JP3410680B2 - 受圧部材の検査方法およびその装置 - Google Patents

受圧部材の検査方法およびその装置

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JP3410680B2 JP18064799A JP18064799A JP3410680B2 JP 3410680 B2 JP3410680 B2 JP 3410680B2 JP 18064799 A JP18064799 A JP 18064799A JP 18064799 A JP18064799 A JP 18064799A JP 3410680 B2 JP3410680 B2 JP 3410680B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の圧力で押圧
するスイッチ等の受圧部材を検査するための受圧部材の
検査方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば、携帯電話等の製造ラ
インで、受圧部材であるスイッチの動作を検査するため
に、図7に示すような検査装置1が使用されている。こ
の検査装置1は、ワークである携帯電話2の上方に配置
され互いに平行な3つのシリンダ3a〜3cを備え、そ
れぞれのシリンダ3a〜3cはX軸方向変位機構4によ
って水平方向に変位可能である。それぞれのシリンダ3
a〜3cのシリンダロッド5a〜5cは携帯電話2の複
数のスイッチ6に向かって変位可能であり、シリンダロ
ッド5a〜5cの端部には支持部材7a〜7cを介して
押圧部8a〜8cが設けられる。それぞれの押圧部8a
〜8cの間隔は、スイッチ6の間隔と略一致する。
【0003】この検査装置1によってスイッチ6の検査
を行う場合、X軸方向変位機構4によってシリンダ3a
〜3cを携帯電話2の複数のスイッチ6の中、3つのス
イッチ6の上方に配置する。次いで、シリンダ3a〜3
cを駆動してシリンダロッド5a〜5cをスイッチ6に
向かって変位させることにより、押圧部8a〜8cの先
端部がスイッチ6を所定の圧力で押圧する。スイッチ6
が正常に動作している場合には、スイッチ6が押圧され
ると閉動し、携帯電話2は該携帯電話2に接続された判
定装置9にこれを示す信号を出力する。一方、例えば、
スイッチ6に断線等の不具合がある場合には、該スイッ
チ6が押圧されても携帯電話2は判定装置9にスイッチ
6が閉動したことを示す信号を出力することができな
い。判定装置9はこの信号の有無によりスイッチ6が正
常に動作しているか否かを判断することができる。
【0004】この場合、スイッチ6は、強力な圧力で押
圧されると閉動するが、適正圧力では閉動しないという
不良状態が考えられる。従って、押圧部8a〜8cがス
イッチ6を小さい圧力(例えば、0.03MPa)で押
圧するようにシリンダ3a〜3cの1次側圧力を調整し
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記の従来
技術に係る検査装置1では、シリンダ3a〜3cを駆動
する圧縮空気等の圧力流体の圧力に変動があると、押圧
部8a〜8cがスイッチ6を押圧する圧力が変動してし
まい、正確に検査をすることができないという問題があ
った。また、スイッチ6を押圧する圧力が小さく、1次
側の圧力を正確に減圧調整することが困難であった。
【0006】本発明は前記の課題を解決すべくなされた
ものであって、圧力流体の圧力変動に影響されることな
く、受圧部材を一定圧力で押圧するとともに、小さい圧
力であっても正確に押圧力を制御することができ、検査
を正確に行うことが可能な受圧部材の検査方法およびそ
の装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この項では、理解の容易
のために添付図面中の符号を付して説明する。従って、
この項に記載した内容とその符号を付したものに限定し
て解釈されるものではない。
【0008】本発明方法は、支持部材(114)に対し
て鉛直方向に変位自在であるとともに、該支持部材によ
ってその下方への変位範囲が規制される押圧部材(12
6)を、ワーク(10)に設けられた受圧部材(12)
の上方に配置する工程と、前記支持部材を下降させて前
