JPH08192293A - バネで付勢されたピンによる加圧装置 - Google Patents

バネで付勢されたピンによる加圧装置

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JPH08192293A
JPH08192293A JP291195A JP291195A JPH08192293A JP H08192293 A JPH08192293 A JP H08192293A JP 291195 A JP291195 A JP 291195A JP 291195 A JP291195 A JP 291195A JP H08192293 A JPH08192293 A JP H08192293A
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JP
Japan
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pin
spring
original position
pressure
work
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JP291195A
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Shinji Sato
信次 佐藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピンの元位置への復帰をセンサーにより検出
する機構を有する、バネで付勢されたピンによる加圧装
置を提供する。 【構成】 複数の加圧ピン11をワーク5に押し付ける
機構と加圧後ピンが元位置に復帰しているか否かをセン
サー21、22により検出し、元の位置に復帰しない加
圧ピン11が存在する際は、その信号を受けて警報を発
する異常警報装置26を備えたピンの元位置復帰検出機
構を備えたバネで付勢されたピンによる加圧装置。 【効果】 ピンが元位置に復帰しているか否かをセンサ
ーにより検出し、復帰していない場合には警報を発する
ので、加工不良の発生が少ない加圧装置が提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワーク(被加工物)を
バネで付勢されたピンで加圧する加工工程に用いられる
加圧装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のワークをバネで付勢されたピンで
加圧する装置としては、複数のピンを上下に平行に配置
した一対の取付枠に設けた孔に遊嵌し、ピンの下端を下
部の取付板の下面から突き出し、ピンをバネにより下方
に付勢し、取付枠を駆動機構により下降させてバネの反
発力で決まる圧力でピンの先端をワークに加圧する構造
のものが存在した。この種の加圧装置では、取付枠に多
数のピンが取り付けられているため、ピンに曲がりが生
じたり、バネが折れたりするトラブルによりピンが取付
枠の孔にひっかかり元の位置に復帰しないといった不具
合が生じがちである。ピンが元の位置に復帰しない状態
で加圧作業を進めると不良品発生の原因となるが、従来
の加圧装置では、このようなトラブルを検知する手段を
備えないので、トラブルの発生の監視は目視による以外
はなかった。目視による監視は人の注意力に限界がある
ため、往々にしてトラブルの発生を見過ごすことにな
り、そのまま作業が進行すると加工不良品を多く出して
しまう事が多かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の課題
は、バネで付勢されたピンによる加圧装置に於いてピン
の元位置への復帰が正常に行われているか否かを目視に
よらずに、検知する機構を付与した加圧装置を提供する
事である。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに本発明においては、バネで付勢されたピンによる加
圧装置にセンサーによるピンの元位置復帰検出機構を設
けると共に、同元位置復帰検出機構からの検出信号を受
ける異常警報装置または加圧装置停止手段を設けた。
【0005】
【作用】本発明のバネで付勢されたピンによる加圧装置
においては、ピンをワークに押し付け加圧する工程終了
後、バネの復帰力によりピンが元の位置に復帰している
か否かをピンの取付板上面のピンの突出量をセンサーで
検出することにより行い、元位置へ復帰していないピン
の存在を検出した際は、警報装置で知らせるか、装置を
停止する。
【0006】
【実施例】以下、図1ないし図5を参照して本発明のバ
ネで付勢されたピンによる加圧装置の実施例について、
構成と動作を説明する。
【0007】先ず、図1の加圧装置全体斜視図におい
て、基台1上には、ワーク5を収納したマガジン2、中
間ステージ3等からなるワーク搬入機構4、取り出され
たワーク5を中間ステージ3からワーク載置台6へ移送
し、加工済のワーク5をワーク搬出機構8へ移送するワ
ーク搬送機構7が設けられている。また加圧ブロック取
