JPH08191498A - 音場拡大装置 - Google Patents

音場拡大装置

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JPH08191498A
JPH08191498A JP7001122A JP112295A JPH08191498A JP H08191498 A JPH08191498 A JP H08191498A JP 7001122 A JP7001122 A JP 7001122A JP 112295 A JP112295 A JP 112295A JP H08191498 A JPH08191498 A JP H08191498A
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monaural
circuit
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JP7001122A
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Yoshimichi Maejima
吉道 前島
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 モノラルオーディオ信号の音場拡大を行うモ
ノラル音場拡大回路14と、ステレオオーディオ信号の
音場拡大を行うステレオ音場拡大回路13と、これら音
場拡大回路出力を合成して出力する合成回路45と、モ
ノラル音場拡大回路出力とステレオ音場拡大回路出力と
合成回路出力のうちいずれか1つを選択的に切り換える
スイッチ回路S1 とを有し、スイッチ回路S1 は、入力
信号がモノラルからステレオに切り換わる時にはモノラ
ル音場拡大回路出力→合成回路出力→ステレオ音場拡大
回路出力へと順次切り換え、入力信号がステレオからモ
ノラルに切り換わる時にはステレオ音場拡大回路出力→
合成回路出力→モノラル音場拡大回路出力へと順次切り
換えるように切換制御される。 【効果】 聴感上スムーズな切り換えが行われ、完全に
ステレオ或いはモノラルでない信号であっても誤動作に
よる違和感の発生を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステレオオーディオ信
号やモノラルオーディオ信号を音場拡大する音場拡大装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年においては、オーディオ信号を音場
拡大処理して臨場感を高めることが多く行われるように
なってきている。この音場拡大のために種々の音場拡大
処理方式が提案されているが、大別すると、ステレオオ
ーディオ信号を音場拡大するステレオ音場拡大方式と、
モノラルオーディオ信号を疑似的にステレオ信号やさら
に臨場感ある信号に音場拡大するモノラル音場拡大方式
とに分類できる。
【0003】ここで、ステレオ音場拡大方式の回路は、
原則としてステレオオーディオ信号に対して正常に動作
し、入力信号がモノラルオーディオ信号の場合には、音
の広がりが得られないものである。また逆に、ステレオ
オーディオ信号をモノラル音場拡大(例えば疑似ステレ
オ)回路に入力した場合には、違和感が生じる虞れもあ
る。
【0004】そこで、入力信号がステレオかモノラルか
に応じて、ステレオ音場拡大回路とモノラル音場拡大回
路とを切り換えてやることが必要とされる。なお、例え
ば音声多重放送対応型のテレビジョン受像機に設けられ
た音場拡大回路の場合においては、テレビジョン放送信
号のステレオパイロット信号を検出すること等により、
入力オーディオ信号がステレオかモノラルかを判別し、
ステレオ音場拡大モードとモノラル音場拡大モードとを
自動切換制御させることが可能である。
【0005】ところが一般の音場拡大装置においては、
入力信号がステレオかモノラルかを正確に判別すること
が困難である。例えばオーディオ入力信号の左右チャン
ネルの各信号レベルを比較して、レベル差の程度に応じ
てステレオ/モノラルを判別させることが考えられる
が、ステレオ信号であっても音像が中央に定位している
ときには左右チャンネルの信号レベルが互いに等しくな
り、モノラル信号との区別がつかない、という欠点があ
る。このため、ユーザが手動でステレオ/モノラルのモ
ード切換を行っているのが現状である。
【0006】このようなことから、入力オーディオ信号
がステレオかモノラルかに応じて、実用上支障なく、有
効に最適な音場拡大信号の切換選択を行い得るような音
場拡大装置として、本件出願人は、先に図2に示すよう
な装置を開示している。
【0007】この図2において、2チャンネルの入力端
子11L,11Rには、例えばステレオオーディオ信号
の左右信号(L,R信号)が、或いはモノラルオーディ
オ信号の互いに同じ信号が供給されるようになってい
