JPH0819121B2 - 抗腫瘍活性を増強するためのピリミジン誘導体 - Google Patents

抗腫瘍活性を増強するためのピリミジン誘導体

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JPH0819121B2
JPH0819121B2 JP4509983A JP50998392A JPH0819121B2 JP H0819121 B2 JPH0819121 B2 JP H0819121B2 JP 4509983 A JP4509983 A JP 4509983A JP 50998392 A JP50998392 A JP 50998392A JP H0819121 B2 JPH0819121 B2 JP H0819121B2
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hydrogen
alkyl
chloro
methoxy
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コー,ジヨサム・ウオツズワース
フリーリ,アントン・フランツ・ジヨージフ
タクシ カネコ
ラーソン,エリツク・ロバート
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フアイザー・インコーポレイテツド
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は、2,4−ジアミノピリミジン類、及び抗癌剤
に対する腫瘍細胞の増感剤としてのそれらの使用に関す
る。
癌の化学療法において、抗癌剤の効力はしばしば腫瘍
細胞の耐性によって制限を受ける。例えば結腸、すい
臓、腎臓及び肝臓の癌のようないくつかの癌は一般に先
天的に耐性であり、その他の感応性腫瘍はしばしば化学
療法の途中で耐性が発現する。多薬耐性(MDR)の現象
は、構造的に無関係な複数の薬剤に対する腫瘍細胞の交
差耐性を特徴とする。耐性の標的となる薬剤としては、
アドリアマイシン、ダウノマイシン、ビンブラスチン、
ビンクリスチン、アクチノマイシンD及びエトポシドが
挙げられる。耐性細胞はしばしばmdr1遺伝子の過剰発現
に関連がある。この遺伝子生成物質は、ATP依存性流出
ポンプとして機能する140〜220kdのトランスメンブラン
ホスホ糖タンパク質(P−糖タンパク質)の一族であ
る。したがって、この流出機構は抗癌剤の細胞内レベル
を下げて腫瘍細胞を生存させるものと推定されている。
近年、ベラパミル、ニフェジピン及びジルチアゼムの
ような種々の物質がMDR現象を逆転するためにin vitro
実験系で用いられている。さらに最近になって、これら
の薬剤のいくつかがMDR逆転剤として臨床的に試験され
たが、ベラパミル又はトリフルオロペラジンを用いても
ほとんど効力は認められなかった。したがって、有効な
MDR逆転剤が求められている。
Fukazawa等は、抗癌剤強化剤として有用な一連の複素
環式化合物を記載する(欧州特許出願第89310235.0
号)。同じ効能が、一連のプテリジン誘導体に関しても
あるとされている(欧州特許出願第89117610.9号)。
Tomino等(欧州特許出願第89313595.4号)は、神経疾
患の治療に有用な2,4−ジアミノピリミジンを含めた一
連のピリミジン類を特許請求する。
一連の2,4,6−トリアミノピリミジン−N−オキシド
(米国特許第4,945,093号)は、毛髪成長を促進するの
に有用であると記載されている。
本発明発明の要約 本発明の化合物は、次式: (式中、Mは、水素、1〜3個の炭素原子を有するアル
コキシ、1〜3個の炭素原子を有するアルキル、或いは
各々1〜3個の炭素原子を有する1若しくは2個のアル
コキシ、クロロ、フルオロ、アミノ、1〜3個の炭素原
子を有するアルキルアミノ、2〜6個の炭素原子を有す
るジアルキルアミノ又はトリフルオロメチル置換基によ
り任意に置換されるベンジンであり; M1は水素、アミノ、1〜3個の炭素原子を有するアル
キルアミノ、2〜6個の炭素原子を有するジアルキルア
ミノ、1〜3個の炭素原子を有するアルキル、フルオロ
又はクロロであり; R1及びR2は一緒になってそれらが結合する窒素原子とと
