JPH08194309A - 画像形成材料、受像シート材料及び離型性クッション層製造方法 - Google Patents

画像形成材料、受像シート材料及び離型性クッション層製造方法

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JPH08194309A
JPH08194309A JP7023501A JP2350195A JPH08194309A JP H08194309 A JPH08194309 A JP H08194309A JP 7023501 A JP7023501 A JP 7023501A JP 2350195 A JP2350195 A JP 2350195A JP H08194309 A JPH08194309 A JP H08194309A
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JP7023501A
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Tetsuya Taniguchi
哲哉 谷口
Nobumasa Sasa
信正 左々
Kunio Shimizu
邦夫 清水
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Mitsubishi Chemical Corp
Konica Minolta Inc
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Mitsubishi Chemical Corp
Konica Minolta Inc
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F3/00Colour separation; Correction of tonal value
    • G03F3/10Checking the colour or tonal value of separation negatives or positives

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Abstract

(57)【要約】 【目的】印刷物近似性に優れ、画像転写温度ラチチュー
ドが広く、画像部転写性が良好で、離型性クッション層
製造適性に優れた画像形成材料、受像シート材料及び離
型性クッション層製造方法に関する。 【構成】支持体上に、画像形成層が剥離可能な離型性ク
ッション層、画像形成層が順次塗設されている、該画像
形成層が転写可能な画像形成材料において、該離型性ク
ッション層が2層以上からなり、 下層のVICAT軟化温度が65℃以下(JIS−K
7206) 65℃<最上層樹脂のVICAT軟化温度≦150℃
(JIS−K7206) 最上層膜厚(μm)<1/10log{(X−65)
/230+1}《X:最上層樹脂のVICAT軟化温度
(JIS−K7206)》 上記、、のいずれの要件も満たすことを特徴とす
る画像形成材料である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば、カラー印刷にお
ける色校正用のカラープルーフ等の作成に好適な画像形
成材料、受像シート材料及び離型性クッション層製造方
法に関するものであり、特に、印刷物近似性に優れ、画
像転写温度ラチチュードが広く、画像部転写性が良好
で、離型性クッション層製造適性に優れた画像形成材
料、受像シート材料及び離型性クッション層製造方法に
関する。
【0002】
【発明の背景】特開昭59−97140号には本発明と
同様な構成の感光材料および離型層の材料が開示されて
いる。しかし、離型層の好ましい条件として、支持体と
の接着力の弱いことを記載し、受像シートへの転写時に
は画像とともにこの離型層が転写する方式が記載されて
いるのみである。この方式では、転写画像は最終的に全
面、この離型層樹脂皮膜でおおわれて、印刷物のように
非画像部に印刷用紙の表面が露出した仕上がりになって
おらず、印刷物と同様の仕上がり品質を要求される材料
としては画像再現性が不良である。
【0003】この点、特開平3−148248号には、
直接転写方法による画像部のみ転写が開示されており、
また、特開平4−369691号には、間接転写方法に
よる画像部のみ転写が開示されている。
【0004】これらの技術によれば、非画像部の紙面が
露出するので、印刷物に非常に近似した画像を得ること
ができるが、離型層が直接紙に接触するため、受像紙の
種類によっては転写可能な温度・圧力条件範囲が非常に
狭く、画像部の転写と非画像部の離型性のバランスが安
定して取れない場合がある。即ち、厳密な環境・機器の
管理が必要となり、作業負荷が大きい、という不都合が
ある。
【0005】特開昭61−189535は、非画像部が
直接紙面と接触しないため、転写時の温度・圧力条件の
調整により転写と離型性のバランスを取ることは容易だ
が、非画像部が有機高分子に被覆されるため、印刷物と
の近似性が悪い。
【0006】一方、多層型離型性クッション層製造方法
については、特開平1−155348(共押し出しによ
る2層化)が知られているが、1層の膜厚が20μm以
下だと安定した膜厚が得られず、所により性能がばらつ
いてしまう。
【0007】また、特開平3−54562(樹脂溶液塗
布による2層化)も知られているが、有機溶剤難溶性の
樹脂を用いるため、樹脂溶液の保温等が必要で扱いにく
い。
【0008】また、層間接着が強固でないため、画像形
成層塗布時、転写時等に上層のウキ・剥離が発生する場
合がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、仕上がり品
質が印刷物に近似しており、且つ転写画像について画像
再現性に優れること、即ち、仕上がりプルーフィングシ
ートが原稿に忠実に再現できているかの評価において転
写不良などの画像欠陥がないばかりでなく、非画像部面
に被覆がなく印刷物との近似性に優れた画像形成材料、
受像シート材料及び離型性クッション層製造方法を提供
することを第1の目的とし、且つ画像転写温度ラチチュ
ードが広く、画像部転写性が良好で、離型性クッション
層製造適性に優れた画像形成材料、受像シート材料及び
離型性クッション層製造方法を提供することを第2の目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次の構成を有する。
【0011】1:支持体上に、画像形成層が剥離可能な
離型性クッション層、画像形成層が順次塗設されてい
る、該画像形成層が転写可能な画像形成材料において、
該離型性クッション層が2層以上からなり、 下層のVICAT軟化温度が65℃以下(JIS−K
7206) 65℃<最上層樹脂のVICAT軟化温度≦150℃
(JIS−K7206) 最上層膜厚(μm)<1/10log{(X−65)
/230+1}《X:最上層樹脂のVICAT軟化温度
(JIS−K7206)》 上記、、のいずれの要件も満たすことを特徴とす
る画像形成材料。
【0012】2:最上層にポリオレフィンを含むことを
特徴とする請求項1記載の画像形成材料。
【0013】3:支持体上に、画像形成層が剥離可能な
