JPH08191783A - 電気掃除機用集塵袋 - Google Patents

電気掃除機用集塵袋

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JPH08191783A
JPH08191783A JP2238195A JP2238195A JPH08191783A JP H08191783 A JPH08191783 A JP H08191783A JP 2238195 A JP2238195 A JP 2238195A JP 2238195 A JP2238195 A JP 2238195A JP H08191783 A JPH08191783 A JP H08191783A
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JP
Japan
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dust collecting
bag
dust
collecting hole
paper
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JP2238195A
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English (en)
Inventor
Koji Iwasaki
廣司 岩崎
Jun Igarashi
潤 五十嵐
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Oji Seitai Kaisha Ltd
Original Assignee
Oji Seitai Kaisha Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 すぐれた不還弁機能を備えた開閉蓋部を有す
る電気掃除機用集塵袋。 【構成】 少なくとも1層のフィルター紙からなる袋本
体の胴貼部を有する壁面上に、集塵孔を有する台紙を、
前記集塵孔が前記胴貼部上に位置するように固着し、前
記袋体の壁面に前記胴貼部を跨ぐ切残線部分を残して前
記集塵孔を囲む切込を設け、前記切残線部分をヒンヂ部
とする不還弁を形成したことを特徴とする電気掃除機用
集塵袋。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気掃除機用集塵袋(以
下、集塵袋という)に関し、より詳しくは開閉蓋部を有
する集塵袋の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】不還弁機能をそなえた開閉蓋部を有し、
集塵孔を下向きにして電気掃除機から取はづしてもごみ
がこぼれ落ちることのない集塵袋については、例えば本
出願人の出願にかかる実開平2−12346号公報に開
示されている集塵袋が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記実
開平2−12346号公報の集塵袋は、その開閉蓋部に
おいて、内外紙層間をそのヒンヂ部と直交する複数の線
条状に接着して該開閉蓋部に不還弁機能を附与する構成
なので、原紙の厚さによってはヒンヂ部の弾性と剛性が
不充分であり、1層のフィルター紙からなる袋本体を有
する集塵袋とすることは困難であった。本発明はかかる
事情に鑑みなされたもので、その課題は、よりすぐれた
不還弁機能を備えた開閉蓋部を有し、集塵孔を下向きに
して電気掃除機から取はづしても、ごみがこぼれ落ちる
ことのない、1層又は複数層のフィルター紙からなる袋
本体をそなえた集塵袋を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、少なくとも1層のフィルター紙からなる袋
本体の胴貼部を有する一壁面上に、前記胴貼部上に開口
する集塵孔を有する台紙を固着し、前記台紙の集塵孔の
孔縁外側部分に沿って、前記フィルター紙に前記胴貼部
を跨ぐ切残線部分を有する略半円状の切込を設け(前記
切残線部分をヒンヂ部とする逆止弁を形成し)たことを
特徴とする電気掃除機用集塵袋にある。
【0005】また、前記切込は、その一部に切残し部分
を設けたものであってもよいし、さらに、袋本体は内外
2層のフィルター紙で形成されたものであってもよい。
【0006】
【作用】本発明の集塵袋においては、前記切込を胴貼部
に跨がって設けることにより、袋本体を構成するフィル
ター紙の2倍の層数のフィルター紙が貼合されて大きな
