JPH08194390A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08194390A
JPH08194390A JP7019887A JP1988795A JPH08194390A JP H08194390 A JPH08194390 A JP H08194390A JP 7019887 A JP7019887 A JP 7019887A JP 1988795 A JP1988795 A JP 1988795A JP H08194390 A JPH08194390 A JP H08194390A
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達 小酒
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1次転写と2次転写が同時に行なわれること
による画像への悪影響を防止する。 【構成】 感光ドラム2のトナー像を中間転写体1にト
ナーの帯電極性と逆極性の電位を印加することにより順
次多重転写し、更に転写ローラ11に中間転写体1の電
位より大きい、トナーの帯電極性と逆極性の電位を印加
することにより、多重転写されたトナー像を記録媒体1
4に一括転写し、且つ転写ローラ11によりトナー像を
記録媒体14に転写している間は中間転写体1の電位を
一定に保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばプリンタ或は複
写機等とされる電子写真プロセスを利用した画像形成装
置に関し、特に、中間転写体を備えた画像形成装置に関
するものである。
【0002】上記画像形成装置における電子写真感光体
としてはローラ形状体(ドラム形状体)、ベルト形状体
等であり、また、中間転写体は、ローラ形状体(ドラム
形状体)、ベルト形状体等である。さらに、記録媒体と
しては、転写紙、記録紙、印刷紙、カード、封書、葉書
等であり、その材質は紙に限られない。
【0003】
【従来の技術】従来この種の画像形成装置は、図17に
示すような構成を備えていた。すなわち、その略中央に
像担持体である感光ドラム51を有し、その周囲に回転
方向に沿って、一次帯電器57、イエロー現像器(以下
Y現像器と略す)53、マゼンタ現像器(以下M現像器
と略す)54、シアン現像器(以下C現像器と略す)5
5、ブラック現像器(以下Bk現像器と略す)56、中
間転写体としての中間転写ドラム50、感光ドラムクリ
ーナ60を備えている。
【0004】また、中間転写体50の周囲には、中間転
写体クリーナ60及び転写ローラ61を備え、それぞれ
中間転写体50に対して接離可能とされている。さら
に、画像形成装置は中間転写体50と転写ローラ61と
のニップ部にタイミングを合わせて転写紙などの記録媒
体64を送給するレジストローラ63、記録媒体64を
中間転写体50から分離するため除電するコロナ帯電器
58、及び定着器62を備えている。
【0005】以下に上記構成の画像形成装置の動作を説
明する。感光ドラム51は帯電ローラ57によって帯電
される。次に不図示のコントローラより出力された画像
データに基づき、レーザ走査ユニット52によって感光
ドラム51に潜像が形成される。潜像はY現像器53に
より現像され、感光ドラム51上にイエローのトナー像
が形成される。イエローのトナー像は不図示の高圧電源
により中間転写体50に印加されたバイアスにより感光
ドラム51から中間転写体50に一次転写される。この
とき中間転写体50に転写されずに感光ドラム51に残
ったトナーは感光ドラムクリーナ60によってクリーニ
ングされる。以下、上記と同様にして、M現像器54、
C現像器55、Bk現像器56によって形成されたトナ
ー像が中間転写体50に重ね転写される。
【0006】このようにして中間転写体50上に4回転
でフルカラー画像が形成される。5回転目に中間転写体
50上のトナー像に同期するように不図示の給紙部より
給紙された記録媒体64がレジストローラ63によりタ
イミングをとられて、中間転写体50と転写ローラ61
のニップ部に送られる。このとき転写ローラ61は記録
媒体64がニップ部にくる直前に中間転写体50に当接
される。そして記録媒体64にトナー像が転写され、コ
ロナ帯電器58にACバイアスが印加されることによ
り、記録媒体64が中間転写体50より分離される。次
いで定着器62においてトナー像は永久画像として記録
媒体64に定着される。中間転写体50上に残ったトナ
ーは中間転写体クリーナ59が当接されることによりク
リーニングされる。
【0007】なお、次頁以降の印字動作は、トナー像が
記録媒体へ二次転写された後に行なわれる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、中間転写体50上にフルサイズの画像を形成
する場合に、1回の画像形成に中間転写体50を5回転
させる必要があった。
【0009】また、4回転フルサイズの画像形成を行な
おうとした場合には、感光ドラム51から中間転写体5
0への1次転写と、中間転写体50から記録媒体64へ
の2次転写が、4色目のブラックのとき、画像の一部で
オーバーラップしてしまうため、中間転写体50を接地
電位にし、感光ドラム51にトナーの帯電極性と同極性
の電位を印加しなければならなかった。
【0010】この場合、1次転写バイアスの変動による
悪影響が2次転写に生じることあった。
【0011】また、中間転写体50の周長が例えばA3
サイズであって、中間転写体1回転でA4横サイズの画
像を2枚分形成する場合に、給紙カセット内の記録媒体
