JPH0744872A - 光情報記録媒体及び光情報記録再生装置 - Google Patents
光情報記録媒体及び光情報記録再生装置Info
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- JPH0744872A JPH0744872A JP5189762A JP18976293A JPH0744872A JP H0744872 A JPH0744872 A JP H0744872A JP 5189762 A JP5189762 A JP 5189762A JP 18976293 A JP18976293 A JP 18976293A JP H0744872 A JPH0744872 A JP H0744872A
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- JP
- Japan
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- groove
- position information
- land
- mark
- recording medium
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- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 クロストークが少なく高密度な媒体であると
共に、再生方式も簡素化された光情報記録媒体及び光情
報記録再生装置を提供する。 【構成】 スパイラル状若しくは同心円状に形成された
ランド部1及びグルーブ部2を有し、ランド部1の位置
情報部3に位置情報として記録されるピットからなるラ
ンドマーク4を形成し、グルーブ部2の位置情報部3に
ランド部1の位置情報とは異なる独立した位置情報とし
て記録されるグルーブ溝5間のとぎれからなるグルーブ
マーク6を形成した。
共に、再生方式も簡素化された光情報記録媒体及び光情
報記録再生装置を提供する。 【構成】 スパイラル状若しくは同心円状に形成された
ランド部1及びグルーブ部2を有し、ランド部1の位置
情報部3に位置情報として記録されるピットからなるラ
ンドマーク4を形成し、グルーブ部2の位置情報部3に
ランド部1の位置情報とは異なる独立した位置情報とし
て記録されるグルーブ溝5間のとぎれからなるグルーブ
マーク6を形成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ランド記録及びグルー
ブ記録を行える光ディスク(相変化型・追記型)や光磁
気ディスクの光情報記録媒体及び光情報記録再生装置に
関する。
ブ記録を行える光ディスク(相変化型・追記型)や光磁
気ディスクの光情報記録媒体及び光情報記録再生装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光情報記録再生装置は大容量化が
進み、高密度な記録媒体を得るために、LDの短波長
化、マークエッジ検出方式、メディアの狭Tp(トラッ
クピッチ)化等の記録方式が挙げられる。また、近年、
PC(Phase Change)メディアを用いたドライブ装置
も製品化され、技術進歩が期待されている。このPCメ
ディアの特徴の一つとして、熱伝導率が低く、MO(M
agnet Optical)メディアよりも記録マークの大きさを
制御しやすいことが挙げられる。これにより、クロスト
ークが抑えられ、狭Tp化が可能であることから、最も
簡単に記録容量を2倍にできるランド&グルーブ記録方
式が提唱されている。このランド&グルーブ記録方式と
しては、Optical Data Strage '90 に“High Track Den
sity Magnetooptical recording Using a Crosstalk Ca
nceler” として開示されているものがある。このよう
なランド&グルーブ記録方式は、従来、案内溝としての
役割をしていたランド(又は、グルーブ)の幅を拡げ、
3ビームを用いてその溝にもデータを記録することによ
り狭Tpで2本の記録トラックを作成でき、これにより
高密度記録を行うことができる。
進み、高密度な記録媒体を得るために、LDの短波長
化、マークエッジ検出方式、メディアの狭Tp(トラッ
クピッチ)化等の記録方式が挙げられる。また、近年、
PC(Phase Change)メディアを用いたドライブ装置
も製品化され、技術進歩が期待されている。このPCメ
ディアの特徴の一つとして、熱伝導率が低く、MO(M
agnet Optical)メディアよりも記録マークの大きさを
制御しやすいことが挙げられる。これにより、クロスト
ークが抑えられ、狭Tp化が可能であることから、最も
簡単に記録容量を2倍にできるランド&グルーブ記録方
式が提唱されている。このランド&グルーブ記録方式と
しては、Optical Data Strage '90 に“High Track Den
sity Magnetooptical recording Using a Crosstalk Ca
nceler” として開示されているものがある。このよう
なランド&グルーブ記録方式は、従来、案内溝としての
役割をしていたランド(又は、グルーブ)の幅を拡げ、
3ビームを用いてその溝にもデータを記録することによ
り狭Tpで2本の記録トラックを作成でき、これにより
高密度記録を行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、PCメディア
は記録マークの大きさ制御がし易いため、データ部のク
ロストークは従来技術で抑えることができるが、セクタ
ーマークやアドレス等の消去されてはならない位置情報
部(以下、ID部という)はメディア作製時に予め凹凸
によって記録されており、これはPCメディアの特長で
解決できるものではない。特に、プリグルーブフォーマ
ットのID部では、メディアのグルーブ溝の有無でマー
クの有無を判定するが、ランド部のトラッキングの際、
光スポットはグルーブ部まで届いており、隣接するグル
ーブ部の溝の有無によって大きなクロストークが引き起
こされ、これによりメディアの情報を正確に検出するこ
とができない。
は記録マークの大きさ制御がし易いため、データ部のク
ロストークは従来技術で抑えることができるが、セクタ
ーマークやアドレス等の消去されてはならない位置情報
部(以下、ID部という)はメディア作製時に予め凹凸
によって記録されており、これはPCメディアの特長で
解決できるものではない。特に、プリグルーブフォーマ
ットのID部では、メディアのグルーブ溝の有無でマー
クの有無を判定するが、ランド部のトラッキングの際、
光スポットはグルーブ部まで届いており、隣接するグル
ーブ部の溝の有無によって大きなクロストークが引き起
こされ、これによりメディアの情報を正確に検出するこ
とができない。
【0004】また、このようなランド&グルーブ記録方
式のグルーブプリフォーマットIDにおけるランド部へ
のクロストークを除去する方式としては、前述したよう
な3ビームを用い、その3つのビームを用いて調整する
方式があるが、このような方式では非常に精密でかつ特
殊な調整機構を要することになる。しかも、この場合、
3つのビーム(レーザダイオード)と3ビームのそれぞ
れのビームを別々に検知して演算する複雑な回路が必要
であり、その結果、コスト高、耐久性等の信頼性、記録
・再生等の効率化、構造の大きさ等の点で問題が生じ
る。
式のグルーブプリフォーマットIDにおけるランド部へ
のクロストークを除去する方式としては、前述したよう
な3ビームを用い、その3つのビームを用いて調整する
方式があるが、このような方式では非常に精密でかつ特
殊な調整機構を要することになる。しかも、この場合、
3つのビーム(レーザダイオード)と3ビームのそれぞ
れのビームを別々に検知して演算する複雑な回路が必要
であり、その結果、コスト高、耐久性等の信頼性、記録
・再生等の効率化、構造の大きさ等の点で問題が生じ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、スパイラル状若しくは同心円状に形成されたランド
部及びグルーブ部を有し、前記ランド部の位置情報部に
位置情報として記録されるピットからなるランドマーク
を形成し、前記グルーブ部の位置情報部に前記ランド部
の位置情報とは異なる独立した位置情報として記録され
るグルーブ溝間のとぎれからなるグルーブマークを形成
した。
は、スパイラル状若しくは同心円状に形成されたランド
部及びグルーブ部を有し、前記ランド部の位置情報部に
位置情報として記録されるピットからなるランドマーク
を形成し、前記グルーブ部の位置情報部に前記ランド部
の位置情報とは異なる独立した位置情報として記録され
るグルーブ溝間のとぎれからなるグルーブマークを形成
した。
【0006】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、ランド部の位置情報部に形成されたラン
ドマークのトラック方向の長さと、グルーブ部の位置情
報部に形成されたグルーブマークのトラック方向の長さ
とを異ならせた。
発明において、ランド部の位置情報部に形成されたラン
ドマークのトラック方向の長さと、グルーブ部の位置情
報部に形成されたグルーブマークのトラック方向の長さ
とを異ならせた。
【0007】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
発明において、少なくともランド部の位置情報部のラン
ド幅をグルーブ部の位置情報部のグルーブ溝幅よりも大
きく形成した。
発明において、少なくともランド部の位置情報部のラン
ド幅をグルーブ部の位置情報部のグルーブ溝幅よりも大
きく形成した。
【0008】請求項4記載の発明では、スパイラル状若
しくは同心円状に形成されたランド部及びグルーブ部を
有し、前記ランド部の位置情報部に位置情報として記録
されるピットからなるランドマークを形成し、前記グル
ーブ部の位置情報部に前記ランド部の位置情報とは異な
る独立した位置情報が記録されるグルーブ溝幅の変化に
よってなるグルーブマークを形成した。
しくは同心円状に形成されたランド部及びグルーブ部を
有し、前記ランド部の位置情報部に位置情報として記録
されるピットからなるランドマークを形成し、前記グル
ーブ部の位置情報部に前記ランド部の位置情報とは異な
る独立した位置情報が記録されるグルーブ溝幅の変化に
よってなるグルーブマークを形成した。
【0009】請求項5記載の発明では、スパイラル状若
