JP3507154B2 - 情報記録再生方法 - Google Patents

情報記録再生方法

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JP3507154B2
JP3507154B2 JP29660994A JP29660994A JP3507154B2 JP 3507154 B2 JP3507154 B2 JP 3507154B2 JP 29660994 A JP29660994 A JP 29660994A JP 29660994 A JP29660994 A JP 29660994A JP 3507154 B2 JP3507154 B2 JP 3507154B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気ディスク等の光
記録媒体に情報を記録、再生する情報記録再生方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光学的に情報を記録、あるいは記
録情報を再生する装置としては、予め情報が記録された
再生専用の記録媒体の再生を行うもの、記録膜を熱で開
口して情報ピットを記録する追記型のもの、垂直磁化膜
の磁化の方向を変えて情報ピットを記録する書き換え型
のものなどがある。図14はそのうち書き換え型の光磁
気ディスク装置を示した図である。
【0003】図14において、1は情報記録媒体である
ところの光磁気ディスク(以下、単にディスクと略す)
であり、図示しないスピンドルモータの駆動によって所
定の速度で回転する。ディスク1の上面にはバイアスマ
グネット2が配設され、下面にはディスク1に光ビーム
を照射したり、ディスク1からの反射光を検出したりす
るための光ヘッド14が設けられている。この光ヘッド
14の内部には光源の半導体レーザ3が設けられてお
り、この半導体レーザ3から射出されたレーザビームは
偏光ビームスプリッタ4、対物レンズ5を経由してディ
スク1に照射される。この照射の際には、半導体レーザ
3のレーザビームは対物レンズ5で集光され、ディスク
1上に微小光スポットとして結像される。
【0004】こうしてディスク1に照射された光の一部
はディスク面で反射され、再び対物レンズ5を通り、偏
光ビームスプリッタ4を透過して偏光ビームスプリッタ
6に入射する。この入射光は偏光ビームスプリッタ6で
S偏光成分とP偏光成分に分けられ、S、P偏光成分は
フォトダイオード7,8でそれぞれ受光されて電気信号
に変換される。フォトダイオード7,8は受光面が複数
に分割された多分割センサで構成され、このセンサ出力
を用いてサーボ制御が行われる。即ち、フォトダイオー
ド7の出力信号はプリアンプ9で、フォトダイオード8
の出力信号はプリアンプ10でそれぞれ増幅され、サー
ボ信号生成回路11ではプリアンプ9,10の出力信号
を用いて所定の信号処理を行うことで、フォーカスエラ
ー信号及びトラッキングエラー信号が生成される。サー
ボ制御回路(図示せず)では、これらのフォーカスエラ
ー信号、トラッキングエラー信号をもとにディスク1に
照射された光スポットのフォーカス制御とトラッキング
制御が行われる。
【0005】また、プリアンプ9,10の出力信号は加
算器12で加算され、ディスク1上に凹凸のピットで記
録されたプリフォーマット信号が再生される。得られた
プリフォーマット信号は信号処理回路(図示せず)に送
られ、ディスク1のアドレスの検出などが行われる。更
に、プリアンプ9,10の出力信号は減算器13で減算
され、ディスク1に垂直磁化のピットによって記録され
た情報がMO信号として再生される。この信号も信号処
理回路に送られ、所定の信号処理を行うことでデータの
再生が行われる。また、ディスク1に情報を記録する場
合は、バイアスマグネット2からディスク1に磁界が印
加され、光ヘッド14から半導体レーザ3のレーザビー
ムが照射される。このとき、磁界またはレーザビームの
いずれか一方を情報信号に応じて変調することで、ディ
スク1の記録層(垂直磁化膜)が情報信号に応じて上向
きまたは下向きに配向し、一連の情報が磁化方向の異な
る情報ピットとして記録される。
