JPH08193636A - 防振ゴム - Google Patents
防振ゴムInfo
- Publication number
- JPH08193636A JPH08193636A JP2092695A JP2092695A JPH08193636A JP H08193636 A JPH08193636 A JP H08193636A JP 2092695 A JP2092695 A JP 2092695A JP 2092695 A JP2092695 A JP 2092695A JP H08193636 A JPH08193636 A JP H08193636A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibration
- rubber
- rubber body
- hollow part
- granules
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
- Vibration Dampers (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】機械の設置箇所、機械部品間の連結箇所などに
使用される防振ゴムの構造的改良を行い防音並びに振動
減衰効果を高める。 【構成】ゴム体１に中空部ａを形成すると共に、中空部
ａに粒体４を充填し、振動を受けた際のゴム体の弾性変
形が粒体の移動エネルギーとして吸収する。
使用される防振ゴムの構造的改良を行い防音並びに振動
減衰効果を高める。 【構成】ゴム体１に中空部ａを形成すると共に、中空部
ａに粒体４を充填し、振動を受けた際のゴム体の弾性変
形が粒体の移動エネルギーとして吸収する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、機械の設置箇所、機械
部品間の連結箇所などに使用される防振ゴムに関するも
のである。
部品間の連結箇所などに使用される防振ゴムに関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】防振ゴムは、その使用箇所に応じて種々
の形状のものが知られているが、基本的はゴム弾性によ
る緩衝（振動の減衰並びに音発生の減少）作用を利用し
たもので、緩衝作用を備えたゴムの塊状として使用され
ている。
の形状のものが知られているが、基本的はゴム弾性によ
る緩衝（振動の減衰並びに音発生の減少）作用を利用し
たもので、緩衝作用を備えたゴムの塊状として使用され
ている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ゴム体の塊状であるた
め、その防音効果や振動の減衰効果は、ゴム体の材質そ
のもので決定する。即ちゴム材質による防音並びに振動
減衰効果には限界がある。そこで構造的改良を加えるこ
とによってより以上防音並びに振動減衰効果を高めた防
振ゴムを提案したものである。
め、その防音効果や振動の減衰効果は、ゴム体の材質そ
のもので決定する。即ちゴム材質による防音並びに振動
減衰効果には限界がある。そこで構造的改良を加えるこ
とによってより以上防音並びに振動減衰効果を高めた防
振ゴムを提案したものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明に係る防振ゴム
は、塊状ゴム体に装着用部材を付設し、ゴム体に中空部
を形成すると共に、当該中空部に粒体を充填してなるこ
とを特徴とするものである。
は、塊状ゴム体に装着用部材を付設し、ゴム体に中空部
を形成すると共に、当該中空部に粒体を充填してなるこ
とを特徴とするものである。
【０００５】
【作用】ゴム体に圧力が加わり変形し、振動の吸収並び
に防音をなすものであるが、ゴム体の変形は中空体の変
形も伴い、中空体内の粒体の移動が生ずる。この中空体
内の粒体の移動によって振動エネルギーを吸収すること
になり、音並びに振動の減衰効果が高められることにな
る。
に防音をなすものであるが、ゴム体の変形は中空体の変
形も伴い、中空体内の粒体の移動が生ずる。この中空体
内の粒体の移動によって振動エネルギーを吸収すること
になり、音並びに振動の減衰効果が高められることにな
る。
【０００６】
【実施例】次に本発明の実施例について説明する。本発
明の防振ゴムは、基本的には従前の物と同様に、塊状の
ゴム体１に、装着部材例えば連結基板２及び連結ボルト
３等を付設したものであるが、特にゴム体１の内部に
は、中空部ａを形成し、この中空部ａ内に粒体４を充填
してなるものである。
明の防振ゴムは、基本的には従前の物と同様に、塊状の
ゴム体１に、装着部材例えば連結基板２及び連結ボルト
３等を付設したものであるが、特にゴム体１の内部に
は、中空部ａを形成し、この中空部ａ内に粒体４を充填
してなるものである。
【０００７】中空部ａの形成は、一部面に凹部を有する
椀状に成形した配合ゴムを加硫して所定の形状に形成
し、更にこの凹部を有する成形品を互いに突き合わせて
再度加熱成形して内部に中空部ａを備えたゴム体１を製
出することで行い、粒体４の充填は、前記のゴム体１に
中空部ａと外部とを貫通する孔を穿ち、孔を通して粒体
４を中空部ａに充填し、孔を閉塞することで行うもので
ある。
椀状に成形した配合ゴムを加硫して所定の形状に形成
し、更にこの凹部を有する成形品を互いに突き合わせて
再度加熱成形して内部に中空部ａを備えたゴム体１を製
出することで行い、粒体４の充填は、前記のゴム体１に
中空部ａと外部とを貫通する孔を穿ち、孔を通して粒体
４を中空部ａに充填し、孔を閉塞することで行うもので
ある。
【０００８】前記の防振ゴムは、振動発生源となる各種
機器の連結箇所や支持箇所に使用するもので、各種機器
の振動が伝達されると、ゴム体１自体の弾性で振動を吸
収すると共に、ゴム体１の振動は中空部ａの変形を招
き、中空体ａ内の粒体４を移動させることになり、振動
エネルギーは粒体の移動に吸収されることになり、振動
の減衰が著しくなる。従って振動に基づく音発生を押さ