の残量は0枚か1枚以上であるかのいずれかであること
しか検知できず、前記2枚分の画像形成時に記録媒体の
残量が1枚である場合に、その1枚の転写を行なった
後、残りの1枚分のトナー像をクリーニングしなければ
ならなかった。このため中間転写体クリーナの負担が大
きく、機内汚れが発生することがあった。
【0012】従って、本発明の第1の目的は、1次転写
と2次転写が同時に行なわれることによる画像への悪影
響を防止できる画像形成装置を提供することである。
【0013】本発明の第2の目的は、中間転写体の4回
転目の、感光体から中間転写体への1次転写バイアス印
加中に、中間転写体から記録媒体への2次転写を開始し
ても、画像への悪影響を与えることのない画像形成装置
を提供することである。
【0014】本発明の第3の目的は、連続印字を行なう
際に、n枚目の印字の2次転写の途中から、n+1枚目
の印字の1色目の1次転写が開始される時に画像へ悪影
響を与えることのない画像形成装置を提供することであ
る。
【0015】本発明の第4の目的は、中間転写体上に記
録媒体2枚分の画像形成時に、記録媒体が1枚しかなか
った場合に、中間転写体上の2枚目のトナー像を除去す
ることができる画像形成装置を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
静電潜像が形成される像担持体と、前記静電潜像を複数
色のトナーで順次現像しトナー像とする現像手段と、前
記像担持体と接触回転し前記複数のトナー像を多重転写
する中間転写体と、該中間転写体上に多重転写されたト
ナー像を記録媒体に転写する転写手段とを有する画像形
成装置において、前記像担持体上のトナー像を前記中間
転写体にトナーの帯電極性と逆極性の電位を印加するこ
とにより順次多重転写し、さらに、中間転写体電位より
大きな、トナーの帯電極性と逆極性の電位を前記転写手
段に印加することにより前記多重転写されたトナー像を
一括転写し、かつ前記転写手段によりトナー像を記録媒
体に転写している間は前記中間転写体電位を一定に保つ
ことを特徴とする画像形成装置である。
【0017】複数の静電潜像の1色目の前記中間転写体
に転写を行なうバイアスと、最終色の前記中間転写体に
転写を行なうバイアスとを等しくすることが好ましい。
【0018】好ましくは、該記録媒体積載手段内の記録
媒体の有無を検知する検知手段と、前記記録媒体積載手
段内の記録媒体を所定位置に搬送する搬送手段とを有
し、前記中間転写体上に記録媒体2枚分以上のトナー像
を形成するときに、1色目のトナー像が前記中間転写体
上に転写されるまでに、前記搬送手段により記録媒体を
所定位置に搬送し、このとき前記検知手段により前記記
録媒体積載手段内に記録媒体がないことが検知された場
合、前記中間転写体に2色目以降の転写が行なわれる際
に、前記中間転写体上のトナー像の記録媒体1枚分の領
域と前記像担持体が接触している間にのみ前記中間転写
体にトナーの帯電極性と逆極性の電位を印加し、それ以
外の転写領域と前記像担持体とが接触している間は前記
中間転写体にトナーの帯電極性と同極性の電位を印加す
る。
【0019】
【実施例】以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則
して更に詳しく説明する。
【0020】実施例1 本発明による画像形成装置の実施例1について図1を参
照して説明する。同図において画像形成装置は、略中央
に像担持体である感光ドラム2を有し、その上方にレー
ザ走査ユニット12、またその周囲に一次帯電器である
帯電ローラ7、現像器ユニット16、中間転写体1、及
び感光ドラムクリーナ10を備えている。また中間転写
体1の周囲には中間転写体1に接離可能な転写ローラ1
1、コロナ帯電器8、中間転写体1に接離可能な中間転
写体クリーナ9、及び定着器15を備えている。
【0021】現像器ユニット16はイエロー現像器3
(以下Y現像器と略す)、マゼンタ現像器4(以下M現
像器と略す)、シアン現像器5(以下C現像器と略
す)、ブラック現像器6(以下Bk現像器と略す)から
構成されており、それぞれの現像器が回転可能で感光ド
ラム2に順次当接可能とされている。
【0022】中間転写体1の周長は、例えばA3サイズ
の画像を形成可能として、(A3サイズの縦長)+(現
像器切替え時間)×(プロセススピード)に所定のマー
ジンを持たせた設定とされている。
【0023】次に図1〜図3を用いて本実施例の画像形
成装置におけるA3サイズのフルカラー1枚または間欠
の印字動作について説明する。
【0024】感光ドラム2は帯電ローラ7によりマイナ
スに均一に帯電される。そして、不図示の画像データ生
成部より送出されるデータによってレーザ走査ユニット
12のレーザ光により、感光ドラム2上に潜像が形成さ
れる。この潜像はY現像器3によって、マイナスに帯電
されたイエローのトナーによって現像され、トナー像と
される。
【0025】このようにして感光ドラム2上に形成され
たイエローのトナー像は、感光ドラム2が図1で示す矢
印方向に回転し、中間転写体1と接触する部分で中間転
写体1に印加されたプラスのバイアス(接地電位に対し
て+100〜2000V位)により1次転写される。
【0026】このとき、中間転写体1が図2(a)に示
す位置にくる直前に中間転写体1に対して1次転写バイ
アスが印加開始され、図2(b)の位置まできた直後に
1次転写バイアスの印加が終了する。このときのタイミ
ングは図3のシーケンスチャートに示すY1次転写バイ
アスのようになる。
【0027】中間転写体1上に転写されずに感光ドラム
2上に残ったトナーはクリーナ10によりクリーニング
される。