もに次式: (式中、R5は水素、1〜3個の炭素原子を有するアルキ
ル又はジアルコキシフェニルアルキル(ここでアルコキ
シは1〜3個の炭素原子を有し、アルキルは1〜3個の
炭素原子を有する)であり、Q及びQ1は各々水素、1〜
3個の炭素原子を有するアルキル、1〜3個の炭素原子
を有するアルコキシ、フルオロ、クロロ、トリフルオロ
メチル、アミノ、1〜3個の炭素原子を有するアルキル
アミノ、又は2〜6個の炭素原子を有するジアルキルア
ミノであり、Q及びQ1は一緒になっている場合はメチレ
ンジオキシ又はエチレンジオキシであるが、但しR5、Q
及びQ1が同時に水素であることはない)の部分を形成
し; R3は次式: (式中、mは0又は1の整数であり、ZはO、S又は化
学結合であり、Bは1〜4個の炭素原子を有するアルキ
レンであり、X及びX1は各々水素、1〜3個の炭素原子
を有するアルキル、1〜3個の炭素原子を有するアルコ
キシ、フルオロ、クロロ、トリフルオロメチル、アミ
ノ、1〜3個の炭素原子を有するアルキルアミノ、又は
2〜6個の炭素原子を有するジアルキルアミノであり、
X及びX1は一緒になっている場合はメチレンジオキシ又
はエチレンジオキシである)のアラルキルであり; R4は水素又は1〜4個の炭素原子を有するアルキルであ
り; R3及びR4は一緒になっている場合はそれらが結合する窒
素原子とともに次式: (式中、R6は水素又はジアルコキシベンジル(ここでア
ルコキシは1〜3個の炭素原子を有する)であり、P及
びP1は各々水素、1〜3個の炭素原子を有するアルキ
ル、1〜3個の炭素原子を有するアルコキシ、フルオ
ロ、クロロ、トリフルオロメチル、アミノ、1〜3個の
炭素原子を有するアルキルアミノ、又は2〜6個の炭素
原子を有するジアルキルアミノであるか、又はP及びP1
は一緒になってメチレンジオキシ又はエチレンジオキシ
である)の部分を形成する)の化合物及び製薬上許容可
能なその塩である。
好ましい群の化合物は、M1が水素又は1〜3個の炭素
原子を有するアルキルであり、Qが6−メトキキシであ
り、Q1が7−メトキシであり、R3及びR4が一緒になって
それらが結合する窒素とともに次式: (式中、Pは6−メトキシであり、P1は7−メトキシで
ある)であるものである。この群の中で特に好ましいの
は、Mが水素であり、M1が水素であり、R5が3,4−ジメ
トキシベンジルであり、R6が3,4−ジメトキシベンジル
である化合物、並びにMが水素であり、M1が水素であ
り、R5が3,4−ジメトキシベンジルであり、R6が水素で
ある化合物である。
第二群の好ましい化合物は、Mがジアルコキシベンジ
ルであり、M1が水素であり、Qが6−メトキキシであ
り、Q1が7−メトキシであり、R3が次式: (式中、mは0であり、Zは化学結合であり、Bはエチ
レンである)のアラルキルであり、R4が水素であるもの
である。この群の中で特に好ましいには、Mが3,4−ジ
メトキシベンジルであり、R5が水素であり、Xが2−ク
ロロであり、X1が水素である化合物、並びにMが3,4−
ジメトキシベンジルであり、R5が3,4−ジメトキシベン
ジルであり、Xが2−クロロであり、X1が水素である化
合物である。
第三群の好ましい化合物は、Mが水素であり、M1が水
素であるか又は1〜3個の炭素原子を有するアルキルで
あり、R3が次式: (式中、mは0であり、Zは化学結合であり、Bはエチ
レンである)のアラルキルであり、R4が水素であり、Q
が6−メトキキシであり、Q1が7−メトキシであるもの
である。この群の中で特に好ましいには、M1がメチルで
あり、Xが3−メトキシであり、X1が4−メトキシであ
り、R5が水素である化合物、及びM1が水素であり、Xが
2−メトキシであり、X1が3−メトキシであり、R5が3,
4−ジメトキシベンジルである化合物、及びM1が水素で
あり、Xが2−クロロであり、X1が水素であり、R5が3,
4−ジメトキシベンジルである化合物、及びM1が水素で
あり、X及びX1が一緒になって3,4−メチレンジオキシ
であり、R5が3,4−ジメトキシベンジルである化合物、
並びにM1がメチルであり、Xが2−クロロであり、X1
水素であり、R5が3,4−ジメトキシベンジルである化合
物である。
前述のように、(I)式の化合物は製薬上許容可能な
酸付加塩を生成する。その製薬上許容可能な酸付加塩と
