JPH08190446A - マイクロコンピュータのバックアップ方式 - Google Patents
マイクロコンピュータのバックアップ方式Info
- Publication number
- JPH08190446A JPH08190446A JP7002403A JP240395A JPH08190446A JP H08190446 A JPH08190446 A JP H08190446A JP 7002403 A JP7002403 A JP 7002403A JP 240395 A JP240395 A JP 240395A JP H08190446 A JPH08190446 A JP H08190446A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reset
- microcomputer
- ram
- stop mode
- oscillation stop
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【構成】機器組込型のマイクロコンピュータシステムに
おいて、電源バックアップ手段と、電源電圧低下検出手
段と、ソフトウェアによるRAM保持状態の発振停止モ
ードと、電源電圧復帰による発振停止モードからの解除
手段とを備え、リセット端子をローアクティブとし、か
つリセット入力の閾値VinをRAM保持電圧及び発振
停止モード保持電圧より高く設定することにより、CR
リセットを可能とし、リセット回路のリーク電流を少な
くする。 【効果】マイクロコンピュータのリセット回路のコスト
を大幅に低減することが可能となる。また、RAM内容
の保持時間を大幅に延長することが可能となる。
おいて、電源バックアップ手段と、電源電圧低下検出手
段と、ソフトウェアによるRAM保持状態の発振停止モ
ードと、電源電圧復帰による発振停止モードからの解除
手段とを備え、リセット端子をローアクティブとし、か
つリセット入力の閾値VinをRAM保持電圧及び発振
停止モード保持電圧より高く設定することにより、CR
リセットを可能とし、リセット回路のリーク電流を少な
くする。 【効果】マイクロコンピュータのリセット回路のコスト
を大幅に低減することが可能となる。また、RAM内容
の保持時間を大幅に延長することが可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンデンサでマイクロコ
ンピュータのRAMのバックアップシステムに関する。
ンピュータのRAMのバックアップシステムに関する。
【0002】本発明は、RAM,ROM及びI/Oポー
トを1チップ化した機器組込型のマイクロコンピュータ
システムに適用可能である。
トを1チップ化した機器組込型のマイクロコンピュータ
システムに適用可能である。
【0003】
【従来の技術】従来は、図6に示すような内部構成を持
つリセットICであるセイコー電子工業のC−MOS
ボルテージ ディテクタS−8052ALYのような専
用ICを使うのが一般的である。これは、電源電圧の低
下時と上昇時の検出にヒステリシスを持たせ確実なリセ
ット動作を行わせるものであるが、IC自体の消費電流
が約1μAとマイクロコンピュータの停止状態における
リーク電流の数nAに比べると圧倒的に大きく、バック
アップ時間の延長には大きな障害となっていた。また、
リセット入力の閾値Vinのばらつきを考慮してリセッ
ト電圧を高めに設定することも行われており、バックア
ップ時間には不利である。公告特許であるUSP 4,
634,904号のような技術を使用しても事情は変わ
らない。
つリセットICであるセイコー電子工業のC−MOS
ボルテージ ディテクタS−8052ALYのような専
用ICを使うのが一般的である。これは、電源電圧の低
下時と上昇時の検出にヒステリシスを持たせ確実なリセ
ット動作を行わせるものであるが、IC自体の消費電流
が約1μAとマイクロコンピュータの停止状態における
リーク電流の数nAに比べると圧倒的に大きく、バック
アップ時間の延長には大きな障害となっていた。また、
リセット入力の閾値Vinのばらつきを考慮してリセッ
ト電圧を高めに設定することも行われており、バックア
ップ時間には不利である。公告特許であるUSP 4,
634,904号のような技術を使用しても事情は変わ
らない。
【0004】また、従来のマイクロコンピュータのリセ
ット端子の入力閾値はRAM保持保証電圧よりも低く設
定されており、本発明の目的にはそぐわなかった。
ット端子の入力閾値はRAM保持保証電圧よりも低く設
定されており、本発明の目的にはそぐわなかった。
【0005】図1に従来のマイクロコンピュータのリセ
ット回路を使ったブロック図を示す。この場合、停電が
起きると図2に示すように電源電圧が低下して行く。即
ち、リセット端子の入力閾値電圧Viより電源電圧が下
がるとマイクロコンピュータにリセットが掛かり、マイ
クロコンピュータは発振を開始するため、消費電流が増
加し、急激に電圧が低下して行く。
ット回路を使ったブロック図を示す。この場合、停電が
起きると図2に示すように電源電圧が低下して行く。即
ち、リセット端子の入力閾値電圧Viより電源電圧が下
がるとマイクロコンピュータにリセットが掛かり、マイ
クロコンピュータは発振を開始するため、消費電流が増
加し、急激に電圧が低下して行く。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、リー
ク電流の少ないリセット回路でマイクロコンピュータの
RAMバックアップを確実に行いかつバックアップ時間
を延長し、回路コストを削減することにある。
ク電流の少ないリセット回路でマイクロコンピュータの