【0028】次にイエローのトナー像と同じ位置にマゼ
ンタのトナー像が転写されるタイミングで、イエローの
場合と同様にしてマゼンタのトナー像が形成、転写され
る。このときのマゼンタの1次転写バイアスの出力タイ
ミングは図3のシーケンスチャートで示されるようにな
る。
【0029】次に上記2色のトナー像と同じ位置にシア
ンのトナー像が転写されるタイミングで、上記と同様に
してシアンのトナー像が形成、転写される。このときの
シアンの1次転写バイアスの出力タイミングは図3のシ
ーケンスチャートで示されるようになる。
【0030】イエロー、マゼンタ、シアンのトナー像が
中間転写体1上に形成された後、4回転目にブラックの
トナー像が転写され、4色のフルカラー画像が記録媒体
14に転写される。以下にその手順を示す。
【0031】図2(a)に示されるように中間転写体1
上の3色分のトナー画像の先端が感光ドラム2とのニッ
プ部でブラックのトナー像が1次転写されるように潜像
形成、トナーの現像が行なわれる。
【0032】そして、図2(c)で示されるように4色
のフルカラー画像の先端が転写ローラ11とのニップ部
に来る直前に、2次転写バイアスが転写ローラ11に印
加される。このときの2次転写バイアスの値は中間転写
体電位に対して1〜5kV位が適している(接地電位に
対しては中間転写体電位(100〜2000V)+(1
〜5kV)。
【0033】なお、記録媒体14に転写が開始され、画
像後端が中間転写体クリーナ9のブレード位置を過ぎた
ところで、クリーナ9が中間転写体1に当接され、中間
転写体のクリーニングが開始される。
【0034】そして、図2(d)で示されるように画像
後端の1次転写が終わったところででも中間転写体1に
1次転写のための印加バイアスは継続される。
【0035】さらに図2(e)で示されるように中間転
写体1のフルカラーのトナー像が記録媒体に2次転写が
終わった直後に1次転写バイアス、2次転写バイアスと
もに印加終了する。
【0036】以上のバイアスの印加シーケンスは図3の
シーケンスチャートに示される通りである。中間転写体
1上のトナー画像の後端部分がクリーナ9の位置を過ぎ
たところでクリーナ9は離間され、中間転写体1の回転
が終了する。2次転写された記録媒体14はコロナ帯電
器8にACバイアスを印加することにより除電分離さ
れ、定着器15により定着され、フルカラーの印字出力
を得る。
【0037】なお、図2中、中間転写体上の画像領域外
の画像後端から画像先端までの部分は多色印字時に現像
器ユニット16を切替えるためのものであり、(画像領
域外の周長)>(現像器切替え時間)×(プロセススピ
ード)である。
【0038】なお、上記説明においては4色カラー印字
の動作について説明したが、単色の印字動作の場合には
最終色(上記説明ではブラック)の潜像形成、現像、1
次転写、2次転写のシーケンスのみとなる。
【0039】次に上記画像形成装置のA3サイズのフル
カラー連続印字のシーケンスについて、図4のシーケン
スチャートを更に参照して説明する。
【0040】1枚目の印字ではY、M、Cの1次転写に
関しては上記A3の1枚印字の場合と同様である。4回
転目に図2(a)で示されるように中間転写体1上の3
色分のトナー画像の先端が感光ドラム2とのニップ部で
ブラックのトナー像が1次転写されるように潜像形成、
トナーの現像が行なわれる。
【0041】次に、図2(c)で示されるように、4色
のトナー像の先端が転写ローラ11とのニップ部に来る
直前に転写ローラ11が中間転写体1に当接され、レジ
ストローラ13により中間転写体1のトナー像に同期し
て記録媒体14が搬送され、記録媒体14にトナー像が
接触する直前に2次転写バイアスが転写ローラ11に印
加される。
【0042】次いで、記録媒体14に画像が2次転写さ
れ始めた後、画像後端がクリーナ9のブレード位置を過
ぎたところで、クリーナ9が中間転写体1に当接され、
クリーニングが開始される。中間転写体1への1次転写
バイアスは記録媒体への2次転写中も維持され、図2
(f)で示されるように画像先端位置が感光ドラムと接
触する位置で2枚目のイエローのトナー像が転写される
ように、2枚目のイエロー画像の潜像形成、現像が行な
われる。
【0043】なお、図2(e)で示されるように記録媒
体に1枚目のトナー像が転写され終わった時点で2次転
写バイアスの印加が終了し、転写ローラ11が離間され
る。そしてトナー像後端がクリーナ9のブレードを過ぎ
たところで、クリーナ9が離間される。図2(b)で示
すようにイエローのトナー像が中間転写体1に転写され
た時点で1次転写バイアスの印加が終わる。
【0044】以下1枚目の印字と同様にしてマゼンタ以
降のトナー像形成が行なわれる。以上のシーケンスは図
4のシーケンスチャートに示す通りである。
【0045】次に本実施例の装置のA4横サイズの1枚
または間欠の印字動作について図1、図5及び図6を用
いて説明する。
【0046】感光ドラム2は帯電ローラ7によりマイナ
スに均一に帯電される。そして、不図示の画像データ生
成部より送出されるデータによってレーザ走査ユニット
12のレーザ光により、感光ドラム2上に潜像が形成さ
れる。この潜像はY現像器3によって、マイナスに帯電
されたイエローのトナーによって現像されトナー像とさ
れる。
【0047】このようにして感光ドラム2上に形成され
たイエローのトナー像は、感光ドラム2が、図1に示す
矢印方向に回転し、中間転写体1と接触する部分で中間
転写体1に印加されたプラスのバイアス(接地電位に対
して+100〜2000V位)により1次転写される。
このとき、図5(a)の位置の直前で中間転写体に1次