しては、HCl、HBr、HNO3、H2SO4、H3PO4、CH3SO3H、p-C
H3C6H4SO3H、CH3CO2H、グルコン酸、酒石酸、マレイン
酸及びコハク酸によるものが挙げられるが、これらに限
定されない。さらに塩基性窒素を含有する(I)式の化
合物の場合には、もちろん、通常の一酸付加塩の他に、
二酸付加塩(例えば二塩酸塩)を生成し得る。
当業者が認識しているように、I式の化合物は不斉炭
素原子を含有する可能性を有する。これらの考え得る異
性体は、本発明の範囲内であると考えられる。
本発明の詳しい説明 本発明の化合物は、2,4−ジクロロピリジンを等量の
適切なアミンR1R2NHと反応させ、その後その生成物質2
−クロロ−4−アミノピリミジン誘導体を第二の等量の
適切なアミンR3R4NHと反応させることにより調製する。
手順をさらに詳しく説明すると、1モル当量の場合に
より置換された2,4−ジクロロピリミジン、及び1モル
当量の第三アミン−酸掃去剤、例えばトリメチルアミ
ン、N−メチルモルフォリン又はジエチルイソピロピル
アミン、及び1モル当量のアミンR1R2NHを無水溶媒、例
えばジメチルアセトアミド、ジオキサン、メチレンクロ
リド、又はN−メチル−2−ピロリドン中で混合して、
0℃〜約25℃で1〜48時間保持する。
反応混合物を濾過し、濾液を減圧で濃縮乾固するか、
又は反応混合物を水で停止して、中間生成物質を濾過又
は水不混和性溶媒、例えばメチレンクロリド又は酢酸エ
チルで抽出する。抽出溶媒を除去すると所望の物質が得
られる。しなしば、有機溶媒と粉砕して残渣を結晶化せ
しめ、さらに再結晶化又はカラムクロマトグラフィーに
より精製し得る。
本発明の生成物質に達する工程の第二段階は、1モル
当量の適切な2−クロロ−4−アミノピリミジンを2モ
ル当量のアミンR3R4NH又は1当量の上記のアミン及び1
当量の上記のような第三アミン酸掃去剤と反応不活性溶
媒、例えばエトキシエトキシエタノール、ブタノール、
アミルアルコール又はシクロヘキサノール中で100〜200
℃の反応温度で5分〜数時間反応させることから成る。
反応混合物を室温に冷却して、塩酸のような適切な酸
の1N溶液で処理して、所望の生成物質の沈殿物を塩酸塩
として得る。他の酸は、対応する酸付加塩を生じる。酸
付加塩が沈殿しない場合は、溶離剤、例えばクロロホル
ム、酢酸エチル、ジエチルエーテル、メタノール、メチ
レンクロリド、エタノール又はその混合物を用いてシリ
カゲル上で粗製物質をクロマトグラフィー処理して遊離
塩基物質を単離し、次いで酸付加塩物質に変換し得る。
生成物質を溶離剤を真空除去して単離する。再結晶化に
より生成物質の精製を実施し得る。
酸付加塩からの遊離塩基の生成は、塩の水性溶液又は
懸濁液を少なくとも1当量の有機又は無機塩基で処理
し、その後遊離塩基物質を水不混和性溶媒、例えば酢酸
エチル又はメチレンクロリドで抽出すれば容易に実施で
きる。溶媒を除去して所望の塩基を得る。
I式の化合物は、P−糖タンパク質、特にヒトmdr1タ
ンパク質、又は例えば真核細胞及び前真核細胞由来の膜
を通過して生体異物又はタンパク質を輸送する際に関与
する、P−糖タンパク質関連及び膜関連タンパク質、例
えばpmfdrの機能の阻害剤であるが、これらの例に限定
されない。
一般式Iで示される化合物は、癌、マラリア、AIDSの
ようなウイルス感染症の併用化学療法において、敗血症
性ショック症候群又は炎症の治療に有用であり、異物の
侵入がP−糖タンパク質又はP−糖タンパク質関連機能
性タンパク質の存在のために限定されるような、薬剤の
組織浸透を増強するのに有用である。I式の化合物は、
アドリアマイシン、ダウノマイシン、エピポドフィロト
キシンコンゴナー、アクチノマイシンD、エメチン、ビ
ンクリスチン、ビンブラスチン、クロロキン、アントラ
サイクリン抗生物質、及び特にその活性がP−糖タンパ
ク質、例えばヒトmdr1タンパク質又はP−糖タンパク質
関連タンパク質の存在及び機能のために限定されること
が示された場合の、上記の例示と構造的及び機能的に関
連する薬剤の活性/効力を増大する。
本発明の化合物を、細胞薬剤保持検定を用いて化学療
法剤の増強性能につき評価する。この検定は、放射能標
識薬剤の細胞保持に及ぼす化合物の効力を試験するよう