RAMバックアップを確実に行いかつバックアップ時間
を延長し、回路コストを削減することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】抵抗とコンデンサのみに
よるリセット回路により、リセット回路自体のリーク電
流を大幅に削減し、かつリセット入力の閾値VinをR
AM保持電圧及び発振停止モード保持電圧より高く設定
することにより、RAM破壊電圧以下まで電源電圧が下
がったらリセットが掛かるようにすることにより、いか
なる停電に対しても確実にRAMを保持し正常な動作を
保証できる。また、リセット後及び停電復帰後にRAM
の破壊テストを行うようにすることにより、RAM内容
の保持時間を大幅に延長するようなソフト構造を可能と
する。
よるリセット回路により、リセット回路自体のリーク電
流を大幅に削減し、かつリセット入力の閾値VinをR
AM保持電圧及び発振停止モード保持電圧より高く設定
することにより、RAM破壊電圧以下まで電源電圧が下
がったらリセットが掛かるようにすることにより、いか
なる停電に対しても確実にRAMを保持し正常な動作を
保証できる。また、リセット後及び停電復帰後にRAM
の破壊テストを行うようにすることにより、RAM内容
の保持時間を大幅に延長するようなソフト構造を可能と
する。
【0008】
【作用】本発明により、リセット回路の原価低減とRA
M内容の保持時間の延長を同時に達成することができ
る。
M内容の保持時間の延長を同時に達成することができ
る。
【0009】
【実施例】図1に従来のマイクロコンピュータのリセッ
ト回路を使ったブロック図を示す。この場合、停電が起
きると図2に示すように電源電圧が低下して行く。即
ち、リセット端子の入力閾値電圧Viより電源電圧が下
がるとマイクロコンピュータにリセットが掛かり、マイ
クロコンピュータは発振を開始するため、消費電流が増
加し、急激に電圧が低下して行く。本発明は、図3及び
図4のような構成にする。
ト回路を使ったブロック図を示す。この場合、停電が起
きると図2に示すように電源電圧が低下して行く。即
ち、リセット端子の入力閾値電圧Viより電源電圧が下
がるとマイクロコンピュータにリセットが掛かり、マイ
クロコンピュータは発振を開始するため、消費電流が増
加し、急激に電圧が低下して行く。本発明は、図3及び
図4のような構成にする。
【0010】先ず、リセット回路は図3に示すように抵
抗8とコンデンサ9によるリセット回路にする。こうす
ることにより、リセット回路自体のリーク電流はほとん
ど無視できる。また、交流の50/60Hzをマイクロ
コンピュータ7に取り込むために、電源トランス15に
特別の巻線17を設け、波形整形回路13によりパルス
入力としてPF端子に接続する。PF端子はマイクロコ
ンピュータの発振停止モードを解除する機能を持つ。マ
イクロコンピュータ8はこのパルス入力の有無を監視す
ることにより、停電を検知し、できるかぎり速やかに被
制御回路部14にたいする入出力端子を高インピーダン
ス状態に設定し、発振子10の発振を止めRAMバック
アップモードに入る。こうすることにより、バックアッ
プコンデンサ12からのリーク電流は最小に抑えること
ができる。図4にバックアップ中の放電経過を図示す
る。このマイクロコンピュータでは、リセット入力の閾
値ViをRAMの保持電圧VRAMより十分高く設定す
る。Viに達する前に電源が立ち上がった(イ)の場合
は、RAMの内容は破壊されずリセットも掛からず、マ
イクロコンピュータは正常動作に復帰出来る。電源電圧
が、RAMの保持電圧以下まで下がった後に復帰した
(ロ)の場合は、必ずリセットがかかるが、RAM内容
が必ず破壊されるとは限らない。そこで、図5に示すよ
うなソフト構造として、リセット後にRAMの内容をテ
ストするようにした後、破壊されていることを確認した
ときのみRAM内容を初期化するようにすることで、バ
ックアップ時間をさらに延長することが出来る。この中
間領域では、リセットが確実にかかることは保証出来な
いが、RAM内容が保持され、マイクロコンピュータの
発振停止モードを含む内部状態が保持されているので、
PF端子の立上りにより、発振停止モードが解除され正
常動作に復帰できる。もし、リセットが掛かった場合に
は(ロ)と同様の動作となり、正常動作に復帰出来る。
抗8とコンデンサ9によるリセット回路にする。こうす
ることにより、リセット回路自体のリーク電流はほとん
ど無視できる。また、交流の50/60Hzをマイクロ
コンピュータ7に取り込むために、電源トランス15に
特別の巻線17を設け、波形整形回路13によりパルス
入力としてPF端子に接続する。PF端子はマイクロコ
ンピュータの発振停止モードを解除する機能を持つ。マ
イクロコンピュータ8はこのパルス入力の有無を監視す
ることにより、停電を検知し、できるかぎり速やかに被
制御回路部14にたいする入出力端子を高インピーダン
ス状態に設定し、発振子10の発振を止めRAMバック
アップモードに入る。こうすることにより、バックアッ
プコンデンサ12からのリーク電流は最小に抑えること
ができる。図4にバックアップ中の放電経過を図示す
る。このマイクロコンピュータでは、リセット入力の閾
値ViをRAMの保持電圧VRAMより十分高く設定す
る。Viに達する前に電源が立ち上がった(イ)の場合
は、RAMの内容は破壊されずリセットも掛からず、マ
イクロコンピュータは正常動作に復帰出来る。電源電圧
が、RAMの保持電圧以下まで下がった後に復帰した
(ロ)の場合は、必ずリセットがかかるが、RAM内容
が必ず破壊されるとは限らない。そこで、図5に示すよ
うなソフト構造として、リセット後にRAMの内容をテ
ストするようにした後、破壊されていることを確認した