転写バイアスが印加開始され、図5(b)で示されるA
4横の画像後端位置まできた直後でバイアス印加が終了
する。このときのタイミングは図6のシーケンスチャー
トに示すY1次転写バイアスのようになる。中間転写体
1上に転写されずに感光ドラム2上に残ったトナーはク
リーナ10によりクリーニングされる。
【0048】次に上記イエローのトナー像と同じ位置に
マゼンタのトナー像が転写されるタイミングで、イエロ
ーの場合と同様にしてマゼンタのトナー像が形成、転写
される。このときのマゼンタの1次転写バイアスの出力
タイミングは図6のシーケンスチャートで示されるよう
になる。
【0049】次に上記2色のトナー像と同じ位置にシア
ンのトナー像が転写されるタイミングで、上記と同様に
してシアンのトナー像が形成、転写される。このときの
シアンの1次転写バイアスの出力タイミングは図6のシ
ーケンスチャートで示されるようになる。
【0050】イエロー、マゼンタ、シアンのトナー像が
中間転写体1上に形成された後、4回転目にブラックの
トナー像が転写され、4色のフルカラー画像が記録媒体
14に転写される。以下にその手順を示す。
【0051】まず、図5(a)で示されるように中間転
写体1上の3色分のトナー画像の先端が感光ドラムとの
ニップ部でブラックのトナー像が1次転写されるように
潜像形成、トナーの現像が行なわれる。そして、図5
(b)で示されるようにA4横の画像後端位置まできた
直後でバイアス印加が終了する。
【0052】その後、図5(c)で示されるように、4
色のフルカラー画像の先端が転写ローラ11のニップ部
に来る直前に転写ローラ11は中間転写体1に当接され
る。そして、レジストローラ13により中間転写体1の
画像に同期して記録媒体14が搬送され、記録媒体14
にトナー像が接触する直前にプラスの2次転写バイアス
が転写ローラ11に印加される。このときの2次転写バ
イアスの値は中間転写体(接地)電位に対して1〜5k
Vが適している。
【0053】なお転写が開始され、画像先端がクリーナ
9のブレード位置に来る前に、クリーナ9が中間転写体
9に当接され、中間転写体のクリーニングが開始され
る。そして、図5(e)で示されるように中間転写体1
のフルカラーのトナー像が記録媒体に2次転写が終わっ
た直後に2次転写バイアスが印加終了する。以上のバイ
アスの印加シーケンスは図6に示されるとおりである。
中間転写体1上のトナー画像の後端部分がクリーナ9の
位置を過ぎたところでクリーナ9は離間され、中間転写
体1の回転が終了する。
【0054】2次転写された記録媒体はコロナ帯電器8
にACバイアスを印加することにより除電分離され、定
着器15により定着され、フルカラーの印字出力を得
る。
【0055】つぎにA4横サイズのフルカラー連続印字
のシーケンスについて説明する。なお、1枚目の印字で
はイエロー、マゼンタ、シアンの1次転写に関しては上
記A4横の1枚印字の場合と同様なので省略し、以下に
連続印字時の1枚目の4回転目以降についてのみ、図
1、5及び7を参照して説明する。
【0056】図5(a)に示されるように、4回転目に
中間転写体1上の3色分のトナー画像の先端が感光ドラ
ム2とのニップ部でブラックのトナー像が1次転写され
るように潜像形成、トナーの現像が行なわれる。図5
(a)から図5(b)の状態まで1次転写バイアスが印
加され、中間転写体1上に4色のトナー像が形成され
る。
【0057】次いで、図5(c)に示されるように、4
色のトナー像の先端が転写ローラ11とのニップ部に来
る直前に転写ローラ11は中間転写体1に当接され、レ
ジストローラ13により中間転写体1のトナー像に同期
して記録媒体14が搬送され、記録媒体14にトナー像
が接触する直前に1次転写バイアス及び2次転写バイア
スが印加される。このときのバイアス値はA3の印字の
場合と同じである。
【0058】なお、記録媒体に転写が開始され、画像先
端がクリーナ9のブレード位置に来る前に、クリーナ9
が中間転写体1に当接され、中間転写体1のクリーニン
グが開始される。
【0059】次に、図5(d)に示されるように、中間
転写体1上に2枚目のイエローのトナー画像の先端が感
光ドラム2とのニップ部でイエローのトナー像が1次転
写されるように潜像形成、トナーの現像が行なわれ、図
5(d)に示される位置でイエローの2枚目の1次転写
が開始される。
【0060】次いで、図5(e)に示されるように、中
間転写体1上の1枚目のフルカラーのトナー像が記録媒
体14に2次転写が終わった直後に2次転写バイアスの
印加が終了する。以下1枚目の場合と同様にして2枚目
以降の印字が行なわれる。
【0061】実施例2 次に、本発明による画像形成装置の実施例2について、
図8〜12を参照して説明する。なお図8において、図
1に示す部材と同一の部材については同符号を付してあ
る。
【0062】図8において画像形成装置は、略中央に像
担持体である感光ドラム2を有し、その上方にレーザ走
査ユニット12、またその周囲に一次帯電器である帯電
ローラ7、現像器ユニット16、中間転写体1、及び感
光ドラムクリーナ10を備えている。さらに中間転写体
1の周囲には中間転写体1に接離可能な転写ローラ1
1、コロナ帯電器8、中間転写体1に接離可能な中間転
写体クリーナ9、及び定着器15を備えている。
【0063】現像器ユニット16はY現像器3、M現像
器4、C現像器5、Bk現像器6から構成されており、
それぞれの現像器が回転可能で感光ドラム2に順次当接
可能とされている。
【0064】中間転写体1の周長は、例えばA3サイズ
の画像を形成可能として、(A3サイズの縦長)+(現
像器切替え時間)×(プロセススピード)に所定のマー
