の加熱速度を影響をそれぞ
れ調べたものである。
第2−a表〜第2−c表から明らかなように、本発明
方法によるものは良好な磁気特性(鉄損:W15/50と磁束
密度:B50)と打ち抜き性(かえり高さ≦25μm)が得ら
れている。これに対して、比較法(成分、製造条件のい
ずれか一方が本発明範囲より外れるもの)では鉄損、磁
束密度、打ち抜き性のいずれかが劣っている(鉄損:W
15/50は本発明方法に比べて0.5W/kg以上高く、磁束密
度:B50は本発明法に比べて0.02T以上低い)。また、比
較法のうち焼鈍温度が本発明条件の下限を下回っている
ものについては、磁気特性は良好であるものの、抜き打
ち試験でのかえり高さが50μm以上にもなり、打ち抜き
性が劣化していることが判る。
〔発明の効果〕 以上述べた本発明によれば、特殊な合金元素の添加や
プロセスの付加等によるコスト上昇を招くことなく、簡
便に磁気特性および打ち抜き性に優れた無方向性電磁鋼
板のフルプロセス焼鈍材、およびこれを素材とした打ち
抜き・剪断加工一歪取焼鈍材を製造することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は、鉄損と磁束密度に対するP量の影響とその適
正範囲を示すグラフである。第2図は、鉄損に対する熱
延加熱温度の影響とその適正範囲を示すグラフである。
第3図は、鉄損、磁束密度、表面粗さに対する熱延巻取
温度の影響とその適正範囲を示すグラフである。第4図
は、鉄損に対する歪取焼鈍時の加熱速度およびP量の影
響とその適正範囲を示すグラフである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】打ち抜き・剪断加工後、歪取焼鈍が施され
    るセミプロセス無方向性電磁鋼板の製造方法において、
    重量%で、C≦0.0050%、0.06%≦Si≦1.0%、0.5%≦
    Mn≦1.5%、0.01%≦P≦0.06%、S<0.010%、0.1%
    ≦Al≦0.5%、N≦0.0050%、残部Feおよび不可避的不
    純物からなる鋼を、加熱温度1170℃以下、仕上温度Ar3
    変態点以下、巻取温度600℃以上720℃以下で熱間圧延
    し、次いで酸洗および冷間圧延した後、625℃以上800℃
    以下の温度にて焼鈍することを特徴とする無方向性電磁
    鋼板の製造方法。
  2. 【請求項2】打ち抜き・剪断加工後、歪取焼鈍が施され
    るセミプロセス無方向性電磁鋼板の製造方法において、
    重量%で、C≦0.0050%、0.06%≦Si≦1.0%、0.5%≦
    Mn≦1.5%、0.01%≦P≦0.06%、S<0.010%、0.1%
    ≦Al≦0.5%、N≦0.0050%、残部Feおよび不可避的不
    純物からなる鋼を、加熱温度1170℃以下、仕上温度Ar3
    変態点以下、巻取温度600℃以上720℃以下で熱間圧延
    し、次いで酸洗および冷間圧延した後、625℃以上800℃
    以下の温度にて焼鈍し、次いで絶縁皮膜等の塗布・焼付
    けを施すことを特徴とする無方向性電磁鋼板の製造方
    法。
  3. 【請求項3】重量%で、C≦0.0050%、0.06%≦Si≦1.
    0%、0.5%≦Mn≦1.5%、0.01%≦P≦0.06%、S<0.0
    10%、0.1%≦Al≦0.5%、N≦0.0050%、残部Feおよび
    不可避的不純物からなる鋼を、加熱温度1170℃以下、仕
    上温度Ar3変態点以下、巻取温度600℃以上720℃以下で
    熱間圧延し、次いで酸洗および冷間圧延した後、625℃
    以上800℃以下の温度にて焼鈍してセミプロセス鋼板と
    なし、該鋼板を打ち抜き・剪断加工後、350〜700℃の温
    度域における加熱速度HR(℃/min)が、 HR≧60〔P〕+1.4 但し、P:鋼板のP含有量(wt%) を満足するようにして歪取焼鈍することを特徴とする無
    方向性電磁鋼板の製造方法。
  4. 【請求項4】重量%で、C≦0.0050%、0.06%≦Si≦1.
    0%、0.5%≦Mn≦1.5%、0.01%≦P≦0.06%、S<0.0
    10%、0.1%≦Al≦0.5%、N≦0.0050%、残部Feおよび
    不可避的不純物からなる鋼を、加熱温度1170℃以下、仕
    上温度Ar3変態点以下、巻取温度600℃以上720℃以下で
    熱間圧延し、次いで酸洗および冷間圧延した後、625℃
    以上800℃以下の温度にて焼鈍し、次いで絶縁皮膜等の
    塗布・焼付けを施してセミプロセス鋼板となし、該鋼板
    を打ち抜き・剪断加工後、350〜700℃の温度域における
    加熱速度HR(℃/min)が、 HR≧60〔P〕+1.4 但し、P:鋼板のP含有量(wt%) を満足するようにして歪取焼鈍することを特徴とする無
    方向性電磁鋼板の製造方法。
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