離型性クッション層、画像形成層が順次塗設されてい
る、該画像形成層が転写可能な画像形成材料において、
該離型性クッション層が2層以上からなり、最上層にセ
ルロース類もしくはその誘導体を含むことを特徴とする
画像形成材料。
【0014】4:画像形成材料上に形成された画像層を
受容可能であり、かつ受容した画像層のみを再転写可能
である離型性クッション層を支持体上に有する受像シー
ト材料において、該離型性クッション層が2層以上から
なり、 下層のVICAT軟化温度が65℃以下(JIS−K
7206) 65℃<最上層樹脂のVICAT軟化温度≦150℃
(JIS−K7206) 最上層膜厚(μm)<1/10log{(X−65)
/230+1}《X:最上層樹脂のVICAT軟化温度
(JIS−K7206)》 上記、、のいずれの要件も満たすことを特徴とす
る受像シート材料。
【0015】5:最上層にポリオレフィンまたはエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体を含むことを特徴とする請求項
4記載の受像シート材料。
【0016】6:画像形成材料上に形成された画像層を
受容可能であり、かつ受容した画像層のみを再転写可能
である離型性クッション層を支持体上に有する受像シー
ト材料において、該離型性クッション層が2層以上から
なり、最上層にセルロース類もしくはその誘導体を含む
ことを特徴とする受像シート材料。
【0017】7:支持体上に、画像形成層が剥離可能な
2層以上からなる多層型離型性クッション層を製造する
方法において、該離型性クッション層の最上層を仮支持
体上に設けた後、その最上層面を溶融状態の下層と貼り
合わせ、その後に仮支持体を剥離・除去することにより
離型性クッション層を多層化することを特徴とする多層
型離型性クッション層製造方法。
【0018】8:支持体上に、画像形成層が剥離可能な
2層以上からなる多層型離型性クッション層を製造する
方法において、該離型性クッション層の下層上に上層を
塗布あるいは貼り合わせにより積層した後、あるいは積
層すると同時に、1kgf/cm以上の加圧下で、上
層・下層のいずれかのVICAT軟化温度(JIS−K
7206)よりも高い温度に加熱することを特徴とする
多層型離型性クッション層製造方法。
【0019】9:支持体上に、画像形成層が剥離可能な
1層以上からなる離型性クッション層を製造する方法に
おいて、該離型性クッション層の少なくとも1つの層を
樹脂固体の有機溶媒分散物を用いて形成することを特徴
とする離型性クッション層製造方法。
【0020】
【作用】従来の画像のみを最終支持体(受像紙)上に転
写する技術においては、受像紙にマット紙等の凹凸が大
きい紙を用いた場合の転写可能な条件範囲、即ち画像部
の転写(凹凸への追従性)と非画像部の受像紙からの離
型性が両立する温度・圧力条件範囲が狭く、厳密な環境
・機器管理が必要となり作業負荷が大きいという問題が
あった。この欠点を本発明に示した多層型離型性クッシ
ョン層・多層型離型性クッション層製造方法により改
善、即ち画像部の転写(凹凸への追従性)と非画像部の
受像紙からの離型性が両立する温度・圧力条件範囲を広
くすることができ、作業負荷を大幅に軽減することが可
能となった。
【0021】転写方式としては、画像形成材料上に形成
された画像を直接最終支持体(受像紙)に転写する直接
転写方式と、形成された画像を受像シート等にいったん
転写し、受像シートから最終支持体(受像紙)に再転写
する間接転写方式があるが、本発明は最終支持体に転写
する際の離型性クッション層に適用すれば直接転写方
式、間接転写方式のいずれにも有効である。
【0022】
【発明の具体的説明】以下、本発明を詳しく説明する。
本発明の画像形成方法は、感光性組成物等を有する画像
形成材料に画像露光・現像を行って画像部を形成し、該
画像部を最終支持体(例えば印刷本紙)に転写して転写
画像を得るものである。
【0023】本発明の画像形成方法を、例えば多色画像
形成方法として具体化する場合、その基本的な方法は次
の通りである。
【0024】直接転写方式の場合は第1色着色画像形成
材料に第1色着色画像を形成し、その着色画像を最終支
持体上に転写して支持体を剥離する。また、第2色着色
画像形成材料に第2色着色画像を形成した後、これに伴
って形成された第2色トンボ画像を最終支持体の第1色
トンボ画像と見当合わせを行いながら、第1色着色画像
上に第2色着色画像を転写し、その支持体を剥離して2
色の整合した画像を得る。以下同様に第3色および第4
色の着色画像も最終支持体上に転写し、多色画像を得
る。
【0025】なお、この種の方法は、特開昭47−41
830号、同59−97140号、同60−28649
号および米国特許第3775113号等に示されたもの
である。
【0026】本発明1〜3の画像形成材料は間接転写方
式の画像形成方法に用いることも可能だが、主として直
接転写方式に用いられる。
【0027】本発明4〜6の受像シート材料は間接転写
方式の画像形成方法に用いられる。
【0028】本発明の画像形成方法においては、画像形
成材料は通常、色分解マスク等を通して像様露光された
後現像され、画像が形成される。このとき、支持体上に
得られた画像から画像部のみが直接あるいは間接的に最
終支持体に転写、積層される態様をとる。この場合、最
終支持体への転写を効率よく行い、画像転写後の支持体
の剥離を容易にするために、支持体表面に本発明に係る
離型性クッション層を設ける。
【0029】本発明1〜7における離型性クッション層
の最上層とは2層以上の層からなる離型性クッション層
のうち、支持体から最も離れた層をさし、下層とは離型
性クッション層のうち、最上層以外の層全てをさす。
【0030】本発明1〜6の下層として用いられる樹脂
としては、VICAT軟化温度が−30〜65℃のもの
が好ましい。ここで言うVICAT軟化温度はJIS−
K7206−1991に示されたA法で測定された値を
言う。下層が単独の層で形成される場合は、厚さ3mm
の試験片を作製・測定した値を、下層が複数の層からな
る場合には、下層全体の厚さが3mmに達するまで最下
層の厚さを増した試験片を作製・測定した値を下層のV
ICAT軟化温度とする。
【0031】これらに該当する樹脂として、具体的には
エチレン−α−オレフィン共重合体、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体
等のうちVICAT軟化温度が65℃以下のもの、例え
ばエチレン−ブテン共重合体(ブテン=22重量%)、
エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル=33重量
%)、エチレン−エチルアクリレート共重合体(エチル
アクリレート=25重量%)等を単独あるいは混合もし
くは各々を別の層として用いたり、これらとポリエチレ
ン、ポリプロピレン等をVICAT軟化温度が65℃を
越えないように混合あるいは各々を別の層として用いた
りすることができる。前記支持体上に該下層を設ける方
法としては、
【0032】(1)樹脂を有機溶剤に溶解した溶液を支
持体上に塗布し、熱風または加熱によって乾燥した後、
カバーシートを重ね合わせ、加熱下に圧着してラミネー
