JPH08190716A - 光ディスク媒体及びその記録再生方法 - Google Patents

光ディスク媒体及びその記録再生方法

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JPH08190716A
JPH08190716A JP7001502A JP150295A JPH08190716A JP H08190716 A JPH08190716 A JP H08190716A JP 7001502 A JP7001502 A JP 7001502A JP 150295 A JP150295 A JP 150295A JP H08190716 A JPH08190716 A JP H08190716A
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JP
Japan
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recording
groove portion
reproducing
land portion
land
Prior art date
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JP7001502A
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English (en)
Inventor
Masaki Kagawa
正毅 香川
Yoshihiro Muto
良弘 武藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ランド部とグルーブ部の両方に情報を記録する
光ディスク媒体における記録再生時のアドレス管理を可
能とした生産性の良い安価な光ディスク媒体、及びこの
光ディスク媒体を用いて記録再生時のアドレス管理や安
定なトラッキングを可能とした記録再生方法を提供す
る。 【構成】ランド部4とグルーブ部3のいずれか一方又は
両方のプリフォーマット情報をランド部4又はグルーブ
部3のいずれか一方に凹凸ピット6で記録する。このよ
うな光ディスク媒体1を用い、該プリフォーマット情報
を利用してランド部4及びグルーブ部3の記録再生時の
制御を行う。この場合、ランド部4及びグルーブ部3の
記録再生をランド部用及びグルーブ部用のそれぞれ独立
したビームスポットにより行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ランド部とグルーブ部
の両方に情報を記録する光ディスク媒体及びその記録再
生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、光ディスクをより高密度化する方
法として、図4に示すように、通常はサーボ信号を得る
ためにのみ用いる基板2上のグルーブ部3の幅をランド
部4と同程度の広さとし、その両方に情報ピット5を記
録するランド/グルーブ記録方式(以下、L/G方式と
いう場合がある)の提案がなされている。
【0003】なお、本明細書において、グルーブ部と
は、ディスク原盤作製時にカッティングで掘る部分であ
り、成型用の金属原盤においては凸になっている部分を
指し、ランド部とは、通常の光ディスクにおいて、アド
レス等のプリフォーマット情報凹凸ピットが掘られ、成
型用の金属原盤においては凹になっている部分をいうも
のとする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなL/G方式には、次のような問題点がある。即ち、
まずはじめの問題点として、一般的な光ディスクでは、
情報はランド部に記録され、そこには予め記録再生時の
アドレス等の制御のためのプリフォーマット情報が凹凸
ピットで用意されている。ところが、L/G方式では、
グルーブ部のアドレス管理のためにランド部のプリフォ
ーマット情報と同様なものをグルーブ部にも掘り、図5
に示すように、グルーブ部3とランド部4の両方に凹凸
ピット6を掘るという手段はとりにくい。それは、凹凸
ピット6やグルーブ部3の深さが、通常品ではランド部
4上の凹凸ピット6とグルーブ部3との2段階であるの
に対し、これにグルーブ部3上の凹凸ピット6が加わっ
て計3段階の高さが存在することになり、基板成型時の
転写性が悪化し、生産性が低下するためである。そのた
め、現行そのままの光学系では、グルーブ部のアドレス
等の管理をすることができないという問題がある。
【0005】次にもう一点、トラッキングに関する問題
も予想される。現行の光学系とサーボ方式を用いて、ラ
ンド面又はグルーブ面の上にメインビームがくるように
トラッキングをかけることは当然容易なことである。し
かし、トラッキングをランド/グルーブで切り替える際
に、サーボの極性を逆にする必要があり、この時サーボ
が暴れて安定した動作ができなくなるおそれがある。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、ランド部とグルーブ部の両方に情報を記録する光デ
ィスク媒体における記録再生時のアドレス管理を可能と
した生産性の良い安価な光ディスク媒体、及びこの光デ
ィスク媒体を用いて記録再生時のアドレス管理や安定な
トラッキングを可能とした記録再生方法を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、下記の光ディスク媒体及び記録再生方法を