る。
【0008】この入力端子11L,11Rからの各入力
信号は、音場拡大回路ブロック12内のステレオ音場拡
大回路13及びモノラル音場拡大回路14にそれぞれ送
られている。これらのステレオ音場拡大回路13及びモ
ノラル音場拡大回路14からの2チャンネルの出力信号
の内、一方のチャンネル(Lチャンネル)の出力信号
は、Lチャンネル用の電子ボリューム15Lに送られ、
他方のチャンネル(Rチャンネル)の出力信号は、Rチ
ャンネル用の電子ボリューム15Rに送られている。
【0009】これらの電子ボリューム15L,15Rは
それぞれ同じ構成を有しており、それぞれ共にA,Bの
2チャンネルのオーディオ信号入力端子IN−A及びI
N−Bと、制御信号入力端子CTLと、2チャンネルの
オーディオ信号出力端子OUT−A及びOUT−Bとが
設けられている。
【0010】ここで、これら電子ボリュームの制御信号
入力端子CTLに供給される制御電圧に対して、上記
A,B各チャンネルの減衰量は、例えば図3のようにな
っている。この図3中の曲線AがAチャンネルの減衰特
性を、また曲線BがBチャンネルの減衰特性をそれぞれ
示しており、一方が増えると他方が減るようないわゆる
バランス減衰特性を示している。このようなバランス特
性を有する各電子ボリュームのうち例えば電子ボリュー
ム15LのA,B各チャンネルの出力端子OUT−A,
OUT−Bからの出力信号は、抵抗加算器16Lで加算
され、反転アンプ17Lで反転増幅されて、出力端子1
8Lから左チャンネル出力L−OUTとして取り出され
るようになっている。同じく、電子ボリューム15Rで
も、A,B各チャンネルの出力端子OUT−A,OUT
−Bからの出力信号は、抵抗加算器16Rで加算され、
反転アンプ17Rで反転増幅されて、出力端子18Rか
ら右チャンネル出力R−OUTとして取り出されるよう
になっている。
【0011】また、上記電子ボリューム15L、抵抗加
算器16L及び反転アンプ17Lは、ステレオ音場拡大
出力のLチャンネル信号とモノラル音場拡大出力のLチ
ャンネル信号との混合比を変えながら加算混合して出力
する混合比可変出力回路を構成している。同様に、電子
ボリューム15R、抵抗加算器16R及び反転アンプ1
7Rは、ステレオ音場拡大出力のRチャンネル信号とモ
ノラル音場拡大出力のRチャンネル信号とについての混
合比可変出力回路を構成している。
【0012】次に、上記2チャンネルの入力端子11
L,11Rからの各入力信号は、ステレオ/モノラル判
別回路21に送られている。
【0013】このステレオ/モノラル判別回路21は種
々の構成が可能であるが、この例においては、L−R成
分検出用の減算器22と、このL−R成分のレベルを所
定閾値レベルと比較するコンパレータ23とがステレオ
/モノラル判別回路21内に設けられている。
【0014】減算器22は、入力端子11LのLチャン
ネル入力信号から入力端子11RのRチャンネル入力信
号を減算して、L−Rの信号成分を取り出す。これは、
モノラル時には左右信号成分が全く同じになってL−R
が0となることを考慮したものである。
【0015】この減算器22からの出力は、必要に応じ
て絶対値がとられたり、ピークホールドされたりした
後、コンパレータ23に送られて所定の閾値Vref と比
較される。この閾値Vref は、例えば電源電圧Vccを抵
抗R1 ,R2 で分圧して得られるものであり、図2の例
では、 Vref =Vcc・R2 /(R1 +R2 ) となる。
【0016】コンパレータ23からの出力は、ステレオ
/モノラル判別回路21からの出力となっており、上記
L−R成分のレベル(の絶対値やピークホールド値)
が、上記閾値Vref 以下のときには”L”(ローレベ
ル)となってモノラルを示し、上記閾値Vref を越えた
ときには”H”(ハイレベル)となってステレオを示
す。ところが、ステレオ信号であっても、音像が中央に
定位している場合等には上記L−R成分が略々0となる
ため、この度毎にモノラルに切り換えられると再生音は
非常に聞き苦しいものとなってしまう。そこで、ステレ
オ/モノラル判別回路21からの出力を、時定数回路2
5に送っていわゆる時定数を持たせることにより、急激
なスイッチング切換動作を回避するようにしている。
【0017】この時定数回路25は、逆流阻止用のダイ
オードD1 と、充電電流制限用の抵抗R3 と、電荷蓄積
用コンデンサC1 と、放電電流制限用の抵抗R4 とから
成っている。上記ステレオ/モノラル判別回路21にて
入力信号がステレオと判別されて、判別出力が”H”
(ハイレベル)となったときには、ダイオードD1 を介
し、抵抗R3 を介してコンデンサC1 に充電電流が流
れ、最終的には、 (Vcc−0.6)R4 /(R3 +R4 ) 〔V〕 の電圧で平衡状態となる。なおVcc−0.6〔V〕は、
ステレオ/モノラル判別回路21からの出力が”H”