トする、いわゆる乾式ラミネート法 (2)樹脂をそのまま加熱して溶融状態に保ちながら、
支持体上にドクターブレード法、ロールコート法、グラ
ビア法、リバースロール法等で塗布した後、ただちにカ
バーシートを貼り合わせて必要に応じて高温加熱してか
ら冷却することによりラミネートする、いわゆるホット
メルトラミネート法 (3)樹脂をそのまま加熱して溶融状態に保ちながら、
押し出し機により支持体上に押し出し、これが溶融状態
にあるうちにカバーシートを圧着してラミネートする、
いわゆる押し出しラミネート法 (4)溶融押し出し法で支持体上に複数の押し出し機あ
るいは複数の押し出し口を有する押し出し機を用いて、
1回の成形で支持体上に2種類以上の樹脂からなる層を
形成し、同様にこれが溶融状態にあるうちに、カバーシ
ートを圧着してラミネートする、いわゆる共押し出し法 (5)樹脂を有機溶剤や水に溶解した溶液を支持体上に
塗布し、熱風または加熱によって乾燥する、いわゆる溶
液塗布法 (6)本発明9の方法;常温では樹脂を溶解しない有機
溶剤に加熱しながら樹脂を溶解し、これを冷却すること
により樹脂固体の有機溶媒分散物を得、これを支持体上
に塗設した後に乾燥、必要に応じカレンダー加工するこ
とにより、樹脂固体微粒子を融着して層とする方法 等が挙げられる。(1)〜(4)において用いられるカ
バーシートとしては、後述する支持体に用いられるもの
と同様のものを使用することができる。
【0033】いずれの方法を用いるかは樹脂の性質によ
り適宜選択することが好ましい。また、該下層の厚さは
20〜70μmであることが好ましく、25〜50μm
であることがより好ましい。
【0034】本発明1、2および4、5の離型性クッシ
ョン層の最上層として用いられる樹脂としては、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合
体、エチレン−α−オレフィン共重合体、プロピレン−
α−オレフィン共重合体等のポリオレフィン類、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合
体、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体、アイオノ
マー樹脂、共重合ナイロン、シリコーン樹脂、フッ素樹
脂等が挙げられる。
【0035】本発明2および5では上記ポリオレフィン
類が単独あるいは他の樹脂類と混合して用いられる。他
の樹脂類と混合して用いる場合、ポリオレフィン類の混
合液が20%以上であることが好ましい。
【0036】本発明1、2および4、5において最上層
の膜厚は、最上層のVICAT軟化温度より求められる
膜厚を越えないようにしなければならない。VICAT
軟化温度の値は下層と同様、JIS−K7206−19
91に示されたA法で測定された値を用いる。
【0037】本発明3および6の離型性クッション層の
最上層として用いられる樹脂としては、メチルセルロー
ス、エチルセルロース、ブチルセルロース、ヒドロキシ
プロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロ
ール等のセルロース類やこれらのホルマール化物、アセ
タール化物等の誘導体が用いられる。
【0038】本発明1〜6において、最上層を設け、離
型性クッション層を多層化する好ましい方法としては、 前記下層の製造方法に示した(1)、(2)、(5)
あるいは(6)の方法を用いて予め設けた下層上に直接
最上層を設け、その後あるいは最上層を設けるのと同時
に本発明8に示した処理を行い、必要に応じて仮支持体
を剥離・除去することにより多層型離型性クッション層
を得る方法 まず仮支持体上に前記下層の製造方法に示した
(1)、(2)、(5)あるいは(6)の方法により最
上層を設け、その最上層面を(1)、(5)あるいは
(6)の方法により設けられた下層と貼り合わせ、その
後あるいは貼り合わせるのと同時に本発明8に示した処
理を行い、仮支持体を剥離・除去することにより多層型
離型性クッション層を得る方法 まず仮支持体上に前記下層の製造方法に示した
(1)、(2)、(5)あるいは(6)の方法により最
上層を設け、その最上層面を(2)、(3)あるいは
(4)の方法により設けられる下層と、下層が溶融状態
にあるうちに貼り合わせ、仮支持体を剥離・除去するこ
とにより多層型離型性クッション層を得る、本発明7の
方法がある。
【0039】上記〜、即ち本発明8(上記、)
あるいは本発明9(上記)の方法を用いることにより
最上層の膜厚が20μm以下でありながら膜厚のばらつ
きが少なく、かつ最上層と下層の層間接着が強固な多層
型離型性クッション層を得ることが可能となる。
【0040】本発明1〜3の画像形成材料、本発明4〜
6の受像シート材料に用いられる支持体および本発明7
に用いる仮支持体の材質は任意であるが、ポリエステル
フィルム、特に二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフ
ィルムが強度、水、熱に対する寸法安定性、経済性等の
点で好ましい。そのほかアセテートフィルム、ポリ塩化
ビニルフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレ
ンフィルム等を用いることができる。また、その厚さは
特に限定しないが、作業性、経済性等の点から、支持体
として用いる場合には50〜150μm程度、仮支持体
として用いる場合には10〜50μm程度が好ましい。
【0041】本発明の画像形成材料における画像形成層
には活性光線に対して感光性を有する感光性組成物等を
用いることができる。その構成は1層構成でも2層以上
の多層構成でもよく、多層構成の場合は少なくとも1つ
以上の層に画像形成能を有していればよい、また、1つ
ないし全ての層に顔料や染料等の着色剤を含ませること
ができる。
【0042】本発明の画像形成層に用いられる感光性組
成物は、公知のポジ型感光性組成物・ネガ型感光性組成
物を用いることができるが、ポジ型感光性組成物として
はo−キノンジアジド化合物を含有する感光性組成物を
用いることが好ましい。o−キノンジアジド化合物は、
感光剤として機能し得るものであれば、任意のものを使
用できる。具体的には例えば、1,2−ベンゾキノンジ
アジド−4−スルホニルクロライド、1,2−ナフトキ
ノンジアジド−4−スルホニルクロライド、1,2−ナ
フトキノンジアジド−5−スルホニルクロライド、1,
2−ナフトキノンジアジド−6−スルホニルクロライド
と水酸基及び/またはアミノ基含有化合物を縮合させた
化合物が好適に用いられる。
【0043】水酸基含有化合物としては、例えばトリヒ
ドロキシベンゾフェノン、ジヒドロキシアントラキノ
ン、ビスフェノールA、フェノールノボラック樹脂、レ
ゾルシンベンズアルデヒド縮合樹脂、ピロガロールアセ
トン縮合樹脂等がある。また、アミノ基含有化合物とし
ては、例えばアニリン、p−アミノジフェニルアミン、
p−アミノベンゾフェノン、4,4’−ジアミノジフェ
ニルアミン、4,4’−ジアミノベンゾフェノン等があ
る。
【0044】ここに記したことを含めて、キノンジアジ
ド化合物に関しては、更にJ.コザー(J.Kosa