【0006】ところで、ディスク1にソリがあった場合
は、対物レンズ5から照射されるレーザビームの光軸が
ディスク1に対して垂直にならず、ディスク面に対して
傾きを生じる。しかし、このように傾きを生じると、デ
ィスク1上に集点を結ぶ光スポットは収差によって大き
くなるので、情報を再生している場合は、隣のトラック
にまで広がってしまい、再生信号に隣のトラックからの
クロストークが混入してしまう。図15にこのようなデ
ィスク1のソリの様子を示している。図15(a)はデ
ィスク1の外周側が下方に傾いている状態、図15
(b)はディスク1の外周側が上方に傾いている状態を
示している。図15(a)のようにディスク1が傾いて
いる場合は、サイドスポットがトラックの外周側に生
じ、再生信号に外周側のトラックからのクロストークが
混入する。また、図15(b)のようにディスク1が傾
いている場合は、サイドスポットがトラックの内周側に
生じるので、再生信号に内周側のトラックからのクロス
トークが混入してしまう。
【0007】そこで、このようなディスク1の傾きによ
って生じる隣接トラックからのクロストークを防ぐに
は、ディスク1自身のソリ(チルト)を小さく抑える、
ディスク1のチルトを検出し、それに合わせてレーザビ
ームの光軸の傾きを制御する(チルトサーボ)などの方
法がある。しかし、ディスク1自身のソリを抑えるとし
ても、光磁気ディスクの場合、ISO規格でチルトの値
が130mm、650MBのMOでは5mrad以下と
決められているので、それよりもソリを小さく抑えるこ
とは困難である。
【0008】また、今後ディスク1の情報の高密度化を
実現するためには、対物レンズの開口(NA)を大きく
して光スポット径を小さくする必要があるが、NAが大
きくなるとディスクに許容できるチルト量は小さくなる
という関係があり、更にディスク1の生産性を考慮する
と、チルトの規格を更に小さくするには限界がある。従
って、ディスクのソリを抑えられない場合は、チルトサ
ーボによる方法を採用するしかない。特に、このような
チルトサーボはディスクの直径が30cmと大きく、デ
ィスクのチルトを抑えるのが困難なレーザディスク装置
に既に採用されている。
【0009】図16は従来のチルトサーボにおけるチル
ト検出装置を示した図である。図中20はチルトの検出
対象のディスク、21はディスク20のチルトを検出す
るチルトセンサである。チルトセンサ21はディスク2
0に光を投光する発光ダイオード22(LED)、この
発光ダイオード20の両側にあってディスク1からの反
射光を検出するフォトダイオード23,24から構成さ
れている。フォトダイオード23,24の受光信号はオ
ペアンプ25で差動増幅され、その出力信号がチルト検
出信号として出力される。ここで、図16のようにディ
スク20にソリがなく、レーザビームの光軸がディスク
面に対して垂直である場合は、2つのフォトダイオード
23,24の受光信号は同じとなるので、オペアンプ2
5のチルト検出信号は0となり、チルトは0であること
が検出される。また、例えば図17のようにディスク2
0が傾いている場合は、2つのフォトダイオード23,
24の受光信号に差が生じ、オペアンプ25からディス
ク20のチルトに応じたチルト検出信号が出力される。
【0010】図18はこのようなチルト検出装置を用い
てチルトサーボを行うディスク装置の概略構成を示した
図である。図18において、26はディスク20にレー
ザビームを照射する光ヘッドであり、この光ヘッド26
上にチルトセンサ21が設けられている。また、光ヘッ
ド26はレーザビームの光軸が傾けられるように構成さ
れている。チルトセンサ21の出力信号はチルト検出回
路27に送られ、チルト検出回路27ではディスク20
の傾きに応じたチルト検出信号を出力する。チルトサー
ボ回路28ではチルト検出信号に応じて光ヘッド26の
傾きを制御し、光ヘッド26のレーザビームの光軸がデ
ィスク面に対して常に垂直になるようにチルトサーボを
行う。このようにチルトサーボを行うことにより、ディ
スク面の光スポットが隣接トラックにかかることがなく
なるので、信号処理回路29で情報を再生する場合は、
隣接トラックからのクロストークの影響が少なくなり、
