JPH08193103A - 感温性エマルジョンの製造方法 - Google Patents

感温性エマルジョンの製造方法

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JPH08193103A
JPH08193103A JP659095A JP659095A JPH08193103A JP H08193103 A JPH08193103 A JP H08193103A JP 659095 A JP659095 A JP 659095A JP 659095 A JP659095 A JP 659095A JP H08193103 A JPH08193103 A JP H08193103A
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JP
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temperature
emulsion
protective colloid
monomer
copolymer
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JP659095A
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Takeshi Noguchi
武 野口
Tadahiro Inada
忠博 稲田
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Resonac Holdings Corp
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Showa Highpolymer Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F2/00Processes of polymerisation
    • C08F2/12Polymerisation in non-solvents
    • C08F2/16Aqueous medium
    • C08F2/22Emulsion polymerisation
    • C08F2/24Emulsion polymerisation with the aid of emulsifying agents

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Manufacturing Of Multi-Layer Textile Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ゲル化剤を添加しなくてもゲル化温度を自由
にコントロールでき、かつ各種合成樹脂エマルジョンに
おいて規則正しい感熱ゲル化性を与える感温性エマルジ
ョンの製造方法を提供することにある。 【構成】 一般式(1) 【化1】 (但し、R1 は水素またはメチル基であり、R2 は水素
またはエチル基であり、R3 はエチル基またはプロピル
基である)で示される不飽和アミド化合物の少なくとも
1種と、これと共重合しうる他の親水性単量体との共重
合体を保護コロイドとし、かつ該保護コロイドをビニル
系単量体に対して13重量%以上用いてビニル系単量体
を乳化重合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感温(熱)性エマルジョ
ンの製造方法に関し、さらに詳しくは感温性を利用する
ことにより、不織布、芯地をはじめとする各種繊維等の
樹脂加工の加熱乾燥時において生じる樹脂の移行を防止
できる感温性エマルジョンの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、不織布、芯地をはじめとする繊維
等の樹脂加工時の加熱乾燥において発生する樹脂の移行
を防止する方法として、樹脂加工に用いられる樹脂分散
液に感温(以下感熱と呼ぶこともある)ゲル化性を与
え、樹脂の移行が発生する前に樹脂をゲル化させ、繊維
素材中での樹脂の移行を防止させる方法が行われてい
る。樹脂分散液が天然ゴムおよびSBR等の合成ゴムラ
テックスの場合は感熱ゲル化剤として亜鉛アンモニウム
錯酸、ポリビニルメチルエーテル、ポリプロピレングリ
コール、シリコーンポリエーテル共重合体、ポリシロキ
サンおよび一般のノニオン系界面活性剤等が使用されて
いる。それにより感熱ゲル化性を付与させている。
【0003】しかし、アクリル酸エステル共重合体、エ
チレン−酢ビ共重合体およびポリ酢酸ビニル等の合成樹
脂エマルジョンには、上記の感熱ゲル化剤は効果がな
く、また効果があるとしても大量の添加が必要であり、
その結果、製品の耐水性等の性能低下を招いてしまう。
そのため合成樹脂エマルジョンの使用による繊維等の樹
脂加工においては、低温長時間乾燥で樹脂の移行を防止
しているのが現状である。しかし、この方法は乾燥に長
時間を要するため工程上大きなロスを生じ、極めて不合
理であるのが現状である。
【0004】また、特開昭63−193901号公報に