r)著「ライト・センシチブ・システム」(Light
Sensitive System)(ニューヨーク
市、ジョンワイリーアンドサンズ社、、1965年発
行)、及び永松、乾共著“感光性高分子”(講談社、1
977年発行)に記載のものに従うことができる。
【0045】ネガ型感光性組成物としては、光重合型感
光性組成物が好ましい。具体的には例えば、光重合性化
合物としては、一般に用いられているものを任意に用い
ることができる。例えばアクリル酸、メタクリル酸、ア
クリル酸エステル及びメタクリル酸エステルから成る化
合物群から任意に選ばれた少なくとも1種の化合物を用
いることができる。例えば、エチレングリコールジアク
リレート、グリセリントリアクリレート、ポリアクリレ
ート、エチレングリコールジメタアクリレート、1,3
−プロパンジオールジメタクリレート、1,2,4−ブ
タントリオールトリメタクリレート、ポリエチレングリ
コールジメタクリレート、トリメチロールエタントリア
クリレート、ペンタエリスリトールジメタクリレート、
ペンタエリスリトールトリメタクリレート、ペンタエリ
スリトールテトラメタクリレート、ペンタエリスリトー
ルジアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレ
ート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ジペ
ンタエリスリトールポリアクリレート、1,3−プロパ
ンジオールジアクリレート、1,5−ペンタンジオール
ジメタクリレート、ポリエチレングリコールビスアクリ
レートまたはビスメタクリレート等を挙げることができ
るが、これらに限定されるものではない。
【0046】ネガ型感光性組成物には、光重合開始剤を
含有させることができる。この場合の光重合開始剤は任
意であるが、可視部における吸収の少ないものがより好
ましく、このようなものとしては例えば、次の化合物が
挙げられる。但しこれらに限定されるものではない。即
ち、ベンゾフェノン、ミヒラーケトン[4’,4’−ビ
ス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン]、4,4’−ビ
ス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、4−メトキシ−
4’−ジメチルアミノベンゾフェノン、2−エチルアン
トラキノン、フェナントラキノン、及びその他の芳香族
ケトンのような芳香族ケトン類、ベンゾイン、ベンゾイ
ンメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル及びベン
ゾインフェニルエーテルのようなベンゾインエーテル
類、メチルベンゾイン、エチルベンゾイン及びその他の
ベンゾイン類、ならびに2−(o−クロロフェニル)−
4,5−ジフェニルイミダゾール二重体、2−(o−ク
ロロフェニル)−4,5−(m−メトキシフェニル)イ
ミダゾール二重体、2−(o−フルオロフェニル)−
4,5−ジフェニルイミダゾール二重体、2−(o−メ
トキシフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二
重体、2−(p−メトキシフェニル)−4,5−ジフェ
ニルイミダゾール二重体、2,4−ジ(p−メトキシフ
ェニル)−5−フェニルイミダゾール二重体、2−
(2,4−ジメトキシフェニル)−4,5−ジフェニル
イミダゾール二重体、2−(p−メチルメルカプトフェ
ニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二重体、及び
米国特許3,479,185号、英国特許1,047,
569号及び米国特許3,784,557号の各明細書
に記載の同様の二重体のような2,4,5−トリアクリ
−ルイミダゾール二重体を挙げることができる。
【0047】その他の光重合性化合物として、2,4−
ジエチルチオキサントンなどのチオキサントン類を用い
ることもできる。この場合、光重合促進剤として公知の
化合物、例えばp−ジメチルアミノ安息香酸イソアミル
エステル、p−ジメチルアミノ安息香酸エチルエステ
ル、N−メチルジエタノールアミン、ビスジエチルアミ
ノベンゾフェノン等を用いることができる。
【0048】次に、本発明の感光性組成物は、公知の高
分子化合物、合成樹脂を含有することができ、下記一般
式で示されるカルボン酸ビニルエステル重合単位を分子
構造中に有する高分子化合物を含有することが好まし
い。
【0049】
【化1】
【0050】但し、Rはアルキル基を表し、置換基を有
するアルキル基をも含む。上記のような構造の高分子化
合物であれば、任意に用いることができるが、上記一般
式で示される重合単位を構成するためのカルボン酸ビニ
ルエステルモノマーとしては、下記例示のものが好まし
い。名称と化学式とを併記して示す。
【0051】 1 酢酸ビニル CHCOOCH=CH 2 プロピオン酸ビニル CHCHCOOCH=
CH 3 酪酸ビニル CH(CHCOOCH=C
4 ピバリン酸ビニル (CHCCOOCH=
CH 5 カプロン酸ビニル CH(CHCOOC
H=CH 6 カプリル酸ビニル CH(CHCOOC
H=CH 7 カプリン酸ビニル CH(CHCOOC
H=CH 8 ラウリン酸ビニル CH(CH10COO
CH=CH 9 ミリスチン酸ビニル CH(CH12CO
OCH=CH 10 パルミチン酸ビニル CH(CH14
OOCH=CH 11 ステアリン酸ビニル CH(CH16
OOCH=CH 12 バーサチック酸ビニル
【0052】
【化2】
【0053】(R,Rはアルキル基で、その炭素数
の和は7である。即ちR+R=C16の形にな
る) 高分子化合物は、カルボン酸ビニルエステルの1種を重
合させたポリマーでもよく、カルボン酸ビニルエステル
の2種以上を共重合させたポリマーでもよく、またカル
ボン酸ビニルエステルとこれと共重合し得る他の単量体
との任意の成分比でのコポリマーであってもよい。
【0054】上記一般式で示される重合単位と組み合わ
せて用いることができる単量体単位としては、例えばエ
チレン、プロピレン、イソブチレン、ブタジエン、イソ
プレン等のエチレン系不飽和オレフィン類、例えばスチ
レン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−
クロロスチレン等のスチレン類、例えばアクリル酸、メ
タクリル酸等のアクリル酸類、例えばイタコン酸、マレ
イン酸、無水マレイン酸等の不飽和脂肪族ジカルボン酸
類、例えばマレイン酸ジエチル、マレイン酸ジブチル、
マレイン酸ジ−2−エチルヘキシル、フマル酸ジブチ
ル、フマル酸ジ−2−エチルヘキシル等の不飽和ジカル
ボン酸のジエステル類、例えばアクリル酸メチル、アク
リル酸エチル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソ
ブチル、アクリル酸フェニル、α−クロロアクリル酸メ
チル、メタクリル酸メチル、、メタクリル酸エチル等の
α−メチレン脂肪族モノカルボン酸エステル類、例えば
アクリロニトリル、メタアクリロニトリル等のニトリル
類、例えばアクリルアミド等のアミド類、例えばアクリ
ルアニリド、p−クロロアクリルアニリド、、m−ニト