(ハイレベル)のときの電圧である。また、入力信号が
モノラルと判別されて判別出力が”L”(ローレベル)
となったときには、コンデンサC1 の蓄積電荷が抵抗R
4 を介して放電され、最終的には上記ローレベル(例え
ば0〔V〕)にまで達する。
【0018】ここで、上記充電用の抵抗R3 や放電用の
抵抗R4 の抵抗値はいずれも例えば10k〜20kΩ
で、コンデンサC1 の容量値は例えば1000μF程度
に設定されており、充電動作や放電動作は数秒程度の時
定数を持って行われるようになっている。このため、例
えばステレオ入力信号中に左右のレベルが等しくなるよ
うな信号が現れて、ステレオ/モノラル判別回路21か
らの出力が”H”から”L”に切り換わっても、時定数
回路25からの出力は徐々に低下するに過ぎず、同じ状
態が数秒程度持続しない限り、時定数回路25からの出
力が完全にその状態に移ることがない。
【0019】この時定数回路25からの出力が、混合比
可変制御信号として、上記電子ボリューム15L、15
Rの各制御信号入力端子CTLにそれぞれ送られてい
る。各電子ボリューム15L、15Rは、時定数回路2
5からの出力電圧に応じて図3で説明したようなバラン
ス特性の元に減衰量が変化し、過渡的な中間レベルを含
むアナログ的な信号の切り換えが行われる。すなわち、
ステレオ音場拡大信号とモノラル音場拡大信号との間の
切り換えも、これらが混合された中間状態を含んで徐々
に行われるため、違和感がない。
【0020】以上に説明したような音場拡大装置におい
て、例えば入力信号がステレオ信号であっても、音像が
中央に定位している場合には左右のレベルが等しくな
り、ステレオ/モノラル判別回路21からの判別出力
が”H”から”L”にスイッチング的に切り換わること
がある。このスイッチング的な切換信号が時定数回路2
5を通過すると、数秒程度の時定数を持ってレベルが徐
々に低下する信号となり、この緩慢に変化する信号によ
って上記混合比可変出力回路の各電子ボリューム15
L、15Rの減衰量が制御され、各電子ボリューム15
L、15Rは、前述した図3に示すようなバランス特性
を有しているため、ステレオ音場拡大出力信号とモノラ
ル音場拡大出力信号との混合比が徐々に変化する。そし
て、ステレオ入力信号の場合には再び左右のレベル差が
生じてくることからステレオ/モノラル判別回路21か
らの判別出力が”L”から”H”に復帰し、ステレオ音
場拡大出力信号が選択されるようになる。なお、上記左
右レベルが等しい状態の持続時間が充分短ければ、上記
混合比可変出力回路においてモノラル音場拡大出力信号
が混合される割合が非常に小さい内にステレオ判別状態
に復帰するから、ステレオ音場拡大が持続されているの
と殆ど同様の出力信号が出力端子18L、18Rから得
られる。このようにして、聴感上違和感のないステレオ
/モノラルの自動切換が可能となる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した図
2に示した音場拡大装置は、回路動作上全く問題ない
が、電子ボリュームを2個使用するため、コストが高く
なっていることが一番の問題となっている。
【0022】すなわち、近年は、音場拡大装置自体がコ
ストダウンされてきているので、本来付加機能であるは
ずのステレオ/モノラルの自動切り換えのための回路の
方がコストがかかるという事態になっている。
【0023】そこで、本発明は、このような実情に鑑み
てなされたものであり、実用上問題なく使用でき、コス
トを低減することができる音場拡大装置を提供すること
を目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明に係る音場拡大装
置は、モノラルオーディオ信号の音場拡大を行うモノラ
ル音場拡大手段と、ステレオオーディオ信号の音場拡大
を行うステレオ音場拡大手段と、上記モノラル音場拡大
手段とステレオ音場拡大手段の出力を合成して出力する
合成手段と、上記モノラル音場拡大手段の出力と上記ス
テレオ音場拡大手段の出力と上記合成手段の出力のうち
いずれか1つを選択的に切り換える切換手段とを有し、
上記切換手段は、入力された信号がモノラルからステレ
オに切り換わる時には上記モノラル音場拡大手段の出力
から上記合成手段の出力に切り換えた後上記ステレオ音
場拡大手段の出力へと順次切り換え、入力された信号が
ステレオからモノラルに切り換わる時には上記ステレオ
音場拡大手段の出力から上記合成手段の出力に切り換え
た後上記モノラル音場拡大手段の出力へと順次切り換え
ることで、上述の課題を解決する。
【0025】また、本発明の音場拡大装置は、入力され
た信号がステレオかモノラルかを判別するステレオ/モ
ノラル判別手段を備えている。さらにこのときの本発明
の音場拡大装置は、上記ステレオ/モノラル判別手段の
判別信号の変化に所定の時定数を持たせた信号から、上