提供する。 (1)ランド部とグルーブ部の両方の領域に情報を記録
する光ディスク媒体において、これらランド部とグルー
ブ部のいずれか一方又は両方のプリフォーマット情報を
ランド部又はグルーブ部のいずれか一方に凹凸ピットで
記録したことを特徴とする光ディスク媒体。 (2)ランド部とグルーブ部の両方の領域に情報を記録
する光ディスク媒体の記録再生方法において、予め凹凸
ピットでランド部又はグルーブ部のいずれか一方にプリ
フォーマット情報が記録された光ディスク媒体を用い、
該プリフォーマット情報を利用してランド部及びグルー
ブ部の記録再生時の制御を行うことを特徴とする光ディ
スク媒体の記録再生方法。 (3)ランド部及びグルーブ部の記録再生をランド部用
及びグルーブ部用のそれぞれ独立したビームスポットに
より行う上記(2)記載の光ディスク媒体の記録再生方
法。 (4)ランド部及びグルーブ部のいずれか一方又は双方
の記録再生を行う際に、ランド部用のビームスポットが
ランド部に、グルーブ部用のビームスポットがグルーブ
部にそれぞれ制御されている上記(3)記載の光ディス
ク媒体の記録再生方法。 (5)ランド部とグルーブ部の記録再生を同時に行う上
記(4)記載の光ディスク媒体の記録再生方法。
【0008】
【作用】本発明の光ディスク媒体は、ランド部とグルー
ブ部の両方の領域に情報を記録する光ディスク媒体の上
記問題点を解決するため、ランド部とグルーブ部のいず
れか一方又は両方のプリフォーマット情報をランド部又
はグルーブ部のいずれか一方に凹凸ピットで記録したも
ので、これにより、基板上の凹凸の高さがグルーブ部と
該凹凸ピットの2段階であるので、基板成型時の転写性
が良く、生産性の低下を避けることができる。
【0009】また、かかる凹凸ピットでアドレスやセク
ター情報といったプリフォーマット情報を記録した光デ
ィスク媒体を用いれば、このプリフォーマット情報を利
用してランド部及びグルーブ部の記録再生時の制御を行
うことができる。このためには、ランド部及びグルーブ
部の記録再生をランド部用及びグルーブ部用のそれぞれ
独立したビームスポットにより行うこと、この場合、ラ
ンド部用のビームスポットがランド部に、グルーブ部用
のビームスポットがグルーブ部にそれぞれ制御する記録
再生方法を採用することにより、ランド部及びグルーブ
部の記録再生時の制御を確実にできると共に、常時ラン
ド部及びグルーブ部両方の信号処理が可能となるため、
サーボの極性を切り替える必要がなくなり、安定なトラ
ッキングが可能となる。
【0010】また、かかる記録再生方法によれば、ラン
ド部とグルーブ部の記録再生を同時に行うことができ、
これによりアドレス管理がより容易になると共に、デー
タの転送レートも現在の2倍にすることが可能である。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら具体的に説明する。図1は本発明の光ディスク媒
体の一例を示す切欠断面を有する要部の斜視図である。
この光ディスク媒体1は、光ディスク基板2上の円周方
向に沿ってグルーブ部3とランド部4が交互に形成され
ており、これらのグルーブ部3とランド部4がほぼ同じ
広さを有し、これらのグルーブ部3とランド部4の両方
に情報ピット5を記録するL/G方式の光ディスク媒体
であり、図1ではランド部4に凹凸ピット6が掘られた
構造を有する。情報ピット5の記録方法としては、光磁
気記録や相変化記録などがある。
【0012】本発明においては、この凹凸ピット6を、
ランド部4用及びグルーブ部3用のアドレスやセクター
情報といったプリフォーマット情報として、予めランド
部4又はグルーブ部3の一方に記録しておくものであ
る。これにより、基板上の凹凸の高さが2段階ですむこ
とになり、ディスクには特別な工夫が必要ないので、現
在の製造方法の延長で安価に製造することができる。
【0013】なお、ランド部4用とグルーブ部3用のプ
リフォーマット情報をそれぞれ独自に用意すると、総容
量としては損をすることになる。従って、両者を兼用で
きるようなプリフォーマット情報(凹凸ピット6)を記
録することが望ましい。また、ランド部4とグルーブ部
3のいずれかにプリフォーマット情報としての凹凸ピッ
ト6をまとめて記録しても等価である。図1ではランド
部4に凹凸ピット6を形成した例を示してあり、以下の
説明ではランド部4に凹凸ピット6が掘られているもの
として進めるものとする。
【0014】また、凹凸ピットではなく、MOピットや
WOピットという形でアドレスやセクター情報といった
ものをグルーブ上にフォーマット時に書き込むという手
段も不可能ではないが、必然的に製造コストが上昇して
しまう。プリフォーマット情報を凹凸ピットで基板成型
時に一度に記録できる本発明の光ディスク媒体は、安価
に製造することができる。
【0015】ランド部4にプリフォーマット情報として
の凹凸ピット6が掘られている光ディスク媒体1におい
ては、グルーブ部3の記録再生を行うときは、ランド部
4に記録された情報を利用することになる。これを可能
とするための最も簡単な方法は、図2に示すように、記
録再生光学系でディスク上に少なくとも2つ以上のビー
ムスポットを作り出し、ランド部4とグルーブ部3の記
録再生を異なるスポットによって行う方法である。
【0016】この方法では、ランド部4とグルーブ部3
からの信号はそれぞれ独立な信号処理系に通すことにな
る。記録再生動作時には、常にランド部記録再生用のビ