ジンを持たせた設定とされている。
【0065】次に図8〜図10を用いて本実施例の画像
形成装置におけるA3サイズのフルカラー1枚または間
欠の印字動作について説明する。
【0066】感光ドラム2は帯電ローラ7によりマイナ
スに均一に帯電される。そして、不図示の画像データ生
成部より送出されるデータによってレーザ走査ユニット
12のレーザ光により、感光ドラム2上に潜像が形成さ
れる。この潜像はY現像器3によって、マイナスに帯電
されたイエローのトナーによって現像されトナー像とさ
れる。
【0067】このようにして感光ドラム2上に形成され
たイエローのトナー像は感光ドラム2が、図8で示す矢
印方向に回転し、中間転写体1と接触する部分で中間転
写体1に印加されたプラスのバイアス(接地電位に対し
て+100〜2000V位)により1次転写される。こ
のとき、中間転写体1が図9(a)に示す位置にくる直
前に中間転写体1に対して1次転写バイアスが印加開始
され、図9(b)の位置まできた直後に1次転写バイア
スの印加が終了する。このときのタイミングは図10の
シーケンスチャートに示すY1次転写バイアスのように
なる。
【0068】中間転写体1上に転写されずに感光ドラム
2上に残ったトナーはクリーナ10によりクリーニング
される。
【0069】次にイエローのトナー像と同じ位置にマゼ
ンタのトナー像が転写されるタイミングで、イエローの
場合と同様にしてマゼンタのトナー像が形成、転写され
る。このときのマゼンタの1次転写バイアスの出力タイ
ミングは図10のシーケンスチャートで示されるように
なる。
【0070】次に上記2色のトナー像と同じ位置にシア
ンのトナー像が転写されるタイミングで、上記と同様に
してシアンのトナー像が形成、転写される。このときの
シアンの1次転写バイアスの出力タイミングは図10の
シーケンスチャートで示されるようになる。
【0071】イエロー、マゼンタ、シアンのトナー像が
中間転写体1上に形成された後、4回転目にブラックの
トナー像が転写され、4色のフルカラー画像が転写媒体
14に転写される。以下にその手順を示す。
【0072】図9(a)で示されるように中間転写体1
上の3色分のトナー画像の先端が感光ドラム2とのニッ
プ部でブラックのトナー像が1次転写されるように潜像
形成、トナーの現像が行なわれる。
【0073】そして、図9(c)で示されるように4色
のフルカラー画像の先端が転写ローラ11のニップ部に
来る直前に、転写ローラ11が中間転写体1に当接され
る。そして、レジストローラ13により中間転写体1の
画像に同期して記録媒体14が搬送され、記録媒体14
にトナー像が接触する直前にプラスの2次転写バイアス
が転写ローラ11に印加される。このときの2次転写バ
イアスの値は中間転写体電位に対して1〜5kV位が適
している(接地電位に対しては中間転写体電位(100
〜2000V)+(1〜5kV)。
【0074】なお、記録媒体14に転写が開始され、画
像先端が中間転写体クリーナ9のブレード位置を過ぎた
ところで、クリーナ9が中間転写体9に当接され、中間
転写体のクリーニングが開始される。
【0075】そして、図9(d)で示されるように画像
後端の1次転写が終わったところででも中間転写体1に
1次転写のための印加バイアスは継続される。
【0076】さらに図9(e)で示されるように中間転
写体1のフルカラーのトナー像が記録媒体に2次転写が
終わった直後に1次転写バイアス、2次転写バイアスと
もにが印加終了する。
【0077】以上のバイアスの印加シーケンスは図10
のシーケンスチャートに示される通りである。
【0078】中間転写体1上のトナー画像の後端部分が
クリーナ9の位置を過ぎたところでクリーナ9は離間さ
れ、中間転写体1の回転が終了する。2次転写された記
録媒体はコロナ帯電器8にACバイアスを印加すること
により除電分離され、定着器15により定着され、フル
カラーの印字出力を得る。
【0079】なお、図9中、中間転写体上の画像領域外
の画像後端から画像先端までの部分は多色印字時に現像
器ユニット16を切り替えるためのものであり、(画像
領域外の周長)>(現像器切り替え時間)×(プロセス
スピード)である。
【0080】なお、上記説明においては4色カラー印字
の動作について説明したが、単色の印字動作の場合には
最終色(上記説明ではブラック)の潜像形成、現像、1
次転写、2次転写のシーケンスのみとなる。
【0081】次に上記画像形成装置のA3サイズのフル
カラー連続印字のシーケンスについて説明する。
【0082】1枚目の印字ではY、M、Cの1次転写に
関しては上記A3の1枚印字の場合と同様である。4回
転目に図9(a)で示されるように中間転写体1上の3
色分のトナー画像の先端が感光ドラム2とのニップ部で
ブラックのトナー像が1次転写されるように潜像形成、
トナーの現像が行なわれる。
【0083】次に、図9(c)で示されるように、4色
のトナー像の先端が転写ローラ11とのニップ部に来る
直前に転写ローラ11は中間転写体1に当接され、レジ
ストローラ13により中間転写体1のトナー像に同期し
て記録媒体14が搬送され、記録媒体にトナー像が接触
する直前に2次転写バイアスが転写ローラ11に印加さ
れる。
【0084】次いで、記録媒体に画像が2次転写され始
めた後、画像後端がクリーナ9のブレード位置を過ぎた
ところで、クリーナ9が中間転写体1に当接され、クリ
ーニングが開始される。中間転写体1への1次転写バイ
アスは記録媒体への2次転写中も維持され、図9(f)
で示されるように画像先端位置が感光ドラムと接触する
位置で2枚目のイエローのトナー像が転写されるよう