記切換手段の切換制御信号を生成する切換制御信号生成
手段を備えている。
【0026】なお、上記合成回路での合成比は、所定の
一定の値に固定されている。
【0027】
【作用】本発明によれば、ステレオ音場拡大手段の出力
とモード音場拡大手段の出力を合成した合成出力を生成
し、ステレオ/モノラル間の変化時に、合成出力を挿入
しているため、聴感上スムーズな切り換えが行われ、さ
らに、完全にステレオ或いはモノラルでない信号であっ
ても、誤動作による違和感の発生が防止される。
【0028】
【実施例】図1は、本発明に係る音場拡大装置の一実施
例の概略構成を示す。
【0029】図1に示す音場拡大装置は、図2に示した
音場拡大装置を簡略化したものであり、対応する構成要
素には同一の指示符号を付している。
【0030】すなわち、本発明実施例の音場拡大装置
は、モノラルオーディオ信号の音場拡大を行うモノラル
音場拡大回路14と、ステレオオーディオ信号の音場拡
大を行うステレオ音場拡大回路13と、上記モノラル音
場拡大回路14とステレオ音場拡大回路13の出力を合
成して出力する合成回路45と、上記モノラル音場拡大
回路14の出力と上記ステレオ音場拡大回路13の出力
と上記合成回路45の出力のうちいずれか1つを選択的
に切り換える切換手段としてのスイッチ回路S1とを有
してなるものであり、上記スイッチ回路S1 は、入力さ
れた信号がモノラルからステレオに切り換わる時には上
記モノラル音場拡大回路14の出力から上記合成回路4
5の出力に切り換えた後上記ステレオ音場拡大回路13
の出力へと順次切り換え、入力された信号がステレオか
らモノラルに切り換わる時には上記ステレオ音場拡大回
路13の出力から上記合成回路45の出力に切り換えた
後上記モノラル音場拡大回路14の出力へと順次切り換
えるように切換制御されるものである。
【0031】また、本発明実施例の音場拡大装置は、入
力された信号がステレオかモノラルかを判別するステレ
オ/モノラル判別回路42を備えており、さらに上記ス
テレオ/モノラル判別回路42の判別信号の変化に所定
の時定数を持たせた信号から、上記スイッチ回路S1
切換制御信号を生成する切換制御信号生成手段としての
コンパレータ44A1 及び44A2 からなるウインドウ
コンパレータを備えている。なお、上記合成回路45で
の合成比は、後述するように所定の一定の値に固定され
ている。
【0032】この図1において、2チャネルの入力端子
11L,11Rには、ステレオオーディオ信号の左右
(L,R)信号が、或いはモノラルオーディオ信号の互
いに同じ信号が供給されるようになっている。これら入
力端子11L,11R供給された入力信号は、前述の図
2同様の音場拡大回路ブロック12に送られる。当該音
場拡大回路ブロック12内のステレオ音場拡大回路13
及びモノラル音場拡大回路14からのそれぞれLチャネ
ル及びRチャネルの2チャンネルづつの出力信号は、ス
イッチ回路S1 に送られる。
【0033】当該スイッチ回路S1 は、それぞれが3つ
の被切換端子a,b,cを有するスイッチS1LとS1R
を有してなるものである。スイッチS1Lの被切換端子a
には上記ステレオ音場拡大回路13からのLチャネルの
出力信号が供給され、被切換端子cにはモノラル音場拡
大回路14からのLチャネルの出力信号が供給される。
また、スイッチS1Rの被切換端子aには上記ステレオ音
場拡大回路13からのRチャネルの出力信号が供給さ
れ、被切換端子cにはモノラル音場拡大回路14からの
Rチャネルの出力信号が供給される。また、当該スイッ
チ回路S1 のスイッチS1Lの出力は出力端子18Lと接
続され、スイッチS1Rの出力は出力端子18Rと接続さ
れている。
【0034】一方、上記入力端子11L,11Rに供給
された入力信号は、前記音場拡大回路ブロック12に送
られると共に、ステレオ/モノラル判別回路42にも送
られる。当該ステレオ/モノラル判別回路42は、L−
Rの信号成分の大きさによってステレオ/モノラルの判
別を行うものや、L−Rの信号成分とL+Rの信号成分
との比により判別するもの、また、ピークホールド回路
等を付加して正確度を増したもの、さらには、テレビジ
ョン放送信号の場合のステレオパイロット信号の検出出
力との併用によって判別結果を得るようなもの等の種々
のものを用いることができる。本発明実施例のステレオ
/モノラル判別回路42では、上記判別により、モノラ
ルであると判別したときには”H”(ハイレベル)とな
り、ステレオであると判別したときには”L”(ローレ
ベル)となる判別出力を得るようになされている。な
お、以下、判別出力が”H”(モノラル検出時)のとき
の電圧値をVH とし、”L”(ステレオ検出時)のとき
の電圧値をVL とする。
【0035】上記ステレオ/モノラル判別回路42の判
別出力は、コンパレータ43の反転入力端子に送られ