しくは同心円状に形成されたランド部及びグルーブ部を
有し、前記ランド部の位置情報部に位置情報として記録
されるピットからなるランドマークを形成し、前記グル
ーブ部の位置情報部のみグルーブ溝をなくしかつその位
置情報部に前記ランド部の位置情報とは異なる独立した
位置情報として記録されるピットからなるグルーブマー
クを形成した。
しくは同心円状に形成されたランド部及びグルーブ部を
有し、前記ランド部の位置情報部に位置情報として記録
されるピットからなるランドマークを形成し、前記グル
ーブ部の位置情報部のみグルーブ溝をなくしかつその位
置情報部に前記ランド部の位置情報とは異なる独立した
位置情報として記録されるピットからなるグルーブマー
クを形成した。
【0010】請求項6記載の発明では、スパイラル状若
しくは同心円状に形成されたランド部及びグルーブ部を
有し、前記ランド部の位置情報部に位置情報として記録
されるピットからなるランドマークが形成され、前記グ
ルーブ部の位置情報部のみグルーブ溝をなくしかつその
位置情報部に前記ランド部の位置情報とは異なる独立し
た位置情報として記録されるピットからなるグルーブマ
ークが形成された光情報記録媒体を用い、この光情報記
録媒体に情報の記録や再生を行う光情報記録再生装置に
おいて、前記位置情報部のトラッキングの際、グルーブ
溝のない前記位置情報部の直前でトラッキング補正手段
をホールドさせ、前記位置情報部のトラッキング終了後
に前記トラッキング補正手段を通常動作に復帰させる位
置情報部トラッキング制御手段を設けた。
しくは同心円状に形成されたランド部及びグルーブ部を
有し、前記ランド部の位置情報部に位置情報として記録
されるピットからなるランドマークが形成され、前記グ
ルーブ部の位置情報部のみグルーブ溝をなくしかつその
位置情報部に前記ランド部の位置情報とは異なる独立し
た位置情報として記録されるピットからなるグルーブマ
ークが形成された光情報記録媒体を用い、この光情報記
録媒体に情報の記録や再生を行う光情報記録再生装置に
おいて、前記位置情報部のトラッキングの際、グルーブ
溝のない前記位置情報部の直前でトラッキング補正手段
をホールドさせ、前記位置情報部のトラッキング終了後
に前記トラッキング補正手段を通常動作に復帰させる位
置情報部トラッキング制御手段を設けた。
【0011】請求項7記載の発明では、スパイラル状若
しくは同心円状に形成され各々独立で情報を記録するこ
とが可能なランド部及びグルーブ部を有し、位置情報部
内の前記ランド部のランド面を基準として、前記グルー
ブ部のグルーブ面を+dの深さとした時、−eの深さの
平面に位置情報として記録される深さgのグルーブマー
クが形成された光情報記録媒体を設けた。
しくは同心円状に形成され各々独立で情報を記録するこ
とが可能なランド部及びグルーブ部を有し、位置情報部
内の前記ランド部のランド面を基準として、前記グルー
ブ部のグルーブ面を+dの深さとした時、−eの深さの
平面に位置情報として記録される深さgのグルーブマー
クが形成された光情報記録媒体を設けた。
【0012】請求項8記載の発明では、請求項7記載の
発明において、位置情報部内に形成されるグルーブマー
クを、その位置情報部内に形成されるランドマークの反
射光量と等しい反射光量を得る形状として形成した。
発明において、位置情報部内に形成されるグルーブマー
クを、その位置情報部内に形成されるランドマークの反
射光量と等しい反射光量を得る形状として形成した。
【0013】請求項9記載の発明では、スパイラル状若
しくは同心円状に形成され各々独立で情報を記録するこ
とが可能なランド部及びグルーブ部を有し、前記位置情
報部内の前記ランド部のランド面を基準として、前記グ
ルーブ部のグルーブ面を+dの深さとした時、−eの深
さの平面に位置情報として記録される深さgのグルーブ
マークが形成された第一の光情報記録媒体、若しくは、
前記位置情報部内に形成されるグルーブマークがその位
置情報部内に形成されるランドマークの反射光量と等し
い反射光量を得る形状からなる第二の光情報記録媒体を
用い、これら第一及び第二光情報記録媒体に情報の記録
や再生を行う光情報記録再生装置において、前記第一及
び第二光情報記録媒体の前記位置情報部内で記録される
マークを前記ランド部と前記グルーブ部とで等しく検出
するマーク検出手段を設けた。
しくは同心円状に形成され各々独立で情報を記録するこ
とが可能なランド部及びグルーブ部を有し、前記位置情
報部内の前記ランド部のランド面を基準として、前記グ
ルーブ部のグルーブ面を+dの深さとした時、−eの深
さの平面に位置情報として記録される深さgのグルーブ
マークが形成された第一の光情報記録媒体、若しくは、
前記位置情報部内に形成されるグルーブマークがその位
置情報部内に形成されるランドマークの反射光量と等し
い反射光量を得る形状からなる第二の光情報記録媒体を
用い、これら第一及び第二光情報記録媒体に情報の記録
や再生を行う光情報記録再生装置において、前記第一及
び第二光情報記録媒体の前記位置情報部内で記録される
マークを前記ランド部と前記グルーブ部とで等しく検出
するマーク検出手段を設けた。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明においては、ランド部及び
グルーブ部の位置情報部にそれぞれ独立した書換え不可
能な位置情報を高密度な状態で同一記録媒体内に得るこ
とができ、しかも、その高密度な記録媒体の位置情報を
正確に保ち、信頼性の高い記録媒体を得ることが可能と
なる。また、このような記録媒体は従来からのスタンパ
作製システムを用いて実現することが可能となる。
グルーブ部の位置情報部にそれぞれ独立した書換え不可
能な位置情報を高密度な状態で同一記録媒体内に得るこ
とができ、しかも、その高密度な記録媒体の位置情報を
正確に保ち、信頼性の高い記録媒体を得ることが可能と
なる。また、このような記録媒体は従来からのスタンパ
作製システムを用いて実現することが可能となる。
【0015】請求項2記載の発明においては、ランド部
とグルーブ部におけるマーク長を変えたことにより、ラ
ンド&グルーブ記録方式で記録再生条件が等しい場合に
は、クロストークの大きいグルーブ部におけるマーク有
無による影響を小さくとることが可能となり、また、そ
の記録再生条件が異なる場合には、フィルタを用いてク
ロストークを除去することが可能となる。
とグルーブ部におけるマーク長を変えたことにより、ラ
ンド&グルーブ記録方式で記録再生条件が等しい場合に
は、クロストークの大きいグルーブ部におけるマーク有
無による影響を小さくとることが可能となり、また、そ
の記録再生条件が異なる場合には、フィルタを用いてク
ロストークを除去することが可能となる。
【0016】請求項3記載の発明においては、ランド幅
をグルーブ溝幅よりも大きくしたことにより、ランド部
のトラッキング時におけるグルーブマークによるクロス
トーク量を小さくすることが可能となる。
をグルーブ溝幅よりも大きくしたことにより、ランド部
のトラッキング時におけるグルーブマークによるクロス
トーク量を小さくすることが可能となる。
【0017】請求項4記載の発明においては、グルーブ
部の位置情報部におけるマーク検出の有無をグルーブ溝
幅の変化に対応させているため、ランド部のトラッキン
グ時のグルーブマークによるクロストーク量を小さくと
ることが可能となる。
部の位置情報部におけるマーク検出の有無をグルーブ溝
幅の変化に対応させているため、ランド部のトラッキン
グ時のグルーブマークによるクロストーク量を小さくと
ることが可能となる。
【0018】請求項5記載の発明においては、グルーブ
部の位置情報部におけるマーク検出の有無をグルーブ溝
のとぎれではなくピットの有無に対応させているため、
ランドトラッキング又はグルーブトラッキングに関係な
くクロストーク量を小さくすることが可能となる。
部の位置情報部におけるマーク検出の有無をグルーブ溝
のとぎれではなくピットの有無に対応させているため、
ランドトラッキング又はグルーブトラッキングに関係な
くクロストーク量を小さくすることが可能となる。
【0019】請求項6記載の発明においては、位置情報
部トラッキング制御手段を設けたことにより、グルーブ
溝がなくなる位置情報部に進入する直前でトラッキング
補正手段をホールドしているため、その位置情報部に進
入してトラックエラー信号がなくなることによる走査乱
れに対してもトラッキング補正手段が追従することがな
くなり、また、位置情報部の検出終了後もトラッキング
動作を速やかに復帰させることが可能となる。
部トラッキング制御手段を設けたことにより、グルーブ
溝がなくなる位置情報部に進入する直前でトラッキング
補正手段をホールドしているため、その位置情報部に進
入してトラックエラー信号がなくなることによる走査乱
れに対してもトラッキング補正手段が追従することがな
くなり、また、位置情報部の検出終了後もトラッキング
動作を速やかに復帰させることが可能となる。
【0020】請求項7記載の発明においては、グルーブ
部におけるグルーブマークの形状を特種な形状としてい
るため、グルーブマーク有無のコントラストをはっきり
させることが可能となり、また、隣接するランド部への
クロストークを非常に小さくすることが可能となる。
部におけるグルーブマークの形状を特種な形状としてい
るため、グルーブマーク有無のコントラストをはっきり
させることが可能となり、また、隣接するランド部への
クロストークを非常に小さくすることが可能となる。
【0021】請求項8記載の発明においては、ランド部
とグルーブ部との位置情報部における反射光量を等しく
していることから、ランド部とグルーブ部との位置情報
部における再生方式を変えることなく正確な位置情報を
再生することが可能となる。
とグルーブ部との位置情報部における反射光量を等しく
していることから、ランド部とグルーブ部との位置情報
部における再生方式を変えることなく正確な位置情報を
再生することが可能となる。
【0022】請求項9記載の発明においては、ランド部
とグルーブ部との再生回路を同一とすることができるた
め、従来のようにランド部とグルーブ部における再生回
路の極性を変える必要がなくなり、回路構成の簡略化を
図ることが可能となる。
とグルーブ部との再生回路を同一とすることができるた
め、従来のようにランド部とグルーブ部における再生回
路の極性を変える必要がなくなり、回路構成の簡略化を
図ることが可能となる。
【0023】
【実施例】請求項1記載の発明の一実施例を図1及び図
2に基づいて説明する。図1は、本実施例における光情