に、2枚目のイエロー画像の潜像形成、現像が行なわれ
る。
【0085】なお、図9(e)で示されるように記録媒
体に1枚目のトナー像が転写され終わった時点で2次転
写バイアスの印加が終了し、転写ローラ11が離間され
る。そしてトナー像後端がクリーナ9のブレードを過ぎ
たところで、クリーナ9が離間される。図9(b)で示
すようにイエローのトナー像が中間転写体1に転写され
た時点で1次転写バイアスの印加が終わる。
【0086】以下1枚目の印字と同様にしてマゼンタ以
降のトナー像形成が行なわれる。以上のシーケンスは図
11のシーケンスチャートに示すようになる。
【0087】次に本実施例の装置のA4横サイズの印字
動作について図8、図12及び図13を用いて説明す
る。
【0088】感光ドラム2は帯電ローラ7によりマイナ
スに均一に帯電される。そして、不図示の画像データ生
成部より送出されるデータによってレーザ走査ユニット
12のレーザ光により、感光ドラム2上に潜像が形成さ
れる。前記潜像はY現像器3によって、マイナスに帯電
されたイエローのトナーによって現像される。
【0089】このようにして感光ドラム2上の形成され
たイエローのトナー像は、感光ドラム2が、図1に示す
矢印方向に回転し、中間転写体1と接触する部分で中間
転写体1に印加されたプラスのバイアス(接地電位に対
して+100〜2000V位)により1次転写される。
このとき、図12(a)の位置の直前で中間転写体に1
次転写バイアスが印加開始され、図12(b)で示され
るA4横の画像後端位置まできた直後でバイアス印加が
終了する。
【0090】中間転写体1上に転写されずに感光ドラム
2上に残ったトナーはクリーナ10によりクリーニング
される。
【0091】次に上記イエローのトナー像と同じ位置に
マゼンタのトナー像が転写されるタイミングで、イエロ
ーの場合と同様にしてマゼンタのトナー像が形成、転写
される。
【0092】次に上記2色のトナー像と同じ位置にシア
ンのトナー像が転写されるタイミングで、上記と同様に
してシアンのトナー像が形成、転写される。
【0093】イエロー、マゼンタ、シアンのトナー像が
中間転写体1上に形成された後、4回転目にブラックの
トナー像が転写され、4色のフルカラー画像が記録媒体
14に転写される。以下にその手順を示す。
【0094】4回転目に図12(a)で示されるように
中間転写体1上の3色分のトナー画像の先端が感光ドラ
ム2とのニップ部でブラックのトナー像が1次転写され
るように潜像形成、トナーの現像が行なわれる。図12
(a)の状態から1次転写バイアスが印加され、中間転
写体1上に4色のトナー像が形成される。
【0095】その後、図12(c)で示されるように、
4色のトナー像の先端が転写ローラ11とのニップ部に
来る直前に転写ローラ11は中間転写体1に当接され、
レジストローラ13により中間転写体1のトナー像に同
期して記録媒体14が搬送され、記録媒体14にトナー
像が接触する直前に2次転写バイアスが印加される。こ
のときの2次転写バイアスの値は中間転写体電位に対し
て1〜5kV位が適している(接地電位に対しては中間
転写体電位(100〜2000V)+(1〜5K
v))。
【0096】1次転写バイアスは図12(d)で示され
るように画像の1次転写位置を過ぎても印加が継続され
る。記録媒体に転写が開始され、画像先端がクリーナ9
のブレード位置に来る前に、クリーナ9が中間転写体の
クリーニングが開始される。
【0097】そして、図12(e)で示されるように中
間転写体1上の1枚目のフルカラーのトナー像が記録媒
体に2次転写が終わった直後に1次転写バイアス、2次
転写バイアスともに印加終了する。以下1枚目の場合と
同様にして2枚目以降の印字が行なわれる。以上のシー
ケンスを図13に示す。
【0098】実施例3 次に、本発明による画像形成装置の実施例3について図
14〜16を参照して説明する。なお図14において、
図1に示す部材と同一の部材については同符号を付して
ある。
【0099】図14において画像形成装置は、略中央に
像担持体である感光ドラム2を有し、その上方にレーザ
走査ユニット12、またその周囲に一次帯電器である帯
電ローラ7、現像器ユニット16、中間転写体1、及び
感光ドラムクリーナ10を備えている。さらに中間転写
体1の周囲には中間転写体1に接離可能な転写ローラ1
1、コロナ帯電器8、中間転写体1に接離可能な中間転
写体クリーナ9、及び定着器15を備えている。
【0100】現像器ユニット16はY現像器3、M現像
器4、C現像器5、Bk現像器6から構成されており、
それぞれの現像器が回転可能で感光ドラム2に順次当接
可能とされている。
【0101】また、記録媒体14を収容する記録媒体積
載手段である給紙カセット22は、給紙カセット22か
ら記録媒体14を1枚ずつ送給するための給紙ローラ2
1、及びカセット22内の記録媒体14の残量を検知す
るための検知手段である紙残検知センサ23を備えてお
り、記録媒体14は、搬送手段である搬送ガイド20、
中間転写体1と転写ローラ11とのニップ部にタイミン
グをみて記録媒体14を送給する給紙レジストローラ1
3を介して上記ニップ部に搬送可能とされている。ま
た、給紙ローラ21は2次転写前に記録媒体14を搬送
ガイド20を通り給紙レジストローラ13のところまで
あらかじめ搬送可能とされている。
【0102】中間転写体1の周長は、例えばA4横サイ
ズ2枚またはA3サイズの画像を形成可能として、(A
3サイズの縦長)+(現像器切り替え時間)×(プロセ
ススピード)+(A4横サイズ2枚貼時の紙間)に所定
のマージンを持たせた設定である。
【0103】以下に図14〜16を用いて本実施例の装