る。また、当該コンパレータ43の非反転入力端子に
は、分圧抵抗R1 ,R2 によって固定の閾値電圧VA
供給されている。なおこの閾値電圧VA は、前述のV
ref 同様に例えば電源電圧Vccを抵抗R1 ,R2 で分圧
して得られるものである。このコンパレータ43の出力
は、図2同様の逆流阻止用のダイオードD1 と充電電流
制限用の抵抗R3 と電荷蓄積用コンデンサC1 と放電電
流制限用の抵抗R4 とから成る時定数回路25に送られ
る。
【0036】ここで、上記ステレオ/モノラル判別回路
42においてステレオであると判別したときの上記判別
出力の電圧値はVL になるが、例えばVL <VA である
ならば、上記コンパレータ43の出力は”H”(≒+V
cc、例えばVcc−0.6)になる。一方、上記ステレオ
/モノラル判別回路42でモノラルであると判別したと
きの上記判別出力の電圧値はVH になるが、例えばVH
>VA であるならば、上記コンパレータ43の出力は”
L”(≒GND、0V)になる。このように、ステレオ
検出時のコンパレータ43の出力は”H”(≒+Vcc
cc−0.6)になるので、時定数回路25のコンデン
サC1 の電圧VB は、上記逆流防止用ダイオードD1
抵抗R3 ,R4 により、 (Vcc−0.6)R4 /(R3 +R4 ) となる。また、上記コンパレータ43の出力が”L”と
なったときには、コンデンサC1 の蓄積電荷が抵抗R4
を介して放電されるため、上記コンデンサC1 の電圧V
B は、最終的には上記”L”(≒GND、0V)にまで
達する。
【0037】上記時定数回路25からの出力すなわちコ
ンデンサC1 の電圧VB は、ウインドウコンパレータを
構成する一方のコンパレータ44A1 の反転入力端子と
他方のコンパレータ44A2 の非反転入力端子とに送ら
れる。ここで、上記コンパレータ44A1 の非反転入力
端子には、電源電圧Vccを抵抗R7 とR8 で分圧して得
られる固定の閾値電圧VC が供給されており、上記コン
パレータ44A2 の反転入力端子には、電源電圧Vcc
抵抗R5 とR6 で分圧して得られる固定の閾値電圧VD
が供給されている。
【0038】この時、当該ウインドウコンパレータへの
入力電圧VB と、当該ウインドウコンパレータを構成す
る上記コンパレータ44A1 及び44A2 の出力との関
係は、上記固定の閾値電圧VC 及びVD の値によって、
表1のようになる。ただし、VD <VC である。
【0039】
【表1】
【0040】この表1において一例を挙げると、コンパ
レータ44A1 の出力は入力電圧VB が閾値電圧VC
下(0〜VC の間)のときには”H”となり、入力電圧
Bが閾値電圧VC より大きい(VC 〜VCCの間)とき
には”L”となる。また、コンパレータ44A2 出力は
入力電圧VB が閾値電圧VD 以下(0〜VD の間)のと
きには”L”となり、入力電圧VB が閾値電圧VD より
大きい(VD 〜VCCの間)のときには”H”となる。
【0041】上記ウインドウコンパレータの出力は、ス
イッチ回路S2 に送られる。当該スイッチ回路S2 は、
スイッチS2AとスイッチS2Bとで構成され、スイッチS
2Aの一方の被切換端子aに上記コンパレータ44A1
出力が、スイッチS2Bの一方の被切換端子aに上記コン
パレータ44A2 の出力が供給されている。このスイッ
チ回路S2 のスイッチS2Aの出力は前記スイッチ回路S
1 の切換制御信号入力端子Aに送られ、スイッチS2B
出力は切換制御信号入力端子Bに送られる。
【0042】ここで、上記スイッチ回路S1 は、切換制
御信号入力端子Aが”L”で切換制御信号入力端子B
が”H”のときにスイッチS1LとS1Rが共に被切換端子
a側に接続され、また、切換制御信号入力端子Aが”
H”で切換制御信号入力端子Bが”L”のときにスイッ
チS1LとS1Rが共に被切換端子c側に接続され、切換制
御信号入力端子Aが”H”で切換制御信号入力端子B
も”H”のときにスイッチS1LとS1Rが共に被切換端子
b側に接続されるようなロジック回路を内部に備えるも
のである。
【0043】ところで、前記ステレオ/モノラル判別回
路42においてステレオであると判別したときは、判別
出力の電圧値がVL となり、前記時定数回路25の出力
電圧VB は前述したように、 (VCC−0.6)R4 /(R3 +R4 ) で一番大きくなり、前記閾値電圧VC 以上に設定される
ことになるので、前記コンパレータ44A1 出力は”
L”、コンパレータ44A2 出力は”H”となる。この
とき、前記スイッチ回路S2 のスイッチS2AとS2Bが共
に被切換端子a側に切り換えられていれば、前記スイッ
チ回路S1 の切換制御信号入力端子Aは”L”となり、
切換制御信号入力端子Bは”H”となる。この場合のス
イッチ回路S1 のスイッチS1LとS1Rは共に被切換端子
aに切り換えられることになり、したがって、スイッチ