記押圧部材を前記受圧部材に当接させることにより該押
圧部材が前記支持部材に対して相対的に上昇し、該支持
部材の重量や圧力が前記受圧部材に付与されることなく
前記押圧部材の重量が前記受圧部材に付与されて該受圧
部材が押圧される工程と、を有することを特徴とする。
【0009】本発明によれば、受圧部材を押圧部材の重
量により押圧するため、圧縮空気の圧力に影響されるこ
とがなく、受圧部材を一定の圧力で押圧することができ
る。
【0010】この場合、前記押圧部材を前記受圧部材の
上方に配置する工程と、前記受圧部材を押圧する工程と
を、前記ワークに設けられた複数の受圧部材に対して順
次施すと、1つの押圧部材で複数の受圧部材の検査を行
うため、押圧部材のバラツキがなく、同一条件で検査を
行うことができ、好適である。
【0011】また、前記押圧部材を前記受圧部材の上方
に配置する工程が、前記支持部材を、水平且つ互いに直
交するXおよびY方向に変位可能なX−Y変位機構(3
4)を変位させて配置する工程であると、複数の受圧部
材に対して自動的に検査を行うことができ、好ましい。
【0012】また、本発明装置は、鉛直方向に沿って変
位可能な支持部材(114)と、前記支持部材を鉛直方
向に沿って駆動する駆動機構(100)と、前記支持部
材に対して鉛直方向に変位自在であるとともに、該支持
部材によってその下方への変位範囲が規制される押圧部
材(126)と、を備え、前記駆動機構の駆動作用下に
前記支持部材が下降して前記押圧部材の重量がワークに
設けられた受圧部材に付与されることにより該受圧部材
が押圧されることを特徴とする。
【0013】本発明によれば、支持部材が下降すると押
圧部材が受圧部材に当接する。さらに支持部材が下降す
ると、押圧部材は支持部材に対して変位自在であるた
め、押圧部材が受圧部材によって支持された状態で支持
部材のみが下降し、支持部材の重量や圧力が受圧部材に
付与されることがなく、受圧部材に押圧部材の重量のみ
が付与される。従って、圧力流体の圧力に影響されるこ
とがなく、受圧部材を一定の圧力で押圧することができ
る。
【0014】この場合、前記押圧部材に重り(148)
を着脱可能に設けると、重りの重量を変えることにより
受圧部材に付与される圧力を変更することができ、好適
である。
【0015】また、前記押圧部材には鉛直方向に延在す
るシャフト(128)が設けられ、前記押圧部材は前記
シャフトが前記支持部材に形成された孔部(138)に
挿通することにより該支持部材に対して変位自在に構成
されると、検査装置(30)を簡素な構成にすることが
でき、好ましい。
【0016】さらに、前記駆動機構(100)が、水平
且つ互いに直交するXおよびY方向に変位可能なX−Y
変位機構(34)に設けられると、前記押圧部材が前記
X−Y変位機構の変位作用下に前記ワークに設けられた
複数の受圧部材に順次配置されてそれぞれの受圧部材を
押圧することができ、一層好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明に係る受圧部材の検査方法
について、それを実施する装置との関係において好適な
実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細
に説明する。
【0018】先ず、本実施の形態に係る受圧部材の検査
装置30によって検査されるワークである携帯電話10
について、図1を参照して説明する。
【0019】携帯電話10は略長方形に形成され、その
一方の面にディスプレイ14と、複数の受圧部材であ
り、検査対象としてのスイッチ12とが設けられる。ス
イッチ12は携帯電話10の長手方向に沿って3列に並
べて配置される。携帯電話10の一方の端部はケーブル
16を介して判定装置18に接続される。
【0020】次に、前記携帯電話10を検査する本実施
の形態に係る受圧部材の検査装置30について、図1を
参照して説明する。
【0021】この検査装置30は長尺な基台32を有
し、基台32の上部にはX−Y変位機構34が設けられ
る。X−Y変位機構34は基台32にその長手方向に沿
って延在する断面L字状の板状部材36a、36bが立
設され(図2および図3参照)、板状部材36a、36
bにはその長手方向に沿ってガイドレール38a、38
bが固着される。