報記録媒体(以下、光ディスクと呼ぶ)を示すものであ
る。この場合、光ディスクには、スパイラル状若しくは
同心円状に描かれたランド部1(L)及びグルーブ部2
(G)が形成されており、ランド部1の位置情報部3
(以下、ID部と呼ぶ)には位置情報として記録される
ピットからなるランドマーク4が形成され、グルーブ部
2のID部3にはグルーブ溝5間のとぎれからなる位置
情報として記録されるグルーブマーク6が形成されてい
る。これにより、グルーブ部2の位置情報とランド部1
の位置情報とは、互いに異なる独立した位置情報として
記録されている。
2に基づいて説明する。図1は、本実施例における光情
報記録媒体(以下、光ディスクと呼ぶ)を示すものであ
る。この場合、光ディスクには、スパイラル状若しくは
同心円状に描かれたランド部1(L)及びグルーブ部2
(G)が形成されており、ランド部1の位置情報部3
(以下、ID部と呼ぶ)には位置情報として記録される
ピットからなるランドマーク4が形成され、グルーブ部
2のID部3にはグルーブ溝5間のとぎれからなる位置
情報として記録されるグルーブマーク6が形成されてい
る。これにより、グルーブ部2の位置情報とランド部1
の位置情報とは、互いに異なる独立した位置情報として
記録されている。
【0024】この光ディスクにおいて、相変化メディア
たるデータ部(図示せず)では、記録膜の特性である結
晶、非結晶での反射率の違いを利用して情報の記録、再
生を行うことができる。これに対して、ID部3は書換
え禁止情報であることから、位置情報として記録される
ランドマーク4やグルーブ溝5のとぎれからなるグルー
ブマーク6は、従来のMOメディア(光磁気ディスク)
と同様に、スタンパ作製時にピットや溝の有無によって
作製される。
たるデータ部(図示せず)では、記録膜の特性である結
晶、非結晶での反射率の違いを利用して情報の記録、再
生を行うことができる。これに対して、ID部3は書換
え禁止情報であることから、位置情報として記録される
ランドマーク4やグルーブ溝5のとぎれからなるグルー
ブマーク6は、従来のMOメディア(光磁気ディスク)
と同様に、スタンパ作製時にピットや溝の有無によって
作製される。
【0025】図2(a)は、従来のグルーブ部記録再生
専用の光ディスクにおけるグルーブ部のプリフォーマッ
トを示すものであり、図2(b)は、従来のランド部記
録再生専用の光ディスクにおけるランド部のプリフォー
マットを示すものである。この場合、グルーブ部のプリ
フォーマットでは、スタンパ作製時のグルーブ溝7の有
無をマーク有無に対応させて情報の記録を行っている。
ランド部のプリフォーマットでは、スタンパ作製時にラ
ンド部のランドマーク8(ピット)をマーク有に対応さ
せて情報の記録を行っている。
専用の光ディスクにおけるグルーブ部のプリフォーマッ
トを示すものであり、図2(b)は、従来のランド部記
録再生専用の光ディスクにおけるランド部のプリフォー
マットを示すものである。この場合、グルーブ部のプリ
フォーマットでは、スタンパ作製時のグルーブ溝7の有
無をマーク有無に対応させて情報の記録を行っている。
ランド部のプリフォーマットでは、スタンパ作製時にラ
ンド部のランドマーク8(ピット)をマーク有に対応さ
せて情報の記録を行っている。
【0026】従って、このようなことから、ランド部1
及びグルーブ部2のID部3にそれぞれ独立した書換え
不可能な位置情報を高密度な状態で同一記録媒体内に得
ることができ、しかも、その高密度な記録媒体の位置情
報を正確に保ち信頼性の高い記録媒体を得ることができ
る。さらに、これにより、従来のような位置情報の読込
みのためのランド記録再生専用の記録媒体からグルーブ
記録再生専用の記録媒体への移動が不要となり、所望と
する記録再生位置へのアクセス速度を速めることができ
る。
及びグルーブ部2のID部3にそれぞれ独立した書換え
不可能な位置情報を高密度な状態で同一記録媒体内に得
ることができ、しかも、その高密度な記録媒体の位置情
報を正確に保ち信頼性の高い記録媒体を得ることができ
る。さらに、これにより、従来のような位置情報の読込
みのためのランド記録再生専用の記録媒体からグルーブ
記録再生専用の記録媒体への移動が不要となり、所望と
する記録再生位置へのアクセス速度を速めることができ
る。
【0027】次に、請求項2記載の発明の一実施例を図
3及び図4に基づいて説明する。なお、請求項1記載の
発明と同一部分についての説明は省略し、その同一部分
については同一符号を用いる。
3及び図4に基づいて説明する。なお、請求項1記載の
発明と同一部分についての説明は省略し、その同一部分
については同一符号を用いる。
【0028】図4は、前述した請求項1のランド部1及
びグルーブ部2の双方にプリフォーマットされたID部
3をもつ光ディスクの面上をトラッキングしている時の
様子を示すものである。このようなID部3をもつ光デ
ィスクにおいては、クロストークの影響がトラックピッ
チを決める大きな要因となる。ランド部1上で光スポッ
トaをトラッキングした時とグルーブ部2上で光スポッ
トbをトラッキングした時とにおいて、ランドトラッキ
ング時のグルーブマーク6(グルーブ溝5間のとぎれか
らなる)からのクロストークKaの方が、グルーブトラ
ッキング時のランドマーク4からのクロストークKbよ
りも影響が大きいことがわかる。このような現象が生じ
る原因としては、ランドマーク4はランド部1の幅より
も小さいピットなのに対して、グルーブマーク6はグル
ーブ溝5自体のとぎれにより形成されるものであるた
め、ランド部1若しくはグルーブ部2の中心を光スポッ
トa,bが通過した際、グルーブマーク6の有無が反射
光量に大きく影響するためである。
びグルーブ部2の双方にプリフォーマットされたID部
3をもつ光ディスクの面上をトラッキングしている時の
様子を示すものである。このようなID部3をもつ光デ
ィスクにおいては、クロストークの影響がトラックピッ
チを決める大きな要因となる。ランド部1上で光スポッ
トaをトラッキングした時とグルーブ部2上で光スポッ
トbをトラッキングした時とにおいて、ランドトラッキ
ング時のグルーブマーク6(グルーブ溝5間のとぎれか
らなる)からのクロストークKaの方が、グルーブトラ
ッキング時のランドマーク4からのクロストークKbよ
りも影響が大きいことがわかる。このような現象が生じ
る原因としては、ランドマーク4はランド部1の幅より
も小さいピットなのに対して、グルーブマーク6はグル
ーブ溝5自体のとぎれにより形成されるものであるた
め、ランド部1若しくはグルーブ部2の中心を光スポッ
トa,bが通過した際、グルーブマーク6の有無が反射
光量に大きく影響するためである。
【0029】そこで、本実施例では、ランド部1のID
部3に形成されたランドマーク4のトラック方向の長さ
と、グルーブ部2のID部3に形成されたグルーブマー
ク6のトラック方向の長さとを異ならせて配置した。具
体的には、図3において、トラック方向のグルーブマー
ク長をAとし、同じくトラック方向のランドマーク長を
Bとし、回転速度、記録周波数等の記録・再生条件がラ
ンド&グルーブ記録方式で等しく、PPM(ピットポジ
ション記録)で行う場合、B>Aとなるような条件にマ
ーク長を設定した。このような条件に設定した理由とし
ては、隣接するグルーブ部2のID部3からのクロスト
ークは、トラッキング中のランド部1のID部3からの
検出信号とほぼ周波数帯が等しく除去することが難しい
ためであり、B>Aとすることにより、ランド部3をト
ラッキング中におけるグルーブ部2からのクロストーク
量を減少させることができる。
部3に形成されたランドマーク4のトラック方向の長さ
と、グルーブ部2のID部3に形成されたグルーブマー
ク6のトラック方向の長さとを異ならせて配置した。具
体的には、図3において、トラック方向のグルーブマー
ク長をAとし、同じくトラック方向のランドマーク長を
Bとし、回転速度、記録周波数等の記録・再生条件がラ
ンド&グルーブ記録方式で等しく、PPM(ピットポジ
ション記録)で行う場合、B>Aとなるような条件にマ
ーク長を設定した。このような条件に設定した理由とし
ては、隣接するグルーブ部2のID部3からのクロスト
ークは、トラッキング中のランド部1のID部3からの
検出信号とほぼ周波数帯が等しく除去することが難しい
ためであり、B>Aとすることにより、ランド部3をト
ラッキング中におけるグルーブ部2からのクロストーク
量を減少させることができる。
【0030】また、記録・再生条件をランド部1とグル
ーブ部2とで変えたり、PWM(ピットエッジ記録)で
行う場合、B>Aなる条件を選択することにより、マー
ク長Bが長くなった時でもトラッキングが外れるような
ことがなく、さらに、B≫Aとすることにより、クロス
トークをフィルタ等の異なった周波数成分を除去する方
法により抑えることができる。
ーブ部2とで変えたり、PWM(ピットエッジ記録)で
行う場合、B>Aなる条件を選択することにより、マー
ク長Bが長くなった時でもトラッキングが外れるような
ことがなく、さらに、B≫Aとすることにより、クロス
トークをフィルタ等の異なった周波数成分を除去する方
法により抑えることができる。
【0031】さらに、記録膜の特性等によりA>Bを余
儀なくされたような場合においても、グルーブマーク長
Aが長くなることにより、溝からトラックが外れるのを
防ぐ手段を設けることが必要となるが、B≫Aの場合と
同様にクロストークをフィルタ等で抑えることができ
る。
儀なくされたような場合においても、グルーブマーク長
Aが長くなることにより、溝からトラックが外れるのを
防ぐ手段を設けることが必要となるが、B≫Aの場合と
同様にクロストークをフィルタ等で抑えることができ
る。
【0032】従って、ランド部1におけるランドマーク
長Aとグルーブ部2におけるグルーブマーク長Bとを変
えたことにより、ランド&グルーブ記録方式で記録再生
条件が等しい場合には、ランド部1をトラッキングして
いる際にグルーブ部2のグルーブマーク6からのクロス
トークの影響を小さくとることができるようになり、ま
た、その記録再生条件が異なる場合には、フィルタを用
いてクロストークを除去することができる。このような
ことから、ランド部1及びグルーブ部2の双方に独立し
ているID部3を正確に再生することができる。
長Aとグルーブ部2におけるグルーブマーク長Bとを変
えたことにより、ランド&グルーブ記録方式で記録再生
条件が等しい場合には、ランド部1をトラッキングして
いる際にグルーブ部2のグルーブマーク6からのクロス