は、ラテックス用感熱ゲル化剤として、アルキルフェノ
ール−ホルマリン縮合物のアルキレンオキシド付加物が
提案されている。しかし、この感熱ゲル化剤は効果のあ
るエマルジョンと全く効果の発現しないエマルジョンが
存在し、規則性が認められない。
【0005】他方、アクリルアミドおよび/またはメタ
クリルアミド誘導体を樹脂組成中に0.3〜10重量%
を含む合成樹脂エマルジョンにノニオン界面活性剤およ
び/または無機質塩を添加した感熱ゲル化エマルジョン
が提案されている(特開平2−308844号公報)。
しかし、この感熱エマルジョンのゲル化温度は60℃以
上と高く、また、自由にゲル化温度をコントロールする
ことができなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】不織布、芯地をはじめ
とする繊維等の樹脂加工に使用される樹脂として、アク
リル酸エステル共重合体、スチレン−アクリル酸エステ
ル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体およびポリ
酢酸ビニル等の合成樹脂エマルジョンは欠かすことので
きない樹脂である。しかし、上記したような移行の問題
がある上、その防止策として最も有効と考えられる感熱
ゲル化システムも従来技術では効果がなく、また前記の
特開昭63−193901号公報によるゲル化剤では特
定のエマルジョンしか感熱ゲル化性を与えることができ
ない。一方、低温長時間乾燥による移行防止方法も前記
のごとく極めて不合理な上、完全に防止することができ
ない。また、特開平2−308844号公報に開示され
ている感熱ゲル化エマルジョンは、ゲル化温度が60℃
以上と高く、また自由にゲル化温度をコントロールする
ことができない。本発明の目的はゲル化剤を添加するこ
となく、ゲル化温度を自由にコントロールでき、かつ上
記各種合成樹脂エマルジョンにおいて規則正しい感熱ゲ
ル化性を与える感温性エマルジョンの製造方法を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記した
問題点を解決するため鋭意研究を重ねた結果、特定の不
飽和アミド化合物と、これと共重合しうる他の親水性単
量体との共重合体を保護コロイドとしてビニル系単量体
を乳化重合して得られるエマルジョンが、ゲル化剤を添
加しなくても、ゲル化温度を自由にコントロールでき、
樹脂加工時の乾燥温度で円滑なゲル化性を示し、かつ各
種合成樹脂エマルジョンにおいて規則正しい感温ゲル化
性を与えることを見出し、本発明を完成することができ
た。
【0008】すなわち、本発明は一般式(1)
【化2】 (但し、R1 は水素またはメチル基であり、R2 は水素
またはエチル基であり、R3 はエチル基またはプロピル
基である)で示される不飽和アミド化合物の少なくとも
1種と、これと共重合しうる他の親水性単量体との共重
合体を保護コロイドとし、かつ該保護コロイドをビニル
系単量体に対して13重量%以上用いてビニル系単量体
を乳化重合することを特徴とする感温性エマルジョンの
製造方法に関する。
【0009】以下、本発明を具体的に説明する。まず本
発明の特徴的構成要素である保護コロイドについて説明
する。本発明において使用される保護コロイドは、一般
式(1)
【化3】 (但し、R1 は水素またはメチル基であり、R2 は水素
またはエチル基であり、R3 はエチル基またはプロピル
基である)で示される不飽和アミド化合物の少なくとも
1種と、これと共重合しうる他の親水性単量体との共重
合体であって、加温により水に不溶化する感温性共重合
体として知られている(例えば特開昭60−16870
6号公報、特開昭60−170609号公報)。しか
し、上記特開昭60−168706号公報および特開昭
60−170609号公報には、この感温性共重合体を
ビニル系単量体を乳化重合するに際して、保護コロイド
として使用することについては言及していない。本発明
は、この感温性共重合体を保護コロイドとして、ビニル
系単量体を乳化重合し、感温性エマルジョンを製造する
ことに特徴を有するものである。
【0010】本発明で使用される前記一般式(1)で示
される不飽和アミド化合物としては、N,N−ジエチル
アクリルアミド、N−n−プロピルアクリルアミド、N
−イソプロピルアクリルアミド、N−イソプロピルメタ
アクリルアミド等があげられる。
【0011】一方、前記一般式(1)で示される不飽和
アミド化合物と共重合しうる他の親水性単量体としては
アクリルアミド、メタアクリルアミド、N−メチルアク
リルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、N,N
−ジメチルメタアクリルアミド、N−エチルアクリルア
ミド、ジアセトンアクリルアミド、ヒドロキシエチルメ
タアクリレート、ヒドロキシルエチルアクリレート、ヒ
ドロキシプロピルメタクリレート、ヒドロキシプロピル
アクリレート、各種のメトキシポリエチレングリコール
メタアクリレート、各種のメトキシポリエチレングリコ
ールアクリレート、N−ビニル−2−ピロリドン等をあ
