JPH08194394A - 画像形成方法 - Google Patents

画像形成方法

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JPH08194394A
JPH08194394A JP7022396A JP2239695A JPH08194394A JP H08194394 A JPH08194394 A JP H08194394A JP 7022396 A JP7022396 A JP 7022396A JP 2239695 A JP2239695 A JP 2239695A JP H08194394 A JPH08194394 A JP H08194394A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トナー定着後も、トナーによる凸像が形成さ
れない高画質の複写画像を得ることができる画像形成方
法を提供する。 【構成】 潜像担持体上で顕像化されたトナー像を、樹
脂層を表面に設けてなる電子写真用転写紙上に転写し、
定着する工程を有する画像形成方法であって、該トナー
自体の150℃における貯蔵弾性率をG′1 とし、転写
紙表面の樹脂の150℃における貯蔵弾性率をG′2 と
したときに、下記式を満足する条件で転写し、定着す
る。電子写真用転写紙は、溶解度パラメータ(SP値)
が10乃至13、かつ150℃における貯蔵弾性率
(G′2 )が10乃至200Paを有する樹脂よりなる
樹脂層を表面に形成するのが好ましい。 G′1 −15≦G′2 ≦G′1 +150

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高画質コピーを得るた
めの電子写真用転写紙及びトナーを用いた画像形成方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真複写によって高画質の画
像を得るために、トナーを小粒径化して粒状性を改善す
ることが行われている。さらにトナーの粒状性を減少さ
せるために、トナー中の着色剤含有量等を増加して、転
写紙上に定着するトナー量(g/cm2 )を少なくする
ことが試みられている。また、平板オフセット印刷にお
けるような高画質の画像を得る目的で、電子写真法にお
いてもアート紙やコート紙等の表面平滑塗工紙を用いる
ことが行われており、その場合、従来の電子写真法に用
いられているラフ紙に比較して、画像が忠実に再現さ
れ、画像光沢の上昇や光沢ムラの減少、色再現性の向上
等、複写画像の画質が改善される。例えば、電子写真転
写紙に関して、特公平5−82939号公報、特公平5
−82940号公報には、平均粒径1.5μm以下の顔
料を含む塗料を塗布し、平滑化処理したコート紙が記載
されている。
【0003】ところで、上記のような平滑コート紙を使
用し、現像剤として印刷網点より小径のトナーを用い、
少ない定着トナー量(g/cm2 )で、かつ、高グロス
トナーを使用して電子写真法により画像を形成しても、
平板オフセット印刷におけるようなコート紙上の高級印
刷画質と同等の画像を得ることはできなかった。その理
由を考察するに、大きな原因の一つとして、平板オフセ
ット印刷においては、使用するインクが紙上でしみ込む
のに対し、電子写真トナーの場合は、固体として体積を
持つため、熱定着後にも、平滑コート紙面上に、トナー
が凸像を形成し、表面乱反射が発生して、これをノイズ
として感じることにより、画像が印刷と異なる外観を呈
すると考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した従
来の電子写真法における画質欠点の発生を防止すること
を目的とするものである。すなわち、本発明の目的は、
トナー定着後も、トナーによる凸像が形成されない高画
質の複写画像を得ることができる画像形成方法を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成方法
は、潜像担持体上で顕像化されたトナー像を、樹脂層を
表面に設けてなる電子写真用転写紙上に転写し、定着す
る工程を有するものであって、トナー自体の150℃に
おける貯蔵弾性率をG′1 とし、転写紙表面の樹脂の1
50℃における貯蔵弾性率をG′2 としたときに、下記
式を満足する条件でトナー像を転写し、定着することを
特徴とする。 G′1 −15≦G′2 ≦G′1 +150
【0006】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明において、潜像担持体としては、電子写真法におい
て使用される感光体或いは誘電記録体等、静電潜像を担
持することが可能なものであれば何如なるものでも使用
することができる。静電潜像は周知の方法で形成され、
トナーによって顕像化されてトナー像が形成され、次い
で電子写真転写紙上に転写される。
【0007】電子写真転写紙は、表面に樹脂層を設けて
なるものであって、樹脂層は透明であるのが好ましい。
また、樹脂層は、溶解度パラメータ(SP値)が10乃
至13であって、かつ150℃における貯蔵弾性率
(G′2 )が10乃至200Paを有する樹脂より形成
されるのが好ましい。樹脂層の貯蔵弾性率が10Paよ
りも低い場合には、定着時に樹脂層のオフセットが発生
し、200Paよりも大きくなると、定着してもトナー
が樹脂層中にもぐり込まず、凸像が発生するようにな
る。なお、貯蔵弾性率とは、ある温度、ある角周波数ω
で測定することにより、その物質の粘弾性関数の弾性項
と定義され、その温度における樹脂自体の弾性の度合を
示す。その値は、回転型レオメーター[ダイナミックア
ナライザーRDAII(レオメトリック社製)]によって
求めることができる。
【0008】樹脂層を構成する樹脂としては、ポリエス
テル樹脂、スチレン−アクリル酸エステル樹脂、スチレ
ン−メタクリル酸エステル樹脂等があげられるが、特
に、ポリエステル樹脂が好ましく使用される。ポリエス
テル樹脂を構成する多価アルコール成分と多価カルボン
酸成分としては、次のものが例示される。
【0009】多価アルコール成分としては、エチレング
リコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオ
ール、2,3−ブタンジオール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、1,5−ペンタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチレングリコ
ール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ジプロピ
レングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピ
レングリコール、ビスフェノールA、水素添加ビスフェ
ノールA等を用いることができる。これらのうち、ビス
フェノールA、その誘導体、そのアルキレンオキサイド
付加物、水素添加ビスフェノールA等が好ましく、特に
下記式(I)で示されるビスフェノールA誘導体が好ま
しい。
【0010】
【化1】 (式中、R1 およびR2 は、それぞれエチレン基または
プロピレン基を表し、aおよびbはそれぞれ整数であっ
て、両者の和は2〜7である。) その具体例としてはポリオキシプロピレン(6)−2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオ
キシエチレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)プロパン、ポリオキシプロピレン(2.