トークの影響を小さくとることができるようになり、ま
た、その記録再生条件が異なる場合には、フィルタを用
いてクロストークを除去することができる。このような
ことから、ランド部1及びグルーブ部2の双方に独立し
ているID部3を正確に再生することができる。
【0033】次に、請求項3記載の発明の一実施例を図
5に基づいて説明する。なお、請求項1,2記載の発明
と同一部分についての説明は省略し、その同一部分につ
いては同一符号を用いる。
5に基づいて説明する。なお、請求項1,2記載の発明
と同一部分についての説明は省略し、その同一部分につ
いては同一符号を用いる。
【0034】前述した請求項2記載の実施例では、トラ
ッキング中のクロストークの減少を図るために、トラッ
ク方向へのランドマーク4及びグルーブマーク6のマー
ク長を変えたが、本実施例では、少なくともランド部1
のID部3でのランド幅Cをグルーブ部2のID部3の
グルーブ溝幅Dよりも大きく形成することによりその目
的を達成するようにしたものである。図5(a)は本実
施例であるC>Dの状態を示すものであり、図5(b)
は通常のC=Dの時の状態を示すものである。そして、
このような状態で、光スポットaをランド部1でトラッ
キングさせた場合、これら(a)(b)両方ともに、ト
ラックピッチ、スポット径は等しいが、クロストークK
aの量は(a)の方が(b)よりも小さいことがわか
る。従って、このようにランド幅Cをグルーブ溝幅Dよ
りも大きくしたことにより、ランド部1のトラッキング
時におけるグルーブマーク6によるクロストーク量を小
さくとることができ、これによりランド部1及びグルー
ブ部2の双方に独立しているID部3を正確に再生する
ことができる。
ッキング中のクロストークの減少を図るために、トラッ
ク方向へのランドマーク4及びグルーブマーク6のマー
ク長を変えたが、本実施例では、少なくともランド部1
のID部3でのランド幅Cをグルーブ部2のID部3の
グルーブ溝幅Dよりも大きく形成することによりその目
的を達成するようにしたものである。図5(a)は本実
施例であるC>Dの状態を示すものであり、図5(b)
は通常のC=Dの時の状態を示すものである。そして、
このような状態で、光スポットaをランド部1でトラッ
キングさせた場合、これら(a)(b)両方ともに、ト
ラックピッチ、スポット径は等しいが、クロストークK
aの量は(a)の方が(b)よりも小さいことがわか
る。従って、このようにランド幅Cをグルーブ溝幅Dよ
りも大きくしたことにより、ランド部1のトラッキング
時におけるグルーブマーク6によるクロストーク量を小
さくとることができ、これによりランド部1及びグルー
ブ部2の双方に独立しているID部3を正確に再生する
ことができる。
【0035】次に、請求項4記載の発明の一実施例を図
6に基づいて説明する。なお、請求項1〜3記載の発明
と同一部分についての説明は省略し、その同一部分につ
いては同一符号を用いる。
6に基づいて説明する。なお、請求項1〜3記載の発明
と同一部分についての説明は省略し、その同一部分につ
いては同一符号を用いる。
【0036】図6(a)に示す光ディスクにおいて、ラ
ンド部1のID部3には位置情報として記録されるピッ
トからなるランドマーク4が形成されていることは前述
した請求項1の実施例(図1(a))と同様であるが、
本実施例では、グルーブ部2のID部3に、ランド部1
の位置情報とは異なる独立した位置情報として記録され
るグルーブ溝幅の変化によってなるグルーブマーク6が
形成されている。グルーブマーク6における溝幅D2 は
グルーブ溝5の溝幅D1 よりも極端に狭くなっている。
このようにグルーブ溝5はトラック中で途切れることな
くその溝幅を周期的に変化させながら形成されている。
一方、図6(b)は、前述した請求項1に対応するマー
ク形状を示すものであり、グルーブマーク6はグルーブ
溝5間のとぎれた領域に対応していることがわかる。そ
して、このような状態で、光スポットaをランド部1で
トラッキングさせた場合、これら(a)(b)両方とも
に、トラックピッチ、スポット径は等しいが、クロスト
ークKaの量は(a)の方が(b)よりも小さいことが
わかる。従って、このようにグルーブ部2のID部3に
おけるマーク検出は、グルーブ溝幅D1,D2の形状変化
に対応させているため、ランド部1におけるランドトラ
ッキング時のグルーブマーク6によるクロストーク量を
小さくとることができるようになり、これによりランド
部1及びグルーブ部2の双方に独立しているID部3を
正確に再生することができる。
ンド部1のID部3には位置情報として記録されるピッ
トからなるランドマーク4が形成されていることは前述
した請求項1の実施例(図1(a))と同様であるが、
本実施例では、グルーブ部2のID部3に、ランド部1
の位置情報とは異なる独立した位置情報として記録され
るグルーブ溝幅の変化によってなるグルーブマーク6が
形成されている。グルーブマーク6における溝幅D2 は
グルーブ溝5の溝幅D1 よりも極端に狭くなっている。
このようにグルーブ溝5はトラック中で途切れることな
くその溝幅を周期的に変化させながら形成されている。
一方、図6(b)は、前述した請求項1に対応するマー
ク形状を示すものであり、グルーブマーク6はグルーブ
溝5間のとぎれた領域に対応していることがわかる。そ
して、このような状態で、光スポットaをランド部1で
トラッキングさせた場合、これら(a)(b)両方とも
に、トラックピッチ、スポット径は等しいが、クロスト
ークKaの量は(a)の方が(b)よりも小さいことが
わかる。従って、このようにグルーブ部2のID部3に
おけるマーク検出は、グルーブ溝幅D1,D2の形状変化
に対応させているため、ランド部1におけるランドトラ
ッキング時のグルーブマーク6によるクロストーク量を
小さくとることができるようになり、これによりランド
部1及びグルーブ部2の双方に独立しているID部3を
正確に再生することができる。
【0037】次に、請求項5記載の発明の一実施例を図
7に基づいて説明する。なお、請求項1〜4記載の発明
と同一部分についての説明は省略し、その同一部分につ
いては同一符号を用いる。
7に基づいて説明する。なお、請求項1〜4記載の発明
と同一部分についての説明は省略し、その同一部分につ
いては同一符号を用いる。
【0038】図7に示す光ディスクにおいて、ランド部
1のID部3には前述した請求項1,4と同様な位置情
報として記録されるピットからなるランドマーク4が形
成されており、また、ここでのグルーブ部6のID部3
にはグルーブ溝5は形成されておらず、その代わりに、
仮想グルーブ中心線9上にランド部1の位置情報とは異
なる独立した位置情報として記録されるピットからなる
グルーブマーク10が形成されている。このような構成
とすることにより、ランド部1のID部3内をトラッキ
ングする際には、データ部にあるようなグルーブ溝5は
全くないため、クロストークは完全に除去されることに
なる。従って、このようにグルーブ部2のID部3にお
けるマーク検出は、前述したようなグルーブ溝5のとぎ
れではなくピットからなるグルーブマーク10に対応さ
せているため、ランドトラッキング又はグルーブトラッ
キングに関係なくクロストーク量を軽減させることがで
きる。
1のID部3には前述した請求項1,4と同様な位置情
報として記録されるピットからなるランドマーク4が形
成されており、また、ここでのグルーブ部6のID部3
にはグルーブ溝5は形成されておらず、その代わりに、
仮想グルーブ中心線9上にランド部1の位置情報とは異
なる独立した位置情報として記録されるピットからなる
グルーブマーク10が形成されている。このような構成
とすることにより、ランド部1のID部3内をトラッキ
ングする際には、データ部にあるようなグルーブ溝5は
全くないため、クロストークは完全に除去されることに
なる。従って、このようにグルーブ部2のID部3にお
けるマーク検出は、前述したようなグルーブ溝5のとぎ
れではなくピットからなるグルーブマーク10に対応さ
せているため、ランドトラッキング又はグルーブトラッ
キングに関係なくクロストーク量を軽減させることがで
きる。
【0039】次に、請求項6記載の発明の一実施例を図
8に基づいて説明する。なお、請求項1〜5記載の発明
と同一部分についての説明は省略し、その同一部分につ
いては同一符号を用いる。
8に基づいて説明する。なお、請求項1〜5記載の発明
と同一部分についての説明は省略し、その同一部分につ
いては同一符号を用いる。
【0040】本実施例では、前述した請求項5記載の光
情報記録媒体、すなわち、グルーブ部2のID部3のみ
グルーブ溝5がなくかつそのID部3にランド部1の位
置情報とは異なる独立した位置情報として記録されるピ
ットからなるグルーブマーク10が形成された光情報記
録媒体を用いて、この光情報記録媒体に情報の記録や再
生を行う光情報記録再生装置のトラッキング方式に特徴
を持たせたものである。図8は、光情報記録再生装置の
制御系を示すものである。光ディスク11には、光ピッ
クアップ部12が近接して配置され、この光ピックアッ
プ部12からのの出力信号はマトリックス回路13に送
られる。このマトリックス回路13は、トラッキング補
正手段としてのトラッキング補正回路14に接続され、
このトラッキング補正回路14からの出力信号は光ピッ
クアップ部12に送られる。前記トラッキング補正回路
14内には、トラックエラー信号Trを生成するトラッ
クエラー信号生成回路15と、そのトラックエラー信号
Trが送られるサーボ回路16と、本実施例の主要部の
構成をなす位置情報部トラッキング制御手段としてのI
D部検出回路17とが設けられている。この場合、ID
部検出回路17は、グルーブ部2におけるID部3のト
ラッキングの際、グルーブ溝5のないID部3の直前で
トラッキング補正回路14をホールドさせ、ID部3の
トラッキング終了後にトラッキング補正回路14を通常
動作に復帰させる。
情報記録媒体、すなわち、グルーブ部2のID部3のみ
グルーブ溝5がなくかつそのID部3にランド部1の位
置情報とは異なる独立した位置情報として記録されるピ
ットからなるグルーブマーク10が形成された光情報記
録媒体を用いて、この光情報記録媒体に情報の記録や再
生を行う光情報記録再生装置のトラッキング方式に特徴
を持たせたものである。図8は、光情報記録再生装置の
制御系を示すものである。光ディスク11には、光ピッ
クアップ部12が近接して配置され、この光ピックアッ
プ部12からのの出力信号はマトリックス回路13に送
られる。このマトリックス回路13は、トラッキング補