高品位の再生信号を得ることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のチルト検出装置では、ディスクのチルトを検出する
ための特殊なチルトセンサを必要とし、しかもチルトセ
ンサを光ヘッド上に設けなければならない。そのため、
チルトセンサの部品としてコストがかかるばかりでな
く、例えば光磁気ディスク装置などのように高速シーク
を要求される装置でチルトセンサを用いてチルトサーボ
を行う場合は、光ヘッド上にチルトセンサを固定する必
要があるので、光ヘッドの重量が増加し、シーク時間が
遅くなるという問題があった。また、チルトセンサを光
ヘッド上に固定する場合は、ディスクとチルトセンサ
(光ヘッド)が平行なときにチルトセンサの出力が0と
なるように調整する必要があるので、調整のために時間
がかかるという問題があった。
【0012】 本発明は、上記従来の問題点に鑑みなさ
れたもので、その目的はチルトセンサを必要とすること
なく、記録媒体のチルトを検出できる情報記録再生方法
を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、予めア
ドレス情報がプリフォーマットされた複数のトラックを
有する光記録媒体上を光ヘッドによって走査し、前記媒
体に情報の記録および再生を行なう情報記録再生方法
おいて、前記媒体は、半径方向に複数のゾーンに分割さ
れ、同一のゾーン内ではアドレス情報が半径方向に並ん
でプリフォーマットされ、且つ、ゾーン間ではアドレス
情報がプリフォーマットされた位置が異なっており、前
記光ヘッドによって各ゾーンの境界に位置するトラック
を再生することによって前記アドレス情報のプリフォー
マット信号の外周方向及び内周方向からの漏れ込みレベ
ルを検出し、これらを比較することによって前記媒体の
チルト量を検出することを特徴とする情報記録再生方法
によって達成される。また、本発明の目的は、予めアド
レス情報がプリフォーマットされた複数のトラックを有
する光記録媒体上を光ヘッドによって走査し、前記媒体
に情報の記録および再生を行なう情報記録再生方法にお
いて、前記各々のトラックは、アドレス情報が周方向の
異なる位置にプリフォーマットされており、前記光ヘッ
ドによって任意のトラックから信号を読み出すと同時に
前記アドレス情報のプリフォーマット信号の外周方向及
び内周方向からの漏れ込みレベルを検出し、これらを比
較することによって前記媒体のチルト量を検出すること
を特徴とする情報記録再生方法によって達成される。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。図1は本発明に係る情報記録再生装
の一実施例を示した図である。図1において、100
は情報記録媒体であるところの光磁気ディスク(以下、
ディスクという)であり、図示しないスピンドルモータ
の駆動によって所定の速度で回転する。ディスク100
の下面には光ヘッド101が設けられ、ディスク100
に記録、再生用の光ビームを照射する。光ヘッド101
は図14の光ヘッド14と内部の構成は同じであるが、
本実施例では光ヘッド101を傾けるためのモータを含
む機構が設けられており、この機構によって光ヘッド1
01を傾けることにより、ディスク100への光ビーム
の光軸が常時ディスク面に対して垂直になるようにチル
トサーボを行うように構成されている。ディスク100
の上面には、バイアスマグネット(図示せず)が設けら
れている。
【0019】光ヘッド101からの差信号及び和信号は
信号処理回路102に送られ、信号処理回路102では
それらの信号をもとにディスク100のアドレスを再生
したり、記録データを再生したりするようになってい
る。差信号は図14の減算器13の出力信号(MO信
号)、和信号は加算器12の出力信号(プリフォーマッ
ト信号)のことであり、図1ではこれらの回路を省略し
ている。また、図1では図14に示したサーボ信号生成
回路11が設けられており、サーボ制御回路(図示せ
ず)では、得られたフォーカスエラー信号、トラッキン
グエラー信号をもとにフォーカス制御とトラッキング制
御が行われる。
【0020】チルト検出回路103は光ヘッド101か