置のA4横サイズのトナー像を中間転写体上に2枚形成
する連続印字で給紙カセットに記録媒体が3枚ある場合
について説明する。なお、A3サイズの印字などについ
ては実施例1と同じである。
【0104】感光ドラム2は帯電ローラ7によりマイナ
スに均一に帯電される。そして、不図示の画像データ生
成部より送出される。データによってレーザ走査ユニッ
ト12のレーザ光により、感光ドラム2上に潜像が形成
される。前記潜像はY現像器3によって、マイナスに帯
電されたイエローのトナーによって現像される。
【0105】このようにして感光ドラム2上に形成され
たイエローのトナー像は感光ドラム2が、図14で示す
矢印方向に回転し、中間転写体1と接触する部分で中間
転写体1に印加されたプラスのバイアス(接地電位に対
して+100〜2000V位)により1次転写される。
このとき、図15(a)に示す状態の直前で中間転写体
に1次転写バイアスが印加開始され、1枚目のトナー像
が1次転写され、図15(b)の位置から2枚目のトナ
ー像が1次転写される。
【0106】次いで、図15(c)の位置まできた直後
に1次転写バイアス印加が終了する。このときのタイミ
ングは図16のシーケンスチャートで示されるようにな
る。
【0107】中間転写体1上に1次転写されずに感光ド
ラム2上に残ったトナーはクリーナ10によってクリー
ナ10によってクリーニングされる。
【0108】また、装置がトナー像を形成するのに平行
して、中間転写体1が図15(c)で示す位置になるよ
り以前に、図14に示すように給紙ローラ21によって
記録媒体14がレジストローラ13の位置まで搬送され
る。
【0109】次に上記イエローのトナー像と同じ位置に
マゼンタのトナー像が転写されるタイミングで、イエロ
ーの場合と同様にしてマゼンタのトナー像が形成、転写
される。このときのマゼンタの1次転写バイアスの出力
タイミングは図16のシーケンスチャートで示されるよ
うになる。
【0110】次に上記2色のトナー像と同じ位置にシア
ンのトナー像が転写されるタイミングで、上記と同様に
してシアンのトナー像が形成、転写される。このときの
シアンの1次転写バイアスの出力タイミングは図16の
シーケンスチャートで示されるようになる。
【0111】イエロー、マゼンタ、シアンのトナー像が
中間転写体1上に形成された後、4回転目にブラックの
トナー像が転写され、4色のフルカラー画像が記録媒体
に転写される。以下にその手順を示す。
【0112】まず、図15(a)で示されるように中間
転写体1上の3色分のトナー画像の先端が感光ドラムと
のニップ部でブラックのトナー像が1次転写されるよう
に潜像形成、トナーの現像が行なわれる。
【0113】次に図15(d)で示されるように、4色
のフルカラー画像の1枚目の先端が転写ローラ11との
ニップ部に来る直前に転写ローラ11は中間転写体1に
当接される。
【0114】そして、レジストローラ13の位置まで予
め搬送されていた記録媒体14が中間転写体1のトナー
像に同期して搬送され、記録媒体にトナー像が接触する
直前にプラスの2次転写バイアスが転写ローラ11に印
加される。このときの2次転写バイアスの値は中間転写
体電位に対して1〜5kV位が適している(接地電位に
対しては中間転写体電位(100〜2000V)+(1
〜5kV))。
【0115】なお、記録媒体14がレジストローラ13
により2次転写ニップに搬送され始めたところで、給紙
ローラ21により2枚目の記録媒体が搬送される。ま
た、記録媒体に転写が開始され、2枚目のトナー像の画
像後端がクリーナ9のブレード位置を過ぎたところで、
クリーナ9が中間転写体1に当接され、中間転写体のク
リーニングが開始される。
【0116】次いで、図15(f)で示されるように2
枚目の2次転写が開始されたところで3枚目の記録媒体
がレジストローラ13のところまで搬送開始される。
【0117】3枚目の記録媒体は図15(g)で示され
る状態になるまでには、レジストローラ13のところま
で搬送される。それにより紙残量検知センサ23によっ
て、不図示の装置制御部は記録媒体が無い場合のシーケ
ンスを実行する。以下にそれを示す。なお、1枚目の2
次転写の途中で図16及び図15(e)に示すように3
枚目の1次転写が開始される。
【0118】不図示の制御部は3枚目、4枚目のイエロ
ーの1色目を上記1枚目、2枚目と同様に1次転写する
(図16参照)。そして、2色目以降のマゼンタ、シア
ン、ブラックのとき、3枚目のトナー像を前記同様に1
次転写するが、4枚目のトナー像が感光ドラム2上にあ
り、かつそれが中間転写体1と接触する部分で(図15
(b)から15(c)で示される間)中間転写体1にマ
イナスのバイアス(−1〜−3kV)を印加することに
よって、感光ドラム上のマゼンタ、シアン、ブラックの
トナー像が中間転写体1に転写されないようにし、かつ
イエローのトナー像を感光ドラム2上に戻しそのトナー
をクリーナ10でクリーニングする。
【0119】4色目の3枚目のトナー像を形成し終わっ
た時(図15(b))中間転写体に印加されたマイナス
の逆転写バイアスは図15(f)から図15(g)で示
される3枚目の記録媒体への2次転写中も印加され続
け、記録媒体への2次転写バイアスの印加終了とともに
印加終了する。
【0120】また図15(f)で示される位置で印加開
始される2次転写バイアスは1〜5kVに中間転写体電
位(−1〜−3kV)を加えたものとなる。以上のシー
ケンスは図16のシーケンスチャートに示されるように
なる。
【0121】なお、制御部(不図示)は画像形成部(不
図示)に4枚目の画像を形成できなかったことを所定の