正手段としてのトラッキング補正回路14に接続され、
このトラッキング補正回路14からの出力信号は光ピッ
クアップ部12に送られる。前記トラッキング補正回路
14内には、トラックエラー信号Trを生成するトラッ
クエラー信号生成回路15と、そのトラックエラー信号
Trが送られるサーボ回路16と、本実施例の主要部の
構成をなす位置情報部トラッキング制御手段としてのI
D部検出回路17とが設けられている。この場合、ID
部検出回路17は、グルーブ部2におけるID部3のト
ラッキングの際、グルーブ溝5のないID部3の直前で
トラッキング補正回路14をホールドさせ、ID部3の
トラッキング終了後にトラッキング補正回路14を通常
動作に復帰させる。
【0041】このような構成において、まず、通常動作
の場合、光ディスク11から反射された光を光ピックア
ップ部12で検出した後、その検出された信号はマトリ
ックス回路13で演算され、その出力信号はトラックエ
ラー信号生成回路15に送られ、これによりトラックエ
ラー信号Trが生成される。このトラックエラー信号T
rはサーボ回路16に送られることによって、そのサー
ボ回路16は光ピックアップ部12を光ディスク11の
トラックを中心にしてトラッキング制御する。
の場合、光ディスク11から反射された光を光ピックア
ップ部12で検出した後、その検出された信号はマトリ
ックス回路13で演算され、その出力信号はトラックエ
ラー信号生成回路15に送られ、これによりトラックエ
ラー信号Trが生成される。このトラックエラー信号T
rはサーボ回路16に送られることによって、そのサー
ボ回路16は光ピックアップ部12を光ディスク11の
トラックを中心にしてトラッキング制御する。
【0042】また、光ディスク11をトラッキング中に
グルーブ溝5がないID部3に接近した時、ID部検出
回路17からホールド信号hがサーボ回路16に出力さ
れる。これにより、サーボ回路16は、新たに入力され
るトラックエラー信号Trに影響されることなく、ID
部3の領域に進入する前の光ピックアップ部12の制御
状態を継続する。その後、ID部3を通過して再びデー
タ部をトラッキングするようになると、ホールド信号h
は解除され、これによりサーボ回路16は入力される最
新のトラックエラー信号Trに基づいて光ピックアップ
部12の制御を再開する。
グルーブ溝5がないID部3に接近した時、ID部検出
回路17からホールド信号hがサーボ回路16に出力さ
れる。これにより、サーボ回路16は、新たに入力され
るトラックエラー信号Trに影響されることなく、ID
部3の領域に進入する前の光ピックアップ部12の制御
状態を継続する。その後、ID部3を通過して再びデー
タ部をトラッキングするようになると、ホールド信号h
は解除され、これによりサーボ回路16は入力される最
新のトラックエラー信号Trに基づいて光ピックアップ
部12の制御を再開する。
【0043】上述したように、ID部検出回路17を設
け、グルーブ溝5がなくなるID部3に進入する直前で
トラッキング補正回路14をホールドしているため、I
D部3内に進入してトラックエラー信号Trがなくなる
ことによる走査乱れに対してもトラッキング補正回路1
4が追従することがなくなり、これにより常に安定した
動作を行わせることができる。また、ID部3の検出終
了後もトラッキング動作を速やかに復帰させることがで
きる。
け、グルーブ溝5がなくなるID部3に進入する直前で
トラッキング補正回路14をホールドしているため、I
D部3内に進入してトラックエラー信号Trがなくなる
ことによる走査乱れに対してもトラッキング補正回路1
4が追従することがなくなり、これにより常に安定した
動作を行わせることができる。また、ID部3の検出終
了後もトラッキング動作を速やかに復帰させることがで
きる。
【0044】次に、請求項7記載の発明の一実施例を図
9〜図15に基づいて説明する。なお、請求項1〜6記
載の発明と同一部分についての説明は省略し、その同一
部分については同一符号を用いる。
9〜図15に基づいて説明する。なお、請求項1〜6記
載の発明と同一部分についての説明は省略し、その同一
部分については同一符号を用いる。
【0045】図9は光ディスクの断面形状を示すもので
あり、ID部3内のランド部1のランド面を基準とし
て、グルーブ部2のグルーブ面を+dの深さとした時、
−eの深さの平面に位置情報として記録される深さgの
グルーブマーク6を形成した。また、図10(a)は図
9の光ディスクに対応する平面形状を示すものである。
この深さgは、ここでは、g=d+eとおく。図10
(b)は図10(a)のトラッキング位置に対応した出
力状態を示すものである。なお、必ずしもこのような条
件に限るものではなく、g>d+eの条件等に設定して
もよい。そこで、以下、グルーブマーク6を深さgの条
件に設定した理由について述べる。
あり、ID部3内のランド部1のランド面を基準とし
て、グルーブ部2のグルーブ面を+dの深さとした時、
−eの深さの平面に位置情報として記録される深さgの
グルーブマーク6を形成した。また、図10(a)は図
9の光ディスクに対応する平面形状を示すものである。
この深さgは、ここでは、g=d+eとおく。図10
(b)は図10(a)のトラッキング位置に対応した出
力状態を示すものである。なお、必ずしもこのような条
件に限るものではなく、g>d+eの条件等に設定して
もよい。そこで、以下、グルーブマーク6を深さgの条
件に設定した理由について述べる。
【0046】今、ランド面をM、ランドマーク面をP、
グルーブ面(ID部マーク無しグルーブ面)をKとす
る。図12に示すM〜K間の深さdは、通常の場合、図
11に示す溝深さによるトラックエラー信号の強度が最
大となる深さλ/8nの近傍に形成されており、グルー
ブ溝5がある時(反射光量:大)と、グルーブマーク6
で溝がなくなった時(反射光量:最大)とのコントラス
トがはっきりしない。λはレーザの波長、nは基板の屈
折率を示す。一方、図13に示すM〜P間の(ランドで
のピット深さ)深さd+l(エル)は、通常の場合、図
11に示す溝深さによる反射光量の強度が最低となりマ
ーク有無のコントラストがはっきりするλ/4nの近傍
に形成されている。従って、このような理由から、グル
ーブマーク6の深さgは、図12のような形状よりも、
コントラストが大きくなる図13のような形状の方が望
ましい。
グルーブ面(ID部マーク無しグルーブ面)をKとす
る。図12に示すM〜K間の深さdは、通常の場合、図
11に示す溝深さによるトラックエラー信号の強度が最
大となる深さλ/8nの近傍に形成されており、グルー
ブ溝5がある時(反射光量:大)と、グルーブマーク6
で溝がなくなった時(反射光量:最大)とのコントラス
トがはっきりしない。λはレーザの波長、nは基板の屈
折率を示す。一方、図13に示すM〜P間の(ランドで
のピット深さ)深さd+l(エル)は、通常の場合、図
11に示す溝深さによる反射光量の強度が最低となりマ
ーク有無のコントラストがはっきりするλ/4nの近傍
に形成されている。従って、このような理由から、グル
ーブマーク6の深さgは、図12のような形状よりも、
コントラストが大きくなる図13のような形状の方が望
ましい。
【0047】そこで、本実施例におけるID部3におけ
るグルーブマーク6の形状としては、ランド面Mよりも
さらに深さeだけ深い平面Nにそのクルーブマーク6を
形成する。この場合、マーク深さとしては、2d(N〜
K間の深さ)がよいが、もちろんこのような深さに限る
ものではない。従って、このようにグルーブマーク6の
形状を、従来のλ/8nよりも深いλ/4n近傍の深さ
とすることにより、マーク有無のコントラストをはっき
りさせることができ、これにより検出感度を高め誤検出
を少なくすることができる。
るグルーブマーク6の形状としては、ランド面Mよりも
さらに深さeだけ深い平面Nにそのクルーブマーク6を
形成する。この場合、マーク深さとしては、2d(N〜
K間の深さ)がよいが、もちろんこのような深さに限る
ものではない。従って、このようにグルーブマーク6の
形状を、従来のλ/8nよりも深いλ/4n近傍の深さ
とすることにより、マーク有無のコントラストをはっき
りさせることができ、これにより検出感度を高め誤検出
を少なくすることができる。
【0048】また、図15は、本実施例によるグルーブ
マーク6と従来の構造におけるグルーブマークとにおけ
るランド部1をトラッキングした際のクロストークの影
響を比較して示したものである。ランド部1をトラッキ
ングした際、グルーブ部2に漏れる光スポットaの範囲
ではグルーブマーク6の有無でランド面を基準として+
d,−eの違いはあるが、マーク有無での位相差絶対
値、すなわち、干渉量はほぼ等しくなるため反射光量は
あまり変わらずグルーブマーク6がないように見える。
これにより、ランド部1をトラッキングした際における
グルーブ部2からの反射光量を小さくすることができる
ため、クロストークKaの量を従来に比べて抑えること
ができる。
マーク6と従来の構造におけるグルーブマークとにおけ
るランド部1をトラッキングした際のクロストークの影
響を比較して示したものである。ランド部1をトラッキ
ングした際、グルーブ部2に漏れる光スポットaの範囲
ではグルーブマーク6の有無でランド面を基準として+
d,−eの違いはあるが、マーク有無での位相差絶対
値、すなわち、干渉量はほぼ等しくなるため反射光量は
あまり変わらずグルーブマーク6がないように見える。
これにより、ランド部1をトラッキングした際における
グルーブ部2からの反射光量を小さくすることができる
ため、クロストークKaの量を従来に比べて抑えること
ができる。
【0049】次に、請求項8記載の発明の一実施例を図
16に基づいて説明する。なお、請求項1〜7記載の発
明と同一部分についての説明は省略し、その同一部分に
ついては同一符号を用いる。
16に基づいて説明する。なお、請求項1〜7記載の発
明と同一部分についての説明は省略し、その同一部分に
ついては同一符号を用いる。
【0050】前述した請求項7記載の発明では、ID部
3におけるランドマーク4とグルーブマーク6とのマー
ク形状は、図13,図14に示すようにほぼ同一の形状
となっている。そこで、本実施例では、グルーブマーク
6の反射光量がランドマーク4の反射光量と等しくなる
ように、グルーブマーク6及びその平面Nの幅、深さ等
の形状を設定したものである。具体例として、グルーブ
マーク6の平面Nの幅=ランド部4の幅とし、その平面
Nの深さ=−d(M面基準)とし、また、グルーブマー