【0022】一方の板状部材36aの両端部には略L字
状の支持板40a、40bが固着され、板状部材36a
と支持板40a、40bとの間隙には外周に複数の歯部
が等間隔に形成されたプーリ42a、42bが回転自在
に設けられる。プーリ42aと42bとの間には内周面
に該プーリ42a、42bの歯部に噛合する複数の歯部
が形成されたタイミングベルト44が巻回される。一方
の支持板40aの上部にはステッピングモータ46が配
設され、一方のプーリ42aは該ステッピングモータ4
6によって回転駆動される。
【0023】周回するタイミングベルト44の一部は、
図3に示すように、挟持部材50a、50bにより挟持
され、一方の挟持部材50aには一方のガイドレール3
8aに摺動自在に係合するガイドブロック52aが固着
される。挟持部材50a、50bは断面略L字状に形成
された変位板54の下部に固着され、該変位板54には
L字状の取付部材55を介して他方のガイドレール38
bに摺動自在に係合するガイドブロック52bが設けら
れる。従って、変位板54はタイミングベルト44の変
位にともなって矢印X方向に変位する。
【0024】変位板54の一端側には板状部材36bの
外方に突出し鉛直方向下方に延在するように屈曲形成さ
れた板状の位置検出部材56が固着され、位置検出部材
56の下端部は基台32の側部に固着された複数の位置
検出センサ58の発光部60aと受光部60bとの間に
挿通自在である。
【0025】変位板54の他端側には水平方向に延在す
る支持板62が固着され、支持板62の一端側にはステ
ッピングモータ64が固着される。ステッピングモータ
64の回転軸66には、外周に複数の歯部が等間隔に形
成されたプーリ68が設けられる。一方、支持板62の
他端部には軸支部材70a、70bが互いに対向して固
着され、軸支部材70aと70bとの間には軸部材72
を介して外周に複数の歯部が形成されたプーリ74が回
転自在に設けられる。プーリ68と74との間には、内
周面に該プーリ68、74の歯部に噛合する複数の歯部
が形成されたタイミングベルト78が巻回される。
【0026】支持板62にはその長手方向に沿ってガイ
ドロッド80a、80bが複数の取付部材82によって
互いに平行に設けられ、ガイドロッド80a、80b
は、図4に示すように、ガイドブロック84a、84b
に摺動自在に挿通する。ガイドブロック84a、84b
には変位板88が固着される。該変位板88には挟持部
材90aが固着され、挟持部材90aには挟持部材90
bが設けられ、該挟持部材90aと90bとにより周回
するタイミングベルト78の一部を挟持する。従って、
変位板88はタイミングベルト78の変位にともなって
矢印Y方向(図4中、奥行き方向)に変位する。
【0027】変位板88の上部および下部には水平方向
に延在する板状の位置検出部材92が固着され、位置検
出部材92の端部は支持板62の上部および下部に固着
された複数の位置検出センサ94の発光部96aと受光
部96bとの間に挿通自在である。
【0028】変位板88には駆動機構であるシリンダ1
00が固着される。該シリンダ100のシリンダロッド
102a、102bには取付部材104を介して変位部
材106が固着される。変位部材106には凹部108
が形成され、一方、シリンダ100の側面には前記凹部
108を構成する壁部に摺動自在に係合する凸部110
が形成され、このため、凹部108と凸部110とによ
りガイド作用が営まれる(図2参照)。
【0029】変位部材106には鉛直方向に延在する板
状部材112を介して水平方向に延在する支持部材11
4が固着される。該支持部材114には、図3に示すよ
うに、孔部116が形成され、孔部116にはブシュ1
18が嵌合する。ブシュ118の上部にはフランジ部1
20が形成され、フランジ部120が支持部材114の
上部に当接することにより該ブシュ118が抜け止めさ
れる。ブシュ118の孔部122には押圧部材126を
構成し鉛直方向に沿って延在するシャフト128が変位
自在に挿通する。シャフト128の下端部にはフランジ
部130を介して当接部132が設けられる。一方、シ
ャフト128には支持部材114の上方に位置して衝撃
を吸収するためのウレタンワッシャ134が設けられ
る。また、シャフト128にはウレタンワッシャ134