らの和信号をもとにディスク100のチルトを検出する
回路である。チルト検出回路103のチルトの検出方法
については詳しく後述する。チルト検出回路103のチ
ルト検出信号はチルトサーボ回路104に送られ、チル
トサーボ回路104ではチルト検出信号に応じて光ヘッ
ド駆動用モータ(図示せず)を制御することで、チルト
検出回路103のチルト検出信号が0となるように光ヘ
ッド101を傾ける。このようにして常時ディスク10
0に対して光ヘッド101の光ビームの光軸が垂直にな
るようにチルトサーボが行われる。
【0021】次に、チルト検出回路103の参考例につ
いて説明する。まず、本参考例ではディスク100がプ
リフォーマット信号を持っており、このプリフォーマッ
ト信号はアドレスマークを含み、かつマークエッジ記録
方式で記録されているものとする。また、このアドレス
マークは比較的長いマークをもっているものとする。こ
れは、今後情報の高密度化のためにマークエッジ記録を
行う場合に、一般的なフォーマットである。更に、この
参考例は、プリフォーマット信号が半径方向に揃ってい
るようなディスク100のチルトの検出を行う例であ
る。
【0022】図2はこのようなディスク100のプリフ
ォーマット信号を再生したときの再生信号を示した図で
ある。図2(c)は全体の再生信号であり、この中にプ
リフォーマット信号の再生信号を示している。プリフォ
ーマット信号の中のは1番目のID(アドレスデー
タ)、は2番目のIDを示しており、ここではディス
ク100にIDが2つ繰り返し記録されている。図2
(a)はを拡大、図2(b)はを拡大した図であ
り、各々先頭にアドレスマーク(AM)が記録され、そ
の後にIDパターンが記録されている。ここで、プリフ
ォーマット信号は先に述べたようにマークエッジ記録
(NRZI形式)で記録されているので、アドレス情報
を示すデータの中の1の数が奇数個か偶数個かによっ
て、の1番目のIDパターンのハイレベル、ローレベ
ルと、の2番目のIDパターンのハイレベル、ローレ
ベルが一致する場合と反転する場合がある。
【0023】図2は一致する場合を示したもので、ID
パターンの1の数が偶数である場合は、図2のように1
番目のIDパターンと2番目のIDパターンのハイレベ
ル、ローレベルが一致している。一方、IDパターンの
1の数が奇数である場合は、図3に示すように1番目、
2番目のIDパターンのハイレベル、ローレベルは反転
することになる。図3においても、図3(c)は全体の
再生信号であり、その中にプリフォーマット信号の再生
信号を示している。また、図3(a)はその中のの1
番目のIDを拡大、図3(b)はの2番目のIDを拡
大して示している。
【0024】ここで、再生しているトラックのプリフォ
ーマット信号が図2のようなIDパターンであるとし、
その両側に隣接するトラックのプリフォーマット信号が
図2と図3のIDパターンであるとすると、図4のよう
なプリフォーマット信号の配置となる。図4において、
nトラックは現在再生しているトラックであり、図2の
ようなプリフォーマット信号をもっている。これに隣接
するn−1トラックはnトラックと同様に2番目のID
が反転しないプリフォーマット信号であり、もう一方の
隣接トラックn+1は図3のような2番目のIDが反転
するプリフォーマット信号をもっている。なお、図4で
はn−1トラックが内周側、n+1トラックが外周側で
ある。このような状態において、nトラックに光スポッ
トを走査して情報を再生し、このときディスク100の
傾きによって光スポットが収差を生じ、n+1トラック
からのクロストークを強く受けるとする。
【0025】図5はこのときのnトラックに光スポット
を走査して得られた再生信号を示している。図5(c)
はプリフォーマット信号の再生信号、図5(a)はその
中のの1番目のIDパターンを拡大、図5(b)は
の2番目のIDパターンを拡大して示している。ここ
で、2つのIDの先頭位置のアドレスマークに注目する
と、図5(a)の1番目のIDのアドレスマークのレベ
ルに変化はないが、図5(b)の2番目のIDのアドレ
スマークのレベルがΔxだけ低下していることがわか
る。これは、1番目のIDはnトラックとn−1トラッ