ク6の幅=ランドマーク4の幅、グルーブマーク6の深
さ(N面基準)=グルーブマーク無しの深さ(K面)、
d=λ/8nに設定する。図16(a)は、本実施例の
ランドマーク4及びグルーブマーク6の反射光量を示す
ものであり、しかも、この図は従来のランドマーク4の
反射光量を示すものでもある。一方、図16(b)は、
従来のグルーブマーク6の反射光量を示すものである。
3におけるランドマーク4とグルーブマーク6とのマー
ク形状は、図13,図14に示すようにほぼ同一の形状
となっている。そこで、本実施例では、グルーブマーク
6の反射光量がランドマーク4の反射光量と等しくなる
ように、グルーブマーク6及びその平面Nの幅、深さ等
の形状を設定したものである。具体例として、グルーブ
マーク6の平面Nの幅=ランド部4の幅とし、その平面
Nの深さ=−d(M面基準)とし、また、グルーブマー
ク6の幅=ランドマーク4の幅、グルーブマーク6の深
さ(N面基準)=グルーブマーク無しの深さ(K面)、
d=λ/8nに設定する。図16(a)は、本実施例の
ランドマーク4及びグルーブマーク6の反射光量を示す
ものであり、しかも、この図は従来のランドマーク4の
反射光量を示すものでもある。一方、図16(b)は、
従来のグルーブマーク6の反射光量を示すものである。
【0051】このようにランドマーク4からの反射光量
とグルーブマーク6からの反射光量とを等しくとり、し
かも、マーク有無の反射光量によるコントラストを大き
くとることによって、ランド部1とグルーブ部2とにお
いて再生方式を変えることなく、正確な位置情報を再生
することができる。
とグルーブマーク6からの反射光量とを等しくとり、し
かも、マーク有無の反射光量によるコントラストを大き
くとることによって、ランド部1とグルーブ部2とにお
いて再生方式を変えることなく、正確な位置情報を再生
することができる。
【0052】次に、請求項9記載の発明の一実施例を図
16及び図17に基づいて説明する。なお、請求項1〜
8記載の発明と同一部分についての説明は省略し、その
同一部分については同一符号を用いる。
16及び図17に基づいて説明する。なお、請求項1〜
8記載の発明と同一部分についての説明は省略し、その
同一部分については同一符号を用いる。
【0053】本実施例では、前述した請求項7記載のグ
ルーブマーク6の深さ形状を変えた光ディスク(第一の
光情報記録媒体)又は前述した請求項8記載のランドマ
ーク4とグルーブマーク6との反射光量を等しくした光
ディスク(第二の光情報記録媒体)を用いて、情報の記
録、再生を行う光情報記録再生において、前記光ディス
クのID部3内で記録されたランドマーク4やグルーブ
マーク6を、ランド部1とグルーブ部2とで等しく検出
するマーク検出手段(図示せず)を設けたことに特徴が
ある。
ルーブマーク6の深さ形状を変えた光ディスク(第一の
光情報記録媒体)又は前述した請求項8記載のランドマ
ーク4とグルーブマーク6との反射光量を等しくした光
ディスク(第二の光情報記録媒体)を用いて、情報の記
録、再生を行う光情報記録再生において、前記光ディス
クのID部3内で記録されたランドマーク4やグルーブ
マーク6を、ランド部1とグルーブ部2とで等しく検出
するマーク検出手段(図示せず)を設けたことに特徴が
ある。
【0054】図17(a)は、本実施例で用いる光ディ
スクの表面形状を示すものであり、図17(b)は従来
の光ディスクの表面形状を示すものである。この場合、
図17(b)の従来の光ディスクにおけるランド部1の
反射光量は図16(a)となり、その従来の光ディスク
におけるグルーブ部2の反射光量は図16(b)とな
り、これにより、ランド部1とグルーブ部2とで反射光
量を検出するには再生回路の極性を変える必要があっ
た。そこで、本実施例では、図17(a)の光ディスク
におけるランド部1とグルーブ部2における反射光量は
図16(a)の反射光量と同一になることを利用して、
ランド部1及びグルーブ部2におけるマーク検出手段と
しての再生回路を等しくすることにより、従来のように
再生回路の極性を変える必要がなくなる。このように同
一の再生回路を用いることにより、回路構成を単純化さ
せることができると共に、低コスト化を図ることができ
る。
スクの表面形状を示すものであり、図17(b)は従来
の光ディスクの表面形状を示すものである。この場合、
図17(b)の従来の光ディスクにおけるランド部1の
反射光量は図16(a)となり、その従来の光ディスク
におけるグルーブ部2の反射光量は図16(b)とな
り、これにより、ランド部1とグルーブ部2とで反射光
量を検出するには再生回路の極性を変える必要があっ
た。そこで、本実施例では、図17(a)の光ディスク
におけるランド部1とグルーブ部2における反射光量は
図16(a)の反射光量と同一になることを利用して、
ランド部1及びグルーブ部2におけるマーク検出手段と
しての再生回路を等しくすることにより、従来のように
再生回路の極性を変える必要がなくなる。このように同
一の再生回路を用いることにより、回路構成を単純化さ
せることができると共に、低コスト化を図ることができ
る。
【0055】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、スパイラル状若
しくは同心円状に形成されたランド部及びグルーブ部を
有し、前記ランド部の位置情報部に位置情報として記録
されるピットからなるランドマークを形成し、前記グル
ーブ部の位置情報部に前記ランド部の位置情報とは異な
る独立した位置情報として記録されるグルーブ溝間のと
ぎれからなるグルーブマークを形成したので、ランド部
及びグルーブ部の位置情報部にそれぞれ独立した書換え
不可能な位置情報を高密度な状態で同一記録媒体内に得
ることができ、しかも、その高密度な記録媒体の位置情
報を正確に保ち、信頼性の高い記録媒体を得ることがで
きる。また、これにより、従来のような位置情報の読込
みのためのランド記録専用の記録媒体からグルーブ記録
専用の記録媒体への移動が不要となり、所望とする記録
再生位置へのアクセス速度を速めることができるもので
ある。
しくは同心円状に形成されたランド部及びグルーブ部を
有し、前記ランド部の位置情報部に位置情報として記録
されるピットからなるランドマークを形成し、前記グル
ーブ部の位置情報部に前記ランド部の位置情報とは異な
る独立した位置情報として記録されるグルーブ溝間のと
ぎれからなるグルーブマークを形成したので、ランド部
及びグルーブ部の位置情報部にそれぞれ独立した書換え
不可能な位置情報を高密度な状態で同一記録媒体内に得
ることができ、しかも、その高密度な記録媒体の位置情
報を正確に保ち、信頼性の高い記録媒体を得ることがで
きる。また、これにより、従来のような位置情報の読込
みのためのランド記録専用の記録媒体からグルーブ記録
専用の記録媒体への移動が不要となり、所望とする記録
再生位置へのアクセス速度を速めることができるもので
ある。
【0056】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明においては、ランド部の位置情報部に形成されたラン
ドマークのトラック方向の長さと、グルーブ部の位置情
報部に形成されたグルーブマークのトラック方向の長さ
とを異ならせたので、ランド&グルーブ記録方式で記録
再生条件が等しい場合には、クロストークの大きいグル
ーブ部におけるマーク有無による影響を小さくとること
ができ、また、その記録再生条件が異なる場合には、フ
ィルタを用いてクロストークを除去することができ、こ
れにより、ランド部及びグルーブ部の双方に独立して記
録されている位置情報部を正確に再生することができる
ものである。
明においては、ランド部の位置情報部に形成されたラン
ドマークのトラック方向の長さと、グルーブ部の位置情
報部に形成されたグルーブマークのトラック方向の長さ
とを異ならせたので、ランド&グルーブ記録方式で記録
再生条件が等しい場合には、クロストークの大きいグル
ーブ部におけるマーク有無による影響を小さくとること
ができ、また、その記録再生条件が異なる場合には、フ
ィルタを用いてクロストークを除去することができ、こ
れにより、ランド部及びグルーブ部の双方に独立して記
録されている位置情報部を正確に再生することができる
ものである。
【0057】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明においては、少なくともランド部の位置情報部のラン
ド幅をグルーブ部の位置情報部のグルーブ溝幅よりも大
きく形成したので、ランド部のトラッキング時における
グルーブマークによるクロストーク量を小さくすること
ができ、これによりランド部及びグルーブ部の双方に独
立して記録されている位置情報部を正確に再生すること
ができるものである。
明においては、少なくともランド部の位置情報部のラン
ド幅をグルーブ部の位置情報部のグルーブ溝幅よりも大
きく形成したので、ランド部のトラッキング時における
グルーブマークによるクロストーク量を小さくすること
ができ、これによりランド部及びグルーブ部の双方に独
立して記録されている位置情報部を正確に再生すること
ができるものである。
【0058】請求項4記載の発明は、スパイラル状若し
くは同心円状に形成されたランド部及びグルーブ部を有
し、前記ランド部の位置情報部に位置情報として記録さ
れるピットからなるランドマークを形成し、前記グルー
ブ部の位置情報部に前記ランド部の位置情報とは異なる
独立した位置情報が記録されるグルーブ溝幅の変化によ
ってなるグルーブマークを形成したので、グルーブ部の
位置情報部におけるマーク検出の有無をグルーブ溝幅の
変化に対応させることにより、ランド部のトラッキング
時のグルーブマークによるクロストーク量を小さくとる
ことができ、これによりランド部及びグルーブ部の双方
に独立して記録されている位置情報部を正確に再生する
ことができるものである。
くは同心円状に形成されたランド部及びグルーブ部を有
し、前記ランド部の位置情報部に位置情報として記録さ
れるピットからなるランドマークを形成し、前記グルー
ブ部の位置情報部に前記ランド部の位置情報とは異なる
独立した位置情報が記録されるグルーブ溝幅の変化によ
ってなるグルーブマークを形成したので、グルーブ部の
位置情報部におけるマーク検出の有無をグルーブ溝幅の
変化に対応させることにより、ランド部のトラッキング
時のグルーブマークによるクロストーク量を小さくとる
ことができ、これによりランド部及びグルーブ部の双方
に独立して記録されている位置情報部を正確に再生する