意図したものであった。この場合、多薬剤耐性ヒト癌細
胞KBV1による14C−アドリアマイシン保持を測定する。
KBV1細胞は、1μg/mlビンブラスチン10%熱不活性化
ウシ胎児血清を含有し、グルタミン、ペン−ストレップ
及びガラマイシンを補充したDMEM高グルコース培地で単
層として組織培地中で常法により増殖させる。
検定手順(下記)は、多少変更すれば、組織培養中で
増殖する広範な細胞株に適用可能なはずである。
検定手順: (1)反復6ウエル組織培養プレートにブンブラスチン
不在下で1.2×106細胞/2ml/ウエルを接種する; (2)湿インキュベーター(5%CO2)中で37℃で24時
間インキュベートする; (3)使用済培地を吸い出し、2ml/ウエルに新鮮な培地
(マドリアマイシン2μM、2μM非標識アドリアマイ
シン+20000cpmの14C−アドリアマイシン)及び0〜100
μMの濃度の試験薬剤を単層にかぶせる; (4)湿インキュベーター中で37℃で3時間インキュベ
ート後、培地を除去し、単層を氷冷緩衝化食塩水2mlで
2回洗浄する; (5)トリプシン/EDTA0.5mlを用いて単層を引きはが
し、剥離細胞を集めてシンチレーションバイアルに移
す。緩衝化食塩水0.5mlで1回ウエルをすすいで、細胞
を入れた同一バイアルに加える; (6)バイアルにBeckman Ready-SafeTMシンチレーショ
ン液5mlを加え、攪拌して、シンチレーション計を用い
て試料当たりの放射能を測定する(10分/試料); (7)対照試料作製には、単層を4℃で15分間予備イン
キュベートし、次いで培地を除去して、アドリアマイシ
ンを含有する新鮮な氷冷培地を加える(工程3参照)。
4℃で3時間インキュベーション後、培地を除去し、氷
冷緩衝化食塩水2mlで単層を2回洗浄し、次いで工程5
を行う; (8)結果は、下記のようにT/C及びED3×値で示す: T/C=試験剤で処理した106細胞当たりのピコモルAdr/10
6未処理細胞当たりのピコモルAdr ED3×=放射能標識化Adrに細胞蓄積を3倍、即ち、T/
C=3に増大する試験剤の濃度。
計算: 比cpm=[試料cpm−対照試料cpm] 比活性=[cpm/Adrの全濃度] ピコモルAdr=[比cpm/比活性] ピコモルAdr/106細胞=[(ウエル当たりのピコモルA
dr/ウエル当たりの細胞数)×106細胞] 前述のように、本発明の化合物及びその塩は、化学療
法剤の抗癌作用を増強するのに有用である。このような
薬剤としては、アドリアマイシン、ダウノマイシン、ア
クラシノマイシンA、アクチノマイシンC、アクチノマ
イシンD、ミトラマイシン、トマイマイシン、ビンブラ
スチン、マイタンシン、ブラセアンチン、ホモハリント
ニン、アングインジン、ネオカルチノスタチン、マイト
マイシンC、及びアントラマイシンが挙げられる。
本発明の化合物は、化学療法剤の投与前24時間、又は
投与後72時間まで投与し得る。上記の薬剤と併用する場
合、それらは別々に投与するか又は同一製剤中で一緒に
投与し得る。
本発明の化合物は、別々に投与する場合でも抗癌剤と
組み合わせて投与する場合でも、一般に少なくとも1つ
のI式の化合物及び任意に化学療法剤を、製薬上許容可
能なビヒクル又は希釈剤と一緒に含有する医薬組成物の
形態で投与する。このような組成物は一般に、所望の投
与法に応じて固体又は液体ビヒクル又は希釈剤を用いて
慣用的方法、例えば経口投与用には錠剤、硬質及び軟質
ゼラチンカプセル、懸濁液、顆粒、粉末等の形態で、非
経口投与用に注射用溶液又は懸濁液等の形態で処方す
る。
ヒトを含めたほ乳類における抗癌剤の増強に用いるた
めには、I式の化合物は約0.5〜100mg/kg/日の量で、一
回に又は何回かに分けて投与する。さらに好ましい用量
範囲は2〜50mg/kg/日であるが、しかし特別な場合は、
主治医の判断で、広い方の範囲外の用量を要することも
あり得る。好ましい投与径路は一般に経口であるが、し
かし特別な場合、例えば病状により経口吸収ができない
場合、又は患者がのみ込めない場合には、非経口投与
(例えば筋肉内、静脈内、皮下)が好ましい。
以下の実施例により本発明をさらに説明するが、本発
明はその詳細又は範囲に限定されない。
実施例 実施例1 2−(2−クロロフェネチルアミノ)−4−(1,2,3,