の上部とシャフト128の上端側とにそれぞれカラー部
材136a、136bが設けられる。カラー部材136
a、136bは、図5に示すように、孔部138を有す
る略円形状でその一部にスリット140が形成され、該
スリット140を構成する面を貫通するようにねじ14
2が螺入される。このため、孔部138にシャフト12
8を挿通させてねじ142を締結すると孔部138の直
径が若干小さくなり、シャフト128が孔部138の内
周面に締め付けられてカラー部材136a、136bが
シャフト128に固定される。シャフト128が下方に
変位すると、カラー部材136aがウレタンワッシャ1
34を介してブシュ118のフランジ部120に係合
し、このため、支持部材114に対するシャフト128
の下方への変位範囲が規制される。
【0030】カラー部材136aと136bとの間には
ウレタンワッシャ146a、146bを介して複数の重
り148が設けられる。重り148の重量は、携帯電話
10のスイッチ12を押圧部材126が適正圧力で押圧
するために、押圧部材126全体が所定の重量となるよ
うに設定される。
【0031】本実施の形態に係る受圧部材の検査装置3
0は、基本的には以上のように構成されるものであり、
次に、前記検査装置30の使用方法について、本実施の
形態に係る受圧部材の検査方法との関連で、図6に示す
フローチャートを参照して説明する。
【0032】予め、携帯電話10を検査装置30近傍の
所定の位置に配置しておく(図1参照)。
【0033】先ず、X−Y変位機構34により押圧部材
126の当接部132を携帯電話10に設けられた複数
のスイッチ12のいずれか1つの上方に配置する(ステ
ップS1)。詳細に説明すると、ステッピングモータ4
6を駆動すると、プーリ42aが回転してタイミングベ
ルト44が周回移動する。このため、変位板54がタイ
ミングベルト44とともに矢印X方向に変位する。変位
板54の位置は、位置検出部材56が位置検出センサ5
8の発光部60aと受光部60bとの間に挿入され、該
発光部60aから発光して受光部60bに照射される光
を位置検出部材56が遮断することにより検出される。
【0034】また、ステッピングモータ64を駆動する
と、プーリ68が回転してタイミングベルト78が周回
移動し、変位板88が矢印Y方向に変位する。変位板8
8の位置は、位置検出部材92が位置検出センサ94の
発光部96aと受光部96bとの間に挿入され、該発光
部96aから発光して受光部96bに照射される光を位
置検出部材92が遮断することにより検出される。
【0035】このようにして押圧部材126が矢印X、
Y方向に変位し、該押圧部材126が携帯電話10に設
けられた複数のスイッチ12のいずれか1つの上方に変
位したら、ステッピングモータ46、64を停止させ
る。
【0036】次に、シリンダ100を駆動させて支持部
材114を下方に変位させる(ステップS2)。このた
め、押圧部材126がスイッチ12に向かって変位し、
当接部132の端部が該スイッチ12に当接する。
【0037】さらに支持部材114が下降すると、スイ
ッチ12には押圧部材126の重量が付与され、該スイ
ッチ12がこの重量に対応する圧力で押圧される。この
とき、押圧部材126のシャフト128はブシュ118
の孔部122を摺動して支持部材114に対して相対的
に上昇する。すなわち、スイッチ12には当接部132
を介してシャフト128、重り148を含む押圧部材1
26の重量が付与されるが、支持部材114はシャフト
128が鉛直方向に延在するように支持しているだけで
あり、スイッチ12に対して支持部材114が下降する
際の圧力や該支持部材114の重量が付与されることが
ない。従って、スイッチ12を押圧する圧力がシリンダ
100を駆動する圧縮空気等の圧力流体の圧力に影響さ
れることがなく、押圧部材126の重量を正確に管理す
ることにより、スイッチ12を押圧する圧力を正確に管
理することができる。
【0038】判定装置18は、このときにケーブル16
を介して携帯電話10から出力される信号の有無を検出
し、スイッチ12が正常に作動しているか否かを判断す
る(ステップS3)。すなわち、スイッチ12が正常に
作動している場合、スイッチ12が押圧部材126に押
圧されて閉動し、携帯電話10はケーブル16を介して