クはどちらもIDパターンが同じであるのに対し、2番
目のIDはn+1トラックのIDパターンが反転してお
り、n+1トラックからのクロストークを強く受けるの
で、図5(b)のようにnトラックの2番目のIDパタ
ーンの長いアドレスマークのレベルが低下しているので
ある。従って、このレベルの低下分はn+1トラックか
らのクロストークであるので、ディスク100の外周方
向からのクロストークとしてホールドしておく。
【0026】一方、ディスク100の内周方向からのク
ロストークを検出する場合は、図6に示すようにmトラ
ックのプリフォーマット信号に対し、m−1トラックの
プリフォーマット信号の2番目のIDパターンは反転、
m+1トラックのプリフォーマット信号の2番目のID
パターンは反転しないというトラックのプリフォーマッ
ト信号の位置関係を見つけてmトラックを再生すること
で内周方向からのクロストークを検出する。つまり、図
4とは反対にmトラックの外周側に2番目のIDパター
ンが反転していないm+1トラックが隣接し、内周側に
2番目のIDパターンが反転しているm−1トラックが
隣接しているような条件でmトラックを再生することに
より、内周側からのクロストークを検出する。なお、図
6においても、m−1トラックが内周側、m+1トラッ
クが外周側である。従って、このような条件でmトラッ
クに光スポットを走査して再生すると、m−1トラック
からのクロストークを受けるので、図5のように2番目
のIDパターンのアドレスマークのレベルが低下する。
このレベルの低下はm−1トラックからのクロストーク
であるので、ディスク100の内周方向からのクロスト
ークとしてホールドしておく。
【0027】ここで、ディスク100の外周方向、及び
内周方向からのクロストークとディスク100の傾きの
関係についてみると、図15(a)のようにディスクが
傾いている場合は、外周側からのクロストークが大きく
なり、図15(b)のようにディスクが傾いている場合
は、内周側からのクロストークが大きくなる。そしてデ
ィスクが全く傾いていない場合は、外周側からのクロス
トークと内周側からのクロストークは同じとなり、この
状態を維持すれば、光ビームの光軸を常にディスク面に
垂直に保つことができる。従って、外周側からのクロス
トークと内周側からのクロストークの差によってディス
ク100のチルトを表わすことができ、チルト検出回路
103では外周側及び内周側のクロストークの差をチル
ト検出量として出力し、チルトサーボ回路104ではチ
ルト検出量が0となるように光ヘッド101を傾けるこ
とによってチルトサーボを行う。
【0028】図7は本参考例のチルト検出、チルトサー
ボの動作を示した図である。チルト検出回路103では
前述のように図4のnトラックを再生して外周側からの
クロストークΔxn を測定、ホールドし、図6のmトラ
ックを再生して内周側からのクロストークΔxm を測
定、ホールドする。次いで、チルト検出回路103では
Δxn −Δxm を算出し、得られた値をチルト検出量と
してチルトサーボ回路104に出力する。チルトサーボ
回路104では光ヘッド101を駆動するモータを制御
し、チルト検出量が0となるように光ヘッド101を傾
けることでチルトサーボを行う。こうしてディスク10
0の傾きに応じて光ヘッド101の傾きが制御され、光
ヘッド101からの光ビームの光軸はディスク面に対し
て常時垂直に維持される。
【0029】このように本参考例では、チルトサーボの
働きによって光スポットは常にトラックの中央を走査す
るので、情報を記録する場合は、情報ピットをトラック
の中央に記録でき、情報を再生する場合は、隣接トラッ
クからのクロストークの影響を小さくでき、再生信号の
品位を高めることができる。また、本参考例では、クロ
ストークのレベル差によってディスクのチルトを検出す
るので、チルトセンサのような特殊なセンサを必要とせ
ず、チルトセンサのディスクに対する調整を必要とせ
ず、しかもチルトセンサを用いた場合のようにチルトセ
ンサとディスクの傾きを間接的に検出するのではなく、
再生信号に含まれるクロストーク量から直接チルトを検
出するので、チルトセンサを用いた場合に比べて正確に