4−テトラヒドロ−6,7−ジメトキシイソキノル−2−イ
ル)−5−(3,4−ジメトキシベンジル)−ピリミジン
[M=3,4-(CH3O)2C6H3CH2-;M1=H;R1R2N=1,2,3,4−テ
トラヒドロ−6,7−(CH3O)2−イソキノル−2−イル;R3
=2-ClC6H4(CH2)2−;及びR4=H]A.5−3,4−ジメトキ
シベンジル)ウラシル 5−ヒドロキシメチルウラシル5.0g、ベラトール150m
l、及び濃塩酸0.5mlの溶液を140℃で1時間加熱した。
沈澱物を濾過し、エーテルで洗浄して、温メタノールか
ら6.85gを再結晶化した。M+263.20。
B.2,4−ジクロロ−5−(3,4−ジメトキシベンジル)ピ
リミジン 実施例1Aの生成物質4.7g及びオキシ塩化燐125mlの混
合物を加熱して一夜還流した、。余分のオキシ塩化燐を
真空除去し、残渣を氷水中に注ぎ入れた。水性物質をメ
チレンクロリドで抽出し、抽出物を合わせて、硫酸ナト
リウム上で脱水した。残渣を、メチレンクロリド除去
後、シリカゲル上(メチレンクロリド)でクロマトグラ
フィーに付して、所望の中間生成物質4.92gを得た。M+2
99.0。
C.2−クロロ−4−(6,7−ジメトキシ−1,2,3,4−テト
ラヒドロイソキノル−2−イル)−5−(3,4−ジメト
キシベンジル)ピリミジン ジオキサン125mlに溶解した実施例1Bの化合物2.0g、
塩酸6,7−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノ
リン1.54g、及びジイソプロピルエチルアミン1.73gの溶
液を加熱して一夜還流した。溶媒を真空除去し、残渣を
シリカゲル上(4%酢酸エチル−メチレンクロリド)で
クロマトグラフィー処理して、生成物質2.27gを得た。M
+456.10。
D.2−(2−クロロフェネチルアミノ)−4−(1,2,3,4
−テトラヒドロ−6,7−ジメトキシイソキノル−2−イ
ル)−5−(3,4−ジメトキシベンジル)ピリミジン 2−(2−エトキシエトキシ)エタノール1ml中の実
施例1Cの生成物質300mg、2−クロロフェネチルアミン1
02mg、及びジイソプロピルエチルアミン85mgの混合物を
160℃で2時間加熱した。溶媒を真空除去し、残渣をシ
リカゲル上(2%メタノール−メチレンクロリド)でク
ロマトグラフィー処理して、生成物質230mgを得た。融
点140〜141℃。M+575.30。
実施例2〜16 適切な試薬で開始し、実施例1の手順を用いて、以下
の化合物を調製した: 実施例2: M=H;M1=6-CH3;R5=H;Q1=6-CH3O;Q2=7-C
H3O;R3=2,3-(CH3O)2C6H3(CH2)-;及びR4=H;融点224〜
226.5℃,M+465.00。
実施例3: M,M1=H;R5=H;Q1=6-CH3O; 融点151〜153℃,M+613.20。
実施例4: M,M1=H;R5=3,4-(CH3O)2C6H3CH2-;Q1=6-CH
3O;Q2=7-CH3O; 融点138〜142℃,M+763.40。
実施例5: M,M1=H;R5=3,4-(CH3O)2C6H3CH2-;Q1=6-CH
3O;Q2=7-CH3O;R3=3,4-(CH3O)2C6H3(CH2)2-;及びR4
H;融点174〜175℃,M+601.50。
実施例6: M=H;M1=6-CH3;R5=H;Q1=6-CH3O;Q2=7-C
H3O;R3=3,4-(CH3O)2C6H3(CH2)2-;及びR4=H;融点72〜
76℃,M+465.0。
実施例7: M,M1=H;R5=3,4-(CH3O)2C6H3CH2-;Q1=6-CH
3O;Q2=7-CH3O;R3=2,3-(CH3O)2C6H3(CH2)2-;及びR4
H;融点69〜72℃,M+601.40。
実施例8: M,M1=H;R5=3,4-(CH3O)2C6H3CH2-;Q1=6-CH
3O;Q2=7-CH3O;R3=2-ClC6H4(CH2)2;及びR4=H;融点73
〜75℃,M+575.30。
実施例9: M,M1=H;R5=3,4-(CH3O)2C6H3CH2-;Q1=6-CH
3O;Q2=7-CH3O;R3=3,4-(CH3O)2C6H3(CH2)2-;及びR4
H;融点118〜122℃,M+585.3。