0)−ポリオキシエチレン(2.0)−2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパン等が挙げられる。
また、三価以上のアルコール成分としては、グリセリ
ン、ソルビトール、1,4−ソルビタン、トリメチロー
ルプロパンなどを用いることができる。
【0011】多価カルボン酸成分としては、例えば、マ
レイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、フタル酸、テレ
フタル酸、イソフタル酸、マロン酸、コハク酸、グルタ
ル酸、ドデセニルコハク酸、n−オクチルコハク酸、n
−ドデセニルコハク酸、1,2,4−ベンゼントリカル
ボン酸、1,2,4−シクロヘキサントリカルボン酸、
1,2,4−ナフタレントリカルボン酸、1,2,5−
ヘキサントリカルボン酸、1,3−ジカルボキシ−2−
メチル−2−メチレンカルボキシプロパン、テトラ(メ
チレンカルボキシ)メタン、1,2,7,8−オクタン
テトラカルボン酸、トリメリット酸、ピロメリット酸お
よびこれらの酸の低級アルキルエステルを用いることが
できる。
【0012】樹脂層には、透明性を阻害しない範囲で顔
料、離型剤等を含有させることができるが、その場合で
も樹脂の量は80重量%以上であることが必要である。
本発明における電子写真転写紙は、原紙の一面または両
面に樹脂液を塗布することによって樹脂層を形成した
後、その表面に平滑化処理を施すことにより作製するこ
とができる。塗布後の樹脂層の平滑化処理は、スーパー
カレンダー或いはグロスカレンダー等、剛性ロールと弾
性ロールのニップ間を多数回通すことによって行うこと
ができる。平滑化処理は、十分な画像光沢度を得るため
にJISB0601による表面の中心線平均粗さが2.
0μm以下、特に1.5μm以下になるように調整する
のが好ましい。
【0013】またこの場合、樹脂層は、堆積した状態で
の紙間の静摩擦係数の標準偏差が0.05以下、或いは
透気度が4000秒以下に調整されるのが好ましい。さ
らに樹脂層は、温度20℃、相対湿度85%において表
面抵抗8.0×108 Ω以上になるように調整されたも
のが好ましい。樹脂層に透気性を与えるためには、平均
粒径が小さく吸油度の大きい顔料を配合すればよい。例
えば、平均粒径が1.5μm以下、好ましくは1.0μ
m以下の、炭酸カルシウム、シリカ、焼成クレー、水酸
化アルミニウム、リトポン、酸化亜鉛、二酸化チタン、
硫酸バリウムなどが使用できる。本発明における電子写
真用転写紙は、上記樹脂層を原紙の表裏両面に設けても
よい。塗布法としては、一般に使用される方法、例え
ば、ブレード塗布、エアナイフ塗布、ロール塗布、バー
塗布等が適用できる。樹脂層の厚さは、定着されるトナ
ーの粒径との関係で変化するが、一般に3〜20μmの
範囲であることが好ましい。
【0014】また、透明層と原紙との間には、接着層、
或いは平滑のための顔料層を設けてもよい。顔料として
は、例えば、炭酸カルシウム、シリカ、焼成クレー、水
酸化アルミニウム、リトポン、酸化亜鉛、二酸化チタ
ン、硫酸バリウムなどがあげられる。これらの顔料は、
平均粒径が1.5μm以下であることが望ましい。接着
層或いは顔料層に用いられる接着剤としては、原紙、顔
料等との接着力が強く、ブロッキング性が少ない水溶性
高分子、例えば、ポリビニルアルコール、デンプン、メ
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、スチレ
ン−アクリル樹脂、イソブチレン−無水マレイン酸樹
脂、カルボキシメチルセルロース等の水溶性樹脂、アク
リル樹脂エマルジョン、酢酸ビニル樹脂エマルジョン、
塩化ビニリデン樹脂エマルジョン、ポリエステル樹脂エ
マルジョン、スチレン−ブタジエン共重合体ラテック
ス、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体ラテックス
等を用いることができる。顔料層は、上記顔料と接着剤
を95:5〜60:40の配合比で配合した塗工液を塗
布することによって形成することができる。
【0015】一方、本発明において使用するトナーは、
着色剤と結着樹脂とを主成分として構成される。本発明
において、結着樹脂に含有させる着色剤としては、周知
のものならば何如なるものでも使用することができる。
例えば、カーボンブラック、アニリンブルー、カルコイ
ルブルー、クロムイエロー、ウルトラマリンブルー、デ
ュポンオイルレッド、キノリンイエロー、メチレンブル
ークロリド、フタロシアニンブルー、マラカイトグリー