げることができる。
【0012】上記の不飽和アミド化合物と他の親水性単
量体とを重合して保護コロイドとして使用する共重合体
を得る方法としては、例えば溶剤中で重合して得られた
重合体溶液より溶剤を留去し、共重合体を得る方法を採
用することができる。共重合体は使用に際し、再度水に
溶解し、乳化重合の際に用いる保護コロイド水溶液とす
る。
【0013】不飽和アミド化合物と他の親水性単量体と
の組み合せによりゲル化温度は自由にコントロールする
ことができ、希望するゲル化温度は不飽和アミド化合物
と親水性単量体の配合比で決めることができる。例えば
不飽和アミド化合物と他の親水性単量体とを共重合する
場合、不飽和アミド化合物の配合比が多くなるとゲル化
温度は低くなり、配合比が少なくなるとゲル化温度は高
くなる傾向がある。
【0014】不飽和アミド化合物と親水性単量体とを共
重合させる場合には、一般的には重合開始剤が使用され
る。重合開始剤は一般的に用いられる有機過酸化物およ
びアゾ化合物であれば、特に制限されるものではない。
有機過酸化物としては、tert−ブチルパーオキシ
ド、ベンゾイルパーオキシド、クメンヒドロパーオキシ
ド、tert−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノ
エート、過安息香酸ブチル等があげられ、アゾ化合物と
してはアゾビスイソブチロニトリル、2,2′−アゾビ
ス−2−アミジノプロパン塩酸塩、2,2′−アゾビス
−2,4−ジメチルバレロニトリル、4,4′−アゾビ
ス−4−シアノバレイン酸等があげられる。
【0015】重合開始剤の使用量は、通常採用される量
的範囲で充分であり、例えば全単量体当り0.01〜5
重量%、好ましくは0.05〜2重量%の範囲である。
【0016】重合に用いる溶剤としては、共重合体を均
一に溶解させるものであれば良く、具体的にはメタノー
ル、エタノール等のアルコール類、アセトン等のケトン
類、エチレングリコール、プロピレングリコール等のグ
リコール類等があげられ、留去するためできるだけ沸点
の低い溶剤、例えばメタノール、イソプロピルアルコー
ル等の使用が好ましい。溶剤の留去は、自然に乾燥し、
ある程度溶剤を飛ばした後、減圧乾燥機を用いて一昼夜
室温で減圧乾燥を行う。本発明においては、得られた共
重合体を水で使用しやすい濃度まで溶解、希釈し乳化重
合用の保護コロイドとする。
【0017】この保護コロイドとしての共重合体の使用
量は、乳化重合時のビニル系単量体に対して13重量%
以上、好ましくは15〜100重量%、さらに好ましく
は15〜50重量%である。共重合体の使用量が13重
量%未満であるとエマルジョンを安定に得ることができ
ず、ゲル化状態になってしまう。
【0018】本発明に使用されるビニル系単量体として
は、例えば(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリ
ル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アク
リル酸2−エチルヘキシル等の(メタ)アクリル酸アル
キル類、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエ
ン等の芳香族ビニル化合物類、エチレン、プロピレン、
イソブチン、ブタジエン等のα−オレフィン類、アクリ
ロニトリル、塩化ビニル、塩化ビニリデン等の単量体が
あげられ、これらの中の1種もしくは2種以上が用いら
れる。
【0019】本発明の感温性エマルジョンは、通常の乳
化重合法によって製造することができる。重合時には、
通常重合開始剤が用いられ一般に乳化重合に使用される
ものであれば全て使用することができる。代表的なもの
をあげれば、過酸化水素、過硫酸アンモニウム等の水溶
性無機過酸化物または過硫酸塩、クメンハイドロパーオ
キサイド、ベンゾイルパーオキサイド等の有機過酸化
物、アゾビスイソブチロニトリル等のアゾ化合物があげ
られる。重合開始剤の使用量は、ビニル系単量体の総重
量に対して0.1〜2重量%が好ましい。なお、これら
の重合開始剤と金属イオンおよび還元剤との併用による
一般にレドックス重合法として公知の方法によっても良
いことはもちろんである。またビニル系単量体は、これ
を一括してもしくは分割して、または連続的に滴下して
加えても良い。重合は、用いる保護コロイドのゲル化温
度以下で行われ、通常30〜40℃の温度で行われる。
本発明で得られたエマルジョンは、ゲル化温度を持った
感温性エマルジョンである。そのゲル化温度はエマルジ
ョンを製造する際に使用する保護コロイドにより自由に
選択することができる。
【0020】
【実施例】以下、実施例あげて本発明をさらに詳細に説
明する。
【0021】参考例1 撹拌機、温度計、還流冷却器、滴下ロートを有する1リ
ットルの5ツ口セパラブルフラスコにメタノール180
gを仕込み窒素ガスで雰囲気を置換しながら撹拌を行
い、ウォーターバスを用いて内温を65℃に上昇させ
た。N,N′−ジエチルアクリルアミド270g、40
%アクリルアミド187.5gに2,2′−アゾビス−
2,4−ジメチルバレロニトリル(和光純薬(株)社