えることができ、防音効果の優れた防振ゴムを得ること
が出来るものである。
機器の連結箇所や支持箇所に使用するもので、各種機器
の振動が伝達されると、ゴム体１自体の弾性で振動を吸
収すると共に、ゴム体１の振動は中空部ａの変形を招
き、中空体ａ内の粒体４を移動させることになり、振動
エネルギーは粒体の移動に吸収されることになり、振動
の減衰が著しくなる。従って振動に基づく音発生を押さ
えることができ、防音効果の優れた防振ゴムを得ること
が出来るものである。
【０００９】またゴム体の中空部ａの形成は必ずしも周
囲全部がゴム体で覆われている必要がなく、図２に例示
する通りゴム体１ａを形成する際に、ゴム体１ａに凹部
ｂを加硫成形時に形成し、凹部ｂに粒体４を充填し、連
結基板２ａを凹部ｂを有する面に接着して凹部ｂを塞
ぎ、凹部ｂを中空部としても良いものである。
囲全部がゴム体で覆われている必要がなく、図２に例示
する通りゴム体１ａを形成する際に、ゴム体１ａに凹部
ｂを加硫成形時に形成し、凹部ｂに粒体４を充填し、連
結基板２ａを凹部ｂを有する面に接着して凹部ｂを塞
ぎ、凹部ｂを中空部としても良いものである。
【００１０】本発明は前記の実施例に限定されるもので
はなく、中空部の大きさ並びにその形状は、防振機能を
損なわないのであれば任意に定められるものであり、ま
た粒体も砂の他にセラミック粒子や金属粒子等でも良
く、その大きさも適宜定めることができるものである。
はなく、中空部の大きさ並びにその形状は、防振機能を
損なわないのであれば任意に定められるものであり、ま
た粒体も砂の他にセラミック粒子や金属粒子等でも良
く、その大きさも適宜定めることができるものである。
【００１１】
【発明の効果】以上のように本発明は、防振ゴムに於い
て、ゴム体に中空部を形成すると共に、中空部に粒体を
充填したもので、振動を受けた際のゴム体の弾性変形が
粒体の移動エネルギーとして吸収され、著しい減衰作用
を得ることができ、防音並びに振動の減衰効果を高める
ことができたものである。
て、ゴム体に中空部を形成すると共に、中空部に粒体を
充填したもので、振動を受けた際のゴム体の弾性変形が
粒体の移動エネルギーとして吸収され、著しい減衰作用
を得ることができ、防音並びに振動の減衰効果を高める
ことができたものである。
【図１】本発明の第一実施例の一部切断した斜視図。
【図２】同第二実施例を示すもので、（イ）は部材分解
状態の形成一部切断した正面図、（ロ）は組み立て状態
の正面図。
状態の形成一部切断した正面図、（ロ）は組み立て状態
の正面図。
１，１ａ ゴム体 ２，２ａ 連結基板 ３ 連結ボルト ４ 粒体
Claims (2)
- 【請求項１】 塊状ゴム体に装着用部材を付設した防振
ゴムに於いて、ゴム体に中空部を形成すると共に、当該
中空部に粒体を充填してなることを特徴とする防振ゴ
ム。 - 【請求項２】 請求項１記載の防振ゴムに於いて、粒体
を砂にしたことを特徴とする防振ゴム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2092695A JPH08193636A (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | 防振ゴム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2092695A JPH08193636A (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | 防振ゴム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08193636A true JPH08193636A (ja) | 1996-07-30 |
Family
ID=12040830
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2092695A Pending JPH08193636A (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | 防振ゴム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08193636A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101312290B1 (ko) * | 2011-10-14 | 2013-09-27 | 목포해양대학교 산학협력단 | 소형 및 레저 선박용 엔진마운트 |
| CN112123511A (zh) * | 2020-09-30 | 2020-12-25 | 中冶建工集团有限公司 | 一种弧形阴角预制块成型模具 |
| WO2024021392A1 (zh) * | 2022-07-23 | 2024-02-01 | 浙江天铁实业股份有限公司 | 掩埋型隔振器 |
-
1995
- 1995-01-13 JP JP2092695A patent/JPH08193636A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101312290B1 (ko) * | 2011-10-14 | 2013-09-27 | 목포해양대학교 산학협력단 | 소형 및 레저 선박용 엔진마운트 |
| CN112123511A (zh) * | 2020-09-30 | 2020-12-25 | 中冶建工集团有限公司 | 一种弧形阴角预制块成型模具 |
| CN112123511B (zh) * | 2020-09-30 | 2022-02-01 | 中冶建工集团有限公司 | 一种弧形阴角预制块成型模具 |
| WO2024021392A1 (zh) * | 2022-07-23 | 2024-02-01 | 浙江天铁实业股份有限公司 | 掩埋型隔振器 |
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