ロアクリルアニリド、m−メトキシアクリルアニリド等
のアニリド類、例えばメチルビニルエーテル、エチルビ
ニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、β−クロロ
エチルビニルエーテル等のビニルエーテル類、塩化ビニ
ル、ビニリデンクロライド、ビニリデンシアナイド、例
えば1−メチル−1−メトキシエチレン、1,1−ジメ
トキシエチレン、1,2−ジメトキシエチレン、1,1
−ジメトキシカルボニルエチレン、1−メチル−1−ニ
トロエチレン等のエチレン誘導体類、例えばN−ビニル
ピロール、N−ビニルカルバゾール、N−ビニルインド
ール、N−ビニルピロリデン、N−ビニルピロリドン等
のN−ビニル化合物、等のビニル系単量体がある。これ
らの単量体単位は不飽和二重結合が開裂した構造で高分
子化合物中に存在する。
【0055】本発明において使用する高分子化合物とし
て特に好ましいのは、酢酸ビニル重合単位を分子構造中
に有するものである。その中でも、酢酸ビニル重合単位
を40〜95重量%有するもの、数平均分子量(MN)
が、1,000〜60,000のもの、重量平均分子量
(MW)が500〜150,000のものが好ましい。
【0056】更に好ましくは、酢酸ビニル重合単位(特
にこれが40〜95重量%のもの)及び酢酸ビニルより
長鎖のカルボン酸ビニルエステル重合単位を有する高分
子化合物がよく、特に数平均分子量(MN)が2,00
0〜60,000、重量平均分子量(MW)が10,0
00〜150,000のものが好ましい。
【0057】この場合、酢酸ビニルと共重合して酢酸ビ
ニル重合単位を有する高分子化合物を構成するモノマー
としては、共重合体を形成し得るものであれば任意であ
り、例えば上記例示の単量体の中から任意に選ぶことが
できる。
【0058】以下に本発明において高分子化合物として
用いることができる共重合体を、そのモノマー成分を示
すことにより列記する。但し当然のことであるが、以下
の例示に限られるものではない。
【0059】1 酢酸ビニル−エチレン 2 酢酸ビニル−スチレン 3 酢酸ビニル−クロトン酸 4 酢酸ビニル−マレイン酸 5 酢酸ビニル−2−エチルヘキシルアクリレート 6 酢酸ビニル−ジ−2−エチルヘキシルマレエート 7 酢酸ビニル−メチルビニルエーテル 8 酢酸ビニル−塩化ビニル 9 酢酸ビニル−N−ビニルピロリドン 10 酢酸ビニル−プロピオン酸ビニル 11 酢酸ビニル−ピバリン酸ビニル 12 酢酸ビニル−バーサチック酸ビニル 13 酢酸ビニル−ラウリン酸ビニル 14 酢酸ビニル−ステアリン酸ビニル 15 酢酸ビニル−バーサチック酸ビニル−エチレン 16 酢酸ビニル−バーサチック酸ビニル−2−エチル
ヘキシルアクリレート 17 酢酸ビニル−バーサチック酸ビニル−ラウリン酸
ビニル 18 酢酸ビニル−バーサチック酸ビニル−クロトン酸 19 プロピオン酸ビニル−バーサチック酸ビニル 20 プロピオン酸ビニル−バーサチック酸ビニル−ク
ロトン酸 21 ピバリン酸−ステアリン酸ビニル−マレイン酸
【0060】本発明の感光性組成物は、これを用いて画
像形成材料を構成することができる。例えばカラープル
ーフとして用いる場合等の、着色画像形成材料とするこ
とができる。この場合の着色画像形成材料の画像形成
層、すなわち着色感光層は、像様露光に続く現像により
画像状に除去され、着色画像部を形成するものである。
【0061】着色感光層中には着色剤として染料および
/または顔料が添加される。特に、色校正に使用する場
合、そこに要求される常色、即ち、イエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックと一致した色調の顔料、染料が必
要となるが、その他金属粉、白色顔料、螢光顔料なども
使われる。本発明をカラープルーフに適用する場合、下
記のような、この技術分野で公知の多くの顔料及び染料
を使用することができる。
【0062】(C.Iはカラーインデックスを意味す
る)。 ビクトリアピュアブルー(C.I 42595) オーラミン(C.I 41000) カチロンブリリアントフラビン(C.I ベーシック1
3) ローダミン6GCP(C.I 45160) ローダミンB(C.I 45170) サフラニンOK70:100(C.I 50240) エリオグラウシンX(C.I 42080) ファーストブラックHB(C.I 26150) No.1201リオノールイエロー(C.I 2109
0) リオノールイエローGRO(C.I 21090) シムラーファーストイエロー8GF(C.I 2110
5) ベンジジンイエロー4T−564D(C.I 2109
5) シムラーファーストレッド4015(C.I 1235
5) リオノールレッド7B4401(C.I 15830) ファーストゲンブルーTGR−L(C.I 7416
0) リオノールブルーSM(C.I 26150) 三菱カーボンブラックMA−100 三菱カーボンブラック#30,#40,#50
【0063】本発明において着色剤を用いる場合、着色
感光層の着色剤/着色剤以外の成分の比率は、目標とす
る光学濃度と着色感光層の現像液に対する除去性を考慮
して同業者に公知の方法により定めることができる。例
えば、染料の場合、好ましくはその含有量は重量で5%
〜75%、顔料の場合、好ましくはその含有量は重量で
5%〜90%が適当である。
【0064】また、着色感光層の膜厚は目標とする光学
濃度、着色感光層に用いられる着色剤の種類(染料、顔
料、カーボンブラック)およびその含有率により同業者
に公知の方法により定めることができるが、好ましくは
0.1g/m〜5g/mの範囲で使用されるのが通
常である。
【0065】本発明の実施に際して、感光性組成物中に
は、必要に応じてさらに可塑性、塗布性向上剤等を添加
することもできる。可塑剤としては各種低分子化合物
類、例えばフタル酸エステル類、トリフェニルホスフェ
ート類、マレイン酸エステル類、塗布性向上剤としては
界面活性剤、例えばフッ素系界面活性剤、エチルセルロ
ースポリアルキレンエーテル等に代表されるノニオン活
性剤等を挙げることができる。
【0066】本発明の画像形成材料には必要に応じて保
護層を用いることができる。その保護層は公知のいずれ
のものも用いることができる。現像に際して現像液に溶
解または分散することが好ましい。具体的にはポリビニ
ルアルコール、セルロース類等を用いることができる。
ただし、そのガス透過性は用いる画像形成層の種類に応
じて適宜選択される。すなわち、o−キノンジアジド等
のように露光時にガスを発生する感光性組成物を画像形
成層に用いた場合はガス透過性の良好な保護層を付与す
ることが好ましく、光重合型の感光性組成物等のように
露光時に空気中の酸素等により画像形成が阻害されるも
のを画像形成層に用いた場合はガス透過性の低い保護層
を付与することが好ましい。
【0067】また保護層の膜厚は、その効果・現像液へ
の影響から0.01〜5μm程度、特に0.03〜1μ
m程度が好ましい。
【0068】本発明の画像形成材料を現像するために用
いられる現像液としては、画像形成材料を現像する現像
作用を有するものであれば任意に使用することができ
る。具体的には特願平5−233759号記載の現像