1Lからは前記ステレオ音場拡大回路13からのLチャ
ネルの信号が出力され、スイッチS1Rからはステレオ音
場拡大回路13からのRチャネルの信号が出力されるこ
とになる。これにより、出力端子18L,18Rから
は、ステレオ音場拡大回路13で音場拡大処理された
L,Rチャネルの信号が出力されることになる。
【0044】一方、上記ステレオ/モノラル判別回路4
2においてモノラルであると判別したときには、判別出
力の電圧値がVH となり、このときVH >VA ならば、
前記コンパレータ43の出力は”L”(≒GND、0
V)となり、したがって、時定数回路25の出力電圧V
B は0Vとなる。このとき、上記電圧VB は閾値電圧V
D より低いので、表1よりコンパレータ44A1 出力
は”H”、コンパレータ44A2 出力は”L”となる。
これにより、前記スイッチ回路S2 のスイッチS2AとS
2Bが共に被切換端子a側に切り換えられていれば、前記
スイッチ回路S1 の切換制御信号入力端子Aは”H”と
なり、切換制御信号入力端子Bは”L”となる。この場
合のスイッチ回路S1 のスイッチS1LとS1Rは共に被切
換端子cに切り換えられることになり、したがって、ス
イッチS1Lからは前記モノラル音場拡大回路14からの
Lチャネルの信号が出力され、スイッチS1Rからはモノ
ラル音場拡大回路14からのRチャネルの信号が出力さ
れることになる。これにより、出力端子18L,18R
からは、モノラル音場拡大回路14で音場拡大処理され
た信号が出力されることになる。
【0045】本実施例の音場拡大装置において、以上説
明した構成とその動作のみによってステレオとモノラル
の2つのモードを自動的に切り換えて出力しようとした
ときには、特にステレオ信号においてモノラル成分が多
い場合や、ステレオ/モノラルが頻繁に変わる場合に
は、過度のスイッチング動作が行われることになり、聴
感上の違和感が生ずることになる。
【0046】そこで、本実施例の音場拡大装置は、上記
過度のスイッチング動作が行われた場合の聴感上の違和
感を緩和するために、以下の構成を有し、以下の動作を
行うようにしている。すなわち、本実施例の音場拡大装
置は、ステレオからモノラルへモードが切り換わると
き、或いはモノラルからステレオへモードが切り換わる
時に、ステレオ音場拡大回路13とモノラル音場拡大回
路14の出力を合成し、この合成信号を出力すること
で、上記過度のスイッチング動作が行われた場合の聴感
上の違和感を緩和できるようにしている。
【0047】このことを行うため、上記ステレオ音場拡
大回路13の出力とモノラル音場拡大回路14の出力
は、前記スイッチ回路S1 に送られると共に、合成回路
45にも送られるようになっている。
【0048】当該合成回路45は、抵抗R9 及びR10
らなる抵抗加算器47Lと非反転アンプ46L並びに当
該非反転アンプ46Lの利得調整用抵抗R13及びR
14と、抵抗R11及びR12からなる抵抗加算器47Rと非
反転アンプ46R並びに当該非反転アンプ46Rの利得
調整用抵抗R15及びR16とを有するものである。上記ス
テレオ音場拡大回路13のLチャネル出力とモノラル音
場拡大回路14のLチャネル出力とは、当該合成回路4
5の抵抗加算器47Lで加算されて非反転アンプ46L
の非反転入力端子に送られ、ステレオ音場拡大回路13
のRチャネル出力とモノラル音場拡大回路14のRチャ
ネル出力とは、抵抗加算器47Rで加算されて非反転ア
ンプ46Rの非反転入力端子に送られるようになってい
る。すなわち、当該合成回路45においては、抵抗R9
及びR10によってステレオ音場拡大回路13のLチャネ
ル出力とモノラル音場拡大回路14のLチャネル出力が
適当な(固定の)比で加算(合成)され、さらに非反転
アンプ46Lと抵抗R13及びR14によって利得調整され
て合成信号MLとして出力され、また、抵抗R11及びR
12によってステレオ音場拡大回路13のRチャネル出力
とモノラル音場拡大回路14のRチャネル出力が適当な
(固定の)比で加算(合成)され、さらに非反転アンプ
46Rと抵抗R15及びR16によって利得調整されて合成
信号MRとして出力されるようになっている。
【0049】当該合成回路45からの合成信号MLは、
前記スイッチ回路S1 のスイッチS1Lの被切換端子bに
送られ、合成信号MRは、前記スイッチ回路S1 のスイ
ッチSLRの被切換端子bに送られるようになっている。
【0050】上述したような構成を有する本実施例の音
場拡大装置において、入力端子11Lと11Rに供給さ
れた入力信号が、例えばモノラルからステレオに切り換
わったとすると、前記ステレオ/モノラル判別回路42
の判別出力の電圧値はVH からVL に変化し、前記コン
パレータ44A1 の出力は”H”から”L”へ、コンパ
レータ44A2 の出力は”L”から”H”に変化するこ
とになる。また、入力端子11Lと11Rに供給された