弾性と剛性を附与された胴貼部が前記ヒンヂ部を形成し
ているので、前記ヒンヂ部を基端とする半円状又は半楕
円状の切込によって形成される開閉蓋部にすぐれた不還
弁機能を附与するという作用が達成される。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の集塵袋の実
施例について詳細に説明するが、本発明はこれらに限定
されるものではない。図1は本発明の一実施例(以下、
第1実施例という)の集塵袋の膨らんだ状態の斜視図、
図2は図1のA−A′線に沿った断面図、図3は図1の
集塵袋の台紙2を除いた状態の平面図で、説明の都合
上、台紙2の輪郭と集塵孔2aの位置のみ点線で記入し
た。図4は図3のB−B′線に沿った断面図である。
【0008】図中の記号1は袋本体、1aは袋本体の正
面壁、1bは背面壁、2は台紙、2aは台紙の集塵孔、
2bは接着剤、11は胴貼部、12は胴糊、13は切
込、14は開閉蓋部、15はヒンヂ部である。
【0009】本実施例の集塵袋は1層のフィルター紙よ
りなり、両側部にひだを有する筒状体の上、下端部を2
回折りした折曲げ部を各端部において、それぞれ袋本体
の背面壁1b上に貼着して閉鎖した袋本体の背面壁1
b、すなわち胴貼部11を有する壁面に、集塵孔2aを
有する台紙2を、その集塵孔2aの中心が胴貼部11の
中心線上に位置するよう接着剤2bで固着したもので、
台紙2と連結されている袋本体1の背面壁1bには、台
紙2の集塵孔2aの外側に沿って切込13が設けられ、
開閉蓋部14が形成される。
【0010】この切込13はフィルター紙の胴貼部の長
手方向と直角の方向に周囲の一部を残してU字形に設け
られていて、切込のない部分15が開閉蓋部14のヒン
ヂ部となっている。そして切込13は台紙2の集塵孔2
aの外周から適当な間隔をとった位置、適当には3mm
以上の間隔をとった位置に沿って設けられる。なお、開
閉蓋部14の袋本体1の長さ方向の中心線上には胴貼部
11が、ヒンヂ部15を横切って存在する。胴貼部11
は図4に示すように、2枚のフィルター紙が胴糊12で
積層されていて、これによってヒンヂ部15を含む開閉
蓋部14はと適度な弾性と剛性を附与され、不還弁機能
を発揮する。
【0011】本発明の集塵袋の袋本体1の形状は上、下
端部を閉鎖したひだ無し袋であってもよく、又切込13
はコの字形としてもよい。次に本発明の集塵袋の使用状
態を図5を参照して説明する。図5は本発明の集塵袋を
電気掃除機の集塵室に取付けた吸込状態における集塵孔
附近の部分拡大図であり、図中の各符号は図1〜4にお
ける記号と同じ意味を有し、21は吸込ノズル、22は
パッキン、23はダンパーを示す。電気掃除機の集塵室
に集塵袋を取付け、バキュームポンプ(図示されてな
い。)を始動すると、吸込ノズル21から空気が吸込ま
れ、その圧力でダンパー23が開き、このダンパー23
が集塵袋の開閉蓋部14を内方に押し、空気と共にごみ
が集塵袋内に送り込まれる。
【0012】集塵作業が終了してバキュームポンプが停
止すると、ダンパー23は閉じる。このとき、ダンパー
23と集塵袋の開閉蓋部14との間に瞬間的に減圧状態
が生じ、開閉蓋部14がその弾性によって閉じるのを補
助する。そして電気掃除機本体を開いて、集塵袋を取出
すとき、集塵孔が下向きになっていても、開閉蓋部14
が台紙2の内側から集塵孔2aを閉鎖し、ごみが集塵孔
2aからこぼれ落ちるのを防ぐ。
【0013】次に本実施例の集塵袋の袋本体1の胴貼部
11上にU字形の切込13を形成する工程について説明
する。図6は前記工程を説明するための概略平面図で、
図中の符号は図1〜図4におけるのと同じ意味を有し、
16は切残し部分、Pは袋本体を構成するフィルター原
紙である。図6を参照して、図示されていない原紙巻取
から巻戻されたフィルター原紙Pは、平らな状態のま
ま、その両側端縁から、後に機械的手段で引ちぎること
のできる程度の適当な寸法(例えば数ミリメートル)の
切残し部分16を残して、各側部にそれぞれJ形及び反
J形の切込13が設けられる。
【0014】次いで、一方の側端に胴糊12が塗布され
た後、常法によりひだ付筒状体に形成され、切断装置で
一定寸法に切断されると、背面壁1b上の胴貼部11に
またがって2ケ所の切残し部分16を有するU字形の切
込13を設けたひだ付筒状体が得られる。図7に示すひ
だ付筒状体の切込13上には切残し部分16は1ケ所し
か見えないが、もう一つの切残し部分16は、筒状体の
中心線について左右対称位置の切込13の内側(すなわ
ち奥側)に存在する。切残し部分16は、次の底貼工程