ディスクのチルトを検出することができる。更に、光ヘ
ッド上にチルトセンサを設ける必要がなく、光ヘッドの
重量が増加することがないので、光磁気ディスク装置の
ように高速シークが要求される装置に好適に使用するこ
とができる。従って、このようなチルト検出装置を情報
記録再生装置に用いることにより、煩雑な調整が不要で
あるばかりでなく、チルトセンサのない分小型で、しか
もチルトセンサを用いた場合よりも正確にチルトサーボ
を行え、更に光ヘッドの高速シークの情報記録再生装置
を実現することができる。
【0030】なお、図4や図6のようにプリフォーマッ
ト信号が配置されたトラックは、同一ディスク上にいく
つか存在するので、例えばディスク交換時や通常の情報
再生時など一方のクロストークを検出したらその値をホ
ールドし、もう一方のクロストークを検出したら両方の
クロストークの差を出力してチルトサーボを行えばよ
い。また、図4、図6のようなクロストークの検出位置
は再生しているアドレスから計算して見つけてもよい
が、ディスクのフォーマットは予めわかっているので、
その位置を決めておいて装置のコントロール部(図示せ
ず)のメモリに格納しておき、再生している位置がクロ
ストーク検出点になったらクロストークを検出してチル
トサーボを行うのが望ましい。
【0031】次に、チルト検出回路103の第1実施例
について説明する。この実施例は、ディスク100がゾ
ーンCAV方式にフォーマットされている場合のチルト
を検出する例である。図8はこのようなゾーンCAV方
式のフォーマットのディスクを示した図で、ディスク1
00は半径方向に複数のゾーンに分割されている。ま
た、こうしたゾーンCAVフォーマットのディスクとし
ては、130mm,MOの1.3GB、90mm、MO
の230MBなどの規格があり、いずれの場合も図8の
ように同じゾーン内ではプリフォーマット信号の半径方
向の位置は揃っているが、ゾーンごとに1トラック中の
プリフォーマット信号の数が変わっているので、ゾーン
ごとにプリフォーマット信号の半径方向の位置がずれて
いる。そこで、このようなゾーンCAVフォーマットの
ディスクのチルトを検出するには、ゾーン境界のプリフ
ォーマット信号がずれている2つのトラックを再生し、
互いに隣のトラックからのプリフォーマット信号のクロ
ストークを測定することによってディスク100のチル
トを検出する。
【0032】具体的に説明すると、まず図8に示すよう
にYゾーンの最外周のaトラックに光スポットを走査し
てaトラックを再生する。図8の矢印は光スポットの走
査方向を示している。図9(a)はこのときのaトラッ
クの再生信号であり、始めはY+1ゾーンの最内周のb
トラックからのプリフォーマット信号のクロストークΔ
bが検出され、その後にaトラックのプリフォーマット
信号が再生される。従って、aトラックを再生すること
によって外周方向からのクロストークΔbを検出でき、
得られたクロストークの値をホールドしておく。次に、
図8に示すようにY+1ゾーンの最内周のbトラックに
光スポットを走査してbトラックを再生する。図9
(b)はこのときのbトラックの再生信号を示してい
る。bトラックを再生する場合は、図8のように光スポ
ットが先にプリフォーマット信号を走査するので、図9
(b)のように最初にbトラックのプリフォーマット信
号が再生され、その後にYゾーンのaトラックからのプ
リフォーマット信号のクロストークΔaが現われる。こ
うして内周方向からのプリフォーマット信号のクロスト
ークを検出することができる。もちろん、得られたクロ
ストークの値はホールドしておく。従って、ΔaとΔb
の差によってディスク100のチルトを検出でき、この
チルト量が0となるように光ヘッド101を傾けること
によってチルトサーボを行う。
【0033】図10は本実施例のチルト検出、チルトサ
ーボの動作を示した図である。図1のチルト検出回路1
03では前述のようにゾーン境界のaトラックとbトラ
ックを再生し、各々隣接トラックからのプリフォーマッ
ト信号のクロストークΔb、Δaを測定し、ホールドす
る。次いで、チルト検出回路103ではΔaとΔbの差
を算出し、Δa−Δbの値をチルト検出量としてチルト