ことができるものである。
【0059】請求項5記載の発明は、スパイラル状若し
くは同心円状に形成されたランド部及びグルーブ部を有
し、前記ランド部の位置情報部に位置情報として記録さ
れるピットからなるランドマークを形成し、前記グルー
ブ部の位置情報部のみグルーブ溝をなくしかつその位置
情報部に前記ランド部の位置情報とは異なる独立した位
置情報として記録されるピットからなるグルーブマーク
を形成したので、このようにグルーブ部の位置情報部に
おけるマーク検出の有無をグルーブ溝のとぎれではなく
ピットの有無に対応させることにより、ランドトラッキ
ング又はグルーブトラッキングに関係なくクロストーク
量を小さくすることができ、しかも、これによりランド
部とグルーブ部とで再生方式も等しくとることができる
ものである。
くは同心円状に形成されたランド部及びグルーブ部を有
し、前記ランド部の位置情報部に位置情報として記録さ
れるピットからなるランドマークを形成し、前記グルー
ブ部の位置情報部のみグルーブ溝をなくしかつその位置
情報部に前記ランド部の位置情報とは異なる独立した位
置情報として記録されるピットからなるグルーブマーク
を形成したので、このようにグルーブ部の位置情報部に
おけるマーク検出の有無をグルーブ溝のとぎれではなく
ピットの有無に対応させることにより、ランドトラッキ
ング又はグルーブトラッキングに関係なくクロストーク
量を小さくすることができ、しかも、これによりランド
部とグルーブ部とで再生方式も等しくとることができる
ものである。
【0060】請求項6記載の発明は、スパイラル状若し
くは同心円状に形成されたランド部及びグルーブ部を有
し、前記ランド部の位置情報部に位置情報として記録さ
れるピットからなるランドマークが形成され、前記グル
ーブ部の位置情報部のみグルーブ溝をなくしかつその位
置情報部に前記ランド部の位置情報とは異なる独立した
位置情報として記録されるピットからなるグルーブマー
クが形成された光情報記録媒体を用い、この光情報記録
媒体に情報の記録や再生を行う光情報記録再生装置にお
いて、前記位置情報部のトラッキングの際、グルーブ溝
のない前記位置情報部の直前でトラッキング補正手段を
ホールドさせ、前記位置情報部のトラッキング終了後に
前記トラッキング補正手段を通常動作に復帰させる位置
情報部トラッキング制御手段を設けたので、グルーブ溝
がなくなる位置情報部に進入する直前でトラッキング補
正手段をホールドすることにより、その位置情報部に進
入してトラックエラー信号がなくなることによる走査乱
れに対してもトラッキング補正手段が追従することがな
くなり常に安定した動作を行わせることができ、また、
位置情報部の検出終了後もトラッキング動作を速やかに
復帰させることができるものである。
くは同心円状に形成されたランド部及びグルーブ部を有
し、前記ランド部の位置情報部に位置情報として記録さ
れるピットからなるランドマークが形成され、前記グル
ーブ部の位置情報部のみグルーブ溝をなくしかつその位
置情報部に前記ランド部の位置情報とは異なる独立した
位置情報として記録されるピットからなるグルーブマー
クが形成された光情報記録媒体を用い、この光情報記録
媒体に情報の記録や再生を行う光情報記録再生装置にお
いて、前記位置情報部のトラッキングの際、グルーブ溝
のない前記位置情報部の直前でトラッキング補正手段を
ホールドさせ、前記位置情報部のトラッキング終了後に
前記トラッキング補正手段を通常動作に復帰させる位置
情報部トラッキング制御手段を設けたので、グルーブ溝
がなくなる位置情報部に進入する直前でトラッキング補
正手段をホールドすることにより、その位置情報部に進
入してトラックエラー信号がなくなることによる走査乱
れに対してもトラッキング補正手段が追従することがな
くなり常に安定した動作を行わせることができ、また、
位置情報部の検出終了後もトラッキング動作を速やかに
復帰させることができるものである。
【0061】請求項7記載の発明は、スパイラル状若し
くは同心円状に形成され各々独立で情報を記録すること
が可能なランド部及びグルーブ部を有し、位置情報部内
の前記ランド部のランド面を基準として、前記グルーブ
部のグルーブ面を+dの深さとした時、−eの深さの平
面に位置情報として記録される深さgのグルーブマーク
が形成された光情報記録媒体を設けたので、このように
グルーブ部におけるグルーブマークの形状を特種な形状
とすることにより、グルーブマーク有無のコンントラス
トをはっきりさせることができ、また、隣接するランド
部へのクロストークを非常に小さくすることができるも
のである。
くは同心円状に形成され各々独立で情報を記録すること
が可能なランド部及びグルーブ部を有し、位置情報部内
の前記ランド部のランド面を基準として、前記グルーブ
部のグルーブ面を+dの深さとした時、−eの深さの平
面に位置情報として記録される深さgのグルーブマーク
が形成された光情報記録媒体を設けたので、このように
グルーブ部におけるグルーブマークの形状を特種な形状
とすることにより、グルーブマーク有無のコンントラス
トをはっきりさせることができ、また、隣接するランド
部へのクロストークを非常に小さくすることができるも
のである。
【0062】請求項8記載の発明は、請求項7記載の発
明において、位置情報部内に形成されるグルーブマーク
を、その位置情報部内に形成されるランドマークの反射
光量と等しい反射光量を得る形状として形成したので、
ランド部とグルーブ部との位置情報部における反射光量
を等しくしていることから、ランド部とグルーブ部との
位置情報部における再生方式を変えることなく位置情報
を正確に再生することができるものである。
明において、位置情報部内に形成されるグルーブマーク
を、その位置情報部内に形成されるランドマークの反射
光量と等しい反射光量を得る形状として形成したので、
ランド部とグルーブ部との位置情報部における反射光量
を等しくしていることから、ランド部とグルーブ部との
位置情報部における再生方式を変えることなく位置情報
を正確に再生することができるものである。
【0063】請求項9記載の発明は、スパイラル状若し
くは同心円状に形成され各々独立で情報を記録すること
が可能なランド部及びグルーブ部を有し、前記位置情報
部内の前記ランド部のランド面を基準として、前記グル
ーブ部のグルーブ面を+dの深さとした時、−eの深さ
の平面に位置情報として記録される深さgのグルーブマ
ークが形成された第一の光情報記録媒体、若しくは、前
記位置情報部内に形成されるグルーブマークがその位置
情報部内に形成されるランドマークの反射光量と等しい
反射光量を得る形状からなる第二の光情報記録媒体を用
い、これら第一及び第二光情報記録媒体に情報の記録や
再生を行う光情報記録再生装置において、前記第一及び
第二光情報記録媒体の前記位置情報部内で記録されるマ
ークを前記ランド部と前記グルーブ部とで等しく検出す
るマーク検出手段を設けたので、ランド部とグルーブ部
との再生回路を同一とすることができ、これにより従来
のようにランド部とグルーブ部における再生回路の極性
を変える必要がなくなり、回路構成の簡略化を図り、安
価な装置を得ることができるものである。
くは同心円状に形成され各々独立で情報を記録すること
が可能なランド部及びグルーブ部を有し、前記位置情報
部内の前記ランド部のランド面を基準として、前記グル
ーブ部のグルーブ面を+dの深さとした時、−eの深さ
の平面に位置情報として記録される深さgのグルーブマ
ークが形成された第一の光情報記録媒体、若しくは、前
記位置情報部内に形成されるグルーブマークがその位置
情報部内に形成されるランドマークの反射光量と等しい
反射光量を得る形状からなる第二の光情報記録媒体を用
い、これら第一及び第二光情報記録媒体に情報の記録や
再生を行う光情報記録再生装置において、前記第一及び
第二光情報記録媒体の前記位置情報部内で記録されるマ
ークを前記ランド部と前記グルーブ部とで等しく検出す
るマーク検出手段を設けたので、ランド部とグルーブ部
との再生回路を同一とすることができ、これにより従来
のようにランド部とグルーブ部における再生回路の極性
を変える必要がなくなり、回路構成の簡略化を図り、安
価な装置を得ることができるものである。
【図1】請求項1記載の実施例である光情報記録媒体の
形状を示すものであり、(a)は位置情報部の平面図、
(b)は位置情報部の断面図である。
形状を示すものであり、(a)は位置情報部の平面図、
(b)は位置情報部の断面図である。
【図2】(a)はグルーブプリフォーマット専用の従来
の光情報記録媒体における位置情報部の断面図、(b)
はランドプリフォーマット専用の従来の光情報記録媒体
における位置情報部の断面図である。
の光情報記録媒体における位置情報部の断面図、(b)
はランドプリフォーマット専用の従来の光情報記録媒体
における位置情報部の断面図である。
【図3】請求項2記載の実施例である光情報記録媒体に
おける位置情報部の平面図である。
おける位置情報部の平面図である。
【図4】光情報記録媒体の位置情報部上をトラッキング
した際のクロストークの影響を示す平面図である。
した際のクロストークの影響を示す平面図である。
【図5】(a)は請求項3記載の実施例を示す位置情報
部の平面図、(b)は従来の位置情報部の平面図であ
る。
部の平面図、(b)は従来の位置情報部の平面図であ
る。
【図6】(a)は請求項4記載の実施例を示す位置情報
部におけるクロストークの影響を示す平面図、(b)は
従来の位置情報部におけるクロストークの影響を示す平
面図である。
部におけるクロストークの影響を示す平面図、(b)は
従来の位置情報部におけるクロストークの影響を示す平
面図である。
【図7】請求項5記載の実施例を示す光情報記録媒体を
示すものであり、(a)はその記録媒体の平面図、
(b)はその記録媒体の断面図である。
示すものであり、(a)はその記録媒体の平面図、
(b)はその記録媒体の断面図である。
【図8】請求項6記載の実施例である光情報記録再生装
置の構成を示すブロック図である。
置の構成を示すブロック図である。
【図9】請求項7記載の実施例である光情報記録媒体の
構成を示すものであり、(a)はデータ部における断面
図、(b)は位置情報部における断面図である。
構成を示すものであり、(a)はデータ部における断面
図、(b)は位置情報部における断面図である。
【図10】光情報記録媒体の表面形状及びそれに対応す
る領域の出力状態を示す模式図である。
る領域の出力状態を示す模式図である。
【図11】グルーブ溝深さに対する信号レベル及び反射