付枠天板10a、側板10bが同基台1上に門形をなす
ごとく設けられ、その天板10a下部に複数の加圧ピン
11を備えた加圧ブロック16が夫々加圧ロッド17の
先端に取り付けられ、ロッド17は取付枠天板10aを
貫いて上方に伸び加圧用エアシリンダ18によって上下
動可能な状態となされている。加圧ブロック16の上端
は加圧加工の前後では取付枠天板10aの下部に近接し
ており、加圧加工時には加圧ブロック16が下降し、複
数の加圧ピン11の先端が一斉にワークを押し付けるよ
うに動作する。ワーク載置台6はレール9上に摺動自在
に取り付けられ、押し出し機構(図示せず)によりワー
ク載置台6を加圧ブロック16の下に移送し、加工後は
ワークを搬出する。また同基台1上には、加工の終了し
たワークを載置するワーク搬出機構8が設けられ、また
ワーク5の搬送を行うX−Y型ロボットからなるワーク
搬送機構7が設けられており、これによりワークを中間
ステージ3からワーク載置台6へ、また加工の終了した
ワークを同載置台6からワーク搬出機構8へ移送する。
【0008】加圧ピンで加圧して加工されるワークの例
として、図5に示すワークについて説明すると、基板5
aはセラミック等から成り、碁盤目状の切り取り用の溝
5bとIC等の部品が収納される凹部5cを備え、その
凹部5cの周縁に接着剤を施し、そこえガラス等の角片
状のカバー5dを載置したものである。この角片状のカ
バー5dの四角を加圧ピン11にて適当な押し付け力に
て押し付けることにより、接着が行われる。
【0009】次に図2、図3の加圧装置の一部拡大斜視
図を参照して、さらに詳細を説明すると、加圧ピン11
はその両端に細径部11a、中央部に大径部11bを有
する断面円形の耐熱性樹脂等からなり、その下部先端は
半球状に丸めてある。そして加圧ピン11は加圧ピン取
付枠13の側面に直角に設けた上部取付板14a、下部
取付板14bに一定の間隔で設けた取付孔15にその細
径部11aが遊嵌され、上下に動き得る如く取り付けら
れている。その大径部11bは前記取付孔15の直径よ
り大きく、その上下の端面は取付板14a、14bの下
面と上面に当接した際加圧ピン11がこれら取付板から
抜け出るのを防止している。加圧ピンの上端は上部取付
板14aの上面に突き出すか、同一面に位置させる。そ
の下端は下部取付板14bの下面から突き出す如く取り
付けられている。またコイルバネ12が加圧ピン11の
上部細径部11aに嵌められ、加圧ピン11の大径部1
1bの上端と取付板14aの下面の間に圧縮状態で挿入
され加圧ピン11を下方にに付勢する如く取付られてい
る。加圧加工時以外の静止状態で加圧ピンが正常である
場合は、これら複数の加圧ピンの状態はその下端部、上
端部とも同一面内に位置している。
【0010】次にピンの元位置復帰検出機構19の構造
について、図2ないし図3を参照して説明する。光学セ
ンサー取付枠20はコの字状でその対向部に光学センサ
ーの発光部21と受光部22が取り付けられており、発
光部21は、そこから発射される光線が上部取付板14
a上面に平行に、かつ加圧ピン11の上端に近接して通
過するごとく取り付けられている。そして光学センサー
取付枠20は摺動ブロック23に固定され、摺動ブロッ
ク23は加圧ブロック16の側面に固定された摺動レー
ル24に対して水平に摺動し得る如く取り付けられ、か
つ摺動ブロック23はエアーシリンダー等の駆動機構2
5により駆動させ得るごとくなされている。
【0011】次に加圧加工後のピンの元位置復帰検出機
構19の動作について、図4を参照して説明する。
(a)は加圧加工前の状態を示す。ワーク5が加圧ブロ
ック16の下部に置かれ、光学センサー21、22は加
圧ピン11の上部取付板の上面の左端に待機している。
(b)は加圧加工中の状態を示す。加圧ブロック16が
下降し、複数の各加圧ピン11の先端がワーク5に押し
付けられ、加圧ピン11を下方に付勢しているバネ12
が圧縮され、その際加圧ピン11の後端は上部取付板1
4aの上面より相当量突き出す。(c)は加圧加工後の
状態を示す。加圧加工終了後加圧ブロック16は加圧シ
リンダー18によって上方に引き上げられるが、その際
各加圧ピン11はバネ12の付勢力によって下方に戻ろ
うとする。各加圧ピン、バネに異常がない(イ)(ハ)
(ニ)の加圧ピンは元の位置に戻るが、例えば加圧ピン
の内(ロ)に異常があった場合は完全に戻らず、図示す
る如く上部取付板14aの上面より、突き出したままの
状態となる。(c)の加圧加工後の状態で、光学センサ
ー22、23を左端から右端へ走査する時、この異常に
突き出した加圧ピン(ロ)によってセンサーの光線が遮
られ、異常のある事が検知される。
【0012】このような異常が検出された後は、センサ
ーから得られる信号によって、警報装置26を起動し、
音声、光等によって装置の操作者に知らせるか、または
装置の運転を停止することも可能である。またピンの元
位置の復帰検出機構に本発明の実施例では、光学センサ
ーを用いたが、これに限らず電気式、機械式のセンサー
を用いることができる。