液、現像処理方法等が挙げられる。
【0069】
【実施例】以下本発明の実施例について、比較例ととも
に例示する。但し、本発明は以下に記載する実施例によ
り限定されるものではない。 <離型性クッション層を有する支持体の作製>表1に示
された内容の樹脂を表1の方法に従って作製した。
【0070】実施例1 下記組成よりなる着色感光層分散液を調整した。尚、分
散はバルブホモジナイザーを5kgf/cmの条件で
通過させることにより行った。 [着色感光層分散液] ・p−クレゾールノボラック樹脂とナフトキノン−1,2−ジアジド −4−スルホン酸クロライドとのエステル化物 0.616g ・酢酸ビニル−バーサチック酸ビニル共重合体(重量比80:20、重量平均 分子量=50,000、50%メタノール溶液) 8.768g ・下記顔料 <下記の量> ・メチルエチルケトン 35.2g
【0071】 <顔料> ブラック:カーボンブラック MA−100(三菱化学(株)製) 0.99g シアン :リオノールブルー FG−7330(東洋インキ(株)製) 0.55g マゼンタ:リオノールレッド 6BFG−4219(東洋インキ(株)製) 0.68g イエロー:リオノールイエロー No.1206(東洋インキ(株)製) 0.68g
【0072】表1記載の支持体No.1の離型性クッシ
ョン層を有する支持体の離型性クッション層上に、上記
分散液を、乾燥後の膜厚が1.8μmとなるように塗布
・乾燥し、4色のポジティブワーキングタイプの感光性
着色画像形成材料を得た。
【0073】離型性クッション層は着色感光層分散液の
塗布・乾燥を行っても、何ら変化がなく、製造上全く支
障がなかった。
【0074】また、この離型性クッション層上に着色感
光層分散液の溶媒であるメチルエチルケトンを滴下し、
5分間放置した後に拭き取っても表面に変化はなかっ
た。
【0075】得られた4色の感光性着色画像形成材料の
ポリエチレンテレフタレートフィルム面に各色の色分解
網ポジフィルムを現像後の画像が感光層側からみて逆像
となるように密着し、4kwメタルハライドランプで5
0cmの距離から約60秒間画像露光を行い、更に下記
現像液に32℃で30秒間浸漬、スポンジで擦ることに
より現像を行い、露光部が除去された4色の着色画像を
得た。
【0076】 [現像液] ・コニカPS版現像液SDP−1(コニカ(株)製) 40ml ・ペレックスNB−L(界面活性剤:花王アトラス(株)製) 100ml ・蒸留水 400ml
【0077】次に、イエロー色画像の画像面とマット紙
(ニューエイジ:新王子製紙(株)製)とを密着し、8
0℃に加熱された1対のニップロール間を5kgf/c
の加圧条件下にて0.5m/min.の速度で通過
させた後、直ちに支持体を剥離した。剥離はクッション
層と着色画像との界面で容易に行われ、マット紙上にイ
エロー色画像が転写された。引き続き、マゼンタ、シア
ン、ブラックの順に着色画像の転写を行い、4kwメタ
ルハライドランプで50cmの距離から約120秒間全
面露光を行って、マット紙上に形成された4色からなる
プルーフィング画像を得た。
【0078】マット紙上には、着色画像部分のみが転写
した。即ち、非画像部の紙面は露出し、また非画像部分
の地汚れの発生は認められなかった。転写時のニップロ
ール温度を85℃にしても80℃の時と変わらない画像
が得られた。
【0079】このカラープルーフィング画像についての
同じ原稿・紙を用いた印刷物との差異の印刷熟練者15
人による評価結果とベタ画像部の光沢度の測定結果、プ
ルーフィング画像作成時の画像転写温度安定性評価結果
(75℃、80℃、85℃、90℃)、および用いた離
型性クッション層の製造適性評価結果を表2に示す。
【0080】実施例2〜20、比較例1〜18 用いた離型性を有する支持体を表2のように変更した以
外は実施例1と同様にして、感光性画像形成材料を得、
これを用いたプルーフィング画像を得た。
【0081】このプルーフィング画像および離型性クッ
ション層についても実施例1と同様の評価を行った。結
果を表2に示す。
【0082】実施例21〜40、比較例19〜36 厚さ75μmのポリエチレンテレフタレートフィルム
(ルミラー T−60:東レ(株)製)上に、厚さ30
μmのポリプロピレン(ハイポール J800:三井石
油化学(株)製)を押し出しラミネート法により形成
し、離型性クッション層を有する支持体No.24を得
た。
【0083】用いた離型性を有する支持体をNo.24
に変更した以外は実施例1と同様にして、4色の感光性
画像形成材料を得、得られた4色の感光性着色画像形成
材料のポリエチレンテレフタレートフィルム面に各色の
色分解網ポジフィルムを現像後の画像が感光層側からみ
て正像となるように密着し、4kwメタルハライドラン
プで50cmの距離から約60秒間画像露光を行い、実
施例1と同様に現像処理を行い、露光部が除去された着
色画像を得た。
【0084】次に、ブラック色画像の画像面と、表3に
示した離型性クッション層を有する支持体を受像シート
として、その離型性クッション層面とを密着し、80℃
に加熱された1対のニップロール間を5kgf/cm
の加圧条件下にて0.5m/min.の速度で通過させ
た後、感光性画像形成材料の支持体を剥離した。剥離は
感光性画像形成材料のクッション層と着色画像との界面
で容易に行われ、受像シート上にブラック色画像が転写
された。引き続き、シアン、マゼンタ、イエローの順に
着色画像の転写を行い、受像シート上に形成された4色
からなる着色画像を得た。
【0085】つづいて受像シート上に形成された4色か
らなる着色画像とマット紙(ニューエイジ:新王子製紙
(株)製)とを密着し、80℃に加熱された1対のニッ
プロール間を5kgf/cmの加圧条件下にて0.5
m/min.の速度で通過させた後、ただちに支持体を
剥離面となす角度が150℃以上になる方向に剥離し
た。剥離は受像シートの離型性クッション層と着色画像
との界面で容易に行われ、マット紙上に4色からなる着
色画像が転写された。4kwメタルハライドランプで5
0cmの距離から約120秒間全面露光を行って、マッ
ト紙上に形成された、4色からなるプルーフィング画像
を得た。このプルーフィング画像および離型性クッショ
ン層についても実施例1と同様の評価を行った。結果を
表3に示す。
【0086】 測定方法および測定機器 光沢度 − 方法:JIS−Z8741に準ずる GS(75°)=方法2 機器:デジタル変角光沢度計 VG−1D型 (日本電色工業(株)製) 印刷物 印刷機 − 三菱DAIYA(三菱重工(株)製) インキ − マーク ファイブ ニュー(東洋インキ(株)製) 紙 − ニューエイジ(新王子製紙(株)製)
【0087】
【表1】
【0088】離型性クッション層製造方法 方法1 表1に示した上層樹脂5gをキシレン95g中に入れ
て加熱・溶解した。これを攪拌しながら冷却して樹脂を
析出させることにより、表1に示した上層樹脂の有機溶
媒分散体を得た。 で得られた、上層樹脂の有機溶媒分散体を帯電防止
加工ポリエチレンテレフタレートフィルム〔T−100
G(38μm):ダイアホイルヘキスト(株)製〕の未
加工面に乾燥後の膜厚が表1に示した膜厚となるように
塗布し、100℃のドライヤー中で3分間乾燥して、ポ