実施例10: M,M1=H;R5=3,4-(CH3O)2C6H3CH2-;Q1=6-C
H3O;Q2=7-CH3O;R3=4-CH3OC6H4O(CH2)2-;及びR4=H;
融点160〜162℃,M+587.3。
実施例11: M=H;M1=6-CH3;R5=3,4-(CH3O)2C6H3CH
2-;Q1=6-CH3O; 融点190〜192℃,M+777.3。
実施例12: M=H;M1=6-CH3;R5=H;Q1=6-CH3O;Q2=7-
CH3O;R3=2-ClC6H4(CH2)2-;及びR4=H;融点174〜177
℃,M+439.0。
実施例13: M=H;M1=6-CH3;R5=H;Q1=6-CH3O;Q2=7-
CH3O;R3=3,4-(CH3O)2C6H3(CH2)2-;及びR4=H;融点170
〜171℃,M+615.3。
実施例14: M=H;M1=6-CH3;R5=3,4-(CH3O)2C6H3CH
2-;Q1=6-CH3O;Q2=7-CH3O;R3=2,3-(CH3O)2C6H3(CH2)2
-;及びR4=H;融点110〜112℃,M+615.3。
実施例15: M=H;M1=6-CH3;R5=3,4-(CH3O)2C6H3CH
2-;Q1=6-CH3O;Q2=7-CH3O;R3=2-ClC6H4(CH2)2-;及び
R4=H;融点100〜102℃,M+589.3。
実施例16: M=5-CH3;M1=6-CH3;R5=H;Q1=6-CH3O;Q2
=7-CH3O;R3=3,4-(CH3O)2C6H3(CH2)2-;及びR4=H;融
点117〜118℃,M+478.3。
実施例17〜20 実施例1の手順を用いて、必要な試薬で出発し、以下
の化合物を調製した: 実施例17: M=3,4-(CH3O)2C6H3CH2-;M1=H;R5=H;Q1
=6-CH3O;Q2=7-CH3O;R3=3,4-(CH3O)2C6H3(CH2)2-;及
びR4=H;融点89〜91℃,M+601.40。
実施例18: M=3,4-(CH3O)2C6H3CH2-;M1=H;R5=H;Q1
=6-CH3O;Q2=7-CH3O;R3=2,3-(CH3O)2C6H3(CH2)2-;及
びR4=H;融点89〜91℃,M+601.4。
実施例19: M=3,4-(CH3O)2C6H3CH2-;M1=H;R5=3,4-
(CH3O)2C6H3CH2-;Q1=6-CH3O;Q2=7-CH3O;R3=2-ClC6H4
(CH2)2-;及びR4=H;融点90〜95℃(遊離塩基),M+72
5.50。
実施例20: M=H;M1=6-Cl;R5=H;Q1=6-CH3O;Q2=7-C
H3O;R3=2-ClC6H4(CH2)2-;及びR4=H;融点(HCl塩)12
9〜131℃,M+459.10。
製造例A 好適な試薬で出発し、実施例1Cの手順にしたがって、
以下の中間生成物質を調製した:
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カネコ タクシ アメリカ合衆国、コネテイカツト・06347、 ギルフオード、ノースウツド・ドライブ・ 398 (72)発明者 ラーソン,エリツク・ロバート アメリカ合衆国、コネテイカツト・06355、 ミステイツク、ランタン・ヒル・ロード・ 162

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次式: (式中、Mは、水素、1〜3個の炭素原子を有するアル
    コキシ、1〜3個の炭素原子を有するアルキル、或いは
    各々1〜3個の炭素原子を有する1若しくは2個のアル
    コキシ、アミノ、1〜3個の炭素原子を有するアルキル
    アミノ、2〜6個の炭素原子を有するジアルキルアミ
    ノ、フルオロ、クロロ又はトリフルオロメチル置換基に
    より任意に置換されるベンジルであり; M1は水素、アミノ、1〜3個の炭素原子を有するアルキ
    ルアミノ、2〜6個の炭素原子を有するジアルキルアミ
    ノ、1〜3個の炭素原子を有するアルキル、フルオロ又
    はクロロであり; R1及びR2は一緒になってそれらが結合する窒素原子とと
    もに次式: (式中、R5は水素、1〜3個の炭素原子を有するアルキ
    ル又はジアルコキシフェニルアルキル(ここでアルコキ
    シは1〜3個の炭素原子を有し、アルキルは1〜3個の