ンオキサレート、ランプブラック、ローズベンガル、
C.I.ピグメント・レッド48:1、C.I.ピグメ
ント・レッド122、C.I.ピグメント・レッド5
7:1、C.I.ピグメント・イエロー97、C.I.
ピグメント・イエロー12、C.I.ピグメント・イエ
ロー17、C.I.ピグメント・ブルー15:1、C.
I.ピグメント・ブルー15:3を代表的なものとして
例示することができる。着色剤の含有量は、2重量%か
ら8重量%の範囲が好ましい。着色剤の含有量が2重量
%より少なくなると、着色力が弱くなり、8重量%より
多くなるとカラートナーの透明性が悪化する。
【0016】本発明に用いられる結着樹脂としては、ス
チレン、クロロスチレン等のスチレン類、エチレン、プ
ロピレン、ブチレン、イソプレン等のモノオレフィン
類、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、安息香酸ビニ
ル、酪酸ビニル等のビニルエステル類、アクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸
ドデシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸フェニル、
メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル
酸ブチル、メタクリル酸ドデシル等のα−メチレン脂肪
族モノカルボン酸エステル類、ビニルメチルエーテル、
ビニルエチルエーテル、ビニルブチルエーテル等のビニ
ルエーテル類、ビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケ
トン、ビニルイソプロペニルケトン等のビニルケトン類
などの単独重合体および共重合体を例示することができ
る。特に代表的な結着樹脂としては、ポリスチレン樹
脂、ポリエステル樹脂、スチレン−アクリル酸アルキル
共重合体、スチレン−メタクリル酸アルキル共重合体、
スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ブタ
ジエン共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、
ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂をあげることが
できる。さらに、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、シ
リコーン樹脂、ポリアミド樹脂、変性ロジン、パラフィ
ン類、ワックス類等をあげることができる。これらの樹
脂の中でも、特に上記転写紙における樹脂層に用いたも
のと同一系統のポリエステル樹脂を用いるのが好まし
い。本発明においては、上記結着樹脂は、150℃にお
いて角周波数10rad/secで測定した貯蔵弾性率
が10〜300Paであるものが好ましい。
【0017】本発明におけるトナーは、上記着色剤と結
着樹脂とを主成分として構成されるが、その平均粒径は
3〜15μmの範囲、特に5〜10μmの範囲にあるも
のが好ましく使用される。また、トナー自体の150℃
における貯蔵弾性率G′1 (角周波数10rad/se
cで測定)は、10〜200Paの範囲にあるのが好ま
しい。
【0018】また、トナーは、外添剤を添加してもよ
い。外添剤としては無機化合物微粉末および有機化合物
微粒子が使用される。無機化合物微粒子は、SiO2
TiO2 、Al2 3 、CuO、ZnO、SnO2 、F
2 3 、MgO、BaO、CaO、K2 O、Na
2 O、ZrO2 、CaO・SiO2 、K2 O・(TiO
2 、Al2 3 ・2SiO2 、CaCO3 、MgC
3 、BaSO4 、MgSO4 等を例示することができ
る。また、有機化合物微粒子は、脂肪酸またはその誘導
体、これ等の金属塩等の微粉末、フッ素系樹脂、ポリエ
チレン樹脂、アクリル樹脂等の樹脂微粉末を例示するこ
とができる。
【0019】本発明において、上記のトナーを使用して
形成されたトナー像を上記の電子写真転写紙に転写し、
定着する際に、トナー自体の150℃における貯蔵弾性
率をG′1 とし、転写紙表面の樹脂の150℃における
貯蔵弾性率をG′2 としたときに、下記式(1)を満足
する条件で転写、定着を実施することが必要である。 G′1 −15≦G′2 ≦G′1 +150 (1) 好ましくは、下記式(2)を満足する範囲である。 G′1 ≦G′2 ≦G′1 +50 (2) G′2 の値が上記式(1)の範囲内にあれば、定着後に