リエチレンテレフタレートフィルム上に表1に示した上
層樹脂の均一な塗膜を有する仮支持体を得た。 厚さ75μmのポリエチレンテレフタレートフィルム
(ルミラー T−60:東レ(株)製)上に、表1に示
した下層樹脂の層を表1に示した膜厚となるように押し
出しラミネート法により形成し、同時にで得た上層塗
布済み仮支持体の上層塗膜面を貼り合わせた。冷却後、
仮支持体のポリエチレンテレフタレートフィルムのみを
剥離・除去し、2層からなる離型性クッション層を有す
る支持体を作成した。
【0089】方法2 表1に示した上層樹脂5gをキシレン95g中に入れ
て加熱・溶解し、上層樹脂の熱溶液を得た。 で得られた、上層樹脂の熱溶液を保温しながら帯電
防止加工ポリエチレンテレフタレートフィルム〔T−1
00G(38μm):ダイアホイルヘキスト(株)製〕
の未加工面に乾燥後の膜厚が表1に示した膜厚となるよ
うに塗布し、100℃のドライヤー中で3分間乾燥し
て、ポリエチレンテレフタレートフィルム上に表1に示
した上層樹脂の均一な塗膜を有する仮支持体を得た。 厚さ75μmのポリエチレンテレフタレートフィルム
(ルミラー T−60:東レ(株)製)上に、表1に示
した下層樹脂の層を表1に示した膜厚となるように押し
出しラミネート法により形成し、同時にで得た上層塗
布済み仮支持体の上層塗膜面を貼り合わせた。冷却後、
仮支持体のポリエチレンテレフタレートフィルムのみを
剥離・除去し、2層からなる離型性クッション層を有す
る支持体を作成した。
【0090】方法3 表1に示した上層樹脂5gをキシレン95g中に入れ
て加熱・溶解し、上層樹脂の熱溶液を得た。 厚さ75μmのポリエチレンテレフタレートフィルム
(ルミラー T−60:東レ(株)製)上に、表1に示
した下層樹脂の層を表1に示した膜厚となるように押し
出しラミネート法により形成した。 で得られた、上層樹脂の熱溶液を保温しながら、ポ
リエチレンテレフタレートフィルム上に形成された下層
樹脂層上に乾燥後の膜厚が表1に示した膜厚となるよう
に塗布し、100℃のドライヤー中で3分間乾燥した
後、100℃に加熱された1対の鏡面ロール間を1.2
kgf/cmの加圧条件下にて0.5m/minの速
度で通過させ2層からなる離型性クッション層を有する
支持体を作製した。
【0091】方法4 表1に示した上層樹脂5gをキシレン95g中に入れ
て加熱・溶解し、上層樹脂の熱溶液を得た。 厚さ75μmのポリエチレンテレフタレートフィルム
(ルミラー T−60:東レ(株)製)上に、表1に示
した下層樹脂の層を表1に示した膜厚となるように押し
出しラミネート法により形成した。 で得られた、上層樹脂の熱溶液を保温しながら、ポ
リエチレンテレフタレートフィルム上に形成された下層
樹脂層上に乾燥後の膜厚が表1に示した膜厚となるよう
に塗布し、100℃のドライヤー中で3分間乾燥した
後、75℃に加熱された1対の鏡面ロール間を1.2k
gf/cmの加圧条件下にて0.5m/minの速度
で通過させ2層からなる離型性クッション層を有する支
持体を作製した。
【0092】方法5 表1に示した上層樹脂5gをキシレン95g中に入れ
て加熱・溶解し、上層樹脂の熱溶液を得た。 厚さ75μmのポリエチレンテレフタレートフィルム
(ルミラー T−60:東レ(株)製)上に、表1に示
した下層樹脂の層を表1に示した膜厚となるように押し
出しラミネート法により形成した。 で得られた、上層樹脂の熱溶液を保温しながら、ポ
リエチレンテレフタレートフィルム上に形成された下層
樹脂層上に乾燥後の膜厚が表1に示した膜厚となるよう
に塗布し、100℃のドライヤー中で3分間乾燥した
後、75℃に加熱された1対の鏡面ロール間を0.5k
gf/cmの加圧条件下にて0.5m/minの速度
で通過させ2層からなる離型性クッション層を有する支
持体を作製した。
【0093】方法6 厚さ75μmのポリエチレンテレフタレートフィルム
(ルミラー T−60:東レ(株)製)上に、表1に示
した上層樹脂の層と下層樹脂の層を各々がを表1に示し
た膜厚となるように下層樹脂をフィルム側にして共押し
出しラミネート法により形成した。
【0094】方法7 表1に示した上層樹脂5gを純水95g中に溶解して
上層樹脂の水溶液を得た。 で得られた、上層樹脂の水溶液を帯電防止加工ポリ
エチレンテレフタレートフィルム〔T−100G(38
μm):ダイアホイルヘキスト(株)製〕の未加工面に
乾燥後の膜厚が表1に示した膜厚となるように塗布し、
100℃のドライヤー中で3分間乾燥して、ポリエチレ
ンテレフタレートフィルム上に表1に示した上層樹脂の
均一な塗膜を有する仮支持体を得た。 厚さ75μmのポリエチレンテレフタレートフィルム
(ルミラー T−60:東レ(株)製)上に、表1に示
した下層樹脂の層を表1に示した膜厚となるように押し
出しラミネート法により形成し、同時にで得た上層塗
布済み仮支持体の上層塗膜面を貼り合わせた。冷却後、
仮支持体のポリエチレンテレフタレートフィルムのみを
剥離・除去し、2層からなる離型性クッション層を有す
る支持体を作成した。
【0095】方法8 表1に示した上層樹脂5gを純水95g中に溶解して
上層樹脂の水溶液を得た。 で得られた、上層樹脂の水溶液を帯電防止加工ポリ
エチレンテレフタレートフィルム〔T−100G(38
μm):ダイアホイルヘキスト(株)製〕の未加工面に
乾燥後の膜厚が表1に示した膜厚となるように塗布し、
100℃のドライヤー中で3分間乾燥して、ポリエチレ
ンテレフタレートフィルム上に表1に示した上層樹脂の
均一な塗膜を有する仮支持体を得た。 ホルムアルデヒド50g、濃硫酸150g、硫酸ナト
リウム150gを純水650g中に溶解させ、水溶液の
温度を60℃に保った。 で得られた仮支持体をで作製した水溶液中に60
分間浸漬した後、乾燥した。 厚さ75μmのポリエチレンテレフタレートフィルム
(ルミラー T−60:東レ(株)製)上に、表1に示
した下層樹脂の層を表1に示した膜厚となるように押し
出しラミネート法により形成し、同時にで得た仮支持
体の上層塗膜面を貼り合わせた。冷却後、仮支持体のポ
リエチレンテレフタレートフィルムのみを剥離・除去
し、2層からなる離型性クッション層を有する支持体を
作成した。
【0096】方法9 厚さ75μmのポリエチレンテレフタレートフィルム
(ルミラー T−60:東レ(株)製)上に、表1に示
した下層樹脂の層を表1に示した膜厚となるように押し
出しラミネート法により形成した。
【0097】方法10 厚さ75μmのポリエチレンテレフタレートフィルム
(ルミラー T−60:東レ(株)製)上に、表1に示
した下層樹脂の層を表1に示した膜厚となるように押し
出しラミネート法により形成した。 表1に示された上層樹脂の30wt%メチルエチルケ
トン溶液をポリエチレンテレフタレートフィルム上に形
成された下層樹脂層上に乾燥後の膜厚が表1に示した膜
厚となるように塗布し、120℃のドライヤー中で3分
間乾燥し、2層からなる離型性クッション層を有する支
持体を作製した。
【0098】
【表2】
【0099】
【表3】
【0100】《評価・評定尺度》 <離型性クッション層製造適性評価> ◇耐溶剤性評価 ○ − 滴下した溶剤を布で拭き取っても表面になんら
変化が観察されない △ − 滴下した溶剤を布で拭き取ると表面の形状が変