判定装置18にスイッチ12が閉動したことを示す信号
を出力する。このため、判定装置18はスイッチ12が
正常に作動していることを検知することができる。一
方、スイッチ12に、例えば、断線等の不良がある場
合、スイッチ12が押圧されてもこれを示す信号が携帯
電話10から判定装置18に出力されず、判定装置18
はスイッチ12に異常があることを検知することができ
る。
【0039】スイッチ12に異常がある場合、判定装置
18はこのスイッチ12を特定する記号、番号等を記憶
する(ステップS4)。
【0040】以上のようにして、スイッチ12が正常か
否かを判断した後、シリンダ100を駆動して押圧部材
126を上昇させる(ステップS5)。このため、押圧
部材126の当接部132がスイッチ12から離間し、
該スイッチ12の押圧作用を停止する。
【0041】そして、携帯電話10に設けられている全
てのスイッチ12の検査が完了したか否かを判断し(ス
テップS6)、完了していない場合、ステップS1に戻
り、X−Y変位機構34により検査の完了していないス
イッチ12上に押圧部材126を変位させる。そして、
前述と同様にしてスイッチ12の検査を行う。
【0042】ステップS6で全てのスイッチ12につい
て検査が完了すると、全てのスイッチ12が正常に作動
しているか否かを判断し(ステップS7)、全て正常に
作動しているときは、携帯電話10を次の工程に搬送す
る(ステップS8)。一方、ステップS7で、いずれか
一つでもスイッチ12が正常に作動していないときは、
ステップS4で記憶された、異常のあるスイッチ12を
特定する記号、番号等を図示しない出力手段に表示し
(ステップS9)、携帯電話10を製造ラインから取り
除く(ステップS10)。この携帯電話10は、ステッ
プS9で表示されたスイッチ12の修理が施された後、
再び製造ラインに戻される。
【0043】携帯電話10の機種が異なる場合等、スイ
ッチ12を押圧する圧力を変える場合には、押圧部材1
26に装着された重り148の重量を変えればよい。
【0044】本実施の形態に係る検査装置30では、ス
イッチ12に押圧部材126の重量のみが付与され、支
持部材114を変位させるためのシリンダ100に供給
される圧力流体の圧力がスイッチ12に付与されること
がないため、スイッチ12を押圧する圧力に圧力流体の
圧力変動が影響することがなく、また、押圧部材126
の重量を管理することによりスイッチ12を正確に一定
の圧力で押圧することができる。このため、スイッチ1
2の検査を正確に行うことが可能となり、この検査の信
頼性が向上する。
【0045】さらに、一つの押圧部材126で全てのス
イッチ12の検査を行うことにより、複数のシリンダ3
a〜3cを使用してスイッチ12を押圧する従来技術に
比較して、押圧部材126のバラツキによる誤差に影響
されることなく、全てのスイッチ12を同一条件で押圧
することができ、一層正確に検査をすることが可能とな
る。
【0046】本実施の形態では、安定した圧力で押圧す
る受圧部材としてスイッチ12が使用されたが、スイッ
チ12に限らず、例えば、物品の所定部位を押圧して破
壊圧力を測定する場合等にも利用することができること
は勿論である。
【0047】
【発明の効果】本発明に係る受圧部材の検査方法および
その装置によれば、以下のような効果ならびに利点が得
られる。
【0048】受圧部材には押圧部材の重量のみが付与さ
れ、圧力流体の圧力が受圧部材に付与されることがない
ため、受圧部材を押圧する圧力に圧力流体の圧力変動が
影響することがなく、また、押圧部材の重量を管理する
ことにより受圧部材を正確に一定の圧力で押圧すること
ができる。このため、検査を正確に行うことが可能とな
り、この検査の信頼性が向上する。
【0049】また、受圧部材を押圧する圧力を小さくす
る場合には押圧部材の重量を小さくするだけでよく、小
さい圧力であっても正確に押圧力を制御することがで
き、この場合にも検査を正確に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る受圧部材の検査装置
を示す斜視図である。
【図2】図1に示す検査装置の概略平面図である。
【図3】図2に示す検査装置のIII−III線断面図
である。