で適当な機械的手段で該部分に集中的応力が加えられる
と簡単に引ちぎられ連続したU字形の切込13となる。
【0015】又、図5に23として示されているダンパ
ーが設けられておらず、吸込ノズル21が集塵室の内側
まで突出しているタイプの電気掃除機の場合は切残し部
分16は引ちぎらずに、集塵袋を電気掃除機にセット
し、吸引ノズル21を取付けると、該ノズルの先端で切
残し部分は引ちぎられて、連続したU字形切込13が形
成される。
【0016】本発明の集塵袋は内層紙と外層紙の2層の
フィルター紙からなる袋本体で構成することができる。
以下、図7を参照して、2層の集塵袋(以下、第2実施
例という)の特徴について説明する。図7は第1実施例
の図4に相当する第2実施例の集塵袋の台紙とその周囲
の部分の断面図であり、図中の符号は図1〜図4におけ
るのと同じ意味を有し、17は内層紙、18は外層紙、
19は内外層紙間の層間接着である。このような2層の
集塵袋の場合、通常内層17としては、通気性にすぐれ
たフィルター紙を、又、外層紙18としては集塵性にす
ぐれたフィルター紙を用い、内層紙17で大き目のごみ
を、外層紙18で微細なごみを捕捉する。
【0017】図7に示すように、袋本体1の胴貼部11
は4層のフィルター紙で構成されていて、内側に重ねら
れる内層紙17と外層紙18は層間接着19されている
が、外側に重ねられる内層紙17と外層紙18は、外側
に重ねられる内層紙17に、該内層紙とその内側に重ね
られる外層紙18を接着するため塗布される胴糊12
が、塗布された紙層を通して浸透して、外側に重ねられ
る外層紙18と内層紙17の層間を接着させている。な
お、内層紙17と外層紙18は切込13の外側に沿って
連続線状又は破線状に層間接着することが好ましい。こ
のように、第2実施例において胴貼部11は大きな剛性
と弾性をヒンヂ部15を含む開閉蓋部14に附与し、そ
の不還弁機能を著しく向上させる。
【0018】
【発明の効果】本発明の集塵袋においては、前記切込を
胴貼部を跨がって設けることにより、袋本体を構成する
フィルター紙の2倍の層数のフィルター紙が貼合されて
大きな弾性と剛性を附与された胴貼部に前記ヒンヂ部が
袋本体の長さ方向に直角に形成されるので、前記切込の
内側に形成される開閉蓋部にすぐれた不還弁機能を附与
することができる。以上詳述したように、本発明によれ
ば、不還弁機能を有し、集塵孔を下向きにして電気掃除
機から取はづしても、ごみがこぼれ落ちることのない、
1層又は複数層のフィルター紙からなる袋本体を備えた
電気掃除機集塵袋を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の集塵袋の膨らんだ状態の
斜視図である。
【図2】図1のA−A′線に沿った断面図である。
【図3】図1の集塵袋の台紙を除いた状態の平面図であ
る。
【図4】図3のB−B′線に沿った部分断面図である。
【図5】図1の集塵袋を電気掃除機に取付け、吸引中の
状態における集塵孔附近の部分断面図である。
【図6】図1の集塵袋の胴貼部にU字形切込を設ける工
程を説明するための概略平面図である。
【図7】第1実施例の図4に相当する第2実施例の集塵
袋の胴貼部近傍の部分断面図である。
【符号の説明】
1:袋本体、1a:袋本体の正面壁、1b:背面壁、
2:台紙、2a:集塵孔、2b:接着剤、11:胴貼
部、12:胴糊、13:切込、14:開閉蓋部、15:
ヒンヂ部、16:切残し部分、17:内層紙、18:外
層紙、19:層間接着、21:吸込ノズル、22:パッ
キン、23:ダンパー、P:フィルター原紙。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1層のフィルター紙からなる
    袋本体の胴貼部を有する壁面上に、集塵孔を有する台紙
    を、前記集塵孔が前記胴貼部上に位置するように固着
    し、前記袋体の壁面に前記胴貼部を跨ぐ切残線部分を残
    して前記集塵孔を囲む切込を設け、前記切残線部分をヒ
    ンヂ部とする不還弁を形成したことを特徴とする電気掃
    除機用集塵袋。
  2. 【請求項2】 前記切込は、その一部に切残し部分を有
    するものであることを特徴とする請求項1記載の電気掃
    除機用集塵袋。
  3. 【請求項3】 前記袋本体が内外2層のフィルター紙か
    らなる請求項1又は2記載の電気掃除機用集塵袋。
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