入力信号が、例えばステレオからモノラルに切り換わっ
たとすると、前記ステレオ/モノラル判別回路42の判
別出力の電圧値はVL からVH に変化し、前記コンパレ
ータ44A1 の出力は”L”から”H”へ、コンパレー
タ44A2 の出力は”H”から”L”に変化することに
なる。
【0051】ところが、前記時定数回路25の充電用の
抵抗R3 や放電用の抵抗R4 の抵抗値は、いずれも例え
ば10k〜20kΩで、コンデンサC1 の容量値は例え
ば1000μF程度に設定されており、充電動作や放電
動作は数秒程度の時定数を持って行われるようになって
いる。このため、入力端子11Lと11Rに供給された
入力信号が例えばモノラルからステレオに切り換わった
り、ステレオからモノラルに切り換わったりして、前記
ステレオ/モノラル判別回路42の判別出力の電圧値が
H からVL へ、或いはVL からVH に変化し、これら
変化に伴ってコンパレータ43の出力が変化したとして
も、上記時定数回路25からの出力は徐々に上昇或いは
低下するに過ぎず、同じ状態が数秒程度持続しない限
り、時定数回路25からの出力が完全にその状態に移る
ことがない。すなわち、入力信号が例えばモノラルから
ステレオに切り換わったり、ステレオからモノラルに切
り換わったりすると、時定数回路25の出力電圧V
B は、”L”(≒GND、0V)から (Vcc−0.6)R4 /(R3 +R4 ) の間を数秒程度かけて変化することになる。
【0052】このようなことから、上記入力信号が例え
ばモノラルからステレオに切り換わったり、ステレオか
らモノラルに切り換わったりしたときの、前記ウインド
ウコンパレータのコンパレータ44A1 と44A2 の出
力は、上記電圧VB が前記閾値電圧VD とVC の間を通
過する間のみ、共に”H”になる。したがって、このと
き、前記スイッチ回路S2 のスイッチS2AとS2Bが共に
被切換端子a側に切り換えられていれば、前記スイッチ
回路S1 の切換制御信号入力端子A及びBが共に”H”
となり、前記スイッチ回路S1 のスイッチS1LとS1R
共に被切換端子bに切り換えられることになる。したが
って、スイッチS1Lからは前記合成回路45の合成信号
MLが出力され、スイッチS1Rからは合成回路45の合
成信号MRが出力されることになる。これにより、出力
端子18L,18Rからは、それぞれ対応する合成信号
ML,MRが出力されることになる。
【0053】すなわち、本実施例の音場拡大装置の出力
端子18L,18Rからは、入力信号がモノラルからス
テレオに変化したときには、モノラル音場拡大回路の出
力信号→合成信号→ステレオ音場拡大回路の出力信号の
順に切り換えられた信号が出力され、入力信号がステレ
オからモノラルに変化したときには、ステレオ音場回路
の出力信号→合成信号→モノラル音場拡大回路の出力信
号の順に切り換えられた信号が出力されるようになる。
【0054】上述したようなことから、本実施例の音場
拡大装置においては、前記合成回路45を付加すること
により、入力信号のモードがステレオとモノラル間で頻
繁に変わっても、スイッチング動作による違和感を緩和
することが可能である。
【0055】本実施例の音場拡大装置においては、上述
したような自動(オート)的なスイッチング動作を行う
場合の他に、手動選択(マニュアル)的に切り換え動作
させることも可能である。この場合、前記スイッチ回路
1 の切換制御信号入力端子A,Bへ送る”H”又は”
L”の信号(スイッチ回路S1 の切換制御信号)は、例
えばマイクロコンピュータ等で作成する。したがって、
本実施例の音場拡大装置には、上記手動選択的に切り換
え動作させる場合を考慮して、マイクロコンピュータか
らの切換制御信号の入力端子50A,50Bを備えてい
る。本実施例装置は、入力端子50Aが前記スイッチ回
路S2 のスイッチS2Aの被切換端子bと接続され、入力
端子50Bが前記スイッチ回路S2 のスイッチS2Bの被
切換端子bと接続されており、前記自動的なスイッチン
グ動作を行う場合には当該スイッチ回路S2 のスイッチ
2A及びS2Bを被切換端子a側に切り換え、上記手動選
択的な切り換え動作を行う場合には当該スイッチS2
スイッチS2A及びS2Bを被切換端子b側に切り換えるよ
うにすることで、必要に応じてオート/マニュアルを選
択できる。
【0056】なお、本実施例装置は、従来例装置と比較
すると、新たに前記ウインドウコンパレータを追加する
ことになるが、従来例装置のような電子ボリューム2個
が削除でき、したがって、従来装置よりも大幅なコスト
低減が可能となっており、また、新たに追加した構成要
素は安価であるため、装置自体の価格が元々低い機種に
導入することができる。
【0057】上述したように、本発明実施例の音場拡大
装置によれば、入力信号がステレオかモノラルかをその
都度使用者が判別して切り換える操作が不要となり、さ