サーボ回路104へ出力する。チルトサーボ回路104
ではチルト検出信号が0となるように光ヘッド101を
傾けることでチルトサーボを行う。そして、このように
チルトサーボを行うことにより、ディスクの傾きによら
ず、光ヘッド101からの光ビームの光軸を常時ディス
ク面に対して垂直に維持することができる。このように
本実施例においても、上述の参考例と全く同様にチルト
センサを用いることなく、ディスクのチルトを検出で
き、それによって小型で、しかも正確にチルトを検出で
き、更に高速シークの情報記録再生装置を提供すること
ができる。
【0034】次に、チルト検出回路103の第2実施例
について説明する。この実施例は、ディスク100のプ
リフォーマット信号の半径方向の位置が揃っていない場
合のチルトを検出する例である。図11にこのようなデ
ィスクを示しており、各トラックのプリフォーマット信
号は半径方向に一定量づつずれて配置されている。そこ
で、このようなディスク100のチルトを検出するに
は、いずれか1つのトラックを再生し、それに隣接する
両側のトラックからのプリフォーマット信号のクロスト
ークを検出する。ここでは、図11のnトラックを再生
するものとし、nトラックに光スポットを矢印方向に走
査してnトラックの再生を行う。図12(b)、(c)
はこのときのnトラックの再生信号を示した図で、最初
に外周側のn+1トラックからのプリフォーマット信号
のクロストークΔaが現われ、その後にnトラックのプ
リフォーマット信号が再生され、更にその後に内周側の
n−1トラックからのプリフォーマット信号のクロスト
ークΔbが現われている。
【0035】ここで、n+1トラックからのクロストー
クが大きい場合は、図12(b)のようにΔaが大きく
なり、n−1トラックからのクロストークが大きい場合
は、図12(c)のようにΔbが大きくなる。従って、
外周側及び内周側トラックからのプリフォーマット信号
のクロストークΔa、Δbを検出し、ΔaとΔbの差に
よってディスク100のチルトを検出することができ
る。そして、ΔaとΔbの差が0となるように、光ヘッ
ド101を傾けることによってチルトサーボを行う。図
12(a)はこのようにΔaとΔbの差が0となったと
きのnトラックの再生信号を示している。つまり、チル
トサーボが働いている場合は、図12(a)のように両
側のトラックからのクロストークは同じとなる。
【0036】図13は本実施例のチルト検出、チルトサ
ーボの動作を示した図である。チルト検出回路103で
は図13のように所定のトラックを再生し、それに隣接
する外周側及び内周側トラックからのプリフォーマット
信号のクロストークΔa、Δbを測定し、ホールドす
る。チルト検出回路103はΔaとΔbの差を算出し、
Δa−Δbの値をチルト検出量として出力する。チルト
サーボ回路104では、チルトサーボ検出回路103の
出力が0となるように光ヘッド101を傾けてチルトサ
ーボを行う。本実施例においても、上記参考例や第1実
施例と全く同様にチルトサーボセンサを要することな
く、ディスク100のチルトを検出でき、それを用いる
ことによって、小型で、より正確にチルトサーボを行
え、更に高速シークの情報記録再生装置を提供すること
ができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、
リフォーマット領域の位置がゾーン毎に異なる媒体を用
い、ゾーンの境界でクロストークを検出することによ
り、或いはプリフォーマット領域がトラック毎に異なる
媒体を用い、任意のトラックでクロストークを検出する
ことにより、プリフォーマット領域に記録される情報の
並びや変調方式に制限を与えることなく、更に、専用の
チルトセンサを必要とすることなく、プリフォーマット
信号の発現タイミングの相違を利用することで簡単に媒
体のチルト量を検出することができる。従って、チルト
センサがない分小型で、製造が容易となり、かつ従来に
比べて正確にチルトサーボを行うことができ、更に光ヘ
ッド上にチルトセンサを設ける必要がないので、光ヘッ
ドを高速でシークすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報記録再生装置の一実施例を示