ームスポットBLがランド部4上にくるように、グルー
ブ部3記録再生用のビームスポットBGが案内溝(グル
ーブ部3)上にくるようにそれぞれスポット位置の制御
を行う。これにより、常時ランド部4とグルーブ部3用
の両方の情報を得ることができることが可能であるた
め、サーボの極性を切り替える必要がなくなり、安定な
トラッキングができる。
【0017】実際には、グルーブ部3のアドレス等の管
理には、最も近いところにあるランド部4にあるプリフ
ォーマット情報を利用するのが現実的であろう。この場
合は、図2に示すように、ランド部4用のビームスポッ
トBLとグルーブ部3用のビームスポットBGとを半径
方向に1/2トラックピッチだけ離して配置すればよ
い。
【0018】次に、このような信号処理を可能とする光
学系の具体例を示すと、同一ピックアップ中に2つ以上
のレーザーダイオード(LD)を取り付けて、ディスク
上に互いに独立な2個以上のビームスポットを得る光学
系を挙げることができる。図3にこのような2チャンネ
ルLDを用いた場合の光学系の概念図を示した。
【0019】図3において、2チャンネルLD11から
出射したレーザー光は、コリメーターレンズ12で平行
化された後、グレーティング13、ビームスピリッター
14を通り、対物レンズ15で、光ディスク媒体1のラ
ンド部4にビームスポットBL、グルーブ部3にビーム
スポットBGとしてそれぞれ絞り込まれる。光ディスク
媒体1で反射したレーザー光は、再び対物レンズ15及
びビームスピリッター14を通り、矢印で示したように
信号検出系(図示せず)に送られる。この場合、オプテ
ィクスはやや複雑になるが、ランド部4及びグルーブ部
3のレーザーパワーをそれぞれ独立して管理することが
できる。
【0020】L/G方式では、ランド部とグルーブ部を
自由に使用することができる。例えばまずランド部に情
報を記録し、ランド部を使いきってからグルーブ部を使
用したり、ランド部とグルーブ部とを交互に記録する等
の方法を採用することができる。上述した光学系として
2つの独立なスポットを用いた方法では、ビームが照射
されているランドとグルーブ部を一対にしてこれらを同
時に記録再生することができる。このように、光学系と
して2つの独立なスポットを用いると、記録再生時のデ
ータ転送レートを現在の2倍にすることができる。ま
た、プリフォーマット情報もランド用とグルーブ部用と
区別する必要がなく、アドレス等の管理がより容易にな
る。
【0021】
【発明の効果】本発明の光ディスク媒体は、L/G方式
で問題となるランド部とグルーブ部のアドレス等の管理
ができると共に、安価に製造することができる。また、
本発明の光ディスク媒体の記録再生方法によれば、L/
G方式で問題となるアドレス等の管理と安定なトラッキ
ングが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスク媒体の要部を示す一部切欠
断面を有する斜視図である。
【図2】本発明の光ディスク媒体の記録再生方法の一例
を示すもので、ランド部とグルーブ部同時記録再生の模
式図である。
【図3】本発明の光ディスク媒体の記録再生方法に使用
する光学系の一例を示す模式図である。
【図4】L/G方式の光ディスク媒体の要部を示す一部
切欠断面を有する斜視図である。
【図5】L/G方式の光ディスク媒体のランド部とグル
ーブ部の両方に凹凸ピットを掘った例を示す一部切欠断
面を有する斜視図である。
【符号の説明】
1 光ディスク媒体 2 基板 3 グルーブ部 4 ランド部 5 情報ピット 6 凹凸ピット BG グルーブ用ビームスポット BL ランド部用ビームスポット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ランド部とグルーブ部の両方の領域に情報
    を記録する光ディスク媒体において、これらランド部と
    グルーブ部のいずれか一方又は両方のプリフォーマット
    情報をランド部又はグルーブ部のいずれか一方に凹凸ピ
    ットで記録したことを特徴とする光ディスク媒体。
  2. 【請求項2】ランド部とグルーブ部の両方の領域に情報
    を記録する光ディスク媒体の記録再生方法において、予
    め凹凸ピットでランド部又はグルーブ部のいずれか一方
    にプリフォーマット情報が記録された光ディスク媒体を
    用い、該プリフォーマット情報を利用してランド部及び
    グルーブ部の記録再生時の制御を行うことを特徴とする
    光ディスク媒体の記録再生方法。
  3. 【請求項3】ランド部及びグルーブ部の記録再生をラン
    ド部用及びグルーブ部用のそれぞれ独立したビームスポ
    ットにより行う請求項2記載の光ディスク媒体の記録再
    生方法。
  4. 【請求項4】ランド部及びグルーブ部のいずれか一方又
    は双方の記録再生を行う際に、ランド部用のビームスポ
    ットがランド部に、グルーブ部用のビームスポットがグ
    ルーブ部にそれぞれ制御されている請求項3記載の光デ
    ィスク媒体の記録再生方法。
  5. 【請求項5】ランド部とグルーブ部の記録再生を同時に
    行う請求項4記載の光ディスク媒体の記録再生方法。
JP7001502A 1995-01-09 1995-01-09 光ディスク媒体及びその記録再生方法 Pending JPH08190716A (ja)

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