光量の様子を示す特性図である。
光量の様子を示す特性図である。
【図12】従来のグルーブ部における反射光量の様子を
示す模式図である。
示す模式図である。
【図13】ランド部における反射光量の様子を示す模式
図である。
図である。
【図14】グルーブ部における反射光量の様子を示す模
式図である。
式図である。
【図15】(a)はランド部をトラッキングした際のグ
ルーブ部からのクロストークの影響を示す模式図、
(b)は従来のグルーブマークの構成によるクロストー
クの影響を示す模式図である。
ルーブ部からのクロストークの影響を示す模式図、
(b)は従来のグルーブマークの構成によるクロストー
クの影響を示す模式図である。
【図16】(a)は請求項8,9記載の実施例であるラ
ンドマーク及びグルーブマークにおける反射光量の経時
変化の様子を示す模式図、(b)は従来のグルーブマー
クにおける反射光量の経時変化の様子を示す模式図であ
る。
ンドマーク及びグルーブマークにおける反射光量の経時
変化の様子を示す模式図、(b)は従来のグルーブマー
クにおける反射光量の経時変化の様子を示す模式図であ
る。
【図17】(a)は請求項9記載の実施例である光情報
記録媒体の位置情報部の形状を示す斜視図、(b)は従
来の光情報記録媒体の位置情報部の形状を示す斜視図で
ある。
記録媒体の位置情報部の形状を示す斜視図、(b)は従
来の光情報記録媒体の位置情報部の形状を示す斜視図で
ある。
1 ランド部 2 グルーブ部 3 位置情報部 4 ランドマーク 5 グルーブ溝 6,10 グルーブマーク 14 トラッキング補正手段 17 位置情報部トラッキング制御手段
Claims (9)
- 【請求項1】 スパイラル状若しくは同心円状に形成さ
れたランド部及びグルーブ部を有し、前記ランド部の位
置情報部に位置情報として記録されるピットからなるラ
ンドマークを形成し、前記グルーブ部の位置情報部に前
記ランド部の位置情報とは異なる独立した位置情報とし
て記録されるグルーブ溝間のとぎれからなるグルーブマ
ークを形成したことを特徴とする光情報記録媒体。 - 【請求項2】 ランド部の位置情報部に形成されたラン
ドマークのトラック方向の長さと、グルーブ部の位置情
報部に形成されたグルーブマークのトラック方向の長さ
とを異ならせたことを特徴とする請求項1記載の光情報
記録媒体。 - 【請求項3】 少なくともランド部の位置情報部のラン
ド幅をグルーブ部の位置情報部のグルーブ溝幅よりも大
きく形成したことを特徴とする請求項1記載の光情報記
録媒体。 - 【請求項4】 スパイラル状若しくは同心円状に形成さ
れたランド部及びグルーブ部を有し、前記ランド部の位
置情報部に位置情報として記録されるピットからなるラ
ンドマークを形成し、前記グルーブ部の位置情報部に前
記ランド部の位置情報とは異なる独立した位置情報が記
録されるグルーブ溝幅の変化によってなるグルーブマー
クを形成したことを特徴とする光情報記録媒体。 - 【請求項5】 スパイラル状若しくは同心円状に形成さ
れたランド部及びグルーブ部を有し、前記ランド部の位
置情報部に位置情報として記録されるピットからなるラ
ンドマークを形成し、前記グルーブ部の位置情報部のみ
グルーブ溝をなくしかつその位置情報部に前記ランド部
の位置情報とは異なる独立した位置情報として記録され
るピットからなるグルーブマークを形成したことを特徴
とする光情報記録媒体。 - 【請求項6】 スパイラル状若しくは同心円状に形成さ
れたランド部及びグルーブ部を有し、前記ランド部の位
置情報部に位置情報として記録されるピットからなるラ
ンドマークが形成され、前記グルーブ部の位置情報部の
みグルーブ溝をなくしかつその位置情報部に前記ランド
部の位置情報とは異なる独立した位置情報として記録さ
れるピットからなるグルーブマークが形成された光情報
記録媒体を用い、この光情報記録媒体に情報の記録や再
生を行う光情報記録再生装置において、前記位置情報部
のトラッキングの際、グルーブ溝のない前記位置情報部
の直前でトラッキング補正手段をホールドさせ、前記位
置情報部のトラッキング終了後に前記トラッキング補正
手段を通常動作に復帰させる位置情報部トラッキング制
御手段を設けたことを特徴とする光情報記録再生装置。 - 【請求項7】 スパイラル状若しくは同心円状に形成さ
れ各々独立で情報を記録することが可能なランド部及び
グルーブ部を有し、位置情報部内の前記ランド部のラン
ド面を基準として、前記グルーブ部のグルーブ面を+d
の深さとした時、−eの深さの平面に位置情報として記
録される深さgのグルーブマークを形成したことを特徴
とする光情報記録媒体。 - 【請求項8】 位置情報部内に形成されるグルーブマー
クは、その位置情報部内に形成されるランドマークの反
射光量と等しい反射光量を得る形状として形成されてい
ることを特徴とする請求項7記載の光情報記録媒体。 - 【請求項9】 スパイラル状若しくは同心円状に形成さ
れ各々独立で情報を記録することが可能なランド部及び
グルーブ部を有し、前記位置情報部内の前記ランド部の
ランド面を基準として、前記グルーブ部のグルーブ面を
+dの深さとした時、−eの深さの平面に位置情報とし
て記録される深さgのグルーブマークが形成された第一
の光情報記録媒体、若しくは、前記位置情報部内に形成
されるグルーブマークがその位置情報部内に形成される
ランドマークの反射光量と等しい反射光量を得る形状か
らなる第二の光情報記録媒体を用い、これら第一及び第
二光情報記録媒体に情報の記録や再生を行う光情報記録
再生装置において、前記第一及び第二光情報記録媒体の
前記位置情報部内で記録されるマークを前記ランド部と
前記グルーブ部とで等しく検出するマーク検出手段を設
けたことを特徴とする光情報記録再生装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5189762A JPH0744872A (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 光情報記録媒体及び光情報記録再生装置 |
US08/281,472 US5602823A (en) | 1993-07-30 | 1994-07-27 | Optical recording medium having pre-formatted patterns arrange by shifting phases |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5189762A JPH0744872A (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 光情報記録媒体及び光情報記録再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0744872A true JPH0744872A (ja) | 1995-02-14 |
Family
ID=16246760
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5189762A Pending JPH0744872A (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 光情報記録媒体及び光情報記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0744872A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0740290A2 (en) * | 1995-04-27 | 1996-10-30 | Nikon Corporation | Recording medium having first tracks and second tracks at different levels and with different recording formats |
EP0751504A2 (en) * | 1995-06-28 | 1997-01-02 | Nikon Corporation | Data reply device and method for replaying data using the data replay device |
-
1993
- 1993-07-30 JP JP5189762A patent/JPH0744872A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0740290A2 (en) * | 1995-04-27 | 1996-10-30 | Nikon Corporation | Recording medium having first tracks and second tracks at different levels and with different recording formats |
EP0740290A3 (en) * | 1995-04-27 | 1997-12-17 | Nikon Corporation | Recording medium having first tracks and second tracks at different levels and with different recording formats |
US5831964A (en) * | 1995-04-27 | 1998-11-03 | Nikon Corporation | Recording medium having first tracks and second tracks at different levels and with different recording formats |
EP0751504A2 (en) * | 1995-06-28 | 1997-01-02 | Nikon Corporation | Data reply device and method for replaying data using the data replay device |
EP0751504A3 (en) * | 1995-06-28 | 1998-02-11 | Nikon Corporation | Data reply device and method for replaying data using the data replay device |
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