【0013】以上、本発明を一例の実施例により説明し
たが、本発明はこの実施例になんら限定されるものでは
ない。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば加圧ピンをワークに押し付けて加工する動作の
終了後に、各加圧ピンの元位置への復帰をセンサーによ
り検出することができるので、異常の発生を即時に知る
ことができ、不良品の発生を低減することができるバネ
で付勢されたピンによる加圧装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施例1のバネで付勢された
ピンによる加圧装置全体の斜視図。
【図2】本発明を適用した実施例1のバネで付勢された
ピンによる加圧装置の一部拡大斜視図。
【図3】本発明を適用した実施例1のバネで付勢された
ピンによる加圧装置の一部拡大斜視図。
【図4】本発明を適用した実施例1のバネで付勢された
ピンによる加圧装置のピンの元位置復帰検出機構の動作
を説明するための概略断面図。(a)は加圧加工前の状
態、(b)は加圧加工中の状態、(c)は加圧加工後の
状態である。
【図5】本発明を適用した実施例1の加圧装置で加工さ
れるワークの一例の斜視図。
【符号の説明】 1 基台 2 マガジン 3 中間ステージ 4 ワーク搬入機構 5 ワーク 5a ワークの基板 5b 溝 5c 凹部 5d カバー 6 ワーク載置台 7 ワーク搬送機構 8 ワーク搬出機構 9 レール 10a 取付枠天板 10b 取付枠側板 11 加圧ピン 11a 小径部 11b 大径部 12 バネ 13 加圧ピン取付枠 14a 上部取付板 14b 下部取付板 15 取付孔 16 加圧ブロック 17 加圧ロッド 18 加圧用エアーシリンダー 19 ピンの元位置復帰検出機構 20 光学センサー取付枠 21 光学センサーの発光部 22 光学センサーの受光部 23 摺動ブロック 24 摺動レール 25 駆動機構 26 異常警報装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バネで付勢されたピンによりワークを加
    圧する加圧装置において、複数のピンをワークに対し押
    しつける機構と加圧後前記ピンが前記ピンの付勢力によ
    り元の位置に復帰しているか否かを検出するピンの元位
    置復帰検出機構を備えて成る、バネで付勢されたピンに
    よる加圧装置。
  2. 【請求項2】 前記ピンは上下に平行に配置された一対
    のピン取付板に設けられた孔に、その下端が突き出す如
    く遊嵌され、該取付板の間で上下に動作可能な状態で、
    かつバネの1端がピンに当接され、他端が上部取付板の
    下端に当接されてピンを下方向に付勢して成り、該ピン
    取付板は加圧駆動機構に取り付けられている、請求項1
    記載のバネで付勢されたピンによる加圧装置。
  3. 【請求項3】 前記ピンは前記取付板に複数個取り付け
    られていることを特徴とする、請求項2記載のバネで付
    勢されたピンによる加圧装置。
  4. 【請求項4】前記ピンの元位置復帰検出機構は発光部と
    受光部から成り、該発光部から発する光が前記上部取付
    板の上部において、正常に復帰したピンの上端を通過す
    る如く、かつ正常に復帰しないピンの上端によって遮ら
    れる如く前記発光部を配置して成る、請求項2記載のバ
    ネで付勢されたピンによる加圧装置。
  5. 【請求項5】 前記ピンの元位置復帰検出機構がピンの
    上部で移動可能に配置されている事を特徴とする、請求
    項4項記載のバネで付勢されたピンによる加圧装置。
  6. 【請求項6】 前記ピンの元位置復帰検出機構が正常に
    復帰しないピンの存在を検出した際、警報を発する異常
    警報手段を備えて成る、請求項1記載のバネで付勢され
    たピンによる加圧装置。
  7. 【請求項7】 前記ピンの元位置復帰検出機構が正常に
    復帰しないピンの存在を検出した際、前記加圧装置の動
    作を停止する手段を備えて成る、請求項1記載のバネで
    付勢されたピンによる加圧装置。
JP291195A 1995-01-11 1995-01-11 バネで付勢されたピンによる加圧装置 Pending JPH08192293A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008087033A (ja) * 2006-10-02 2008-04-17 Denso Corp 波状板材の成形方法およびその成形装置
CN109353046A (zh) * 2018-10-10 2019-02-19 合肥合锻智能制造股份有限公司 一种四柱式液压机的滑块导向精度调节装置
CN117140031A (zh) * 2023-11-01 2023-12-01 深圳市优界科技有限公司 一种注射器智能组装设备及其组装方法

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