した構成図である。
【図2】図1のチルト検出回路の参考例に用いるプリフ
ォーマット信号を説明するための図である。
【図3】図1のチルト検出回路の参考例に用いるプリフ
ォーマット信号を説明するための図である。
【図4】図1のチルト検出回路の参考例における外周方
向からのクロストークを検出するときのプリフォーマッ
ト信号の位置関係を示した図である。
【図5】図4の位置関係でnトラックを再生したときの
プリフォーマット信号の再生信号を示した図である。
【図6】図1のチルト検出回路の参考例における内周方
向からのクロストークを検出するときのプリフォーマッ
ト信号の位置関係を示した図である。
【図7】図1のチルト検出回路の参考例におけるチルト
検出動作及びチルトサーボ動作を説明するための図であ
る。
【図8】チルト検出回路の第1実施例におけるチルト検
出対象のゾーンCAVフォーマットのプリフォーマット
信号の配置状態を示した図である。
【図9】図8のゾーンCAVフォーマットのディスクに
おけるゾーン境界のプリフォーマット信号を再生したと
きの再生信号を示した図である。
【図10】チルト検出回路の第1実施例におけるチルト
検出動作及びチルトサーボ動作を説明するための図であ
る。
【図11】チルト検出回路の第2実施例におけるチルト
検出対象のディスクのプリフォーマット信号の配置状態
を示した図である。
【図12】図11のディスクのプリフォーマット信号を
再生したときの再生信号を示した図である。
【図13】チルト検出回路の第2実施例におけるチルト
検出動作及びチルトサーボ動作を説明するための図であ
る。
【図14】従来例の光磁気ディスク装置の構成を示した
図である。
【図15】ディスクが傾いたときの再生光スポットの広
がりの様子を示した図である。
【図16】従来例のチルト検出装置を示した図である。
【図17】図16のチルト検出装置のチルト検出方法を
説明するための図である。
【図18】従来のチルトセンサを用いたディスク装置を
示した図である。
【符号の説明】
100 光磁気ディスク 101 光ヘッド 102 信号処理回路 103 チルト検出回路 104 チルトサーボ回路 n,n−1,n+1 トラック m,m−1,m+1 トラック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/09 - 7/10 G11B 7/007 G11B 20/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予めアドレス情報がプリフォーマットさ
    れた複数のトラックを有する光記録媒体上を光ヘッドに
    よって走査し、前記媒体に情報の記録および再生を行な
    う情報記録再生方法において、前記媒体は、半径方向に
    複数のゾーンに分割され、同一のゾーン内ではアドレス
    情報が半径方向に並んでプリフォーマットされ、且つ、
    ゾーン間ではアドレス情報がプリフォーマットされた位
    置が異なっており、前記光ヘッドによって各ゾーンの境
    界に位置するトラックを再生することによって前記アド
    レス情報のプリフォーマット信号の外周方向及び内周方
    向からの漏れ込みレベルを検出し、これらを比較するこ
    とによって前記媒体のチルト量を検出することを特徴と
    する情報記録再生方法
  2. 【請求項2】 予めアドレス情報がプリフォーマットさ
    れた複数のトラックを有する光記録媒体上を光ヘッドに
    よって走査し、前記媒体に情報の記録および再生を行な
    う情報記録再生方法において、前記各々のトラックは、
    アドレス情報が周方向の異なる位置にプリフォーマット
    されており、前記光ヘッドによって任意のトラックから
    信号を読み出すと同時に前記アドレス情報のプリフォー
    マット信号の外周方向及び内周方向からの漏れ込みレベ
    ルを検出し、これらを比較することによって前記媒体の
    チルト量を検出することを特徴とする情報記録再生
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