ときのみRAM内容を初期化するようにすることで、バ
ックアップ時間をさらに延長することが出来る。この中
間領域では、リセットが確実にかかることは保証出来な
いが、RAM内容が保持され、マイクロコンピュータの
発振停止モードを含む内部状態が保持されているので、
PF端子の立上りにより、発振停止モードが解除され正
常動作に復帰できる。もし、リセットが掛かった場合に
は(ロ)と同様の動作となり、正常動作に復帰出来る。
【0011】このように、いずれの場合にもマイクロコ
ンピュータは正常状態に復帰することが出来るのみなら
ず、RAMのバックアップ時間を大幅に延長することが
可能となる。
ンピュータは正常状態に復帰することが出来るのみなら
ず、RAMのバックアップ時間を大幅に延長することが
可能となる。
【0012】
【発明の効果】本発明によりマイクロコンピュータのリ
セット回路のコストを大幅に低減することが可能とな
る。また、RAM内容の保持時間を大幅に延長すること
が可能となる。
セット回路のコストを大幅に低減することが可能とな
る。また、RAM内容の保持時間を大幅に延長すること
が可能となる。
【図1】従来のマイクロコンピュータのリセット及びバ
ックアップ回路図。
ックアップ回路図。
【図2】従来の回路におけるリセット入力と放電状態を
示す特性図。
示す特性図。
【図3】本発明のリセット回路及び周辺回路を示す説明
図。
図。
【図4】本発明を適用した場合の停電及び復帰過程を示
すタイミングチャート。
すタイミングチャート。
【図5】本発明を適用した場合のソフト構造を示すフロ
ーチャート。
ーチャート。
【図6】公知技術におけるリセットICの内部回路図。
1…マイクロコンピュータ、 2…リセットIC、 3…発振子、 4…被制御回路、 5…バックアップコンデンサ、 6…逆流防止ダイオード。
Claims (2)
- 【請求項1】機器組込型のマイクロコンピュータシステ
ムにおいて、電源バックアップ手段と、電源電圧低下検
出手段と、ソフトウェアによるRAM保持状態の発振停
止モードと、電源電圧復帰による発振停止モードからの
解除手段とを備え、リセット端子をローアクティブと
し、かつリセット入力の閾値VinをRAM保持電圧及
び発振停止モード保持電圧より高く設定することによ
り、CRリセットを可能とし、リセット回路のリーク電
流を少なくすることを特徴とするマイクロコンピュータ
システム。 - 【請求項2】機器組込型のマイクロコンピュータシステ
ムにおいて、電源バックアップ手段と、電源電圧低下検
出手段と、ソフトウェアによるRAM保持状態の発振停
止モードと、電源電圧復帰による発振停止モードからの
解除手段とを備え、リセット端子をローアクティブと
し、かつリセット入力の閾値VinをRAM保持電圧及
び発振停止モード保持電圧より高く設定することによ
り、CRリセットを可能とし、リセットスタート時及び
発振停止モードからの解除時にメモリの内容の破壊テス
トをすることにより、リセット回路のリーク電流を少な
くするとともに、メモリバックアップ期間を延長するこ
とを可能としたマイクロコンピュータシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7002403A JPH08190446A (ja) | 1995-01-11 | 1995-01-11 | マイクロコンピュータのバックアップ方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7002403A JPH08190446A (ja) | 1995-01-11 | 1995-01-11 | マイクロコンピュータのバックアップ方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08190446A true JPH08190446A (ja) | 1996-07-23 |
Family
ID=11528284
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7002403A Pending JPH08190446A (ja) | 1995-01-11 | 1995-01-11 | マイクロコンピュータのバックアップ方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08190446A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001096030A (ja) * | 1999-09-29 | 2001-04-10 | Sankyo Kk | 遊技機 |
JP2001161911A (ja) * | 1999-12-09 | 2001-06-19 | Sankyo Kk | 遊技機 |
JP2001178888A (ja) * | 1999-12-24 | 2001-07-03 | Sankyo Kk | 遊技機 |
-
1995
- 1995-01-11 JP JP7002403A patent/JPH08190446A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001096030A (ja) * | 1999-09-29 | 2001-04-10 | Sankyo Kk | 遊技機 |
JP2001161911A (ja) * | 1999-12-09 | 2001-06-19 | Sankyo Kk | 遊技機 |
JP2001178888A (ja) * | 1999-12-24 | 2001-07-03 | Sankyo Kk | 遊技機 |
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