製,商品名V−65)0.08gを溶解させた単量体混
合物を500ml滴下ロートに入れた。上記のセパラブル
フラスコにリフラックス条件下で単量体混合物を3時間
かけて均一に滴下した。単量体混合物の滴下終了20分
後,80分後,140分後にV−65 0.02gとメ
タノール10gを各々追添し、未反応単量体混合物を除
去した。1時間熟成を行い、熟成終了後、冷却してメタ
ノール溶剤中での共重合体を得た。得られた共重合体を
バットに入れ風乾で溶剤であるメタノールを留去した。
さらに減圧乾燥機で一昼夜乾燥後、共重合体を水に溶解
し、共重合体の濃度が30%の保護コロイド水溶液を得
た。この水溶液のゲル化温度を測定すると47℃であっ
た。
【0022】参考例2 参考例1においてN,N′−ジエチルアクリルアミドの
使用量を224.3g、40%アクリルアミドの使用量
を301.8gに変えた以外は参考例1と同様に重合、
処理を行って共重合体を得た。この共重合体を水に溶解
し、共重合体の濃度が31.6%の保護コロイド水溶液
を得た。この水溶液のゲル化温度は72℃であった。
【0023】実施例1 撹拌機、温度計、還流冷却器、滴下ロートを有する1リ
ットルのセパラブルフラスコにイオン交換水278.5
g、参考例1で得られた30%濃度の保護コロイド水溶
液91.5g(固形分27.5g、対モノマー15%)
を仕込んだ。撹拌を行いながらエチルアクリレートモノ
マー180gを3時間で滴下した。モノマー滴下開始直
前に3%過硫酸カリウム水溶液5mlと3%亜硫酸ナトリ
ウム水溶液5mlを投入した。さらにモノマー滴下と同時
に3%過硫酸カリウム水溶液20mlと3%亜硫酸ナトリ
ウム水溶液20mlを3時間30分で滴下した。反応温度
は30〜32℃とした。触媒滴下終了後1時間同温度で
熟成を行った。得られたエマルジョンは固形分濃度が3
3.8%(重合率98%)の安定なエマルジョンであっ
た。また得られたエマルジョンのゲル化温度を測定した
ところ47℃で凝集した。凝集したエマルジョンを再度
室温に戻したところ、安定なエマルジョンに再度戻っ
た。
【0024】比較例1 実施例1において参考例1で得られた30%濃度の保護
コロイド水溶液の使用量を61g(固形分18.3g、
対モノマー10%)に変えイオン交換水の使用量を28
4gに変えた以外は実施例1と同様に行った。得られた
エマルジョンを取り出したところ、小さな塊でゲル化状
態で目的としたエマルジョンは得られなかった。
【0025】実施例2 撹拌機、温度計、還流冷却器、滴下ロートを有する1リ
ットルのセパラブルフラスコにイオン交換水284.6
g、参考例2で得られた31.6%濃度の保護コロイド
水溶液85.4g(固形分27.0g、対モノマー15
%)を仕込んだ。以下実施例1と同様に反応を行った。
得られたエマルジョンは固形分濃度が34.0%(重合
率98.6%)の安定なエマルジョンであった。また得
られたエマルジョンのゲル化温度を測定したところ、7
2℃で凝集した。凝集したエマルジョンを再度室温に戻
したところ、再び安定なエマルジョンに戻った。
【0026】
【発明の効果】本発明の製造方法によって得られる感温
性エマルジョンは、ゲル化剤を添加しなくても、ゲル化
温度を自由にコントロールでき、樹脂加工時の乾燥温度
で円滑なゲル化性を示し、かつ各種合成樹脂エマルジョ
ンにおいて規則正しい感熱ゲル化性を与える。従って、
本発明の感温性エマルジョンは、不織布、芯地をはじめ
とする各種繊維等の樹脂加工の加熱乾燥時において生じ
る樹脂の移行を防止できる感温性エマルジョンとして有
効に使用できる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 (但し、R1 は水素またはメチル基であり、R2 は水素
    またはエチル基であり、R3 はエチル基またはプロピル
    基である)で示される不飽和アミド化合物の少なくとも
    1種と、これと共重合しうる他の親水性単量体との共重
    合体を保護コロイドとし、かつ該保護コロイドをビニル
    系単量体に対して13重量%以上用いてビニル系単量体
    を乳化重合することを特徴とする感温性エマルジョンの
    製造方法。
  2. 【請求項2】 保護コロイドの使用量がビニル系単量体
    に対して15〜100重量%である請求項1に記載の感
    温性エマルジョンの製造方法。
  3. 【請求項3】 保護コロイドがN,N′−ジエチルアク
    リルアミドとアクリルアミドとの共重合体である請求項
    1に記載の感温性エマルジョンの製造方法。
  4. 【請求項4】 ビニル系単量体が(メタ)アクリル酸ア
    ルキル類である請求項1に記載の感温性エマルジョンの
    製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008146631A1 (ja) 2007-05-30 2008-12-04 Jsr Corporation 非特異吸着防止剤

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