    炭素原子を有する)であり、Q及びQ1は各々水素、1〜
    3個の炭素原子を有するアルキル、1〜3個の炭素原子
    を有するアルコキシ、フルオロ、クロロ、アミノ、1〜
    3個の炭素原子を有するアルキルアミノ、トリフルオロ
    メチル又は2〜6個の炭素原子を有するジアルキルアミ
    ノであり、Q及びQ1は一緒になっている場合はメチレン
    ジオキシ又はエチレンジオキシであるが、但しR5、Q及
    びQ1が同時に水素であることはない) の部分を形成し; R3は次式: (式中、mは0又は1の整数であり、ZはO、S又は化
    学結合であり、Bは1〜4個の炭素原子を有するアルキ
    レンであり、X及びX1は各々水素、1〜3個の炭素原子
    を有するアルキル、1〜3個の炭素原子を有するアルコ
    キシ、フルオロ、クロロ、トリフルオロメチル、アミ
    ノ、1〜3個の炭素原子を有するアルキルアミノ、又は
    2〜6個の炭素原子を有するジアルキルアミノであり、
    X及びX1は一緒になっている場合はメチレンジオキシ又
    はエチレンジオキシである)のアルキルであり; R4は水素又は1〜4個の炭素原子を有するアルキルであ
    り; R3及びR4は一緒になっている場合はそれらが結合する窒
    素原子とともに次式: (式中、P及びP1は各々水素、1〜3個の炭素原子を有
    するアルキル、1〜3個の炭素原子を有するアルコキ
    シ、フルオロ、クロロ、トリフルオロメチル、アミノ、
    1〜3個の炭素原子を有するアルキルアミノ、又は2〜
    6個の炭素原子を有するジアルキルアミノであり、P及
    びP1は一緒になっている場合はメチレンジオキシ又はエ
    チレンジオキシであり、R6は水素又はジアルコキシベン
    ジル(ここでアルコキシは1〜3個の炭素原子を有す
    る)である)の部分を形成する)の化合物及び製薬上許
    容可能なその塩。
  2. 【請求項2】M1が水素又は1〜3個の炭素原子を有する
    アルキルであり、Qが6−メトキシであり、Q1が7−メ
    トキシであり、R3及びR4が一緒になってそれらが結合す
    る窒素とともに次式: (式中、Pは6−メトキシであり、P1は7−メトキシで
    ある)である請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】Mが水素であり、M1が水素であり、R5が3,
    4−ジメトキシベンジルであり、R6が3,4−ジメトキシベ
    ンジルである請求項2記載の化合物。
  4. 【請求項4】Mが水素であり、M1が水素であり、R5が3,
    4−ジメトキシベンジルであり、R6が水素である請求項
    2記載の化合物。
  5. 【請求項5】Mがジアルコキシベンジルであり、M1が水
    素であり、Qが6−メトキシであり、Q1が7−メトキシ
    であり、R3が次式: (式中、mは0であり、Zは化学結合であり、Bはエチ
    レンである)のアラルキルであり、R4が水素である請求
    項1記載の化合物。
  6. 【請求項6】Mが3,4−ジメトキシベンジルであり、R5
    が水素であり、Xが2−クロロであり、X1が水素である
    請求項5記載の化合物。
  7. 【請求項7】Mが3,4−ジメトキシベンジルであり、R5
    が水素であり、Xが3−メトキシであり、X1が4−メト
    キシである請求項5記載の化合物。
  8. 【請求項8】Mが3,4−ジメトキシベンジルであり、R5
    が3,4−ジメトキシベンジルであり、Xが2−クロロで
    あり、X1が水素である請求項5記載の化合物。
  9. 【請求項9】Mが水素であり、M1が水素であるか又は1
    〜3個の炭素原子を有するアルキルであり、R3が次式: (式中、mは0であり、Zは化学結合であり、そしてB
    はエチレンである)のアラルキルであり、R4が水素であ
    り、Qが6−メトキシであり、Q1が7−メトキシである
    請求項1記載の化合物。
  10. 【請求項10】M1がメチルであり、Xが3−メトキシで
    あり、X1が4−メトキシであり、R5が水素である請求項