化(上層のシワ・ウキ・一部溶解)する × − 滴下した溶剤を布で拭き取ると上層が除去され
てしまう
【0101】◇製造時工程負荷(上層塗布液保温) ○ − 上層塗布時に塗布液の保温(加温)が必要ない × − 上層塗布時に塗布液の保温(加温)が必要 <プルーフィング画像(印刷物近似性)評価>(転写温
度80℃で作成した画像で評価を実施)
【0102】◇ベタ部表面光沢度 プルーフィング画像のベタ部の光沢度を下記の機器・方
法にて5点測定した測定値の平均値 方法:JIS−Z8741に準ずる GS(75°)=方法2 機器:デジタル変角光沢度計 VG−1D型(日本電色
工業(株)製)
【0103】◇主観評価(平均オピニオン評点) 各々得られた4色画像と、同様の原稿から得られた印刷
物との差を印刷熟練者15人に、下記の尺度で表に示し
た各項目毎に評定してもらい、その平均値を平均オピニ
オン評点として表に示した。
【0104】 [評点尺度] 5 − 印刷物との差が わからない −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−(検知限) 4 − 印刷物との差が わかるが気にならない −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−(許容限) 3 − 印刷物との差が 気になるが邪魔にならない −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−(我慢限) 2 − 印刷物との差が 邪魔になる 1 − 印刷物との差が 非常に邪魔になる
【0105】<画像転写温度安定性(転写温度ラチチュ
ード)評価> ◇画像部転写性 各実施例および比較例により得られた着色画像形成材料
のうち、ブラック色画像形成材料に40%の平網原稿
(175L/inch)を像様露光・現像して、平網状
の着色画像を形成し、これを最終支持体上に表に示した
温度で転写した時に10cm×10cm(任意5カ所)
中に生じた転写不良網点の平均個数。個数が少ないほど
画像部の転写性が良好。
【0106】◇非画像部剥離性 各実施例および比較例により得られた着色画像形成材料
のうち、ブラック色画像形成材料に全面露光・現像を行
い、全面が非画像部の露光・現像済み着色画像形成材料
を作製、これを最終支持体上に表に示した温度で転写・
離型性クッション層剥離を行ったときの剥離性および最
終支持体の表面性を以下の基準により評価した。
【0107】○ − 受像紙面に変化なく容易に剥離
可能(剥離力3kgf/m未満) ○△ − 受像紙面に変化なく剥離可能だが、やや困難
(剥離力3kgf/m以上) △ − 剥離可能だが、受像紙の一部の表面が変化
(表面剥離・粗面化等)してしまう △× − 剥離可能だが離型性クッション層の一部が受
像紙面上に転写されてしまう × − 受像紙と離型性クッション層間の接着が強固
で剥離できない
【0108】
【発明の効果】印刷近似性に優れ、画像転写温度ラチチ
ュードが広く、画像部転写性が良好で、離型性クッショ
ン層製造適性に優れた画像形成材料、受像シート材料及
び離型性クッション層製造方法を提供することができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 邦夫 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体上に、画像形成層が剥離可能な離型
    性クッション層、画像形成層が順次塗設されている、該
    画像形成層が転写可能な画像形成材料において、該離型
    性クッション層が2層以上からなり、 下層のVICAT軟化温度が65℃以下(JIS−K
    7206) 65℃<最上層樹脂のVICAT軟化温度≦150℃
    (JIS−K7206) 最上層膜厚(μm)<1/10log{(X−65)
    /230+1}《X:最上層樹脂のVICAT軟化温度
    (JIS−K7206)》 上記、、のいずれの要件も満たすことを特徴とす
    る画像形成材料。
  2. 【請求項2】最上層にポリオレフィンを含むことを特徴
    とする請求項1記載の画像形成材料。
  3. 【請求項3】支持体上に、画像形成層が剥離可能な離型
    性クッション層、画像形成層が順次塗設されている、該
    画像形成層が転写可能な画像形成材料において、該離型
    性クッション層が2層以上からなり、最上層にセルロー
    ス類もしくはその誘導体を含むことを特徴とする画像形
    成材料。
  4. 【請求項4】画像形成材料上に形成された画像層を受容
    可能であり、かつ受容した画像層のみを再転写可能であ
    る離型性クッション層を支持体上に有する受像シート材
    料において、該離型性クッション層が2層以上からな
    り、 下層のVICAT軟化温度が65℃以下(JIS−K
    7206) 65℃<最上層樹脂のVICAT軟化温度≦150℃
    (JIS−K7206) 最上層膜厚(μm)<1/10log{(X−65)
    /230+1}《X:最上層樹脂のVICAT軟化温度
    (JIS−K7206)》 上記、、のいずれの要件も満たすことを特徴とす
    る受像シート材料。
  5. 【請求項5】最上層にポリオレフィンまたはエチレン−
    酢酸ビニル共重合体を含むことを特徴とする請求項4記
    載の受像シート材料。
  6. 【請求項6】画像形成材料上に形成された画像層を受容
    可能であり、かつ受容した画像層のみを再転写可能であ
    る離型性クッション層を支持体上に有する受像シート材
    料において、該離型性クッション層が2層以上からな
    り、最上層にセルロース類もしくはその誘導体を含むこ
    とを特徴とする受像シート材料。
  7. 【請求項7】支持体上に、画像形成層が剥離可能な2層
    以上からなる多層型離型性クッション層を製造する方法
    において、 該離型性クッション層の最上層を仮支持体上に設けた
    後、その最上層面を溶融状態の下層と貼り合わせ、その
    後に仮支持体を剥離・除去することにより離型性クッシ
    ョン層を多層化することを特徴とする多層型離型性クッ
    ション層製造方法。
  8. 【請求項8】支持体上に、画像形成層が剥離可能な2層
    以上からなる多層型離型性クッション層を製造する方法
    において、 該離型性クッション層の下層上に上層を塗布あるいは貼
    り合わせにより積層した後、あるいは積層すると同時
    に、1kgf/cm以上の加圧下で、上層・下層のい
    ずれかのVICAT軟化温度(JIS−K7206)よ
    りも高い温度に加熱することを特徴とする多層型離型性
    クッション層製造方法。
  9. 【請求項9】支持体上に、画像形成層が剥離可能な1層
    以上からなる離型性クッション層を製造する方法におい
    て、該離型性クッション層の少なくとも1つの層を樹脂
    固体の有機溶媒分散物を用いて形成することを特徴とす
    る離型性クッション層製造方法。
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