【図4】図3に示す検査装置のIV−IV線断面図であ
る。
【図5】図1に使用されるカラー部材の概略断面図であ
る。
【図6】本発明の実施の形態に係る受圧部材の検査方法
を示すフローチャートである。
【図7】従来技術に係る受圧部材の検査装置を示す斜視
図である。
【符号の説明】
10…携帯電話 12…スイッチ 18…判定装置 30…検査装置 34…X−Y変位機構 100…シリンダ 114…支持部材 126…押圧部材 128…シャフト 132…当接部 136a、136b…カラー部材 148…重り
フロントページの続き (72)発明者 福島 幸治 東京都三鷹市下連雀5丁目1番1号 日 本無線株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−107717(JP,A) 特開 平2−150781(JP,A) 特開 昭63−85488(JP,A) 特開 平9−176906(JP,A) 特開 平2−272372(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 19/00 G01R 31/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持部材に対して鉛直方向に変位自在であ
    るとともに、該支持部材によってその下方への変位範囲
    が規制される押圧部材を、ワークに設けられた受圧部材
    の上方に配置する工程と、 前記支持部材を下降させて前記押圧部材を前記受圧部材
    に当接させることにより該押圧部材が前記支持部材に対
    して相対的に上昇し、該支持部材の重量や圧力が前記受
    圧部材に付与されることなく前記押圧部材の重量が前記
    受圧部材に付与されて該受圧部材が押圧される工程と、 を有することを特徴とする受圧部材の検査方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の方法において、 前記押圧部材を前記受圧部材の上方に配置する工程と、
    前記受圧部材を押圧する工程とを、前記ワークに設けら
    れた複数の受圧部材に対して順次施すことを特徴とする
    受圧部材の検査方法。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の方法において、 前記押圧部材を前記受圧部材の上方に配置する工程は、
    前記支持部材を、水平且つ互いに直交するXおよびY方
    向に変位可能なX−Y変位機構を変位させて配置する工
    程であることを特徴とする受圧部材の検査方法。
  4. 【請求項4】鉛直方向に沿って変位可能な支持部材と、 前記支持部材を鉛直方向に沿って駆動する駆動機構と、 前記支持部材に対して鉛直方向に変位自在であるととも
    に、該支持部材によってその下方への変位範囲が規制さ
    れる押圧部材と、 を備え、前記駆動機構の駆動作用下に前記支持部材が下
    降して前記押圧部材の重量がワークに設けられた受圧部
    材に付与されることにより該受圧部材が押圧されること
    を特徴とする受圧部材の検査装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の装置において、 前記押圧部材には、重りが着脱可能に設けられることを
    特徴とする受圧部材の検査装置。
  6. 【請求項6】請求項4または5記載の装置において、 前記押圧部材には鉛直方向に延在するシャフトが設けら
    れ、前記押圧部材は前記シャフトが前記支持部材に形成
    された孔部に挿通することにより該支持部材に対して変
    位自在に構成されることを特徴とする受圧部材の検査装
    置。
  7. 【請求項7】請求項4乃至6のいずれか1項に記載の装
    置において、 前記駆動機構は、水平且つ互いに直交するXおよびY方
    向に変位可能なX−Y変位機構に設けられ、前記押圧部
    材は前記X−Y変位機構の変位作用下に前記ワークに設
    けられた複数の受圧部材に順次配置されてそれぞれの受
    圧部材を押圧することを特徴とする受圧部材の検査装
    置。
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