    9記載の化合物。
  11. 【請求項11】M1が水素であり、Xが2−メトキシであ
    り、X1が3−メトキシであり、R5が3,4−ジメトキシベ
    ンジルである請求項9記載の化合物。
  12. 【請求項12】M1が水素であり、Xが2−クロロであ
    り、X1が水素であり、R5が3,4−ジメトキシベンジルで
    ある請求項9記載の化合物。
  13. 【請求項13】M1が水素であり、X及びX1が一緒になっ
    て3,4−メチレンジオキシであり、R5が3,4−ジメトキシ
    ベンジルである請求項9記載の化合物。
  14. 【請求項14】M1がメチルであり、Xが2−クロロであ
    り、X1が水素であり、R5が3,4−ジメトキシベンジルで
    ある請求項9記載の化合物。
  15. 【請求項15】次式: (式中、Mは、水素、1〜3個の炭素原子を有するアル
    コキシ、1〜3個の炭素原子を有するアルキル、或いは
    各々1〜3個の炭素原子を有する1若しくはは2個のア
    ルコキシ、アミノ、1〜3個の炭素原子を有するアルキ
    ルアミノ、2〜6個の炭素原子を有するジアルキルアミ
    ノ、フルオロ、クロロ又はトリフルオロメチル置換基に
    より任意に置換されるベンジルであり; M1は水素、アミノ、1〜3個の炭素原子を有するアルキ
    ルアミノ、2〜6個の炭素原子を有するジアルキルアミ
    ノ、1〜3個の炭素原子を有するアルキル、フルオロ又
    はクロロであり; R1及びR2は一緒になってそれらが結合する窒素原子とと
    もに次式: (式中、R5は水素、1〜3個の炭素原子を有するアルキ
    ル又はジアルコキシフェニルアルキル(ここでアルコキ
    シは1〜3個の炭素原子を有し、アルキルは1〜3個の
    炭素原子を有する)であり、Q及びQ1は各々水素、1〜
    3個の炭素原子を有するアルキル、1〜3個の炭素原子
    を有するアルコキシ、フルオロ、クロロ、アミノ、1〜
    3個の炭素原子を有するアルキルアミノ、トリフルオロ
    メチル、又は2〜6個の炭素原子を有するジアルキルア
    ミノであり、Q及びQ1は一緒になっている場合はメチレ
    ンジオキシ又はエチレンジオキシであるが、但しR5、Q
    及びQ1が同時に水素であることはない) の部分を形成し; R3は次式: (式中、mは0又は1の整数であり、ZはO、S又は化
    学結合であり、Bは1〜4個の炭素原子を有するアルキ
    レンであり、X及びX1は各々水素、1〜3個の炭素原子
    を有するアルキル、1〜3個の炭素原子を有するアルコ
    キシ、フルオロ、クロロ、トリフルオロメチル、アミ
    ノ、1〜3個の炭素原子を有するアルキルアミノ、又は
    2〜6個の炭素原子を有するジアルキルアミノであり、
    X及びX1は一緒になっている場合はメチレンジオキシ又
    はエチレンジオキシである)のアラルキルであり; R4は水素又は1〜4個の炭素原子を有するアルキルであ
    り; R3及びR4は一緒になっている場合はそれらが結合する窒
    素原子とともに次式: (式中、P及びP1は各々水素、1〜3個の炭素原子を有
    するアルキル、1〜3個の炭素原子を有するアルコキ
    シ、フルオロ、クロロ、トリフルオロメチル、アミノ、
    1〜3個の炭素原子を有するアルキルアミノ、又は2〜
    6個の炭素原子を有するジアルキルアミノであり、P及
    びP1は一緒になっている場合はメチレンジオキシ又はエ
    チレンジオキシであり、R6は水素又はジアルコキシベン
    ジル(ここでアルコキシは1〜3個の炭素原子を有す
    る)である)の部分を形成する)の化合物及び製薬上許
    容可能なその酸付加塩の製造方法であって、次式: の化合物を、反応不活性溶媒中で100〜200℃で、反応が
    実質的に完了するまで、2モル当量のアミンHNR3R4と、
    又は1モル当量のアミンNHR3R4及び1モル当量の第三ア
    ミン−酸掃去剤と反応させ、任意に製薬上許容可能なそ
    の塩を調製することを包含する方法。
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