信号で伝達し、画像制御部は給紙カセット22に記録媒
体が補給された後、4枚目からの画像を出力する。
【0122】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
による画像形成装置は、像担持体上のトナー像を中間転
写体にトナーの帯電極性と逆極性の電位を印加すること
により順次多重転写し、さらに、中間転写体電位より大
きな、トナーの帯電極性と逆極性の電位を前記転写手段
に印加することにより前記多重転写されたトナー像を一
括転写し、かつ前記転写手段によりトナー像を記録媒体
に転写している間は前記転写体電位を一定に保つことに
より、1次転写と2次転写が同時に行なわれることによ
る画像への悪影響を防止できる。従って、高品質の画像
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像形成装置の第1実施例を示す
概略構成図である。
【図2】図1の画像形成装置のA3サイズのフルカラー
1枚又は間欠の印字動作を説明するための説明図であ
る。
【図3】図2に示す印字動作に関するシーケンスチャー
トである。
【図4】図1の画像形成装置のA3サイズのフルカラー
連続印字動作を説明するためのシーケンスチャートであ
る。
【図5】図1の画像形成装置のA4横サイズの1枚又は
間欠の印字動作を説明するための説明図である。
【図6】図5に示す印字動作に関するシーケンスチャー
トである。
【図7】図1の画像形成装置のA4横サイズのフルカラ
ー連続印字動作を説明するためのシーケンスチャートで
ある。
【図8】本発明による画像形成装置の第2実施例を示す
概略構成図である。
【図9】図8の画像形成装置のA3サイズのフルカラー
1枚又は間欠の印字動作を説明するための説明図であ
る。
【図10】図9に示す印字動作に関するシーケンスチャ
ートである。
【図11】図8の画像形成装置のA3サイズのフルカラ
ー連続印字動作を説明するためのシーケンスチャートで
ある。
【図12】図8の画像形成装置のA4横サイズの1枚又
は間欠の印字動作を説明するための説明図である。
【図13】図12に示す印字動作に関するシーケンスチ
ャートである。
【図14】本発明による画像形成装置の第3実施例を示
す概略構成図である。
【図15】図1の画像形成装置のA4横サイズのトナー
像を中間転写体に2枚形成する連続印字動作を説明する
ための説明図である。
【図16】図15の印字動作に関するシーケンスチャー
トである。
【図17】従来の画像形成装置の一例を示す概略構成図
である。
【符号の説明】
1 中間転写体 2 感光ドラム(像担持体) 11 転写ローラ(転写手段) 14 記録媒体 16 現像手段 20 搬送ガイド(搬送手段) 22 給紙カセット(記録媒体積載手段) 23 紙残検知センサ(検知手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 21/14

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像が形成される像担持体と、前記
    静電潜像を複数色のトナーで順次現像しトナー像とする
    現像手段と、前記像担持体と接触回転し前記複数のトナ
    ー像を多重転写する中間転写体と、該中間転写体上に多
    重転写されたトナー像を記録媒体に転写する転写手段と
    を有する画像形成装置において、 前記像担持体上のトナー像を前記中間転写体にトナーの
    帯電極性と逆極性の電位を印加することにより順次多重
    転写し、さらに、中間転写体電位より大きな、トナーの
    帯電極性と逆極性の電位を前記転写手段に印加すること
    により前記多重転写されたトナー像を一括転写し、かつ
    前記転写手段によりトナー像を記録媒体に転写している
    間は前記中間転写体電位を一定に保つことを特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】 複数の静電潜像の1色目の前記中間転写
    体に転写を行なうバイアスと、最終色の前記中間転写体
    に転写を行なうバイアスとを等しくしたことを特徴とす
    る請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 該記録媒体積載手段内の記録媒体の有無
    を検知する検知手段と、前記記録媒体積載手段内の記録
    媒体を所定位置に搬送する搬送手段とを有し、前記中間
    転写体上に記録媒体2枚分以上のトナー像を形成すると
    きに、1色目のトナー像が前記中間転写体上に転写され
    るまでに、前記搬送手段により記録媒体を所定位置に搬
    送し、このとき前記検知手段により前記記録媒体積載手
    段内に記録媒体がないことが検知された場合、前記中間
    転写体に2色目以降の転写が行なわれる際に、前記中間
    転写体上のトナー像の記録媒体1枚分の領域と前記像担
    持体が接触している間にのみ前記中間転写体にトナーの
    帯電極性と逆極性の電位を印加し、それ以外の転写領域
    と前記像担持体とが接触している間は前記中間転写体に
    トナーの帯電極性と同極性の電位を印加することを特徴
    とする請求項1の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10142893A (ja) * 1996-11-14 1998-05-29 Minolta Co Ltd 画像形成装置

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