凸像のない平滑な複写物を得ることができる。また、
G′2 の値が上記式(2)の範囲内にあれば、定着後の
複写物は凸像のない平滑なものであることはもちろん、
隣接するトナーとの相溶性、混色性が優れ、シャープな
画像となるのでより好ましい。すなわち、上記式(1)
の条件を満足する場合には、トナーと樹脂層の表面は定
着時に溶けてトナーが樹脂層中に入り込み、固化するこ
とにより、定着後に平滑面を作るようになる。G′2 の
値がG′1 −15より小さくなると、隣接するトナーと
の相溶性が低下し、混色性が悪い画質となり、G′2 の
値がG′1 +150より大きくなると、定着時に転写紙
表面の樹脂中にトナーが入り込めず、凹凸のある画像と
なり画質劣化を生じる。
【0020】
【実施例】叩解度が530ccの広葉樹晒クラフトパル
プ100重量部、クレー10重量部、澱粉2重量部、ロ
ジンサイズ剤1.5重量部および硫酸バンド1重量部を
添加して抄紙した50g/m2 の上質紙を使用し、表1
に記載された樹脂をトルエンに溶解した塗布液を上記上
質紙の片面にブレードコーターによって塗布し、その後
スーパーカレンダーで平滑化処理を行って、膜厚10μ
mの樹脂層が形成された複写紙を得た。
【0021】一方、トナーとして、表1に記載の樹脂を
結着樹脂として用い、その95重量部をC.I.ピグメ
ント・レッド57:1の5重量部とバンバリーミキサー
によって混練し、ジェットミルで粉砕し、分級して、粒
径7μmで4μm(pop)以下が5%、16μm(v
ol)以上が0.1%のトナーを得た。更にこのトナー
100重量部に対して平均粒径20nmの酸化チタン
(10%のトリエトキシデシルシラン処理)2重量部を
添加し、ヘンシェルミキサーによって混合してトナーを
得た。トナー自体の貯蔵弾性率G′1 は、表2に示し
た。
【0022】
【表1】 また、平均粒径50μmのフェライト粒子に1.0%ス
チレンアクリル樹脂被覆を行ったものをキャリアとして
用い、上記トナーと100:10の割合で混合して現像
剤を得た。
【0023】上記のようにして得られた現像剤を用い、
複写機(A−Color635)によって複写を行な
い、得られた複写画像について画質評価を行った。その
結果を表2に示す。なお、表2において、オフセット
は、2枚目のコピーへの樹脂層の付着を観察することに
よって評価した。その評価基準は次の通りである。○:
付着なし、×:付着あり。樹脂層表面の平滑性は、JI
SB0601による表面の中心線平均粗さによって判定
した。その評価基準は次の通りである。○:2.0μm
未満である、△:2.0μm以上3.0μm以下であ
る、×:3.0μmを越える。また、文字画像のシャー
プ度は和文のサイズの目視により判定した。その評価基
準は次の通りである。○:4ポイント和文が判読可能、
△:6ポイント和文が判読可能、×:6ポイント和文が
判読不能。また、総合画質の評価基準は次の通りであ
る。○:全てに亘って優れている、△:使用可、×:劣
る。
【0024】
【表2】
【0025】
【発明の効果】本発明は、上記のように、表面に樹脂層
を設けた電子写真用転写紙に、トナー像を転写、定着す
る際に、トナー自体の貯蔵弾性率と樹脂層の貯蔵弾性率
が上記した特定の範囲内に設定されるようにして転写、
定着を行うものであるから、紙面に凸像が形成されるこ
とがなく、反射光の散乱が抑えられるため、シャープな
画像が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細井 清 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー像を樹脂層を表面に設けてなる電
    子写真用転写紙上に転写し、定着する工程を有する画像
    形成方法において、該トナー自体の150℃における貯
    蔵弾性率をG′1 とし、転写紙表面の樹脂の150℃に
    おける貯蔵弾性率をG′2 としたときに、下記式を満足
    する条件でトナー像を転写し、定着することを特徴とす
    る画像形成方法。 G′1 −15≦G′2 ≦G′1 +150
  2. 【請求項2】 溶解度パラメータ(SP値)が10乃至
    13、かつ150℃における貯蔵弾性率(G′2 )が1
    0乃至200Paを有する樹脂よりなる樹脂層を表面に
    設けてなる電子写真用転写紙を用いることを特徴とする
    請求項1記載の画像形成方法。
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