らに、入力信号の種類(ソースの種類、すなわちステレ
オかモノラルか)が頻繁に変わっても、聴感上の違和感
の少ない音場拡大出力信号を得ることが可能となってい
る。
【0058】
【発明の効果】以上説明したことからも明らかなよう
に、本発明に係る音場拡大装置においては、合成手段に
よりステレオ音場拡大手段からの出力信号とモノラル音
場拡大手段からの出力信号とを合成すると共に、入力信
号に基づいてステレオ/モノラルの判別を行い、この判
別出力に所定の時定数を持たせた信号に応じて、モノラ
ルからステレオへの変化時にはモノラル音場拡大手段の
出力から合成手段の出力に切り換えた後ステレオ音場拡
大手段の出力へと順次切り換え、ステレオからモノラル
への変化時にはステレオ音場拡大手段の出力から合成手
段の出力に切り換えた後モノラル音場拡大手段の出力へ
と順次切り換えることにより、聴感上スムーズな切り換
えが行われることになる。さらに、例えば完全にステレ
オ或いはモノラルでない信号であっても、合成手段の合
成出力が存在することにより、誤動作による違和感の発
生を防止することができる。またさらに、合成手段と切
換手段は安価に構成できるものである。したがって、本
発明の音場拡大装置は、実用上問題なく使用でき、コス
トを低減することができ、さらに現在のローコスト音場
拡大装置にも僅かなコストアップのみで付加できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の音場拡大装置の一実施例の概略
構成を示すブロック回路図である。
【図2】従来例の音場拡大装置の概略構成を示すブロッ
ク回路図である。
【図3】従来例装置の電子ボリュームの減衰特性の一例
を示す特性図である。
【符号の説明】
12 音場拡大回路ブロック 13 ステレオ音場拡大回路 14 モノラル音場拡大回路 25 時定数回路 43,44A1 ,44A2 コンパレータ 45 合成回路 46L,46R 非反転アンプ S1 ,S2 スイッチ回路 S1L,S1R,S2A,S2B スイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モノラルオーディオ信号の音場拡大を行
    うモノラル音場拡大手段と、 ステレオオーディオ信号の音場拡大を行うステレオ音場
    拡大手段と、 上記モノラル音場拡大手段とステレオ音場拡大手段の出
    力を合成して出力する合成手段と、 上記モノラル音場拡大手段の出力と上記ステレオ音場拡
    大手段の出力と上記合成手段の出力のうちいずれか1つ
    を選択的に切り換える切換手段とを有し、 上記切換手段は、入力された信号がモノラルからステレ
    オに切り換わる時には、上記モノラル音場拡大手段の出
    力から上記合成手段の出力に切り換えた後上記ステレオ
    音場拡大手段の出力へと順次切り換え、入力された信号
    がステレオからモノラルに切り換わる時には、上記ステ
    レオ音場拡大手段の出力から上記合成手段の出力に切り
    換えた後上記モノラル音場拡大手段の出力へと順次切り
    換えることを特徴とする音場拡大回路。
  2. 【請求項2】 入力された信号がステレオかモノラル
    かを判別するステレオ/モノラル判別手段を設けること
    を特徴とする請求項1記載の音場拡大装置。
  3. 【請求項3】 上記ステレオ/モノラル判別手段の判別
    信号の変化に所定の時定数を持たせた信号から、上記切
    換手段の切換制御信号を生成する切換制御信号生成手段
    を設けることを特徴とする請求項2記載の音場拡大装
    置。
  4. 【請求項4】 上記合成回路での合成比は、所定の一定
    の値に固定することを特徴とする請求項1記載の音場拡
    大装置。
JP7001122A 1995-01-09 1995-01-09 音場拡大装置 Withdrawn JPH08191498A (ja)

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JP7001122A JPH08191498A (ja) 1995-01-09 1995-01-09 音場拡大装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010041483A (ja) * 2008-08-06 2010-02-18 Pioneer Electronic Corp 映像音声出力装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010041483A (ja) * 2008-08-06 2010-02-18 Pioneer Electronic Corp 映像音声出力装置

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